JPH08130323A - 光電変換回路 - Google Patents
光電変換回路Info
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- JPH08130323A JPH08130323A JP6266710A JP26671094A JPH08130323A JP H08130323 A JPH08130323 A JP H08130323A JP 6266710 A JP6266710 A JP 6266710A JP 26671094 A JP26671094 A JP 26671094A JP H08130323 A JPH08130323 A JP H08130323A
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- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 title claims abstract description 19
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 abstract description 35
- 101150098161 APD1 gene Proteins 0.000 abstract description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 APDを利用し、受光電力によらず一定振幅
の電圧を得ることのできる帰還回路を備えた光電変換回
路において、大電力光信号を受光しても周波数帯域を劣
化させることなく出力信号を得られること。 【構成】 大電力光信号を受光しても、APDに印加す
る電圧をAPDの周波数帯域幅が急激に劣化するリーチ
スルー電圧以下にならないよう制限回路を備えるととも
に、APD印加電圧に制限がかけられた状態で入力光信
号の電力が増加しても、出力信号電圧が増加しないよう
リミッター回路を備える構成にした。 【効果】 大電力光信号を受光しても周波数帯域が劣化
することなく、また振幅も変化することもない出力信号
が得られる。
の電圧を得ることのできる帰還回路を備えた光電変換回
路において、大電力光信号を受光しても周波数帯域を劣
化させることなく出力信号を得られること。 【構成】 大電力光信号を受光しても、APDに印加す
る電圧をAPDの周波数帯域幅が急激に劣化するリーチ
スルー電圧以下にならないよう制限回路を備えるととも
に、APD印加電圧に制限がかけられた状態で入力光信
号の電力が増加しても、出力信号電圧が増加しないよう
リミッター回路を備える構成にした。 【効果】 大電力光信号を受光しても周波数帯域が劣化
することなく、また振幅も変化することもない出力信号
が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光信号受信装置の光
電変換回路に関するものである。
電変換回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来のAPDを用いた光電変換
回路の構成図であり、図において、1はAPD、2は高
圧電源、3は上記APD1のカソードと上記高圧電源2
との間に接続された第1の抵抗、4は上記APD1のカ
ソードにコレクタが接続されたトランジスタ、5は上記
トランジスタ4のエミッタと接地電位との間に接続され
た第2の抵抗、6は上記APD1への印加電圧を制御す
る為に、上記トランジスタ4のベースに接続された印加
電圧制御端子、7は上記APD1のアノードと接地電位
との間に接続された第3の抵抗、8は信号を取り出す為
に上記APD1のアノードに接続された信号出力端子、
9は上記APD1のアノードに生成される信号の電圧振
幅を検出しその検出値が常に一定になるように、上記印
加電圧制御端子6に適正な制御電圧を出力する制御電圧
帰還回路、10は入力される光信号、11は上記APD
1により電流に変換された信号電流、12は上記第3の
抵抗7により電圧に変換された信号電圧である。
回路の構成図であり、図において、1はAPD、2は高
圧電源、3は上記APD1のカソードと上記高圧電源2
との間に接続された第1の抵抗、4は上記APD1のカ
ソードにコレクタが接続されたトランジスタ、5は上記
トランジスタ4のエミッタと接地電位との間に接続され
た第2の抵抗、6は上記APD1への印加電圧を制御す
る為に、上記トランジスタ4のベースに接続された印加
電圧制御端子、7は上記APD1のアノードと接地電位
との間に接続された第3の抵抗、8は信号を取り出す為
に上記APD1のアノードに接続された信号出力端子、
9は上記APD1のアノードに生成される信号の電圧振
幅を検出しその検出値が常に一定になるように、上記印
加電圧制御端子6に適正な制御電圧を出力する制御電圧
帰還回路、10は入力される光信号、11は上記APD
1により電流に変換された信号電流、12は上記第3の
抵抗7により電圧に変換された信号電圧である。
【0003】次に動作について説明する。図4において
入力された光信号10は、APD1により信号電流11
に変換され、第3の抵抗7に流れ込むことにより信号電
圧12が生成される。APD1の増倍率をM、感度を
S,信号電圧12の振幅をVop、光信号10の電力をP
in、第3の抵抗7の抵抗値をR3とすると、“数1”が
成りたつ。
入力された光信号10は、APD1により信号電流11
に変換され、第3の抵抗7に流れ込むことにより信号電
圧12が生成される。APD1の増倍率をM、感度を
S,信号電圧12の振幅をVop、光信号10の電力をP
in、第3の抵抗7の抵抗値をR3とすると、“数1”が
成りたつ。
【0004】
【数1】
【0005】次に上記増倍率Mと、APD1に印加され
る印加電圧をVAPD とすると、両者の関係は図5に示す
とおりである。この関係は“数2”を満足する。
る印加電圧をVAPD とすると、両者の関係は図5に示す
とおりである。この関係は“数2”を満足する。
【0006】
【数2】
【0007】光電変換回路においては、光信号10の電
力Pinによらず信号電圧12の振幅Vopを一定値に維持
する必要がある。その一定値をVconst とする。この時
VAP D は、光信号10の電力Pinが増加するに従い抑圧
される。この関係を“数1”、“数2”から導びき、
“数3”に示す。
力Pinによらず信号電圧12の振幅Vopを一定値に維持
する必要がある。その一定値をVconst とする。この時
VAP D は、光信号10の電力Pinが増加するに従い抑圧
される。この関係を“数1”、“数2”から導びき、
“数3”に示す。
【0008】
【数3】
【0009】次いで、上記印加電圧VAPD の発生動作に
ついて説明する。高圧電源2の出力電圧をVH 、第1の
抵抗3の抵抗値をR1、第2の抵抗5の抵抗値をR2、
トランジスタ4のベース、エミッタ間電位差をVBE、印
加電圧制御端子6の制御電圧をVCNT 、信号電流11の
電流値をIopとすると“数4”が成りたつ。
ついて説明する。高圧電源2の出力電圧をVH 、第1の
抵抗3の抵抗値をR1、第2の抵抗5の抵抗値をR2、
トランジスタ4のベース、エミッタ間電位差をVBE、印
加電圧制御端子6の制御電圧をVCNT 、信号電流11の
電流値をIopとすると“数4”が成りたつ。
【0010】
【数4】
【0011】“数4”の右辺第2項は、第1項に比較し
小さな値となるので省略して考えて良いので“数5”の
簡略式が成りたつ。
小さな値となるので省略して考えて良いので“数5”の
簡略式が成りたつ。
【0012】
【数5】
【0013】次いで、上記制御電圧帰還回路9の動作に
ついて説明する。制御電圧帰還回路9は、信号電圧12
の振幅Vopを一定値Vconst に維持するよう必要な制御
電圧VCNT を印加電圧制御端子6に与える動作を行な
う。従って“数3”、“数5”よりVCNT は光信号10
の電力Pinに対して“数6”を満足するように変化す
る。
ついて説明する。制御電圧帰還回路9は、信号電圧12
の振幅Vopを一定値Vconst に維持するよう必要な制御
電圧VCNT を印加電圧制御端子6に与える動作を行な
う。従って“数3”、“数5”よりVCNT は光信号10
の電力Pinに対して“数6”を満足するように変化す
る。
【0014】
【数6】
【0015】上記のVCNT の動作により信号電圧12の
振幅Vopは光信号10の電力Pinによらず一定値V
const を維持できる。
振幅Vopは光信号10の電力Pinによらず一定値V
const を維持できる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】図6にAPDの周波数
帯域幅Bと、APDへの印加電圧VAPD との関係を示
す。低電圧側で周波数帯域幅Bが急激に低下する電圧を
リーチスルー電圧VR と呼ぶ。印加電圧VAPD がリーチ
スルー電圧VR よりも小さい場合のAPDの周波数帯域
幅をfo Hzとする。本装置光電変換回路の必要とする
周波数帯域幅がfcHzとした場合、fc Hzがfo H
zよりも大きいならば、印加電圧VAPD はリーチスルー
電圧VR よりも小さくすることはできない。従来の光電
変換回路では、光信号10の光電力Pinが大きい場合、
備えられている制御電圧帰還回路9の動作により印加電
圧VAPD 無制限に抑圧され、リーチスルー電圧VR より
も小さな値となって、出力される信号電圧が必要な周波
数帯域幅fc Hzを有さなくなる、という問題点があっ
た。
帯域幅Bと、APDへの印加電圧VAPD との関係を示
す。低電圧側で周波数帯域幅Bが急激に低下する電圧を
リーチスルー電圧VR と呼ぶ。印加電圧VAPD がリーチ
スルー電圧VR よりも小さい場合のAPDの周波数帯域
幅をfo Hzとする。本装置光電変換回路の必要とする
周波数帯域幅がfcHzとした場合、fc Hzがfo H
zよりも大きいならば、印加電圧VAPD はリーチスルー
電圧VR よりも小さくすることはできない。従来の光電
変換回路では、光信号10の光電力Pinが大きい場合、
備えられている制御電圧帰還回路9の動作により印加電
圧VAPD 無制限に抑圧され、リーチスルー電圧VR より
も小さな値となって、出力される信号電圧が必要な周波
数帯域幅fc Hzを有さなくなる、という問題点があっ
た。
【0017】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、入力された光信号の電力が大き
い場合でも印加電圧VAPD がリーチスルー電圧VR より
も大きな値を保ち、光電変換回路に必要な帯域fc Hz
を有した正常な信号電圧が信号端子より取り出すことが
できる光電変換回路を得ることを目的としている。
ためになされたもので、入力された光信号の電力が大き
い場合でも印加電圧VAPD がリーチスルー電圧VR より
も大きな値を保ち、光電変換回路に必要な帯域fc Hz
を有した正常な信号電圧が信号端子より取り出すことが
できる光電変換回路を得ることを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の実施例
による光電変換回路は、高圧電源とAPDのカソードと
の間にツェナーダイオードを挿入し、印加電圧VAPD が
リーチスルー電圧VR以下にならないようにするととも
に、APDのアノードと信号出力端子との間にリミッタ
ー回路を挿入し、信号電圧の振幅を所定値以上にならぬ
よう制限したものである。
による光電変換回路は、高圧電源とAPDのカソードと
の間にツェナーダイオードを挿入し、印加電圧VAPD が
リーチスルー電圧VR以下にならないようにするととも
に、APDのアノードと信号出力端子との間にリミッタ
ー回路を挿入し、信号電圧の振幅を所定値以上にならぬ
よう制限したものである。
【0019】この発明の第2の実施例による光電変換回
路は、トランジスタのベースと接地電位との間にツェナ
ーダイオードを挿入し、印加電圧VAPD がリーチスルー
電圧VR 以下にならないようにするとともに、APDの
アノードと信号出力端子との間にリミッター回路を挿入
し、信号電圧の振幅を所定値以上にならぬよう制限した
ものである。
路は、トランジスタのベースと接地電位との間にツェナ
ーダイオードを挿入し、印加電圧VAPD がリーチスルー
電圧VR 以下にならないようにするとともに、APDの
アノードと信号出力端子との間にリミッター回路を挿入
し、信号電圧の振幅を所定値以上にならぬよう制限した
ものである。
【0020】この発明の第3の実施例による光電変換回
路は、APDのカソードにダイオードを介して基準電圧
源を接続し、印加電圧VAPD がリーチスルー電圧VR 以
下にならないようにするとともに、APDのアノードと
信号出力端子との間にリミッター回路を挿入し信号電圧
の振幅を所定値以上にならぬよう制限したものである。
路は、APDのカソードにダイオードを介して基準電圧
源を接続し、印加電圧VAPD がリーチスルー電圧VR 以
下にならないようにするとともに、APDのアノードと
信号出力端子との間にリミッター回路を挿入し信号電圧
の振幅を所定値以上にならぬよう制限したものである。
【0021】
【作用】この発明の第1〜第3の実施例による光電変換
回路は、APDに印加される印加電圧VAPD がリーチス
ルー電圧VR よりも小さな値にならぬよう、印加電圧V
APD は制限特性を有しているので、入力された光信号の
電力が大きい場合でも、必要な帯域fc Hzを有した正
常な信号電圧が信号端子より取り出すことができる。次
に、上述のようにリーチスルー電圧VR よりも小さな値
にならぬよう印加電圧VAPD が一定値に制限された場
合、信号電圧の振幅は入力される光信号の電力に比例し
て増大するが、APDのアノードと信号出力端子との間
に挿入されたリミッター回路にて上記信号電圧の振幅の
増大は制限され、出力される信号電圧は一定値を維持す
る。よって入力される光信号の電力にかかわらず、光電
変換回路に必要な周波数帯域幅fc Hzを有し、振幅が
一定の信号電圧を、信号出力端子より取り出すことがで
きる。
回路は、APDに印加される印加電圧VAPD がリーチス
ルー電圧VR よりも小さな値にならぬよう、印加電圧V
APD は制限特性を有しているので、入力された光信号の
電力が大きい場合でも、必要な帯域fc Hzを有した正
常な信号電圧が信号端子より取り出すことができる。次
に、上述のようにリーチスルー電圧VR よりも小さな値
にならぬよう印加電圧VAPD が一定値に制限された場
合、信号電圧の振幅は入力される光信号の電力に比例し
て増大するが、APDのアノードと信号出力端子との間
に挿入されたリミッター回路にて上記信号電圧の振幅の
増大は制限され、出力される信号電圧は一定値を維持す
る。よって入力される光信号の電力にかかわらず、光電
変換回路に必要な周波数帯域幅fc Hzを有し、振幅が
一定の信号電圧を、信号出力端子より取り出すことがで
きる。
【0022】
実施例1 以下、この発明の第1の実施例を図を用いて説明する。
図1において1〜12は従来の実施例と同一である。1
3は、第1の抵抗3と並列に接続された第1のツェナー
ダイオードである。第1のツェナーダイオード12のツ
ェナー電圧VZ1は“数7”を満足する。
図1において1〜12は従来の実施例と同一である。1
3は、第1の抵抗3と並列に接続された第1のツェナー
ダイオードである。第1のツェナーダイオード12のツ
ェナー電圧VZ1は“数7”を満足する。
【0023】
【数7】
【0024】14は、出力電圧をVconst 以下に制限す
るリミッター回路である。
るリミッター回路である。
【0025】次に動作について説明する。図1におい
て、光信号の電力が小さく、APD1に印加される印加
電圧VAPD がリーチスルー電圧VR よりも大きい場合
は、従来の技術と動作は同様である。次いで、光信号の
電力が大きく、従来の技術ではVAPD がリーチスルー電
圧VR よりも小さくなる場合に以下の説明のように動作
する。第一のツェナーダイオードのツェナー電圧は“数
7”を満足しているので、光信号の電力を増加していっ
た時、印加電圧VAPD はリーチスルー電圧VR にクリッ
プされる。クリップされた時のAPDのアノードに生成
される信号電圧の振幅は“数8”を満足している。AP
Dのアノードに生成される電圧をVA 、クリップされた
時の光信号の電力をPCLIPとすると
て、光信号の電力が小さく、APD1に印加される印加
電圧VAPD がリーチスルー電圧VR よりも大きい場合
は、従来の技術と動作は同様である。次いで、光信号の
電力が大きく、従来の技術ではVAPD がリーチスルー電
圧VR よりも小さくなる場合に以下の説明のように動作
する。第一のツェナーダイオードのツェナー電圧は“数
7”を満足しているので、光信号の電力を増加していっ
た時、印加電圧VAPD はリーチスルー電圧VR にクリッ
プされる。クリップされた時のAPDのアノードに生成
される信号電圧の振幅は“数8”を満足している。AP
Dのアノードに生成される電圧をVA 、クリップされた
時の光信号の電力をPCLIPとすると
【0026】
【数8】
【0027】次いで、入力される光信号の電力PinがP
CLIPを超えた場合、APDのアノードに生成される電圧
VA は“数9”に従う。
CLIPを超えた場合、APDのアノードに生成される電圧
VA は“数9”に従う。
【0028】
【数9】
【0029】次いで、APDのアノードと、信号出力端
子8との間には、出力信号12を、一定値Vconst 以下
に制限するリミッター回路が挿入されているので、入力
される光信号10の電力PinがPCLIPを超えた領域で
も、信号出力端子8から出力される信号電圧Vop12は
“数10”を満足する。
子8との間には、出力信号12を、一定値Vconst 以下
に制限するリミッター回路が挿入されているので、入力
される光信号10の電力PinがPCLIPを超えた領域で
も、信号出力端子8から出力される信号電圧Vop12は
“数10”を満足する。
【0030】
【数10】
【0031】この時出力される信号電圧Vop12の周波
数帯域幅は必要な帯域fc Hzを有している。また、制
御電圧帰還回路9は制御状態から外れ、印加電圧制御端
子6に加わる制御電圧VCNT は、制御電圧帰還回路9の
出力飽和電圧に安定する。
数帯域幅は必要な帯域fc Hzを有している。また、制
御電圧帰還回路9は制御状態から外れ、印加電圧制御端
子6に加わる制御電圧VCNT は、制御電圧帰還回路9の
出力飽和電圧に安定する。
【0032】実施例2 以下、この発明の第2の実施例を図について説明する。
図2において、1〜12は従来の実施例と同一である。
14は出力電圧をVconst 以下に制限するリミッター回
路、15はトランジスタ4と接地電位との間に接続され
た第2のツェナーダイオードである。第2のツェナーダ
イオード15のツェナー電圧VZ2は“数11”を満足す
る。
図2において、1〜12は従来の実施例と同一である。
14は出力電圧をVconst 以下に制限するリミッター回
路、15はトランジスタ4と接地電位との間に接続され
た第2のツェナーダイオードである。第2のツェナーダ
イオード15のツェナー電圧VZ2は“数11”を満足す
る。
【0033】
【数11】
【0034】次に動作について説明する。図2におい
て、光信号の電力が小さく、APD1に印加される印加
電圧VAPD が、リーチスルー電圧VR よりも大きい場合
は、従来の技術と動作は同様である。次いで、光信号の
電力が大きく、従来の技術でVAPD がリーチスルー電圧
VRよりも小さくなる場合に以下の説明のように動作す
る。第2のツェナーダイオード15のツェナー電圧は
“数11”を満足しているので光信号10の電力が増加
していった時、印加電圧制御端子6の電圧VCNT はV
CNTCLIP にてクリップされる。VCNTCLIP を“数12”
に示す。
て、光信号の電力が小さく、APD1に印加される印加
電圧VAPD が、リーチスルー電圧VR よりも大きい場合
は、従来の技術と動作は同様である。次いで、光信号の
電力が大きく、従来の技術でVAPD がリーチスルー電圧
VRよりも小さくなる場合に以下の説明のように動作す
る。第2のツェナーダイオード15のツェナー電圧は
“数11”を満足しているので光信号10の電力が増加
していった時、印加電圧制御端子6の電圧VCNT はV
CNTCLIP にてクリップされる。VCNTCLIP を“数12”
に示す。
【0035】
【数12】
【0036】この時APD1の印加電圧VAPD はリーチ
スルー電圧VR にクリップされる。APD1のアノード
に生成される電圧VA 、クリップされた時の光信号の電
力PCLIPは“数8”を満足する。次いで入力される光信
号の電力PinがPCLIPを超えた場合、APD1のアノー
ドに生成される電圧VA は“数9”に従う。また、AP
D1のアノードと、信号出力端子8との間には、出力信
号12を、一定値Vconst 以下に制限するリミッター回
路が挿入されているので、入力される光信号10の電力
PinがPCLIPを超えた領域でも、信号端子8から出力さ
れる信号電圧Vop12は“数10”を満足する。この
時、出力される信号電圧Vop12の周波数帯域幅は必要
な帯域fc Hzを有している。また、制御電圧帰還回路
9は、制御状態から外れ、印加電圧制御端子6に加わる
制御電圧VCNT は、制御電圧帰還回路9の出力飽和電圧
に安定する。
スルー電圧VR にクリップされる。APD1のアノード
に生成される電圧VA 、クリップされた時の光信号の電
力PCLIPは“数8”を満足する。次いで入力される光信
号の電力PinがPCLIPを超えた場合、APD1のアノー
ドに生成される電圧VA は“数9”に従う。また、AP
D1のアノードと、信号出力端子8との間には、出力信
号12を、一定値Vconst 以下に制限するリミッター回
路が挿入されているので、入力される光信号10の電力
PinがPCLIPを超えた領域でも、信号端子8から出力さ
れる信号電圧Vop12は“数10”を満足する。この
時、出力される信号電圧Vop12の周波数帯域幅は必要
な帯域fc Hzを有している。また、制御電圧帰還回路
9は、制御状態から外れ、印加電圧制御端子6に加わる
制御電圧VCNT は、制御電圧帰還回路9の出力飽和電圧
に安定する。
【0037】実施例3 以下、この発明の第3の実施例を図について説明する。
図3において、1〜12は従来の実施例と同一である。
14は、出力電圧をVconst 以下に制限するリミッター
回路、16はAPD1のカソードに接続されたダイオー
ド、17はダイオード16のアノードに接続された電圧
Vo の基準電圧源、ダイオード16の順方向降下電圧を
Vd とすると、Vo は“数13”を満足する。
図3において、1〜12は従来の実施例と同一である。
14は、出力電圧をVconst 以下に制限するリミッター
回路、16はAPD1のカソードに接続されたダイオー
ド、17はダイオード16のアノードに接続された電圧
Vo の基準電圧源、ダイオード16の順方向降下電圧を
Vd とすると、Vo は“数13”を満足する。
【0038】
【数13】
【0039】次に動作について説明する。図3において
光信号の電力が小さくAPD1に印加される印加電圧V
APD がリーチスルー電圧VR よりも大きい場合は従来の
技術と動作は同様である。次いで、光信号の電力が大き
く、従来の技術でVAPD がリーチスルー電圧VR よりも
小さくなる場合に以下の説明のように動作する。基準電
圧源の出力電圧は“数13”を満足しているので、光信
号10の電力が増加していった時、印加電圧VAPD はリ
ーチスルー電圧VR にクリップされる。APD1のアノ
ードに生成される電圧VA 、クリップされた時の光信号
の電力PCLIPは“数8”を満足する。
光信号の電力が小さくAPD1に印加される印加電圧V
APD がリーチスルー電圧VR よりも大きい場合は従来の
技術と動作は同様である。次いで、光信号の電力が大き
く、従来の技術でVAPD がリーチスルー電圧VR よりも
小さくなる場合に以下の説明のように動作する。基準電
圧源の出力電圧は“数13”を満足しているので、光信
号10の電力が増加していった時、印加電圧VAPD はリ
ーチスルー電圧VR にクリップされる。APD1のアノ
ードに生成される電圧VA 、クリップされた時の光信号
の電力PCLIPは“数8”を満足する。
【0040】次いで入力される光信号の電力PinがP
CLIPを超えた場合、APD1のアノードに生成される電
圧VA は“数9”に従う。次いで、APD1のアノード
と、信号出力端子8との間には、出力信号12を一定値
Vconst 以下に制限するリミッター回路が挿入されてい
るので入力される光信号10の電力PinがPCLIPを超え
た領域でも、信号端子8から出力される信号電圧Vop1
2は“数10”を満足する。この時、出力される信号電
圧Vop12の周波数帯域幅は必要な帯域fc Hzを有し
ている。また、制御電圧帰還回路9は、制御状態から外
れ、印加電圧制御端子6に加わる制御電圧VCNT は、制
御電圧帰還回路9の出力飽和電圧に安定する。
CLIPを超えた場合、APD1のアノードに生成される電
圧VA は“数9”に従う。次いで、APD1のアノード
と、信号出力端子8との間には、出力信号12を一定値
Vconst 以下に制限するリミッター回路が挿入されてい
るので入力される光信号10の電力PinがPCLIPを超え
た領域でも、信号端子8から出力される信号電圧Vop1
2は“数10”を満足する。この時、出力される信号電
圧Vop12の周波数帯域幅は必要な帯域fc Hzを有し
ている。また、制御電圧帰還回路9は、制御状態から外
れ、印加電圧制御端子6に加わる制御電圧VCNT は、制
御電圧帰還回路9の出力飽和電圧に安定する。
【0041】
【発明の効果】以上のように、この発明の第1〜第3の
実施例によれば、APDの印加電圧がリーチスルー電圧
以下にならぬよう制限回路を備えるとともに、信号出力
端子の前にリミッター回路を挿入したので、従来の技術
ではリーチスルー電圧以下にAPDの印加電圧が抑圧さ
れ、正常な周波数帯域を有した信号電圧が得られない大
きな光入力信号電力範囲においても、正常な周波数帯域
を有し、かつ振幅が同一の信号電圧を信号端子より取り
出すことができる効果がある。
実施例によれば、APDの印加電圧がリーチスルー電圧
以下にならぬよう制限回路を備えるとともに、信号出力
端子の前にリミッター回路を挿入したので、従来の技術
ではリーチスルー電圧以下にAPDの印加電圧が抑圧さ
れ、正常な周波数帯域を有した信号電圧が得られない大
きな光入力信号電力範囲においても、正常な周波数帯域
を有し、かつ振幅が同一の信号電圧を信号端子より取り
出すことができる効果がある。
【図1】この発明の実施例1を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施例2を示すブロック図である。
【図3】この発明の実施例3を示すブロック図である。
【図4】従来の光電変換回路を示すブロック図である。
【図5】APD印加電圧とAPD増倍率の関係を示すグ
ラフである。
ラフである。
【図6】APD印加電圧とAPD周波数帯域の関係を示
すグラフである。
すグラフである。
1 APD 2 高圧電源 3 第一の抵抗 4 トランジスタ 5 第二の抵抗 6 印加電圧制御端子 7 第三の抵抗 8 信号出力端子 9 制御電圧帰還回路 13 第一のツェナーダイオード 14 リミッター回路 15 第二のツェナーダイオード 16 ダイオード 17 基準電圧源
Claims (3)
- 【請求項1】 アヴァランシェホトダイオード(AP
D)と、上記APDのカソードに印加する電圧の発生源
である高圧電源と、上記APDのカソードと上記高圧電
源との間に接続された第1の抵抗と、上記第1の抵抗に
並列に接続された第1のツェナーダイオードと、上記A
PDのカソードにコレクタが接続されたトランジスタ
と、上記トランジスタと接地電位との間に接続された第
2の抵抗と、上記APDへの印加電圧を制御する為に上
記トランジスタのベースに接続された印加電圧制御端子
と、上記APDのアノードと接地電位との間に接続され
た第3の抵抗と、上記APDのアノードに生成される信
号の電圧振幅を検出し、その検出値が常に一定になるよ
うに、上記印加電圧制御端子に制御電圧を出力する制御
電圧帰還回路と、上記APDのアノードに生成された信
号の電圧振幅を一定値以下に制限するリミッター回路
と、上記リミッター回路出力を外部に取り出す信号出力
端子と、を備えた光電変換回路。 - 【請求項2】 アヴァランシェホトダイオード(AP
D)と、上記APDのカソードに印加する電圧の発生源
である高圧電源と、上記APDのカソードと上記高圧電
源との間に接続された第1の抵抗と、上記APDのカソ
ードにコレクタが接続されたトランジスタと、上記トラ
ンジスタのエミッタと接地電位との間に接続された第2
の抵抗と、上記APDへの印加電圧を制御する為に上記
トランジスタのベースに接続された印加電圧制御端子
と、上記トランジスタのベースと接地電位との間に接続
された第2のツェナーダイオードと、上記APDのアノ
ードと接地電位との間に接続された第3の抵抗と、上記
APDのアノードに生成される信号の電圧振幅を検出
し、その検出値が常に一定になるように、上記印加電圧
制御端子に制御電圧を出力する制御電圧帰還回路と、上
記APDのアノードに生成された信号の電圧振幅を一定
値以下に制限するリミッター回路と、上記リミッター回
路出力を外部に取り出す信号出力端子と、を備えた光電
変換回路。 - 【請求項3】 アヴァランシェホトダイオード(AP
D)と、上記APDのカソードに印加する電圧の発生源
である高圧電源と、上記APDのカソードと上記高圧電
源との間に接続された第1の抵抗と、上記APDのカソ
ードに接続されたダイオードと、上記ダイオードのアノ
ードに接続された基準電圧源と、上記APDのカソード
にコレクタが接続されたトランジスタと、上記トランジ
スタのエミッタと接地電位との間に接続された第2の抵
抗と、上記APDへの印加電圧を制御する為に上記トラ
ンジスタのベースに接続された印加電圧制御端子と、上
記APDのアノードと接地電位との間に接続された第3
の抵抗と、上記APDのアノードに生成される信号の電
圧振幅を検出し、その検出値が常に一定になるよう上記
印加電圧制御端子に制御電圧を出力する制御電圧帰還回
路と、上記APDのアノードに生成された信号の電圧振
幅を一定値以下に制限するリミッター回路と、上記リミ
ッター回路出力を外部に取り出す信号出力端子と、を備
えた光電変換回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6266710A JPH08130323A (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 光電変換回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6266710A JPH08130323A (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 光電変換回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08130323A true JPH08130323A (ja) | 1996-05-21 |
Family
ID=17434612
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6266710A Pending JPH08130323A (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 光電変換回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08130323A (ja) |
-
1994
- 1994-10-31 JP JP6266710A patent/JPH08130323A/ja active Pending
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