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JPH08121496A - 発進装置 - Google Patents

発進装置

Info

Publication number
JPH08121496A
JPH08121496A JP6287361A JP28736194A JPH08121496A JP H08121496 A JPH08121496 A JP H08121496A JP 6287361 A JP6287361 A JP 6287361A JP 28736194 A JP28736194 A JP 28736194A JP H08121496 A JPH08121496 A JP H08121496A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch member
clutch
output shaft
torque
input shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6287361A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuzo Moroto
脩三 諸戸
Masao Kawai
正夫 川合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Equos Research Co Ltd
Original Assignee
Equos Research Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Equos Research Co Ltd filed Critical Equos Research Co Ltd
Priority to JP6287361A priority Critical patent/JPH08121496A/ja
Publication of JPH08121496A publication Critical patent/JPH08121496A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】エンジン側と変速装置側との間に介挿した発進
装置において、同期時の所要時間を短くするとともに、
滑らかな接続を行って接続ショックをなくす。 【構成】出力軸1aと一体的に回転する第1クラッチ部
材10と、入力軸2aと一体的に回転する第2クラッチ
部材20との間に、これらと接離可能、独立回転可能な
トルク伝達部材30を設ける。さらに、出力軸1aとト
ルク伝達部材30との間にビスカスカップリング60を
配設することにより、変速時には、出力軸1aから入力
軸2aへのトルクを、ビスカスカップリング60、トル
ク伝達部材30、第2クラッチ部材20を介して伝達さ
せることができるので、接続ショックを防止することが
できる。さらに、入力軸2aの同期時には、第2クラッ
チ部材20を切って入力軸1aからトルク伝達部材30
を完全に切り離すことができるので、イナーシャの増加
を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両に搭載
される発進装置に係り、詳しくは、エンジンの出力軸と
変速装置の入力軸との間に介挿されて、発進時、変速時
等にエンジンと変速装置との間のトルク伝達の断続を行
う発進装置に関する。
【0002】
【従来の技術】手動変速装置を搭載した車両において
は、エンジンと変速装置との間に、発進時及び変速操作
時の両者間のトルク伝達を断続する目的で、発進装置が
介挿されている。
【0003】このような発進装置は、主としてクラッチ
機構により構成されている。このクラッチ機構は、一般
に、エンジン側と一体的に回転する部材と、変速装置側
と一体的に回転する乾式摩擦材とを備えている。クラッ
チ機構は、車両の発進時、変速時には、まず、回転中の
エンジン側の部材(以下「相手部材」という)から乾式
摩擦材を引き離して(離反させて)、両者間のトルク伝
達を断ち、つづいて、変速操作終了後、回転中の相手部
材に、この乾式摩擦材を徐々に押し付けて両部材を滑ら
せ(滑動させ)、両部材間に作用する摩擦力に基づい
て、エンジン側のトルクを変速装置側に徐々に伝達し、
そして最後に両部材を滑ることなく完全に接合させて、
十分なトルクを伝達するようにしている。
【0004】なお、相手部材に対する乾式摩擦材の離
反、滑動、接合、すなわちクラッチを切る、滑らせる、
つなぐの各動作は、一般に、運転者によるクラッチペダ
ルの微妙な踏み込み量の調整によって行われる。
【0005】ところで、上述の摩擦材として、相手部材
との間の摩擦係数が大きい(高い)ものを選択した場
合、両部材間に作用する摩擦力が大きいため、運転者に
とって両部材を円滑に滑らせながら接合させるのが難し
く、両部材は急激に接合しがちとなる。このため、エン
ジン側の回転数と変速装置側の回転数との差が、一挙に
解消されてしまい、接続ショックが発生する。
【0006】一方、摩擦材と相手部材との間の摩擦係数
が小さい(低い)場合、両部材間に働く摩擦力は小さい
ので、運転者が多少ラフなクラッチ操作を行った場合で
あっても、両部材間には適度な滑りが生じ、したがっ
て、接続ショックが発生することはない。ところが、摩
擦係数が小さい場合、摩擦材1枚当たりのトルク容量が
小さくて、そのままでは十分なトルクを伝達することが
できないため、その対策として、例えば、摩擦材を大径
化したり、多板化、複数化したりしてトルク容量を増大
させるようにしている(特開昭58−184321号公
報、特開平1−158226号公報)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、変速装
置と一体的に回転する摩擦材を大径化、多板化、複数化
すると、これに伴う重量増により、同期時の所要時間が
延長されるという問題があった。
【0008】そこで、本発明は、エンジンの出力軸と変
速装置の入力軸との断続を行う際の同期の所要時間が少
なく、しかも接続ショックを低減することができる発進
装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る発進装置
は、上述事情に鑑みてなされたものであって、エンジン
の出力軸と変速装置の入力軸との間に介挿され、前記出
力軸と入力軸との間のトルク伝達を行うエンジン側の第
1クラッチ部材と、エンジンの出力軸と変速装置の入力
軸との間に前記第1クラッチ部材と直列的に介挿され、
前記出力軸と入力軸との間のトルク伝達を行う変速機側
の第2クラッチ部材と、前記第1クラッチ部材と第2ク
ラッチ部材との間にこれらクラッチ部材に対して接離可
能、独立回転可能に介挿されたトルク伝達部材と、該ト
ルク伝達部材と前記出力軸との間に介挿された流体継手
と、前記第1クラッチ部材、トルク伝達部材及び第2ク
ラッチ部材に対して一体的な荷重の加減を行うことによ
り、前記トルク伝達部材に対する前記第1クラッチ部材
及び第2クラッチ部材の接断を行う荷重付与手段と、該
荷重付与手段により一体的な荷重が付与された場合、前
記第2クラッチ部材が接合した後、前記第1クラッチ部
材が接合するようにする接合設定手段とを備えている。
【0010】前記流体継手は、例えば、ビスカスカップ
リングやフルードカップリングとすることができる。さ
らに、、電極板と、該電極板に印加された電位差に基づ
いて粘性が変化する電気粘性流体とを有するカップリン
グとしてもよい。
【0011】
【作用】以上構成に基づき、本発明によると、出力軸と
一体的に回転する第1クラッチ部材と、入力軸と一体的
に回転する第2クラッチ部材との間に介挿されたトルク
伝達部材は、これらクラッチ部材に対して接離可能、独
立回転可能であるので、第1クラッチ部材とトルク伝達
部材とを接合すると、出力軸の回転は、第1クラッチ部
材を介してトルク伝達部材に伝達される。また、トルク
伝達部材と第2クラッチ部材とを接合すると、トルク伝
達部材の回転は、第2クラッチ部材を介して入力軸に伝
達される。すなわち、トルク伝達部材に対して、第1ク
ラッチ部材及び第2クラッチ部材を接合させたときは、
出力軸の回転は、第1クラッチ部材、トルク伝達部材、
第2クラッチ部材を介して入力軸に伝達される。
【0012】また、出力軸とトルク伝達部材とは、流体
継手を介して連結されているので、出力軸の回転は、こ
の流体継手を介してをトルク伝達部材に伝達される。
【0013】以上の作用に基づき、具体的には、例え
ば、変速時に第1クラッチ部材と第2クラッチ部材とを
トルク伝達部材から離反させておいて、出力軸を回転さ
せると、この出力軸の回転は、流体継手のみを介してト
ルク伝達部材に伝達される。さらにこの状態で、荷重付
与手段によって一体的な荷重を加えると、まず、トルク
伝達部材に第2クラッチ部材が接合し、出力軸と入力軸
との間には、両軸を直列的に連結する動力伝達系が、流
体継手、トルク伝達部材、第2クラッチ部材によって構
成される。したがって、上述の、トルク伝達部材に対す
る第2クラッチ部材の接合は、動力伝達系中に流体継手
が介挿されていてこの流体継手が一種のダンパとして作
用することに基づき、接続ショックを伴うことなく行わ
れる。
【0014】さらに、荷重付与手段によって荷重を加え
ると、次に、第1クラッチ部材がトルク伝達部材に接合
される。このとき既に第2クラッチ部材によって出力軸
が回転されているので、第1クラッチ部材の接合時の接
続ショックはない。この接合により、出力軸とトルク伝
達部材との間は、流体継手と第1クラッチ部材との回転
数差がなくなったことになり、したがって、十分なトル
クの伝達が可能となる。つまり、第1クラッチ部材はロ
ックアップクラッチとして作用する。
【0015】また、入力軸側の同期機構の同期時には、
第2クラッチ部材を離反させる。これによって入力軸か
らトルク伝達部材が完全に切り離されるので、入力軸側
のイナーシャの増大を防止することができる。
【0016】さらに、停止時等に第2クラッチ部材を接
合させ、第1クラッチ部材を離反させておくときは、出
力軸と入力軸とは、流体継手を介して接続されることに
なり、自動変速装置でいうところのクリープを実現する
ことができる。
【0017】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。 〈実施例1〉図1は、発進装置が組み込まれた動力伝達
装置の概略構成を示す縦断面図である。なお、同図は、
主に、動力伝達装置における発進装置の位置関係を示す
ものであり、発進装置の細部構成については、必ずしも
後述の、本発明にかかる発進装置と一致するものではな
い。
【0018】同図に示す動力伝達装置は、指令信号に応
じてエンジンの出力軸1aと変速装置2の入力軸2aと
を断続する発進装置1と、並行する2本の軸2b、2c
の上に配設された歯数比の異なる複数のギアセットのう
ちから特定のギア比を任意に選択可能に構成された変速
装置2と、この変速装置2からの入力回転を左右輪(不
図示)に伝達するとともに、左右輪の回転数差を許容す
る差動装置3とを備えている。
【0019】つづいて、同図を参照して発進装置1全体
の構成及び動作の概略を説明する。
【0020】発進装置1は、エンジンの出力軸1aと一
体的に回転する第1クラッチ部材10と、変速装置2の
入力軸2aと一体的に回転する第2クラッチ部材20
と、これらクラッチ部材10、20間に、接離可能、独
立回転可能に介挿されたトルク伝達部材30と、これら
第1クラッチ部材10、第2クラッチ部材20、及びト
ルク伝達部材30(これら3つの部材をまとめて適宜
「クラッチC」という。)に対し一体的に荷重を加減す
る荷重付与手段50と、出力軸1aとトルク伝達部材3
0との間に介挿された流体継手60と、接合設定手段と
して第1クラッチ部材10及び第2クラッチ部材20の
接離のタイミングを調整するリターンスプリング33
a、35aとを主要構成部材として備えている。
【0021】上述構成の発進装置1は、発進時、変速時
等に、指令信号に基づいて、荷重付与手段50がクラッ
チCに対して一体的に荷重の加減を行い、これによりク
ラッチCの接合、滑動、離反を行わせ、エンジンの出力
軸1aと変速装置2の入力軸2aとの間のトルク伝達の
断続を行っている。この際、流体継手60は、トルク伝
達部材30の回転を促進して、クラッチCの接続ショッ
クのない円滑な接合、及び自動変速装置に見られるクリ
ープ(引きずりトルク)を実現するように動作する。
【0022】以下、第1クラッチ部材10、第2クラッ
チ部材20、トルク伝達部材30、荷重付勢手段50、
そして流体継手60の順に構成を説明する。
【0023】まず、第1クラッチ部材10は、図2の発
進装置1の拡大縦断面図に示すように、出力軸1aの後
端部(以下同図の左方を「後」、右方を「前」とい
う。)に、フライホイール11とともにボルト締めされ
た内側の支持プレート12と外側のクラッチディスク1
3とを備えている。クラッチディスク13は、1枚の円
環状の金属製プレートによって構成され、その表裏両面
には、後述のトルク伝達部材30との間の摩擦係数が小
さい低摩擦材が貼付されている。第1クラッチ部材10
の前後には、それぞれトルク伝達部材30の一部を構成
する閉塞壁31、クラッチプレート32が配設されてい
る。第1クラッチ部材10全体は、出力軸1a及びフラ
イホイール11と一体的に回転するように構成されてい
る。
【0024】第2クラッチ部材20は、クラッチプレー
ト32の後方に配置されている。第2クラッチ部材20
は、変速装置2の入力軸2aの前端側外周面にスプライ
ン結合(周方向相対回転不能、軸方向摺動可能な結合を
いう。以下同じ。)されたクラッチハブ21と、ダンパ
(緩衝部材)22と、クラッチプレート23とを有す
る。クラッチプレート23は、1枚の円環状の金属製プ
レートの表裏両面に、摩擦係数が大きい高摩擦材を貼付
して構成されている。なお、ここにいう高摩擦材、及び
前述の低摩擦材についての「高低」とは、絶対的な摩擦
係数の大小をいうのではなく、相対的なものとする。こ
の第2クラッチ部材20のクラッチプレート23は、前
述の第1クラッチ部材10のクラッチプレート13が滑
りを目的としていたのとは異なり、トルク伝達部材30
に対するオン、オフ、すなわち接合か離反かを主目的と
する。ダンパー22はエンジンのトルク変動を平滑化す
るもので、周方向に数個のものが配設されている。各ダ
ンパー22は、3つの部材、すなわち、クラッチプレー
ト23側に連結する部材と、クラッチハブ21に連結す
る部材と、これら両部材の間に周方向に向けて介挿され
たダンパスプリングとからなる。ダンパスプリングは、
トルク伝達部材30からクラッチプレート23に伝達さ
れたトルクによって周方向に伸縮し、これにより、入力
軸2aに入力されるトルクを平滑化するものである。第
2クラッチ部材20の前後には、トルク伝達部材30の
一部を構成する前述のクラッチプレート32と圧力板3
3とが配設されている。第2クラッチ部材20全体は、
入力軸2aに対して前後方向移動自在、回転方向移動不
能に支持されている。すなわち入力軸2aと一体的に回
転するように構成されている。
【0025】トルク伝達部材30は、フライホイール1
1後方の閉塞壁31と、その後方のクラッチプレート3
2と、さらにその後方の圧力板33と、閉塞壁31の外
周部に後方からボルト締めされたリング部材35とクラ
ッチカバー36とを有する。閉塞壁31の内周側には、
フライホイール11との間にベアリングBrが介挿され
ており、これにより、トルク伝達部材30全体がフライ
ホイール11及び出力軸1aに対して、さらに第2クラ
ッチ部材20及び入力軸2aに対して独立回転可能とな
っている。クラッチプレート32は、同図の下端部に図
示する長板状のリターンスプリング35aによって周方
向の数箇所を支持されている。リターンスプリング35
aは、その一端が、リベット35bによってリング部材
35に後方から固定され、他端は、クラッチプレート3
2の外周部にリベット(不図示)によって固定されてい
る。クラッチプレート32は、このリターンスプリング
35aによって、前方の閉塞壁31の後面からの位置が
規制されている。つまり、第1クラッチ部材10の離反
時には、クラッチディスク13表裏の摩擦材が閉塞壁3
及びクラッチプレート32に接触しない程度の間隙が確
保されている。圧力板33は、長板状のリターンスプリ
ング33aによって周方向に数箇所を支持されている。
リターンスプリング33aは、その一端が、リベット3
3bによって圧力板33に前方から固定され、他端は、
クラッチプレート32の外周部にリベット(不図示)に
よって固定されている。圧力板33は、このリターンス
プリング33aによって、前方のクラッチプレート32
の後面からの位置が規制されている。つまり、第2クラ
ッチ部材20の離反時には、クラッチディスク23表裏
の摩擦材がクラッチプレート32及び圧力板33に接触
しない程度の間隙が確保されている。圧力板33の外周
には、後方に向けて突設された係合部材33cがねじ止
めされている。係合部材33cは、前述のクラッチカバ
ー36の後端に穿孔された回り止め36aに係合されて
いる。
【0026】トルク伝達部材30全体は、動力伝達系か
らみた場合には、第1クラッチ部材10と第2クラッチ
部材20との間に、独立回転可能に介挿されている。ま
た、次に説明する荷重付与手段50の作動によって、ク
ラッチプレート32及び圧力板33が前後方向に移動
し、これによって閉塞壁31とクラッチプレート32と
の間に第1クラッチ部材10を挟持し、またクラッチプ
レート32と圧力板33との間に第2クラッチ部材20
を挟持し、またこれら挟持したクラッチ部材10、20
を離反させるように構成されている。
【0027】ここで、以下の説明においては、第1クラ
ッチ部材10または第2クラッチ部材20と、トルク伝
達部材30との接離状態を3つに区分、すなわち滑る
(相対回転する)ことなく接触している状態を接合状
態、滑りながら接触している状態を滑動状態、接触する
ことなく離れている状態を離反状態に区分して説明を行
う。したがって、トルク伝達については、基本的には、
接合状態では100%、離反状態では0%、滑動状態で
は100%と0%との間で荷重に応じて、それぞれ行わ
れるものとする荷重付与手段50は、荷重の伝達の順
に、図2中の上方に配置されて荷重の発生源となるレリ
ーズシリンダ51、上下方向に長く形成され上端部52
aがレリーズシリンダ51の後端に当接するとともに下
端部52bが入力軸2aの中心付近に配置されたレリー
ズフォーク52、レリーズフォーク52の下端部52b
のすぐ前方に配置されたレリーズベアリング53、そし
てレリーズベアリング53の前端に内周端55aを当接
させ、外周端55bを前述のトルク伝達部材30の圧力
板33の後端面に当接させたダイヤフラムスプリング5
5を備えている。
【0028】以下順に説明すると、レリーズシリンダ5
1は、シリンダ本体51aと、シリンダ本体51a内を
前後に摺動するピストン51bと、ピストン51bと一
体に前後動するロッド51cと、ピストン51b前端に
連結されたリターンスプリング51dとを有する。レリ
ーズシリンダ51は、ポート51eから圧油が供給され
ると、ピストン51bを介してロッド51cが後方に押
され、これにより、レリーズフォーク52の上端部52
aを後方に移動させるように構成されている。
【0029】レリーズフォーク52は、上端部52aと
下端部52bとの中間よりも下方に揺動中心52cを有
する。揺動中心52cには、その後方から、ケース本体
1bに螺合された支持ボルト52dの頭部が当接されて
いる。支持ボルト52dには、線状のリターンスプリン
グ52eが取り付けられていて、レリーズフォーク52
全体を、揺動中心52cを軸として同図中、時計周りの
方向に付勢している。これにより、レリーズフォーク5
2の上端部52aは、レリーズシリンダ51のロッド5
1cの後端に軽く当接しロッド51cの前後動に追随す
る一方、レリーズフォーク52の下端部52bの位置決
めがなされる。なお、下端部52bの位置は、上述のケ
ース本体1bに対する支持ボルト52dのねじ込み量に
よって、前後方向に調整することができる。レリーズフ
ォーク52全体は、上端部52aが前述のレリーズシリ
ンダ51によって後方に押されると、揺動中心52cが
下方にずれていることに基づき、下端部52bには上端
部52aに付与された押圧力が増大された状態で前方に
向けて発生する。また、上端部52aが前方に引き戻さ
れると、下端部52bは後方に移動する。
【0030】レリーズベアリング53は、全体として環
状に形成され、ケース本体1bに対して前後方向摺動可
能に配設されている。レリーズベアリング53は、レリ
ーズフォーク52の下端部52bと係脱可能な係合部5
3aを有し、下端部52bが前方に移動して、この係合
部53aに当接すると、係合部53bを介して全体が前
方に移動される。また、係合部53aに対する下端部5
2bの係合が解除された状態でのレリーズベアリング5
3は、後述のダイヤフラムスプリング52によりケース
本体1bの位置決め部材1cに当接される。なお、この
位置は、ダイヤフラムスプリング55が圧力板33に対
して与える付勢力を設定するものであり、その付勢力
は、第1クラッチ部材10及び第2クラッチ部材20が
双方とも接合状態をとり、エンジンの出力軸1aと変速
装置2の入力軸2a間が十分にトルク伝達可能に接続さ
れるだけの力に対応する。
【0031】ダイヤフラムスプリング55は、椀状に形
成され、内周端55aをレリーズベアリング53の前端
に当接させるとともに、外周端55bをトルク伝達部材
30の圧力板33の後端面に当接させている。ダイヤフ
ラムスプリング55は、外周端55b近傍において、ク
ラッチカバー36に固定された支持部材55cに取りつ
けられた前後のワイヤリング55d、55eによって挟
持されている。ダイヤフラムスプリング55は、レリー
ズベアリング53の前方への移動に伴って内周端55a
が自身の付勢力に抗して前方に移動すると、リベット5
5cを基準として、外周端55bが後方に移動し、第1
係合部及び第2係合部の離反状態を作り出す。一方、レ
リーズベアリング53が前方に付勢されないときには、
ダイヤフラムスプリング55は、内周端55aがレリー
ズベアリング53を位置決め部材1cに押し付け、外周
端55bが圧力板33を前方に付勢する。
【0032】以上説明した荷重付与手段50は、図2に
示す状態、すなわち、レリーズシリンダ51に対する油
圧が一番低い状態においては、レリーズシリンダ51の
ピストン51bとが最前端に位置するのに伴い、ロッド
51cの先端も最も前側に寄った位置に配置され、上端
部52aの動きがロッド51cの先端の動きに追随する
レリーズフォーク52は、その下端部52bが最後端に
位置し、レリーズベアリング53との係合が解除されて
いる。このためレリーズベアリング53は、ダイヤフラ
ムスプリング55の内周端55aによって後方に付勢さ
れ、その後端部をケース本体1bの位置決め部材1cに
当接させて停止する。このときダイヤフラムスプリング
55の外周端55bは、圧力板33を前方に付勢する。
前方に付勢された圧力板33は、前方のクラッチプレー
ト32との間に、第2クラッチ部材20を、またクラッ
チプレート32と閉塞壁31との間に第1クラッチ部材
10をそれぞれ挟持する。このときのダイヤフラムスプ
リング55が圧力板33に付与する荷重が最大となり、
第1クラッチ部材10、第2クラッチ部材20とも接合
状態となり、エンジンの出力軸1aから変速装置の入力
軸2aへの十分なトルクの伝達が可能となる。
【0033】一方、レリーズシリンダ51のピストン5
1bを介してロッド51cが後方に移動されたときは、
レリーズフォーク52の下端部52bがレリーズベアリ
ング53に係合して前方に移動させ、これにより、ダイ
ヤフラムスプリング55は、内周端55aが前方に押さ
れ、外周端55bが後方に移動し、圧力板33に付与さ
れていた荷重が解除される。このときのダイヤフラムス
プリング55の外周端55bの位置によって、圧力板3
3に対する荷重の大きさが異なり、その荷重の大きさに
対応して第2クラッチ部材20及び第1クラッチ部材1
0の滑動状態、離反状態が実現される。また、外周端5
5bの位置は、レリーズシリンダ51のロッド51c先
端の位置、すなわちレリーズフォーク50の上端部52
aに対応していおり、したがって、上端部52aの先端
の位置を適宜に調整する(ストロークを調整する)こと
によって、上述の3つの状態、接合状態、滑動状態、そ
して離反状態を設定することができる。なお、上端部5
2aのストロークは、不図示の油圧制御手段によってレ
リーズシリンダ51に供給される圧油によって制御され
る。
【0034】次に、流体継手60であるが、本実施例で
は、流体継手としてビスカスカップリング60を使用し
ている。ビスカスカップリング60は、フライホイール
11の後面側と、トルク伝達部材30の閉塞壁31の前
面側との間に配設されている。ビスカスカップリング6
0は、フライホイール11後面から後方に向けて突設さ
れた複数の環状部61と、閉塞壁31前面から前方に向
けて突設された複数の環状部62とを交互に設け、両者
の間隙にシリコンオイルを充填するとともに、間隙の外
周側と内周側とにそれぞれ配設したシール部材63によ
って間隙を密封して構成されている。上述の間隙には、
シリコンオイルの他に、体積で10%前後の空気または
ガスが密封されている。
【0035】図3にビスカスカップリング60のトルク
伝達特性を示す。出力軸1aと一体的に回転するフライ
ホイール11と、これに回転自在に支持されているトル
ク伝達部材30との回転数の差(同図の横軸)が大きく
なるに従って、両部材間の伝達トルク(縦軸)が増加し
ていく。ただし、上昇率は低下していく。回転数の差を
もったままの回転動作(以下「差動」という。)が持続
されると、差動仕事エネルギが熱に変換され、シリコン
オイルの温度が上昇する。シリコンオイルには、温度上
昇によって粘度が低下する性質があるからである。
【0036】上述構成のビスカスカップリング60は、
フライホイール11が回転すると、そのトルクを自動的
に徐々にトルク伝達部材30に伝達していくことができ
る。以上で各部材等の説明を終え、つづいて発進装置1
全体の発進、変速動作について説明する。
【0037】発進に先立ち、運転者がクラッチペダルを
踏み込むと、油圧制御手段を介して、レリーズシリンダ
51が作動し、レリーズフォーク52の上端部52aが
後方に押され、これにより、ダイヤフラムスプリング5
5の外周端55bが後方に移動して、圧力板33を前方
に付勢する荷重Pが0となり、第2クラッチ部材20及
び第1クラッチ部材10は、それぞれ離反状態となる。
このとき、エンジンの出力軸1aはアイドリングで回転
し、これと一体のフライホイール1エが回転し、ビスカ
スカップリング60を介してトルク伝達部材30が回転
する。なお、車両は停止している。このトルク伝達部材
30の回転は、フライホイール11の回転速度より遅く
回転している。この状態では、第2クラッチ部材20及
び第1クラッチ部材10は、離反状態をとるので、出力
軸1aのトルクが入力軸2aに伝達されることはない。
【0038】運転者が、例えば、チェンジレバー(不図
示)を介して、変速装置の1速を選択し、その後、クラ
ッチペダルを徐々に離すと、高摩擦材を有する第2クラ
ッチ部材20がトルク伝達部材30と滑動し接合する。
これにより、出力軸1aのトルクがトルク伝達部材30
を介して第2クラッチ部材20、入力軸2aに伝達され
るが、このトルク伝達は、ビスカスカップリング60を
介して行われるので、接続ショックはない。ただし、ビ
スカスカップリング60を介しているので、十分なトル
クを伝達することができない。
【0039】さらに、クラッチペダルを離すと、今度は
低摩擦材の第1クラッチ部材10がトルク伝達部材30
と滑動し接合する。この場合の接合は、低摩擦材を介し
て行われるので接続ショックはない。この接合により、
出力軸1aからトルク伝達部材30へのトルク伝達は、
ビスカスカップリング60及び第1クラッチ部材10の
双方を介してなされ、十分に行われる。つまりトルク容
量が増加したことになる。
【0040】つづいて、トルク伝達部材30からの入力
軸2aに対するトルク伝達は、高摩擦材の第2クラッチ
部材20を介して行われるため、十分なものとなる。
【0041】変速時に、アクセルを離して、第1クラッ
チ部材10、第2クラッチ部材20を切ると、入力軸2
aは高回転を持続するのに対し、出力軸1aの回転が落
ちる。ギヤチェンジが終了した後、第2クラッチ部材2
0をつなぐ。このときも、出力軸1aから第2クラッチ
部材20に伝達されるトルクは、ビスカスカップリング
60を介して行われるので、接続ショックが発生するこ
とはない。
【0042】なお、同期時には、第2クラッチ部材20
を切ることによって、トルク伝達部材30を入力軸2a
から完全に切り離すことができるので、入力軸2a側の
イナーシャが同期機構の負担となったり、同期に要する
所要時間が増加されたりするおそれはない。
【0043】本実施定においては、ビスカスカップリン
グ60を構成する環状部61、62の数を変更したり、
これらの間隙に充填するシリコンオイルの粘度を変更し
たりすることで、ビスカスカップリング60全体の特性
を換えることができ、その発進装置に好適なものを構成
することが可能となる。
【0044】さらに、車両停止時において、トルク伝達
部材30がフライホイール11の回転に追随して回転し
ていることから、圧力板33に対するダイヤフラムスプ
リング55の荷重を、第2クラッチ部材20にて第2ク
ラッチ部材20とが接合する接合状態に維持する場合に
は、いわゆるクリープが発生してエンストが生じにく
い、また坂道発進が容易である等の効果が得られる。 〈実施例2〉図4は、実施例2の発進装置1の構成を示
す縦断面図である。
【0045】図2に示す実施例1と異なるのは、ビスカ
スカップリングの構成、及びこれに伴うフライホイー
ル、閉塞壁の形状の変更のみである。
【0046】本実施例のビスカスカップリング60A
は、フライホイール11Aの後面側と、閉塞壁31Aの
前面側との間に形成された、断面が方形の環状空間Sに
設けられている。フライホイール11Aは、径方向の中
央近傍の内周面(環状空間Sの外周面)にスプライン6
5を有する。一方、閉塞壁31Aは、径方向の中央近傍
の外周面(環状空間の内周面)に、上述のスプライン6
5と対向するスプライン66を有する。これらスプライ
ン65、66には、複数の金属製のアウタプレート67
と複数のインナプレート68とが前後方向に交互に係合
されている。環状空間Sは、外周側と内周側とに配置さ
れたシール部材63によって密封されている。密封され
た環状空間Sには、実施例1と同様に、シリコンオイル
と10%程度の空気またはガスが充填されている。
【0047】上述構成のビスカスカップリング60Aに
よると、実施例1のものに加え、次のような作用があ
る。シリコンオイルの上昇は、粘性の低下の他に、体積
膨張をもたらす。例えば、100ccのシリコンオイル
について、温度を100℃上昇させると、その体積は1
0cc、約10%膨張する。温度上昇によって膨張した
シリコンオイルが空気またはガスをすべて押しつぶして
しまうと、環状空間S内には瞬間的な圧力上昇が発生す
る。この瞬間的な圧力上昇によって、環状空間S内の圧
力は不均一となり、前後方向移動可能な各プレート6
7、68の表裏に圧力差が生じて、プレート67、68
相互が接触する、いわゆるハンプ状態が発生する。この
金属摩擦によって、プレート67、68がロックし、フ
ライホイール11Aと閉塞壁31Aとの間の相対回転が
停止される。これにより、シリコンオイルは、温度が低
下して元の状態に復帰する。このハンプ状態はいわば自
動ロックであり、シリコンオイルの温度の過上昇を防止
することができる。
【0048】上述のハンプ調整は、主にシリコンオイル
の充填量と空気等の割合によって行うことができ、これ
により温度上限値、ハンプのさせやすさ等を適宜に設定
することができる。
【0049】なお、発進装置1全体の動作は、実施例1
とほぼ同様であるのでその説明は省略する。 〈実施例3〉図5は、実施例3の発進装置1の構成を示
す縦断面図である。
【0050】本実施例の、実施例1、実施例2と大きく
異なる点は、流体継手が、フルードカップリングによっ
て構成されている点である。
【0051】フルードカップリング70は、フライホイ
ール11Bの後方に配置されており、ボルトBによって
フライホイール11B及び第1クラッチ部材10と共締
めされたポンプ(駆動側)71と、トルク伝達部材30
の閉塞壁31の前面に固定されて上述のポンプ71と相
対回転可能なタービン(被駆動側)72とを備えてい
る。
【0052】出力軸1aと一体のポンプ71の回転によ
って、内部の流体に流れが生じ、これにより、タービン
72が回転駆動され、これと一体のトルク伝達部材30
が回転する。すなわち、出力軸1aのトルクが、フルー
ドカップリング70内の流体を介してトルク伝達部材3
0に伝達される。したがって、トルク伝達部材30に第
2クラッチ部材20を係合させたときでも、接続ショッ
クは発生しない。
【0053】なお、発進装置1全体の動作は、実施例1
とほぼ同様であるのでその説明は省略する。
【0054】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、エ
ンジンの出力軸と変速装置の入力軸との間に直列的に第
1クラッチ部材と第2クラッチ部材とを介挿し、両クラ
ッチ部材の間にこれらと接離可能、独立回転可能なトル
ク伝達部材を設け、さらに、出力軸とトルク伝達部材と
の間に流体継手を配設する等により、変速時には、出力
軸から入力軸へのトルクを、流体継手、トルク伝達部
材、第2クラッチ部材を介して伝達させることができる
ので、流体継手がダンパとして働き、接続ショックを防
止することができる。
【0055】また通常走行時には、第1クラッチ部材を
トルク伝達部材に接合させることで流体継手と第1クラ
ッチ部材との回転数差がなくなり、第1クラッチ部材が
ロックアップクラッチとなるので、十分なトルクの伝達
が可能となる。
【0056】さらに、入力軸の同期時には、第2クラッ
チ部材を切ることで、入力軸からトルク伝達部材を完全
に切り離すことができるので、イナーシャの増加を防止
して、同期機構への負担を軽減し、同期に要する所要時
間を短縮することができる。
【0057】加えて、停止時に、第2クラッチ部材を接
合させておくときには、流体継手の作用でクリープが発
生するので、エンストを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発進装置を備えた動力伝達装置の概略構成を示
す縦断面図。
【図2】実施例1の発進装置の構成を示す縦断面図。
【図3】実施例1のビスカスカップリングのトルク伝達
特性を示す図。
【図4】実施例2の発進装置の構成を示す縦断面図。
【図5】実施例3の発進装置の構成を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 発進装置 1a 出力軸 2a 入力軸 10 第1クラッチ部材 11 フライホイール 20 第2クラッチ部材 30 トルク伝達部材 31 閉塞壁 33a、35b接合設定手段(リターンスプリング) 50 荷重付与手段 51 レリーズシリンダ 52 レリーズフォーク 53 レリーズベアリング 55 ダイヤフラムスプリング 60 流体継手(ビスカスカップリング) 60A 他の流体継手(ビスカスカップリング) 61、62 環状部 63 シール部材 65、66 スプライン 67 アウタプレート 68 インナプレート 70 流体継手(フルードカップリング) 71 ポンプ 72 タービン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの出力軸と変速装置の入力軸と
    の間に介挿され、前記出力軸と入力軸との間のトルク伝
    達を行うエンジン側の第1クラッチ部材と、 エンジンの出力軸と変速装置の入力軸との間に前記第1
    クラッチ部材と直列的に介挿され、前記出力軸と入力軸
    との間のトルク伝達を行う変速機側の第2クラッチ部材
    と、 前記第1クラッチ部材と第2クラッチ部材との間にこれ
    らクラッチ部材に対して接離可能、独立回転可能に介挿
    されたトルク伝達部材と、 該トルク伝達部材と前記出力軸との間に介挿された流体
    継手と、 前記第1クラッチ部材、トルク伝達部材及び第2クラッ
    チ部材に対して一体的な荷重の加減を行うことにより、
    前記トルク伝達部材に対する前記第1クラッチ部材及び
    第2クラッチ部材の接断を行う荷重付与手段と、 該荷重付与手段により一体的な荷重が付与された場合、
    前記第2クラッチ部材が接合した後、前記第1クラッチ
    部材が接合するようにする接合設定手段と、 を備えた発進装置。
  2. 【請求項2】 前記流体継手がビスカスカップリングで
    ある、 ことを特徴とする請求項1記載の発進装置。
  3. 【請求項3】 前記流体継手がフルードカップリングで
    ある、 ことを特徴とする請求項1記載の発進装置。
  4. 【請求項4】 前記流体継手が電極板と、該電極板に印
    加された電位差に基づいて粘性が変化する電気粘性流体
    とを有するカップリングである、 ことを特徴とする請求項1記載の発進装置。
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