JPH08128003A - 道路舗装用アスファルト - Google Patents
道路舗装用アスファルトInfo
- Publication number
- JPH08128003A JPH08128003A JP29037394A JP29037394A JPH08128003A JP H08128003 A JPH08128003 A JP H08128003A JP 29037394 A JP29037394 A JP 29037394A JP 29037394 A JP29037394 A JP 29037394A JP H08128003 A JPH08128003 A JP H08128003A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sulfur
- asphalt
- admixture
- mixed
- heated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Road Paving Structures (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】脱硫により生産される硫黄を有効に活用する。
【構成】硫黄加熱溶融工程1で硫黄を融点よりあまり高
くない温度で溶融し、混和剤混合工程2で流動性を有す
る硫黄に混和剤を混合して溶融硫黄中に混和剤を均一に
分布させる。この溶融混合物をアスファルト加熱混合工
程3で加熱アスファルトに加えて混合し、硫黄と混和剤
を加熱アスファルト中に均一に分布させる。加熱アスフ
ァルト混合物は冷却すると、アスファルト混合物の中に
均一に含まれる硫黄が結晶性硫黄となりアスファルトの
すべり抵抗性や耐摩耗性を高める。
くない温度で溶融し、混和剤混合工程2で流動性を有す
る硫黄に混和剤を混合して溶融硫黄中に混和剤を均一に
分布させる。この溶融混合物をアスファルト加熱混合工
程3で加熱アスファルトに加えて混合し、硫黄と混和剤
を加熱アスファルト中に均一に分布させる。加熱アスフ
ァルト混合物は冷却すると、アスファルト混合物の中に
均一に含まれる硫黄が結晶性硫黄となりアスファルトの
すべり抵抗性や耐摩耗性を高める。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は道路の舗装に使用する
アスファルト、特に石油製品の脱硫により生じた硫黄の
有効な活用に関するものである。
アスファルト、特に石油製品の脱硫により生じた硫黄の
有効な活用に関するものである。
【0002】
【従来の技術】石油製品の脱硫により生じた硫黄は燐鉱
石とともに肥料の原料として多く使用されている。この
硫黄は日本国内で消費しきれない分は韓国や台湾等の諸
外国に輸出されている。一方、ディ−ゼル機関の排気ガ
スに含まれる有害物質の低減を図り公害の発生を防止す
るために、軽油に含まれる硫黄分を0.2%から0.05%に
低減するように、軽油に含まれる硫黄分の規制強化が行
われている。
石とともに肥料の原料として多く使用されている。この
硫黄は日本国内で消費しきれない分は韓国や台湾等の諸
外国に輸出されている。一方、ディ−ゼル機関の排気ガ
スに含まれる有害物質の低減を図り公害の発生を防止す
るために、軽油に含まれる硫黄分を0.2%から0.05%に
低減するように、軽油に含まれる硫黄分の規制強化が行
われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように軽油に含
まれる硫黄分の規制強化が行われと、石油製品の脱硫に
より生産される硫黄は非常に多くなり、日本国内の需要
と諸外国への輸出分以外に40〜60万トンの余剰が生じる
可能性が見込まれている。このため石油製品の脱硫によ
り生じた硫黄の新しい用途開発が要望されている。
まれる硫黄分の規制強化が行われと、石油製品の脱硫に
より生産される硫黄は非常に多くなり、日本国内の需要
と諸外国への輸出分以外に40〜60万トンの余剰が生じる
可能性が見込まれている。このため石油製品の脱硫によ
り生じた硫黄の新しい用途開発が要望されている。
【0004】この発明は掛かる要望を満たすためになさ
れたものであり、脱硫により生産される硫黄を有効に活
用することができる道路舗装用アスファルトを得ること
を目的とするもにである。
れたものであり、脱硫により生産される硫黄を有効に活
用することができる道路舗装用アスファルトを得ること
を目的とするもにである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る道路舗装
用アスファルトは、融点よりあまり高くない温度で溶融
した硫黄に混和剤を加えて混合し、該溶融混合物を加熱
アスファルトに加えて混合したことを特徴とする。
用アスファルトは、融点よりあまり高くない温度で溶融
した硫黄に混和剤を加えて混合し、該溶融混合物を加熱
アスファルトに加えて混合したことを特徴とする。
【0006】
【作用】この発明においては、融点よりあまり高くない
温度で溶融して流動性を有する硫黄に混和剤を混合して
溶融硫黄中に混和剤を均一に分布させるとともに混和剤
の流動性を高める。この溶融混合物を加熱アスファルト
に加えて混合し、硫黄と混和剤を加熱アスファルト中に
均一に分布させる。この加熱アスファルト混合物は冷却
すると、アスファルト混合物の中に均一に含まれる硫黄
が結晶性硫黄となりアスファルトのすべり抵抗性や耐摩
耗性を高める。
温度で溶融して流動性を有する硫黄に混和剤を混合して
溶融硫黄中に混和剤を均一に分布させるとともに混和剤
の流動性を高める。この溶融混合物を加熱アスファルト
に加えて混合し、硫黄と混和剤を加熱アスファルト中に
均一に分布させる。この加熱アスファルト混合物は冷却
すると、アスファルト混合物の中に均一に含まれる硫黄
が結晶性硫黄となりアスファルトのすべり抵抗性や耐摩
耗性を高める。
【0007】
【実施例】この発明の一実施例を図1の工程図により説
明する。まず硫黄の加熱溶融工程1で石油製品の脱硫に
より生じた硫黄5を融点である120℃よりあまり高くな
い温度で加熱する。このように硫黄を融点よりほぼ高い
温度で加熱すると粘性の小さいλ−硫黄となる。この溶
融しているλ−硫黄に混和剤混合工程2でフライアッシ
ュや骨材等の混和材6を加えて混合する。この混合によ
り溶融しているλ−硫黄中に混和剤を均一に分布させる
とともに混和剤の流動性を高めることができる。
明する。まず硫黄の加熱溶融工程1で石油製品の脱硫に
より生じた硫黄5を融点である120℃よりあまり高くな
い温度で加熱する。このように硫黄を融点よりほぼ高い
温度で加熱すると粘性の小さいλ−硫黄となる。この溶
融しているλ−硫黄に混和剤混合工程2でフライアッシ
ュや骨材等の混和材6を加えて混合する。この混合によ
り溶融しているλ−硫黄中に混和剤を均一に分布させる
とともに混和剤の流動性を高めることができる。
【0008】一方、アスファルト7の加熱混合工程3で
はアスファルト加熱混合しながら加熱アスファルトにし
ておく。この加熱アスファルトに硫黄と混和材の溶融し
ている混合物をアスファルトを使用する条件,環境に応
じて所定量混入し、硫黄5の融点あまり高くない温度で
加熱混合する。この加熱,混合するときに、混和剤6は
溶融しているλ−硫黄に均一に分布しかつ流動性を高め
てあるから、溶融しているλ−硫黄と混和材6を加熱ア
スファルト中に均一に分布させることができる。このよ
うに加熱アスファルトにλ−硫黄と混和材6を混合した
アスファルト混合物を搬送,施工工程4で所定の場所に
搬送して道路舗装に使用する。
はアスファルト加熱混合しながら加熱アスファルトにし
ておく。この加熱アスファルトに硫黄と混和材の溶融し
ている混合物をアスファルトを使用する条件,環境に応
じて所定量混入し、硫黄5の融点あまり高くない温度で
加熱混合する。この加熱,混合するときに、混和剤6は
溶融しているλ−硫黄に均一に分布しかつ流動性を高め
てあるから、溶融しているλ−硫黄と混和材6を加熱ア
スファルト中に均一に分布させることができる。このよ
うに加熱アスファルトにλ−硫黄と混和材6を混合した
アスファルト混合物を搬送,施工工程4で所定の場所に
搬送して道路舗装に使用する。
【0009】この加熱アスファルトにλ−硫黄と混和材
6を混合したアスファルト混合物に含まれるλ−硫黄は
道路舗装に使用して冷却,凝固すると結晶性硫黄とな
る。このアスファルト中に均一に分布した結晶性硫黄に
より舗装面のすべり抵抗性を高めることができる。また
アスファルト中に均一に分布した結晶性硫黄によりアス
ファルトと混和材6を強固に結合するから舗装面の耐摩
耗性を高めることができる。
6を混合したアスファルト混合物に含まれるλ−硫黄は
道路舗装に使用して冷却,凝固すると結晶性硫黄とな
る。このアスファルト中に均一に分布した結晶性硫黄に
より舗装面のすべり抵抗性を高めることができる。また
アスファルト中に均一に分布した結晶性硫黄によりアス
ファルトと混和材6を強固に結合するから舗装面の耐摩
耗性を高めることができる。
【0010】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、融点よ
りあまり高くない温度で溶融して流動性を有する硫黄に
混和剤を混合して溶融硫黄中に混和剤を均一に分布さ
せ、この溶融混合物を加熱アスファルトに加えて混合し
て道路舗装用に使用するから、アスファルト混合物の中
に均一に含まれる結晶性硫黄により舗装面のすべり抵抗
性を高めることができる。
りあまり高くない温度で溶融して流動性を有する硫黄に
混和剤を混合して溶融硫黄中に混和剤を均一に分布さ
せ、この溶融混合物を加熱アスファルトに加えて混合し
て道路舗装用に使用するから、アスファルト混合物の中
に均一に含まれる結晶性硫黄により舗装面のすべり抵抗
性を高めることができる。
【0011】また、アスファルト混合物の中に均一に含
まれる結晶性硫黄と混和剤により舗装面の耐摩耗性を高
めることができる。
まれる結晶性硫黄と混和剤により舗装面の耐摩耗性を高
めることができる。
【0012】さらに、石油製品の脱硫により生じた硫黄
を道路舗装用に使用するから、石油製品の脱硫により大
量に生じた硫黄を有効に活用することができる。
を道路舗装用に使用するから、石油製品の脱硫により大
量に生じた硫黄を有効に活用することができる。
【図1】この発明の実施例の工程図である。
1 硫黄加熱溶融工程 2 混和剤混合工程 3 アスファルトの加熱混合工程 4 搬送,施工工程 5 硫黄 6 混和材 7 アスファルト
Claims (1)
- 【請求項1】 融点よりあまり高くない温度で溶融した
硫黄に混和剤を加えて混合し、該溶融混合物を加熱アス
ファルトに加えて混合したことを特徴とする道路舗装用
アスファルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29037394A JPH08128003A (ja) | 1994-11-01 | 1994-11-01 | 道路舗装用アスファルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29037394A JPH08128003A (ja) | 1994-11-01 | 1994-11-01 | 道路舗装用アスファルト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08128003A true JPH08128003A (ja) | 1996-05-21 |
Family
ID=17755190
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29037394A Pending JPH08128003A (ja) | 1994-11-01 | 1994-11-01 | 道路舗装用アスファルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08128003A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017502184A (ja) * | 2013-12-10 | 2017-01-19 | サウジ アラビアン オイル カンパニー | 舗装リサイクルおよび土安定化のための発泡硫黄アスファルト |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5079521A (ja) * | 1973-11-17 | 1975-06-28 | ||
JPS50127917A (ja) * | 1974-03-18 | 1975-10-08 | ||
JPS5182311A (ja) * | 1974-12-05 | 1976-07-19 | Gulf Oil Canada Ltd | Ioasufuarutoketsugozai oyobi hosoyososeibutsunoseizosochi oyobi seiho |
-
1994
- 1994-11-01 JP JP29037394A patent/JPH08128003A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5079521A (ja) * | 1973-11-17 | 1975-06-28 | ||
JPS50127917A (ja) * | 1974-03-18 | 1975-10-08 | ||
JPS5182311A (ja) * | 1974-12-05 | 1976-07-19 | Gulf Oil Canada Ltd | Ioasufuarutoketsugozai oyobi hosoyososeibutsunoseizosochi oyobi seiho |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017502184A (ja) * | 2013-12-10 | 2017-01-19 | サウジ アラビアン オイル カンパニー | 舗装リサイクルおよび土安定化のための発泡硫黄アスファルト |
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