JPH08129020A - 走行センサ - Google Patents
走行センサInfo
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- JPH08129020A JPH08129020A JP2665595A JP2665595A JPH08129020A JP H08129020 A JPH08129020 A JP H08129020A JP 2665595 A JP2665595 A JP 2665595A JP 2665595 A JP2665595 A JP 2665595A JP H08129020 A JPH08129020 A JP H08129020A
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 8
- 230000007423 decrease Effects 0.000 abstract description 25
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 5
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
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- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は電源電圧が変動しても誤った走行パ
ルスを出力しないようにした走行センサを提供すること
を目的とする。 【構成】 車速に応じて回転する磁石によりホール素子
から誘起される電圧に基づいて走行パルスを出力する走
行センサにおいて、基準電圧を発生する基準電圧発生手
段と、前記ホール素子から誘起される電圧に基づいて比
較電圧を発生する比較電圧発生手段と、前記基準電圧と
比較電圧とからパルス信号を出力するコンパレータと、
走行センサを駆動する電源電圧が低下した場合におい
て、前記コンパレータの出力が前記電源電圧が低下する
以前の出力を維持する様に前記基準電圧の電圧値を可変
する基準電圧可変手段とを備える。
ルスを出力しないようにした走行センサを提供すること
を目的とする。 【構成】 車速に応じて回転する磁石によりホール素子
から誘起される電圧に基づいて走行パルスを出力する走
行センサにおいて、基準電圧を発生する基準電圧発生手
段と、前記ホール素子から誘起される電圧に基づいて比
較電圧を発生する比較電圧発生手段と、前記基準電圧と
比較電圧とからパルス信号を出力するコンパレータと、
走行センサを駆動する電源電圧が低下した場合におい
て、前記コンパレータの出力が前記電源電圧が低下する
以前の出力を維持する様に前記基準電圧の電圧値を可変
する基準電圧可変手段とを備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両が単位距離走行する
毎にパルスを出力する走行センサに関する。
毎にパルスを出力する走行センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の走行センサを図5を参照して説明
する。図5において、11は車両のトランスミッション
シャフト等に取付けられた磁石、12はホール素子、1
3はトランジスタ、14はダイオード、15は容量、1
6〜19,21および22は抵抗、また1はコンパレー
タである。
する。図5において、11は車両のトランスミッション
シャフト等に取付けられた磁石、12はホール素子、1
3はトランジスタ、14はダイオード、15は容量、1
6〜19,21および22は抵抗、また1はコンパレー
タである。
【0003】ホール素子12には電源Vより抵抗16を
介して電流を供給する。このような状態でホール素子1
2に垂直に磁界が加わると電流の流れる方向に対して直
角な方向に電圧が誘起されてトランジスタ13に出力さ
れる。磁石11はトランスミッションシャフトが回転す
ることにより回転し、ホール素子12にN,S,N,
S,…と磁界を加える。
介して電流を供給する。このような状態でホール素子1
2に垂直に磁界が加わると電流の流れる方向に対して直
角な方向に電圧が誘起されてトランジスタ13に出力さ
れる。磁石11はトランスミッションシャフトが回転す
ることにより回転し、ホール素子12にN,S,N,
S,…と磁界を加える。
【0004】ホール素子12で正電圧が誘起されるとト
ランジスタ13は導通状態となりコンパレータ1の−端
子の電圧を0V(接地電圧)にする。また、コンパレー
タ1の+端子には電源Vより抵抗21および22によっ
て分圧された基準電圧が供給されている。
ランジスタ13は導通状態となりコンパレータ1の−端
子の電圧を0V(接地電圧)にする。また、コンパレー
タ1の+端子には電源Vより抵抗21および22によっ
て分圧された基準電圧が供給されている。
【0005】コンパレータ1は、−端子に入力される電
圧(比較電圧)が+端子に入力される基準電圧より低い
場合は「H」を、また高い場合は「L」なる電圧を出力
する。したがって、コンパレータ1の出力は、磁石11
の回転に対応して「H」,「L」となる走行パルスを出
力する。
圧(比較電圧)が+端子に入力される基準電圧より低い
場合は「H」を、また高い場合は「L」なる電圧を出力
する。したがって、コンパレータ1の出力は、磁石11
の回転に対応して「H」,「L」となる走行パルスを出
力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
の走行センサは、ホール素子に供給するバイアス電流を
抵抗を介して電源より供給していた。この電源電圧は車
両のバッテリィ(電池)より得ており、車両のエンジン
を起動する時は大電流がバッテリィより放電されて電源
電圧を低下させる。その結果、ホール素子に供給するバ
イアス電流が変化してホール素子より誘起される電圧が
低下して、トランジスタ13の導通状態を非導通状態に
近い状態にし、コンパレータ1の出力を「H」より
「L」に変化させる。
の走行センサは、ホール素子に供給するバイアス電流を
抵抗を介して電源より供給していた。この電源電圧は車
両のバッテリィ(電池)より得ており、車両のエンジン
を起動する時は大電流がバッテリィより放電されて電源
電圧を低下させる。その結果、ホール素子に供給するバ
イアス電流が変化してホール素子より誘起される電圧が
低下して、トランジスタ13の導通状態を非導通状態に
近い状態にし、コンパレータ1の出力を「H」より
「L」に変化させる。
【0007】すなわち、図6に示すように、時間t=t
1 〜t4 で電源電圧が低下すると、電源電圧の低下に対
応してコンパレータ1の−端子に入力される比較電圧は
0Vより上昇する。これは、トランジスタ13が非導通
状態となったことによりコンパレータ1の−端子に電源
電圧が現れるためである。
1 〜t4 で電源電圧が低下すると、電源電圧の低下に対
応してコンパレータ1の−端子に入力される比較電圧は
0Vより上昇する。これは、トランジスタ13が非導通
状態となったことによりコンパレータ1の−端子に電源
電圧が現れるためである。
【0008】また、コンパレータ1の+端子に入力され
る基準電圧は電源電圧に比例し、時間t=t2 〜t3 の
期間は基準電圧より比較電圧の方が高くなり、コンパレ
ータ1の出力は「H」より「L」に変化する。本発明は
電源電圧が変動しても誤った走行パルスを出力しないよ
うにした走行センサを提供することを目的とする。
る基準電圧は電源電圧に比例し、時間t=t2 〜t3 の
期間は基準電圧より比較電圧の方が高くなり、コンパレ
ータ1の出力は「H」より「L」に変化する。本発明は
電源電圧が変動しても誤った走行パルスを出力しないよ
うにした走行センサを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに本発明が採用した手段を図1及び図3を参照して説
明する。図1は本発明による走行センサの基本構成及び
第1実施例を示す回路構成図、図3は同じく走行センサ
の基本構成及び第2実施例を示す回路構成図である。す
なわち、本発明の走行センサは、車速に応じて回転する
磁石11によりホール素子12から誘起される電圧に基
づいて走行パルスを出力する走行センサにおいて、基準
電圧を発生する基準電圧発生手段2と、前記ホール素子
12から誘起される電圧に基づいて比較電圧を発生する
比較電圧発生手段7と、前記基準電圧と比較電圧とから
パルス信号を出力するコンパレータ1と、走行センサを
駆動する電源電圧が低下した場合において、前記コンパ
レータ1の出力が前記電源電圧が低下する以前の出力を
維持する様に前記基準電圧の電圧値を可変する基準電圧
可変手段6とを備える。
めに本発明が採用した手段を図1及び図3を参照して説
明する。図1は本発明による走行センサの基本構成及び
第1実施例を示す回路構成図、図3は同じく走行センサ
の基本構成及び第2実施例を示す回路構成図である。す
なわち、本発明の走行センサは、車速に応じて回転する
磁石11によりホール素子12から誘起される電圧に基
づいて走行パルスを出力する走行センサにおいて、基準
電圧を発生する基準電圧発生手段2と、前記ホール素子
12から誘起される電圧に基づいて比較電圧を発生する
比較電圧発生手段7と、前記基準電圧と比較電圧とから
パルス信号を出力するコンパレータ1と、走行センサを
駆動する電源電圧が低下した場合において、前記コンパ
レータ1の出力が前記電源電圧が低下する以前の出力を
維持する様に前記基準電圧の電圧値を可変する基準電圧
可変手段6とを備える。
【0010】また、前記基準電圧可変手段6は、前記電
源電圧が通常の電圧値にあるときに前記比較電圧の電圧
値が前記基準電圧の電圧値以下の関係にあって、電源電
圧の低下により前記比較電圧の電圧値が前記基準電圧の
電圧値より高くなる場合において、前記電源電圧が或一
定値以下になったことを検出する電圧検出手段3と、前
記電圧検出手段3で電源電圧が一定値以下と検出された
とき、前記基準電圧発生手段2で発生する基準電圧を前
記比較電圧の電圧値より高くなるよう昇圧する昇圧手段
4とを備える。
源電圧が通常の電圧値にあるときに前記比較電圧の電圧
値が前記基準電圧の電圧値以下の関係にあって、電源電
圧の低下により前記比較電圧の電圧値が前記基準電圧の
電圧値より高くなる場合において、前記電源電圧が或一
定値以下になったことを検出する電圧検出手段3と、前
記電圧検出手段3で電源電圧が一定値以下と検出された
とき、前記基準電圧発生手段2で発生する基準電圧を前
記比較電圧の電圧値より高くなるよう昇圧する昇圧手段
4とを備える。
【0011】また、前記基準電圧発生手段2を直列に接
続した抵抗によって電源電圧を分圧して基準電圧を発生
するよう構成し、前記昇圧手段4を前記直列に接続した
抵抗を短絡させることによって基準電圧を昇圧するよう
に構成する。
続した抵抗によって電源電圧を分圧して基準電圧を発生
するよう構成し、前記昇圧手段4を前記直列に接続した
抵抗を短絡させることによって基準電圧を昇圧するよう
に構成する。
【0012】また、前記昇圧手段4は基準電圧を電源電
圧まで昇圧するように構成する。
圧まで昇圧するように構成する。
【0013】また、前記基準電圧可変手段6は、前記電
源電圧が通常の電圧値にあるときに前記比較電圧の電圧
値が前記基準電圧の電圧値以上の関係にあって、電源電
圧の低下により前記比較電圧の電圧値が前記基準電圧の
電圧値より低くなる場合において、前記電源電圧が或一
定値以下になったことを検出する電圧検出手段3と、前
記電圧検出手段3で電源電圧が一定値以下と検出された
とき、前記基準電圧発生手段2で発生する基準電圧を前
記比較電圧の電圧値より低くなるよう降圧する降圧手段
5とを備える。
源電圧が通常の電圧値にあるときに前記比較電圧の電圧
値が前記基準電圧の電圧値以上の関係にあって、電源電
圧の低下により前記比較電圧の電圧値が前記基準電圧の
電圧値より低くなる場合において、前記電源電圧が或一
定値以下になったことを検出する電圧検出手段3と、前
記電圧検出手段3で電源電圧が一定値以下と検出された
とき、前記基準電圧発生手段2で発生する基準電圧を前
記比較電圧の電圧値より低くなるよう降圧する降圧手段
5とを備える。
【0014】また、前記基準電圧発生手段2を直列に接
続した抵抗によって電源電圧を分圧して基準電圧を発生
するよう構成し、前記降圧手段5を前記直列に接続した
抵抗を短絡させることによって基準電圧を降圧するよう
に構成する。
続した抵抗によって電源電圧を分圧して基準電圧を発生
するよう構成し、前記降圧手段5を前記直列に接続した
抵抗を短絡させることによって基準電圧を降圧するよう
に構成する。
【0015】また、前記降圧手段5は基準電圧を接地電
圧まで降圧するように構成する。
圧まで降圧するように構成する。
【0016】
【作用】前記基準電圧可変手段6は、電源電圧の変化を
検出し、この電源電圧の変化に応じてコンパレータ1に
供給する基準電圧の電圧値を可変する。すなわち、電源
電圧の変化に応じて比較電圧の電圧値が変化するに伴い
この比較電圧の電圧値と基準電圧の電圧値の大小関係が
変化し、コンパレータ1の出力が変化する場合におい
て、基準電圧可変手段6は電源電圧が低下する以前の比
較電圧の電圧値と基準電圧の電圧値の大小関係を維持す
るように基準電圧を昇圧あるいは降圧する。これによ
り、電源電圧の変化により比較電圧が変化したとして
も、この比較電圧の変化にあわせて前記基準電圧の電圧
値を変化させることができるので、コンパレータ1の出
力は電源電圧が低下する以前の状態のまま維持され、電
源電圧が変動しても誤った走行パルスを出力しなくな
る。
検出し、この電源電圧の変化に応じてコンパレータ1に
供給する基準電圧の電圧値を可変する。すなわち、電源
電圧の変化に応じて比較電圧の電圧値が変化するに伴い
この比較電圧の電圧値と基準電圧の電圧値の大小関係が
変化し、コンパレータ1の出力が変化する場合におい
て、基準電圧可変手段6は電源電圧が低下する以前の比
較電圧の電圧値と基準電圧の電圧値の大小関係を維持す
るように基準電圧を昇圧あるいは降圧する。これによ
り、電源電圧の変化により比較電圧が変化したとして
も、この比較電圧の変化にあわせて前記基準電圧の電圧
値を変化させることができるので、コンパレータ1の出
力は電源電圧が低下する以前の状態のまま維持され、電
源電圧が変動しても誤った走行パルスを出力しなくな
る。
【0017】また、前記電圧検出手段3は前記電源電圧
が或一定値以下になったことを検出し、前記昇圧手段4
は前記電源電圧が或一定値以下になったときに前記基準
電圧を前記比較電圧以上の電圧値となるように昇圧す
る。従って、前記電源電圧が通常の電圧値にあるときに
前記比較電圧の電圧値が前記基準電圧の電圧値以下の関
係にあって、電源電圧の低下により前記比較電圧の電圧
値が前記基準電圧の電圧値より高くなる場合において、
電源電圧が低下しても前記比較電圧の電圧値を前記基準
電圧の電圧値以下に維持することができ、誤った走行パ
ルスを出力しなくなる。
が或一定値以下になったことを検出し、前記昇圧手段4
は前記電源電圧が或一定値以下になったときに前記基準
電圧を前記比較電圧以上の電圧値となるように昇圧す
る。従って、前記電源電圧が通常の電圧値にあるときに
前記比較電圧の電圧値が前記基準電圧の電圧値以下の関
係にあって、電源電圧の低下により前記比較電圧の電圧
値が前記基準電圧の電圧値より高くなる場合において、
電源電圧が低下しても前記比較電圧の電圧値を前記基準
電圧の電圧値以下に維持することができ、誤った走行パ
ルスを出力しなくなる。
【0018】また、基準電圧発生手段2は直列に接続し
た抵抗によって電源電圧を分圧して基準電圧を発生さ
せ、昇圧手段4は直列に接続された抵抗を短絡して基準
電圧を昇圧させる。このように、電源電圧が一定値以下
となったときに抵抗を短絡して基準電圧を昇圧するよう
にしたので、簡単な構成で基準電圧を昇圧することがで
きる。
た抵抗によって電源電圧を分圧して基準電圧を発生さ
せ、昇圧手段4は直列に接続された抵抗を短絡して基準
電圧を昇圧させる。このように、電源電圧が一定値以下
となったときに抵抗を短絡して基準電圧を昇圧するよう
にしたので、簡単な構成で基準電圧を昇圧することがで
きる。
【0019】また、昇圧手段4は基準電圧を電源電圧ま
で昇圧するので、電源電圧の低下により前記比較電圧の
電圧値が前記基準電圧の電圧値より高くなる場合におい
て、比較電圧の電圧値がどのように変化してもコンパレ
ータ1の出力が変化することが無くなり、誤った走行パ
ルスを出力しなくなる。
で昇圧するので、電源電圧の低下により前記比較電圧の
電圧値が前記基準電圧の電圧値より高くなる場合におい
て、比較電圧の電圧値がどのように変化してもコンパレ
ータ1の出力が変化することが無くなり、誤った走行パ
ルスを出力しなくなる。
【0020】また、前記電圧検出手段3は前記電源電圧
が或一定値以下になったことを検出し、前記降圧手段5
は前記電源電圧が或一定値以下になったときに前記基準
電圧を前記比較電圧以下の電圧値となるように降圧す
る。従って、前記電源電圧が通常の電圧値にあるときに
前記比較電圧の電圧値が前記基準電圧の電圧値以上の関
係にあって、電源電圧の低下により前記比較電圧の電圧
値が前記基準電圧の電圧値より低くなる場合において、
前記比較電圧の電圧値を前記基準電圧の電圧値以上に維
持することができ、誤った走行パルスを出力しなくな
る。
が或一定値以下になったことを検出し、前記降圧手段5
は前記電源電圧が或一定値以下になったときに前記基準
電圧を前記比較電圧以下の電圧値となるように降圧す
る。従って、前記電源電圧が通常の電圧値にあるときに
前記比較電圧の電圧値が前記基準電圧の電圧値以上の関
係にあって、電源電圧の低下により前記比較電圧の電圧
値が前記基準電圧の電圧値より低くなる場合において、
前記比較電圧の電圧値を前記基準電圧の電圧値以上に維
持することができ、誤った走行パルスを出力しなくな
る。
【0021】また、基準電圧発生手段2は直列に接続し
た抵抗によって電源電圧を分圧して基準電圧を発生さ
せ、降圧手段5は直列に接続された抵抗を短絡して基準
電圧を降圧させる。このように、電源電圧が一定値以下
となったときに抵抗を短絡して基準電圧を降圧するよう
にしたので、簡単な構成で基準電圧を降圧することがで
きる。
た抵抗によって電源電圧を分圧して基準電圧を発生さ
せ、降圧手段5は直列に接続された抵抗を短絡して基準
電圧を降圧させる。このように、電源電圧が一定値以下
となったときに抵抗を短絡して基準電圧を降圧するよう
にしたので、簡単な構成で基準電圧を降圧することがで
きる。
【0022】また、降圧手段5は基準電圧を接地電圧ま
で降圧するので、電源電圧の低下により前記比較電圧の
電圧値が前記基準電圧の電圧値より低くなる場合におい
て、比較電圧の電圧値がどのように変化してもコンパレ
ータ1の出力が変化することが無くなり、誤った走行パ
ルスを出力しなくなる。
で降圧するので、電源電圧の低下により前記比較電圧の
電圧値が前記基準電圧の電圧値より低くなる場合におい
て、比較電圧の電圧値がどのように変化してもコンパレ
ータ1の出力が変化することが無くなり、誤った走行パ
ルスを出力しなくなる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面とともに説明す
る。図1は本発明による走行センサの第1実施例を示す
回路構成図である。同図において、磁石11、ホール素
子12、トランジスタ13、ダイオード14、容量1
5、抵抗16〜19、およびコンパレータ1で構成され
る走行センサについては図5の従来例で説明した通りで
ある。
る。図1は本発明による走行センサの第1実施例を示す
回路構成図である。同図において、磁石11、ホール素
子12、トランジスタ13、ダイオード14、容量1
5、抵抗16〜19、およびコンパレータ1で構成され
る走行センサについては図5の従来例で説明した通りで
ある。
【0024】基準電圧発生手段2は、直列に接続した分
圧抵抗21及び22から構成される。そして、これらの
抵抗21及び22によって電源電圧Vを分圧して基準電
圧を発生させ、この基準電圧を前記コンパレータ1の+
端子に印加している。
圧抵抗21及び22から構成される。そして、これらの
抵抗21及び22によって電源電圧Vを分圧して基準電
圧を発生させ、この基準電圧を前記コンパレータ1の+
端子に印加している。
【0025】電圧検出手段3は、抵抗31〜36、コン
パレータ37、トランジスタ38およびツェナダイオー
ド39で構成される。また、昇圧手段4は、抵抗41お
よび42とトランジスタ43で構成される。そして、こ
れらの電圧検出手段3及び昇圧手段4が基準電圧可変手
段6を構成している。
パレータ37、トランジスタ38およびツェナダイオー
ド39で構成される。また、昇圧手段4は、抵抗41お
よび42とトランジスタ43で構成される。そして、こ
れらの電圧検出手段3及び昇圧手段4が基準電圧可変手
段6を構成している。
【0026】比較電圧発生手段7は、トランジスタ1
3、ダイオード14、容量15及び抵抗17,18から
構成されている。この比較電圧発生手段7は、ホール素
子12からの誘起電圧の電圧値がトランジスタ13のス
イッチング電圧値以上であった場合はトランジスタ13
が導通状態となって抵抗17と抵抗18の接点部の電圧
を接地に短絡し、一方ホール素子12からの誘起電圧が
上記スイッチング電圧より低い場合はトランジスタ13
が非導通状態となる。すなわち、コンパレータ1の−端
子に入力される比較電圧は、トランジスタ13が導通状
態である場合には接地電圧(ほぼ0V)となり、トラン
ジスタ13が非導通状態である場合には電源電圧Vとな
る。
3、ダイオード14、容量15及び抵抗17,18から
構成されている。この比較電圧発生手段7は、ホール素
子12からの誘起電圧の電圧値がトランジスタ13のス
イッチング電圧値以上であった場合はトランジスタ13
が導通状態となって抵抗17と抵抗18の接点部の電圧
を接地に短絡し、一方ホール素子12からの誘起電圧が
上記スイッチング電圧より低い場合はトランジスタ13
が非導通状態となる。すなわち、コンパレータ1の−端
子に入力される比較電圧は、トランジスタ13が導通状
態である場合には接地電圧(ほぼ0V)となり、トラン
ジスタ13が非導通状態である場合には電源電圧Vとな
る。
【0027】このような比較電圧発生手段7において、
電源電圧が通常の電圧値にあって、且つ、コンパレータ
1の比較電圧の電圧値が基準電圧の電圧値以下にある場
合において、電源電圧が低下してトランジスタ13が非
導通状態となった場合についてみると、この場合、基準
電圧は電源電圧を分圧した電圧となり、一方比較電圧は
ほぼ電源電圧Vとなる。すなわち、電源電圧Vの低下に
伴い、基準電圧の電圧値と比較電圧の電圧値の大小関係
が反転してしまう特性を有している。
電源電圧が通常の電圧値にあって、且つ、コンパレータ
1の比較電圧の電圧値が基準電圧の電圧値以下にある場
合において、電源電圧が低下してトランジスタ13が非
導通状態となった場合についてみると、この場合、基準
電圧は電源電圧を分圧した電圧となり、一方比較電圧は
ほぼ電源電圧Vとなる。すなわち、電源電圧Vの低下に
伴い、基準電圧の電圧値と比較電圧の電圧値の大小関係
が反転してしまう特性を有している。
【0028】上記電圧検出手段3に関し、コンパレータ
37の+端子に供給される基準電圧はツェナダイオード
39より一定電圧が入力される。またコンパレータ37
の−端子に供給される比較電圧は電源電圧Vが正常の時
には基準電圧より高い電圧になるよう抵抗31および3
2が設定されている。従って、電源電圧が正常の時はコ
ンパレータ37の出力は「L」となりトランジスタ38
は非導通状態となり、昇圧手段4のトランジスタ43も
非導通状態となっている。
37の+端子に供給される基準電圧はツェナダイオード
39より一定電圧が入力される。またコンパレータ37
の−端子に供給される比較電圧は電源電圧Vが正常の時
には基準電圧より高い電圧になるよう抵抗31および3
2が設定されている。従って、電源電圧が正常の時はコ
ンパレータ37の出力は「L」となりトランジスタ38
は非導通状態となり、昇圧手段4のトランジスタ43も
非導通状態となっている。
【0029】電源電圧Vが低下して、コンパレータ37
の比較電圧がその基準電圧より低下するとコンパレータ
37の出力は「H」となり、トランジスタ38および4
3は導通状態となり、抵抗21を短絡する。抵抗21が
短絡されるとコンパレータ1の基準電圧は電源電圧Vに
昇圧される。このときコンパレータ1の比較電圧もまた
ほぼ電源電圧Vとなるが、この比較電圧は電源電圧Vす
なわち基準電圧よりも高くなることはないので、コンパ
レータ1の出力は変化しない。従って、電源電圧の低下
によるコンパレータ1よりの誤った走行パルスの送出を
無くすることができる。
の比較電圧がその基準電圧より低下するとコンパレータ
37の出力は「H」となり、トランジスタ38および4
3は導通状態となり、抵抗21を短絡する。抵抗21が
短絡されるとコンパレータ1の基準電圧は電源電圧Vに
昇圧される。このときコンパレータ1の比較電圧もまた
ほぼ電源電圧Vとなるが、この比較電圧は電源電圧Vす
なわち基準電圧よりも高くなることはないので、コンパ
レータ1の出力は変化しない。従って、電源電圧の低下
によるコンパレータ1よりの誤った走行パルスの送出を
無くすることができる。
【0030】以上の動作を図2のタイムチャートで説明
すると、時間t=t2 〜t3 では、電圧検出手段3のコ
ンパレータ37は、電源電圧Vが一定値以下になって、
「H」を出力する。
すると、時間t=t2 〜t3 では、電圧検出手段3のコ
ンパレータ37は、電源電圧Vが一定値以下になって、
「H」を出力する。
【0031】コンパレータ37の出力が「H」になる
と、昇圧手段4のトランジスタ43が導通状態となり、
抵抗21を短絡し、コンパレータ1の基準電圧は昇圧さ
れる。すなわち、電源電圧Vが基準電圧としてコンパレ
ータ1に供給される。上述したように、コンパレータ1
の比較電圧、すなわち、ホール素子12の誘起電圧低下
によって発生する電圧は電源電圧Vより高くなることは
無いので、コンパレータ1の出力は「H」の状態を維持
する。
と、昇圧手段4のトランジスタ43が導通状態となり、
抵抗21を短絡し、コンパレータ1の基準電圧は昇圧さ
れる。すなわち、電源電圧Vが基準電圧としてコンパレ
ータ1に供給される。上述したように、コンパレータ1
の比較電圧、すなわち、ホール素子12の誘起電圧低下
によって発生する電圧は電源電圧Vより高くなることは
無いので、コンパレータ1の出力は「H」の状態を維持
する。
【0032】このように、この第1実施例装置では、期
間t=t2 〜t3 のときにコンパレータ1の基準電圧を
昇圧するように構成したので、前記電源電圧が通常の電
圧値にあるときに前記比較電圧の電圧値が前記基準電圧
の電圧値以下の関係にあって、電源電圧の低下により前
記比較電圧の電圧値が前記基準電圧の電圧値より高くな
る場合において、電源電圧が低下しても前記比較電圧の
電圧値を前記基準電圧の電圧値以下に維持することがで
き、誤った走行パルスを出力しなくなる。
間t=t2 〜t3 のときにコンパレータ1の基準電圧を
昇圧するように構成したので、前記電源電圧が通常の電
圧値にあるときに前記比較電圧の電圧値が前記基準電圧
の電圧値以下の関係にあって、電源電圧の低下により前
記比較電圧の電圧値が前記基準電圧の電圧値より高くな
る場合において、電源電圧が低下しても前記比較電圧の
電圧値を前記基準電圧の電圧値以下に維持することがで
き、誤った走行パルスを出力しなくなる。
【0033】なお、この第1実施例では基準電圧を電源
電圧Vに昇圧するようにしているが、電源線と抵抗21
との間に抵抗を挿入し、電源電圧よりやや低い値に昇圧
するようにしても良い。
電圧Vに昇圧するようにしているが、電源線と抵抗21
との間に抵抗を挿入し、電源電圧よりやや低い値に昇圧
するようにしても良い。
【0034】ところで、この第1実施例における比較電
圧発生手段7は、上述したように、電源電圧が通常の電
圧値にあって、且つ、コンパレータ1の比較電圧の電圧
値が基準電圧の電圧値以下にある場合において、電源電
圧が低下すると比較電圧の電圧値が基準電圧の電圧値よ
り高くなってしまう特性を有しているが、このような比
較電圧発生手段には、電源電圧が低下すると比較電圧の
電圧値が基準電圧の電圧値より低くなってしまう特性を
有しているものがある。以下、このような特性を有する
比較電圧発生手段に対し本発明を適用した実施例につい
て説明する。
圧発生手段7は、上述したように、電源電圧が通常の電
圧値にあって、且つ、コンパレータ1の比較電圧の電圧
値が基準電圧の電圧値以下にある場合において、電源電
圧が低下すると比較電圧の電圧値が基準電圧の電圧値よ
り高くなってしまう特性を有しているが、このような比
較電圧発生手段には、電源電圧が低下すると比較電圧の
電圧値が基準電圧の電圧値より低くなってしまう特性を
有しているものがある。以下、このような特性を有する
比較電圧発生手段に対し本発明を適用した実施例につい
て説明する。
【0035】図4は、本発明による走行センサの第2実
施例を示す回路構成図である。同図において先に説明し
たものと同一部には同一符号をもって示しその説明を省
略する。この第2実施例において、比較電圧発生手段7
の構成が先に説明した第1実施例と大きく異なってお
り、これに伴い他の構成が変更されている。ここではま
ず、この比較電圧発生手段7について説明し、その後に
他の構成を説明することとする。
施例を示す回路構成図である。同図において先に説明し
たものと同一部には同一符号をもって示しその説明を省
略する。この第2実施例において、比較電圧発生手段7
の構成が先に説明した第1実施例と大きく異なってお
り、これに伴い他の構成が変更されている。ここではま
ず、この比較電圧発生手段7について説明し、その後に
他の構成を説明することとする。
【0036】比較電圧発生手段7は、ホール素子12の
出力端子にそのベース端子が接続された第1のトランジ
スタ13aと、この第1のトランジスタ13aのコレク
タ端子にそのベース端子が接続され、且つ、そのコレク
タ端子が電源Vに接続された第2のトランジスタ13b
と、第1のトランジスタ13aのコレクタ端子と電源V
との間に接続された抵抗17aと、第2のトランジスタ
13bのエミッタ端子と接地との間に接続された抵抗1
7bと、その一端が第2のトランジスタ13bと抵抗1
7bの接点にその他端がコンパレータ1の−端子に接続
された抵抗18aと、抵抗18aの他端と接地との間に
接続された容量15と、この容量15に並列に接続され
た抵抗18bとを有し、いわゆる電流供給出力方式の回
路構成となっている。
出力端子にそのベース端子が接続された第1のトランジ
スタ13aと、この第1のトランジスタ13aのコレク
タ端子にそのベース端子が接続され、且つ、そのコレク
タ端子が電源Vに接続された第2のトランジスタ13b
と、第1のトランジスタ13aのコレクタ端子と電源V
との間に接続された抵抗17aと、第2のトランジスタ
13bのエミッタ端子と接地との間に接続された抵抗1
7bと、その一端が第2のトランジスタ13bと抵抗1
7bの接点にその他端がコンパレータ1の−端子に接続
された抵抗18aと、抵抗18aの他端と接地との間に
接続された容量15と、この容量15に並列に接続され
た抵抗18bとを有し、いわゆる電流供給出力方式の回
路構成となっている。
【0037】そしてこの比較電圧発生手段7は、前記ホ
ール素子12が所定のスイッチング電圧を誘起したとき
に第1のトランジスタ13aが導通状態となり、これに
より第2のトランジスタ13bが非導通状態となる。こ
の状態において、前記コンパレータ1の比較電圧はほぼ
接地電圧となって、後述する基準電圧発生手段2よりの
基準電圧以下になり、コンパレータ1の出力すなわちセ
ンサ出力は「H」となる。
ール素子12が所定のスイッチング電圧を誘起したとき
に第1のトランジスタ13aが導通状態となり、これに
より第2のトランジスタ13bが非導通状態となる。こ
の状態において、前記コンパレータ1の比較電圧はほぼ
接地電圧となって、後述する基準電圧発生手段2よりの
基準電圧以下になり、コンパレータ1の出力すなわちセ
ンサ出力は「H」となる。
【0038】一方、ホール素子12が誘起した電圧が第
1のトランジスタ13aのスイッチング電圧未満であっ
た場合、この第1のトランジスタ13aは非導通状態と
なる。これにより第2のトランジスタ13bは導通状態
となって、コンパレータ1に供給される比較電圧は抵抗
18a及び抵抗18bにより分圧されて所定のオン電圧
となる。なお、抵抗18a及び抵抗18bの抵抗値は、
オン電圧がコンパレータ1の基準電圧以上の電圧値とな
るように抵抗18aが比較的小さな値に、また抵抗18
bが比較的大きな値に設定されている。従って、第2の
トランジスタ13bが導通状態となっているとき、セン
サ出力は「L」となる。なお、上記抵抗17bに関し、
その抵抗値もまた大きな値とされている。この理由につ
いては後述する。
1のトランジスタ13aのスイッチング電圧未満であっ
た場合、この第1のトランジスタ13aは非導通状態と
なる。これにより第2のトランジスタ13bは導通状態
となって、コンパレータ1に供給される比較電圧は抵抗
18a及び抵抗18bにより分圧されて所定のオン電圧
となる。なお、抵抗18a及び抵抗18bの抵抗値は、
オン電圧がコンパレータ1の基準電圧以上の電圧値とな
るように抵抗18aが比較的小さな値に、また抵抗18
bが比較的大きな値に設定されている。従って、第2の
トランジスタ13bが導通状態となっているとき、セン
サ出力は「L」となる。なお、上記抵抗17bに関し、
その抵抗値もまた大きな値とされている。この理由につ
いては後述する。
【0039】要するに、この第2実施例装置における比
較電圧発生手段7は、電源電圧が通常の電圧値にあると
きにコンパレータ1の比較電圧の電圧値がコンパレータ
1の基準電圧の電圧値以上となっており、電源電圧の低
下により比較電圧の電圧値が基準電圧の電圧値より低く
なってしまう特性を有している。
較電圧発生手段7は、電源電圧が通常の電圧値にあると
きにコンパレータ1の比較電圧の電圧値がコンパレータ
1の基準電圧の電圧値以上となっており、電源電圧の低
下により比較電圧の電圧値が基準電圧の電圧値より低く
なってしまう特性を有している。
【0040】基準電圧発生手段2は、分圧抵抗21及び
22とから構成され、内部電源電圧Vccを分圧抵抗2
1及び22により分圧した電圧をコンパレータ1の+端
子に供給する基準電圧として供給している。この内部電
源電圧Vccは、安定化電源回路を介して供給される電
圧である。従って、この基準電圧発生手段2により発生
される基準電圧は電源電圧Vの変動に関係なく一定とな
っている。なお、この基準電圧発生手段2が発生する基
準電圧は、上述したように、比較電圧発生手段7の第2
のトランジスタ13bが導通状態にあるときには比較電
圧よりも低く設定され、この第2のトランジスタ13b
が非導通状態にあるときには比較電圧よりも高く設定さ
れている。
22とから構成され、内部電源電圧Vccを分圧抵抗2
1及び22により分圧した電圧をコンパレータ1の+端
子に供給する基準電圧として供給している。この内部電
源電圧Vccは、安定化電源回路を介して供給される電
圧である。従って、この基準電圧発生手段2により発生
される基準電圧は電源電圧Vの変動に関係なく一定とな
っている。なお、この基準電圧発生手段2が発生する基
準電圧は、上述したように、比較電圧発生手段7の第2
のトランジスタ13bが導通状態にあるときには比較電
圧よりも低く設定され、この第2のトランジスタ13b
が非導通状態にあるときには比較電圧よりも高く設定さ
れている。
【0041】電圧検出手段3は、コンパレータ37と、
分圧抵抗31〜33及び39aと、抵抗34aとから構
成されている。そして、内部電源電圧Vccを分圧抵抗
33及び39aにより分圧した一定の電圧をコンパレー
タ37の基準電圧として、電源電圧Vを分圧抵抗31及
び32により分圧した電圧を比較電圧として、それぞれ
コンパレータ37に供給している。
分圧抵抗31〜33及び39aと、抵抗34aとから構
成されている。そして、内部電源電圧Vccを分圧抵抗
33及び39aにより分圧した一定の電圧をコンパレー
タ37の基準電圧として、電源電圧Vを分圧抵抗31及
び32により分圧した電圧を比較電圧として、それぞれ
コンパレータ37に供給している。
【0042】なお、この電圧検出手段3において、前記
電源電圧Vを分圧し比較電圧を発生する分圧抵抗31及
び32と、内部電源電圧Vccを分圧し基準電圧を発生
する分圧抵抗33及び39aの抵抗値は、電源電圧Vが
通常の電圧値である場合において比較電圧が基準電圧以
上となるように設定され、且つ、電源電圧Vが低下した
場合において、比較電圧発生手段7の第2のトランジス
タ13bが非導通状態になるよりも早い時間で、コンパ
レータ37の比較電圧が同じくコンパレータ37の基準
電圧よりも低くなるように設定されている。
電源電圧Vを分圧し比較電圧を発生する分圧抵抗31及
び32と、内部電源電圧Vccを分圧し基準電圧を発生
する分圧抵抗33及び39aの抵抗値は、電源電圧Vが
通常の電圧値である場合において比較電圧が基準電圧以
上となるように設定され、且つ、電源電圧Vが低下した
場合において、比較電圧発生手段7の第2のトランジス
タ13bが非導通状態になるよりも早い時間で、コンパ
レータ37の比較電圧が同じくコンパレータ37の基準
電圧よりも低くなるように設定されている。
【0043】従って、電源電圧Vが通常状態にある場合
には、前記コンパレータ37の出力は「L」となる。こ
れにより、前記トランジスタ38は非導通状態となり、
コンパレータ1の+端子に入力される基準電圧は、前記
内部電源電圧Vccを抵抗21及び22で分圧した一定
値の電圧となっている。また、電源電圧が低下した場合
において、比較電圧発生手段7の第2のトランジスタ1
3bが非導通状態になるよりも早い時間にコンパレータ
37をオン状態(出力「H」)とするようになってい
る。
には、前記コンパレータ37の出力は「L」となる。こ
れにより、前記トランジスタ38は非導通状態となり、
コンパレータ1の+端子に入力される基準電圧は、前記
内部電源電圧Vccを抵抗21及び22で分圧した一定
値の電圧となっている。また、電源電圧が低下した場合
において、比較電圧発生手段7の第2のトランジスタ1
3bが非導通状態になるよりも早い時間にコンパレータ
37をオン状態(出力「H」)とするようになってい
る。
【0044】降圧手段5は、前記コンパレータ37の出
力端子が抵抗35を介してそのベース端子に接続され、
且つ、そのコレクタ端子がコンパレータ1の+端子に、
エミッタ端子が接地に接続されたトランジスタ38と、
前記トランジスタ38のベース端子と接地との間に接続
された抵抗36とから構成されている。そしてこの降圧
手段5と上述した電圧検出手段3が基準電圧可変手段6
を構成している。
力端子が抵抗35を介してそのベース端子に接続され、
且つ、そのコレクタ端子がコンパレータ1の+端子に、
エミッタ端子が接地に接続されたトランジスタ38と、
前記トランジスタ38のベース端子と接地との間に接続
された抵抗36とから構成されている。そしてこの降圧
手段5と上述した電圧検出手段3が基準電圧可変手段6
を構成している。
【0045】このような基準電圧可変手段6において、
電源電圧Vが低下した場合、これに伴いコンパレータ3
7の−端子に印加される比較電圧の電圧値も低下する。
そして、この比較電圧の電圧値がコンパレータ37の+
端子に供給される基準電圧の電圧値以下になると、この
コンパレータ37の出力が「H」となってトランジスタ
38を導通状態とする。そしてこのトランジスタ38が
導通状態となることにより前記コンパレータ1の+端子
と接地とが短絡され、このコンパレータ1の基準電圧は
ほぼ0V(接地電圧)となる。
電源電圧Vが低下した場合、これに伴いコンパレータ3
7の−端子に印加される比較電圧の電圧値も低下する。
そして、この比較電圧の電圧値がコンパレータ37の+
端子に供給される基準電圧の電圧値以下になると、この
コンパレータ37の出力が「H」となってトランジスタ
38を導通状態とする。そしてこのトランジスタ38が
導通状態となることにより前記コンパレータ1の+端子
と接地とが短絡され、このコンパレータ1の基準電圧は
ほぼ0V(接地電圧)となる。
【0046】次に図4のタイムチャートにより、この第
2実施例の動作について説明する。まず時間t1 におい
て、エンジン起動等が行われ電源電圧Vが低下し始め
る。そして時間t11においてコンパレータ37の出力が
「H」となる。これによりコンパレータ1の基準電圧が
ほぼ0V(接地電圧)となる。
2実施例の動作について説明する。まず時間t1 におい
て、エンジン起動等が行われ電源電圧Vが低下し始め
る。そして時間t11においてコンパレータ37の出力が
「H」となる。これによりコンパレータ1の基準電圧が
ほぼ0V(接地電圧)となる。
【0047】引き続く時間t2 においては、比較電圧発
生手段7の第2のトランジスタ13bが非導通状態とな
る。これによりコンパレータ1の−端子は抵抗17b及
び18bを介して接地されるが、これらの抵抗17b及
び18bは上述したように比較的抵抗値が高く設定され
ている。従って、コンパレータ1の−端子に供給される
比較電圧は、容量15からの放電により徐々に低下して
ゆく。
生手段7の第2のトランジスタ13bが非導通状態とな
る。これによりコンパレータ1の−端子は抵抗17b及
び18bを介して接地されるが、これらの抵抗17b及
び18bは上述したように比較的抵抗値が高く設定され
ている。従って、コンパレータ1の−端子に供給される
比較電圧は、容量15からの放電により徐々に低下して
ゆく。
【0048】そして時間t3 においては、第2のトラン
ジスタ13bが再度導通状態となる。これにより容量1
5への蓄電が開始されるとともにコンパレータ1の比較
電圧が急峻に昇圧される。引き続く時間t31において
は、コンパレータ37の出力が「H」より「L」に変化
し、これに伴いコンパレータ1の基準電圧が所定の電圧
値に復帰する。そしてこのとき、コンパレータ1の比較
電圧は既にこの所定の電圧値よりも高い電圧値まで昇圧
されている。
ジスタ13bが再度導通状態となる。これにより容量1
5への蓄電が開始されるとともにコンパレータ1の比較
電圧が急峻に昇圧される。引き続く時間t31において
は、コンパレータ37の出力が「H」より「L」に変化
し、これに伴いコンパレータ1の基準電圧が所定の電圧
値に復帰する。そしてこのとき、コンパレータ1の比較
電圧は既にこの所定の電圧値よりも高い電圧値まで昇圧
されている。
【0049】このように、この第2実施例においては、
時間t11〜t31間において、コンパレータ1の基準電圧
を接地電圧としているので、電源電圧が低下すると比較
電圧の電圧値が基準電圧の電圧値より低くなってしまう
ような比較電圧発生手段7、すなわち電源電圧が通常の
電圧値にあるときに比較電圧の電圧値が基準電圧の電圧
値以上の関係にあって、電源電圧の低下により比較電圧
の電圧値が基準電圧の電圧値より低くなる場合におい
て、電源電圧が低下しても前記比較電圧の電圧値を前記
基準電圧の電圧値以上に維持することができ、誤った走
行パルスを出力しなくなる。
時間t11〜t31間において、コンパレータ1の基準電圧
を接地電圧としているので、電源電圧が低下すると比較
電圧の電圧値が基準電圧の電圧値より低くなってしまう
ような比較電圧発生手段7、すなわち電源電圧が通常の
電圧値にあるときに比較電圧の電圧値が基準電圧の電圧
値以上の関係にあって、電源電圧の低下により比較電圧
の電圧値が基準電圧の電圧値より低くなる場合におい
て、電源電圧が低下しても前記比較電圧の電圧値を前記
基準電圧の電圧値以上に維持することができ、誤った走
行パルスを出力しなくなる。
【0050】なお、上述した第1実施例においてホール
素子12から誘起される電圧が負の場合、すなわちコン
パレータ1の比較電圧がコンパレータ1の基準電圧より
も場合、また第2実施例においてホール素子12から誘
起される電圧が正の場合、すなわちコンパレータ1の比
較電圧がコンパレータ1の基準電圧よりも低い場合に
は、電源電圧Vが低下してコンパレータ1の比較電圧が
変化してもコンパレータ1からの出力は変化しないので
前述した問題は発生しない。
素子12から誘起される電圧が負の場合、すなわちコン
パレータ1の比較電圧がコンパレータ1の基準電圧より
も場合、また第2実施例においてホール素子12から誘
起される電圧が正の場合、すなわちコンパレータ1の比
較電圧がコンパレータ1の基準電圧よりも低い場合に
は、電源電圧Vが低下してコンパレータ1の比較電圧が
変化してもコンパレータ1からの出力は変化しないので
前述した問題は発生しない。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明の走行センサ
によれば、次の効果が得られる。すなわち、電源電圧が
低下することにより比較電圧の電圧値が変化するに伴い
この比較電圧の電圧値と基準電圧の電圧値の大小関係が
変化し、コンパレータ1の出力が変化する場合におい
て、基準電圧可変手段は電源電圧が低下する以前の比較
電圧の電圧値と基準電圧の電圧値の大小関係を維持する
ように基準電圧を昇圧あるいは降圧するので、電源電圧
の変化により比較電圧が変化したとしても、この比較電
圧の変化にあわせて前記基準電圧の電圧値を変化させる
ことができ、コンパレータ1の出力は電源電圧が低下す
る以前の状態のまま維持され、電源電圧が変動しても誤
った走行パルスを出力しなくなる。
によれば、次の効果が得られる。すなわち、電源電圧が
低下することにより比較電圧の電圧値が変化するに伴い
この比較電圧の電圧値と基準電圧の電圧値の大小関係が
変化し、コンパレータ1の出力が変化する場合におい
て、基準電圧可変手段は電源電圧が低下する以前の比較
電圧の電圧値と基準電圧の電圧値の大小関係を維持する
ように基準電圧を昇圧あるいは降圧するので、電源電圧
の変化により比較電圧が変化したとしても、この比較電
圧の変化にあわせて前記基準電圧の電圧値を変化させる
ことができ、コンパレータ1の出力は電源電圧が低下す
る以前の状態のまま維持され、電源電圧が変動しても誤
った走行パルスを出力しなくなる。
【0052】また、前記電圧検出手段は前記電源電圧が
或一定値以下になったことを検出し、前記昇圧手段は前
記電源電圧が或一定値以下になったときに前記基準電圧
を前記比較電圧以上の電圧値となるように昇圧するの
で、前記電源電圧が通常の電圧値にあるときに前記比較
電圧の電圧値が前記基準電圧の電圧値以下の関係にあっ
て、電源電圧の低下により前記比較電圧の電圧値が前記
基準電圧の電圧値より高くなる場合において、電源電圧
が低下しても前記比較電圧の電圧値を前記基準電圧の電
圧値以下に維持することができ、誤った走行パルスを出
力しなくなる。
或一定値以下になったことを検出し、前記昇圧手段は前
記電源電圧が或一定値以下になったときに前記基準電圧
を前記比較電圧以上の電圧値となるように昇圧するの
で、前記電源電圧が通常の電圧値にあるときに前記比較
電圧の電圧値が前記基準電圧の電圧値以下の関係にあっ
て、電源電圧の低下により前記比較電圧の電圧値が前記
基準電圧の電圧値より高くなる場合において、電源電圧
が低下しても前記比較電圧の電圧値を前記基準電圧の電
圧値以下に維持することができ、誤った走行パルスを出
力しなくなる。
【0053】また、基準電圧発生手段は直列に接続した
抵抗によって電源電圧を分圧して基準電圧を発させ、昇
圧手段は直列に接続された抵抗を短絡して基準電圧を昇
圧させることにより、電源電圧が一定値以下となったと
きに抵抗を短絡して基準電圧を昇圧するようにしたの
で、簡単な構成で基準電圧を昇圧することができる。
抵抗によって電源電圧を分圧して基準電圧を発させ、昇
圧手段は直列に接続された抵抗を短絡して基準電圧を昇
圧させることにより、電源電圧が一定値以下となったと
きに抵抗を短絡して基準電圧を昇圧するようにしたの
で、簡単な構成で基準電圧を昇圧することができる。
【0054】また、昇圧手段は基準電圧を電源電圧まで
昇圧するので、電源電圧の低下により前記比較電圧の電
圧値が前記基準電圧の電圧値より高くなる場合におい
て、比較電圧の電圧値がどのように変化してもコンパレ
ータの出力が変化することが無くなり、誤った走行パル
スを出力しなくなる。
昇圧するので、電源電圧の低下により前記比較電圧の電
圧値が前記基準電圧の電圧値より高くなる場合におい
て、比較電圧の電圧値がどのように変化してもコンパレ
ータの出力が変化することが無くなり、誤った走行パル
スを出力しなくなる。
【0055】また、前記電圧検出手段は前記電源電圧が
或一定値以下になったことを検出し、前記降圧手段は前
記電源電圧が或一定値以下になったときに前記基準電圧
を前記比較電圧以下の電圧値となるように降圧するの
で、前記電源電圧が通常の電圧値にあるときに前記比較
電圧の電圧値が前記基準電圧の電圧値以上の関係にあっ
て、電源電圧の低下により前記比較電圧の電圧値が前記
基準電圧の電圧値より低くなる場合において、前記比較
電圧の電圧値を前記基準電圧の電圧値以上に維持するこ
とができ、誤った走行パルスを出力しなくなる。
或一定値以下になったことを検出し、前記降圧手段は前
記電源電圧が或一定値以下になったときに前記基準電圧
を前記比較電圧以下の電圧値となるように降圧するの
で、前記電源電圧が通常の電圧値にあるときに前記比較
電圧の電圧値が前記基準電圧の電圧値以上の関係にあっ
て、電源電圧の低下により前記比較電圧の電圧値が前記
基準電圧の電圧値より低くなる場合において、前記比較
電圧の電圧値を前記基準電圧の電圧値以上に維持するこ
とができ、誤った走行パルスを出力しなくなる。
【0056】また、基準電圧発生手段は直列に接続した
抵抗によって電源電圧を分圧して基準電圧を発生させ、
降圧手段は直列に接続された抵抗を短絡して基準電圧を
降圧させることにより、電源電圧が一定値以下となった
ときに抵抗を短絡して基準電圧を降圧するようにしたの
で、簡単な構成で基準電圧を降圧することができる。
抵抗によって電源電圧を分圧して基準電圧を発生させ、
降圧手段は直列に接続された抵抗を短絡して基準電圧を
降圧させることにより、電源電圧が一定値以下となった
ときに抵抗を短絡して基準電圧を降圧するようにしたの
で、簡単な構成で基準電圧を降圧することができる。
【0057】また、降圧手段は基準電圧を接地電圧まで
降圧するので、電源電圧の低下により前記比較電圧の電
圧値が前記基準電圧の電圧値より低くなる場合におい
て、比較電圧の電圧値がどのように変化してもコンパレ
ータの出力が変化することが無くなり、誤った走行パル
スを出力しなくなる。
降圧するので、電源電圧の低下により前記比較電圧の電
圧値が前記基準電圧の電圧値より低くなる場合におい
て、比較電圧の電圧値がどのように変化してもコンパレ
ータの出力が変化することが無くなり、誤った走行パル
スを出力しなくなる。
【図1】本発明の第1実施例の回路構成図である。
【図2】同実施例の動作を示すタイムチャートである。
【図3】本発明の第2実施例の回路構成図である。
【図4】同実施例の動作を示すタイムチャートである。
【図5】従来装置の構成図である。
【図6】従来装置の動作を示すタイムチャートである。
1,37 コンパレータ 2 基準電圧発生手段 3 電圧検出手段 4 昇圧手段 5 降圧手段 6 基準電圧可変手段 7 比較電圧発生手段 11 磁石 12 ホール素子 13,38,43 トランジスタ 14 ダイオード 15 容量 16〜19,21,22,31〜36,41,42 抵
抗 39 ツェナダイオード 39a 抵抗
抗 39 ツェナダイオード 39a 抵抗
【手続補正書】
【提出日】平成7年8月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】なお、上述した第1実施例においてホール
素子12から誘起される電圧が負の場合、すなわちコン
パレータ1の比較電圧がコンパレータ1の基準電圧より
も高い場合、また第2実施例においてホール素子12か
ら誘起される電圧が正の場合、すなわちコンパレータ1
の比較電圧がコンパレータ1の基準電圧よりも低い場合
には、電源電圧Vが低下してコンパレータ1の比較電圧
が変化してもコンパレータ1からの出力は変化しないの
で前述した問題は発生しない。
素子12から誘起される電圧が負の場合、すなわちコン
パレータ1の比較電圧がコンパレータ1の基準電圧より
も高い場合、また第2実施例においてホール素子12か
ら誘起される電圧が正の場合、すなわちコンパレータ1
の比較電圧がコンパレータ1の基準電圧よりも低い場合
には、電源電圧Vが低下してコンパレータ1の比較電圧
が変化してもコンパレータ1からの出力は変化しないの
で前述した問題は発生しない。
Claims (7)
- 【請求項1】 車速に応じて回転する磁石によりホール
素子から誘起される電圧に基づいて走行パルスを出力す
る走行センサにおいて、 基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、 前記ホール素子から誘起される電圧に基づいて比較電圧
を発生する比較電圧発生手段と、 前記基準電圧と比較電圧とからパルス信号を出力するコ
ンパレータと、 走行センサを駆動する電源電圧が低下した場合におい
て、前記コンパレータの出力が前記電源電圧が低下する
以前の出力を維持する様に前記基準電圧の電圧値を可変
する基準電圧可変手段とを備えていることを特徴とする
走行センサ。 - 【請求項2】 前記基準電圧可変手段は、前記電源電圧
が通常の電圧値にあるときに前記比較電圧の電圧値が前
記基準電圧の電圧値以下の関係にあって、電源電圧の低
下により前記比較電圧の電圧値が前記基準電圧の電圧値
より高くなる場合において、 前記電源電圧が或一定値以下になったことを検出する電
圧検出手段と、 前記電圧検出手段で電源電圧が一定値以下と検出された
とき、前記基準電圧発生手段で発生する基準電圧を前記
比較電圧の電圧値より高くなるよう昇圧する昇圧手段と
を備えていることを特徴とする請求項1記載の走行セン
サ。 - 【請求項3】 前記基準電圧発生手段を直列に接続した
抵抗によって電源電圧を分圧して基準電圧を発生するよ
う構成し、前記昇圧手段を前記直列に接続した抵抗を短
絡させることによって基準電圧を昇圧するように構成す
ることを特徴とする請求項2記載の走行センサ。 - 【請求項4】 前記昇圧手段は基準電圧を電源電圧まで
昇圧することを特徴とする請求項2または3記載の走行
センサ。 - 【請求項5】 前記基準電圧可変手段は、前記電源電圧
が通常の電圧値にあるときに前記比較電圧の電圧値が前
記基準電圧の電圧値以上の関係にあって、電源電圧の低
下により前記比較電圧の電圧値が前記基準電圧の電圧値
より低くなる場合において、 前記電源電圧が或一定値以下になったことを検出する電
圧検出手段と、 前記電圧検出手段で電源電圧が一定値以下と検出された
とき、前記基準電圧発生手段で発生する基準電圧を前記
比較電圧の電圧値より低くなるよう降圧する降圧手段と
を備えていることを特徴とする請求項1記載の走行セン
サ。 - 【請求項6】 前記基準電圧発生手段を直列に接続した
抵抗によって電源電圧を分圧して基準電圧を発生するよ
う構成し、前記降圧手段を前記直列に接続した抵抗を短
絡させることによって基準電圧を降圧するように構成す
ることを特徴とする請求項5記載の走行センサ。 - 【請求項7】 前記降圧手段は基準電圧を接地電圧まで
降圧することを特徴とする請求項5または6記載の走行
センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2665595A JPH08129020A (ja) | 1994-09-07 | 1995-02-15 | 走行センサ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21347894 | 1994-09-07 | ||
JP6-213478 | 1994-09-07 | ||
JP2665595A JPH08129020A (ja) | 1994-09-07 | 1995-02-15 | 走行センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08129020A true JPH08129020A (ja) | 1996-05-21 |
Family
ID=26364462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2665595A Withdrawn JPH08129020A (ja) | 1994-09-07 | 1995-02-15 | 走行センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08129020A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009031607A1 (ja) * | 2007-09-06 | 2009-03-12 | Ntn Corporation | センサユニット |
JP2015083946A (ja) * | 2013-10-25 | 2015-04-30 | セイコーインスツル株式会社 | 磁気センサ回路 |
JP2015210122A (ja) * | 2014-04-24 | 2015-11-24 | アスモ株式会社 | 磁気検出器 |
CN106501543A (zh) * | 2016-09-26 | 2017-03-15 | 珠海格力电器股份有限公司 | 运动件运行状况检测装置及检测方法 |
US12095452B2 (en) | 2022-03-22 | 2024-09-17 | Ablic Inc. | Voltage fluctuation detection circuit |
-
1995
- 1995-02-15 JP JP2665595A patent/JPH08129020A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009031607A1 (ja) * | 2007-09-06 | 2009-03-12 | Ntn Corporation | センサユニット |
US8368389B2 (en) | 2007-09-06 | 2013-02-05 | Ntn Corporation | Sensor unit |
JP2015083946A (ja) * | 2013-10-25 | 2015-04-30 | セイコーインスツル株式会社 | 磁気センサ回路 |
JP2015210122A (ja) * | 2014-04-24 | 2015-11-24 | アスモ株式会社 | 磁気検出器 |
CN106501543A (zh) * | 2016-09-26 | 2017-03-15 | 珠海格力电器股份有限公司 | 运动件运行状况检测装置及检测方法 |
US12095452B2 (en) | 2022-03-22 | 2024-09-17 | Ablic Inc. | Voltage fluctuation detection circuit |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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