JPH08144083A - 電子部品のメッキ後処理方法 - Google Patents
電子部品のメッキ後処理方法Info
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- JPH08144083A JPH08144083A JP6308142A JP30814294A JPH08144083A JP H08144083 A JPH08144083 A JP H08144083A JP 6308142 A JP6308142 A JP 6308142A JP 30814294 A JP30814294 A JP 30814294A JP H08144083 A JPH08144083 A JP H08144083A
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Landscapes
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電子部品の外部電極の最外層に形成されたメ
ッキ層の密着性を良くすることを第一の目的とし、更
に、電子部品ができるだけ帯電しないようにすることを
第2の目的とするメッキ後処理方法を提供することを目
的とする。 【構成】 電子部品をバレル研磨し、該電子部品の外部
電極の表面の半田濡れ性の良い金属又は合金の粒子から
なるメッキ層を潰して平滑にすることにより第一の目的
を達成する。ここで、メッキ層の表面荒さRa は、Ra
≦0.6μm、特に、Ra ≦0.5μmが好ましい。金
属又は合金はSn又はSn/Pbからなる。バレル研磨
は乾式でも湿式でもよい。バレル研磨した電子部品に帯
電防止剤を被覆して第二の目的を達成する。帯電防止剤
はシロキサン系の帯電防止剤でも界面活性剤系の帯電防
止剤でもよい。
ッキ層の密着性を良くすることを第一の目的とし、更
に、電子部品ができるだけ帯電しないようにすることを
第2の目的とするメッキ後処理方法を提供することを目
的とする。 【構成】 電子部品をバレル研磨し、該電子部品の外部
電極の表面の半田濡れ性の良い金属又は合金の粒子から
なるメッキ層を潰して平滑にすることにより第一の目的
を達成する。ここで、メッキ層の表面荒さRa は、Ra
≦0.6μm、特に、Ra ≦0.5μmが好ましい。金
属又は合金はSn又はSn/Pbからなる。バレル研磨
は乾式でも湿式でもよい。バレル研磨した電子部品に帯
電防止剤を被覆して第二の目的を達成する。帯電防止剤
はシロキサン系の帯電防止剤でも界面活性剤系の帯電防
止剤でもよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はチップコンデンサ、チ
ップインダクタ、チップ抵抗器、チップ形サーミスタ等
の電子部品(チップ部品)の外部電極の表面を処理する
電子部品のメッキ後処理方法に関するものである。
ップインダクタ、チップ抵抗器、チップ形サーミスタ等
の電子部品(チップ部品)の外部電極の表面を処理する
電子部品のメッキ後処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、チップ部品の外部電極は、A
u,Ag,Cu,Ni,Zn等からなる単層あるいは複
数層の下地層と、これらの下地層の上に形成されたSn
又はSn/Pb(半田)層とから形成されている。ここ
で、Sn又はSn/Pb(半田)層は実装の際の半田濡
れ性を向上させるためのものであり、メッキにより析出
形成されている。
u,Ag,Cu,Ni,Zn等からなる単層あるいは複
数層の下地層と、これらの下地層の上に形成されたSn
又はSn/Pb(半田)層とから形成されている。ここ
で、Sn又はSn/Pb(半田)層は実装の際の半田濡
れ性を向上させるためのものであり、メッキにより析出
形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、Sn又はS
n/Pbメッキは析出粒子が大きくて、粗いので、析出
粒子同士の密着性や下地(Au,Ag,Cu,Ni,Z
n等のメッキ層)との密着性が悪く、チップ部品を取り
扱っている際に、この密着性の悪いSn又はSn/Pb
が剥落し、他の電子部品やマウント機を汚すという問題
があった。
n/Pbメッキは析出粒子が大きくて、粗いので、析出
粒子同士の密着性や下地(Au,Ag,Cu,Ni,Z
n等のメッキ層)との密着性が悪く、チップ部品を取り
扱っている際に、この密着性の悪いSn又はSn/Pb
が剥落し、他の電子部品やマウント機を汚すという問題
があった。
【0004】また、Sn又はSn/Pbメッキの析出粒
子は大きくて、粗いので、ゴミ・異物を吸着させ易く、
メッキ膜中にゴミ・異物が吸着すると半田濡れ性が悪化
するとともに、帯電量が高い方に変化し、また、測定ピ
ンにメッキ膜が付着し、これが酸化すると、ピンに付着
して酸化したものの抵抗値+製品の抵抗値が測定値とな
り、電気特性測定時に測定誤差を増加させるという問題
があった。
子は大きくて、粗いので、ゴミ・異物を吸着させ易く、
メッキ膜中にゴミ・異物が吸着すると半田濡れ性が悪化
するとともに、帯電量が高い方に変化し、また、測定ピ
ンにメッキ膜が付着し、これが酸化すると、ピンに付着
して酸化したものの抵抗値+製品の抵抗値が測定値とな
り、電気特性測定時に測定誤差を増加させるという問題
があった。
【0005】また、チップ部品は小さくて軽いので、マ
ウント機内において摩擦により静電気を帯びた場合、相
互に集合したり、マウント機に貼り付いたりして、マウ
ント機内に詰まりを生じさせることがあるという問題が
あった。
ウント機内において摩擦により静電気を帯びた場合、相
互に集合したり、マウント機に貼り付いたりして、マウ
ント機内に詰まりを生じさせることがあるという問題が
あった。
【0006】この発明は上記問題を解決するためになさ
れたもので、外部電極の最外層に形成されたメッキ層の
密着性を良くし、更に静電気が帯びないようにした電子
部品のメッキ後処理方法を提供することを目的とする。
れたもので、外部電極の最外層に形成されたメッキ層の
密着性を良くし、更に静電気が帯びないようにした電子
部品のメッキ後処理方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電子部品
のメッキ後処理方法は、外部電極の最外層に半田濡れ性
の良い金属又は合金をメッキした電子部品をバレル研磨
することにより上記課題を解決した。
のメッキ後処理方法は、外部電極の最外層に半田濡れ性
の良い金属又は合金をメッキした電子部品をバレル研磨
することにより上記課題を解決した。
【0008】ここで、メッキ後処理したメッキ層の表面
荒さRa は、Ra ≦0.6μm、特にRa ≦0.5μm
が好ましい。外部電極の最外層の金属又は合金として
は、例えばSn又はSn/Pbを挙げることができる。
バレル研磨は乾式でも湿式でも良い。
荒さRa は、Ra ≦0.6μm、特にRa ≦0.5μm
が好ましい。外部電極の最外層の金属又は合金として
は、例えばSn又はSn/Pbを挙げることができる。
バレル研磨は乾式でも湿式でも良い。
【0009】請求項6記載の電子部品のメッキ後処理方
法は、バレル研磨した電子部品に帯電防止剤を被覆する
ことにより上記課題を解決した。ここで、帯電防止剤の
厚さは0.01〜1.0μm、特に0.03〜0.5μ
mが好ましい。帯電防止剤としてはシロキサン系の帯電
防止剤又は界面活性剤系の帯電防止剤を挙げることがで
きる。
法は、バレル研磨した電子部品に帯電防止剤を被覆する
ことにより上記課題を解決した。ここで、帯電防止剤の
厚さは0.01〜1.0μm、特に0.03〜0.5μ
mが好ましい。帯電防止剤としてはシロキサン系の帯電
防止剤又は界面活性剤系の帯電防止剤を挙げることがで
きる。
【0010】なお、前記電子部品としてはチップコンデ
ンサ、チップインダクタ、チップ抵抗器又はチップ形サ
ーミスタ等のチップ部品を挙げることができるが、これ
ら以外のチップ部品にもこの発明を適用できることはも
ちろんである。
ンサ、チップインダクタ、チップ抵抗器又はチップ形サ
ーミスタ等のチップ部品を挙げることができるが、これ
ら以外のチップ部品にもこの発明を適用できることはも
ちろんである。
【0011】
【作用】請求項1〜3記載の電子部品のメッキ後処理方
法によれば、バレル研磨により、電子部品の外部電極の
表面に弱く結合していた粒子は除去され、その他の粒子
は押し潰されて一体化する。
法によれば、バレル研磨により、電子部品の外部電極の
表面に弱く結合していた粒子は除去され、その他の粒子
は押し潰されて一体化する。
【0012】また、請求項4〜6記載の電子部品のメッ
キ後処理方法によれば、電子部品に帯電防止剤を被覆し
たので、外部電極の表面に吸湿性とイオン性が付加さ
れ、電子部品に帯電した電気は直ちに放電する。
キ後処理方法によれば、電子部品に帯電防止剤を被覆し
たので、外部電極の表面に吸湿性とイオン性が付加さ
れ、電子部品に帯電した電気は直ちに放電する。
【0013】
実験例1 積層チップコンデンサ(商品番号212F104Z:寸
法2.0×1.25×1.25)を直径1φのアルミナ
ビーズとともにバレル研磨装置内に入れ、30rpmの
回転数で撹拌研磨した。
法2.0×1.25×1.25)を直径1φのアルミナ
ビーズとともにバレル研磨装置内に入れ、30rpmの
回転数で撹拌研磨した。
【0014】ここで、バレル研磨装置内の積層チップコ
ンデンサの容積率は40%、アルミナビーズの容積率は
20%、残りの空間の容積率は40%とした。また、研
磨時間は12〜24時間とした。更に、積層チップコン
デンサとしては、外部電極の最外層にSn/Pb電解メ
ッキを施したものを使用した。
ンデンサの容積率は40%、アルミナビーズの容積率は
20%、残りの空間の容積率は40%とした。また、研
磨時間は12〜24時間とした。更に、積層チップコン
デンサとしては、外部電極の最外層にSn/Pb電解メ
ッキを施したものを使用した。
【0015】次に、研磨後の積層チップコンデンサを各
研磨時間ごとに評価(他の部品に対する汚染等の評価)
したところ、表1に示す通りとなった。
研磨時間ごとに評価(他の部品に対する汚染等の評価)
したところ、表1に示す通りとなった。
【0016】更に、研磨後の積層チップコンデンサの外
部電極の表面荒さRa を各研磨時間ごとに測定したとこ
ろ、表1に示す通りとなった。ここで、表面荒さの指標
RaはJIS B 0601に定義するものを使用し
た。
部電極の表面荒さRa を各研磨時間ごとに測定したとこ
ろ、表1に示す通りとなった。ここで、表面荒さの指標
RaはJIS B 0601に定義するものを使用し
た。
【0017】
【表1】
【0018】表1に示された結果から、外部電極の表面
荒さRa は、0.9μm以上では他の部品に対する汚染
等の評価が悪く、0.6μm以下では他の部品に対する
汚染等の評価が許容でき、0.5μm以下では他の部品
に対する汚染等の評価が良好になることがわかる。
荒さRa は、0.9μm以上では他の部品に対する汚染
等の評価が悪く、0.6μm以下では他の部品に対する
汚染等の評価が許容でき、0.5μm以下では他の部品
に対する汚染等の評価が良好になることがわかる。
【0019】実験例2 バレル研磨装置内に水を入れ、積層チップコンデンサの
容積率を20%、アルミナビーズの容積率を10%、水
の容積率を70%とした他は実験例1と同様の条件で実
験をしたところ、実験例1とほゞ同様の結果が得られ
た。
容積率を20%、アルミナビーズの容積率を10%、水
の容積率を70%とした他は実験例1と同様の条件で実
験をしたところ、実験例1とほゞ同様の結果が得られ
た。
【0020】実験例1,2の結果から、外部電極の表面
荒さRa はRa ≦0.6μmが良く、特にRa ≦0.5
μmが好ましいことがわかる。
荒さRa はRa ≦0.6μmが良く、特にRa ≦0.5
μmが好ましいことがわかる。
【0021】図1は外部電極表面のバレル研磨前後の状
態と外部電極表面に帯電防止剤を被覆した状態を示す説
明図である。実験例1,2において、外部電極表面のバ
レル研磨前後の状態と外部電極表面に帯電防止剤を被覆
した状態は同図に示すようになると考えられる。なお、
同図において、10は電子部品の外部電極、12は外部
電極10の表面にメッキされたSn/Pbの粒子、14
は潰されたSn/Pbの粒子の表面に被覆された帯電防
止剤である。
態と外部電極表面に帯電防止剤を被覆した状態を示す説
明図である。実験例1,2において、外部電極表面のバ
レル研磨前後の状態と外部電極表面に帯電防止剤を被覆
した状態は同図に示すようになると考えられる。なお、
同図において、10は電子部品の外部電極、12は外部
電極10の表面にメッキされたSn/Pbの粒子、14
は潰されたSn/Pbの粒子の表面に被覆された帯電防
止剤である。
【0022】実験例3 次に、界面活性剤系の帯電防止剤を水で500〜100
0倍に希釈した水溶液を準備し、この水溶液中に積層チ
ップコンデンサを1分間浸漬し、取り出して乾燥させ
た。ここで、帯電防止剤は非イオン性多価アルコール脂
肪酸エステルを使用した。また、積層チップコンデンサ
は実験例1で外部電極の表面を24時間バレル研磨した
ものを使用した。
0倍に希釈した水溶液を準備し、この水溶液中に積層チ
ップコンデンサを1分間浸漬し、取り出して乾燥させ
た。ここで、帯電防止剤は非イオン性多価アルコール脂
肪酸エステルを使用した。また、積層チップコンデンサ
は実験例1で外部電極の表面を24時間バレル研磨した
ものを使用した。
【0023】次に、この積層チップコンデンサ20個を
ポリプロピレン製ビーカーに入れ、20回振動させて、
積層チップコンデンサを相互に摩擦させた。なお、この
時の実験環境は27℃で45%RHであった。
ポリプロピレン製ビーカーに入れ、20回振動させて、
積層チップコンデンサを相互に摩擦させた。なお、この
時の実験環境は27℃で45%RHであった。
【0024】次に、この積層チップコンデンサの帯電状
態を帯電防止剤の厚さごとに評価したところ、表2に示
す通りとなった。
態を帯電防止剤の厚さごとに評価したところ、表2に示
す通りとなった。
【0025】
【表2】
【0026】表2に示された結果から、帯電防止剤の厚
さは、0.01μm未満では、帯電による不都合を生
じ、0.01〜1.0μm、特に0.03〜0.5μm
では帯電による不都合がないことが分かる。
さは、0.01μm未満では、帯電による不都合を生
じ、0.01〜1.0μm、特に0.03〜0.5μm
では帯電による不都合がないことが分かる。
【0027】なお、実験例3の帯電防止剤の厚さが0.
5μmのものについて、帯電防止剤を被覆させる前と後
で帯電量を測定したところ、表3に示す通りとなった。
5μmのものについて、帯電防止剤を被覆させる前と後
で帯電量を測定したところ、表3に示す通りとなった。
【0028】
【表3】
【0029】実験例4 帯電防止剤としてシロキサン系のものを用いた他は実験
例3と同様の条件で実験をしたところ、実験例3とほゞ
同様の結果が得られた。
例3と同様の条件で実験をしたところ、実験例3とほゞ
同様の結果が得られた。
【0030】実験例3,4の結果から、帯電防止剤の厚
さは、0.01〜1.0μmが良く、特に0.03〜
0.5μmが好ましいことがわかる。
さは、0.01〜1.0μmが良く、特に0.03〜
0.5μmが好ましいことがわかる。
【0031】
【発明の効果】請求項1〜6記載の発明によれば、電子
部品の外部電極の表面に弱く結合していた金属粒子は除
去され、その他の金属粒子は押し潰されて一体化するの
で、電子部品の外部電極の表面の金属粒子脱落による他
電子部品への汚染を防止することができるという効果が
ある。
部品の外部電極の表面に弱く結合していた金属粒子は除
去され、その他の金属粒子は押し潰されて一体化するの
で、電子部品の外部電極の表面の金属粒子脱落による他
電子部品への汚染を防止することができるという効果が
ある。
【0032】また、請求項1〜6記載の発明によれば、
電子部品の外部電極の表面に弱く結合していた金属粒子
は除去され、その他の金属粒子は押し潰されて一体化す
るので、外部電極の表面にゴミ・異物を吸着させること
がなくなり、測定ピンにメッキ膜が付着しなくなり、電
気特性測定時における測定誤差を防止することができる
という効果がある。
電子部品の外部電極の表面に弱く結合していた金属粒子
は除去され、その他の金属粒子は押し潰されて一体化す
るので、外部電極の表面にゴミ・異物を吸着させること
がなくなり、測定ピンにメッキ膜が付着しなくなり、電
気特性測定時における測定誤差を防止することができる
という効果がある。
【0033】また、請求項4〜6記載の発明によれば、
電子部品に帯電した電気は直ちに放電するので、電子部
品同士の集合、電子部品のマウント機への貼り付は生じ
なくなり、マウント機内における電子部品の詰まり等に
よる不具合が低減するという効果がある。
電子部品に帯電した電気は直ちに放電するので、電子部
品同士の集合、電子部品のマウント機への貼り付は生じ
なくなり、マウント機内における電子部品の詰まり等に
よる不具合が低減するという効果がある。
【図1】図1は外部電極表面のバレル研磨の状態と外部
電極表面に帯電防止剤を被覆した状態を示す説明図であ
る。
電極表面に帯電防止剤を被覆した状態を示す説明図であ
る。
10 外部電極 12 Sn/Pbの粒子 14 帯電防止剤
Claims (10)
- 【請求項1】 電子部品をバレル研磨して、該電子部品
の外部電極の表面の半田濡れ性の良い金属又は合金の粒
子からなるメッキ層を潰して平滑にすることを特徴とす
る電子部品のメッキ後処理方法。 - 【請求項2】 前記メッキ層の表面荒さRa が、Ra ≦
0.6μmであることを特徴とする請求項1記載の電子
部品のメッキ後処理方法。 - 【請求項3】 前記メッキ層の表面荒さRa が、Ra ≦
0.5μmであることを特徴とする請求項1記載の電子
部品のメッキ後処理方法。 - 【請求項4】 前記金属又は合金がSn又はSn/Pb
からなることを特徴とする請求項1〜3記載の電子部品
のメッキ後処理方法。 - 【請求項5】 前記バレル研磨が乾式又は湿式であるこ
とを特徴とする請求項1〜4記載の電子部品のメッキ後
処理方法。 - 【請求項6】 前記バレル研磨した電子部品に帯電防止
剤を被覆したことを特徴とする請求項1〜5記載の電子
部品のメッキ後処理方法。 - 【請求項7】 前記帯電防止剤の厚さが0.01〜1.
0μmであることを特徴とする請求項6記載の電子部品
のメッキ後処理方法。 - 【請求項8】 前記帯電防止剤の厚さが0.03〜0.
5μmであることを特徴とする請求項6記載の電子部品
のメッキ後処理方法。 - 【請求項9】 前記帯電防止剤がシロキサン系の帯電防
止剤又は界面活性剤系の帯電防止剤であることを特徴と
する請求項6〜8記載の電子部品のメッキ後処理方法。 - 【請求項10】 前記電子部品がチップ部品であること
を特徴とする請求項1〜9記載の電子部品のメッキ後処
理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6308142A JPH08144083A (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | 電子部品のメッキ後処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6308142A JPH08144083A (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | 電子部品のメッキ後処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08144083A true JPH08144083A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=17977402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6308142A Pending JPH08144083A (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | 電子部品のメッキ後処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08144083A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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