JPH08143139A - 物品選別装置および物品 - Google Patents
物品選別装置および物品Info
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- JPH08143139A JPH08143139A JP6290895A JP29089594A JPH08143139A JP H08143139 A JPH08143139 A JP H08143139A JP 6290895 A JP6290895 A JP 6290895A JP 29089594 A JP29089594 A JP 29089594A JP H08143139 A JPH08143139 A JP H08143139A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 その物品の材質に応じて、その物品を自動的
に選別できる物品および物品選別装置を提供する。 【構成】 部品の材質を特定する透明バーコード13が
形成された部品3a〜3dが、搬送ベルト5によって搬
入口2から格納箱8dに向かって搬送される。当該搬送
過程において透明バーコード13がバーコードリーダ4
によって光学的に読み取られ、当該読み取り結果に基づ
いて制御部9からプッシャー7a、7b、7cに制御信
号S7a、S7b、S7cが出力される。これによっ
て、部品3a〜3dが材質に応じて格納箱8a、8b、
8c、8dに押し込まれて自動的に選別される。
に選別できる物品および物品選別装置を提供する。 【構成】 部品の材質を特定する透明バーコード13が
形成された部品3a〜3dが、搬送ベルト5によって搬
入口2から格納箱8dに向かって搬送される。当該搬送
過程において透明バーコード13がバーコードリーダ4
によって光学的に読み取られ、当該読み取り結果に基づ
いて制御部9からプッシャー7a、7b、7cに制御信
号S7a、S7b、S7cが出力される。これによっ
て、部品3a〜3dが材質に応じて格納箱8a、8b、
8c、8dに押し込まれて自動的に選別される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物品の材質の特性に関
する透明バーコードなどを付した物品、および、当該物
品をその材質の特性に応じて自動的に選別する物品選別
装置に関する。
する透明バーコードなどを付した物品、および、当該物
品をその材質の特性に応じて自動的に選別する物品選別
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、使用済みの商品などのリサイクル
化が注目されている。従来では、例えば自動車の使用済
みのプラスチック製部品などをリサイクルする場合に、
当該部品に付けられた識別番号を目視で識別し、その材
質に応じて部品を分類して回収していた。また、特開昭
58−14277号は、タイヤに凹凸のパターンとして
バーコードを形成し、、当該バーコードを光学的に読み
取ってタイヤの種類を識別するタイヤ選別装置を開示す
る。
化が注目されている。従来では、例えば自動車の使用済
みのプラスチック製部品などをリサイクルする場合に、
当該部品に付けられた識別番号を目視で識別し、その材
質に応じて部品を分類して回収していた。また、特開昭
58−14277号は、タイヤに凹凸のパターンとして
バーコードを形成し、、当該バーコードを光学的に読み
取ってタイヤの種類を識別するタイヤ選別装置を開示す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した部品
に付けられた番号を目視で識別する方法では、作業者の
負担が大きく、また、識別ミスが生じやすいという問題
がある。また、上述したタイヤ選別装置では、タイヤに
凹凸のパターンとして形成されたバーコードは容易に視
認され、意匠が重視されるタイヤの外観を損ねるという
問題がある。
に付けられた番号を目視で識別する方法では、作業者の
負担が大きく、また、識別ミスが生じやすいという問題
がある。また、上述したタイヤ選別装置では、タイヤに
凹凸のパターンとして形成されたバーコードは容易に視
認され、意匠が重視されるタイヤの外観を損ねるという
問題がある。
【0004】本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑
みてなされ、その物品の材質に応じて、その物品を自動
的に選別できる物品および物品選別装置を提供すること
を目的とする。
みてなされ、その物品の材質に応じて、その物品を自動
的に選別できる物品および物品選別装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の問題
点を解決し、上述した目的を達成するために、本発明の
物品選別装置は、透明インクを用いて形成され、その物
品の材質の特性に関するパターンが付された物品を搬送
する搬送手段と、前記透明インクを励起あるいは前記透
明インクに吸収される所定の波長の光を前記搬送された
物品に付された前記パターンあるいは前記パターンを含
む所定の領域に照射する光源手段と、前記パターンにて
反射された光あるいは前記パターンの周辺領域にて反射
された光のうち前記所定の波長の光を除去し、前記透明
インクからの励起光あるいは前記周辺領域にて反射され
た光を透光する光学フィルタと、前記光学フィルタを透
光した光を検出する受光手段と、前記受光手段の検出結
果に基づいて前記パターンを識別する識別手段と、前記
識別手段の識別結果に応じて、前記搬送された物品を機
械的に選別する選別手段とを有する。
点を解決し、上述した目的を達成するために、本発明の
物品選別装置は、透明インクを用いて形成され、その物
品の材質の特性に関するパターンが付された物品を搬送
する搬送手段と、前記透明インクを励起あるいは前記透
明インクに吸収される所定の波長の光を前記搬送された
物品に付された前記パターンあるいは前記パターンを含
む所定の領域に照射する光源手段と、前記パターンにて
反射された光あるいは前記パターンの周辺領域にて反射
された光のうち前記所定の波長の光を除去し、前記透明
インクからの励起光あるいは前記周辺領域にて反射され
た光を透光する光学フィルタと、前記光学フィルタを透
光した光を検出する受光手段と、前記受光手段の検出結
果に基づいて前記パターンを識別する識別手段と、前記
識別手段の識別結果に応じて、前記搬送された物品を機
械的に選別する選別手段とを有する。
【0006】また、本発明の物品は、透明インクを用い
て形成され、その物品の材質に応じた選別処理において
光学的に読み取られるその物品の材質の特性に関するパ
ターンが透明インクを用いて付されている。
て形成され、その物品の材質に応じた選別処理において
光学的に読み取られるその物品の材質の特性に関するパ
ターンが透明インクを用いて付されている。
【0007】
【作用】本発明の物品選別装置および物品では、物品が
搬送手段によって所定の搬送経路上を搬送される。前記
物品が搬送経路上の所定の位置まで搬送されると、前記
物品に付されたパターンに光源手段から発光する所定の
波長の光が照射される。前記物品のパターンに前記所定
の波長の光が照射されると、前記パターンの透明インク
から励起光が発光し、当該励起光は光学フィルタを透光
して受光手段によって検出される。一方、前記物品のパ
ターンに照射された前記所定の波長の光のうち、前記透
明インク以外の部分に照射され当該部分にて反射された
光は前記光学フィルタで除去され、前記受光手段には検
出されない。そして、受光手段における検出結果が識別
手段に出力され、識別手段において当該検出結果に基づ
いて、前記物品に付されたパターンが識別される。識別
手段において当該識別が行われると、当該識別結果に応
じて選別手段の機械的動作が制御され、前記搬送手段に
よって搬送された物品が機械的に選別される。
搬送手段によって所定の搬送経路上を搬送される。前記
物品が搬送経路上の所定の位置まで搬送されると、前記
物品に付されたパターンに光源手段から発光する所定の
波長の光が照射される。前記物品のパターンに前記所定
の波長の光が照射されると、前記パターンの透明インク
から励起光が発光し、当該励起光は光学フィルタを透光
して受光手段によって検出される。一方、前記物品のパ
ターンに照射された前記所定の波長の光のうち、前記透
明インク以外の部分に照射され当該部分にて反射された
光は前記光学フィルタで除去され、前記受光手段には検
出されない。そして、受光手段における検出結果が識別
手段に出力され、識別手段において当該検出結果に基づ
いて、前記物品に付されたパターンが識別される。識別
手段において当該識別が行われると、当該識別結果に応
じて選別手段の機械的動作が制御され、前記搬送手段に
よって搬送された物品が機械的に選別される。
【0008】また、本発明の物品選別装置および物品で
は、前記物品が搬送経路上の所定の位置まで搬送される
と、前記物品に付されたパターンを含む所定の領域に光
源手段から発光する所定の波長の光が照射される。前記
物品のパターンを含む所定の領域に所定の波長の光が照
射されると、前記パターンに照射された光は透明インク
にて吸収され反射しないが、前記パターンの周辺領域に
照射された光は当該周辺領域にて反射され光学フィルタ
に入射する。そして、この周辺領域における反射光が光
学フィルタを介して受光手段によって検出される。そし
て、受光手段における検出結果が識別手段に出力され、
識別手段において当該検出結果に基づいて、前記物品に
付されたパターンが識別される。識別手段において当該
識別が行われると、当該識別結果に応じて選別手段の機
械的動作が制御され、前記搬送手段によって搬送された
物品が機械的に選別される。
は、前記物品が搬送経路上の所定の位置まで搬送される
と、前記物品に付されたパターンを含む所定の領域に光
源手段から発光する所定の波長の光が照射される。前記
物品のパターンを含む所定の領域に所定の波長の光が照
射されると、前記パターンに照射された光は透明インク
にて吸収され反射しないが、前記パターンの周辺領域に
照射された光は当該周辺領域にて反射され光学フィルタ
に入射する。そして、この周辺領域における反射光が光
学フィルタを介して受光手段によって検出される。そし
て、受光手段における検出結果が識別手段に出力され、
識別手段において当該検出結果に基づいて、前記物品に
付されたパターンが識別される。識別手段において当該
識別が行われると、当該識別結果に応じて選別手段の機
械的動作が制御され、前記搬送手段によって搬送された
物品が機械的に選別される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例に係わる物品選別装置
および物品について説明する。本実施例の物品選別装置
は、例えば自動車の使用済みの部品を材質の種類に応じ
て自動的に分類する装置であり、自動車の部品を材質に
応じてリサイクルするときに利用される。図1は本実施
例の物品選別装置1を説明するための図である。図1に
示すように、搬送ベルト5は、一端に自動車の部品3が
搬入される搬入口2、他端に例えばアルミ製、プラスチ
ック製およびゴム製の部品以外の部品3dを格納する格
納箱8dを有し、当該ベルトに載置された部品を搬入口
2から格納箱8dに向かって一定速度で搬送する。
および物品について説明する。本実施例の物品選別装置
は、例えば自動車の使用済みの部品を材質の種類に応じ
て自動的に分類する装置であり、自動車の部品を材質に
応じてリサイクルするときに利用される。図1は本実施
例の物品選別装置1を説明するための図である。図1に
示すように、搬送ベルト5は、一端に自動車の部品3が
搬入される搬入口2、他端に例えばアルミ製、プラスチ
ック製およびゴム製の部品以外の部品3dを格納する格
納箱8dを有し、当該ベルトに載置された部品を搬入口
2から格納箱8dに向かって一定速度で搬送する。
【0010】搬送ベルト5は分岐路6a、6b、6cを
有し、分岐路6a、6b、6cの一端には格納箱8a、
8b、8cが設けられている。格納箱8aはアルミ製の
部品3a、格納箱8bはプラスチック製の部品3b、お
よび、格納箱8cはゴム製の部品3cを格納する。ま
た、搬送ベルト5の近傍には、搬送ベルト5によって搬
送されている部品3を分岐路6a、6b、6cに押し込
むためのプッシャー7a、7b、7cが設けられてい
る。プッシャー7a、7b、7cは、それぞれ制御部9
からの制御信号S7a、S7b、S7cを入力し、当該
制御信号S7a、S7b、S7cに基づいて搬送ベルト
5の搬送方向と直交する方向(図中矢印の方向)に移動
する。
有し、分岐路6a、6b、6cの一端には格納箱8a、
8b、8cが設けられている。格納箱8aはアルミ製の
部品3a、格納箱8bはプラスチック製の部品3b、お
よび、格納箱8cはゴム製の部品3cを格納する。ま
た、搬送ベルト5の近傍には、搬送ベルト5によって搬
送されている部品3を分岐路6a、6b、6cに押し込
むためのプッシャー7a、7b、7cが設けられてい
る。プッシャー7a、7b、7cは、それぞれ制御部9
からの制御信号S7a、S7b、S7cを入力し、当該
制御信号S7a、S7b、S7cに基づいて搬送ベルト
5の搬送方向と直交する方向(図中矢印の方向)に移動
する。
【0011】搬入口2と最初の分岐路6aとの間には、
搬送ベルト5の上方に位置するように、バーコードリー
ダ4が設けられている。バーコードリーダ4は搬送ベル
ト5で搬送されてきた部品に形成された透明バーコード
を読み取り、読み取り結果に基づいて透明バーコードを
識別し、識別結果を示す識別信号S4を制御部9に出力
する。制御部9は、バーコードリーダ4から識別信号S
4を入力し、この識別信号S4に基づいて生成した制御
信号S7a、S7b、S7cをプッシャー7a、7b、
7cに出力する。
搬送ベルト5の上方に位置するように、バーコードリー
ダ4が設けられている。バーコードリーダ4は搬送ベル
ト5で搬送されてきた部品に形成された透明バーコード
を読み取り、読み取り結果に基づいて透明バーコードを
識別し、識別結果を示す識別信号S4を制御部9に出力
する。制御部9は、バーコードリーダ4から識別信号S
4を入力し、この識別信号S4に基づいて生成した制御
信号S7a、S7b、S7cをプッシャー7a、7b、
7cに出力する。
【0012】図2はゴム製の部品3cの一例としてのタ
イヤ3cを説明するための図である。図2に示すよう
に、タイヤ3cにおける例えばホイールに挿着される内
側付近にアルミ製の板12が固定されている。板12に
は、紫外線等の励起光を照射されると蛍光を発光する例
えばZnO/Znを主顔料とする蛍光インク13aを用
いて、透明バーコード13が印刷されている。蛍光イン
ク13aは、肉眼では視認できないが、紫外光が照射さ
れて発光した蛍光を検出することでバーコードリーダ4
によっては読み取り可能である。タイヤ3cに印刷され
た透明バーコード13は情報として、当該タイヤ3cの
材質であるゴムを示している。部品3a、3b、3dに
ついても、タイヤ3cと同様に、その材質に関する特性
を示す透明バーコードが形成されている。また、部品3
a、3b、3c、3dは、バーコードリーダ4による読
み取りができるように、透明バーコードが形成された面
を表側にして搬送ベルト5に載置される。このように、
自動車の部品に形成された透明バーコードは肉眼では視
認されず、当該部品は優れた外観を得ることができる。
イヤ3cを説明するための図である。図2に示すよう
に、タイヤ3cにおける例えばホイールに挿着される内
側付近にアルミ製の板12が固定されている。板12に
は、紫外線等の励起光を照射されると蛍光を発光する例
えばZnO/Znを主顔料とする蛍光インク13aを用
いて、透明バーコード13が印刷されている。蛍光イン
ク13aは、肉眼では視認できないが、紫外光が照射さ
れて発光した蛍光を検出することでバーコードリーダ4
によっては読み取り可能である。タイヤ3cに印刷され
た透明バーコード13は情報として、当該タイヤ3cの
材質であるゴムを示している。部品3a、3b、3dに
ついても、タイヤ3cと同様に、その材質に関する特性
を示す透明バーコードが形成されている。また、部品3
a、3b、3c、3dは、バーコードリーダ4による読
み取りができるように、透明バーコードが形成された面
を表側にして搬送ベルト5に載置される。このように、
自動車の部品に形成された透明バーコードは肉眼では視
認されず、当該部品は優れた外観を得ることができる。
【0013】図3はバーコードリーダ4を説明するため
の図である。図3に示すように、バーコードリーダ4
は、光源11、光学フィルタ14、エリアセンサ15お
よび識別処理部16で構成される。光源11は、搬送ベ
ルト5によって搬送される全ての部品について、当該部
品の平面側の表面全体を照射可能な照射範囲を有し、当
該照射範囲に向かって紫外光を発光する。光学フィルタ
14は、透明バーコード13に紫外光を照射したときに
蛍光インク13aから発光される蛍光の波長の光を透光
し、板12のうち蛍光インク13aが印刷されていない
蛍光インク不着部12aからそのまま反射される紫外光
を遮光する。そのため、光学フィルタ14は、蛍光イン
ク13aから発光した有効な蛍光成分のみを透光し、エ
リアセンサ15に結像させる。
の図である。図3に示すように、バーコードリーダ4
は、光源11、光学フィルタ14、エリアセンサ15お
よび識別処理部16で構成される。光源11は、搬送ベ
ルト5によって搬送される全ての部品について、当該部
品の平面側の表面全体を照射可能な照射範囲を有し、当
該照射範囲に向かって紫外光を発光する。光学フィルタ
14は、透明バーコード13に紫外光を照射したときに
蛍光インク13aから発光される蛍光の波長の光を透光
し、板12のうち蛍光インク13aが印刷されていない
蛍光インク不着部12aからそのまま反射される紫外光
を遮光する。そのため、光学フィルタ14は、蛍光イン
ク13aから発光した有効な蛍光成分のみを透光し、エ
リアセンサ15に結像させる。
【0014】エリアセンサ15は、複数の受光素子を例
えばマトリクス状に配置して構成され、光学フィルタ1
4を透光してきた光を検出し、当該検出結果を示す検出
信号S15を識別処理部16に出力する。識別処理部1
6は、予め搬送ベルト5を介して搬送されてくる部品に
形成された透明バーコードを特定する識別パターンを記
憶しており、当該記憶した識別パターンと、エリアセン
サ15から入力した結像信号S15とを比較し、バーコ
ードリーダ4による読み取りの対象となっている部品3
の材質に関する特性を識別する。また、識別処理部16
は、当該識別結果に応じた識別信号S16を制御部9に
出力する。
えばマトリクス状に配置して構成され、光学フィルタ1
4を透光してきた光を検出し、当該検出結果を示す検出
信号S15を識別処理部16に出力する。識別処理部1
6は、予め搬送ベルト5を介して搬送されてくる部品に
形成された透明バーコードを特定する識別パターンを記
憶しており、当該記憶した識別パターンと、エリアセン
サ15から入力した結像信号S15とを比較し、バーコ
ードリーダ4による読み取りの対象となっている部品3
の材質に関する特性を識別する。また、識別処理部16
は、当該識別結果に応じた識別信号S16を制御部9に
出力する。
【0015】以下、本実施例の物品選別装置1の動作お
よび作用について説明する。自動車の使用済みの複数の
種類の部品が搬送方向に一定間隔を置いて搬送ベルト5
に載置され、搬入口2から格納箱8dに向かって搬送さ
れる。これらの部品は、搬送ベルト5によって図3に示
すようにバーコードリーダ4の下方の位置まで搬送され
ると、当該部品に形成された板12に印刷された透明バ
ーコード13がバーコードリーダ4によって読み取ら
れ、読み取り結果に応じた識別信号S16が識別処理部
16から制御部9に出力される。例えば、バーコードリ
ーダ4によって部品3cの透明バーコードが読み取られ
た場合には、部品3cの材質であるゴムを示す識別信号
S16が制御部9に出力される。
よび作用について説明する。自動車の使用済みの複数の
種類の部品が搬送方向に一定間隔を置いて搬送ベルト5
に載置され、搬入口2から格納箱8dに向かって搬送さ
れる。これらの部品は、搬送ベルト5によって図3に示
すようにバーコードリーダ4の下方の位置まで搬送され
ると、当該部品に形成された板12に印刷された透明バ
ーコード13がバーコードリーダ4によって読み取ら
れ、読み取り結果に応じた識別信号S16が識別処理部
16から制御部9に出力される。例えば、バーコードリ
ーダ4によって部品3cの透明バーコードが読み取られ
た場合には、部品3cの材質であるゴムを示す識別信号
S16が制御部9に出力される。
【0016】制御部9に識別信号S16が入力される
と、制御部9から識別信号S16によって特定される材
質に対応するプッシャー7a、7b、7cにプッシュ動
作を行うことを示す制御信号S7a、S7b、S7cが
出力される。このとき、制御信号S7a、S7b、S7
cは、バーコードリーダ4とプッシャー7a、7b、7
cとの距離および搬送ベルト5の搬送速度を考慮し、バ
ーコードリーダ4において透明バーコードの読み取られ
た物品が当該物品の材質に対応するプッシャー7a、7
b、7cの位置を通過するタイミングで制御部9からプ
ッシャー7a、7b、7cに出力される。例えば、バー
コードリーダ4によって部品3cの透明バーコードが読
み取られた場合には、物品3cが搬送ベルト5によって
搬送されてプッシャー7cの位置を通過するタイミング
で制御部9からプッシャー7cに制御信号S7cが出力
される。
と、制御部9から識別信号S16によって特定される材
質に対応するプッシャー7a、7b、7cにプッシュ動
作を行うことを示す制御信号S7a、S7b、S7cが
出力される。このとき、制御信号S7a、S7b、S7
cは、バーコードリーダ4とプッシャー7a、7b、7
cとの距離および搬送ベルト5の搬送速度を考慮し、バ
ーコードリーダ4において透明バーコードの読み取られ
た物品が当該物品の材質に対応するプッシャー7a、7
b、7cの位置を通過するタイミングで制御部9からプ
ッシャー7a、7b、7cに出力される。例えば、バー
コードリーダ4によって部品3cの透明バーコードが読
み取られた場合には、物品3cが搬送ベルト5によって
搬送されてプッシャー7cの位置を通過するタイミング
で制御部9からプッシャー7cに制御信号S7cが出力
される。
【0017】プッシャー7a、7b、7cのうち制御部
9から制御信号を入力したプッシャーは、当該制御信号
を入力したタイミングに基づいて、例えば搬送ベルト5
の搬送方向と直交する方向に移動し、物品を対応する分
岐路に押し出す。当該分岐路に押し出された物品は、そ
の先に位置する格納箱に格納される。例えば、バーコー
ドリーダ4によって部品3cの透明バーコードが読み取
られた場合には、物品3cがプッシャー7cの位置を通
過するタイミングで、プッシャー7cが移動し、物品3
cは分岐路6cを介して格納箱8cに格納される。
9から制御信号を入力したプッシャーは、当該制御信号
を入力したタイミングに基づいて、例えば搬送ベルト5
の搬送方向と直交する方向に移動し、物品を対応する分
岐路に押し出す。当該分岐路に押し出された物品は、そ
の先に位置する格納箱に格納される。例えば、バーコー
ドリーダ4によって部品3cの透明バーコードが読み取
られた場合には、物品3cがプッシャー7cの位置を通
過するタイミングで、プッシャー7cが移動し、物品3
cは分岐路6cを介して格納箱8cに格納される。
【0018】上述したように本実施例の物品選別装置1
および部品によれば、透明バーコードが形成された自動
車の部品を材質に応じて自動的に選別できる。そのた
め、物品選別装置1を自動車の使用済みの物品をリサイ
クルする場合などに用いれば、当該部品の選別を行う際
の作業者の負担を軽減でき、当該選別処理における物品
の材質の識別ミスを防止できる。また、本実施例の部品
は、上記材質を自動的に選別するためのバーコードが形
成されているが、当該バーコードは視認されない蛍光イ
ンクを用いて形成されているため、優れた美観を有す
る。
および部品によれば、透明バーコードが形成された自動
車の部品を材質に応じて自動的に選別できる。そのた
め、物品選別装置1を自動車の使用済みの物品をリサイ
クルする場合などに用いれば、当該部品の選別を行う際
の作業者の負担を軽減でき、当該選別処理における物品
の材質の識別ミスを防止できる。また、本実施例の部品
は、上記材質を自動的に選別するためのバーコードが形
成されているが、当該バーコードは視認されない蛍光イ
ンクを用いて形成されているため、優れた美観を有す
る。
【0019】本発明の物品選別装置および物品は上述し
た実施例に限定されない。例えば、物品は自動車の部品
に限らず、例えば、電気機器の部品、あるいは、その他
複数の種類の装置に関する部品が混在した部品であって
もよい。また、物品選別装置を、受光手段としてエリア
センサの他にラインセンサを用いるような構成にしても
よい。また、透明パターンとしてバーコードの他に文
字、記号などを表す光学的に読み取り可能なキャラクタ
ーコードを用いてもよい。
た実施例に限定されない。例えば、物品は自動車の部品
に限らず、例えば、電気機器の部品、あるいは、その他
複数の種類の装置に関する部品が混在した部品であって
もよい。また、物品選別装置を、受光手段としてエリア
センサの他にラインセンサを用いるような構成にしても
よい。また、透明パターンとしてバーコードの他に文
字、記号などを表す光学的に読み取り可能なキャラクタ
ーコードを用いてもよい。
【0020】さらに、上述した実施例では、透明インク
として紫外線等の励起光が照射されると蛍光を発光する
蛍光インクを例示したが、本発明における透明インク
は、例えば、可視光は吸収しないが、赤外光を吸収する
シアニン系色素などの赤外領域に吸収域をもつ色素を有
する材料を含む赤外吸収インクを用いても良い。この場
合には、バーコードリーダはバーコードを含む所定領域
に向かって光源から赤外光を照射する。このとき、赤外
吸収インクに照射された赤外光は吸収され反射しない
が、赤外吸収インクの周辺領域に照射された赤外光は反
射されて受光手段によって検出され、この検出結果に基
づいてバーコードの読み取りが行われる。
として紫外線等の励起光が照射されると蛍光を発光する
蛍光インクを例示したが、本発明における透明インク
は、例えば、可視光は吸収しないが、赤外光を吸収する
シアニン系色素などの赤外領域に吸収域をもつ色素を有
する材料を含む赤外吸収インクを用いても良い。この場
合には、バーコードリーダはバーコードを含む所定領域
に向かって光源から赤外光を照射する。このとき、赤外
吸収インクに照射された赤外光は吸収され反射しない
が、赤外吸収インクの周辺領域に照射された赤外光は反
射されて受光手段によって検出され、この検出結果に基
づいてバーコードの読み取りが行われる。
【0021】
【発明の効果】上述したように本発明の物品選別装置お
よび部品によれば、物品をその材質に応じて自動的に選
別できる。そのため、物品選別装置を例えば物品を材質
に応じてリサイクルする場合などに用いれば、当該物品
の選別を行う際の作業者の負担を軽減でき、当該選別処
理における物品の材質の識別ミスを防止できる。また、
本発明の物品は、上記材質を自動的に選別するためのパ
ターンが付されているが、当該パターンは視認されない
透明インクを用いて形成されているため、優れた美観を
発揮できる。
よび部品によれば、物品をその材質に応じて自動的に選
別できる。そのため、物品選別装置を例えば物品を材質
に応じてリサイクルする場合などに用いれば、当該物品
の選別を行う際の作業者の負担を軽減でき、当該選別処
理における物品の材質の識別ミスを防止できる。また、
本発明の物品は、上記材質を自動的に選別するためのパ
ターンが付されているが、当該パターンは視認されない
透明インクを用いて形成されているため、優れた美観を
発揮できる。
【図1】本発明の実施例に係わる物品選別装置を説明す
るための図である。
るための図である。
【図2】(A)は自動車の部品としてタイヤに形成され
た透明バーコードが印刷された板の配置を説明するため
の図、(B)は(A)の板に印刷された透明バーコード
を説明するための図である。
た透明バーコードが印刷された板の配置を説明するため
の図、(B)は(A)の板に印刷された透明バーコード
を説明するための図である。
【図3】図1に示す物品選別装置のバーコードリーダを
説明するための図である。
説明するための図である。
1・・・物品選別装置 2・・・搬入口 3a、3b、3c、3d・・・自動車の部品 4・・・バーコードリーダ 5・・・搬送ベルト 6a、6b、6c・・・分岐路 7a、7b、7c・・・プッシャー 8a、8b、8c、8d・・・格納箱 9・・・制御部 11・・・光源 12・・・アルミ製の板 13・・・透明バーコード 13a・・・蛍光インク 14・・・光学フィルタ 15・・・エリアセンサ 16・・・識別処理部
Claims (2)
- 【請求項1】透明インクを用いて形成され、その物品の
材質の特性に関するパターンが付された物品を搬送する
搬送手段と、 前記透明インクを励起あるいは前記透明インクに吸収さ
れる所定の波長の光を前記搬送された物品に付された前
記パターンあるいは前記パターンを含む所定の領域に照
射する光源手段と、 前記パターンにて反射された光あるいは前記パターンの
周辺領域にて反射された光のうち前記所定の波長の光を
除去し、前記透明インクからの励起光あるいは前記周辺
領域にて反射された光を透光する光学フィルタと、 前記光学フィルタを透光した光を検出する受光手段と、 前記受光手段の検出結果に基づいて前記パターンを識別
する識別手段と、 前記識別手段の識別結果に応じて、前記搬送された物品
を機械的に選別する選別手段とを有する物品選別装置。 - 【請求項2】透明インクを用いて形成され、その物品の
材質に応じた選別処理において光学的に読み取られるそ
の物品の材質の特性に関するパターンが透明インクを用
いて付された物品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6290895A JPH08143139A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 物品選別装置および物品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6290895A JPH08143139A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 物品選別装置および物品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08143139A true JPH08143139A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=17761900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6290895A Pending JPH08143139A (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 物品選別装置および物品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08143139A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008241629A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Daio Paper Corp | 順序検査方法及び装置 |
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-
1994
- 1994-11-25 JP JP6290895A patent/JPH08143139A/ja active Pending
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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