JPH08127471A - ワインダの解舒補助装置 - Google Patents
ワインダの解舒補助装置Info
- Publication number
- JPH08127471A JPH08127471A JP28909094A JP28909094A JPH08127471A JP H08127471 A JPH08127471 A JP H08127471A JP 28909094 A JP28909094 A JP 28909094A JP 28909094 A JP28909094 A JP 28909094A JP H08127471 A JPH08127471 A JP H08127471A
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- JP
- Japan
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- yarn
- sensor
- balloon
- bobbin
- light
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 糸の色調やボビンの種類の如何に拘らず適切
な動作を行うことが可能なワインダの解舒補助装置を提
供する。 【構成】 給糸ボビンBから解舒される糸のバルーンを
規制するバルーン規制部材22と、給糸ボビンの糸解舒
に伴って変化する糸層部位を検出するセンサ24と、該
センサからの信号によりバルーン規制部材を変位させる
駆動装置とを備えたワインダの解舒補助装置において、
上記センサを透過型の光センサとした。
な動作を行うことが可能なワインダの解舒補助装置を提
供する。 【構成】 給糸ボビンBから解舒される糸のバルーンを
規制するバルーン規制部材22と、給糸ボビンの糸解舒
に伴って変化する糸層部位を検出するセンサ24と、該
センサからの信号によりバルーン規制部材を変位させる
駆動装置とを備えたワインダの解舒補助装置において、
上記センサを透過型の光センサとした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワインダの解舒補助装
置に関する。
置に関する。
【0002】
【従来の技術】精紡管糸をその他の形状のパッケージに
巻き返すワインダWは、図6に示す如く、トレイTに挿
立して搬送され、所定の位置に位置決めされている給糸
ボビン(精紡管糸)Bより解舒される糸Yを、テンサー
51,ワキシング装置52,糸監視器53等を経て巻取
ドラム54で綾振りしながら、該巻取ドラム54に圧接
して回転されるパッケージPに巻取るワインディングユ
ニットWuを機台長手方向に多数並設してなるものであ
る。
巻き返すワインダWは、図6に示す如く、トレイTに挿
立して搬送され、所定の位置に位置決めされている給糸
ボビン(精紡管糸)Bより解舒される糸Yを、テンサー
51,ワキシング装置52,糸監視器53等を経て巻取
ドラム54で綾振りしながら、該巻取ドラム54に圧接
して回転されるパッケージPに巻取るワインディングユ
ニットWuを機台長手方向に多数並設してなるものであ
る。
【0003】上記ワインダWにおいて、給糸ボビンBか
ら解舒される糸の解舒バルーンが過大であったり、不安
定であると、高速での巻取が不可能となるのみならず、
風綿の発生量が増加したりするため、ワインダWの解舒
位置付近には、円筒状のバルーン規制部材55が設けら
れている。ところで、このバルーン規制部材55が固定
式であると、給糸ボビンBより糸Yが解舒され、解舒位
置がボトム側に移動するにつれて解舒バルーンが不安定
になり、二重バルーンが生じ、糸切れを起こしたりする
という問題がある。
ら解舒される糸の解舒バルーンが過大であったり、不安
定であると、高速での巻取が不可能となるのみならず、
風綿の発生量が増加したりするため、ワインダWの解舒
位置付近には、円筒状のバルーン規制部材55が設けら
れている。ところで、このバルーン規制部材55が固定
式であると、給糸ボビンBより糸Yが解舒され、解舒位
置がボトム側に移動するにつれて解舒バルーンが不安定
になり、二重バルーンが生じ、糸切れを起こしたりする
という問題がある。
【0004】そこで、図5に示す如くバルーン規制部材
55を、エアシリンダ56のピストンロッド57に連結
され、且つ、ガイドバー58により摺動自在に案内され
ている昇降部材59に固定し、ボビンBに被嵌した状態
で昇降可能とすると共に、上記昇降部材59には給糸ボ
ビンBのチェース部Bcを検出するセンサ60を設け、
該センサ60の検出信号に基づいてエアシリンダ56の
突出量を制御してバルーン規制部材55が糸の解舒と共
に降下してチェース部Bcに対して常に一定の位置関係
を保持することで、解舒バルーンを巻き始めから巻き終
りまでほぼ一定の最適な状態に保つようにして、高速巻
取りを可能にすると共に、スラッフィングや風綿発生量
の増加を防止するようにしていた。
55を、エアシリンダ56のピストンロッド57に連結
され、且つ、ガイドバー58により摺動自在に案内され
ている昇降部材59に固定し、ボビンBに被嵌した状態
で昇降可能とすると共に、上記昇降部材59には給糸ボ
ビンBのチェース部Bcを検出するセンサ60を設け、
該センサ60の検出信号に基づいてエアシリンダ56の
突出量を制御してバルーン規制部材55が糸の解舒と共
に降下してチェース部Bcに対して常に一定の位置関係
を保持することで、解舒バルーンを巻き始めから巻き終
りまでほぼ一定の最適な状態に保つようにして、高速巻
取りを可能にすると共に、スラッフィングや風綿発生量
の増加を防止するようにしていた。
【0005】しかし、従来、上記センサ60として、投
光部60aと受光部60bとを一体に設け、投光部60
aから発せられた光が該投光部60aから一定距離内に
あるチェース部Bcで反射される直接反射光量を受光部
60bで検出する直接反射型(拡散反射型)の光電セン
サを使用したので、カラー糸、特に黒糸や暗色糸の場
合、反射光量が減少し、適切な制御を行うことができな
いという問題があった。
光部60aと受光部60bとを一体に設け、投光部60
aから発せられた光が該投光部60aから一定距離内に
あるチェース部Bcで反射される直接反射光量を受光部
60bで検出する直接反射型(拡散反射型)の光電セン
サを使用したので、カラー糸、特に黒糸や暗色糸の場
合、反射光量が減少し、適切な制御を行うことができな
いという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
のこのような点に鑑みて、糸の色調やボビンの種類の如
何に拘らず適切な動作を行うことが可能なワインダの解
舒補助装置を提供することを目的とするものである。
のこのような点に鑑みて、糸の色調やボビンの種類の如
何に拘らず適切な動作を行うことが可能なワインダの解
舒補助装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】給糸ボビンから解舒され
る糸のバルーンを規制するバルーン規制部材と、給糸ボ
ビンの糸解舒に伴って変化する糸層部位を検出するセン
サと、該センサからの信号によりバルーン規制部材を変
位させる駆動装置とを備えたワインダの解舒補助装置に
おいて、上記センサを透過型の光センサとした。また、
上記センサを給糸ボビンの横断方向に移動可能とした。
更に、バルーン規制部材に透明部材よりなる光透過窓を
設け、該光透過窓と一体に、又は、外側に離間してセン
サを設けた。
る糸のバルーンを規制するバルーン規制部材と、給糸ボ
ビンの糸解舒に伴って変化する糸層部位を検出するセン
サと、該センサからの信号によりバルーン規制部材を変
位させる駆動装置とを備えたワインダの解舒補助装置に
おいて、上記センサを透過型の光センサとした。また、
上記センサを給糸ボビンの横断方向に移動可能とした。
更に、バルーン規制部材に透明部材よりなる光透過窓を
設け、該光透過窓と一体に、又は、外側に離間してセン
サを設けた。
【0008】
【作用】給糸ボビンの糸解舒に伴い変化する糸層部位を
センサの光が遮るか否かでバルーン規制部材を変位させ
るか否かを判定する。センサの光が遮断されているとき
は、バルーン規制部材を移動させず、光が遮断されなく
なると、バルーン規制部材を移動させる。これにより、
糸の色の影響を受けずにバルーン規制部材を適正な位置
に移動させることが可能となる。
センサの光が遮るか否かでバルーン規制部材を変位させ
るか否かを判定する。センサの光が遮断されているとき
は、バルーン規制部材を移動させず、光が遮断されなく
なると、バルーン規制部材を移動させる。これにより、
糸の色の影響を受けずにバルーン規制部材を適正な位置
に移動させることが可能となる。
【0009】そして、センサを給糸ボビンの横断方向に
移動可能とすれば、糸の番手等が変っても、センサを最
適位置にセットすることができる。
移動可能とすれば、糸の番手等が変っても、センサを最
適位置にセットすることができる。
【0010】透明部材で塞がれた光透過窓と一体又はそ
の外側に離間して設けたセンサには風綿が付着せず、且
つ、光透過窓の内側はバルーニングする糸の接触により
常に清浄され、風綿の付着による該検出、及び誤作動は
防止される。
の外側に離間して設けたセンサには風綿が付着せず、且
つ、光透過窓の内側はバルーニングする糸の接触により
常に清浄され、風綿の付着による該検出、及び誤作動は
防止される。
【0011】
【実施例】実施例について図面と共に説明する。
【0012】図1及び図2に本発明第1実施例の解舒補
助装置1を示す。図において、解舒補助装置1は円筒状
のバルーン規制部材2とその昇降装置(駆動装置の一
例)3、及び給糸ボビンBのチェース部Bcを検出する
センサ4より主に構成されている。この実施例では、給
糸ボビンが精紡ボビンであるので、給糸ボビンの糸解舒
に伴って変化する糸層部位として糸解舒に伴い巻取チュ
ーブの軸方向に変位するチェース部を採用し、このチェ
ース部をセンサで検出するようにしている。
助装置1を示す。図において、解舒補助装置1は円筒状
のバルーン規制部材2とその昇降装置(駆動装置の一
例)3、及び給糸ボビンBのチェース部Bcを検出する
センサ4より主に構成されている。この実施例では、給
糸ボビンが精紡ボビンであるので、給糸ボビンの糸解舒
に伴って変化する糸層部位として糸解舒に伴い巻取チュ
ーブの軸方向に変位するチェース部を採用し、このチェ
ース部をセンサで検出するようにしている。
【0013】センサ4は、投光部4aと受光部4bと
を、それらの光軸4cを一致させて被検出体を挟んでそ
の両側に配置した透過型の光電センサであり、投光部4
aには発光ダイオードを、受光部4bには光電素子を使
用している。そして、投光部4a及び受光部4bは、バ
ルーン規制部材2の下端近傍に穿設した穿孔を透明プラ
スチック材で塞いでなる2個所の光透過窓5a,5bに
光軸4cを一致させ、その外側に、バルーン規制部材2
に一体に固定されており、該投・受光部4a,4b間の
光軸4cは、バルーン規制部材2が給糸ボビンBに対し
て図示の如き所定の位置関係をなす状態で、該給糸ボビ
ンBのチェース部Bcを横断するように配置されてい
る。
を、それらの光軸4cを一致させて被検出体を挟んでそ
の両側に配置した透過型の光電センサであり、投光部4
aには発光ダイオードを、受光部4bには光電素子を使
用している。そして、投光部4a及び受光部4bは、バ
ルーン規制部材2の下端近傍に穿設した穿孔を透明プラ
スチック材で塞いでなる2個所の光透過窓5a,5bに
光軸4cを一致させ、その外側に、バルーン規制部材2
に一体に固定されており、該投・受光部4a,4b間の
光軸4cは、バルーン規制部材2が給糸ボビンBに対し
て図示の如き所定の位置関係をなす状態で、該給糸ボビ
ンBのチェース部Bcを横断するように配置されてい
る。
【0014】昇降装置3は、バルーン規制部材を先端部
で支持する昇降部材6、該昇降部材6をスラスト軸受7
を介して摺動自在に支持するガイドバー8、昇降部材6
の一端部にピストンロッド9を連結しているエアシリン
ダ10より構成され、該エアシリンダ10及びガイドバ
ー8は共にブラケット11を介して図示しないワインデ
ィングユニットに固定されている。尚、12は、解舒さ
れた糸Yをその内部に発生する吸引気流により上方のテ
ンサー(図示せず)部に導く導糸管である。
で支持する昇降部材6、該昇降部材6をスラスト軸受7
を介して摺動自在に支持するガイドバー8、昇降部材6
の一端部にピストンロッド9を連結しているエアシリン
ダ10より構成され、該エアシリンダ10及びガイドバ
ー8は共にブラケット11を介して図示しないワインデ
ィングユニットに固定されている。尚、12は、解舒さ
れた糸Yをその内部に発生する吸引気流により上方のテ
ンサー(図示せず)部に導く導糸管である。
【0015】受光部4bは投光部4aから光を受けた時
に制御部100に検出信号を送るようになっている。制
御部100は、受光部4bから検出信号を受けている間
はエアシリンダ10にロッド9を伸長させる信号を送
る。また、制御部100は、給糸ボビンBの糸層により
光が遮られ受光部4bが光を受けず受光部4b検出信号
を受けないときはエアシリンダ10に作動信号を送らな
いようになっている。更に、制御部100は、図示しな
い糸監視器が糸切れを感知したとき等にエアシリンダ1
0にロッド9を収縮させる信号を送るようになってい
る。
に制御部100に検出信号を送るようになっている。制
御部100は、受光部4bから検出信号を受けている間
はエアシリンダ10にロッド9を伸長させる信号を送
る。また、制御部100は、給糸ボビンBの糸層により
光が遮られ受光部4bが光を受けず受光部4b検出信号
を受けないときはエアシリンダ10に作動信号を送らな
いようになっている。更に、制御部100は、図示しな
い糸監視器が糸切れを感知したとき等にエアシリンダ1
0にロッド9を収縮させる信号を送るようになってい
る。
【0016】次に上記実施例に基づいて作用を説明す
る。
る。
【0017】ワィンディングユニットWuに新たに給糸
ボビンBがセットされる際には、バルーン規制部材2及
び昇降部材6は図1に2´及び6´で示す如く上方に退
避して導糸管12に外嵌している。そして、給糸ボビン
Bがセットされた後、センサ4及び昇降装置3が作動状
態となる。この状態では、センサ4の受光部4bには、
投光部4aからの投光が受光されるので、検出信号が発
信され、それによりエアシリンダ10のピストンロッド
9が伸長し、昇降部材6及びバルーン規制部材2を降下
させる。そして、バルーン規制部材2及びそれと一体の
センサ4が降下してセンサ4の光軸4cが給糸ボビンB
のチェース部Bcで遮断され、受光部4bに受光されな
くなることにより上記検出信号の発信が停止されると昇
降装置3が停止する。
ボビンBがセットされる際には、バルーン規制部材2及
び昇降部材6は図1に2´及び6´で示す如く上方に退
避して導糸管12に外嵌している。そして、給糸ボビン
Bがセットされた後、センサ4及び昇降装置3が作動状
態となる。この状態では、センサ4の受光部4bには、
投光部4aからの投光が受光されるので、検出信号が発
信され、それによりエアシリンダ10のピストンロッド
9が伸長し、昇降部材6及びバルーン規制部材2を降下
させる。そして、バルーン規制部材2及びそれと一体の
センサ4が降下してセンサ4の光軸4cが給糸ボビンB
のチェース部Bcで遮断され、受光部4bに受光されな
くなることにより上記検出信号の発信が停止されると昇
降装置3が停止する。
【0018】これにより、バルーン規制部材2は給糸ボ
ビンBのチェース部Bcに対して一定の位置関係に位置
決めされる。この状態から、巻取が開始され、給糸ボビ
ンBから糸Yが解舒されて、チェース部Bcが下方に移
動するとセンサ4の受光部4bには再び投光部4aから
の投光が受光されるようになり、これにより発信される
検出信号によって昇降装置3が作動してバルーン規制部
材2及びそれと一体のセンサ4が降下する。そして、該
センサ4の光軸4cが給糸ボビンBのチェース部Bcで
遮断され、受光部4bからの検出信号の発信が停止され
ると昇降装置3が停止する。
ビンBのチェース部Bcに対して一定の位置関係に位置
決めされる。この状態から、巻取が開始され、給糸ボビ
ンBから糸Yが解舒されて、チェース部Bcが下方に移
動するとセンサ4の受光部4bには再び投光部4aから
の投光が受光されるようになり、これにより発信される
検出信号によって昇降装置3が作動してバルーン規制部
材2及びそれと一体のセンサ4が降下する。そして、該
センサ4の光軸4cが給糸ボビンBのチェース部Bcで
遮断され、受光部4bからの検出信号の発信が停止され
ると昇降装置3が停止する。
【0019】これを繰り返すことにより、バルーン規制
部材2は給糸ボビンBのチェース部Bcに対して常に一
定の位置関係に保持され、解舒される糸Yのバルーニン
グは、巻き始めから巻き終りまでほぼ一定に保持される
と共に、上記センサ4は、受光部4bにおける受光の有
無を検知する透過型であるため、糸の色調に関係なく確
実な制御を行うことができる。また、センサ4の投・受
光部4a,4bは共に透明部材で形成された光透過窓5
a,5bの外側に一体に設けられ、且つ、光透過窓5
a,5bの内側はバルーニングする糸Yの接触により常
に清浄されているので、投・受光部4a,4b、及び光
透過窓5a,5bに風綿が付着することは無く、風綿の
付着による誤検出,誤動作は防止される。また、投・受
光部4a,4b間の光軸4cがバルーン規制部材2の内
側に位置しているので、外乱光の影響を受け難い構造と
なっている。
部材2は給糸ボビンBのチェース部Bcに対して常に一
定の位置関係に保持され、解舒される糸Yのバルーニン
グは、巻き始めから巻き終りまでほぼ一定に保持される
と共に、上記センサ4は、受光部4bにおける受光の有
無を検知する透過型であるため、糸の色調に関係なく確
実な制御を行うことができる。また、センサ4の投・受
光部4a,4bは共に透明部材で形成された光透過窓5
a,5bの外側に一体に設けられ、且つ、光透過窓5
a,5bの内側はバルーニングする糸Yの接触により常
に清浄されているので、投・受光部4a,4b、及び光
透過窓5a,5bに風綿が付着することは無く、風綿の
付着による誤検出,誤動作は防止される。また、投・受
光部4a,4b間の光軸4cがバルーン規制部材2の内
側に位置しているので、外乱光の影響を受け難い構造と
なっている。
【0020】次に、本発明第2実施例の解舒補助装置2
1を図2に示す。図において、解舒補助装置21は、透
過型センサ24の投・受光部24a,24bをバルーン
規制部材22とは別体の可動ブラケット23に固定する
と共に、センサ24の光軸24cが透過可能な光透過窓
25a,25bをバルーン規制部材22に設けている。
1を図2に示す。図において、解舒補助装置21は、透
過型センサ24の投・受光部24a,24bをバルーン
規制部材22とは別体の可動ブラケット23に固定する
と共に、センサ24の光軸24cが透過可能な光透過窓
25a,25bをバルーン規制部材22に設けている。
【0021】上記可動ブラケット23は、コ字状をな
し、その一端に一体に形成した平板状の取付部23aに
穿設した長穴23cにおいてネジ23bにより昇降部材
26の平板状取付部26aに固定され、上記長穴23c
に沿って矢印A方向即ち、センサ24の光軸24cと直
角に給糸ボビンBを横断する方向に取付位置を変更可能
としている。これにより、糸番手等が異なることによっ
て径の異なるボビンBに対しても容易に対応できる。ま
た、同じ径のボビンBに対してセンサ24の取付位置を
変更することにより、チェース部とバルーン規制部材2
2との位置を変更可能である。
し、その一端に一体に形成した平板状の取付部23aに
穿設した長穴23cにおいてネジ23bにより昇降部材
26の平板状取付部26aに固定され、上記長穴23c
に沿って矢印A方向即ち、センサ24の光軸24cと直
角に給糸ボビンBを横断する方向に取付位置を変更可能
としている。これにより、糸番手等が異なることによっ
て径の異なるボビンBに対しても容易に対応できる。ま
た、同じ径のボビンBに対してセンサ24の取付位置を
変更することにより、チェース部とバルーン規制部材2
2との位置を変更可能である。
【0022】尚、これと共にバルーン規制部材22の各
光透過窓25a,25bも、夫々上記移動方向に偏平な
長穴形状をなしており、該バルーン規制部材22は給糸
ボビンBの径に応じて容易に交換可能である。
光透過窓25a,25bも、夫々上記移動方向に偏平な
長穴形状をなしており、該バルーン規制部材22は給糸
ボビンBの径に応じて容易に交換可能である。
【0023】更に、本発明第3実施例の解舒補助装置3
1を図4に示す。図において、解舒補助装置31は、セ
ンサとして投光部34aと受光部34bとを同軸に設け
てなるセンサ34とリフレクタ(光反射板)34rとを
給糸ボビンBを挟んでその両側に配置した再帰反射型の
光電センサを用いたものであり、リフレクタ34rはセ
ンサ34を固定している昇降部材36にブラケット33
により取付けられている。
1を図4に示す。図において、解舒補助装置31は、セ
ンサとして投光部34aと受光部34bとを同軸に設け
てなるセンサ34とリフレクタ(光反射板)34rとを
給糸ボビンBを挟んでその両側に配置した再帰反射型の
光電センサを用いたものであり、リフレクタ34rはセ
ンサ34を固定している昇降部材36にブラケット33
により取付けられている。
【0024】上記再帰反射型光電センサ34を用いた解
舒補助装置31における作動原理と制御は透過型である
第1及び第2実施例と全く同様であるが、投・受光部3
4a,34bが一体であるため配線や設置が容易であ
り、また、バルーン規制部材32には従来と全く同様の
ものを使用可能であるという利点がある。
舒補助装置31における作動原理と制御は透過型である
第1及び第2実施例と全く同様であるが、投・受光部3
4a,34bが一体であるため配線や設置が容易であ
り、また、バルーン規制部材32には従来と全く同様の
ものを使用可能であるという利点がある。
【0025】更に、被検出体であるボビンチェース部B
cは略円錐形状をなしているので、上記受光部34bが
ボビンBからの直接反射光を拾うことが無く、動作が安
定している。尚、上記センサ34及びリフレクタ34r
を第1実施例の如くバルーン規制部材2に一体に設ける
か、又は第2実施例の如く可動ブラケット23に設けて
も良い。
cは略円錐形状をなしているので、上記受光部34bが
ボビンBからの直接反射光を拾うことが無く、動作が安
定している。尚、上記センサ34及びリフレクタ34r
を第1実施例の如くバルーン規制部材2に一体に設ける
か、又は第2実施例の如く可動ブラケット23に設けて
も良い。
【0026】尚、上記各実施例においては、解舒補助装
置1,21,31を精紡機で生産された精紡ボビンを巻
き返すワインダWに実施した場合を示したが、本発明は
それに限らず、ワインダで一旦巻き返されて形成された
巻取りボビン(所謂パッケージ)を巻き返すものであっ
てもよいし、往復動するトラバースガイドによって綾振
りされて巻き取られ形成されたコーン,チーズ等各種パ
ッケージを巻き返すものであってもよい。即ち、給糸ボ
ビンは、精紡ボビンに限らず、精紡ボビンのように糸解
舒に伴って糸層が巻取チューブの軸方向に減少するボビ
ンや、糸解舒に伴って糸層が径方向に減少するボビン
(パッケージ)を含む。従って、給糸ボビンの糸解舒に
伴って変化する糸層部位は、チェース部に限らず、特に
糸解舒に伴って糸層が径方向に減少するボビンの場合、
糸層の最外層表面部が良い。また、バルーン規制部材
は、筒形に限らず、バルーンを適当に制御できる形状で
あればよく、その変位方向は、昇降(巻取チューブ軸方
向)に限らず、上述したパッケージ等の場合は、径方向
に拡縮、又は開閉するよう変位させてもよい。更に、セ
ンサは、糸解舒に伴って糸層が径方向に減少するボビン
の直径を検出する場合、ボビンの直径の変化に応じて径
方向に変位するようにすることが望ましい。これは、例
えば、バルーン規制部材の変位に対して所定の比率でセ
ンサが変位するよう機械的又は電気的に制御することで
可能である。
置1,21,31を精紡機で生産された精紡ボビンを巻
き返すワインダWに実施した場合を示したが、本発明は
それに限らず、ワインダで一旦巻き返されて形成された
巻取りボビン(所謂パッケージ)を巻き返すものであっ
てもよいし、往復動するトラバースガイドによって綾振
りされて巻き取られ形成されたコーン,チーズ等各種パ
ッケージを巻き返すものであってもよい。即ち、給糸ボ
ビンは、精紡ボビンに限らず、精紡ボビンのように糸解
舒に伴って糸層が巻取チューブの軸方向に減少するボビ
ンや、糸解舒に伴って糸層が径方向に減少するボビン
(パッケージ)を含む。従って、給糸ボビンの糸解舒に
伴って変化する糸層部位は、チェース部に限らず、特に
糸解舒に伴って糸層が径方向に減少するボビンの場合、
糸層の最外層表面部が良い。また、バルーン規制部材
は、筒形に限らず、バルーンを適当に制御できる形状で
あればよく、その変位方向は、昇降(巻取チューブ軸方
向)に限らず、上述したパッケージ等の場合は、径方向
に拡縮、又は開閉するよう変位させてもよい。更に、セ
ンサは、糸解舒に伴って糸層が径方向に減少するボビン
の直径を検出する場合、ボビンの直径の変化に応じて径
方向に変位するようにすることが望ましい。これは、例
えば、バルーン規制部材の変位に対して所定の比率でセ
ンサが変位するよう機械的又は電気的に制御することで
可能である。
【0027】また、上記各実施例においては、昇降装置
3のアクチュエータとしてエアシリンダ10を用いた場
合を示したが、ネジ送り等、その他の手段を用いても良
いことを付言する。
3のアクチュエータとしてエアシリンダ10を用いた場
合を示したが、ネジ送り等、その他の手段を用いても良
いことを付言する。
【0028】
【発明の効果】本発明ワインダの解舒補助装置は、上述
のとおり構成したので、以下に記載されるような効果を
奏する。
のとおり構成したので、以下に記載されるような効果を
奏する。
【0029】給糸ボビンから解舒される糸のバルーンを
規制するバルーン規制部材と、給糸ボビンの糸解舒に伴
って変化する糸層部位を検出するセンサと、該センサか
らの信号によりバルーン規制部材を変位させる駆動装置
とを備えたワインダの解舒補助装置において、上記セン
サを透過型の光センサとしたので、黒糸等カラー糸のボ
ビンに対しても適切な制御を行うことができる。
規制するバルーン規制部材と、給糸ボビンの糸解舒に伴
って変化する糸層部位を検出するセンサと、該センサか
らの信号によりバルーン規制部材を変位させる駆動装置
とを備えたワインダの解舒補助装置において、上記セン
サを透過型の光センサとしたので、黒糸等カラー糸のボ
ビンに対しても適切な制御を行うことができる。
【0030】センサを給糸ボビンの横断方向に移動可能
としたので、径の異なるボビンに対しても容易に対応で
きると共に、糸解舒に伴って変化する糸層部位に対応す
るバルーン規制部材の位置を容易に変更でき、解舒バル
ーンの大きさを変更可能である。
としたので、径の異なるボビンに対しても容易に対応で
きると共に、糸解舒に伴って変化する糸層部位に対応す
るバルーン規制部材の位置を容易に変更でき、解舒バル
ーンの大きさを変更可能である。
【0031】バルーン規制部材に透明部材よりなる光透
過窓を設け、該光透過窓と一体に、又は、外側に離間し
てセンサを設けたので、センサへの風綿の付着を防止で
きると共に、外乱光の影響を受け難く、動作が安定、且
つ確実である。
過窓を設け、該光透過窓と一体に、又は、外側に離間し
てセンサを設けたので、センサへの風綿の付着を防止で
きると共に、外乱光の影響を受け難く、動作が安定、且
つ確実である。
【図1】本発明第1実施例の解舒補助装置を示す正面断
面図である。
面図である。
【図2】図1のII−II´線断面図である。
【図3】本発明第2実施例の解舒補助装置を示す斜視図
である。
である。
【図4】本発明第3実施例の解舒補助装置を示す正面図
である。
である。
【図5】従来の解舒補助装置を示す一部縦断正面図であ
る。
る。
【図6】ワインダを示す一部縦断側面図である。
1,21,31 解舒補助装置 2,22,32 バルーン規制部材 3 昇降装置 4,24,34 センサ 4a,24a,34a 投光部 4b,24b,34b 受光部 4c,24c,34c 光軸 5a,5b,25a,25b 光透過窓 23 可動ブラケット 34r リフレクタ B 給糸ボビン Bc チェース部 Y 糸
Claims (3)
- 【請求項1】 給糸ボビンから解舒される糸のバルーン
を規制するバルーン規制部材と、給糸ボビンの糸解舒に
伴って変化する糸層部位を検出するセンサと、該センサ
からの信号によりバルーン規制部材を変位させる駆動装
置とを備えたワインダの解舒補助装置において、上記セ
ンサを透過型の光センサとしたことを特徴とするワイン
ダの解舒補助装置。 - 【請求項2】 センサを給糸ボビンの横断方向に移動可
能とした請求項1記載のワインダの解舒補助装置。 - 【請求項3】 バルーン規制部材に透明部材よりなる光
透過窓を設け、該光透過窓と一体に、又は、外側に離間
してセンサを設けた請求項1又は2記載のワインダの解
舒補助装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28909094A JPH08127471A (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | ワインダの解舒補助装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28909094A JPH08127471A (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | ワインダの解舒補助装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08127471A true JPH08127471A (ja) | 1996-05-21 |
Family
ID=17738683
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28909094A Pending JPH08127471A (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | ワインダの解舒補助装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08127471A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2559644A2 (en) | 2011-08-09 | 2013-02-20 | Murata Machinery, Ltd. | Yarn winding device and yarn unwinding method |
CN107043042A (zh) * | 2017-03-16 | 2017-08-15 | 路佃泉 | 一种绞纱连续退绕支撑装置 |
-
1994
- 1994-10-28 JP JP28909094A patent/JPH08127471A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2559644A2 (en) | 2011-08-09 | 2013-02-20 | Murata Machinery, Ltd. | Yarn winding device and yarn unwinding method |
CN107043042A (zh) * | 2017-03-16 | 2017-08-15 | 路佃泉 | 一种绞纱连续退绕支撑装置 |
CN107043042B (zh) * | 2017-03-16 | 2023-04-11 | 路佃泉 | 一种绞纱连续退绕支撑装置 |
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