JPH081298Y2 - ワンウェイクラッチ - Google Patents
ワンウェイクラッチInfo
- Publication number
- JPH081298Y2 JPH081298Y2 JP1990401863U JP40186390U JPH081298Y2 JP H081298 Y2 JPH081298 Y2 JP H081298Y2 JP 1990401863 U JP1990401863 U JP 1990401863U JP 40186390 U JP40186390 U JP 40186390U JP H081298 Y2 JPH081298 Y2 JP H081298Y2
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- JP
- Japan
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- roller
- piece
- groove
- spring piece
- way clutch
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- Expired - Lifetime
Links
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 5
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 5
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 5
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、回転軸の一方向の回
転のみをその外側に設けられたローラ等の回転体に伝え
る場合に使用される一方向クラッチに関するものであ
る。
転のみをその外側に設けられたローラ等の回転体に伝え
る場合に使用される一方向クラッチに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】部品点数の減少と組立て容易化を図るた
め、本件出願人は、図8乃至図10に示す一方向クラッ
チ付き回転体を既に提案している(実願昭63−150
885号明細書)。
め、本件出願人は、図8乃至図10に示す一方向クラッ
チ付き回転体を既に提案している(実願昭63−150
885号明細書)。
【0003】上記一方向クラッチ付き回転体は、外輪5
0の内径面に複数の溝51を形成し、外輪50の外側に
嵌着したローラ等の外装体52に上記溝51の一端を閉
塞する閉塞壁53を設けてある。また、外装体52の開
口部内側に嵌め合わせた合成樹脂から成る閉塞蓋54の
内面に上記溝51の内面に嵌合する位置決め片55と、
溝51内に組込まれたころ56を溝51の内面のカム面
57に押圧するばね片58を設けてある。
0の内径面に複数の溝51を形成し、外輪50の外側に
嵌着したローラ等の外装体52に上記溝51の一端を閉
塞する閉塞壁53を設けてある。また、外装体52の開
口部内側に嵌め合わせた合成樹脂から成る閉塞蓋54の
内面に上記溝51の内面に嵌合する位置決め片55と、
溝51内に組込まれたころ56を溝51の内面のカム面
57に押圧するばね片58を設けてある。
【0004】この一方向のクラッチ付き回転体は、閉塞
蓋54に位置決め片55とばね片58とを一体に設けた
ものであるから、その閉塞蓋54を外装体52の端部開
口内に嵌め合わせることにより、外輪50の全ての溝5
1にばね片58を正確に挿入することができ、各溝ごと
にころ押圧用のばねを組込む一方向クラッチに比較して
組立作業性が著しく向上するという特徴を有する。
蓋54に位置決め片55とばね片58とを一体に設けた
ものであるから、その閉塞蓋54を外装体52の端部開
口内に嵌め合わせることにより、外輪50の全ての溝5
1にばね片58を正確に挿入することができ、各溝ごと
にころ押圧用のばねを組込む一方向クラッチに比較して
組立作業性が著しく向上するという特徴を有する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記一方向
クラッチにおいては、過大なラジアル荷重、モーメント
荷重が負荷された場合、ころ56の移動量が大きく、そ
のころ56の移動によってばね片58が大きくたわむた
め、ばね片58の耐久性に問題がある。また、ワンウェ
イクラッチの組立て前の輸送の段階で、そのクラッチに
衝撃荷重が加わり、ばね片58が後方に大きくたわんだ
場合、ころ56が溝51から内径方向に脱落することが
ある。
クラッチにおいては、過大なラジアル荷重、モーメント
荷重が負荷された場合、ころ56の移動量が大きく、そ
のころ56の移動によってばね片58が大きくたわむた
め、ばね片58の耐久性に問題がある。また、ワンウェ
イクラッチの組立て前の輸送の段階で、そのクラッチに
衝撃荷重が加わり、ばね片58が後方に大きくたわんだ
場合、ころ56が溝51から内径方向に脱落することが
ある。
【0006】この考案は上記の問題点を解決し、ばね片
の耐久性の向上を図ること、および、ころの脱落を防止
することを技術的課題としている。
の耐久性の向上を図ること、および、ころの脱落を防止
することを技術的課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この考案においては、閉塞端に形成した位置決め
片の先端部にころ押圧用のばね片がローラと反対方向に
たわんだ際のたわみ量を制限する押え片部を設け、上記
位置決め片の押え片部にばね片が当接する状態におい
て、そのばね片の先端部における内径側エッジと前記溝
におけるころ側の側面の内径側エッジ間の間隔をころの
外径より小さくした構成を採用している。
めに、この考案においては、閉塞端に形成した位置決め
片の先端部にころ押圧用のばね片がローラと反対方向に
たわんだ際のたわみ量を制限する押え片部を設け、上記
位置決め片の押え片部にばね片が当接する状態におい
て、そのばね片の先端部における内径側エッジと前記溝
におけるころ側の側面の内径側エッジ間の間隔をころの
外径より小さくした構成を採用している。
【0008】
【0009】
【作用】一方向クラッチに過大なラジアル荷重やモーメ
ント荷重が作用してばね片が後方にたわむと、ばね片の
先端部が位置決め片の押え片部に当接し、その当接によ
ってばね片が後方に大きくたわむのが防止される。
ント荷重が作用してばね片が後方にたわむと、ばね片の
先端部が位置決め片の押え片部に当接し、その当接によ
ってばね片が後方に大きくたわむのが防止される。
【0010】
【実施例】以下、この考案の実施例を図1乃至図7に基
づいて説明する。図1および図2は、一方向クラッチ付
きローラを示す。このローラは、外輪1、外装体10、
ころ20および閉塞蓋30から成る。
づいて説明する。図1および図2は、一方向クラッチ付
きローラを示す。このローラは、外輪1、外装体10、
ころ20および閉塞蓋30から成る。
【0011】外輪1は鉄系焼結合金属により形成され、
図2に示すように、その内径面に軸方向の溝2が複数形
成されている。各溝2の底面には、周方向で対向する側
面3、4の一方の側面3寄りにカム面5が設けられてい
る。このカム面5は、図4に示すように、回転軸40の
接線と所要のくさび角αを形成する。また、溝2の底面
には他方の側面4側の端部に嵌合凹所6が設けられてい
る。
図2に示すように、その内径面に軸方向の溝2が複数形
成されている。各溝2の底面には、周方向で対向する側
面3、4の一方の側面3寄りにカム面5が設けられてい
る。このカム面5は、図4に示すように、回転軸40の
接線と所要のくさび角αを形成する。また、溝2の底面
には他方の側面4側の端部に嵌合凹所6が設けられてい
る。
【0012】上記外輪1の外周面には、軸方向の浅い嵌
合溝7が所要の間隔をおいて形成され、外輪1の外側に
嵌められた前記外装体10の内面の嵌合突部11が上記
嵌合溝7に密に嵌合されている。その嵌合によって外輪
1と外装体10は相対的に回り止めされる。
合溝7が所要の間隔をおいて形成され、外輪1の外側に
嵌められた前記外装体10の内面の嵌合突部11が上記
嵌合溝7に密に嵌合されている。その嵌合によって外輪
1と外装体10は相対的に回り止めされる。
【0013】外装体10はローラ面を形成する円筒部1
2を有し、その円筒部12の一方の端部の内径面に周方
向の係合溝13が形成されている。また、円筒部12の
他方の端部に閉塞壁14が形成されている。この閉塞壁
14は外輪1の各溝2の一端面を閉塞し、中央部には回
転軸40の挿通孔15が設けられている。
2を有し、その円筒部12の一方の端部の内径面に周方
向の係合溝13が形成されている。また、円筒部12の
他方の端部に閉塞壁14が形成されている。この閉塞壁
14は外輪1の各溝2の一端面を閉塞し、中央部には回
転軸40の挿通孔15が設けられている。
【0014】前記閉塞蓋30は、外輪1の他方の面にお
いて各溝2を閉塞する。この閉塞蓋30はプラスチック
製であり、中央部に回転軸40の挿通孔31が形成され
ている。この挿通孔31と前記外装体10の挿通孔15
は回転軸40のラジアル軸受となる。閉塞蓋30の外周
面には、図6に示すように、外輪1の嵌合溝7と対応
し、かつ同一断面形状の位置決め溝32が形成され、ま
た周方向に係合突条33が設けられている。この閉塞蓋
30は、図1に示すように、外輪1と共に外装体10の
内部に挿入され、外装体10の係合溝13と閉塞蓋30
の係合突条33により、相互に係合一体化される。
いて各溝2を閉塞する。この閉塞蓋30はプラスチック
製であり、中央部に回転軸40の挿通孔31が形成され
ている。この挿通孔31と前記外装体10の挿通孔15
は回転軸40のラジアル軸受となる。閉塞蓋30の外周
面には、図6に示すように、外輪1の嵌合溝7と対応
し、かつ同一断面形状の位置決め溝32が形成され、ま
た周方向に係合突条33が設けられている。この閉塞蓋
30は、図1に示すように、外輪1と共に外装体10の
内部に挿入され、外装体10の係合溝13と閉塞蓋30
の係合突条33により、相互に係合一体化される。
【0015】閉塞蓋30の内面には、外輪1の各溝2に
対応して、位置決め片34とばね片35とが1組ずつ設
けられている。位置決め片34は、溝2の底面に形成し
た前記嵌合凹所6に嵌合されて溝2の他方の側面4と係
合しており、閉塞蓋30の位置決めを行なう。位置決め
片34の先端部には、ばね片35に向けて屈曲された押
え片部36が設けられている。
対応して、位置決め片34とばね片35とが1組ずつ設
けられている。位置決め片34は、溝2の底面に形成し
た前記嵌合凹所6に嵌合されて溝2の他方の側面4と係
合しており、閉塞蓋30の位置決めを行なう。位置決め
片34の先端部には、ばね片35に向けて屈曲された押
え片部36が設けられている。
【0016】ばね片35は、断面形状がくの字形になっ
ている。このばね片35は図6に示すように、根元部3
7、中間部38および先端部39から成る。根元部37
は閉塞蓋30の内面に垂直であるが、中間部38および
先端部39はころ20側に向けて傾斜し、先端部39の
傾斜は中間部38の傾斜より緩くなっている。その先端
部39の内面を閉塞蓋30の内面に対して垂直になるよ
うに形成することにより、他の部分より薄く形成する。
ている。このばね片35は図6に示すように、根元部3
7、中間部38および先端部39から成る。根元部37
は閉塞蓋30の内面に垂直であるが、中間部38および
先端部39はころ20側に向けて傾斜し、先端部39の
傾斜は中間部38の傾斜より緩くなっている。その先端
部39の内面を閉塞蓋30の内面に対して垂直になるよ
うに形成することにより、他の部分より薄く形成する。
【0017】ばね片35は全体としてばね力を発揮し、
ころ20をくさび角αの奥に向けて付勢するが、そのば
ね定数は根元部37が最も大きく中間部38、先端部3
9に向けて順に小さくなる。また、ばね片35は、前述
のように、断面がくの字形に形成され、幅方向の補強を
図ると共に、先端部39の内面において、2箇所でころ
20と接触し、ばね片35との接触の安定化を図ってい
る。
ころ20をくさび角αの奥に向けて付勢するが、そのば
ね定数は根元部37が最も大きく中間部38、先端部3
9に向けて順に小さくなる。また、ばね片35は、前述
のように、断面がくの字形に形成され、幅方向の補強を
図ると共に、先端部39の内面において、2箇所でころ
20と接触し、ばね片35との接触の安定化を図ってい
る。
【0018】このばね片35は、前記押え片部36に対
する当接によってころ20と反対方向にたわんだ際のた
わみ量が制限される。図5はばね片35の先端部39が
押え片部36に当接する状態を示し、その状態におい
て、ばね片35の先端部39の内径側エッジと溝2の一
方の側面3における内径側エッジ間の間隔Lはころ20
の外径Dより小さくなり、ころ20が内径方向に脱落す
るのを防止する。
する当接によってころ20と反対方向にたわんだ際のた
わみ量が制限される。図5はばね片35の先端部39が
押え片部36に当接する状態を示し、その状態におい
て、ばね片35の先端部39の内径側エッジと溝2の一
方の側面3における内径側エッジ間の間隔Lはころ20
の外径Dより小さくなり、ころ20が内径方向に脱落す
るのを防止する。
【0019】実施例で示す一方向クラッチ付き回転体は
上記の構造から成り、図2に示すように、回転軸40に
装着する状態で、その回転軸40を矢印方向に回転させ
ると、ころ20がくさび角αの間に噛み込まれるため、
回転軸40の回転が外輪1およびこれと一体の外装体1
0に伝達される。
上記の構造から成り、図2に示すように、回転軸40に
装着する状態で、その回転軸40を矢印方向に回転させ
ると、ころ20がくさび角αの間に噛み込まれるため、
回転軸40の回転が外輪1およびこれと一体の外装体1
0に伝達される。
【0020】回転軸40を上記の反対方向に回転させる
と、ころ20はばね片35の押圧力に打ち勝ってくさび
角αの広い方へ移動するため、回転は外輪1および外装
体10に伝達されない。
と、ころ20はばね片35の押圧力に打ち勝ってくさび
角αの広い方へ移動するため、回転は外輪1および外装
体10に伝達されない。
【0021】上記の作動中、一方向クラッチに過大なラ
ジアル荷重、モーメント荷重が加わると、ばね片35の
先端部39はころ20と反対方向にたわみ、位置決め片
34の押え片部36に当接してたわみ量が制限される。
このため、ばね片35は大きくたわまず、損傷を防止す
ることができる。
ジアル荷重、モーメント荷重が加わると、ばね片35の
先端部39はころ20と反対方向にたわみ、位置決め片
34の押え片部36に当接してたわみ量が制限される。
このため、ばね片35は大きくたわまず、損傷を防止す
ることができる。
【0022】上記のように、ばね35は、位置決め片3
4の押え片部36に対する当接によってたわみ量が制限
され、その制限された状態では、図5に示すようにばね
片35の先端部39の内径側エッジと溝2の一方の側面
3の内径側エッジ間の間隔Lがころ20の外径Dより小
さいため、軸40が組込まれていない一方向クラッチの
輸送の段階で、その一方向クラッチに衝撃が加わり、こ
ろ20がばね片35を押圧して大きくたわませたとして
も、ころ20はばね片35の先端部と溝2の側面間から
抜け出さず、ころ20の外輪内径方向への脱落が防止さ
れる。
4の押え片部36に対する当接によってたわみ量が制限
され、その制限された状態では、図5に示すようにばね
片35の先端部39の内径側エッジと溝2の一方の側面
3の内径側エッジ間の間隔Lがころ20の外径Dより小
さいため、軸40が組込まれていない一方向クラッチの
輸送の段階で、その一方向クラッチに衝撃が加わり、こ
ろ20がばね片35を押圧して大きくたわませたとして
も、ころ20はばね片35の先端部と溝2の側面間から
抜け出さず、ころ20の外輪内径方向への脱落が防止さ
れる。
【0023】図1乃至図6に示す一方向クラッチにおい
て、位置決め片34はばね片35より断面積が大きく変
形しにくいが、ワンウェイクラッチに非常に大きなラジ
アル荷重またはモーメント荷重が加わると、ころ20は
位置決め片34を変形させるほど移動し、ばね片35の
変形量を大きくすることが考えられる。 そこで、図7に
示すように、外装体10の閉塞壁14の内側にころ20
が挿入される凹部16を設け、それを周方向に長い長孔
とすると、ころの移動量が規制され、ばね片35の変形
量は規制される。また、ころの脱落についてもより強い
衝撃に耐えることができる。 位置決め片34に押え片部
36がなく、長孔の凹部16のみとした場合でもころ2
0の移動量の規制はできるが、反凹部側のころ20の端
面に拘束がなく自由に移動できるため、ころ20は凹部
16の挿入部を支点に反対側の端面が移動し、押え片3
6を押すことにより、ばね片35の変形およびころ20
の脱落を生じることが考えられる。 従って、より強いラ
ジアル荷重またはモーメント荷重が作用する場合または
輸送時に大きな衝撃が加わる時には、押え片36と長孔
の凹部16を合わせて使用した方が効果は大きい。
て、位置決め片34はばね片35より断面積が大きく変
形しにくいが、ワンウェイクラッチに非常に大きなラジ
アル荷重またはモーメント荷重が加わると、ころ20は
位置決め片34を変形させるほど移動し、ばね片35の
変形量を大きくすることが考えられる。 そこで、図7に
示すように、外装体10の閉塞壁14の内側にころ20
が挿入される凹部16を設け、それを周方向に長い長孔
とすると、ころの移動量が規制され、ばね片35の変形
量は規制される。また、ころの脱落についてもより強い
衝撃に耐えることができる。 位置決め片34に押え片部
36がなく、長孔の凹部16のみとした場合でもころ2
0の移動量の規制はできるが、反凹部側のころ20の端
面に拘束がなく自由に移動できるため、ころ20は凹部
16の挿入部を支点に反対側の端面が移動し、押え片3
6を押すことにより、ばね片35の変形およびころ20
の脱落を生じることが考えられる。 従って、より強いラ
ジアル荷重またはモーメント荷重が作用する場合または
輸送時に大きな衝撃が加わる時には、押え片36と長孔
の凹部16を合わせて使用した方が効果は大きい。
【0024】
【考案の効果】以上のように、この考案に係る一方向ク
ラッチによれば、位置決め片の先端部に設けた押え片部
によってころ押圧用ばね片のころと反対方向へのたわみ
量を制限するようにしたので、ばね片の損傷を防止する
ことができる。
ラッチによれば、位置決め片の先端部に設けた押え片部
によってころ押圧用ばね片のころと反対方向へのたわみ
量を制限するようにしたので、ばね片の損傷を防止する
ことができる。
【0025】また、押え片部にばね片の先端部が当接す
る状態において、ばね片の先端部における内径側エッジ
と溝の一方の側面における内径側エッジ間の間隔をころ
の外径より小さくしたので、軸が組込まれていない一方
向クラッチの輸送の段階で一方向クラッチに衝撃が加わ
ってばね片がころと反対方向に変形してもころが内径方
向に脱落するのを確実に防止することができる。
る状態において、ばね片の先端部における内径側エッジ
と溝の一方の側面における内径側エッジ間の間隔をころ
の外径より小さくしたので、軸が組込まれていない一方
向クラッチの輸送の段階で一方向クラッチに衝撃が加わ
ってばね片がころと反対方向に変形してもころが内径方
向に脱落するのを確実に防止することができる。
【図1】一実施例を示す縦断正面図
【図2】図1のII−II線に沿った断面図
【図3】図2の III−III 線に沿った断面図
【図4】図3のIV−IV線に沿った断面図
【図5】図4の作動状態を示す断面図
【図6】同上のばね片を示す斜視図
【図7】ばね片のたわみ量を制限する手段の他の例を示
す断面図
す断面図
【図8】従来の一方向クラッチを示す断面図
【図9】図8のIX−IX線に沿った断面図
【図10】図8のX−X線に沿った断面図
1 外輪 2 溝 5 カム面 20 ころ 30 閉塞蓋 34 位置決め片 35 ばね片 36 押え片部
Claims (1)
- 【請求項1】 外輪の内径面に複数の溝を形成し、各溝
の底面に回転方向の一方に傾斜するカム面を形成し、外
輪の一方の端面に重ねられ、上記溝の一端面を閉塞する
閉塞蓋の内面に、各溝の周方向で対向する一対の側面の
前記カム面と反対側の側面と係合する位置決め片と、溝
内に組込んだころに先端部が当接してころをカム面と係
合する方向に向けて押圧するばね片とを設けたワンウェ
イクラッチにおいて、前記位置決め片の先端部にばね片
がローラと反対方向にたわんだ際のたわみ量を制限する
押え片部を設け、上記位置決め片の押え片部にばね片が
当接する状態において、そのばね片の先端部における内
径側エッジと前記溝におけるころ側の側面の内径側エッ
ジ間の間隔をころの外径より小さくしたことを特徴とす
るワンウェイクラッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990401863U JPH081298Y2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | ワンウェイクラッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990401863U JPH081298Y2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | ワンウェイクラッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0490739U JPH0490739U (ja) | 1992-08-07 |
JPH081298Y2 true JPH081298Y2 (ja) | 1996-01-17 |
Family
ID=31879888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990401863U Expired - Lifetime JPH081298Y2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | ワンウェイクラッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH081298Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007132523A (ja) * | 1995-10-03 | 2007-05-31 | Jtekt Corp | 一方向クラッチ、一方向クラッチの組立方法ならびに一方向クラッチ付きの転がり軸受 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3780371B2 (ja) * | 1996-12-25 | 2006-05-31 | 株式会社ジェイテクト | 一方向クラッチ |
JP2009156466A (ja) * | 2007-12-04 | 2009-07-16 | Tok Bearing Co Ltd | ワンウェイクラッチ |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53155955U (ja) * | 1977-05-13 | 1978-12-07 | ||
JPS60188630A (ja) * | 1984-03-08 | 1985-09-26 | Daikin Mfg Co Ltd | ロ−ラ型一方向クラツチ |
JPH0545860Y2 (ja) * | 1987-09-18 | 1993-11-29 |
-
1990
- 1990-12-26 JP JP1990401863U patent/JPH081298Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007132523A (ja) * | 1995-10-03 | 2007-05-31 | Jtekt Corp | 一方向クラッチ、一方向クラッチの組立方法ならびに一方向クラッチ付きの転がり軸受 |
JP4640343B2 (ja) * | 1995-10-03 | 2011-03-02 | 株式会社ジェイテクト | 一方向クラッチ、一方向クラッチの組立方法ならびに一方向クラッチ付きの転がり軸受 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0490739U (ja) | 1992-08-07 |
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