JPH08120706A - 上部旋回体を有する建設機械用ドーザ装置 - Google Patents
上部旋回体を有する建設機械用ドーザ装置Info
- Publication number
- JPH08120706A JPH08120706A JP28401594A JP28401594A JPH08120706A JP H08120706 A JPH08120706 A JP H08120706A JP 28401594 A JP28401594 A JP 28401594A JP 28401594 A JP28401594 A JP 28401594A JP H08120706 A JPH08120706 A JP H08120706A
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- Japan
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- blade plate
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- construction machine
- work
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 上部旋回体を有する建設機械用ドーザ装置に
おいて、従来の構造と比較して、車体を移動させずに行
える手前堀の範囲を拡大させるとともに、坂路や障害物
越の走行範囲も拡大させ、さらにブレード板をより安定
したアウトリガとして機能させる。 【構成】 下部走行体3の前方側にブレード板2が昇降
自在に配置されるドーザ装置において、前記ブレード板
2を、油圧シリンダ12を用いて伸縮自在とした。
おいて、従来の構造と比較して、車体を移動させずに行
える手前堀の範囲を拡大させるとともに、坂路や障害物
越の走行範囲も拡大させ、さらにブレード板をより安定
したアウトリガとして機能させる。 【構成】 下部走行体3の前方側にブレード板2が昇降
自在に配置されるドーザ装置において、前記ブレード板
2を、油圧シリンダ12を用いて伸縮自在とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば油圧ショベル
のような上部旋回体を有する建設機械において、下部走
行体の前方側に昇降自在なブレード板が配置されるドー
ザ装置に関する。
のような上部旋回体を有する建設機械において、下部走
行体の前方側に昇降自在なブレード板が配置されるドー
ザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ブルドーザのような建設機械においては
ドーザ装置は当然に付設される装置であるが、油圧ショ
ベルに代表されるような上部旋回体を有する建設機械に
おいても、下部走行体の前方側にドーザ装置が適用され
るものがある。
ドーザ装置は当然に付設される装置であるが、油圧ショ
ベルに代表されるような上部旋回体を有する建設機械に
おいても、下部走行体の前方側にドーザ装置が適用され
るものがある。
【0003】図4はドーザ装置付油圧ショベルの一例を
示す側面図である。
示す側面図である。
【0004】下部走行体3の前方側のベースフレーム30
端部に、ピン33を介して揺動自在に取り付けられる左右
2本のアーム1'が、より前方に配置されるブレード板
2に直交してその端部が接続され、ドーザフレームを構
成している。アーム1'の上方には、前端部がアーム1'
上面のブラケット1aに、後端部がベースフレーム30のブ
ラケット32にピン接続された昇降用シリンダ6が設けら
れ、このシリンダ6の伸縮作用によりブレード板2が昇
降することになる。
端部に、ピン33を介して揺動自在に取り付けられる左右
2本のアーム1'が、より前方に配置されるブレード板
2に直交してその端部が接続され、ドーザフレームを構
成している。アーム1'の上方には、前端部がアーム1'
上面のブラケット1aに、後端部がベースフレーム30のブ
ラケット32にピン接続された昇降用シリンダ6が設けら
れ、このシリンダ6の伸縮作用によりブレード板2が昇
降することになる。
【0005】このドーザ装置により、オペレータはブレ
ード板2の地盤に対する下端高さを調整しながら、油圧
ショベルの走行駆動力によりブレード板2前面の土砂を
押してバケット5が掘削した溝の埋め戻し作業などが行
える。バケット5などで掘削作業を行う際は、掘削方向
の側でブレード板2を接地させて踏ん張ると、掘削反力
をブレード板2が受けるため、車体を安定させるアウト
リガとしての機能も得られる。
ード板2の地盤に対する下端高さを調整しながら、油圧
ショベルの走行駆動力によりブレード板2前面の土砂を
押してバケット5が掘削した溝の埋め戻し作業などが行
える。バケット5などで掘削作業を行う際は、掘削方向
の側でブレード板2を接地させて踏ん張ると、掘削反力
をブレード板2が受けるため、車体を安定させるアウト
リガとしての機能も得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような建設機械では、ブレード板2の存在のため履帯7
直近の掘削等の作業は、車体ごと後進させなければなら
ない不都合があり、いわゆる手前堀性上問題があった。
また、前後進の際はブレード板2を上昇させた状態に保
持する必要があるが、ブレード板2の上昇位置には限度
があるため、坂路や障害物によってはブレード板2が引
っかかってしまい、このため走行上の限界があった。ま
た、掘削の際のアウトリガとして機能させる場合には、
ブレード板2までの距離が固定されるためアウトリガの
位置も固定されることになり、安定して掘削を行う作業
にも限界が生じていた。
ような建設機械では、ブレード板2の存在のため履帯7
直近の掘削等の作業は、車体ごと後進させなければなら
ない不都合があり、いわゆる手前堀性上問題があった。
また、前後進の際はブレード板2を上昇させた状態に保
持する必要があるが、ブレード板2の上昇位置には限度
があるため、坂路や障害物によってはブレード板2が引
っかかってしまい、このため走行上の限界があった。ま
た、掘削の際のアウトリガとして機能させる場合には、
ブレード板2までの距離が固定されるためアウトリガの
位置も固定されることになり、安定して掘削を行う作業
にも限界が生じていた。
【0007】この発明は、上部旋回体を有する建設機械
のうち、ドーザ装置を備えた建設機械が有する上記のよ
うな特有の問題を解消し、加えて他の有用な作用効果も
生じさせることのできるドーザ装置を提供しようとする
ものである。
のうち、ドーザ装置を備えた建設機械が有する上記のよ
うな特有の問題を解消し、加えて他の有用な作用効果も
生じさせることのできるドーザ装置を提供しようとする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、本発明に係る
上部旋回体を有する建設機械用ドーザ装置は下部走行体
の前方側にブレード板が昇降自在に配置されるドーザ装
置において、前記ブレード板を伸縮自在としたことを特
徴とする。
上部旋回体を有する建設機械用ドーザ装置は下部走行体
の前方側にブレード板が昇降自在に配置されるドーザ装
置において、前記ブレード板を伸縮自在としたことを特
徴とする。
【0009】ここで、ブレード板の伸縮機構は、例油圧
シリンダ等従来よりの公知手段が用いられ得る他、次に
示すような構成によっても具体化される。
シリンダ等従来よりの公知手段が用いられ得る他、次に
示すような構成によっても具体化される。
【0010】例えば図3に示すように、ブレード板支持
用アーム1が、相互に摺動自在でかつ、長方向に沿って
1以上のピン孔15が形成される外筒体13(同図ではピン
孔15が1個)と内挿体14(同図ではピン孔15が複数個)
とからなり、外筒体13と内挿体14のピン孔15が重なる所
定位置でピン孔15にピン16を挿入して、該ピン16の所定
位置の固定によりブレード板支持用アーム1を伸縮自在
とするものである。
用アーム1が、相互に摺動自在でかつ、長方向に沿って
1以上のピン孔15が形成される外筒体13(同図ではピン
孔15が1個)と内挿体14(同図ではピン孔15が複数個)
とからなり、外筒体13と内挿体14のピン孔15が重なる所
定位置でピン孔15にピン16を挿入して、該ピン16の所定
位置の固定によりブレード板支持用アーム1を伸縮自在
とするものである。
【0011】
【作用】作業部であるバケット等で履帯直近の掘削作業
を行う際、ブレード板を最縮小の状態にすれば、車体を
後進させずに行える作業の範囲が拡大する。例えば、図
1は後述する本発明の一実施例であるが、図中実線の位
置が従来のブレード板位置とした場合、本発明の構成に
よりブレード板2をその位置から一点鎖線の位置まで縮
小可能とすれば、その縮小分の距離Cだけ車体を移動さ
せずに手前堀が可能となる。
を行う際、ブレード板を最縮小の状態にすれば、車体を
後進させずに行える作業の範囲が拡大する。例えば、図
1は後述する本発明の一実施例であるが、図中実線の位
置が従来のブレード板位置とした場合、本発明の構成に
よりブレード板2をその位置から一点鎖線の位置まで縮
小可能とすれば、その縮小分の距離Cだけ車体を移動さ
せずに手前堀が可能となる。
【0012】ブレード板を上昇させた状態での坂路の走
行や障害物の乗越走行の際も、ブレード板を最縮小の状
態にすれば、走行可能範囲が拡大する。前記図1を用い
て説明すると、ブレード板2の最縮小時の位置を示す一
点鎖線時では、通常の状態である実線時や伸長状態であ
る二点鎖線時に比べて、ブレード板2最大上昇時の下端
と地平線とで形成されるブレード離反角θが最大とな
る。すなわち、ブレード離反角が増加する分、ブレード
板2下端の引っかかる範囲が減り、坂路や障害物乗越の
走行の可能範囲が広がることになる。
行や障害物の乗越走行の際も、ブレード板を最縮小の状
態にすれば、走行可能範囲が拡大する。前記図1を用い
て説明すると、ブレード板2の最縮小時の位置を示す一
点鎖線時では、通常の状態である実線時や伸長状態であ
る二点鎖線時に比べて、ブレード板2最大上昇時の下端
と地平線とで形成されるブレード離反角θが最大とな
る。すなわち、ブレード離反角が増加する分、ブレード
板2下端の引っかかる範囲が減り、坂路や障害物乗越の
走行の可能範囲が広がることになる。
【0013】ブレード板を伸長状態で接地すれば、上部
旋回体作業部の掘削時や吊作業時により安定したアウト
リガとして機能し、作業部において、より強力な掘削作
業又はより強力な吊作業等が行える。
旋回体作業部の掘削時や吊作業時により安定したアウト
リガとして機能し、作業部において、より強力な掘削作
業又はより強力な吊作業等が行える。
【0014】ブレード板を伸長状態とすれば、ブレード
板の昇降範囲が拡大し、ブレード板自体の作業範囲も拡
大する。すなわち、前記図1中、ブレード板2の最伸長
時を示す二点鎖線時の位置では、ブレード板2の最大上
昇量Aと最大下降量Bは通常状態の実線時より当然大き
くなり、その分ブレード板の作業範囲が拡大するもので
ある。
板の昇降範囲が拡大し、ブレード板自体の作業範囲も拡
大する。すなわち、前記図1中、ブレード板2の最伸長
時を示す二点鎖線時の位置では、ブレード板2の最大上
昇量Aと最大下降量Bは通常状態の実線時より当然大き
くなり、その分ブレード板の作業範囲が拡大するもので
ある。
【0015】さらに、ブレード板は昇降動作に加えて伸
縮動作も可能となり、例えばバケットと共同で物をはさ
んで移動する範囲が拡大する等、上部旋回体作業部との
共同作業の範囲も広がる。
縮動作も可能となり、例えばバケットと共同で物をはさ
んで移動する範囲が拡大する等、上部旋回体作業部との
共同作業の範囲も広がる。
【0016】もちろん、ブレード板は伸縮自在であるか
ら、車体を移動させずに埋め戻し作業が行える等、ブレ
ード板自体の排土作業性も向上する。
ら、車体を移動させずに埋め戻し作業が行える等、ブレ
ード板自体の排土作業性も向上する。
【0017】
【実施例】本発明に係るドーザ装置の具体的実施例を図
面に基づき説明する。図1は油圧ショベルに本発明が適
用された例を示す側面図であり、図2は前図中ドーザ装
置の要部を示す側面図である。図中、1はブレード板支
持用アーム、2はブレード板、3は下部走行体、4は上
部旋回体、5は作業部をなすバケット、30はベースフレ
ーム、31はトラックフレームを各示す。
面に基づき説明する。図1は油圧ショベルに本発明が適
用された例を示す側面図であり、図2は前図中ドーザ装
置の要部を示す側面図である。図中、1はブレード板支
持用アーム、2はブレード板、3は下部走行体、4は上
部旋回体、5は作業部をなすバケット、30はベースフレ
ーム、31はトラックフレームを各示す。
【0018】ドーザ装置は、下部走行体3の前方に位置
し、ブレード板支持用アーム1と、その先端に接続され
るブレード板2とからそのフレームが構成される。
し、ブレード板支持用アーム1と、その先端に接続され
るブレード板2とからそのフレームが構成される。
【0019】ブレード板支持用アーム1は、相互に摺動
する外筒体10と内筒体11とからなり、外筒体10端部はピ
ンを介して下部走行体3のベースフレーム前端ブラケッ
ト32に、内筒体11端部は前記ブレード板2にそれぞれ接
続される。内筒体11内部には伸縮用油圧シリンダ12が配
置され、そのピストンロッド12a端部がブレード板2
に、シリンダ外筒12bが前記外筒体10にそれぞれ接続さ
れ、そのシリンダ作用により外筒体10と内筒体11とを摺
動せしめて、ブレード板2の伸縮動作を行わせる。
する外筒体10と内筒体11とからなり、外筒体10端部はピ
ンを介して下部走行体3のベースフレーム前端ブラケッ
ト32に、内筒体11端部は前記ブレード板2にそれぞれ接
続される。内筒体11内部には伸縮用油圧シリンダ12が配
置され、そのピストンロッド12a端部がブレード板2
に、シリンダ外筒12bが前記外筒体10にそれぞれ接続さ
れ、そのシリンダ作用により外筒体10と内筒体11とを摺
動せしめて、ブレード板2の伸縮動作を行わせる。
【0020】ブレード板支持用アーム1の上方には昇降
用油圧シリンダ6が配置され、そのピストンロッド6a端
部が前記外筒体10上面ブラケットに、シリンダ外筒6b端
部がベースフレーム前端ブラケット32にそれぞれ接続さ
れ、そのシリンダ作用により外筒体10を上下に揺動せし
めて、ブレード板2の昇降動作を行わせる。
用油圧シリンダ6が配置され、そのピストンロッド6a端
部が前記外筒体10上面ブラケットに、シリンダ外筒6b端
部がベースフレーム前端ブラケット32にそれぞれ接続さ
れ、そのシリンダ作用により外筒体10を上下に揺動せし
めて、ブレード板2の昇降動作を行わせる。
【0021】本実施例は以上のように構成されるので、
次のような作用効果が得られる。
次のような作用効果が得られる。
【0022】バケット5で履帯7直近の掘削作業を行う
際、ブレード板2を最縮小の状態にすれば、車体を後進
させずに行える作業の範囲が拡大する。本実施例では、
実線の位置が従来のブレード板2の位置として設定して
あるが、ブレード板2をその位置から一点鎖線の位置ま
で縮小させれば、その縮小分の距離Cだけ車体を移動さ
せずに手前堀が可能となる。
際、ブレード板2を最縮小の状態にすれば、車体を後進
させずに行える作業の範囲が拡大する。本実施例では、
実線の位置が従来のブレード板2の位置として設定して
あるが、ブレード板2をその位置から一点鎖線の位置ま
で縮小させれば、その縮小分の距離Cだけ車体を移動さ
せずに手前堀が可能となる。
【0023】ブレード板2を上昇させた状態での坂路の
走行や障害物の乗越走行の際も、ブレード板2を最縮小
の状態にすれば、走行可能範囲が拡大する。すなわち、
ブレード板2の最縮小時の位置を示す一点鎖線時では、
従来の設定位置である実線時の位置に比べて、ブレード
板2最大上昇時の下端と地平線とで形成されるブレード
離反角θが大きくなり、その増加分ブレード板2下端の
引っかかる範囲が減って、坂路や障害物乗越の走行の可
能範囲が広がることになる。
走行や障害物の乗越走行の際も、ブレード板2を最縮小
の状態にすれば、走行可能範囲が拡大する。すなわち、
ブレード板2の最縮小時の位置を示す一点鎖線時では、
従来の設定位置である実線時の位置に比べて、ブレード
板2最大上昇時の下端と地平線とで形成されるブレード
離反角θが大きくなり、その増加分ブレード板2下端の
引っかかる範囲が減って、坂路や障害物乗越の走行の可
能範囲が広がることになる。
【0024】ブレード板2を二点鎖線で示す最伸長状態
で接地すれば、従来の接地位置である実線時よりもアウ
トリガとしての接地箇所が延長され、バケット5の掘削
時、より安定したアウトリガとして機能し、より強力な
掘削作業が行える。
で接地すれば、従来の接地位置である実線時よりもアウ
トリガとしての接地箇所が延長され、バケット5の掘削
時、より安定したアウトリガとして機能し、より強力な
掘削作業が行える。
【0025】さらにブレード板2を伸長状態とすれば、
ブレード板2の昇降範囲が拡大し、ブレード板自体の作
業範囲も拡大する。すなわち、ブレード板2の最伸長時
を示す二点鎖線時の位置では、ブレード板2の最大上昇
量Aと最大下降量Bは通常状態の実線時より当然大きく
なり、その分ブレード板2の作業範囲が拡大するもので
ある。
ブレード板2の昇降範囲が拡大し、ブレード板自体の作
業範囲も拡大する。すなわち、ブレード板2の最伸長時
を示す二点鎖線時の位置では、ブレード板2の最大上昇
量Aと最大下降量Bは通常状態の実線時より当然大きく
なり、その分ブレード板2の作業範囲が拡大するもので
ある。
【0026】加えて、ブレード板2は昇降動作に加えて
伸縮動作も行えるので、例えばバケット5と共同で物を
はさんで移動する範囲が拡大するなど、フロント構造体
との共同作業の範囲も広がる。もちろん、ブレード板2
は伸縮自在であるから、車体を移動させずに埋め戻し作
業が行える等ブレード板2自体の排土作業性も向上す
る。
伸縮動作も行えるので、例えばバケット5と共同で物を
はさんで移動する範囲が拡大するなど、フロント構造体
との共同作業の範囲も広がる。もちろん、ブレード板2
は伸縮自在であるから、車体を移動させずに埋め戻し作
業が行える等ブレード板2自体の排土作業性も向上す
る。
【0027】なお、本発明は以上の実施例になんら限定
されないものであり、例えばブレード板の伸縮機構を上
述した図3の構成としても当然に良い。もちろん、図3
の構成でも外筒体13と内挿体14との摺動動作及び所定位
置でのピン16の固定によりブレード板2の伸縮は自在で
あり、上記実施例と同様の作用効果が得られるが、この
構成の場合、油圧系部材を用いないため、製造上及び作
業上コストの点でメリットがある。
されないものであり、例えばブレード板の伸縮機構を上
述した図3の構成としても当然に良い。もちろん、図3
の構成でも外筒体13と内挿体14との摺動動作及び所定位
置でのピン16の固定によりブレード板2の伸縮は自在で
あり、上記実施例と同様の作用効果が得られるが、この
構成の場合、油圧系部材を用いないため、製造上及び作
業上コストの点でメリットがある。
【0028】
【発明の効果】本発明に係る上部旋回体を有する建設機
械用ドーザ装置によれば、従来の構造と比較して、車体
を移動させずに行える手前堀の範囲が拡大され得るとと
もに、坂路や障害物越の走行範囲も拡大され得るものと
なる。また、ブレード板をより安定したアウトリガとし
て機能させることも可能となる。加えて、上部旋回体作
業部との共同作業の範囲も拡大し、もちろんブレード板
自体の作業性も向上するものとなっている。
械用ドーザ装置によれば、従来の構造と比較して、車体
を移動させずに行える手前堀の範囲が拡大され得るとと
もに、坂路や障害物越の走行範囲も拡大され得るものと
なる。また、ブレード板をより安定したアウトリガとし
て機能させることも可能となる。加えて、上部旋回体作
業部との共同作業の範囲も拡大し、もちろんブレード板
自体の作業性も向上するものとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧ショベルに本発明が適用された一例を示す
側面図である。
側面図である。
【図2】前図中、ドーザ装置の要部を示す側面図であ
る。
る。
【図3】本発明の他の例の要部を示し、(a)はその側面
図、(b)は部分斜視図である。
図、(b)は部分斜視図である。
【図4】上部旋回体を有する建設機械の従来のドーザ装
置を示した側面図である。
置を示した側面図である。
1 ブレード板支持用アーム 2 ブレード板 3 下部走行体 4 上部旋回体 5 バケット 6 昇降用油圧シリンダ 12 伸縮用油圧シリンダ
Claims (3)
- 【請求項1】 下部走行体の前方側にブレード板が昇降
自在に配置されるドーザ装置において、前記ブレード板
を伸縮自在としたことを特徴とする上部旋回体を有する
建設機械用ドーザ装置。 - 【請求項2】 請求項1の上部旋回体を有する建設機械
用ドーザ装置において、油圧シリンダを用いて前記ブレ
ード板を伸縮自在としたことを特徴とする請求項1の上
部旋回体を有する建設機械用ドーザ装置。 - 【請求項3】 請求項1の上部旋回体を有する建設機械
用ドーザ装置において、前記ブレード板支持用アーム
が、相互に摺動自在でかつ、長方向に沿って1以上のピ
ン孔が形成される外筒体と内挿体とからなり、外筒体と
内挿体のピン孔が重なる所定位置でピン孔にピンを挿入
してなることを特徴とする請求項1の上部旋回体を有す
る建設機械用ドーザ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28401594A JPH08120706A (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 上部旋回体を有する建設機械用ドーザ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28401594A JPH08120706A (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 上部旋回体を有する建設機械用ドーザ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08120706A true JPH08120706A (ja) | 1996-05-14 |
Family
ID=17673199
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28401594A Pending JPH08120706A (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 上部旋回体を有する建設機械用ドーザ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08120706A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997046764A1 (fr) * | 1996-06-03 | 1997-12-11 | Komatsu Ltd. | Machine de construction |
KR100652508B1 (ko) * | 2004-04-16 | 2006-12-06 | 최귀봉 | 연약지반에의 장비진입을 위한 지반보강재 포설장치 및그를 이용한 지반보강재 포설방법 |
CN104452843A (zh) * | 2013-09-13 | 2015-03-25 | 重庆茂松农业机械制造有限责任公司 | 一种多用途小型轮式挖掘机 |
CN108755800A (zh) * | 2018-07-03 | 2018-11-06 | 郝鹏飞 | 一种多功能建筑推土装置 |
WO2024111434A1 (ja) * | 2022-11-24 | 2024-05-30 | 住友建機株式会社 | ショベルの制御装置 |
-
1994
- 1994-10-25 JP JP28401594A patent/JPH08120706A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997046764A1 (fr) * | 1996-06-03 | 1997-12-11 | Komatsu Ltd. | Machine de construction |
KR100652508B1 (ko) * | 2004-04-16 | 2006-12-06 | 최귀봉 | 연약지반에의 장비진입을 위한 지반보강재 포설장치 및그를 이용한 지반보강재 포설방법 |
CN104452843A (zh) * | 2013-09-13 | 2015-03-25 | 重庆茂松农业机械制造有限责任公司 | 一种多用途小型轮式挖掘机 |
CN104452843B (zh) * | 2013-09-13 | 2017-04-05 | 重庆茂松农业机械制造有限责任公司 | 一种多用途小型轮式挖掘机 |
CN108755800A (zh) * | 2018-07-03 | 2018-11-06 | 郝鹏飞 | 一种多功能建筑推土装置 |
WO2024111434A1 (ja) * | 2022-11-24 | 2024-05-30 | 住友建機株式会社 | ショベルの制御装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19981110 |