JPH08135919A - 燃焼装置 - Google Patents
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- JPH08135919A JPH08135919A JP27773394A JP27773394A JPH08135919A JP H08135919 A JPH08135919 A JP H08135919A JP 27773394 A JP27773394 A JP 27773394A JP 27773394 A JP27773394 A JP 27773394A JP H08135919 A JPH08135919 A JP H08135919A
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- pulverized coal
- coal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 広い負荷範囲において安定して低NOx燃焼
が可能な燃焼装置を提供する。 【構成】 微粉炭噴出孔(1次流路)内部の中心と外周
部との間に保炎器20を設置し、この保炎器20に微粉
炭濃縮流を衝突させる。
が可能な燃焼装置を提供する。 【構成】 微粉炭噴出孔(1次流路)内部の中心と外周
部との間に保炎器20を設置し、この保炎器20に微粉
炭濃縮流を衝突させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微粉炭を空気で搬送し
ボイラなどで燃焼する微粉炭バーナを備えた燃焼装置に
係わり、特に広い負荷範囲で運転可能かつ広範囲な性状
の石炭に対応可能で、低NOx燃焼を実現することがで
きる燃焼装置に関するものである。
ボイラなどで燃焼する微粉炭バーナを備えた燃焼装置に
係わり、特に広い負荷範囲で運転可能かつ広範囲な性状
の石炭に対応可能で、低NOx燃焼を実現することがで
きる燃焼装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】火力発電事業用として近年は微粉炭焚ボ
イラの割合が増加しつつある。微粉炭焚ボイラにおいて
も、年間・日中の電力需要変化に対応するため、発電プ
ラント(即ち発電用ボイラ)には中間負荷運用が要求さ
れるが、多数のバーナを設置した発電用ボイラの負荷調
整法として、バーナ負荷変化の幅を小さくして運転微粉
炭機(以下、ミルと称する)数変化で対応するいわゆる
ミルカットでは、ミルを含む燃焼装置系統の起動・停止
準備時間が長くプラント制御性が悪化するため、ミルカ
ットをせずにバーナ自体の負荷調整によるのが望まし
い。このためには、微粉炭バーナが広い負荷範囲で安定
に運転できることが必要である。
イラの割合が増加しつつある。微粉炭焚ボイラにおいて
も、年間・日中の電力需要変化に対応するため、発電プ
ラント(即ち発電用ボイラ)には中間負荷運用が要求さ
れるが、多数のバーナを設置した発電用ボイラの負荷調
整法として、バーナ負荷変化の幅を小さくして運転微粉
炭機(以下、ミルと称する)数変化で対応するいわゆる
ミルカットでは、ミルを含む燃焼装置系統の起動・停止
準備時間が長くプラント制御性が悪化するため、ミルカ
ットをせずにバーナ自体の負荷調整によるのが望まし
い。このためには、微粉炭バーナが広い負荷範囲で安定
に運転できることが必要である。
【0003】また、石炭性状を表す指標の一つに燃料比
(固定炭素質量/揮発分質量)があるが、これは石炭の
燃焼性を大まかに表している。発電用ボイラで使用され
る石炭の燃料比は、従来は比較的燃焼性の良い0.8〜
2.5程度であったが、燃料比2.5以上の高燃料比炭
などの燃焼性の悪い石炭でも微粉炭焚ボイラで使用する
必要が生まれてきた。
(固定炭素質量/揮発分質量)があるが、これは石炭の
燃焼性を大まかに表している。発電用ボイラで使用され
る石炭の燃料比は、従来は比較的燃焼性の良い0.8〜
2.5程度であったが、燃料比2.5以上の高燃料比炭
などの燃焼性の悪い石炭でも微粉炭焚ボイラで使用する
必要が生まれてきた。
【0004】ボイラに限らず燃焼装置一般に対し、環境
保全の観点から窒素酸化物(以下、NOx)排出量の少
ない燃焼技術が要求されている。燃焼により発生するN
Oxは、空気中の窒素が高温燃焼により化学変化して出
来るサーマルNOxと、燃料中の窒素分の酸化によるフ
ューエルNOxに大きく分けることができる。微粉炭燃
焼の場合フューエルNOxが支配的で、サーマルNOx
が主体であるガス燃焼の場合とは違った低NOx燃焼技
術が要求されている。
保全の観点から窒素酸化物(以下、NOx)排出量の少
ない燃焼技術が要求されている。燃焼により発生するN
Oxは、空気中の窒素が高温燃焼により化学変化して出
来るサーマルNOxと、燃料中の窒素分の酸化によるフ
ューエルNOxに大きく分けることができる。微粉炭燃
焼の場合フューエルNOxが支配的で、サーマルNOx
が主体であるガス燃焼の場合とは違った低NOx燃焼技
術が要求されている。
【0005】微粉炭バーナにはこれらの要求があるが、
従来技術によるバーナは主として低NOx燃焼に留意し
た開発がされている。即ち、従来の微粉炭燃焼システム
では、分級機を内蔵したミルで石炭を粉砕し、分級によ
り所定の大きさ以下の微粉を搬送用空気でバーナ部へ直
接供給する燃焼システムが実用化されている。このシス
テムでは、加熱空気をミル内に送風し、原炭の乾燥、分
級、バーナ部への微粉炭の搬送に用いている。
従来技術によるバーナは主として低NOx燃焼に留意し
た開発がされている。即ち、従来の微粉炭燃焼システム
では、分級機を内蔵したミルで石炭を粉砕し、分級によ
り所定の大きさ以下の微粉を搬送用空気でバーナ部へ直
接供給する燃焼システムが実用化されている。このシス
テムでは、加熱空気をミル内に送風し、原炭の乾燥、分
級、バーナ部への微粉炭の搬送に用いている。
【0006】この微粉炭燃焼システムの低NOx化技術
としては、2段燃焼法が代表的である。燃焼炉のバーナ
ゾーンでの空気比(燃料に対する必要空気の割合で、1
が量論的当量)を1以下の燃料リッチな条件に保つこと
で生成NOxを還元し、低NOx化を図る。未燃焼燃料
については、バーナゾーン後流に設置されている空気噴
出孔から空気を投入し、完全に燃焼させる方式である。
としては、2段燃焼法が代表的である。燃焼炉のバーナ
ゾーンでの空気比(燃料に対する必要空気の割合で、1
が量論的当量)を1以下の燃料リッチな条件に保つこと
で生成NOxを還元し、低NOx化を図る。未燃焼燃料
については、バーナゾーン後流に設置されている空気噴
出孔から空気を投入し、完全に燃焼させる方式である。
【0007】また、図13に示す特開昭60−1763
15号のバーナは、バーナ単体で低NOx化を図ってい
る。
15号のバーナは、バーナ単体で低NOx化を図ってい
る。
【0008】同バーナは、1次流路12、2次流路1
4、3次流路17、3種のスワラー131,15,1
8、1次流路外周保炎器19、起動燃料噴射管25より
構成されている。1次流路12は微粉炭とそれを搬送す
る1次空気より固気2相流11を流すための流路であ
り、2次流路14と3次流路17は燃焼用の2次空気1
3、3次空気16をそれぞれ流すための流路である。
4、3次流路17、3種のスワラー131,15,1
8、1次流路外周保炎器19、起動燃料噴射管25より
構成されている。1次流路12は微粉炭とそれを搬送す
る1次空気より固気2相流11を流すための流路であ
り、2次流路14と3次流路17は燃焼用の2次空気1
3、3次空気16をそれぞれ流すための流路である。
【0009】同バーナでは、微粉炭を噴出する1次流路
外周部の保炎器19後流部に火炎が保持され、2次空気
13、3次空気16にスワラー15,18により旋回を
掛けることで1次空気で着火燃焼している微粉炭流との
混合を遅らせ、バーナゾーンで2段燃焼を模擬した方式
を採用することで低NOx燃焼を実現している。
外周部の保炎器19後流部に火炎が保持され、2次空気
13、3次空気16にスワラー15,18により旋回を
掛けることで1次空気で着火燃焼している微粉炭流との
混合を遅らせ、バーナゾーンで2段燃焼を模擬した方式
を採用することで低NOx燃焼を実現している。
【0010】また、図14(および図14の正面図であ
る図15)に示す特開昭60−171307号のバーナ
も、バーナ単位で低NOx化を図るものである。
る図15)に示す特開昭60−171307号のバーナ
も、バーナ単位で低NOx化を図るものである。
【0011】同バーナは、微粉炭とそれを搬送する1次
空気よりなる固気2相流11を流すための1次流路1
2、排気ガス等の不活性ガス141を流すための不活性
ガス流路142、3次空気16を流すための3次流路1
7、1次流路外周保炎器19、起動燃料噴射管25とそ
れに取り付けられた保炎部材20より構成される。
空気よりなる固気2相流11を流すための1次流路1
2、排気ガス等の不活性ガス141を流すための不活性
ガス流路142、3次空気16を流すための3次流路1
7、1次流路外周保炎器19、起動燃料噴射管25とそ
れに取り付けられた保炎部材20より構成される。
【0012】図14、図15のバーナでは、2つの保炎
器19,20により火炎を保持しNOx還元火炎を形成
し、3次空気に対する旋回の作用および不活性ガス14
1の遮蔽作用により3次空気16とNOx還元火炎の混
合を遅らせ、バーナ近傍で低NOx燃焼を実現してい
る。
器19,20により火炎を保持しNOx還元火炎を形成
し、3次空気に対する旋回の作用および不活性ガス14
1の遮蔽作用により3次空気16とNOx還元火炎の混
合を遅らせ、バーナ近傍で低NOx燃焼を実現してい
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】バーナ負荷を下げた場
合、即ち微粉炭流量を下げた場合、主として低NOx化
に留意している従来のバーナは、安定した着火ができな
くなるという問題がある。
合、即ち微粉炭流量を下げた場合、主として低NOx化
に留意している従来のバーナは、安定した着火ができな
くなるという問題がある。
【0014】これは、微粉炭流量が少ない条件であって
も、1次流路内部に微粉炭が堆積しないよう1次空気流
量をある一定値以上に保持する必要があるため、バーナ
負荷が低い場合、1次流路内部において空気流量に対す
る微粉炭流量が相対的に少ない運用条件になるためであ
る。
も、1次流路内部に微粉炭が堆積しないよう1次空気流
量をある一定値以上に保持する必要があるため、バーナ
負荷が低い場合、1次流路内部において空気流量に対す
る微粉炭流量が相対的に少ない運用条件になるためであ
る。
【0015】また、1次空気ばかりではなく2次空気、
3次空気も着火に影響する。バーナ負荷が低い条件で
は、バーナが焼損しない程度の少量の2次空気、3次空
気を流し、1次空気は微粉炭搬送に必要な流量を確保す
る。この時、図8に示すように1次空気流の運動量が2
次、3次空気流の運動量に比べて大きく、2次、3次空
気か1次空気流に引き寄せられ(エントレイメント流れ
81)、1次流路外周部保炎器19後部に微粉炭82が
保持されず、安定した着火が困難になる。
3次空気も着火に影響する。バーナ負荷が低い条件で
は、バーナが焼損しない程度の少量の2次空気、3次空
気を流し、1次空気は微粉炭搬送に必要な流量を確保す
る。この時、図8に示すように1次空気流の運動量が2
次、3次空気流の運動量に比べて大きく、2次、3次空
気か1次空気流に引き寄せられ(エントレイメント流れ
81)、1次流路外周部保炎器19後部に微粉炭82が
保持されず、安定した着火が困難になる。
【0016】ここに示したように、一般にバーナ負荷が
50%以下になると、保炎器後流に微粉炭が保持されな
いため、着火が不安定になる。図14、図15に示され
る1次流路内に保炎器20を取り付けたバーナでもバー
ナ負荷が低く、1次流路内微粉炭濃度が低い場合、やは
り着火・保炎が不安定となる。
50%以下になると、保炎器後流に微粉炭が保持されな
いため、着火が不安定になる。図14、図15に示され
る1次流路内に保炎器20を取り付けたバーナでもバー
ナ負荷が低く、1次流路内微粉炭濃度が低い場合、やは
り着火・保炎が不安定となる。
【0017】バーナ近傍における着火・保炎安定化のた
めには、適切な量の揮発分が微粉炭より放出される必要
があり、バーナ負荷が低い場合、この条件が満たされな
いことは上記の通りであるが、石炭の含有揮発分量が少
ない、すなわち高燃料比炭を焚く場合にも着火・保炎が
不安定となる。従来型のバーナでは燃料比2.5以上の
石炭を安定燃焼させるのは困難である。
めには、適切な量の揮発分が微粉炭より放出される必要
があり、バーナ負荷が低い場合、この条件が満たされな
いことは上記の通りであるが、石炭の含有揮発分量が少
ない、すなわち高燃料比炭を焚く場合にも着火・保炎が
不安定となる。従来型のバーナでは燃料比2.5以上の
石炭を安定燃焼させるのは困難である。
【0018】また、従来技術による低NOx燃焼法は、
バーナでの着火・保炎を強化し、バーナ近傍に高温のN
Ox還元性火炎を形成させることに基づいているが、バ
ーナ負荷が低い場合あるいは高燃料比炭を焚く場合、着
火・保炎が不安定となるため、このような思想に基づく
低NOx燃焼の実現が困難となる。
バーナでの着火・保炎を強化し、バーナ近傍に高温のN
Ox還元性火炎を形成させることに基づいているが、バ
ーナ負荷が低い場合あるいは高燃料比炭を焚く場合、着
火・保炎が不安定となるため、このような思想に基づく
低NOx燃焼の実現が困難となる。
【0019】本発明は、上記従来技術の欠点を解消し、
広い負荷範囲において安定して低NOx燃焼が可能な燃
焼装置を提供することを目的とするものである。
広い負荷範囲において安定して低NOx燃焼が可能な燃
焼装置を提供することを目的とするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的は、微粉炭噴出
孔(1次流路)内部の中心と外周部との間に保炎器を設
置し、この保炎器に微粉炭濃縮流を衝突させることで解
決される。
孔(1次流路)内部の中心と外周部との間に保炎器を設
置し、この保炎器に微粉炭濃縮流を衝突させることで解
決される。
【0021】
【作用】図1に1次流路内部保炎器20と微粉炭濃縮器
22を設置したバーナを示す。1次流路12内部に保炎
器20を設置し、これに微粉炭濃縮器22により作られ
た微粉炭濃縮流23を衝突させることで、保炎器後流の
再循環領域21に保持された火炎に微粉炭が十分に供給
されるため、バーナ低負荷時あるいは低揮発分炭燃焼時
であっても保炎が安定化する。また、保炎器まわりの流
れが、2次、3次空気13,16と分離されているた
め、1次流路外周保炎器19による従来バーナに見られ
る着火保炎の不安定化(図8参照)がなく、バーナ負荷
が低い条件であっても着火保炎に有利であり、従来のバ
ーナよりも広い負荷範囲で運転が可能となる。
22を設置したバーナを示す。1次流路12内部に保炎
器20を設置し、これに微粉炭濃縮器22により作られ
た微粉炭濃縮流23を衝突させることで、保炎器後流の
再循環領域21に保持された火炎に微粉炭が十分に供給
されるため、バーナ低負荷時あるいは低揮発分炭燃焼時
であっても保炎が安定化する。また、保炎器まわりの流
れが、2次、3次空気13,16と分離されているた
め、1次流路外周保炎器19による従来バーナに見られ
る着火保炎の不安定化(図8参照)がなく、バーナ負荷
が低い条件であっても着火保炎に有利であり、従来のバ
ーナよりも広い負荷範囲で運転が可能となる。
【0022】なお、図において、11は固気2相流、1
4は2次流路、15はスワラー、17は3次流路、18
はスワラー、24は保炎器保持部材、25は起動燃料噴
射管である。
4は2次流路、15はスワラー、17は3次流路、18
はスワラー、24は保炎器保持部材、25は起動燃料噴
射管である。
【0023】また、図9にはバーナ出口におけるNOx
の生成還元機構の模式図を示した。バーナ出口では着火
粒子の揮発分放出が起こり、微粉炭の一部は燃焼し酸素
を消費し、揮発分の放出に伴って放出したN分の一部は
酸素と反応しNOxが生成する。酸素が消費尽くされた
後流に、還元領域が形成され、この領域内では生成NO
xが放出揮発分中のHCN,NH3 などと反応し、N2
に還元される。
の生成還元機構の模式図を示した。バーナ出口では着火
粒子の揮発分放出が起こり、微粉炭の一部は燃焼し酸素
を消費し、揮発分の放出に伴って放出したN分の一部は
酸素と反応しNOxが生成する。酸素が消費尽くされた
後流に、還元領域が形成され、この領域内では生成NO
xが放出揮発分中のHCN,NH3 などと反応し、N2
に還元される。
【0024】図9に示すように、1次流路12内部に保
炎器20を設置し、これに微粉炭濃縮流23を衝突させ
る本発明のバーナにおいては、着火保炎が強化され、バ
ーナ出口近傍より形成された火炎がバーナ噴流中の酸素
を急速に消費し、還元領域の体積を大きくすることでN
OxのN2 への還元を促し、低NOx燃焼を行うことが
できる。
炎器20を設置し、これに微粉炭濃縮流23を衝突させ
る本発明のバーナにおいては、着火保炎が強化され、バ
ーナ出口近傍より形成された火炎がバーナ噴流中の酸素
を急速に消費し、還元領域の体積を大きくすることでN
OxのN2 への還元を促し、低NOx燃焼を行うことが
できる。
【0025】
(1)実施例の全体構成 図1に、微粉炭とそれを搬送する1次空気よりなる固気
2相流11を流す1次流路12の内部に、保炎器20お
よび微粉炭濃縮流23を作るための微粉炭濃縮器22を
配置したバーナを示す。
2相流11を流す1次流路12の内部に、保炎器20お
よび微粉炭濃縮流23を作るための微粉炭濃縮器22を
配置したバーナを示す。
【0026】1次流路外周部には保炎器19が配置され
ている。さらにこのバーナには、2次空気13を流すた
めの2次流路14およびスワラー15、3次空気16を
流すための3次流路17およびスワラー18、起動燃料
噴射管25が備えられている。
ている。さらにこのバーナには、2次空気13を流すた
めの2次流路14およびスワラー15、3次空気16を
流すための3次流路17およびスワラー18、起動燃料
噴射管25が備えられている。
【0027】図2は図1の正面図であり、部材の一部が
示されている。図2に示されるように1次流路内部保炎
器20は、1次流路円筒により保炎器保持部材24を用
いて保持される。
示されている。図2に示されるように1次流路内部保炎
器20は、1次流路円筒により保炎器保持部材24を用
いて保持される。
【0028】(2)各構成部分の相互関係、作用 図1に示すバーナでは、保炎器を従来のように1次流路
外周部だけではなく1次流路内部にも設置することで、
保炎器後流の再循環領域21が微粉炭流に完全に包囲さ
れ、1次流路内微粉炭濃度の低くなるバーナ低負荷時お
よび揮発分の少ない高燃料比炭燃焼時にも安定した火炎
の着火および保炎が可能となる。
外周部だけではなく1次流路内部にも設置することで、
保炎器後流の再循環領域21が微粉炭流に完全に包囲さ
れ、1次流路内微粉炭濃度の低くなるバーナ低負荷時お
よび揮発分の少ない高燃料比炭燃焼時にも安定した火炎
の着火および保炎が可能となる。
【0029】従来技術による図13のバーナでは、1次
流路外周部保炎器19のみで保炎を行っていたため、2
次流路14からの2次空気混入により、図8に示される
ように、特にバーナ負荷が低い場合に着火保炎が不安定
となるが、本バーナでは、保炎に関与する再循環領域2
1が1次流路内流れに支配され、2次空気13の影響を
受けにくく、かつ微粉炭濃縮流23を再循環領域21へ
供給するので、バーナ負荷が低い運転条件においても安
定な着火保炎が可能で、広域負荷対応型のバーナに適し
た構造である。
流路外周部保炎器19のみで保炎を行っていたため、2
次流路14からの2次空気混入により、図8に示される
ように、特にバーナ負荷が低い場合に着火保炎が不安定
となるが、本バーナでは、保炎に関与する再循環領域2
1が1次流路内流れに支配され、2次空気13の影響を
受けにくく、かつ微粉炭濃縮流23を再循環領域21へ
供給するので、バーナ負荷が低い運転条件においても安
定な着火保炎が可能で、広域負荷対応型のバーナに適し
た構造である。
【0030】また、保炎器設置の位置が1次流路12の
出口断面の中ほどであるため、保炎器後流に保持された
火炎が1次流路出口噴流全体に影響し、従来に比べてバ
ーナの大容量化が可能となるのも本発明の利点である。
出口断面の中ほどであるため、保炎器後流に保持された
火炎が1次流路出口噴流全体に影響し、従来に比べてバ
ーナの大容量化が可能となるのも本発明の利点である。
【0031】1次流路内部保炎器20の位置、即ち図2
の半径rの推奨値は以下のように与えられる。バーナ負
荷が低い場合、保炎は1次流路外周部保炎器19よりも
主として1次流路内部保炎器20により行われる。この
場合、再循環領域21に保持された火炎が1次流路全体
に効率よく伝播するためには、1次流路内部保炎器20
で2分される。1次流路断面積(保炎器20の内側と外
側)が等しくなるように保炎器20を設置すればよい。
即ち、図2に示される保炎器20の位置rは、1次流路
半径Rに対しr=0.6R〜0.8Rほどの値をとる
時、本バーナは効果的に作動する。
の半径rの推奨値は以下のように与えられる。バーナ負
荷が低い場合、保炎は1次流路外周部保炎器19よりも
主として1次流路内部保炎器20により行われる。この
場合、再循環領域21に保持された火炎が1次流路全体
に効率よく伝播するためには、1次流路内部保炎器20
で2分される。1次流路断面積(保炎器20の内側と外
側)が等しくなるように保炎器20を設置すればよい。
即ち、図2に示される保炎器20の位置rは、1次流路
半径Rに対しr=0.6R〜0.8Rほどの値をとる
時、本バーナは効果的に作動する。
【0032】図1に示す本バーナでは、2次空気13、
3次空気16に、スワラー15,18により旋回を与
え、1次空気で燃焼している微粉炭流との混合を遅ら
せ、バーナゾーンで濃淡燃焼を行わせることで低NOx
燃焼を実現している。
3次空気16に、スワラー15,18により旋回を与
え、1次空気で燃焼している微粉炭流との混合を遅ら
せ、バーナゾーンで濃淡燃焼を行わせることで低NOx
燃焼を実現している。
【0033】この考えは、図13の従来技術によるバー
ナと共通しているが、本バーナではさらに、1次流路1
2内部に保炎器20を設置することで、バーナ出口近傍
より火炎を形成させ、バーナ噴流中での酸素消費を促
し、図9に概念が示されているように、バーナ噴流中で
酸素消費領域(揮発分放出領域)の直後に存在するNO
x還元領域の体積を従来より大きく確保し、図13の従
来技術によるバーナよりもさらに低NOx化を促す。
ナと共通しているが、本バーナではさらに、1次流路1
2内部に保炎器20を設置することで、バーナ出口近傍
より火炎を形成させ、バーナ噴流中での酸素消費を促
し、図9に概念が示されているように、バーナ噴流中で
酸素消費領域(揮発分放出領域)の直後に存在するNO
x還元領域の体積を従来より大きく確保し、図13の従
来技術によるバーナよりもさらに低NOx化を促す。
【0034】また、従来技術では特に、バーナ低負荷時
あるいは高燃料比炭燃焼時に着火保炎が不安定で、図9
に示される概念による低NOx燃焼は不可能であった
が、本発明では、このような条件下でも低NOx燃焼が
可能となる。
あるいは高燃料比炭燃焼時に着火保炎が不安定で、図9
に示される概念による低NOx燃焼は不可能であった
が、本発明では、このような条件下でも低NOx燃焼が
可能となる。
【0035】上記の通り、1次流路12内部に保炎器2
0を設置することで、バーナの広域負荷対応、高燃料比
炭対応、低NOx化が実現できるが、本発明ではさら
に、1次流路内微粉炭濃縮器22を用いて1次流路12
内に局所的に微粉炭濃度の高い流れ23を作り、この微
粉炭濃縮流23を1次流路内保炎器20に衝突させるこ
とで、着火保炎をさらに強化している。この着火保炎の
強化は、バーナ負荷が低い場合および高燃料比炭燃焼時
に従来のバーナに比べて特に有効である。またこのよう
に保炎を強化することで、図9に示されるNOx還元領
域の体積が大きく確保でき、本バーナの持つ低NOx燃
焼の効果が増長される。
0を設置することで、バーナの広域負荷対応、高燃料比
炭対応、低NOx化が実現できるが、本発明ではさら
に、1次流路内微粉炭濃縮器22を用いて1次流路12
内に局所的に微粉炭濃度の高い流れ23を作り、この微
粉炭濃縮流23を1次流路内保炎器20に衝突させるこ
とで、着火保炎をさらに強化している。この着火保炎の
強化は、バーナ負荷が低い場合および高燃料比炭燃焼時
に従来のバーナに比べて特に有効である。またこのよう
に保炎を強化することで、図9に示されるNOx還元領
域の体積が大きく確保でき、本バーナの持つ低NOx燃
焼の効果が増長される。
【0036】また、図1、図2においては、本バーナに
特有の1次流路内保炎器20とともに従来のバーナの特
徴である1次流路外周部保炎器19を示しているが、1
次流路外周部保炎器19を省き1次流路内保炎器20の
みを設置しても、本バーナは、広域負荷対応、高燃料比
炭対応、低NOx化の効果を持つ。
特有の1次流路内保炎器20とともに従来のバーナの特
徴である1次流路外周部保炎器19を示しているが、1
次流路外周部保炎器19を省き1次流路内保炎器20の
みを設置しても、本バーナは、広域負荷対応、高燃料比
炭対応、低NOx化の効果を持つ。
【0037】本発明は流路断面形状が非円形であっても
適用可能であり、火炉へのバーナの設置がし易いように
任意の形状をとれる。図3およびその正面図である図4
には、実際の応用時に多用されることが予想される、流
路断面形状が四角形の場合について示した。図3、図4
のバーナは、1次流路12、燃焼用2次空気13を流す
2次流路14、1次流路内保炎器20、微粉炭濃縮器2
2より構成されている。
適用可能であり、火炉へのバーナの設置がし易いように
任意の形状をとれる。図3およびその正面図である図4
には、実際の応用時に多用されることが予想される、流
路断面形状が四角形の場合について示した。図3、図4
のバーナは、1次流路12、燃焼用2次空気13を流す
2次流路14、1次流路内保炎器20、微粉炭濃縮器2
2より構成されている。
【0038】図3、図4のバーナにおいても、1次流路
内保炎器20と微粉炭濃縮流23の作用で火炎の着火保
炎が安定化され、広域負荷対応、高燃料比炭対応、低N
Ox化が実現できる。
内保炎器20と微粉炭濃縮流23の作用で火炎の着火保
炎が安定化され、広域負荷対応、高燃料比炭対応、低N
Ox化が実現できる。
【0039】微粉炭濃縮をバーナ外部で行っても、本発
明の機能を果たす。バーナ外部にサイクロン型の微粉炭
濃縮器54を設置した例を示すものが図5、バーナ外部
に流路曲率を持った慣性型微粉炭濃縮器61を設置した
ものが図6である。図5、図6において微粉炭を搬送す
る1次流路がバーナ出口近傍で2つに分かれており、内
側の流路55は微粉炭低濃度流51を、外側の流路56
は微粉炭高濃度流23を流す。外側流路56内の出口部
にリング状保炎器20を設置し、これに微粉炭高濃度流
23を衝突させることで火炎の着火保炎が安定化され、
広域負荷対応、高燃料比炭対応、低NOx化が実現でき
る。52,53は配管である。
明の機能を果たす。バーナ外部にサイクロン型の微粉炭
濃縮器54を設置した例を示すものが図5、バーナ外部
に流路曲率を持った慣性型微粉炭濃縮器61を設置した
ものが図6である。図5、図6において微粉炭を搬送す
る1次流路がバーナ出口近傍で2つに分かれており、内
側の流路55は微粉炭低濃度流51を、外側の流路56
は微粉炭高濃度流23を流す。外側流路56内の出口部
にリング状保炎器20を設置し、これに微粉炭高濃度流
23を衝突させることで火炎の着火保炎が安定化され、
広域負荷対応、高燃料比炭対応、低NOx化が実現でき
る。52,53は配管である。
【0040】また、通常の微粉炭搬送用1次流路とは別
に、微粉炭収納容器(ビン)を経路の途中に設置した流
路を設け、微粉炭濃縮流を流しても本発明の機能を果た
す。図7にビン71を設置した燃焼装置を示す。同図に
おいては、通常の1次流路12とは別に、ビン71を用
いて微粉炭濃縮流23を流す流路74を設け、この流路
74内の出口部にリング状保炎器20を設置し、これに
微粉炭高濃度流23を衝突させることで火炎の着火保炎
が安定化され、広域負荷対応、高燃料比炭対応、低NO
x化が実現できる。72はフィーダ、73は微粉炭同伴
装置である。 (発明の他の実施例)図1、図2では、1次流路内微粉
炭濃縮器22として流路縮小・拡大型を想定している
が、特開平5−5506号にて提案されている微粉炭濃
縮器を使用した場合にも本発明の目的は実現できる。
に、微粉炭収納容器(ビン)を経路の途中に設置した流
路を設け、微粉炭濃縮流を流しても本発明の機能を果た
す。図7にビン71を設置した燃焼装置を示す。同図に
おいては、通常の1次流路12とは別に、ビン71を用
いて微粉炭濃縮流23を流す流路74を設け、この流路
74内の出口部にリング状保炎器20を設置し、これに
微粉炭高濃度流23を衝突させることで火炎の着火保炎
が安定化され、広域負荷対応、高燃料比炭対応、低NO
x化が実現できる。72はフィーダ、73は微粉炭同伴
装置である。 (発明の他の実施例)図1、図2では、1次流路内微粉
炭濃縮器22として流路縮小・拡大型を想定している
が、特開平5−5506号にて提案されている微粉炭濃
縮器を使用した場合にも本発明の目的は実現できる。
【0041】図10に、この微粉炭濃縮器を用いた場合
の本発明の実施例を示す。この微粉炭濃縮器は、バーナ
負荷が高く1次流路内微粉炭濃度が高い場合、図10
(2)に示されるように、プラグ104を引き抜き、微
粉炭濃縮は行わず圧力損失を小さくする。一方、バーナ
負荷が低い場合、図10(1)に示されるように、プラ
グ104を差し込み、微粉炭の慣性力を利用し濃縮流2
3を作る。102は円筒部品、103はコーン部品であ
る。
の本発明の実施例を示す。この微粉炭濃縮器は、バーナ
負荷が高く1次流路内微粉炭濃度が高い場合、図10
(2)に示されるように、プラグ104を引き抜き、微
粉炭濃縮は行わず圧力損失を小さくする。一方、バーナ
負荷が低い場合、図10(1)に示されるように、プラ
グ104を差し込み、微粉炭の慣性力を利用し濃縮流2
3を作る。102は円筒部品、103はコーン部品であ
る。
【0042】また、同様に、図11、図12では、1次
流路内での旋回流により微粉炭高濃度流23を作る場合
を示す。
流路内での旋回流により微粉炭高濃度流23を作る場合
を示す。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
微粉炭噴出孔(1次流路)内部の中心と外周部との間に
保炎器を設置し、この保炎器に微粉炭濃縮流を衝突させ
るようにしたから以下の効果を奏する。
微粉炭噴出孔(1次流路)内部の中心と外周部との間に
保炎器を設置し、この保炎器に微粉炭濃縮流を衝突させ
るようにしたから以下の効果を奏する。
【0044】1)広い負荷範囲における安定した運転が
可能になる。
可能になる。
【0045】2)揮発分含有量の少ない難燃性石炭を使
用した場合での安定した運転が可能になる。
用した場合での安定した運転が可能になる。
【0046】3)上記1),2)の条件においての低N
Ox燃焼が可能になる。
Ox燃焼が可能になる。
【図1】本発明の実施例に係る、1次流路内に微粉炭濃
縮器を備えた微粉炭バーナの断面図である。
縮器を備えた微粉炭バーナの断面図である。
【図2】図1に示すバーナの正面図である。
【図3】流路断面が任意(ここでは四角形)のバーナに
本発明を適用した場合の例を示す構成図である。
本発明を適用した場合の例を示す構成図である。
【図4】図3に示すバーナの正面図である。
【図5】本発明の実施例に係る、バーナ外部に設置され
たサイクロン型の微粉炭濃縮器を用いた燃焼装置の系統
図である。
たサイクロン型の微粉炭濃縮器を用いた燃焼装置の系統
図である。
【図6】本発明の実施例に係る、バーナ外部に設置され
た慣性力型の微粉炭濃縮器を用いた燃焼装置の系統図で
ある。
た慣性力型の微粉炭濃縮器を用いた燃焼装置の系統図で
ある。
【図7】本発明の実施例に係る、ビンシステムを用いた
燃焼装置の系統図である。
燃焼装置の系統図である。
【図8】バーナを低負荷の条件で運転した場合の2次空
気の挙動を示す模式図である。
気の挙動を示す模式図である。
【図9】バーナ近傍におけるNOx生成還元機構の模式
図である。
図である。
【図10】従来例の微粉炭濃縮機構に本発明を適用した
例を示すバーナの構成図である。
例を示すバーナの構成図である。
【図11】バーナ1次流路内部旋回流による微粉炭濃縮
機構の正面図である。
機構の正面図である。
【図12】バーナ1次流路内部旋回流による微粉炭濃縮
機構の断面図である。
機構の断面図である。
【図13】従来の低NOxバーナの代表である特開昭6
0−176315号のNRバーナの断面図である。
0−176315号のNRバーナの断面図である。
【図14】特開昭60−171307号に示されるバー
ナの断面図である。
ナの断面図である。
【図15】特開昭60−171307号に示されるバー
ナの正面図である。
ナの正面図である。
20 1次流路内部保炎器
フロントページの続き (72)発明者 馬場 彰 広島県呉市宝町3番36号 バブコツク日立 株式会社呉研究所内 (72)発明者 大谷津 紀之 広島県呉市宝町3番36号 バブコツク日立 株式会社呉研究所内 (72)発明者 津村 俊一 広島県呉市宝町6番9号 バブコツク日立 株式会社呉工場内
Claims (4)
- 【請求項1】 微粉炭を空気で搬送する燃焼装置におい
て、 微粉炭を噴出する流路内部の中心と外周部との間に保炎
器を設け、この保炎器に微粉炭濃縮流を衝突させるよう
にした微粉炭バーナを設けたことを特徴とする燃焼装
置。 - 【請求項2】 微粉炭を空気で搬送する燃焼装置におい
て、 微粉炭を噴出する円形流路内部の中心と外周部の間にリ
ング状の保炎器を設け、さらにこのリング状保炎器上流
に微粉炭濃縮器を設置し、リング状保炎器に微粉炭濃縮
流を衝突させる微粉炭バーナを設けたことを特徴とする
燃焼装置。 - 【請求項3】 請求項1記載において、前記微粉炭バー
ナ外部に微粉炭濃縮器を設置したことを特徴とする燃焼
装置。 - 【請求項4】 請求項1記載において、微粉炭供給経路
の途中に微粉炭収納器を設置したことを特徴とする燃焼
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27773394A JPH08135919A (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | 燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27773394A JPH08135919A (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | 燃焼装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08135919A true JPH08135919A (ja) | 1996-05-31 |
Family
ID=17587573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27773394A Pending JPH08135919A (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | 燃焼装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08135919A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998003819A1 (fr) * | 1996-07-19 | 1998-01-29 | Babcock-Hitachi Kabushiki Kaisha | Bruleur et dispositif a combustion correspondant |
KR20020051463A (ko) * | 2000-12-22 | 2002-06-29 | 신현준 | 석탄가스화 과정에서 선회강도에 따른 노성능 향상방법 |
JP2009204256A (ja) * | 2008-02-28 | 2009-09-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 微粉炭バーナ |
WO2012137573A1 (ja) | 2011-04-01 | 2012-10-11 | 三菱重工業株式会社 | 燃焼バーナ、固体燃料焚きバーナ並びに固体燃料焚きボイラ、ボイラ及びボイラの運転方法 |
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US9127836B2 (en) | 2009-12-22 | 2015-09-08 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Combustion burner and boiler including the same |
US9702545B2 (en) | 2011-11-16 | 2017-07-11 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Oil-fired burner, solid fuel-fired burner unit, and solid fuel-fired boiler |
US10281142B2 (en) | 2009-12-17 | 2019-05-07 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Solid-fuel-fired burner and solid-fuel-fired boiler |
US10458645B2 (en) | 2015-03-31 | 2019-10-29 | Mitsubishi Hitachi Power Systems, Ltd. | Combustion burner and boiler provided with same |
US10591154B2 (en) | 2015-03-31 | 2020-03-17 | Mitsubishi Hitachi Power Systems, Ltd. | Combustion burner and boiler |
US10605455B2 (en) | 2015-03-31 | 2020-03-31 | Mitsubishi Hitachi Power Systems, Ltd. | Combustion burner and boiler |
US10677457B2 (en) | 2015-09-11 | 2020-06-09 | Mitsubishi Hitachi Power Systems, Ltd. | Combustion burner and boiler equipped with the same |
-
1994
- 1994-11-11 JP JP27773394A patent/JPH08135919A/ja active Pending
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US9869469B2 (en) | 2009-12-22 | 2018-01-16 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Combustion burner and boiler including the same |
US9127836B2 (en) | 2009-12-22 | 2015-09-08 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Combustion burner and boiler including the same |
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EP2998651A1 (en) | 2011-04-01 | 2016-03-23 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Boiler and method for operating boiler |
EP3015766A1 (en) | 2011-04-01 | 2016-05-04 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Combustion burner |
EP3018407A1 (en) | 2011-04-01 | 2016-05-11 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Solid-fuel-combustion burner, solid-fuel-combustion boiler |
US9671108B2 (en) | 2011-04-01 | 2017-06-06 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Combustion burner, solid-fuel-combustion burner, solid-fuel-combustion boiler, boiler, and method for operating boiler |
EP2995857A1 (en) | 2011-04-01 | 2016-03-16 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Combustion burner |
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