JPH08138329A - ディスク駆動装置 - Google Patents
ディスク駆動装置Info
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- JPH08138329A JPH08138329A JP27195694A JP27195694A JPH08138329A JP H08138329 A JPH08138329 A JP H08138329A JP 27195694 A JP27195694 A JP 27195694A JP 27195694 A JP27195694 A JP 27195694A JP H08138329 A JPH08138329 A JP H08138329A
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Landscapes
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気ディスクのフォーマット効率を向上させ
る。 【構成】 データを記録するデータ領域と、サーボ情報
を記録するサーボ領域とがトラックに独立して繰り返し
形成されている磁気ディスク1から情報が再生され、ク
ロック生成回路20において、そのうちのクロックパタ
ーンに対応して、システムクロックが生成される。そし
て、装置全体が、このシステムクロックに同期して動作
する。
る。 【構成】 データを記録するデータ領域と、サーボ情報
を記録するサーボ領域とがトラックに独立して繰り返し
形成されている磁気ディスク1から情報が再生され、ク
ロック生成回路20において、そのうちのクロックパタ
ーンに対応して、システムクロックが生成される。そし
て、装置全体が、このシステムクロックに同期して動作
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば磁気ディスク装
置や光磁気ディスク装置などに用いて好適なディスク駆
動装置に関する。
置や光磁気ディスク装置などに用いて好適なディスク駆
動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、磁気ディスク装置や光磁気ディ
スク装置では、データの記録/再生タイミングを得るた
めのクロック(クロック信号)は、データ書き込み時に
データ領域内に記録した基準信号(プリアンブル)、も
しくはデータ列それ自身から抽出される方式が採用され
ている。このような方式の装置は、自己同期型ディスク
装置と呼ばれ、その代表的なものとしては、セクタサー
ボ型ディスク装置がある。
スク装置では、データの記録/再生タイミングを得るた
めのクロック(クロック信号)は、データ書き込み時に
データ領域内に記録した基準信号(プリアンブル)、も
しくはデータ列それ自身から抽出される方式が採用され
ている。このような方式の装置は、自己同期型ディスク
装置と呼ばれ、その代表的なものとしては、セクタサー
ボ型ディスク装置がある。
【0003】これに対し、ディスク(磁気ディスクや光
磁気ディスク)上のサーボ領域に、予め物理的手段もし
くは磁気的手段によって形成したクロックパターンか
ら、データの記録/再生タイミングを得るためのクロッ
クを生成する方式がある。このような方式の装置は、外
部同期型ディスク装置と呼ばれ、その代表的なものとし
てはサンプルサーボ型ディスク装置がある。
磁気ディスク)上のサーボ領域に、予め物理的手段もし
くは磁気的手段によって形成したクロックパターンか
ら、データの記録/再生タイミングを得るためのクロッ
クを生成する方式がある。このような方式の装置は、外
部同期型ディスク装置と呼ばれ、その代表的なものとし
てはサンプルサーボ型ディスク装置がある。
【0004】[ディスクフォーマット]図11は、磁気
ディスク101の基本的構成を示している。同図に示す
ように、磁気ディスク101は、その1周(1トラッ
ク)が複数のセクタに区分されており、その各セクタ
は、複数のセグメントにより構成されている。
ディスク101の基本的構成を示している。同図に示す
ように、磁気ディスク101は、その1周(1トラッ
ク)が複数のセクタに区分されており、その各セクタ
は、複数のセグメントにより構成されている。
【0005】図12は、自己同期型ディスク装置(セク
タサーボ型ディスク装置)に用いられるセクタのフォー
マットを表している。基本的には、ユーザデータ512
バイトに、セクタID,ECC(エラー訂正用符号)が
1セクタを構成するが、自己同期型ディスク装置の場
合、さらに同期を取るための各種同期用マークが必要に
なる。また、位置揺らぎや回転速度誤差による長さの差
を吸収するため、あるいは再生したデータを復調するチ
ャネル回路(復調回路)でのタイミング合わせのために
長いギャップが必要になる。具体的には、IDプリアン
ブル、ID同期マーク(IDシンク)、パッド、データ
プリアンブル、データ同期マーク(データシンク)、パ
ッド、セクタ間ギャップなどが必要となる。
タサーボ型ディスク装置)に用いられるセクタのフォー
マットを表している。基本的には、ユーザデータ512
バイトに、セクタID,ECC(エラー訂正用符号)が
1セクタを構成するが、自己同期型ディスク装置の場
合、さらに同期を取るための各種同期用マークが必要に
なる。また、位置揺らぎや回転速度誤差による長さの差
を吸収するため、あるいは再生したデータを復調するチ
ャネル回路(復調回路)でのタイミング合わせのために
長いギャップが必要になる。具体的には、IDプリアン
ブル、ID同期マーク(IDシンク)、パッド、データ
プリアンブル、データ同期マーク(データシンク)、パ
ッド、セクタ間ギャップなどが必要となる。
【0006】IDプリアンブルやデータプリアンブルな
どのプリアンブルは、PLLのロックを回復し、ビット
同期を確立するためのもので、10乃至20バイト程度
必要である。IDシンク、データシンクなどの同期マー
クは、バイト同期確立用で、数バイト分の特定パターン
が用いられる。これらは、それぞれIDの前(IDシン
ク)と、論理データ(データシンク)の前に必要とな
る。またパッドは、記録時に、ECCを終了した時点で
変調回路の中に残っているコードを最後まで正しく記録
したり、再生時に、ECCを最後まで安定に読むための
ヌルデータであり、IDの後と論理データの後に必要と
なる。
どのプリアンブルは、PLLのロックを回復し、ビット
同期を確立するためのもので、10乃至20バイト程度
必要である。IDシンク、データシンクなどの同期マー
クは、バイト同期確立用で、数バイト分の特定パターン
が用いられる。これらは、それぞれIDの前(IDシン
ク)と、論理データ(データシンク)の前に必要とな
る。またパッドは、記録時に、ECCを終了した時点で
変調回路の中に残っているコードを最後まで正しく記録
したり、再生時に、ECCを最後まで安定に読むための
ヌルデータであり、IDの後と論理データの後に必要と
なる。
【0007】本来、セクタサーボ方式は、論理セクタと
論理セクタの間にサーボ領域を配置するもので、論理セ
クタ数とサーボ領域数は同数(例えば、30乃至80程
度)であった。この場合、ディスクの内周から外周にわ
たって、どのトラックにおいてもセクタ数が一定とな
り、従って外周側では低線密度での記録となるため、物
理的な容量に対し、記憶容量は大幅に低下する。
論理セクタの間にサーボ領域を配置するもので、論理セ
クタ数とサーボ領域数は同数(例えば、30乃至80程
度)であった。この場合、ディスクの内周から外周にわ
たって、どのトラックにおいてもセクタ数が一定とな
り、従って外周側では低線密度での記録となるため、物
理的な容量に対し、記憶容量は大幅に低下する。
【0008】そこで、近年、記憶容量の増大の要求か
ら、ゾーンビットレコーディング(ZBR)方式、即
ち、ディスクを半径方向に数ゾーンに分けて、それぞれ
のゾーンで一定線密度(CLV)とすることで、内外周
の線密度の差をなくすという記録方式が取られるように
なってきた。
ら、ゾーンビットレコーディング(ZBR)方式、即
ち、ディスクを半径方向に数ゾーンに分けて、それぞれ
のゾーンで一定線密度(CLV)とすることで、内外周
の線密度の差をなくすという記録方式が取られるように
なってきた。
【0009】セクターサーボ方式においてZBR方式を
取り入れると、論理セクタとサーボ領域の位置は関係が
なくなり、論理セクタの間にサーボ領域が割り込む形に
なり、この場合、サーボ領域ごとにデータの同期が乱れ
るため、サーボ領域通過後にプリアンブル(データプリ
アンブル)と再同期マーク(データシンク)が必要にな
る。
取り入れると、論理セクタとサーボ領域の位置は関係が
なくなり、論理セクタの間にサーボ領域が割り込む形に
なり、この場合、サーボ領域ごとにデータの同期が乱れ
るため、サーボ領域通過後にプリアンブル(データプリ
アンブル)と再同期マーク(データシンク)が必要にな
る。
【0010】図13は、自己同期型ディスク装置(セク
タサーボ型ディスク装置)に用いられる磁気ディスク1
01のサーボ領域の詳細なフォーマットを表している。
なお、破線bは、トラックnの中心を示している。
タサーボ型ディスク装置)に用いられる磁気ディスク1
01のサーボ領域の詳細なフォーマットを表している。
なお、破線bは、トラックnの中心を示している。
【0011】磁気ディスク101には、サーボ領域が放
射状に等間隔に並んでおり、その数は、上述したよう
に、例えば30乃至80個程度である。サーボ領域は、
AGCバースト、サーボヘッダ、クロックシンク、パタ
ーンシンク、インデックス、アクセスパターン、ファイ
ンパターンなどから構成される。これらの各パターン
は、基板上に形成された磁性層が磁気ヘッドにより横方
向に直流磁化されることにより形成される。
射状に等間隔に並んでおり、その数は、上述したよう
に、例えば30乃至80個程度である。サーボ領域は、
AGCバースト、サーボヘッダ、クロックシンク、パタ
ーンシンク、インデックス、アクセスパターン、ファイ
ンパターンなどから構成される。これらの各パターン
は、基板上に形成された磁性層が磁気ヘッドにより横方
向に直流磁化されることにより形成される。
【0012】AGCバーストは、サーボパターン中ゲイ
ンを固定するために設けられた領域である。ファインパ
ターンがトラック中心からずれており、ファイン信号に
対してオートゲインコントロールが正常に動作しないた
めゲインを固定する必要があるわけである。
ンを固定するために設けられた領域である。ファインパ
ターンがトラック中心からずれており、ファイン信号に
対してオートゲインコントロールが正常に動作しないた
めゲインを固定する必要があるわけである。
【0013】サーボヘッダは、サーボ領域であることを
示すパターンで、データ領域に現れ得ないパターンとさ
れている。クロックシンクは、サーボクロックの同期信
号である。パターンシンクは、サーボ信号検出のための
時間軸の基準を得るために設けられている。インデック
スは、回転同期、回転中心を得るためのもので、例えば
トラック1周に1個だけ設けられている。
示すパターンで、データ領域に現れ得ないパターンとさ
れている。クロックシンクは、サーボクロックの同期信
号である。パターンシンクは、サーボ信号検出のための
時間軸の基準を得るために設けられている。インデック
スは、回転同期、回転中心を得るためのもので、例えば
トラック1周に1個だけ設けられている。
【0014】アクセスパターンは、トラックシーク時に
必要となるパターンである。トラックアドレスを符号化
(例えば、グレイライクコードなど)して、トラックご
とにユニークになるように長さと配置を変えたパターン
である。このパターンも、磁性層を上述のように直流磁
化することにより形成される。
必要となるパターンである。トラックアドレスを符号化
(例えば、グレイライクコードなど)して、トラックご
とにユニークになるように長さと配置を変えたパターン
である。このパターンも、磁性層を上述のように直流磁
化することにより形成される。
【0015】ファインパターンは、トラッキング制御用
のパターンである。このファインパターンは、X,Y,
A,Bの4種類が設けられている。パターンXは、トラ
ックnと、このトラックnから1本おきのトラック(ト
ラックn±2,n±4,・・)に正対するように設けら
れている。パターンYは、トラックnに隣接するトラッ
クn±1,n±3,・・に正対するように設けられてい
る。パターンAは、パターンXを1/2トラックピッチ
だけ内周側に移動させた位置に形成されている。また、
パターンBは、パターンYを1/2トラックピッチだけ
内周側に移動させた位置に形成されている。
のパターンである。このファインパターンは、X,Y,
A,Bの4種類が設けられている。パターンXは、トラ
ックnと、このトラックnから1本おきのトラック(ト
ラックn±2,n±4,・・)に正対するように設けら
れている。パターンYは、トラックnに隣接するトラッ
クn±1,n±3,・・に正対するように設けられてい
る。パターンAは、パターンXを1/2トラックピッチ
だけ内周側に移動させた位置に形成されている。また、
パターンBは、パターンYを1/2トラックピッチだけ
内周側に移動させた位置に形成されている。
【0016】ここで、磁気ヘッドの位置決めサーボに
は、上述のトラックシークとトラッキングという2つの
モードが存在する。前者は、目標トラックにヘッドを移
動させるモードで、後者は目標トラックの中心にヘッド
を正確に位置決めするモードである。
は、上述のトラックシークとトラッキングという2つの
モードが存在する。前者は、目標トラックにヘッドを移
動させるモードで、後者は目標トラックの中心にヘッド
を正確に位置決めするモードである。
【0017】[回路系]図14は、自己同期型ディスク
装置(セクタサーボ型ディスク装置)であるハードディ
スク装置の構成例を示している。
装置(セクタサーボ型ディスク装置)であるハードディ
スク装置の構成例を示している。
【0018】ハードディスクコントローラ(HDC)1
11は、ホストコンピュータ(図示せず)からの各種命
令をCPU10に伝える他、この装置における記録再生
動作を制御するようになされている。
11は、ホストコンピュータ(図示せず)からの各種命
令をCPU10に伝える他、この装置における記録再生
動作を制御するようになされている。
【0019】CPU10は、そのファームウェアによっ
て、HDC111が内蔵するコントロールレジスタにア
クセスし、そのコントロールレジスタに所定の値をセッ
トすることにより、HDC111を制御するとともに、
バッファRAM22、リードライト回路系(磁気ヘッド
15、切換スイッチ14、再生アンプ18、クロック生
成回路120、およびデータ復調回路19でなる系(リ
ード回路系)、並びに記録データ発生回路12、記録ア
ンプ13、切換スイッチ14、および磁気ヘッド15な
どでなる系(ライト系))、サーボ回路系(磁気ヘッド
15、切換スイッチ14、再生アンプ18、位置制御回
路117、およびVCM(ボイスコイルモータ)16な
どでなる系)、およびインターフェイスバス(各ブロッ
ク間を接続する信号線、およびHDC111とホストコ
ンピュータとを接続する信号線など)などを統括制御す
るようになされている。
て、HDC111が内蔵するコントロールレジスタにア
クセスし、そのコントロールレジスタに所定の値をセッ
トすることにより、HDC111を制御するとともに、
バッファRAM22、リードライト回路系(磁気ヘッド
15、切換スイッチ14、再生アンプ18、クロック生
成回路120、およびデータ復調回路19でなる系(リ
ード回路系)、並びに記録データ発生回路12、記録ア
ンプ13、切換スイッチ14、および磁気ヘッド15な
どでなる系(ライト系))、サーボ回路系(磁気ヘッド
15、切換スイッチ14、再生アンプ18、位置制御回
路117、およびVCM(ボイスコイルモータ)16な
どでなる系)、およびインターフェイスバス(各ブロッ
ク間を接続する信号線、およびHDC111とホストコ
ンピュータとを接続する信号線など)などを統括制御す
るようになされている。
【0020】即ち、CPU10は、ホストコンピュータ
からコマンドが送られてくると、インターフェイスのプ
ロトコルにしたがって、そのコマンドを解釈し、バッフ
ァRAM22をコントロールしながら、ホストコンピュ
ータとデータのやりとりを行うようになされている。ま
た、CPU10は、データの記録/再生時において、リ
ードライト回路系の必要な回路の内蔵する内部レジスタ
に、必要なデータを書き込むようになされている。な
お、CPU10がリードライト回路系にデータを書き込
みにいく場合としては、通常の信号線(バス)を介し
て、自身から、リードライト回路系にデータを書き込み
にいく場合の他、リードライト回路系から、ハード線
(割り込みをかけるための信号線(割り込み線))を介
して割り込みがかけられたことに対応して、データを書
き込みにいく場合がある。
からコマンドが送られてくると、インターフェイスのプ
ロトコルにしたがって、そのコマンドを解釈し、バッフ
ァRAM22をコントロールしながら、ホストコンピュ
ータとデータのやりとりを行うようになされている。ま
た、CPU10は、データの記録/再生時において、リ
ードライト回路系の必要な回路の内蔵する内部レジスタ
に、必要なデータを書き込むようになされている。な
お、CPU10がリードライト回路系にデータを書き込
みにいく場合としては、通常の信号線(バス)を介し
て、自身から、リードライト回路系にデータを書き込み
にいく場合の他、リードライト回路系から、ハード線
(割り込みをかけるための信号線(割り込み線))を介
して割り込みがかけられたことに対応して、データを書
き込みにいく場合がある。
【0021】バッファRAM22は、上述したようにC
PU10に制御され、ホストコンピュータと、磁気ディ
スク101との間でやりとりされるデータを一時記憶す
るようになされており、これによりホストコンピュータ
側と、ハードディスク装置側とのデータ転送速度の差を
吸収するようになされている。
PU10に制御され、ホストコンピュータと、磁気ディ
スク101との間でやりとりされるデータを一時記憶す
るようになされており、これによりホストコンピュータ
側と、ハードディスク装置側とのデータ転送速度の差を
吸収するようになされている。
【0022】記録データ発生回路12は、HDC111
からライトゲートを受信すると、クロック生成回路12
0からのデータクロックに対応して同期を確立し、その
後、HDC111を介してホストコンピュータより供給
されるデータを変調し、記録データを発生するようにな
されている。記録アンプ13は、記録データ発生回路1
2からの記録データを増幅するようになされている。記
録/再生切換スイッチ14は、位置制御回路117に制
御され、記録時または再生時に、端子WまたはR側にそ
れぞれ切り換えられるようになされている。
からライトゲートを受信すると、クロック生成回路12
0からのデータクロックに対応して同期を確立し、その
後、HDC111を介してホストコンピュータより供給
されるデータを変調し、記録データを発生するようにな
されている。記録アンプ13は、記録データ発生回路1
2からの記録データを増幅するようになされている。記
録/再生切換スイッチ14は、位置制御回路117に制
御され、記録時または再生時に、端子WまたはR側にそ
れぞれ切り換えられるようになされている。
【0023】磁気ヘッド15は、例えば記録再生兼用の
磁気ヘッドで、記録時には、切換スイッチ14を介して
記録アンプ13より供給される記録データに対応して、
磁気ディスク1を磁化し、再生時には、磁気ディスク1
01の磁化方向に対応した再生信号を、切換スイッチ1
4を介して再生アンプ18に供給するようになされてい
る。再生アンプ18は、切換スイッチ14を介して磁気
ヘッド15から供給される再生信号を増幅し、位置制御
回路117およびクロック生成回路120に供給するよ
うになされている。
磁気ヘッドで、記録時には、切換スイッチ14を介して
記録アンプ13より供給される記録データに対応して、
磁気ディスク1を磁化し、再生時には、磁気ディスク1
01の磁化方向に対応した再生信号を、切換スイッチ1
4を介して再生アンプ18に供給するようになされてい
る。再生アンプ18は、切換スイッチ14を介して磁気
ヘッド15から供給される再生信号を増幅し、位置制御
回路117およびクロック生成回路120に供給するよ
うになされている。
【0024】クロック生成回路120は、再生信号のう
ちのプリアンブルやデータに対応する部分に基づいて同
期を確立し、同期信号(データクロック)を、記録デー
タ発生回路12、データ復調回路19、およびHDC1
11に供給するようになされている。さらに、クロック
生成回路120は、再生信号のうちのデータ領域に記録
されたデータに対応する部分をデータ復調回路19に出
力するようになされている。データ復調回路19は、H
DC111からリードゲートを受信すると、クロック生
成回路120からのデータクロックに対応して同期を確
立し、同じくクロック生成回路120からの信号を復調
するようになされている。この復調信号は、HDC11
1を介して、ホストコンピュータに送信されるようにな
されている。
ちのプリアンブルやデータに対応する部分に基づいて同
期を確立し、同期信号(データクロック)を、記録デー
タ発生回路12、データ復調回路19、およびHDC1
11に供給するようになされている。さらに、クロック
生成回路120は、再生信号のうちのデータ領域に記録
されたデータに対応する部分をデータ復調回路19に出
力するようになされている。データ復調回路19は、H
DC111からリードゲートを受信すると、クロック生
成回路120からのデータクロックに対応して同期を確
立し、同じくクロック生成回路120からの信号を復調
するようになされている。この復調信号は、HDC11
1を介して、ホストコンピュータに送信されるようにな
されている。
【0025】位置制御回路117は、再生信号のうちの
サーボ領域に記録されたクロックシンクに対応して同期
を確立し、CPU10からの制御に対応して、切換スイ
ッチ14を制御するようになされている。さらに、位置
制御回路117は、再生信号のうちのサーボ領域に記録
されたアクセスパターン、ファインパターンに対応し
て、VCM16を制御し、これによりトラックシーク制
御、トラッキング制御を行うようになされている。ま
た、位置制御回路117は、再生信号からサーボ領域の
終了位置に対応するタイミング信号(サーボ領域終了信
号(EOS))を生成し、HDC111に供給するよう
になされている。HDC111は、この位置制御回路1
17からのサーボ領域終了信号により、サーボ領域の終
了位置を認識する。
サーボ領域に記録されたクロックシンクに対応して同期
を確立し、CPU10からの制御に対応して、切換スイ
ッチ14を制御するようになされている。さらに、位置
制御回路117は、再生信号のうちのサーボ領域に記録
されたアクセスパターン、ファインパターンに対応し
て、VCM16を制御し、これによりトラックシーク制
御、トラッキング制御を行うようになされている。ま
た、位置制御回路117は、再生信号からサーボ領域の
終了位置に対応するタイミング信号(サーボ領域終了信
号(EOS))を生成し、HDC111に供給するよう
になされている。HDC111は、この位置制御回路1
17からのサーボ領域終了信号により、サーボ領域の終
了位置を認識する。
【0026】VCM16は、位置制御回路117の制御
に応じて、磁気ヘッド15を制御するようになされてい
る。
に応じて、磁気ヘッド15を制御するようになされてい
る。
【0027】[データ記録/再生動作]ホストコンピュ
ータからの命令が、記録再生命令である場合は、まずC
PU10によって、HDC111の内部コントロールレ
ジスタ、および周辺回路(図14において点線で囲んだ
部分を構成するブロック)の内部レジスタに必要な値が
書き込まれる。サーボ系(サーボ回路系)においては、
CPU10によりセットされた値に応じて、位置制御回
路17が、アクセスパターン、ファインパターンに対応
する再生信号に基づいて、公知の方法により制御信号
(サーボ信号)を生成し、VCM16を駆動することに
より、磁気ヘッド15が、所定のトラックの中心に位置
決めされる。一方、データ記録再生系(リードライト回
路系)においては、CPU10からセットされた値に応
じて記録/再生に必要な諸設定が行われる。
ータからの命令が、記録再生命令である場合は、まずC
PU10によって、HDC111の内部コントロールレ
ジスタ、および周辺回路(図14において点線で囲んだ
部分を構成するブロック)の内部レジスタに必要な値が
書き込まれる。サーボ系(サーボ回路系)においては、
CPU10によりセットされた値に応じて、位置制御回
路17が、アクセスパターン、ファインパターンに対応
する再生信号に基づいて、公知の方法により制御信号
(サーボ信号)を生成し、VCM16を駆動することに
より、磁気ヘッド15が、所定のトラックの中心に位置
決めされる。一方、データ記録再生系(リードライト回
路系)においては、CPU10からセットされた値に応
じて記録/再生に必要な諸設定が行われる。
【0028】以上の処理が正常に行われたことを確認し
た後、CPU10は、HDC111のコントロールレジ
スタの1つにフラグをたてることで、それ以降の動作制
御をHDC111に渡す。HDC111は、内部に様々
なコントロールレジスタを有し、CPU10とHDC1
11との間では、それらのレジスタを介して情報のやり
とりが行われる。
た後、CPU10は、HDC111のコントロールレジ
スタの1つにフラグをたてることで、それ以降の動作制
御をHDC111に渡す。HDC111は、内部に様々
なコントロールレジスタを有し、CPU10とHDC1
11との間では、それらのレジスタを介して情報のやり
とりが行われる。
【0029】このコントロールレジスタのうちの幾つか
は、まとまって記録/再生動作シーケンスが記述される
HDCディスクシーケンサ(ディスクシーケンサ)を構
成する。CPU10からディスクシーケンサに対して
は、動作の種類(記録、再生、フォーマット)に応じて
必要な値がセットされる。
は、まとまって記録/再生動作シーケンスが記述される
HDCディスクシーケンサ(ディスクシーケンサ)を構
成する。CPU10からディスクシーケンサに対して
は、動作の種類(記録、再生、フォーマット)に応じて
必要な値がセットされる。
【0030】図15乃至図17は、ディスクシーケンサ
(シーケンサマップ)の例を示している。なお、図16
は、図15に続く図であり、図17は、図16に続く図
である。また、図15乃至図17に対応した記録/再生
動作シーケンスをフローチャート化したものを、図18
に示す。
(シーケンサマップ)の例を示している。なお、図16
は、図15に続く図であり、図17は、図16に続く図
である。また、図15乃至図17に対応した記録/再生
動作シーケンスをフローチャート化したものを、図18
に示す。
【0031】この例では、ディスクシーケンサとして、
124個の8ビットレジスタが割り当てられている。1
行は、4個の8ビットレジスタで構成され、そこには、
1バイトのデータ分(8クロック分)の動作が記述され
る。この場合、1行が4個のレジスタで構成されている
ので、全体は、31(=124/4)行で構成される。
124個の8ビットレジスタが割り当てられている。1
行は、4個の8ビットレジスタで構成され、そこには、
1バイトのデータ分(8クロック分)の動作が記述され
る。この場合、1行が4個のレジスタで構成されている
ので、全体は、31(=124/4)行で構成される。
【0032】1行を構成する4個のレジスタのうち、左
から1番目(NXTADD/DATA)には、記録デー
タまたは再生データと比較するデータか、あるいはシー
ケンサ(HDCディスクシーケンサ)上で分岐する際の
条件と分岐アドレスが記述される。また、2番目(SE
QCTL)と4番目(XCTL)には、HDC111に
対するコマンド(HDC111が取るべき動作)が記述
される。さらに、3番目(SEQCNT)には、その行
の動作の繰り返し回数が記述される。
から1番目(NXTADD/DATA)には、記録デー
タまたは再生データと比較するデータか、あるいはシー
ケンサ(HDCディスクシーケンサ)上で分岐する際の
条件と分岐アドレスが記述される。また、2番目(SE
QCTL)と4番目(XCTL)には、HDC111に
対するコマンド(HDC111が取るべき動作)が記述
される。さらに、3番目(SEQCNT)には、その行
の動作の繰り返し回数が記述される。
【0033】動作制御が、CPU10からHDC111
に渡った後は、ディスクシーケンサは、そこに記述され
たシーケンスどおりに処理を行っていく。CPU10
は、ディスクシーケンサによる処理が終了するまでは、
処理に関与しない。また、ディスクシーケンサでは、通
常、8クロック(データ1バイト)単位で、1行の処理
が行われていく。
に渡った後は、ディスクシーケンサは、そこに記述され
たシーケンスどおりに処理を行っていく。CPU10
は、ディスクシーケンサによる処理が終了するまでは、
処理に関与しない。また、ディスクシーケンサでは、通
常、8クロック(データ1バイト)単位で、1行の処理
が行われていく。
【0034】[HDCディスクシーケンサによるデータ
記録制御]データの記録時においては、ホストコンピュ
ータより送られてくるデータが、RAM22に記憶され
るとともに、磁気ヘッド15により磁気ディスク101
に記録された情報が再生される。この情報は、切換スイ
ッチ14、再生アンプ18、クロック生成回路120、
およびデータ復調回路19を介して、HDC111に供
給される。
記録制御]データの記録時においては、ホストコンピュ
ータより送られてくるデータが、RAM22に記憶され
るとともに、磁気ヘッド15により磁気ディスク101
に記録された情報が再生される。この情報は、切換スイ
ッチ14、再生アンプ18、クロック生成回路120、
およびデータ復調回路19を介して、HDC111に供
給される。
【0035】HDC111は、セクタの先頭にフォーマ
ット時に記録されたセクタIDを読み込み、シーケンサ
にセットされている値と比較する。そして、それらが一
致した場合、そのセクタIDのセクタが、データを記録
すべきセクタであると判断し、その後に続くデータ領域
に対するデータ記録動作に移行する。
ット時に記録されたセクタIDを読み込み、シーケンサ
にセットされている値と比較する。そして、それらが一
致した場合、そのセクタIDのセクタが、データを記録
すべきセクタであると判断し、その後に続くデータ領域
に対するデータ記録動作に移行する。
【0036】即ち、図15のシーケンサマップの1行目
(SEQ ADDR 00)に示したように、HDC1
11は、再生の開始を示すタイミング信号であるセクタ
信号(セクタの先頭位置を示す信号)を待ち、セクタ信
号を受信すると、次の段の処理(SEQ ADDR 0
2)に移る。SEQ ADDR 02によれば、セクタ
IDを再生するため、リードゲート(Read Gat
e)がセットされる(リードゲートがデータ復調回路1
9に出力される)。
(SEQ ADDR 00)に示したように、HDC1
11は、再生の開始を示すタイミング信号であるセクタ
信号(セクタの先頭位置を示す信号)を待ち、セクタ信
号を受信すると、次の段の処理(SEQ ADDR 0
2)に移る。SEQ ADDR 02によれば、セクタ
IDを再生するため、リードゲート(Read Gat
e)がセットされる(リードゲートがデータ復調回路1
9に出力される)。
【0037】その後、HDC111では、VFO(00
h×8バイト)(hはヘキサを表す)(プリアンブルに
相当)が読み込まれ、ビット同期が確立される。さら
に、特殊な同期マーク(A1h)が読み込まれて、バイ
ト同期が確立される。即ち、HDC111では、ビット
同期が確立された後、SEQ ADDR 03で、同期
マーク(A1h)が入力されるのを待ち、5バイト以内
に入力されなければ処理を終了する。また、同期マーク
(A1h)が入力されれば、その段階でバイト同期が確
立され、次の処理であるセクタIDの比較処理に進む。
h×8バイト)(hはヘキサを表す)(プリアンブルに
相当)が読み込まれ、ビット同期が確立される。さら
に、特殊な同期マーク(A1h)が読み込まれて、バイ
ト同期が確立される。即ち、HDC111では、ビット
同期が確立された後、SEQ ADDR 03で、同期
マーク(A1h)が入力されるのを待ち、5バイト以内
に入力されなければ処理を終了する。また、同期マーク
(A1h)が入力されれば、その段階でバイト同期が確
立され、次の処理であるセクタIDの比較処理に進む。
【0038】この比較処理では、HDC111に、入力
されたセクタIDと、NXTADD/DATAフィール
ド(シーケンサの左から1番目のフィールド)に記述さ
れた値(データを記録すべきセクタのセクタID)とが
比較される。そして、この比較結果が、両者が一致する
ものとなるまで、上述の処理が繰り返される。
されたセクタIDと、NXTADD/DATAフィール
ド(シーケンサの左から1番目のフィールド)に記述さ
れた値(データを記録すべきセクタのセクタID)とが
比較される。そして、この比較結果が、両者が一致する
ものとなるまで、上述の処理が繰り返される。
【0039】HDC111に入力されたセクタIDと、
NXTADD/DATAフィールドに記述された値(デ
ータを記録すべきセクタのセクタID)とが一致する
と、HDC111では、データの記録動作に処理が移行
される(SEQ ADDR 0Chより)。即ち、まず
データ領域の先頭の部分に、再生時におけるデータ同期
のために、セクタIDと同様のVFO(00h×12バ
イト)と、同期マーク(A0h)が書き込まれる。その
後、バッファRAM22に記憶されたデータ(ユーザー
データ)(512バイト分)が、記録データ発生回路1
2、記録アンプ13、および切換スイッチ14を介し
て、磁気ヘッド15に出力され、これによりそのユーザ
データがデータ領域に記録される。さらに、ECCデー
タ(11バイト分)も磁気ヘッド15に出力され、その
記録が終了した時点で、1セクタの記録が終了する。
NXTADD/DATAフィールドに記述された値(デ
ータを記録すべきセクタのセクタID)とが一致する
と、HDC111では、データの記録動作に処理が移行
される(SEQ ADDR 0Chより)。即ち、まず
データ領域の先頭の部分に、再生時におけるデータ同期
のために、セクタIDと同様のVFO(00h×12バ
イト)と、同期マーク(A0h)が書き込まれる。その
後、バッファRAM22に記憶されたデータ(ユーザー
データ)(512バイト分)が、記録データ発生回路1
2、記録アンプ13、および切換スイッチ14を介し
て、磁気ヘッド15に出力され、これによりそのユーザ
データがデータ領域に記録される。さらに、ECCデー
タ(11バイト分)も磁気ヘッド15に出力され、その
記録が終了した時点で、1セクタの記録が終了する。
【0040】さらに、ユーザデータがある場合には、上
述の処理が繰り返される。
述の処理が繰り返される。
【0041】ここで、上述したZBR方式による記録が
行われる場合、即ち磁気ディスク101上、ユーザデー
タ512バイトの領域の間に、サーボ領域が割り込む形
になっている場合、サーボ領域をスキップしながら、即
ちサーボ情報を、上書きにより消さないよう、記録デー
タの出力を停止(中断)しながら、その書き込みを行う
必要がある。
行われる場合、即ち磁気ディスク101上、ユーザデー
タ512バイトの領域の間に、サーボ領域が割り込む形
になっている場合、サーボ領域をスキップしながら、即
ちサーボ情報を、上書きにより消さないよう、記録デー
タの出力を停止(中断)しながら、その書き込みを行う
必要がある。
【0042】従来では、フォーマット時に、セクタID
を記録する領域の一部に、データ領域の長さ(バイト
数)をスキップ情報として書き込んでおき(図12)、
記録時には、そのスキップ情報を参照することにより、
サーボ領域をスキップするようにしていた。即ち、HD
C111では、スキップ情報が読み込まれ、内蔵するカ
ウンタに初期値としてセットされる。そして、8クロッ
ク(1バイト分)単位で、そのカウンタのカウント値が
デクリメントされ、そのカウント値が0となると、デー
タ領域が終了したと判断し、即ちサーボ領域の開始と判
断し、記録データの出力を停止するようにしていた。
を記録する領域の一部に、データ領域の長さ(バイト
数)をスキップ情報として書き込んでおき(図12)、
記録時には、そのスキップ情報を参照することにより、
サーボ領域をスキップするようにしていた。即ち、HD
C111では、スキップ情報が読み込まれ、内蔵するカ
ウンタに初期値としてセットされる。そして、8クロッ
ク(1バイト分)単位で、そのカウンタのカウント値が
デクリメントされ、そのカウント値が0となると、デー
タ領域が終了したと判断し、即ちサーボ領域の開始と判
断し、記録データの出力を停止するようにしていた。
【0043】図15乃至図17に示したシーケンサマッ
プでは、図15のセクタIDの読み込みを行うシーケン
スのうちの1つであるSEQ ADDR 09hにおい
て、2バイト分のスキップ情報が読み込まれ、HDC1
11の内蔵するカウンタにセットされる。従って、この
場合、サーボ領域のスキップは2回行われる。
プでは、図15のセクタIDの読み込みを行うシーケン
スのうちの1つであるSEQ ADDR 09hにおい
て、2バイト分のスキップ情報が読み込まれ、HDC1
11の内蔵するカウンタにセットされる。従って、この
場合、サーボ領域のスキップは2回行われる。
【0044】その後、カウント値が0になると、HDC
111は、SEQ ADDR 18h(図17)にジャ
ンプし、そこからSEQ ADDR 1Bhまでに記述
された処理であるサーボ領域スキップ処理(サーボ領域
において、記録を中断する処理)を行う。なお、ジャン
プ先のアドレスは、上述したように、予めCPU10に
よってHDC111のコントロールレジスタにセットさ
れたものである。
111は、SEQ ADDR 18h(図17)にジャ
ンプし、そこからSEQ ADDR 1Bhまでに記述
された処理であるサーボ領域スキップ処理(サーボ領域
において、記録を中断する処理)を行う。なお、ジャン
プ先のアドレスは、上述したように、予めCPU10に
よってHDC111のコントロールレジスタにセットさ
れたものである。
【0045】そして、サーボ領域の終了時には、上述し
たように位置制御回路117からHDC111に、サー
ボ領域終了信号が出力されるので、HDC111は、こ
のサーボ領域終了信号を受信すると、元のシーケンサア
ドレス(SEQ ADDR18hにジャンプする前のア
ドレス)にリターンし、そのアドレスからの処理を行
う。
たように位置制御回路117からHDC111に、サー
ボ領域終了信号が出力されるので、HDC111は、こ
のサーボ領域終了信号を受信すると、元のシーケンサア
ドレス(SEQ ADDR18hにジャンプする前のア
ドレス)にリターンし、そのアドレスからの処理を行
う。
【0046】なお、自己同期型ディスク装置(セクタサ
ーボ型ディスク装置)では、サーボクロックとデータク
ロックとが独立で異なっているため、元のシーケンスに
戻る前に、再び同期パターンが書き込まれる(SEQ
ADDR 1Ah,1Bh)。
ーボ型ディスク装置)では、サーボクロックとデータク
ロックとが独立で異なっているため、元のシーケンスに
戻る前に、再び同期パターンが書き込まれる(SEQ
ADDR 1Ah,1Bh)。
【0047】[HDCディスクシーケンサによるデータ
再生制御]データの再生時においては、磁気ヘッド15
により磁気ディスク101に記録されたデータが再生さ
れ、その再生信号が、切換スイッチ14、再生アンプ1
8、クロック生成回路120、およびデータ復調回路1
9を介して、HDC111に供給される。以降の動作
は、データ領域に記録されたデータが読み出されること
を除いて、データ記録動作と同様である。データが再生
される場合は、記録時に磁気ディスク101上に記録さ
れたビット同期およびバイト同期用のパターンが読み出
され、HDD111は、それらから生成されるクロック
に、内部の動作をロックする。そして、このクロックに
対応して、シーケンサに記述されたシーケンスにしたが
った動作がなされ、これによりデータが読み出される。
再生制御]データの再生時においては、磁気ヘッド15
により磁気ディスク101に記録されたデータが再生さ
れ、その再生信号が、切換スイッチ14、再生アンプ1
8、クロック生成回路120、およびデータ復調回路1
9を介して、HDC111に供給される。以降の動作
は、データ領域に記録されたデータが読み出されること
を除いて、データ記録動作と同様である。データが再生
される場合は、記録時に磁気ディスク101上に記録さ
れたビット同期およびバイト同期用のパターンが読み出
され、HDD111は、それらから生成されるクロック
に、内部の動作をロックする。そして、このクロックに
対応して、シーケンサに記述されたシーケンスにしたが
った動作がなされ、これによりデータが読み出される。
【0048】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来型の
ハードディスク装置(自己同期型ディスク装置)には、
以下のような課題があった。
ハードディスク装置(自己同期型ディスク装置)には、
以下のような課題があった。
【0049】[フォーマット効率]自己同期型ディスク
装置では、サーボクロック、データクロックとも、磁気
ディスク101の回転とは非同期に、そこに書き込まれ
たプリアンブル(例えば、00hの繰り返しなど)から
生成され、また、バイト同期をとるためには、特殊なバ
イト同期用マークが必要であることから、同期情報領域
(同期に必要な情報を記録するための領域)だけでも数
10バイト分必要であった。
装置では、サーボクロック、データクロックとも、磁気
ディスク101の回転とは非同期に、そこに書き込まれ
たプリアンブル(例えば、00hの繰り返しなど)から
生成され、また、バイト同期をとるためには、特殊なバ
イト同期用マークが必要であることから、同期情報領域
(同期に必要な情報を記録するための領域)だけでも数
10バイト分必要であった。
【0050】さらに、データクロックは、磁気ディスク
101の回転とは非同期に発生させるため、磁気ディス
ク101の回転むらにより、データを書き込む長さが伸
び縮みする。そのため、サーボ領域とデータ領域の間、
セクタ間に長めのギャップが必要であった。
101の回転とは非同期に発生させるため、磁気ディス
ク101の回転むらにより、データを書き込む長さが伸
び縮みする。そのため、サーボ領域とデータ領域の間、
セクタ間に長めのギャップが必要であった。
【0051】また、現在のハードディスク装置では、記
憶容量を向上させるために、ZBR方式が採用される。
この場合、多くのゾーンにおいて論理セクタにサーボ領
域が割り込むことになる。従って、サーボ領域をスキッ
プするための情報(スキップ情報)は、セクタID領域
に書き込まれるため、セクタID領域が長くなり、さら
に、サーボ領域が出現するたびに、プリアンブル、同期
用マーク、およびギャップが必要になる。
憶容量を向上させるために、ZBR方式が採用される。
この場合、多くのゾーンにおいて論理セクタにサーボ領
域が割り込むことになる。従って、サーボ領域をスキッ
プするための情報(スキップ情報)は、セクタID領域
に書き込まれるため、セクタID領域が長くなり、さら
に、サーボ領域が出現するたびに、プリアンブル、同期
用マーク、およびギャップが必要になる。
【0052】以上のことは、自己同期型ディスク装置
(セクタサーボ型ディスク装置)におけるデータフォー
マット効率を低下させる原因となっている。
(セクタサーボ型ディスク装置)におけるデータフォー
マット効率を低下させる原因となっている。
【0053】[ハードディスクコントローラ(HD
C)]自己同期型(セクタサーボ方式)の場合、HDC
111は、磁気ディスク101上の同期用パターンに対
し、自身でビット同期をかける必要があった。また、H
DC111は、バイト単位で動作するため、再生データ
から、ビット同期をとった後、さらにバイト同期をとる
必要があった。従って、HDC111の内部構造が複雑
になっていた。
C)]自己同期型(セクタサーボ方式)の場合、HDC
111は、磁気ディスク101上の同期用パターンに対
し、自身でビット同期をかける必要があった。また、H
DC111は、バイト単位で動作するため、再生データ
から、ビット同期をとった後、さらにバイト同期をとる
必要があった。従って、HDC111の内部構造が複雑
になっていた。
【0054】また、自己同期型ディスク装置では、サー
ボ領域のスキップの数が制限されており、制御能力に限
界があった。即ち、従来では、上述したように、セクタ
ID領域にスキップ情報が書き込まれるが、このスキッ
プ情報は、1セクタに割り込むサーボ領域の数だけのバ
イト数を用意する必要がある(図12は、スキップを2
回行う場合のフォーマット例である)。
ボ領域のスキップの数が制限されており、制御能力に限
界があった。即ち、従来では、上述したように、セクタ
ID領域にスキップ情報が書き込まれるが、このスキッ
プ情報は、1セクタに割り込むサーボ領域の数だけのバ
イト数を用意する必要がある(図12は、スキップを2
回行う場合のフォーマット例である)。
【0055】さらに、HDC111では、上述したよう
に、その内蔵するカウンタにスキップ情報がセットさ
れ、そのカウント値が0となると、スキップが行われる
が、この場合には、HDC111に、1セクタに割り込
む可能性のあるサーボ領域の数だけのカウンタを内臓さ
せる必要がある。また、スキップ情報が書き込まれれ
ば、その分フォーマット効率は低下する。
に、その内蔵するカウンタにスキップ情報がセットさ
れ、そのカウント値が0となると、スキップが行われる
が、この場合には、HDC111に、1セクタに割り込
む可能性のあるサーボ領域の数だけのカウンタを内臓さ
せる必要がある。また、スキップ情報が書き込まれれ
ば、その分フォーマット効率は低下する。
【0056】従って、フォーマット効率の問題、HDC
111に設けるカウンタの大きさの問題により、1セク
タあたりの、サーボ領域のスキップ回数は3回程度が限
界となっていた。
111に設けるカウンタの大きさの問題により、1セク
タあたりの、サーボ領域のスキップ回数は3回程度が限
界となっていた。
【0057】これは、磁気ディスク101のフォーマッ
トの設計自由度を大きく損なわせるとともに、システム
の制御の複雑化を招く原因となっていた。
トの設計自由度を大きく損なわせるとともに、システム
の制御の複雑化を招く原因となっていた。
【0058】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、外部同期型(サンプルサーボ型)ディス
ク装置において、サーボ領域におけるクロック生成用の
マークから生成されるシステムクロックに、装置全体を
同期させることにより、フォーマット効率を向上させる
とともに、装置の制御を簡単化するものである。
たものであり、外部同期型(サンプルサーボ型)ディス
ク装置において、サーボ領域におけるクロック生成用の
マークから生成されるシステムクロックに、装置全体を
同期させることにより、フォーマット効率を向上させる
とともに、装置の制御を簡単化するものである。
【0059】
【課題を解決するための手段】本発明のディスク駆動装
置は、データを記録するデータ領域と、サーボ情報を記
録するサーボ領域とがトラックに独立して繰り返し形成
されているディスクを駆動するディスク駆動装置であっ
て、サーボ情報は、クロックパターンを含み、ディスク
から情報を再生する再生手段(例えば、図3に示す磁気
ヘッド15など)と、再生手段により再生された情報の
うちのクロックパターンに対応して、システムクロック
を生成するクロック生成手段(例えば、図3に示すクロ
ック生成回路20など)とを備え、装置全体が、システ
ムクロックに同期して動作することを特徴とする。
置は、データを記録するデータ領域と、サーボ情報を記
録するサーボ領域とがトラックに独立して繰り返し形成
されているディスクを駆動するディスク駆動装置であっ
て、サーボ情報は、クロックパターンを含み、ディスク
から情報を再生する再生手段(例えば、図3に示す磁気
ヘッド15など)と、再生手段により再生された情報の
うちのクロックパターンに対応して、システムクロック
を生成するクロック生成手段(例えば、図3に示すクロ
ック生成回路20など)とを備え、装置全体が、システ
ムクロックに同期して動作することを特徴とする。
【0060】このディスク駆動装置においては、ディス
クにデータを記録する記録手段(例えば、図3に示す磁
気ヘッド15など)をさらに備えることができる。ま
た、システムクロックに基づいて、ディスク上における
所定の情報点の位置を与えるタイミング信号を生成する
タイミング信号生成手段(例えば、図3に示すタイミン
グ発生回路21など)と、所定の記録/再生動作シーケ
ンスが記述されるシーケンサ(例えば、図4に示すディ
スクシーケンサ33など)を含み、そのシーケンサに記
述された記録/再生動作シーケンスにしたがい、タイミ
ング信号に対応して記録/再生動作を制御する制御手段
(例えば、図3に示すハードディスクコントローラ(H
DC)11など)とをさらに備えることができる。
クにデータを記録する記録手段(例えば、図3に示す磁
気ヘッド15など)をさらに備えることができる。ま
た、システムクロックに基づいて、ディスク上における
所定の情報点の位置を与えるタイミング信号を生成する
タイミング信号生成手段(例えば、図3に示すタイミン
グ発生回路21など)と、所定の記録/再生動作シーケ
ンスが記述されるシーケンサ(例えば、図4に示すディ
スクシーケンサ33など)を含み、そのシーケンサに記
述された記録/再生動作シーケンスにしたがい、タイミ
ング信号に対応して記録/再生動作を制御する制御手段
(例えば、図3に示すハードディスクコントローラ(H
DC)11など)とをさらに備えることができる。
【0061】タイミング信号が、サーボ領域の開始位置
および終了位置を与える信号を含み、所定の記録/再生
動作シーケンスが、記録手段によるデータの記録を中断
させる割り込みルーチンを含む場合、制御手段を、記録
時において、サーボ領域の開始位置のタイミングで、割
り込みルーチンにジャンプさせ、サーボ領域の終了位置
のタイミングで、割り込みルーチンからリターンさせる
ことができる。また、トラックが、複数のセクタに区分
されており、タイミング信号が、セクタの開始位置を与
える信号をさらに含み、所定の記録/再生動作シーケン
スが、セクタの開始位置を与えるタイミング信号を待つ
ループをさらに含む場合、制御手段には、ループを実行
している間、タイミング信号生成手段からのサーボ領域
の開始位置および終了位置を与えるタイミング信号の入
力をマスクさせることができる。
および終了位置を与える信号を含み、所定の記録/再生
動作シーケンスが、記録手段によるデータの記録を中断
させる割り込みルーチンを含む場合、制御手段を、記録
時において、サーボ領域の開始位置のタイミングで、割
り込みルーチンにジャンプさせ、サーボ領域の終了位置
のタイミングで、割り込みルーチンからリターンさせる
ことができる。また、トラックが、複数のセクタに区分
されており、タイミング信号が、セクタの開始位置を与
える信号をさらに含み、所定の記録/再生動作シーケン
スが、セクタの開始位置を与えるタイミング信号を待つ
ループをさらに含む場合、制御手段には、ループを実行
している間、タイミング信号生成手段からのサーボ領域
の開始位置および終了位置を与えるタイミング信号の入
力をマスクさせることができる。
【0062】サーボ情報が、ディスクの回転中心を与え
るインデックスをさらに含む場合、タイミング信号に
は、サーボ領域の開始位置および終了位置、並びにセク
タの開始位置を与える信号の他、インデックスの位置、
およびデータ領域の開始位置を与える信号を、少なくと
も含ませることができる。
るインデックスをさらに含む場合、タイミング信号に
は、サーボ領域の開始位置および終了位置、並びにセク
タの開始位置を与える信号の他、インデックスの位置、
およびデータ領域の開始位置を与える信号を、少なくと
も含ませることができる。
【0063】制御手段には、1,2、または4システム
クロック単位で、タイミング信号を受け付けさせ、8シ
ステムクロック単位である1バイト単位で、所定の記録
/再生動作シーケンスを実行させることができる。
クロック単位で、タイミング信号を受け付けさせ、8シ
ステムクロック単位である1バイト単位で、所定の記録
/再生動作シーケンスを実行させることができる。
【0064】システムクロックを規則的に間欠させ、間
欠クロックとする間欠手段(例えば、図10に示す−1
/9クロック生成回路52など)をさらに備える場合、
制御手段を、間欠クロックに同期して動作させることが
できる。
欠クロックとする間欠手段(例えば、図10に示す−1
/9クロック生成回路52など)をさらに備える場合、
制御手段を、間欠クロックに同期して動作させることが
できる。
【0065】システムクロックは、記録/再生している
ディスクの半径方向の位置によって変化させることがで
きる。また、再生手段および記録手段は、磁気ヘッドと
し、ディスクは、磁気ディスクとすることができる。
ディスクの半径方向の位置によって変化させることがで
きる。また、再生手段および記録手段は、磁気ヘッドと
し、ディスクは、磁気ディスクとすることができる。
【0066】
【作用】上記構成のディスク駆動装置においては、デー
タを記録するデータ領域と、サーボ情報を記録するサー
ボ領域とがトラックに独立して繰り返し形成されている
ディスクから情報が再生され、そのうちのクロックパタ
ーンに対応して、システムクロックが生成される。そし
て、装置全体が、このシステムクロックに同期して動作
する。従って、従来の自己同期型ディスク装置における
場合のように、ディスクに、自己同期のために必要とな
る、例えばデータ用プリアンブルやサーボ用プリアンブ
ルなどのオーバヘッドデータを記録する必要なくなるの
で、フォーマット効率を向上させることができる。さら
に、装置の制御を簡単化することができる。
タを記録するデータ領域と、サーボ情報を記録するサー
ボ領域とがトラックに独立して繰り返し形成されている
ディスクから情報が再生され、そのうちのクロックパタ
ーンに対応して、システムクロックが生成される。そし
て、装置全体が、このシステムクロックに同期して動作
する。従って、従来の自己同期型ディスク装置における
場合のように、ディスクに、自己同期のために必要とな
る、例えばデータ用プリアンブルやサーボ用プリアンブ
ルなどのオーバヘッドデータを記録する必要なくなるの
で、フォーマット効率を向上させることができる。さら
に、装置の制御を簡単化することができる。
【0067】
[本発明に用いられるディスクの例]図1は、本発明を
適用したハードディスク装置に用いられる磁気ディスク
1の構成例を示している。この磁気ディスク1は、サン
プルサーボ型とされ、サーボ情報が、凹凸パターンとし
て形成されている。なお、図1(a)は、磁気ディスク
1の平面図の拡大図であり、図1(b)は、同図(a)
の破線bで示したトラックnの中心の断面図である。ま
た、磁気ディスク1の基本的構成は、図11に示した磁
気ディスク101と同様である。即ち、磁気ディスク1
は、その1周(1トラック)が複数のセクタに区分され
ており、その各セクタは、複数のセグメントにより構成
されている。
適用したハードディスク装置に用いられる磁気ディスク
1の構成例を示している。この磁気ディスク1は、サン
プルサーボ型とされ、サーボ情報が、凹凸パターンとし
て形成されている。なお、図1(a)は、磁気ディスク
1の平面図の拡大図であり、図1(b)は、同図(a)
の破線bで示したトラックnの中心の断面図である。ま
た、磁気ディスク1の基本的構成は、図11に示した磁
気ディスク101と同様である。即ち、磁気ディスク1
は、その1周(1トラック)が複数のセクタに区分され
ており、その各セクタは、複数のセグメントにより構成
されている。
【0068】図1において、磁気ディスク1上のサーボ
領域には、サーボ情報として、外部クロック(システム
クロック)を生成するために、放射状に連続した磁気ク
ロックマーク(クロックパターン)が設けられ、さら
に、サーボ用信号を生成するために、アクセスパターン
およびファインパターンが設けられている。また、図示
していないが、磁気ディスク1には、回転同期、回転中
心を得るために、インデックス(インデックスパター
ン)も、サーボ情報として、例えばトラック1周に1個
だけ設けられている。
領域には、サーボ情報として、外部クロック(システム
クロック)を生成するために、放射状に連続した磁気ク
ロックマーク(クロックパターン)が設けられ、さら
に、サーボ用信号を生成するために、アクセスパターン
およびファインパターンが設けられている。また、図示
していないが、磁気ディスク1には、回転同期、回転中
心を得るために、インデックス(インデックスパター
ン)も、サーボ情報として、例えばトラック1周に1個
だけ設けられている。
【0069】なお、サーボ領域の間のデータセグメント
(データ領域)には、データ(ユーザデータ)が記録さ
れる。また、サーボ領域は、高精度のクロックを生成
し、十分なサーボ信号を得るために、1トラック当たり
約数100乃至数1000箇所設けられ、等間隔で配置
されている。
(データ領域)には、データ(ユーザデータ)が記録さ
れる。また、サーボ領域は、高精度のクロックを生成
し、十分なサーボ信号を得るために、1トラック当たり
約数100乃至数1000箇所設けられ、等間隔で配置
されている。
【0070】サーボ情報は、基板1a上に形成された磁
性装置1bを、例えばエッチングなどの手法により一部
除去することにより、データセグメントとは独立したパ
ターンとして形成されている。そして、サーボ情報は、
磁気ヘッドにより横方向に直流磁化されている。
性装置1bを、例えばエッチングなどの手法により一部
除去することにより、データセグメントとは独立したパ
ターンとして形成されている。そして、サーボ情報は、
磁気ヘッドにより横方向に直流磁化されている。
【0071】サーボ情報である磁気クロックマーク、ア
クセスパターン、ファインパターン、インデックスパタ
ーンを磁気ヘッドで再生すると、パターンの前縁と後縁
にて孤立波形が再生される。磁気クロックマークの再生
孤立波形のピークの存在時刻は、データ系、サーボ系に
ディスク回転に同期したクロック情報を与える。
クセスパターン、ファインパターン、インデックスパタ
ーンを磁気ヘッドで再生すると、パターンの前縁と後縁
にて孤立波形が再生される。磁気クロックマークの再生
孤立波形のピークの存在時刻は、データ系、サーボ系に
ディスク回転に同期したクロック情報を与える。
【0072】アクセスパターン、ファインパターン、イ
ンデックスパターンについても、それらを磁気ヘッドで
再生すると、パターンの前縁と後縁にて孤立波形が得ら
れ、その孤立波形に対応して、トラックシーク、トラッ
キングが行われ、あるいは回転中心が与えられる。な
お、アクセスパターン、ファインパターン、インデック
スパターンは、上述したように磁気ディスク1上に凹凸
のパターンとしてあらかじめ形成されていることを除け
ば、前述した従来(図13)の場合と同様に構成されて
いる。
ンデックスパターンについても、それらを磁気ヘッドで
再生すると、パターンの前縁と後縁にて孤立波形が得ら
れ、その孤立波形に対応して、トラックシーク、トラッ
キングが行われ、あるいは回転中心が与えられる。な
お、アクセスパターン、ファインパターン、インデック
スパターンは、上述したように磁気ディスク1上に凹凸
のパターンとしてあらかじめ形成されていることを除け
ば、前述した従来(図13)の場合と同様に構成されて
いる。
【0073】ハードディスク装置では、これらのパター
ンの再生信号をもとに、所定のトラック中心にトラッキ
ングをかけながら、装置全体がクロックに同期して、デ
ータの記録/再生が行われる。
ンの再生信号をもとに、所定のトラック中心にトラッキ
ングをかけながら、装置全体がクロックに同期して、デ
ータの記録/再生が行われる。
【0074】図2は、磁気ディスク1のセクタフォーマ
ットを示している。同期パターン(IDプリアンブル、
IDシンク、データプリアンブル)およびセクタ間ギャ
ップは一切なく、またID領域(IDが記録される領
域)が短い。その他の構成は従来例と変わらない。
ットを示している。同期パターン(IDプリアンブル、
IDシンク、データプリアンブル)およびセクタ間ギャ
ップは一切なく、またID領域(IDが記録される領
域)が短い。その他の構成は従来例と変わらない。
【0075】[本発明に用いられるシステムの構成]次
に、図3は、本発明を適用したハードディスク装置の構
成例を示している。なお、図中、図14における場合と
対応する部分については、同一の符号を付してある。
に、図3は、本発明を適用したハードディスク装置の構
成例を示している。なお、図中、図14における場合と
対応する部分については、同一の符号を付してある。
【0076】このハードディスク装置は、記録および再
生兼用の磁気ヘッド15を用いた外部同期型磁気ディス
ク装置(サンプルサーボ型ディスク装置)として構成さ
れている。即ち、磁気ディスク1に対するデータの記録
と再生は磁気ヘッド15により行われるようになされて
いる。
生兼用の磁気ヘッド15を用いた外部同期型磁気ディス
ク装置(サンプルサーボ型ディスク装置)として構成さ
れている。即ち、磁気ディスク1に対するデータの記録
と再生は磁気ヘッド15により行われるようになされて
いる。
【0077】クロック生成回路20は、PLLを内蔵
し、再生アンプ18から供給される、磁気クロックマー
ク(図1)の再生波形からデータ存在点クロック(デー
タクロック)(システムクロック)を生成し、HDC
(ハードディスクコントローラ)11、記録データ発生
回路12、データ復調回路19、およびタイミング発生
回路21に供給するようになされている。
し、再生アンプ18から供給される、磁気クロックマー
ク(図1)の再生波形からデータ存在点クロック(デー
タクロック)(システムクロック)を生成し、HDC
(ハードディスクコントローラ)11、記録データ発生
回路12、データ復調回路19、およびタイミング発生
回路21に供給するようになされている。
【0078】従って、記録データ発生回路12は、ソー
スデータをもとに、クロック生成回路20から供給され
るデータクロックに同期した記録データを生成して、記
録アンプ13を駆動し、データ復調回路19は、再生ア
ンプ18からの再生信号を、クロック生成回路20から
供給されるデータクロックに同期したデータ(再生デー
タ)に復調することになる。
スデータをもとに、クロック生成回路20から供給され
るデータクロックに同期した記録データを生成して、記
録アンプ13を駆動し、データ復調回路19は、再生ア
ンプ18からの再生信号を、クロック生成回路20から
供給されるデータクロックに同期したデータ(再生デー
タ)に復調することになる。
【0079】タイミング発生回路21は、クロック生成
回路20が生成するデータクロックを計数することによ
り、トラック上のデータ領域やサーボ領域、ギャップな
どのトラック一周に渡る様々な領域の位置(例えば、デ
ータ領域の開始位置および終了位置、サーボ領域の開始
位置および終了位置、インデックスの位置、並びにセク
タの開始位置など)を示すタイミング信号や、記録/再
生切り換え信号などを生成するようになされている。な
お、タイミング信号のうちの必要なものは、例えば1ク
ロックのパルス信号として、HDC11、記録データ発
生回路12、およびデータ復調回路19に供給されるよ
うになされている。また、記録/再生切り換え信号は、
記録/再生切換スイッチ14に供給されるようになされ
ており、従って、切換スイッチ14は、この記録/再生
切り換え信号に対応して、端子RまたはWを選択するよ
うになされている。
回路20が生成するデータクロックを計数することによ
り、トラック上のデータ領域やサーボ領域、ギャップな
どのトラック一周に渡る様々な領域の位置(例えば、デ
ータ領域の開始位置および終了位置、サーボ領域の開始
位置および終了位置、インデックスの位置、並びにセク
タの開始位置など)を示すタイミング信号や、記録/再
生切り換え信号などを生成するようになされている。な
お、タイミング信号のうちの必要なものは、例えば1ク
ロックのパルス信号として、HDC11、記録データ発
生回路12、およびデータ復調回路19に供給されるよ
うになされている。また、記録/再生切り換え信号は、
記録/再生切換スイッチ14に供給されるようになされ
ており、従って、切換スイッチ14は、この記録/再生
切り換え信号に対応して、端子RまたはWを選択するよ
うになされている。
【0080】HDC11は、図14のHDC111と同
様に、ホストコンピュータからの各種命令をCPU10
に伝えるとともに、記録再生動作を制御するようになさ
れている。また、HDC11には、クロック生成回路2
0からシステムクロック(データクロック)が供給され
るとともに、タイミング発生回路21から、タイミング
信号のうちの、回転の原点を与えるインデックス信号、
セクタの開始点(開始位置)を与えるセクタ信号、同期
スタートのためのシンク信号(データ領域の開始位置を
示す信号)、およびその他必要な信号が、上述したよう
に1クロック分のパルスで供給されるようになされてお
り、HDC11は、システムクロックに常に同期し、タ
イミング信号に対応して、記録再生動作の制御を行うよ
うになされている。なお、HDC11に対し、上述した
タイミング信号は、ハードディスク装置動作中は常に供
給されるようになされている。一方、HDC11は、
1,2、または4システムクロック単位で、タイミング
信号を受け付けるようになされている。
様に、ホストコンピュータからの各種命令をCPU10
に伝えるとともに、記録再生動作を制御するようになさ
れている。また、HDC11には、クロック生成回路2
0からシステムクロック(データクロック)が供給され
るとともに、タイミング発生回路21から、タイミング
信号のうちの、回転の原点を与えるインデックス信号、
セクタの開始点(開始位置)を与えるセクタ信号、同期
スタートのためのシンク信号(データ領域の開始位置を
示す信号)、およびその他必要な信号が、上述したよう
に1クロック分のパルスで供給されるようになされてお
り、HDC11は、システムクロックに常に同期し、タ
イミング信号に対応して、記録再生動作の制御を行うよ
うになされている。なお、HDC11に対し、上述した
タイミング信号は、ハードディスク装置動作中は常に供
給されるようになされている。一方、HDC11は、
1,2、または4システムクロック単位で、タイミング
信号を受け付けるようになされている。
【0081】ここで、図4は、HDC11の詳細構成例
を示している。I/Oインターフェイス31は、ホスト
コンピュータとの通信をコントロールするようになされ
ている。バッファコントローラ39は、バッファRAM
22とのデータのやりとりを制御するようになされてい
る。即ち、バッファコントローラ39は、I/Oインタ
ーフェイス31を介してホストコンピュータより供給さ
れたデータを、バッファRAM22に一時記憶させ、そ
のデータを、必要に応じて読み出して、シリアライザ/
デシリアライザ38に供給するようになされている。ま
た、バッファコントローラ39は、シリアライザ/デシ
リアライザ38からのデータを、バッファRAM22に
一時記憶させ、そのデータを必要に応じて読み出して、
I/Oインターフェイス31を介して、ホストコンピュ
ータに供給するようになされている。
を示している。I/Oインターフェイス31は、ホスト
コンピュータとの通信をコントロールするようになされ
ている。バッファコントローラ39は、バッファRAM
22とのデータのやりとりを制御するようになされてい
る。即ち、バッファコントローラ39は、I/Oインタ
ーフェイス31を介してホストコンピュータより供給さ
れたデータを、バッファRAM22に一時記憶させ、そ
のデータを、必要に応じて読み出して、シリアライザ/
デシリアライザ38に供給するようになされている。ま
た、バッファコントローラ39は、シリアライザ/デシ
リアライザ38からのデータを、バッファRAM22に
一時記憶させ、そのデータを必要に応じて読み出して、
I/Oインターフェイス31を介して、ホストコンピュ
ータに供給するようになされている。
【0082】シリアライザ/デシリアライザ38は、バ
ッファコントローラ39を介してバッファRAM22か
ら供給されるデータ(このデータは、ホストコンピュー
タからのデータなので、パラレルデータとなっている)
を、シリアルデータに変換して、ECC生成部37に供
給するとともに、ECC生成部37から供給されるデー
タ(このデータは、シリアルデータとされている)を、
パラレルデータに変換して、バッファコントローラ39
に供給するようになされている。
ッファコントローラ39を介してバッファRAM22か
ら供給されるデータ(このデータは、ホストコンピュー
タからのデータなので、パラレルデータとなっている)
を、シリアルデータに変換して、ECC生成部37に供
給するとともに、ECC生成部37から供給されるデー
タ(このデータは、シリアルデータとされている)を、
パラレルデータに変換して、バッファコントローラ39
に供給するようになされている。
【0083】ECC生成部37は、シリアライザ/デシ
リアラザ38から供給されるデータに、ECCを付加
し、記録データ発生回路21に供給するようになされて
いる。また、ECC生成部37には、データ復調回路1
9より復調データが供給されるようになされており、E
CC生成部37は、復調データに対し、ECC処理を施
して、シリアライザ/デシリアライザ38に供給するよ
うになされている。
リアラザ38から供給されるデータに、ECCを付加
し、記録データ発生回路21に供給するようになされて
いる。また、ECC生成部37には、データ復調回路1
9より復調データが供給されるようになされており、E
CC生成部37は、復調データに対し、ECC処理を施
して、シリアライザ/デシリアライザ38に供給するよ
うになされている。
【0084】ディスクシーケンサ33には、CPU10
によって、後述するような記録/再生動作シーケンスが
記述されるようになされており、ディスクシーケンサ3
3は、そこに記述されたシーケンスにしたがって、チッ
プコントローラ36およびシリアライザ/デシリアライ
ザ38を制御するようになされている。コントロールレ
ジスタ34には、CPU10から供給される、HDC1
1の動作に必要な情報がセットされるようになされてい
る。
によって、後述するような記録/再生動作シーケンスが
記述されるようになされており、ディスクシーケンサ3
3は、そこに記述されたシーケンスにしたがって、チッ
プコントローラ36およびシリアライザ/デシリアライ
ザ38を制御するようになされている。コントロールレ
ジスタ34には、CPU10から供給される、HDC1
1の動作に必要な情報がセットされるようになされてい
る。
【0085】なお、CPU10とHDC11との間の情
報のやりとりは、以上のディスクシーケンサ33および
コントロールレジスタ34を介して行われる。
報のやりとりは、以上のディスクシーケンサ33および
コントロールレジスタ34を介して行われる。
【0086】レジスタデコーダ32は、コントロールレ
ジスタ34にセットされた情報(値)をデコードし、そ
のデコード結果に対応して、HDC11を構成する各ブ
ロックを制御するようになされている。また、レジスタ
デコーダ32は、必要に応じて、割り込み発生回路40
に、CPU10に対して割り込みをかけさせるようにも
なされている。割り込み発生回路40は、レジスタデコ
ーダ32の制御にしたがって、CPU10に対して割り
込みをかけるようになされている。
ジスタ34にセットされた情報(値)をデコードし、そ
のデコード結果に対応して、HDC11を構成する各ブ
ロックを制御するようになされている。また、レジスタ
デコーダ32は、必要に応じて、割り込み発生回路40
に、CPU10に対して割り込みをかけさせるようにも
なされている。割り込み発生回路40は、レジスタデコ
ーダ32の制御にしたがって、CPU10に対して割り
込みをかけるようになされている。
【0087】チップコントローラ36は、タイミング発
生回路21から供給される信号(タイミング信号など)
を受信し、その信号に対し、波形整形処理を施し、ディ
スクシーケンサ33に供給するようになされている。な
お、ディスクシーケンサ33は、チップコントローラ3
6からの信号(タイミング信号)に対応して、記録/再
生動作シーケンスを実行していく。
生回路21から供給される信号(タイミング信号など)
を受信し、その信号に対し、波形整形処理を施し、ディ
スクシーケンサ33に供給するようになされている。な
お、ディスクシーケンサ33は、チップコントローラ3
6からの信号(タイミング信号)に対応して、記録/再
生動作シーケンスを実行していく。
【0088】クロックコントローラ35には、クロック
生成回路20からのシステムクロックが供給されるよう
になされている。クロックコントローラ35は、クロッ
ク生成回路20から供給されるシステムクロックに対し
て波形整形処理を施し、HDC11を構成する各ブロッ
クに供給されるようになされている。従って、HDC1
1を構成する各ブロックは、システムクロックに同期し
て動作することになる。
生成回路20からのシステムクロックが供給されるよう
になされている。クロックコントローラ35は、クロッ
ク生成回路20から供給されるシステムクロックに対し
て波形整形処理を施し、HDC11を構成する各ブロッ
クに供給されるようになされている。従って、HDC1
1を構成する各ブロックは、システムクロックに同期し
て動作することになる。
【0089】[データ記録/再生動作]CPU10にお
いて、HDC11を介して、ホストコンピュータから記
録再生命令が受信されると、HDC11の内部コントロ
ールレジスタ(ディスクシーケンサ33およびコントロ
ールレジスタ34)、および周辺回路(ハードディスク
装置を構成する各ブロック)の内部レジスタに必要な値
が書き込まれる。サーボ回路系(磁気ヘッド15、切換
スイッチ14、再生アンプ18、位置制御回路17、お
よびVCM16)においては、CPU10からセットさ
れた値に応じて、位置制御回路17がアクセスパターン
およびファインパターンの再生信号をもとに、公知の方
法により制御信号を生成し、VCM16を駆動して、磁
気ヘッド15をトラックの中心に位置決めする。
いて、HDC11を介して、ホストコンピュータから記
録再生命令が受信されると、HDC11の内部コントロ
ールレジスタ(ディスクシーケンサ33およびコントロ
ールレジスタ34)、および周辺回路(ハードディスク
装置を構成する各ブロック)の内部レジスタに必要な値
が書き込まれる。サーボ回路系(磁気ヘッド15、切換
スイッチ14、再生アンプ18、位置制御回路17、お
よびVCM16)においては、CPU10からセットさ
れた値に応じて、位置制御回路17がアクセスパターン
およびファインパターンの再生信号をもとに、公知の方
法により制御信号を生成し、VCM16を駆動して、磁
気ヘッド15をトラックの中心に位置決めする。
【0090】さらに、データ記録再生系(データ記録系
(記録データ発生回路12、記録アンプ13、切換スイ
ッチ14、および磁気ヘッド15)およびデータ再生系
(磁気ヘッド15、切換スイッチ14、再生アンプ1
8、およびデータ復調回路19)においては、CPU1
0からセットされた値に応じて記録/再生のための諸設
定が行われる。
(記録データ発生回路12、記録アンプ13、切換スイ
ッチ14、および磁気ヘッド15)およびデータ再生系
(磁気ヘッド15、切換スイッチ14、再生アンプ1
8、およびデータ復調回路19)においては、CPU1
0からセットされた値に応じて記録/再生のための諸設
定が行われる。
【0091】CPU10は、これらの設定が正常に行わ
れたことを確認した後、HDC11のコントロールレジ
スタ34の1つにフラグをたて、これによりそれ以降の
動作制御がHDC11に渡される。
れたことを確認した後、HDC11のコントロールレジ
スタ34の1つにフラグをたて、これによりそれ以降の
動作制御がHDC11に渡される。
【0092】ここで、HDC11の内部コントロールレ
ジスタ(ディスクシーケンサ33およびコントロールレ
ジスタ34)のうちの幾つかはまとまって、記録/再生
動作シーケンスが記述されるディスクシーケンサを構成
している。これは、図4に示したディスクシーケンサ3
3に相当する。ディスクシーケンサ33には、動作の種
類(記録、再生、フォーマット)に応じて、必要な値
(情報)がCPU10によってセットされる。
ジスタ(ディスクシーケンサ33およびコントロールレ
ジスタ34)のうちの幾つかはまとまって、記録/再生
動作シーケンスが記述されるディスクシーケンサを構成
している。これは、図4に示したディスクシーケンサ3
3に相当する。ディスクシーケンサ33には、動作の種
類(記録、再生、フォーマット)に応じて、必要な値
(情報)がCPU10によってセットされる。
【0093】図5乃至図7は、ディスクシーケンサ33
(シーケンサマップ)の記述例を示している。なお、図
6は、図5に続く図であり、図7は、図6に続く図であ
る。また、図5乃至図7に対応した記録/再生動作シー
ケンスをフローチャート化したものを、図8に示す。
(シーケンサマップ)の記述例を示している。なお、図
6は、図5に続く図であり、図7は、図6に続く図であ
る。また、図5乃至図7に対応した記録/再生動作シー
ケンスをフローチャート化したものを、図8に示す。
【0094】ディスクシーケンサ33は、上述した従来
の場合と同様に構成されている。
の場合と同様に構成されている。
【0095】動作制御がCPU10からHDC11に渡
った後は、ディスクシーケンサ33の記述どおりに処理
が行われていく。ディスクシーケンサ33による処理が
終了するまでは、CPU10は関与せず、ディスクシー
ケンサ33では、8クロック(システムクロック)単位
で、1行の処理が行われていく。
った後は、ディスクシーケンサ33の記述どおりに処理
が行われていく。ディスクシーケンサ33による処理が
終了するまでは、CPU10は関与せず、ディスクシー
ケンサ33では、8クロック(システムクロック)単位
で、1行の処理が行われていく。
【0096】[HDCディスクシーケンサ(ディスクシ
ーケンサ33)によるデータ記録制御]HDC11は、
データの記録時に、まず再生されたセクタID(これ
は、データ復調回路19から供給される)を読み込み、
シーケンサ33にセットされている値と比較して、その
セクタがデータを記録すべきセクタか否かを判断する。
HDC11は、セクタがデータを記録すべきセクタであ
ると判断した場合、それに続くデータフィールド(デー
タ領域)の記録動作に移行する。
ーケンサ33)によるデータ記録制御]HDC11は、
データの記録時に、まず再生されたセクタID(これ
は、データ復調回路19から供給される)を読み込み、
シーケンサ33にセットされている値と比較して、その
セクタがデータを記録すべきセクタか否かを判断する。
HDC11は、セクタがデータを記録すべきセクタであ
ると判断した場合、それに続くデータフィールド(デー
タ領域)の記録動作に移行する。
【0097】即ち、HDC11では、図5のシーケンサ
マップの1行目に示したように、再生の始まりを示すタ
イミング信号であるセクタ信号(セクタの開始位置を示
す信号)が、タイミング発生回路21から供給されるの
を待ち、セクタ信号を受信すると、次の段の処理に移行
する。
マップの1行目に示したように、再生の始まりを示すタ
イミング信号であるセクタ信号(セクタの開始位置を示
す信号)が、タイミング発生回路21から供給されるの
を待ち、セクタ信号を受信すると、次の段の処理に移行
する。
【0098】ここで、HDC11には、クロック生成回
路20が生成するデータクロック(システムクロック)
が常に入力されているから、HDC11は、ディスクシ
ーケンサ33が動作し始めた瞬間から、データクロック
(システムクロック)に同期している。また、セクタの
先頭は、バイトアラインがとられているから、タイミン
グ発生回路21からセクタ信号が入力されると、HDC
11では、その瞬間から、バイト(8クロック)単位の
同期までとれることになる。バイト同期が確立される
と、その後は、ディスクシーケンサ33に記述されたシ
ーケンスが、バイト単位で、1行ずつ処理されていく。
路20が生成するデータクロック(システムクロック)
が常に入力されているから、HDC11は、ディスクシ
ーケンサ33が動作し始めた瞬間から、データクロック
(システムクロック)に同期している。また、セクタの
先頭は、バイトアラインがとられているから、タイミン
グ発生回路21からセクタ信号が入力されると、HDC
11では、その瞬間から、バイト(8クロック)単位の
同期までとれることになる。バイト同期が確立される
と、その後は、ディスクシーケンサ33に記述されたシ
ーケンスが、バイト単位で、1行ずつ処理されていく。
【0099】その後、ディスクシーケンサ33において
は、データ再生系(再生回路系)をアクティブにするリ
ードゲートのセットが行われる(リードゲート信号は、
HDC11から再生回路系に向けて出力される)。そし
て、実際のデータのやりとりは、タイミング発生回路2
1からシンク信号が供給されるタイミングで開始され
る。
は、データ再生系(再生回路系)をアクティブにするリ
ードゲートのセットが行われる(リードゲート信号は、
HDC11から再生回路系に向けて出力される)。そし
て、実際のデータのやりとりは、タイミング発生回路2
1からシンク信号が供給されるタイミングで開始され
る。
【0100】なお、リードゲートは、チップコントロー
ラ36から、タイミング発生回路21を介して、データ
復調回路19に供給されるようになされており、またシ
ンク信号とは、タイミング信号の1つで、データ領域の
開始位置を示す信号である。
ラ36から、タイミング発生回路21を介して、データ
復調回路19に供給されるようになされており、またシ
ンク信号とは、タイミング信号の1つで、データ領域の
開始位置を示す信号である。
【0101】ディスクシーケンサ33は、タイミング発
生回路21よりチップコントローラ36を介してシンク
信号を受信するまで待ち状態となり、その後、シンク信
号を受信すると、セクタIDを読む処理を開始する。こ
れは、データ復調回路19よりECC生成部37を介し
てシリアライザ/デシリアライザ38に供給されるデー
タを監視することにより行われる。ディスクシーケンサ
33は、ID情報(セクタID)を読み込んだ後、一旦
リードゲートをリセットし、そのセクタIDを参照し
て、いま注目しているセクタが、データを記録すべきセ
クタかどうかが計算(判定)される。なお、ディスクシ
ーケンサ33には、データを記録すべきセクタのセクタ
IDが記述されるようになされており、上述の判定(計
算)は、この記述されたセクタIDと、読み込まれたセ
クタIDとが一致しているか否かをみることにより行わ
れる。
生回路21よりチップコントローラ36を介してシンク
信号を受信するまで待ち状態となり、その後、シンク信
号を受信すると、セクタIDを読む処理を開始する。こ
れは、データ復調回路19よりECC生成部37を介し
てシリアライザ/デシリアライザ38に供給されるデー
タを監視することにより行われる。ディスクシーケンサ
33は、ID情報(セクタID)を読み込んだ後、一旦
リードゲートをリセットし、そのセクタIDを参照し
て、いま注目しているセクタが、データを記録すべきセ
クタかどうかが計算(判定)される。なお、ディスクシ
ーケンサ33には、データを記録すべきセクタのセクタ
IDが記述されるようになされており、上述の判定(計
算)は、この記述されたセクタIDと、読み込まれたセ
クタIDとが一致しているか否かをみることにより行わ
れる。
【0102】いま注目しているセクタが、データを記録
すべきセクタでない場合、ディスクシーケンサ33は、
リードゲートを再びセットし、次のセクタ信号を受信す
るまで待ち状態となる。そして、次のセクタ信号を受信
すると、以下、同様の処理を繰り返す。
すべきセクタでない場合、ディスクシーケンサ33は、
リードゲートを再びセットし、次のセクタ信号を受信す
るまで待ち状態となる。そして、次のセクタ信号を受信
すると、以下、同様の処理を繰り返す。
【0103】一方、いま注目しているセクタが、データ
を記録すべきセクタである場合、即ちディスクシーケン
サ33に記述されたセクタIDと、磁気ディスク1から
再生されたセクタIDとが一致した場合、ディスクシー
ケンサ33では、ライトゲートのセットが行われる。な
お、ライトゲートは、チップコントローラ36から、タ
イミング発生回路21を介して、記録データ発生回路1
2に供給されるようになされている。
を記録すべきセクタである場合、即ちディスクシーケン
サ33に記述されたセクタIDと、磁気ディスク1から
再生されたセクタIDとが一致した場合、ディスクシー
ケンサ33では、ライトゲートのセットが行われる。な
お、ライトゲートは、チップコントローラ36から、タ
イミング発生回路21を介して、記録データ発生回路1
2に供給されるようになされている。
【0104】バッファRAM22には、ホストコンピュ
ータからのデータが記憶されており、シンク信号入力に
よって、バッファRAM22に記憶されたデータのうち
の512バイトのデータ(ユーザデータ)の書き込みが
行われる。即ち、バッファRAM22に記憶されたデー
タは、バッファコントローラ39、シリアライザ/デシ
リアライザ38、ECC生成部37、記録データ発生回
路12、記録アンプ13、および切換スイッチ14を介
して、磁気ヘッド15に供給され、これにより磁気ディ
スク1に記録される。
ータからのデータが記憶されており、シンク信号入力に
よって、バッファRAM22に記憶されたデータのうち
の512バイトのデータ(ユーザデータ)の書き込みが
行われる。即ち、バッファRAM22に記憶されたデー
タは、バッファコントローラ39、シリアライザ/デシ
リアライザ38、ECC生成部37、記録データ発生回
路12、記録アンプ13、および切換スイッチ14を介
して、磁気ヘッド15に供給され、これにより磁気ディ
スク1に記録される。
【0105】磁気ディスク1に対し、512バイトのデ
ータが出力された後、ECC生成部37では、そのデー
タに対して付加するECC(エラー訂正用符号)が計算
される。このECCも、磁気ディスク1に供給されて書
き込まれる。
ータが出力された後、ECC生成部37では、そのデー
タに対して付加するECC(エラー訂正用符号)が計算
される。このECCも、磁気ディスク1に供給されて書
き込まれる。
【0106】1セクタの処理が終り、まだデータの続き
がある場合は、次のセクタ信号の入力を待って、上述し
た処理が繰り返されることにより、残りのデータが記録
される。
がある場合は、次のセクタ信号の入力を待って、上述し
た処理が繰り返されることにより、残りのデータが記録
される。
【0107】次に、本実施例においては、前述したサー
ボ領域のスキップ処理(サーボ情報を消去しないよう
に、記録データの出力を中断する処理)は、タイミング
発生回路21から割り込み信号(CDRINT)を出力
させることにより行われる。なお、この割り込み信号
は、タイミング発生回路21においてサーボ領域の開始
位置のタイミングで出力されるようになされている。従
って、割り込み信号は、サーボ領域開始信号ということ
ができる。
ボ領域のスキップ処理(サーボ情報を消去しないよう
に、記録データの出力を中断する処理)は、タイミング
発生回路21から割り込み信号(CDRINT)を出力
させることにより行われる。なお、この割り込み信号
は、タイミング発生回路21においてサーボ領域の開始
位置のタイミングで出力されるようになされている。従
って、割り込み信号は、サーボ領域開始信号ということ
ができる。
【0108】ディスクシーケンサ33は、割り込み信号
を受信すると、スキップ処理を行うための割り込みルー
チンを実行するために、その割り込みルーチンの先頭の
シーケンサアドレス(SEQ ADDR)にジャンプす
る。
を受信すると、スキップ処理を行うための割り込みルー
チンを実行するために、その割り込みルーチンの先頭の
シーケンサアドレス(SEQ ADDR)にジャンプす
る。
【0109】図5乃至図7に示したシーケンサマップに
よれば、SEQ ADDR 0Bh(図5)において、
割り込み信号を受信したかどうかが判定され、割り込み
信号を受信した場合には、SEQ ADDR 0Fh
(図6)以降の割り込みルーチンにジャンプするように
なされている。
よれば、SEQ ADDR 0Bh(図5)において、
割り込み信号を受信したかどうかが判定され、割り込み
信号を受信した場合には、SEQ ADDR 0Fh
(図6)以降の割り込みルーチンにジャンプするように
なされている。
【0110】ここで、タイミング発生回路21は、サー
ボ領域の終了位置を示すサーボ領域終了信号(INPU
T)を、タイミング信号として、HDC11に供給する
ようになされている。割り込みルーチンでは、タイミン
グ発生回路21からサーボ領域終了信号が供給されるま
で、スキップ処理が行われる。そして、タイミング発生
回路21からサーボ領域終了信号が供給されると、ディ
スクシーケンサ33は、元のシーケンサアドレス(SE
Q ADDR 0Bh)にリターンし、そこからの処理
を再開する。
ボ領域の終了位置を示すサーボ領域終了信号(INPU
T)を、タイミング信号として、HDC11に供給する
ようになされている。割り込みルーチンでは、タイミン
グ発生回路21からサーボ領域終了信号が供給されるま
で、スキップ処理が行われる。そして、タイミング発生
回路21からサーボ領域終了信号が供給されると、ディ
スクシーケンサ33は、元のシーケンサアドレス(SE
Q ADDR 0Bh)にリターンし、そこからの処理
を再開する。
【0111】本実施例においては、上述したように、H
DC11が、終始、システムクロック(データクロッ
ク)に同期しているため、従来のように磁気ディスク1
に同期用パターンを書き込む必要がない。
DC11が、終始、システムクロック(データクロッ
ク)に同期しているため、従来のように磁気ディスク1
に同期用パターンを書き込む必要がない。
【0112】ところで、割り込み信号(CDRINT)
は、サーボ領域の開始位置が再生されるたびに、HDC
11に供給される。従って、ディスクシーケンサ33に
より処理が開始された後は、上述したセクタ信号の入力
を待つ状態(セクタ信号の入力を待つループを実行して
いる状態)であっても、割り込み処理であるスキップ処
理が行われることになる。
は、サーボ領域の開始位置が再生されるたびに、HDC
11に供給される。従って、ディスクシーケンサ33に
より処理が開始された後は、上述したセクタ信号の入力
を待つ状態(セクタ信号の入力を待つループを実行して
いる状態)であっても、割り込み処理であるスキップ処
理が行われることになる。
【0113】図6のSEQ ADDR 0Fh以降に示
したスキップ処理では、この処理は記録中に行われるこ
とを前提としているため、SEQ ADDR 10hで
ライトゲートをリセットした後、リターンするときにラ
イトゲートをセットするようになされている(SEQ
ADDR 11h)。従って、セクタ信号の入力を待つ
状態において、この割り込み処理がなされると、その終
了後に、ライトゲートがセットされ、データを記録すべ
きセクタが検出されていないにも関わらず、データの記
録が開始されることになる。
したスキップ処理では、この処理は記録中に行われるこ
とを前提としているため、SEQ ADDR 10hで
ライトゲートをリセットした後、リターンするときにラ
イトゲートをセットするようになされている(SEQ
ADDR 11h)。従って、セクタ信号の入力を待つ
状態において、この割り込み処理がなされると、その終
了後に、ライトゲートがセットされ、データを記録すべ
きセクタが検出されていないにも関わらず、データの記
録が開始されることになる。
【0114】そこで、これを防止するために、ディスク
シーケンサ33は、割り込み信号(サーボ領域開始信
号)の入力をマスクするか否かを指定するためのマスク
ビット(XCTLA)(1行を構成する4個のレジスタ
のうち、左から4番目のレジスタの第6および第5ビッ
ト)を含んでいる。図5乃至図7に示したシーケンサマ
ップでは、マスクビットであるXCTLAが10B(但
し、Bはバイナリを意味する)とされているときに、割
り込み信号(サーボ領域開始信号)の入力がマスクされ
るようになされている。
シーケンサ33は、割り込み信号(サーボ領域開始信
号)の入力をマスクするか否かを指定するためのマスク
ビット(XCTLA)(1行を構成する4個のレジスタ
のうち、左から4番目のレジスタの第6および第5ビッ
ト)を含んでいる。図5乃至図7に示したシーケンサマ
ップでは、マスクビットであるXCTLAが10B(但
し、Bはバイナリを意味する)とされているときに、割
り込み信号(サーボ領域開始信号)の入力がマスクされ
るようになされている。
【0115】なお、HDC11は、XCTLAが10B
とされているときは、割り込み信号(サーボ領域開始信
号)の入力を受け付けないロジック回路(図示せず)を
有する。また、マスクビットであるXCTLAが10B
(但し、Bはバイナリを意味する)とされているとき
は、割り込み信号(サーボ領域開始信号)の他、サーボ
領域終了信号の入力もマスクされるようになされてい
る。
とされているときは、割り込み信号(サーボ領域開始信
号)の入力を受け付けないロジック回路(図示せず)を
有する。また、マスクビットであるXCTLAが10B
(但し、Bはバイナリを意味する)とされているとき
は、割り込み信号(サーボ領域開始信号)の他、サーボ
領域終了信号の入力もマスクされるようになされてい
る。
【0116】[HDCディスクシーケンサによるデータ
再生制御]データ再生時も、セクタIDを読み出し、そ
のセクタがデータを読み出すべきセクタかどうかを判断
するルーチンは、上述した記録動作における場合と同様
である。データを読み出すべきセクタが検出された後
は、HDC11において、リードゲートがセットされ、
シンク信号をトリガにユーザデータ512バイトが、磁
気ディスク1から、磁気ヘッド15、切換スイッチ1
4、再生アンプ18、データ復調回路19、ECC生成
部37、シリアライザ/デシリアライザ38、およびバ
ッファコントローラ39を介してバッファRAM22に
読み込まれる。
再生制御]データ再生時も、セクタIDを読み出し、そ
のセクタがデータを読み出すべきセクタかどうかを判断
するルーチンは、上述した記録動作における場合と同様
である。データを読み出すべきセクタが検出された後
は、HDC11において、リードゲートがセットされ、
シンク信号をトリガにユーザデータ512バイトが、磁
気ディスク1から、磁気ヘッド15、切換スイッチ1
4、再生アンプ18、データ復調回路19、ECC生成
部37、シリアライザ/デシリアライザ38、およびバ
ッファコントローラ39を介してバッファRAM22に
読み込まれる。
【0117】ユーザデータ512バイトが読み出された
後は、記録時にそのデータに付加されたECCが読み出
され、そのECCが、ECC生成部37において計算さ
れた値とを比較され、その比較結果に応じて、バッファ
RAM22に記憶されたユーザデータに対し、エラー訂
正(ECC)処理が施される。エラー訂正のなされた正
しいユーザデータは、バッファRAM22よりバッファ
コントローラ39およびI/Oインターフェイス31を
介して、ホストインターフェイスバス(ホストコンピュ
ータとI/Oインターフェイス31とを接続するバス)
に出力される。
後は、記録時にそのデータに付加されたECCが読み出
され、そのECCが、ECC生成部37において計算さ
れた値とを比較され、その比較結果に応じて、バッファ
RAM22に記憶されたユーザデータに対し、エラー訂
正(ECC)処理が施される。エラー訂正のなされた正
しいユーザデータは、バッファRAM22よりバッファ
コントローラ39およびI/Oインターフェイス31を
介して、ホストインターフェイスバス(ホストコンピュ
ータとI/Oインターフェイス31とを接続するバス)
に出力される。
【0118】なお、再生時においても、サーボ領域のス
キップ処理は、データ記録時における場合と同様にして
行われる。但し、再生時においては、ライトゲートでは
なく、リードゲートがセット/リセットされ、またパッ
ドの書き込みは行われない。
キップ処理は、データ記録時における場合と同様にして
行われる。但し、再生時においては、ライトゲートでは
なく、リードゲートがセット/リセットされ、またパッ
ドの書き込みは行われない。
【0119】[データ記録時の周辺回路の動作]次に、
データ記録モードにおいてCPU10から所定の値がセ
ットされた後の周辺回路系の動作について、図9のタイ
ミングチャートを参照して説明する。磁気ディスク1面
上の同心円状トラックの一部を直線状に展開したものを
図9(a)に示す。データ記録モードで、トラッキング
をかけながら磁気クロックパターンに同期して記録を行
うためには、磁気クロックパターン、ファインパターン
の再生と、データセグメント(データ領域)へのデータ
記録とを交互に繰り返す必要がある。そのため、タイミ
ング発生回路21が生成する記録/再生切換信号によ
り、記録/再生切換スイッチ14が制御される。
データ記録モードにおいてCPU10から所定の値がセ
ットされた後の周辺回路系の動作について、図9のタイ
ミングチャートを参照して説明する。磁気ディスク1面
上の同心円状トラックの一部を直線状に展開したものを
図9(a)に示す。データ記録モードで、トラッキング
をかけながら磁気クロックパターンに同期して記録を行
うためには、磁気クロックパターン、ファインパターン
の再生と、データセグメント(データ領域)へのデータ
記録とを交互に繰り返す必要がある。そのため、タイミ
ング発生回路21が生成する記録/再生切換信号によ
り、記録/再生切換スイッチ14が制御される。
【0120】なお、記録/再生切換信号は、タイミング
発生回路21が、HDC11からのライトゲート、リー
ドゲート、データゲート、およびサーボゲートをもとに
して生成するようになされている。
発生回路21が、HDC11からのライトゲート、リー
ドゲート、データゲート、およびサーボゲートをもとに
して生成するようになされている。
【0121】図9において、最初は、記録/再生切換信
号(図9(b))がHighであり、この場合、切換ス
イッチ14は、端子R側を選択している。従って、磁気
ヘッド15は、切換スイッチ14を介して再生アンプ1
8に接続されている。このとき、その出力再生波形(図
9(d))として、クロックパターンに対応する孤立波
形が得られる。クロック生成回路20は、過去の履歴を
もとにクロックパターンの出現時刻を予測し、内部でク
ロックゲート信号(図9(c))を作成し、この信号が
出ている期間内に出現する孤立再生波形を正規のクロッ
クパターンとみなして、内部に持つPLLの位相を更新
し、クロックパターンにデータクロック(図9(e))
を位相同期させる。このクロックがシステムクロックと
なり、HDC11を含む各ブロックに供給される。
号(図9(b))がHighであり、この場合、切換ス
イッチ14は、端子R側を選択している。従って、磁気
ヘッド15は、切換スイッチ14を介して再生アンプ1
8に接続されている。このとき、その出力再生波形(図
9(d))として、クロックパターンに対応する孤立波
形が得られる。クロック生成回路20は、過去の履歴を
もとにクロックパターンの出現時刻を予測し、内部でク
ロックゲート信号(図9(c))を作成し、この信号が
出ている期間内に出現する孤立再生波形を正規のクロッ
クパターンとみなして、内部に持つPLLの位相を更新
し、クロックパターンにデータクロック(図9(e))
を位相同期させる。このクロックがシステムクロックと
なり、HDC11を含む各ブロックに供給される。
【0122】タイミング発生回路21は、このシステム
クロック(データクロック)を計数することにより、ト
ラック上のデータ領域や、サーボ領域、ギャップなど、
トラック一周に渡る様々な領域の位置を示すタイミング
信号(上述したように、例えば1クロックのパルス信
号)を生成するとともに、サーボゲート、データゲート
信号なども生成し、生成した信号を、必要に応じて、各
ブロックに供給する。
クロック(データクロック)を計数することにより、ト
ラック上のデータ領域や、サーボ領域、ギャップなど、
トラック一周に渡る様々な領域の位置を示すタイミング
信号(上述したように、例えば1クロックのパルス信
号)を生成するとともに、サーボゲート、データゲート
信号なども生成し、生成した信号を、必要に応じて、各
ブロックに供給する。
【0123】また、サーボ系(サーボ回路系)では、位
置制御回路17が、ファインパターンの再生信号をもと
に記録すべきトラックの中心からの磁気ヘッド15の位
置のずれを計算し、VCM16を駆動させる。この動作
は、サーボパターンが現れる度に行われ、磁気ヘッド1
5は、トラック中心に正確に位置決めされる。
置制御回路17が、ファインパターンの再生信号をもと
に記録すべきトラックの中心からの磁気ヘッド15の位
置のずれを計算し、VCM16を駆動させる。この動作
は、サーボパターンが現れる度に行われ、磁気ヘッド1
5は、トラック中心に正確に位置決めされる。
【0124】ファインパターンが過ぎると、HDC11
により与えられるライトゲート信号はアクティブとなり
(ライトゲートがセットされ)、記録/再生切換信号
(図9(b))はLowとなり、この場合、切換スイッ
チ14は、端子W側を選択する。従って、磁気ヘッド1
5は記録/再生切換スイッチ14を介して記録アンプ1
3に接続され、データ領域に対する記録が行われる。
により与えられるライトゲート信号はアクティブとなり
(ライトゲートがセットされ)、記録/再生切換信号
(図9(b))はLowとなり、この場合、切換スイッ
チ14は、端子W側を選択する。従って、磁気ヘッド1
5は記録/再生切換スイッチ14を介して記録アンプ1
3に接続され、データ領域に対する記録が行われる。
【0125】即ち、ホストコンピュータからのソースデ
ータ(ユーザデータ)は、一時的にバッファRAM22
に蓄えられ、このデータは、HDC11を介して、上述
のようにして、タイミング信号に合わせて、データクロ
ック(システムクロック)に同期して出力される。この
データは、記録データ発生回路12によって、データク
ロックの立ち上がりに同期した記録データ(図9
(f))とされ、記録アンプ13、切換スイッチ14、
および磁気ヘッド15を介して磁気ディスク1に記録さ
れる。
ータ(ユーザデータ)は、一時的にバッファRAM22
に蓄えられ、このデータは、HDC11を介して、上述
のようにして、タイミング信号に合わせて、データクロ
ック(システムクロック)に同期して出力される。この
データは、記録データ発生回路12によって、データク
ロックの立ち上がりに同期した記録データ(図9
(f))とされ、記録アンプ13、切換スイッチ14、
および磁気ヘッド15を介して磁気ディスク1に記録さ
れる。
【0126】なお、バッファRAM22から読み出され
たデータが、磁気ディスク1に記録されるまでの時間差
は、タイミング発生回路21において、予めデータクロ
ック数に基づいて認識することができるので、タイミン
グ発生回路21は、その分早くHDC11にタイミング
信号を入力するようになされている。
たデータが、磁気ディスク1に記録されるまでの時間差
は、タイミング発生回路21において、予めデータクロ
ック数に基づいて認識することができるので、タイミン
グ発生回路21は、その分早くHDC11にタイミング
信号を入力するようになされている。
【0127】1つのデータ領域長に相当する、所定の時
間(データ存在点クロック単位)が経過すると、タイミ
ング発生回路21は、記録/再生切換信号を再びHig
hにする。これにより、切換スイッチ14が端子Wから
Rに切換られ、再び磁気クロックパターンの再生信号が
クロック生成回路20に与えられ、クロック生成が続行
される。またサーボ回路系では、ファインパターンの再
生信号をもとに、トラック中心への位置決めを継続す
る。
間(データ存在点クロック単位)が経過すると、タイミ
ング発生回路21は、記録/再生切換信号を再びHig
hにする。これにより、切換スイッチ14が端子Wから
Rに切換られ、再び磁気クロックパターンの再生信号が
クロック生成回路20に与えられ、クロック生成が続行
される。またサーボ回路系では、ファインパターンの再
生信号をもとに、トラック中心への位置決めを継続す
る。
【0128】[データ再生時の周辺回路の動作]データ
の再生を行う際には、データ再生系において、データク
ロックの立ち上がり時刻における再生波形が参照され
る。このハードディスク装置は、全体がシステムクロッ
ク(データクロック)に同期しているので、データクロ
ックの立ち上がり時刻において再生波形を参照すれば、
それが磁気ディスク1上の実データ存在位置に対応する
ので、誤りのないデータ検出が可能になる。
の再生を行う際には、データ再生系において、データク
ロックの立ち上がり時刻における再生波形が参照され
る。このハードディスク装置は、全体がシステムクロッ
ク(データクロック)に同期しているので、データクロ
ックの立ち上がり時刻において再生波形を参照すれば、
それが磁気ディスク1上の実データ存在位置に対応する
ので、誤りのないデータ検出が可能になる。
【0129】[その他の実施例]図10は、本発明を適
用したハードディスク装置の他の構成例を示している。
なお、図中、図3における場合と対応する部分について
は、同一の符号を付してある。さらに、図10において
は、CPU10、記録データ発生回路12、記録アンプ
13、切換スイッチ14、磁気ヘッド15、VCM1
6、位置制御回路17、再生アンプ18、データ復調回
路19の図示を省略してある。また、8/9エンコーダ
/デコーダは、記録データ発生回路12およびデータ復
調回路19の一部を構成するものである。
用したハードディスク装置の他の構成例を示している。
なお、図中、図3における場合と対応する部分について
は、同一の符号を付してある。さらに、図10において
は、CPU10、記録データ発生回路12、記録アンプ
13、切換スイッチ14、磁気ヘッド15、VCM1
6、位置制御回路17、再生アンプ18、データ復調回
路19の図示を省略してある。また、8/9エンコーダ
/デコーダは、記録データ発生回路12およびデータ復
調回路19の一部を構成するものである。
【0130】ハードディスク装置(磁気ディスク装置)
において、高密度化を図るための信号処理方式として、
パーシャルレスポンスと最尤復号法(例えば、ビタビ法
など)を合わせて用いる方式(PRML)が知られてい
る。また、この方式に適するチャネル符号化技術とし
て、例えば8/9変換が知られている。
において、高密度化を図るための信号処理方式として、
パーシャルレスポンスと最尤復号法(例えば、ビタビ法
など)を合わせて用いる方式(PRML)が知られてい
る。また、この方式に適するチャネル符号化技術とし
て、例えば8/9変換が知られている。
【0131】図10のハードディスク装置においては、
データが、8/9変換されて記録されるようになされて
いる。即ち、HDC11から出力されるデータは、8/
9エンコーダ/デコーダ51を介することにより、8ビ
ットのブロック単位から9ビットの符号に変換され、磁
気ディスク1に記録されるようになされている。また、
磁気ディスク1から再生されたデータは、8/9エンコ
ーダ/デコーダ51を介することにより、9ビットのブ
ロック単位から8ビットに変換され、HDC11に供給
されるようになされている。
データが、8/9変換されて記録されるようになされて
いる。即ち、HDC11から出力されるデータは、8/
9エンコーダ/デコーダ51を介することにより、8ビ
ットのブロック単位から9ビットの符号に変換され、磁
気ディスク1に記録されるようになされている。また、
磁気ディスク1から再生されたデータは、8/9エンコ
ーダ/デコーダ51を介することにより、9ビットのブ
ロック単位から8ビットに変換され、HDC11に供給
されるようになされている。
【0132】この場合、クロック生成回路20では、1
周9×Nのクロック(Clock9)が生成される。ハ
ードディスク装置を構成する各ブロックのうちのHDC
11を除くブロックは、このクロック(Clock9)
に同期して動作する。
周9×Nのクロック(Clock9)が生成される。ハ
ードディスク装置を構成する各ブロックのうちのHDC
11を除くブロックは、このクロック(Clock9)
に同期して動作する。
【0133】−1/9クロック生成回路52には、クロ
ック生成回路20からクロック(Clock9)が供給
されるようになされている。−1/9クロック生成回路
52は、クロック生成回路20からのクロック(Clo
ck9)を規則的に間欠させ、間欠クロックとするよう
になされている。即ち、−1/9クロック生成回路52
は、クロック生成回路20からのクロック(Clock
9)を、例えば9クロックに1クロックだけマスクし
て、残りの8クロックをHDC11に供給するようにな
されている。
ック生成回路20からクロック(Clock9)が供給
されるようになされている。−1/9クロック生成回路
52は、クロック生成回路20からのクロック(Clo
ck9)を規則的に間欠させ、間欠クロックとするよう
になされている。即ち、−1/9クロック生成回路52
は、クロック生成回路20からのクロック(Clock
9)を、例えば9クロックに1クロックだけマスクし
て、残りの8クロックをHDC11に供給するようにな
されている。
【0134】従って、HDC11は、8×Nのクロック
(Clock8)に同期して動作することになる。
(Clock8)に同期して動作することになる。
【0135】データは、8/9エンコーダ/デコーダ5
1を介してやりとりされるようになされており、従って
磁気ディスク1上では、データが9ビットを1単位とし
て取り扱われるが、HDC11では、データは8ビット
を1単位として取り扱われる。よって、上述したよう
に、HDC11を、8×Nのクロック(Clock8)
に同期して動作させることにより、HDC11における
処理を簡単化することができる。
1を介してやりとりされるようになされており、従って
磁気ディスク1上では、データが9ビットを1単位とし
て取り扱われるが、HDC11では、データは8ビット
を1単位として取り扱われる。よって、上述したよう
に、HDC11を、8×Nのクロック(Clock8)
に同期して動作させることにより、HDC11における
処理を簡単化することができる。
【0136】なお、HDC11は、9クロックに1クロ
ック休止することになるが、他の各ブロックとは同期が
とれているので、動作に支障を生じることはない。即
ち、例えばタイミング発生回路21からは、タイミング
信号がクロック(Clock9)に同期して出力される
が、HDC11は、このタイミング信号をそのまま用い
て動作することができる。
ック休止することになるが、他の各ブロックとは同期が
とれているので、動作に支障を生じることはない。即
ち、例えばタイミング発生回路21からは、タイミング
信号がクロック(Clock9)に同期して出力される
が、HDC11は、このタイミング信号をそのまま用い
て動作することができる。
【0137】以上のように、システム全体が完全同期型
で動作するようにしたので、自己同期のために必要とな
るデータ用プリアンブル、サーボ用プリアンブルなどの
オーバーヘッドデータが必要なくなり、フォーマット効
率を向上させることができる。また、HDC11が自身
で同期をとらずに済むようにし、パルス信号であるタイ
ミング信号だけで動作の開始、停止、再開などがなされ
るようにしたので、装置の制御を簡単化するとともに、
装置(ドライブ)の制御能力を向上させることができ
る。さらに、その結果、フォーマットの自由度を増大さ
せることができる。
で動作するようにしたので、自己同期のために必要とな
るデータ用プリアンブル、サーボ用プリアンブルなどの
オーバーヘッドデータが必要なくなり、フォーマット効
率を向上させることができる。また、HDC11が自身
で同期をとらずに済むようにし、パルス信号であるタイ
ミング信号だけで動作の開始、停止、再開などがなされ
るようにしたので、装置の制御を簡単化するとともに、
装置(ドライブ)の制御能力を向上させることができ
る。さらに、その結果、フォーマットの自由度を増大さ
せることができる。
【0138】以上、本発明をハードディスク装置(磁気
ディスク装置)に適用した場合について説明したが、本
発明は、この他、例えば光ディスクや光磁気ディスクな
どのディスクにディジタル情報を記録/再生するディス
ク駆動装置にも適用可能である。
ディスク装置)に適用した場合について説明したが、本
発明は、この他、例えば光ディスクや光磁気ディスクな
どのディスクにディジタル情報を記録/再生するディス
ク駆動装置にも適用可能である。
【0139】なお、本実施例においては、スキップ処理
を、タイミング発生回路21からの割り込み信号(CD
RINT)をトリガとして行うようにしたが、従来どお
り、スキップするバイト数を、セクタID領域に書き込
んでおくことにより行うようにしても良い。また、HD
C11の内部のカウンタを設け、CPU10に、そのカ
ウンタに対し、スキップするバイト数をセットさせるこ
とにより、スキップ処理を行わせるようにすることも可
能である。
を、タイミング発生回路21からの割り込み信号(CD
RINT)をトリガとして行うようにしたが、従来どお
り、スキップするバイト数を、セクタID領域に書き込
んでおくことにより行うようにしても良い。また、HD
C11の内部のカウンタを設け、CPU10に、そのカ
ウンタに対し、スキップするバイト数をセットさせるこ
とにより、スキップ処理を行わせるようにすることも可
能である。
【0140】また、本実施例では、割り込み信号(CD
RINT信号)の入力を受け付けない機能を有するHD
C11を用い、マスクビット(XCTLA)をたてるこ
とで割り込み信号の入力をマスクするようにしたが、そ
の他の方法で、割り込み信号(CDRINT信号)の入
力をマスクすることが可能である。即ち、例えば、HD
C11などに、一般的に用意されている汎用出力信号を
用いることが可能である。具体的には、セクタ信号を待
つループが実行されている場合に、その汎用出力信号
を、HDC11に出力させるようにし、その信号が出力
されている間は、割り込み信号(CDRINT信号)
を、HDC11に出力しないように構成された外部ロジ
ック回路を設けるようにすれば良い。
RINT信号)の入力を受け付けない機能を有するHD
C11を用い、マスクビット(XCTLA)をたてるこ
とで割り込み信号の入力をマスクするようにしたが、そ
の他の方法で、割り込み信号(CDRINT信号)の入
力をマスクすることが可能である。即ち、例えば、HD
C11などに、一般的に用意されている汎用出力信号を
用いることが可能である。具体的には、セクタ信号を待
つループが実行されている場合に、その汎用出力信号
を、HDC11に出力させるようにし、その信号が出力
されている間は、割り込み信号(CDRINT信号)
を、HDC11に出力しないように構成された外部ロジ
ック回路を設けるようにすれば良い。
【0141】さらに、本実施例においては、磁気クロッ
クマークはディスク面上に放射状に連続して形成された
ものとしたが、半径に沿って断続的に形成されたもので
あっても良い。また、システムクロックは、半径方向に
ゾーニングに合わせて変化させるようにすることも可能
である。さらに、磁気クロックマークや、アクセスパタ
ーン、およびファインパターンなどは、エッチングによ
りディスク面上に形成されたものしたが、これらは、従
来の平坦なメディア上に、磁気記録により記録された磁
化パターンとして形成することも可能である。
クマークはディスク面上に放射状に連続して形成された
ものとしたが、半径に沿って断続的に形成されたもので
あっても良い。また、システムクロックは、半径方向に
ゾーニングに合わせて変化させるようにすることも可能
である。さらに、磁気クロックマークや、アクセスパタ
ーン、およびファインパターンなどは、エッチングによ
りディスク面上に形成されたものしたが、これらは、従
来の平坦なメディア上に、磁気記録により記録された磁
化パターンとして形成することも可能である。
【0142】また、本実施例では、磁気ヘッド15を、
一般的な記録再生兼用ヘッドとしたが、記録用と再生用
に、それぞれ専用のヘッドを用いるようにすることが可
能である。さらに、磁気クロックマーク、アクセスパタ
ーン、およびファインパターンなどの各種パターン、並
びにデータ領域内の磁化反転が検出できれば、他の原理
に基づく再生ヘッドであっても良い。
一般的な記録再生兼用ヘッドとしたが、記録用と再生用
に、それぞれ専用のヘッドを用いるようにすることが可
能である。さらに、磁気クロックマーク、アクセスパタ
ーン、およびファインパターンなどの各種パターン、並
びにデータ領域内の磁化反転が検出できれば、他の原理
に基づく再生ヘッドであっても良い。
【0143】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、フォーマ
ット効率を向上させることができる。さらに、装置の制
御を簡単化することができる。
ット効率を向上させることができる。さらに、装置の制
御を簡単化することができる。
【図1】磁気ディスク1のサーボ領域近傍のフォーマッ
トを説明する図である。
トを説明する図である。
【図2】磁気ディスク1のフォーマットを説明する図で
ある。
ある。
【図3】本発明を適用したハードディスク装置の第1実
施例の構成を示すブロック図である。
施例の構成を示すブロック図である。
【図4】図3のHDC11の詳細構成例を示すブロック
図である。
図である。
【図5】図4のディスクシーケンサ33の記述例を示す
図である。
図である。
【図6】図4のディスクシーケンサ33の記述例を示す
図(図5に続く図)である。
図(図5に続く図)である。
【図7】図4のディスクシーケンサ33の記述例を示す
図(図6に続く図)である。
図(図6に続く図)である。
【図8】図5乃至図7に対応した記録/再生動作シーケ
ンスを示すフローチャートである。
ンスを示すフローチャートである。
【図9】図3のハードディスク装置の動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
めのタイミングチャートである。
【図10】本発明を適用したハードディスク装置の第2
実施例の構成を示すブロック図である。
実施例の構成を示すブロック図である。
【図11】従来の磁気ディスクの一例の構成を示す平面
図である。
図である。
【図12】従来のセクタサーボ型磁気ディスクのフォー
マットを説明する図である。
マットを説明する図である。
【図13】従来のセクタサーボ型磁気ディスクのサーボ
領域近傍のフォーマットを説明する図である。
領域近傍のフォーマットを説明する図である。
【図14】従来のハードディスク装置の一例の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図15】図14のHDC111にセットされるシーケ
ンスの記述例を示す図である。
ンスの記述例を示す図である。
【図16】図14のHDC111にセットされるシーケ
ンスの記述例を示す図(図15に続く図)である。
ンスの記述例を示す図(図15に続く図)である。
【図17】図14のHDC111にセットされるシーケ
ンスの記述例を示す図(図16に続く図)である。
ンスの記述例を示す図(図16に続く図)である。
【図18】図15乃至図17に対応した記録/再生動作
シーケンスを示すフローチャートである。
シーケンスを示すフローチャートである。
1 磁気ディスク 10 CPU 11 ハードディスクコントローラ(HDC) 12 記録データ発生回路 13 記録アンプ 14 記録/再生切換スイッチ 15 磁気ヘッド 16 ボイスコイルモータ(VCM) 17 位置制御回路 18 再生アンプ 19 データ復調回路 20 クロック生成回路 21 タイミング発生回路 22 バッファRAM 31 I/Oインターフェイス 32 レジスタデコーダ 33 ディスクシーケンサ 34 コントロールレジスタ 35 クロックコントローラ 36 チップコントローラ 37 ECC生成部 38 シリアライザ/デシリアライザ 39 バッファコントローラ 40 割り込み発生回路 51 8/9エンコーダ/デコーダ 52 −1/9クロック生成回路
Claims (10)
- 【請求項1】 データを記録するデータ領域と、サーボ
情報を記録するサーボ領域とがトラックに独立して繰り
返し形成されているディスクを駆動するディスク駆動装
置であって、 前記サーボ情報は、クロックパターンを含み、 前記ディスクから情報を再生する再生手段と、 前記再生手段により再生された情報のうちの前記クロッ
クパターンに対応して、システムクロックを生成するク
ロック生成手段とを備え、 装置全体が、前記システムクロックに同期して動作する
ことを特徴とするディスク駆動装置。 - 【請求項2】 前記ディスクにデータを記録する記録手
段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のデ
ィスク駆動装置。 - 【請求項3】 前記システムクロックに基づいて、前記
ディスク上における所定の情報点の位置を与えるタイミ
ング信号を生成するタイミング信号生成手段と、 所定の記録/再生動作シーケンスが記述されるシーケン
サを含み、そのシーケンサに記述された前記記録/再生
動作シーケンスにしたがい、前記タイミング信号に対応
して記録/再生動作を制御する制御手段とをさらに備え
ることを特徴とする請求項2に記載のディスク駆動装
置。 - 【請求項4】 前記タイミング信号は、前記サーボ領域
の開始位置および終了位置を与える信号を含み、 前記所定の記録/再生動作シーケンスは、前記記録手段
によるデータの記録を中断させる割り込みルーチンを含
み、 前記制御手段は、記録時において、前記サーボ領域の開
始位置のタイミングで、前記割り込みルーチンにジャン
プし、前記サーボ領域の終了位置のタイミングで、前記
割り込みルーチンからリターンすることを特徴とする請
求項3に記載のディスク駆動装置。 - 【請求項5】 前記トラックは、複数のセクタに区分さ
れており、 前記タイミング信号は、前記セクタの開始位置を与える
信号をさらに含み、 前記所定の記録/再生動作シーケンスは、前記セクタの
開始位置を与えるタイミング信号を待つループをさらに
含み、 前記制御手段は、前記ループを実行している間、前記タ
イミング信号生成手段からの前記サーボ領域の開始位置
および終了位置を与えるタイミング信号の入力をマスク
することを特徴とする請求項4に記載のディスク駆動装
置。 - 【請求項6】 前記サーボ情報は、前記ディスクの回転
中心を与えるインデックスをさらに含み、 タイミング信号は、前記サーボ領域の開始位置および終
了位置、並びに前記セクタの開始位置を与える信号の
他、前記インデックスの位置、および前記データ領域の
開始位置を与える信号を、少なくとも含むことを特徴と
する請求項5に記載のディスク駆動装置。 - 【請求項7】 前記制御手段は、1,2、または4シス
テムクロック単位で、前記タイミング信号を受け付け、
8システムクロック単位である1バイト単位で、前記所
定の記録/再生動作シーケンスを実行することを特徴と
する請求項3乃至6のいずれかに記載のディスク駆動装
置。 - 【請求項8】 前記システムクロックを規則的に間欠さ
せ、間欠クロックとする間欠手段をさらに備え、 前記制御手段は、前記間欠クロックに同期して動作する
ことを特徴とする請求項3乃至7のいずれかに記載のデ
ィスク駆動装置。 - 【請求項9】 前記システムクロックは、記録/再生し
ている前記ディスクの半径方向の位置によって変化する
ことを特徴とする請求項2乃至8のいずれかに記載のデ
ィスク駆動装置。 - 【請求項10】 前記再生手段および記録手段は、磁気
ヘッドであり、 前記ディスクは、磁気ディスクであることを特徴とする
請求項2乃至9のいずれかに記載のディスク駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27195694A JPH08138329A (ja) | 1994-11-07 | 1994-11-07 | ディスク駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27195694A JPH08138329A (ja) | 1994-11-07 | 1994-11-07 | ディスク駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08138329A true JPH08138329A (ja) | 1996-05-31 |
Family
ID=17507159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27195694A Withdrawn JPH08138329A (ja) | 1994-11-07 | 1994-11-07 | ディスク駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08138329A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7090521B2 (en) | 2004-11-18 | 2006-08-15 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Floating connector |
US7586707B2 (en) | 2005-10-06 | 2009-09-08 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. | Magnetic disk drive with increased storage capacity |
JP2010073295A (ja) * | 2008-09-22 | 2010-04-02 | Toshiba Storage Device Corp | 磁気記録装置、制御装置および磁気記録装置制御方法 |
-
1994
- 1994-11-07 JP JP27195694A patent/JPH08138329A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7090521B2 (en) | 2004-11-18 | 2006-08-15 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Floating connector |
US7586707B2 (en) | 2005-10-06 | 2009-09-08 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. | Magnetic disk drive with increased storage capacity |
JP2010073295A (ja) * | 2008-09-22 | 2010-04-02 | Toshiba Storage Device Corp | 磁気記録装置、制御装置および磁気記録装置制御方法 |
US8098449B2 (en) | 2008-09-22 | 2012-01-17 | Toshiba Storage Device Corporation | Magnetic recording device, control device, and magnetic recording device control method |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020115 |