JPH0814439B2 - マルチ形空気調和機 - Google Patents
マルチ形空気調和機Info
- Publication number
- JPH0814439B2 JPH0814439B2 JP63248296A JP24829688A JPH0814439B2 JP H0814439 B2 JPH0814439 B2 JP H0814439B2 JP 63248296 A JP63248296 A JP 63248296A JP 24829688 A JP24829688 A JP 24829688A JP H0814439 B2 JPH0814439 B2 JP H0814439B2
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- JP
- Japan
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- heat exchanger
- temperature
- gas
- pipe
- liquid
- Prior art date
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- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は一台の室外ユニットに複数の室内ユニット
を接続して構成するマルチ形空気調和機に関するもので
ある。
を接続して構成するマルチ形空気調和機に関するもので
ある。
(従来の技術) 上記のようなマルチ形空気調和機の従来例としては、
後えば特開昭62−234436号公報記載の装置を挙げること
ができる。その装置は、室外ユニットに内装した圧縮機
の吐出配管と吸込配管とを四路切換弁に接続し、さらに
この四路切換弁の一方の接続ポートに順次室外熱交換機
と液管を、また他方の接続ポートにガス管をそれぞれ接
続し、そして上記ガス管の先端を4本のガス支管に、ま
た上記液管の先端を、それぞれ電動膨張弁の介設された
4本の液支管にそれぞれ分岐して、これらのガス支管と
液支管との間に、4台の室内ユニットにそれぞれ内装さ
れている各室内熱交換器を、連絡配管によって互いに並
列に接続する構成となされている。
後えば特開昭62−234436号公報記載の装置を挙げること
ができる。その装置は、室外ユニットに内装した圧縮機
の吐出配管と吸込配管とを四路切換弁に接続し、さらに
この四路切換弁の一方の接続ポートに順次室外熱交換機
と液管を、また他方の接続ポートにガス管をそれぞれ接
続し、そして上記ガス管の先端を4本のガス支管に、ま
た上記液管の先端を、それぞれ電動膨張弁の介設された
4本の液支管にそれぞれ分岐して、これらのガス支管と
液支管との間に、4台の室内ユニットにそれぞれ内装さ
れている各室内熱交換器を、連絡配管によって互いに並
列に接続する構成となされている。
(発明が解決しようとする課題) ところで上記室外ユニットと各室内ユニットとの接続
は、据付現地で連絡配管の装設工事を行うことによって
なされる訳であるが、このとき、上記ガス支管と液支管
との対によって構成される室外ユニット側の複数の配管
接続ポートと、各室内ユニットとの接続が誤ってなされ
た場合に、その確認作業に多大の労力を要するという問
題が生じている。ガス側と液側とでは互いに配管径が異
なるために、これらの間で混同を生ずる恐れはないもの
の、ガス側同士、また液側同士は同じ配管径の連絡配管
が用いられることから、室外ユニット側ではいずれの室
内ユニットからの連絡配管であるかを充分に確認でき
ず、このため、例えば第5図に示しているように、室内
ユニット51の各ガス側ポート52〜54と各液側ポート55〜
57との各対からなる3組の接続ポート58、59、60に、そ
れぞれA室、B室、C室に配置された各室内ユニット6
1、62、63の室内熱交換器64、65、66を接続する際に、
据付工事仕様では、図中破線で示すように、第1の接続
ポート58にA室の室内熱交換器64、第2の接続ポート59
にB室の室内熱交換器65、第3の接続ポート60にC室の
室内熱交換器66をそれぞれ接続するものであるにもかか
わらず、例えば図中実線で示しているように、A室の室
内熱交換器64は、第2接続ポート59のガス側ポート53と
第3接続ポート60の液側ポート57に接続される等の誤配
管を生じるのである。
は、据付現地で連絡配管の装設工事を行うことによって
なされる訳であるが、このとき、上記ガス支管と液支管
との対によって構成される室外ユニット側の複数の配管
接続ポートと、各室内ユニットとの接続が誤ってなされ
た場合に、その確認作業に多大の労力を要するという問
題が生じている。ガス側と液側とでは互いに配管径が異
なるために、これらの間で混同を生ずる恐れはないもの
の、ガス側同士、また液側同士は同じ配管径の連絡配管
が用いられることから、室外ユニット側ではいずれの室
内ユニットからの連絡配管であるかを充分に確認でき
ず、このため、例えば第5図に示しているように、室内
ユニット51の各ガス側ポート52〜54と各液側ポート55〜
57との各対からなる3組の接続ポート58、59、60に、そ
れぞれA室、B室、C室に配置された各室内ユニット6
1、62、63の室内熱交換器64、65、66を接続する際に、
据付工事仕様では、図中破線で示すように、第1の接続
ポート58にA室の室内熱交換器64、第2の接続ポート59
にB室の室内熱交換器65、第3の接続ポート60にC室の
室内熱交換器66をそれぞれ接続するものであるにもかか
わらず、例えば図中実線で示しているように、A室の室
内熱交換器64は、第2接続ポート59のガス側ポート53と
第3接続ポート60の液側ポート57に接続される等の誤配
管を生じるのである。
このような誤配管の状態で、例えばA室の室内ユニッ
ト61の運転スイッチのみをONにして冷房試運転を開始し
たときに、室外ユニット側では第1接続ポート58に通ず
る液支管に介設されている電動膨張弁を開弁して運転が
なされるものの、この電動膨張弁を通過した冷媒は上記
の室内ユニット61に供給されないために、A室での冷風
の吹出しが得られず、これにより誤配管を生じているこ
とが検知され、この場合には、温度低下を生じる他室の
室内熱交換器を調べて、液側連絡配管の接続状態を確認
することが必要となる。さらにこの液側連絡配管を正常
な接続状態に修正した後においても、室外ユニット側で
は第1接続ポートに通ずるガス支管で検出される蒸発後
の冷媒温度に基づいて上記の電動膨張弁の開度制御(過
熱度制御)を行うようになされており、このとき上記の
ガス支管にはA室からの冷媒の流通がなされないため
に、上記の過熱度制御が正常に行われず、これにより例
えば低圧異常を生じることとなる。この結果、いずれの
ガス支管で温度低下を生じているかをさらに調べて、ガ
ス側の連絡配管の修正を行うことが必要となる。このよ
うな各室毎の試運転を順次行いながら、室外側と各室内
側との運転状態の対応を調べていく確認作業にはかなり
の時間を必要とし、また多人数を必要とする作業になっ
ている。
ト61の運転スイッチのみをONにして冷房試運転を開始し
たときに、室外ユニット側では第1接続ポート58に通ず
る液支管に介設されている電動膨張弁を開弁して運転が
なされるものの、この電動膨張弁を通過した冷媒は上記
の室内ユニット61に供給されないために、A室での冷風
の吹出しが得られず、これにより誤配管を生じているこ
とが検知され、この場合には、温度低下を生じる他室の
室内熱交換器を調べて、液側連絡配管の接続状態を確認
することが必要となる。さらにこの液側連絡配管を正常
な接続状態に修正した後においても、室外ユニット側で
は第1接続ポートに通ずるガス支管で検出される蒸発後
の冷媒温度に基づいて上記の電動膨張弁の開度制御(過
熱度制御)を行うようになされており、このとき上記の
ガス支管にはA室からの冷媒の流通がなされないため
に、上記の過熱度制御が正常に行われず、これにより例
えば低圧異常を生じることとなる。この結果、いずれの
ガス支管で温度低下を生じているかをさらに調べて、ガ
ス側の連絡配管の修正を行うことが必要となる。このよ
うな各室毎の試運転を順次行いながら、室外側と各室内
側との運転状態の対応を調べていく確認作業にはかなり
の時間を必要とし、また多人数を必要とする作業になっ
ている。
この発明は上記に鑑みなされたものであって、その目
的は、上記のような誤配管に対する確認作業の作業性を
向上し得るマルチ形空気調和機を提供することにある。
的は、上記のような誤配管に対する確認作業の作業性を
向上し得るマルチ形空気調和機を提供することにある。
(課題を解決するための手段) そこでこの発明のマルチ形空気調和機は、第1図に示
すように、圧縮機1と、この圧縮機1の吐出側又は吸込
側の一方に接続される室外熱交換器7とを内装すると共
に、上記室外熱交換器7に一端が接続された液管11の他
端を、それぞれ開閉弁23の介設された複数の液支管17−
1〜17−4に、また上記圧縮機1の吐出側又は吸込側の
他方に一端が接続されるガス管6の他端を複数のガス支
管19−1〜19−4にそれぞれ分岐して構成した室外ユニ
ットXの上記液支管17−1〜17−4とガス支管19−1〜
19−4との間に、複数の室内ユニットA〜Dの各室内熱
交換器22をそれぞれ接続してなるマルチ形空気調和機で
あって、上記圧縮機1からの吐出冷媒を上記室外熱交換
器7と室内熱交換器22とに回流させる冷媒循環サイクル
時の上記各室内熱交換器22及び各ガス支管19−1〜19−
4の温度変化をそれぞれ検出する熱交換器温度検出手段
31とガス支管温度検出手段32とを設けると共に、上記各
開閉弁23のいずれか一つを開弁して行う上記冷媒循環サ
イクルで上記各温度検出手段31、32で温度変化が検出さ
れる室内熱交換器22及びガス支管19−1〜19−4を、上
記開弁された開閉弁23に対応させて表示する接続確認手
段42を上記室外ユニットXに設けている。
すように、圧縮機1と、この圧縮機1の吐出側又は吸込
側の一方に接続される室外熱交換器7とを内装すると共
に、上記室外熱交換器7に一端が接続された液管11の他
端を、それぞれ開閉弁23の介設された複数の液支管17−
1〜17−4に、また上記圧縮機1の吐出側又は吸込側の
他方に一端が接続されるガス管6の他端を複数のガス支
管19−1〜19−4にそれぞれ分岐して構成した室外ユニ
ットXの上記液支管17−1〜17−4とガス支管19−1〜
19−4との間に、複数の室内ユニットA〜Dの各室内熱
交換器22をそれぞれ接続してなるマルチ形空気調和機で
あって、上記圧縮機1からの吐出冷媒を上記室外熱交換
器7と室内熱交換器22とに回流させる冷媒循環サイクル
時の上記各室内熱交換器22及び各ガス支管19−1〜19−
4の温度変化をそれぞれ検出する熱交換器温度検出手段
31とガス支管温度検出手段32とを設けると共に、上記各
開閉弁23のいずれか一つを開弁して行う上記冷媒循環サ
イクルで上記各温度検出手段31、32で温度変化が検出さ
れる室内熱交換器22及びガス支管19−1〜19−4を、上
記開弁された開閉弁23に対応させて表示する接続確認手
段42を上記室外ユニットXに設けている。
(作用) 上記のマルチ形空気調和機においては、各液支管17−
1〜17−4に介設されている開閉弁23のいずれか一つを
開弁して、例えば圧縮機1からの吐出冷媒を室外熱交換
器7側から室内熱交換器22へと回流させる冷房時の冷媒
循環サイクルで試運転を行う場合に、上記開弁された開
閉弁23が介設されている液支管に接続されている室内熱
交換器22及びこの室内熱交換器22に接続されているガス
支管を通して冷媒は循環し、したがって冷媒が流通する
これらの室内熱交換器22及びガス支管のみに温度低下
(暖房時の循環サイクルとする場合には温度上昇)を生
じることから、このような温度変化を生じる室内熱交換
器22及びガス支管を検出し、上記開弁された開閉弁23と
対応させて表示するようになされている。したがって、
上記開閉弁23の開閉を順次切換えていくときの上記表示
結果から、室内ユニット側での実際の吹出し状態等を確
認することなく全ての配管接続状態を確認することが可
能となるので、誤配管に対する確認作業が容易となる。
1〜17−4に介設されている開閉弁23のいずれか一つを
開弁して、例えば圧縮機1からの吐出冷媒を室外熱交換
器7側から室内熱交換器22へと回流させる冷房時の冷媒
循環サイクルで試運転を行う場合に、上記開弁された開
閉弁23が介設されている液支管に接続されている室内熱
交換器22及びこの室内熱交換器22に接続されているガス
支管を通して冷媒は循環し、したがって冷媒が流通する
これらの室内熱交換器22及びガス支管のみに温度低下
(暖房時の循環サイクルとする場合には温度上昇)を生
じることから、このような温度変化を生じる室内熱交換
器22及びガス支管を検出し、上記開弁された開閉弁23と
対応させて表示するようになされている。したがって、
上記開閉弁23の開閉を順次切換えていくときの上記表示
結果から、室内ユニット側での実際の吹出し状態等を確
認することなく全ての配管接続状態を確認することが可
能となるので、誤配管に対する確認作業が容易となる。
(実施例) 次のこの発明のマルチ形空気調和機の具体的な実施例
について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
第2図には、1台の室外ユニットXに第1〜第4の室
内ユニットA〜Dを接続して構成したマルチ形空気調和
機の冷媒回路図を示している。上記室外ユニットXには
圧縮機1が内装されており、この圧縮機1の吐出配管2
と吸込配管3とはそれぞれ四路切換弁4に接続され、こ
の四路切換弁4にさらに第1ガス管5と第2ガス管6と
が接続されている。上記第1ガス管5には室外熱交換器
7が接続されており、この室外熱交換器7に、第1電動
膨張弁8、受液器9、液閉鎖弁10が順次介設された液管
11がさらに接続されている。なお上記圧縮機1は、その
回転速度を制御するためのインバータ12を有するもので
ある。また上記吸込管3にはアキュームレータ13が上記
第2ガス管6にはガス閉鎖弁14がそれぞれ介設される一
方、上記室外熱交換器7には室外ファン15が付設されて
いる。
内ユニットA〜Dを接続して構成したマルチ形空気調和
機の冷媒回路図を示している。上記室外ユニットXには
圧縮機1が内装されており、この圧縮機1の吐出配管2
と吸込配管3とはそれぞれ四路切換弁4に接続され、こ
の四路切換弁4にさらに第1ガス管5と第2ガス管6と
が接続されている。上記第1ガス管5には室外熱交換器
7が接続されており、この室外熱交換器7に、第1電動
膨張弁8、受液器9、液閉鎖弁10が順次介設された液管
11がさらに接続されている。なお上記圧縮機1は、その
回転速度を制御するためのインバータ12を有するもので
ある。また上記吸込管3にはアキュームレータ13が上記
第2ガス管6にはガス閉鎖弁14がそれぞれ介設される一
方、上記室外熱交換器7には室外ファン15が付設されて
いる。
上記液管11の先端は、第1〜第4の液側配管接続ポー
ト16−1〜16−4にそれぞれ接続された第1〜第4の液
支管17−1〜17−4に分岐され、また上記第2ガス管6
の先端は、第1〜第4のガス側配管接続ポート18−1〜
18−4にそれぞれ接続された第1〜第4のガス支管19−
1〜19−4に分岐されている。そして上記各液配管接続
ポート16−1〜16−4とガス側配管接続ポート18−1〜
18−4との間に、それぞれ液側連絡配管20・・20及びガ
ス側連絡配管21・・21によって、第1〜第4室内ユニッ
トA〜Dにそれぞれ内装されている室内熱交換器(第1
室内ユニットAについてのみ図示する)22が互いに並列
に接続されている。なお上記各液支管17−1〜17−4に
はそれぞれ第2電動膨張弁(開閉弁)23・・23が介設さ
れている。また各室内ユニットA〜Dは、上記室内熱交
換器22と室内ファン24とによってそれぞれ構成されてい
る。
ト16−1〜16−4にそれぞれ接続された第1〜第4の液
支管17−1〜17−4に分岐され、また上記第2ガス管6
の先端は、第1〜第4のガス側配管接続ポート18−1〜
18−4にそれぞれ接続された第1〜第4のガス支管19−
1〜19−4に分岐されている。そして上記各液配管接続
ポート16−1〜16−4とガス側配管接続ポート18−1〜
18−4との間に、それぞれ液側連絡配管20・・20及びガ
ス側連絡配管21・・21によって、第1〜第4室内ユニッ
トA〜Dにそれぞれ内装されている室内熱交換器(第1
室内ユニットAについてのみ図示する)22が互いに並列
に接続されている。なお上記各液支管17−1〜17−4に
はそれぞれ第2電動膨張弁(開閉弁)23・・23が介設さ
れている。また各室内ユニットA〜Dは、上記室内熱交
換器22と室内ファン24とによってそれぞれ構成されてい
る。
上記構成の空気調和機における冷房運転は、四路切換
弁4を図中実線で示す切換位置に位置させ、圧縮機1か
らの吐出冷媒を、凝縮器となる室外熱交換器7から蒸発
器となる各室内熱交換器22・・22へと回流させることに
よって行う。このとき、第1電動膨張弁8は全開にし、
各第2電動膨張弁23・・23で冷媒の過熱度制御を行う。
なお冷房停止部屋の室内ユニットに対応する第2電動膨
張弁23は全閉にする。上記冷房運転時の過熱度制御を行
うために、各室内熱交換器22の温度を冷媒蒸発温度とし
て検出するサーミスタ等より成る熱交換器温度センサ
(熱交換器温度検出手段)31が各室内熱交換器22・・22
に取着されると共に、ガス支管19−1〜19−4の温度を
蒸発冷媒の過熱温度として検出するガス支管温度センサ
(ガス支管温度検出手段)32が各ガス支管19−1〜19−
4に取着されている。また各室内ユニットA〜Dには、
さらに、室内温度を検出する室温センサ33がそれぞれ配
設されている。
弁4を図中実線で示す切換位置に位置させ、圧縮機1か
らの吐出冷媒を、凝縮器となる室外熱交換器7から蒸発
器となる各室内熱交換器22・・22へと回流させることに
よって行う。このとき、第1電動膨張弁8は全開にし、
各第2電動膨張弁23・・23で冷媒の過熱度制御を行う。
なお冷房停止部屋の室内ユニットに対応する第2電動膨
張弁23は全閉にする。上記冷房運転時の過熱度制御を行
うために、各室内熱交換器22の温度を冷媒蒸発温度とし
て検出するサーミスタ等より成る熱交換器温度センサ
(熱交換器温度検出手段)31が各室内熱交換器22・・22
に取着されると共に、ガス支管19−1〜19−4の温度を
蒸発冷媒の過熱温度として検出するガス支管温度センサ
(ガス支管温度検出手段)32が各ガス支管19−1〜19−
4に取着されている。また各室内ユニットA〜Dには、
さらに、室内温度を検出する室温センサ33がそれぞれ配
設されている。
一方、暖房運転は、四路切換弁4を図中破線で示す切
換位置に切換え、圧縮機1からの吐出冷媒を、凝縮器と
なる室内熱交換器2から蒸発器となる室外熱交換器7へ
と回流させることによって行う。この場合、蒸発冷媒の
過熱度制御を第1電動膨張弁8で行う。また各第2の電
動膨張弁23・・23では、各室内熱交換器23への冷媒分配
量の制御を行うが、これは各室内熱交換器22出口での凝
縮冷媒温度を同一温度となるように上記各第2電動膨張
弁23・・23の開度を制御することによって行う。なお停
止部屋の室内ユニットに対応する第2電動膨張弁23は所
定の停止開度(圧縮機1への液戻りを防止するため、自
然放熱に見合うだけのわずかな量の冷媒を流し得る開
度)にする。上記暖房運転時の過熱度制御を行うため
に、室外熱交換器7の温度を冷媒蒸発温度として検出す
るための室外熱交換器温度センサ34が上記室外熱交換器
7に取着されると共に、蒸発冷媒の過熱温度を検出する
ための吸込配管温度センサ35が吸込配管3に取着されて
いる。また各室内熱交換器22出口での凝縮冷媒温度を検
出するために、液支管温度センサ36・・36が各液支管17
−1〜17−4に取着されている。
換位置に切換え、圧縮機1からの吐出冷媒を、凝縮器と
なる室内熱交換器2から蒸発器となる室外熱交換器7へ
と回流させることによって行う。この場合、蒸発冷媒の
過熱度制御を第1電動膨張弁8で行う。また各第2の電
動膨張弁23・・23では、各室内熱交換器23への冷媒分配
量の制御を行うが、これは各室内熱交換器22出口での凝
縮冷媒温度を同一温度となるように上記各第2電動膨張
弁23・・23の開度を制御することによって行う。なお停
止部屋の室内ユニットに対応する第2電動膨張弁23は所
定の停止開度(圧縮機1への液戻りを防止するため、自
然放熱に見合うだけのわずかな量の冷媒を流し得る開
度)にする。上記暖房運転時の過熱度制御を行うため
に、室外熱交換器7の温度を冷媒蒸発温度として検出す
るための室外熱交換器温度センサ34が上記室外熱交換器
7に取着されると共に、蒸発冷媒の過熱温度を検出する
ための吸込配管温度センサ35が吸込配管3に取着されて
いる。また各室内熱交換器22出口での凝縮冷媒温度を検
出するために、液支管温度センサ36・・36が各液支管17
−1〜17−4に取着されている。
そして上記装置においては、据付工事終了時の試運転
で、室外ユニットXと各室内ユニットA〜Dを接続する
各連絡配管20、21が正常な接続状態であるか否かを確認
する試運転時の運転制御機能が設けられており、第3図
にその制御ブロック図を示している。同図において、41
は、上記室外ユニットX内に設けられている室外制御装
置であって、この室外制御装置41に、図示してはいない
が、各室内ユニットA〜D側で利用者により運転スイッ
チがON操作されたときに、前記した冷房運転、或いは暖
房運転を制御する定常時運転制御部が設けられ、さらに
上記の配管接続状態の可否を判別するための試運転時運
転制御部(接続確認手段)42が設けられている。この試
運転時運転制御部42には、各室内ユニットA〜Dにそれ
ぞれ配設されている熱交換器温度センサ31・・31及び室
温センサ33・・33と、各ガス支管温度センサ32・・32で
の各検出温度が入力されるようになされており、また上
記試運転時運転制御部42によって圧縮機1の運転、四路
切換弁4の切換え、及び第1、第2の電動膨張弁8、23
・・23の開閉制御が行われ、またこの試運転時の上記各
温度センサでの検出結果に基づいて、表示器43に配管接
続状態を表示するようになされているが、その詳細につ
いて第4図の制御フローチャートを参照して説明する。
なお上記表示器43は、上記室外制御装置41を構成する電
気部品が取付けられている回路基板に設けられているも
のである。
で、室外ユニットXと各室内ユニットA〜Dを接続する
各連絡配管20、21が正常な接続状態であるか否かを確認
する試運転時の運転制御機能が設けられており、第3図
にその制御ブロック図を示している。同図において、41
は、上記室外ユニットX内に設けられている室外制御装
置であって、この室外制御装置41に、図示してはいない
が、各室内ユニットA〜D側で利用者により運転スイッ
チがON操作されたときに、前記した冷房運転、或いは暖
房運転を制御する定常時運転制御部が設けられ、さらに
上記の配管接続状態の可否を判別するための試運転時運
転制御部(接続確認手段)42が設けられている。この試
運転時運転制御部42には、各室内ユニットA〜Dにそれ
ぞれ配設されている熱交換器温度センサ31・・31及び室
温センサ33・・33と、各ガス支管温度センサ32・・32で
の各検出温度が入力されるようになされており、また上
記試運転時運転制御部42によって圧縮機1の運転、四路
切換弁4の切換え、及び第1、第2の電動膨張弁8、23
・・23の開閉制御が行われ、またこの試運転時の上記各
温度センサでの検出結果に基づいて、表示器43に配管接
続状態を表示するようになされているが、その詳細につ
いて第4図の制御フローチャートを参照して説明する。
なお上記表示器43は、上記室外制御装置41を構成する電
気部品が取付けられている回路基板に設けられているも
のである。
上記回路基板にさらに設けられている試運転開始スイ
ッチ(図示せず)が据付工事担当者によってON操作され
ることによって、上記試運転時運転制御部42において第
4図の処理が開始される。まずステップS1では四路切換
弁4をOFFにして前記した冷房運転時の切換え位置に位
置させると共に、第1電動膨張弁8を全開にする。次い
でステップS2において、カウンタビットiを1に初期設
定する。そしてステップS3において、4つの第2電動膨
張弁のうちの上記iの値対応する第2電動膨張弁、ここ
ではiが1であるので、第1液支管17−1に介設されて
いる第2'電動膨張弁23を予め設定されている開度まで開
弁する。なおその他の第2電動膨張弁23は全閉に維持す
る。その後、ステップS4において、所定のインバータ周
波数にて圧縮機1の運転を開始する。これにより、圧縮
機1からの吐出冷媒が室外熱交換器7側から室内熱交換
器22へと循環する冷房サイクルでの運転が開始される。
この冷房サイクルでは室外熱交換器7で凝縮した高温高
圧の液冷媒が上記開弁された第2電動膨張弁23を通過時
に定温低圧の液冷媒となり、そして上記第1液支管17−
1に液側連絡配管20を介して接続されている室内熱交換
器22に流入して蒸発する。これによりこの室内熱交換器
22は低温の温度状態に変化する。そして蒸発冷媒は、上
記の室内熱交換器22がガス側連絡配管21によって接続さ
れているガス支管を介して圧縮器1に返流される。この
とき上記蒸発冷媒が通過するガス支管も低温の温度状態
への変化が生じることとなる。したがって上記第1液支
管17−1にいずれの室内ユニットにおける室内熱交換器
22が接続されているか、またこの室内熱交換器22はさら
にいずれのガス支管に接続されているかを、上記冷房サ
イクル運転時に各室内熱交換器、及びガス支管のなか
で、いずれが温度低下を生じるかを順次検出していくこ
とで判別することができる。
ッチ(図示せず)が据付工事担当者によってON操作され
ることによって、上記試運転時運転制御部42において第
4図の処理が開始される。まずステップS1では四路切換
弁4をOFFにして前記した冷房運転時の切換え位置に位
置させると共に、第1電動膨張弁8を全開にする。次い
でステップS2において、カウンタビットiを1に初期設
定する。そしてステップS3において、4つの第2電動膨
張弁のうちの上記iの値対応する第2電動膨張弁、ここ
ではiが1であるので、第1液支管17−1に介設されて
いる第2'電動膨張弁23を予め設定されている開度まで開
弁する。なおその他の第2電動膨張弁23は全閉に維持す
る。その後、ステップS4において、所定のインバータ周
波数にて圧縮機1の運転を開始する。これにより、圧縮
機1からの吐出冷媒が室外熱交換器7側から室内熱交換
器22へと循環する冷房サイクルでの運転が開始される。
この冷房サイクルでは室外熱交換器7で凝縮した高温高
圧の液冷媒が上記開弁された第2電動膨張弁23を通過時
に定温低圧の液冷媒となり、そして上記第1液支管17−
1に液側連絡配管20を介して接続されている室内熱交換
器22に流入して蒸発する。これによりこの室内熱交換器
22は低温の温度状態に変化する。そして蒸発冷媒は、上
記の室内熱交換器22がガス側連絡配管21によって接続さ
れているガス支管を介して圧縮器1に返流される。この
とき上記蒸発冷媒が通過するガス支管も低温の温度状態
への変化が生じることとなる。したがって上記第1液支
管17−1にいずれの室内ユニットにおける室内熱交換器
22が接続されているか、またこの室内熱交換器22はさら
にいずれのガス支管に接続されているかを、上記冷房サ
イクル運転時に各室内熱交換器、及びガス支管のなか
で、いずれが温度低下を生じるかを順次検出していくこ
とで判別することができる。
そこで、圧縮機1の運転開始後、ステップS5において
所定の時間経過を待ち、まずステップS6において、後述
する処理で上記第1液支管17−1に接続されている室内
ユニットに対応する数値が格納されることとなる液側接
続配管メモリMe、及びこの室内ユニットが接続されてい
るガス支管に対応する数値が格納されることとなるガス
側接続配管メモリMeをそれぞれリセットし、その後、ス
テップS7〜S11の処理で各室内熱交換器22の温度変化
を、またステップS13〜ステップS17の処理で各ガス支管
の温度変化を順次判別する。すなわちステップS7におい
てはカウンタビットnに1を設定し、次いでステップS8
において上記nでの数値に対応する室内ユニット、この
場合には第1室内ユニットAでの室温センサ33での検出
温度Da1から熱交換器温度センサ31での検出温度Dc1を引
いた温度差(Da1−Dc1)を第1基準値Ts1と比較する。
そして上記温度差がTs1よりも大きい場合、すなわち上
記のように、この第1室内ユニットAにおける室内熱交
換器22を冷媒が循環することによってこの室内熱交換器
22の温度が室温よりもTs1以上低い状態となっている場
合には、次いでステップS9においてことときのnの値を
液側接続配管メモリMeに格納してステップS10に移行す
る。一方、上記温度差が第1基準値Ts1よりも小さい場
合、すなわち第1室内ユニットAの室内熱交換器22の温
度低下のない場合には、上記液側接続配管メモリMeにn
の値を格納することなくステップS10に移行する。この
ステップS10では、nに1を加算し、このn値が4を超
えるまでは次のステップS11から上記ステップS8に戻る
処理を行う。したがって上記nの値が1ずつ増加してい
く毎に、ステップS8において、n=2のときには第2室
内ユニットBでの室温センサ33での検出温度Da2から熱
交換器温度センサ31での検出温度Dc2を引いた温度差(D
a2−Dc2)が、またn=3のときに第2室内ユニットC
での同様な温度差(Da3−Dc3)が、そしてn=4のとき
に第4室内ユニットDでの温度差(Da4−Dc4)が上記第
1基準値Ts1と順次比較され、Ts1よりも大きな判別結果
が得られた場合、ステッフS9においてそのときのn値が
上記液側接続配管メモリMeに格納される。
所定の時間経過を待ち、まずステップS6において、後述
する処理で上記第1液支管17−1に接続されている室内
ユニットに対応する数値が格納されることとなる液側接
続配管メモリMe、及びこの室内ユニットが接続されてい
るガス支管に対応する数値が格納されることとなるガス
側接続配管メモリMeをそれぞれリセットし、その後、ス
テップS7〜S11の処理で各室内熱交換器22の温度変化
を、またステップS13〜ステップS17の処理で各ガス支管
の温度変化を順次判別する。すなわちステップS7におい
てはカウンタビットnに1を設定し、次いでステップS8
において上記nでの数値に対応する室内ユニット、この
場合には第1室内ユニットAでの室温センサ33での検出
温度Da1から熱交換器温度センサ31での検出温度Dc1を引
いた温度差(Da1−Dc1)を第1基準値Ts1と比較する。
そして上記温度差がTs1よりも大きい場合、すなわち上
記のように、この第1室内ユニットAにおける室内熱交
換器22を冷媒が循環することによってこの室内熱交換器
22の温度が室温よりもTs1以上低い状態となっている場
合には、次いでステップS9においてことときのnの値を
液側接続配管メモリMeに格納してステップS10に移行す
る。一方、上記温度差が第1基準値Ts1よりも小さい場
合、すなわち第1室内ユニットAの室内熱交換器22の温
度低下のない場合には、上記液側接続配管メモリMeにn
の値を格納することなくステップS10に移行する。この
ステップS10では、nに1を加算し、このn値が4を超
えるまでは次のステップS11から上記ステップS8に戻る
処理を行う。したがって上記nの値が1ずつ増加してい
く毎に、ステップS8において、n=2のときには第2室
内ユニットBでの室温センサ33での検出温度Da2から熱
交換器温度センサ31での検出温度Dc2を引いた温度差(D
a2−Dc2)が、またn=3のときに第2室内ユニットC
での同様な温度差(Da3−Dc3)が、そしてn=4のとき
に第4室内ユニットDでの温度差(Da4−Dc4)が上記第
1基準値Ts1と順次比較され、Ts1よりも大きな判別結果
が得られた場合、ステッフS9においてそのときのn値が
上記液側接続配管メモリMeに格納される。
上記の各室内熱交換器22の温度変化を順次判別した
後、ステップS12において上記液側接続配管メモリMeに
各室内ユニットA〜Dのいずれか一つに対応する数値が
格納されていることを確認し、次いで、上記のステップ
S7〜ステップS11と同様の手順にて、各ガス支管19−1
〜19−4の温度状態を順次判別する。すなわちステップ
S13においてカウンタビットnに1を設定し、ステッS14
において、4本のガス支管19−1〜19−4にそれぞれ取
着されている各ガス支管温度センサ32・・32での平均温
度Dgmから、上記nの数値に対応するガス支管、n=1
のときには第1ガス支管19−1に取着されているガス支
管温度センサ32での検出温度Dg1を引いた温度差を、第
2基準値Ts2と比較し、Ts2よりも大きい場合に、ステッ
プS15においてそのときのnの値を側接続配管メモリMg
に格納する。そしてステップS16においてnに1を加算
し、このn値が4を超えるまでは次のステップS17から
ステップS14に戻る処理を行って順次第2ガス支管19−
2、第3ガス支管19−3、第4ガス支管19−4の温度状
態を判別するのである。
後、ステップS12において上記液側接続配管メモリMeに
各室内ユニットA〜Dのいずれか一つに対応する数値が
格納されていることを確認し、次いで、上記のステップ
S7〜ステップS11と同様の手順にて、各ガス支管19−1
〜19−4の温度状態を順次判別する。すなわちステップ
S13においてカウンタビットnに1を設定し、ステッS14
において、4本のガス支管19−1〜19−4にそれぞれ取
着されている各ガス支管温度センサ32・・32での平均温
度Dgmから、上記nの数値に対応するガス支管、n=1
のときには第1ガス支管19−1に取着されているガス支
管温度センサ32での検出温度Dg1を引いた温度差を、第
2基準値Ts2と比較し、Ts2よりも大きい場合に、ステッ
プS15においてそのときのnの値を側接続配管メモリMg
に格納する。そしてステップS16においてnに1を加算
し、このn値が4を超えるまでは次のステップS17から
ステップS14に戻る処理を行って順次第2ガス支管19−
2、第3ガス支管19−3、第4ガス支管19−4の温度状
態を判別するのである。
そしてステップS18においては上記ガス側接続配管メ
モリMgに各ガス支管のいずれか一つに対応する数値が格
納されていることを確認し、ステップS19において表示
器43に、このときのiの値と、上記液側接続配管メモリ
Me及びガス側接続配管メモリMgにそれぞれ格納されてい
る数値とを並べて表示する。この表示結果が、「1、
1、1」の場合には第1液支管17−1と第1ガス支管19
−1との間に第1室内ユニットAが接続されていること
が確認され、また例示のように、「1、3、2」の表示
結果の場合には、第1液支管17−1と第2ガス支管19−
2との間に第3室内ユニットCが接続されていることが
確認される。
モリMgに各ガス支管のいずれか一つに対応する数値が格
納されていることを確認し、ステップS19において表示
器43に、このときのiの値と、上記液側接続配管メモリ
Me及びガス側接続配管メモリMgにそれぞれ格納されてい
る数値とを並べて表示する。この表示結果が、「1、
1、1」の場合には第1液支管17−1と第1ガス支管19
−1との間に第1室内ユニットAが接続されていること
が確認され、また例示のように、「1、3、2」の表示
結果の場合には、第1液支管17−1と第2ガス支管19−
2との間に第3室内ユニットCが接続されていることが
確認される。
上記の第1液支管17−1への接続状態の確認処理を終
了すると、次いでステップS20においてiに1を加算
し、このiが4を超えるまでは、ステップS21からS22に
移行してこのときのiの値に対応する第2電動膨張弁23
を開弁すると共に、ステップS23においてi−iに対応
するそれまで開弁していた第2電動膨張弁23を閉弁して
上記ステップS5に戻る処理を行う。したがって以降は、
iが2のときに第2液支管17−2に接続されている室内
ユニッととガス支管の表示が、またiが3、4のときに
それぞれ第3液支管17−3、第4液支管17−4に接続さ
れている室内ユニットとガス支管とが順次表示されるこ
ととなる。そして第4液支管17−4への接続状態の確認
処理を終了した段階でステップS20で1加算されたiの
値が、ステップS21において4を超えたことが判別され
ることによって、運転が停止される。なお上記ステップ
S12及びステップS18において、それぞれ液側接続配管メ
モリMe、ガス側接続配管メモリMgに数値が格納されてい
ない場合、或いは2つ以上の数値が格納されているよう
な場合には、これらのステップからステッS24に移行し
て、例えば「1、−、−」のような検出不能表示を行っ
て運転を停止することとしている。
了すると、次いでステップS20においてiに1を加算
し、このiが4を超えるまでは、ステップS21からS22に
移行してこのときのiの値に対応する第2電動膨張弁23
を開弁すると共に、ステップS23においてi−iに対応
するそれまで開弁していた第2電動膨張弁23を閉弁して
上記ステップS5に戻る処理を行う。したがって以降は、
iが2のときに第2液支管17−2に接続されている室内
ユニッととガス支管の表示が、またiが3、4のときに
それぞれ第3液支管17−3、第4液支管17−4に接続さ
れている室内ユニットとガス支管とが順次表示されるこ
ととなる。そして第4液支管17−4への接続状態の確認
処理を終了した段階でステップS20で1加算されたiの
値が、ステップS21において4を超えたことが判別され
ることによって、運転が停止される。なお上記ステップ
S12及びステップS18において、それぞれ液側接続配管メ
モリMe、ガス側接続配管メモリMgに数値が格納されてい
ない場合、或いは2つ以上の数値が格納されているよう
な場合には、これらのステップからステッS24に移行し
て、例えば「1、−、−」のような検出不能表示を行っ
て運転を停止することとしている。
上記の試運転での表示結果によって、室外ユニットX
への各室内ユニットA〜Dの接続状態を容易に把握する
ことができ、据付け仕様と異なる結果が得られた場合に
は、室外ユニットXへの液側連絡配管20、或いはガス側
連絡配管21の付け換えを行うことで、或いは各第2電動
膨張弁23や各温度センサ31、32、33、36の信号線接続の
付け換えを行うことによって、仕様通りの接続状態に修
正することができる。このように上記においては、従来
のような各室内ユニット側での実際の吹出し状態を調べ
ることなく室外ユニットX側のみで接続状態の確認や修
正が行えるので、作業者数は少なくてよく、また短時間
で確認し得るので、作業性が従来に比べて大幅に改善さ
れたものとなる。また配管状態が仕様通りである場合に
は、上記の確認機能は、例えば上記各室内ユニットにお
けるセンサからの信号接続で誤配線が生じていないか、
或いは断線等の異常を生じていないかを確認するために
用いることもでき、したがって、据付け時の配管状態の
みではなく、その後の配線状態の点検作業における作業
性の向上を図り得るものともなっている。
への各室内ユニットA〜Dの接続状態を容易に把握する
ことができ、据付け仕様と異なる結果が得られた場合に
は、室外ユニットXへの液側連絡配管20、或いはガス側
連絡配管21の付け換えを行うことで、或いは各第2電動
膨張弁23や各温度センサ31、32、33、36の信号線接続の
付け換えを行うことによって、仕様通りの接続状態に修
正することができる。このように上記においては、従来
のような各室内ユニット側での実際の吹出し状態を調べ
ることなく室外ユニットX側のみで接続状態の確認や修
正が行えるので、作業者数は少なくてよく、また短時間
で確認し得るので、作業性が従来に比べて大幅に改善さ
れたものとなる。また配管状態が仕様通りである場合に
は、上記の確認機能は、例えば上記各室内ユニットにお
けるセンサからの信号接続で誤配線が生じていないか、
或いは断線等の異常を生じていないかを確認するために
用いることもでき、したがって、据付け時の配管状態の
みではなく、その後の配線状態の点検作業における作業
性の向上を図り得るものともなっている。
なお上記においては4台の室内ユニットA〜Dを接続
するマルチ形空気調和機を例に挙げて説明したが、その
他の接続台数で構成されるマルチ形空気調和機にもこの
発明を適用することができる。また上記では、冷房循環
サイクルで試運転を行うこととしたが、場合によっては
暖房循環サイクルとして室内熱交換器及びガス支管の温
度上昇変化を検出する構成とすることも可能である。
するマルチ形空気調和機を例に挙げて説明したが、その
他の接続台数で構成されるマルチ形空気調和機にもこの
発明を適用することができる。また上記では、冷房循環
サイクルで試運転を行うこととしたが、場合によっては
暖房循環サイクルとして室内熱交換器及びガス支管の温
度上昇変化を検出する構成とすることも可能である。
(発明の効果) 上記のようにこの発明のマルチ形空気調和機において
は、各液支管に介設している開閉弁のいずれか一つを開
弁して運転をしたときに、温度変化を生じる室内熱交換
器及びガス支管が上記開弁した開閉弁に対応して表示さ
れるので、上記開閉弁の開閉を順次切換えていくこと
で、上記表示により全ての配管接続状態の確認が可能で
あり、従来のように各室内ユニット側での実際の吹出し
状態等を調べる必要はないので、誤配管に対する確認作
業を容易に行うことができる。
は、各液支管に介設している開閉弁のいずれか一つを開
弁して運転をしたときに、温度変化を生じる室内熱交換
器及びガス支管が上記開弁した開閉弁に対応して表示さ
れるので、上記開閉弁の開閉を順次切換えていくこと
で、上記表示により全ての配管接続状態の確認が可能で
あり、従来のように各室内ユニット側での実際の吹出し
状態等を調べる必要はないので、誤配管に対する確認作
業を容易に行うことができる。
第1図はこの発明の機能ブロック図、第2図はこの発明
の一実施例におけるマルチ形空気調和機の冷媒回路図、
第3図は上記空気調和機における試運転時の運転制御ブ
ロック図、第4図は上記試運転時での制御フローチャー
ト、第5図は室外ユニットと室内ユニットとの誤配管の
一例を示す模式図である。 1……圧縮機、6……第2ガス管、7……室外熱交換
器、11……液管、17−1〜17−4……液支管、19−1〜
19−4……ガス支管、22……室内熱交換器、23……第2
電動膨張弁(開閉弁)、31……熱交換器温度センサ(熱
交換器温度検出手段)、32……ガス支管温度センサ(ガ
ス支管温度検出手段)、42……試運転時運転制御部(接
続確認手段)、X……室外ユニット、A〜D……室内ユ
ニット。
の一実施例におけるマルチ形空気調和機の冷媒回路図、
第3図は上記空気調和機における試運転時の運転制御ブ
ロック図、第4図は上記試運転時での制御フローチャー
ト、第5図は室外ユニットと室内ユニットとの誤配管の
一例を示す模式図である。 1……圧縮機、6……第2ガス管、7……室外熱交換
器、11……液管、17−1〜17−4……液支管、19−1〜
19−4……ガス支管、22……室内熱交換器、23……第2
電動膨張弁(開閉弁)、31……熱交換器温度センサ(熱
交換器温度検出手段)、32……ガス支管温度センサ(ガ
ス支管温度検出手段)、42……試運転時運転制御部(接
続確認手段)、X……室外ユニット、A〜D……室内ユ
ニット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本多 正和 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内 (56)参考文献 特開 昭62−56727(JP,A) 特開 昭62−134436(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】圧縮機(1)と、この圧縮機(1)の吐出
側又は吸込側の一方に接続される室外熱交換器(7)と
を内装すると共に、上記室外熱交換器(7)に一端が接
続された液管(11)の他端を、それぞれ開閉弁(23)の
介設された複数の液支管(17−1〜17−4)に、また上
記圧縮機(1)の吐出側又は吸込側の他方に一端が接続
されるガス管(6)の他端を複数のガス支管(19−1〜
19−4)にそれぞれ分岐して構成した室外ユニット
(X)の上記液支管(17−1〜17−4)とガス支管(19
−1〜19−4)との間に、複数の室内ユニット(A〜
D)の各室内熱交換器(22)をそれぞれ接続してなるマ
ルチ形空気調和機であって、上記圧縮機(1)からの吐
出冷媒を上記室外熱交換器(7)と室内熱交換器(22)
とに回流させる冷媒循環サイクル時の上記各室内熱交換
器(22)及び各ガス支管(19−1〜19−4)の温度変化
をそれぞれ検出する熱交換器温度検出手段(31)とガス
支管温度検出手段(32)とを設けると共に、上記各開閉
弁(23)のいずれか一つを開弁して行う上記冷媒循環サ
イクルで上記各温度検出手段(31)(32)で温度変化が
検出される室内熱交換器(22)及びガス支管(19−1〜
19−4)を、上記開弁された開閉弁(23)に対応させて
表示する接続確認手段(42)を上記室外ユニット(X)
に設けていることを特徴とするマルチ形空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63248296A JPH0814439B2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | マルチ形空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63248296A JPH0814439B2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | マルチ形空気調和機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0297848A JPH0297848A (ja) | 1990-04-10 |
JPH0814439B2 true JPH0814439B2 (ja) | 1996-02-14 |
Family
ID=17175974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63248296A Expired - Lifetime JPH0814439B2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | マルチ形空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0814439B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2801629B2 (ja) * | 1989-03-29 | 1998-09-21 | 東芝エー・ブイ・イー株式会社 | 空気調和装置 |
JPH0476345A (ja) * | 1990-07-13 | 1992-03-11 | Daikin Ind Ltd | 空気調和装置の運転制御装置 |
JPH05141819A (ja) * | 1991-11-25 | 1993-06-08 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和機 |
JP3216468B2 (ja) * | 1995-02-09 | 2001-10-09 | ダイキン工業株式会社 | マルチ形空気調和機 |
JP3357823B2 (ja) * | 1997-10-07 | 2002-12-16 | 三洋電機株式会社 | 空気調和機 |
KR101116679B1 (ko) | 2004-08-16 | 2012-06-13 | 삼성전자주식회사 | 멀티 에어컨 시스템 및 멀티 에어컨 시스템의 배관연결점검방법 |
KR100600064B1 (ko) * | 2004-10-25 | 2006-07-13 | 삼성전자주식회사 | 공기 조화기의 제어 방법 |
JP5404487B2 (ja) * | 2010-03-23 | 2014-01-29 | 三菱電機株式会社 | 多室形空気調和機 |
JP2014173816A (ja) * | 2013-03-12 | 2014-09-22 | Mitsubishi Electric Corp | マルチ型空気調和機 |
CN104676818B (zh) * | 2013-11-27 | 2018-02-09 | 珠海格力电器股份有限公司 | 多联式空调器安装错误的检测方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6256727A (ja) * | 1985-09-03 | 1987-03-12 | Mitsubishi Electric Corp | 分離形空気調和機の自己診断方式 |
JPS62134436A (ja) * | 1985-12-05 | 1987-06-17 | Daikin Ind Ltd | 空気調和機 |
-
1988
- 1988-09-30 JP JP63248296A patent/JPH0814439B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0297848A (ja) | 1990-04-10 |
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