JPH08120622A - 山岳部等における道路の構築構造および構築方法 - Google Patents
山岳部等における道路の構築構造および構築方法Info
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- JPH08120622A JPH08120622A JP26382494A JP26382494A JPH08120622A JP H08120622 A JPH08120622 A JP H08120622A JP 26382494 A JP26382494 A JP 26382494A JP 26382494 A JP26382494 A JP 26382494A JP H08120622 A JPH08120622 A JP H08120622A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 片斜面の場合に安全に効率よく道路を建設で
き、道路の山側に鉛直壁を造るので、切土量および切土
面積を抑えることができるという抑止杭工法の利点を確
保し、しかも、山側の杭の土圧抵抗力を増大することが
できるのでこれを長くしてより切土量・切土面積を最少
に抑えることができることができ、さらに、ドライバー
に対する圧迫感を与えることなく、また、景観の確保も
良好である。 【構成】 道路3の山側の一列の深礎杭4の他にさらに
谷側に一列の深礎杭5を設置し、この谷側の深礎杭5の
杭頭と山側の深礎杭4の中間部を連結梁9や上床版10で
結合して道路3上を覆うシェッド14を造り、全体として
椅子のような構造とした。
き、道路の山側に鉛直壁を造るので、切土量および切土
面積を抑えることができるという抑止杭工法の利点を確
保し、しかも、山側の杭の土圧抵抗力を増大することが
できるのでこれを長くしてより切土量・切土面積を最少
に抑えることができることができ、さらに、ドライバー
に対する圧迫感を与えることなく、また、景観の確保も
良好である。 【構成】 道路3の山側の一列の深礎杭4の他にさらに
谷側に一列の深礎杭5を設置し、この谷側の深礎杭5の
杭頭と山側の深礎杭4の中間部を連結梁9や上床版10で
結合して道路3上を覆うシェッド14を造り、全体として
椅子のような構造とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、山岳部や丘陵地におい
て道路を建設するに際し、特に片斜面の場合に安全に効
率よく道路を建設できる道路の構築構造に関するもので
ある。
て道路を建設するに際し、特に片斜面の場合に安全に効
率よく道路を建設できる道路の構築構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】山岳、丘陵地で片斜面となる場所に道路
を構築しようとする場合は、通常は山側斜面をその地山
の安定勾配で切土する方法が取られる(安定勾配切土工
法)。
を構築しようとする場合は、通常は山側斜面をその地山
の安定勾配で切土する方法が取られる(安定勾配切土工
法)。
【0003】このように地山の安定勾配で切土すると、
切土が斜面の上まで続いてしまうような場合には、図10
に示すようにグランドアンカー1によって斜面上の土が
滑るのを抑止することによって、切土勾配を急勾配にし
て切土量および切土面積を減らす方法が取られる(アン
カー抑止工法)。
切土が斜面の上まで続いてしまうような場合には、図10
に示すようにグランドアンカー1によって斜面上の土が
滑るのを抑止することによって、切土勾配を急勾配にし
て切土量および切土面積を減らす方法が取られる(アン
カー抑止工法)。
【0004】あるいは、図11に示すような直立なコンク
リート擁壁2を道路3の山側に設置して斜面上方に土塊
を支える方法(抑止擁壁工法)が取られる。擁壁2にさ
らにグランドアンカー1を併用することもある。また、
図示は省略するが、擁壁2を深礎杭のごとき大口径の杭
に代える場合もある(抑止杭工法)。
リート擁壁2を道路3の山側に設置して斜面上方に土塊
を支える方法(抑止擁壁工法)が取られる。擁壁2にさ
らにグランドアンカー1を併用することもある。また、
図示は省略するが、擁壁2を深礎杭のごとき大口径の杭
に代える場合もある(抑止杭工法)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】先に述べたように、安
定勾配切土工法では、切土量や切土面積が大きくなり、
自然環境の破壊が大きく、景観を損ない、また、維持管
理の面積が広大になるという問題がある。
定勾配切土工法では、切土量や切土面積が大きくなり、
自然環境の破壊が大きく、景観を損ない、また、維持管
理の面積が広大になるという問題がある。
【0006】図10に示すアンカー抑止工法では、自然環
境、景観の面では問題が軽減されるが、グランドアンカ
ー工の維持管理が必要となる。
境、景観の面では問題が軽減されるが、グランドアンカ
ー工の維持管理が必要となる。
【0007】図11に示す抑止擁壁工法では、前記安定勾
配切土工法やアンカー抑止工法に比べて切土量や切土面
積は小さくなるので自然環境の面では問題がないが、道
路のすぐそばに直立壁が高くそびえることになるため、
ドライバーに対して圧迫感を与えるし、コンクリートの
直立壁が出現することで景観を損なう。また、直立壁の
高さには限界がある。
配切土工法やアンカー抑止工法に比べて切土量や切土面
積は小さくなるので自然環境の面では問題がないが、道
路のすぐそばに直立壁が高くそびえることになるため、
ドライバーに対して圧迫感を与えるし、コンクリートの
直立壁が出現することで景観を損なう。また、直立壁の
高さには限界がある。
【0008】抑止杭工法は道路3の山側に鉛直壁をつく
るので、切土量および切土面積を最少に抑える方法とし
ては有効であるが、高さが大きくなると急速に抑止杭に
かかる土圧がふえるので高さに限界があり、また、ドラ
イバーに対する圧迫感がある。
るので、切土量および切土面積を最少に抑える方法とし
ては有効であるが、高さが大きくなると急速に抑止杭に
かかる土圧がふえるので高さに限界があり、また、ドラ
イバーに対する圧迫感がある。
【0009】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、片斜面の場合に安全に効率よく道路を建設でき、道
路の山側に鉛直壁を造るので、切土量および切土面積を
抑えることができるという抑止杭工法の利点を確保し、
しかも、山側の杭の土圧抵抗力を増大することができる
のでこれを長くしてより切土量・切土面積を最少に抑え
ることができることができ、さらに、ドライバーに対す
る圧迫感を与えることなく、また、景観の確保も良好で
ある山岳部等における道路の構築構造および構築方法を
提供することにある。
し、片斜面の場合に安全に効率よく道路を建設でき、道
路の山側に鉛直壁を造るので、切土量および切土面積を
抑えることができるという抑止杭工法の利点を確保し、
しかも、山側の杭の土圧抵抗力を増大することができる
のでこれを長くしてより切土量・切土面積を最少に抑え
ることができることができ、さらに、ドライバーに対す
る圧迫感を与えることなく、また、景観の確保も良好で
ある山岳部等における道路の構築構造および構築方法を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、道路の構築構造としては、第1に、道路の山
側の一列の抑止杭の他にさらに谷側に一列の抑止杭を設
置し、この谷側の杭頭と山側の杭の中間部を梁・スラブ
で結合して道路上を覆うシェッドを造り、全体として椅
子のような構造としたこと、第2に、谷側の抑止杭は道
路の中央分離帯部分に設置し、シェッドは道路の山側車
線上を覆うこと、第3に、シェッドのスラブ上に覆土し
て植栽すること、第4に、谷側の抑止杭は相互に空間を
存することを要旨とするものである。
するため、道路の構築構造としては、第1に、道路の山
側の一列の抑止杭の他にさらに谷側に一列の抑止杭を設
置し、この谷側の杭頭と山側の杭の中間部を梁・スラブ
で結合して道路上を覆うシェッドを造り、全体として椅
子のような構造としたこと、第2に、谷側の抑止杭は道
路の中央分離帯部分に設置し、シェッドは道路の山側車
線上を覆うこと、第3に、シェッドのスラブ上に覆土し
て植栽すること、第4に、谷側の抑止杭は相互に空間を
存することを要旨とするものである。
【0011】また、道路の構築方法としては、道路の山
側の一列の抑止杭を施工し、その谷側を切土し、谷側に
一列の抑止杭を施工し、この谷側の杭頭と山側の杭の中
間部を梁・スラブで結合し、さらに、その下を排土して
道路上を覆うシェッドを造ることを要旨とするものであ
る。
側の一列の抑止杭を施工し、その谷側を切土し、谷側に
一列の抑止杭を施工し、この谷側の杭頭と山側の杭の中
間部を梁・スラブで結合し、さらに、その下を排土して
道路上を覆うシェッドを造ることを要旨とするものであ
る。
【0012】
【作用】請求項1記載の本発明によれば、土圧に抵抗す
るのが山側と谷側の2列の抑止杭、および梁・スラブで
構成される椅子のようなフレーム構造となったので、1
列の杭に比べて土圧抵抗力が増大し、その結果、山側の
杭を長くして切土量をより小さく抑えることができる。
るのが山側と谷側の2列の抑止杭、および梁・スラブで
構成される椅子のようなフレーム構造となったので、1
列の杭に比べて土圧抵抗力が増大し、その結果、山側の
杭を長くして切土量をより小さく抑えることができる。
【0013】また、シェッドにより覆うことで景観を確
保でき、さらに、ドライバーにとっては直立壁がそびえ
るのではなく、道路がシェッドで保護されているので圧
迫感がなくなり、安心感のある構造が得られる。
保でき、さらに、ドライバーにとっては直立壁がそびえ
るのではなく、道路がシェッドで保護されているので圧
迫感がなくなり、安心感のある構造が得られる。
【0014】請求項2記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、対向車線のある複数車線の道路で谷側の抑止
杭が道路の中央分離の役割をすることができる。
に加えて、対向車線のある複数車線の道路で谷側の抑止
杭が道路の中央分離の役割をすることができる。
【0015】請求項3記載の本発明によれば、シェッド
のスラブ上に覆土して植栽を施すことで山側杭の大半が
緑で保護されるので、景観もより著しく改善できる。
のスラブ上に覆土して植栽を施すことで山側杭の大半が
緑で保護されるので、景観もより著しく改善できる。
【0016】請求項4記載の本発明によれば、谷側の抑
止杭は相互に空間を存するのでシェッド内の照明設備が
軽減され、また、換気設備が不要となる。
止杭は相互に空間を存するのでシェッド内の照明設備が
軽減され、また、換気設備が不要となる。
【0017】請求項5記載の本発明によれば、まず、道
路の山側の一列の抑止杭を施工してからその谷側を切土
するので、この切土の際の土圧は抑止杭で抑えることが
でき、さらに、シェッドの下はシェッドを造ったあとで
これを行うので、谷側の杭頭と山側の杭の中間部を連結
する梁・スラブの施工も高所作業にならずにすみ、片斜
面の場合に安全に効率よく道路を建設できるものとな
る。
路の山側の一列の抑止杭を施工してからその谷側を切土
するので、この切土の際の土圧は抑止杭で抑えることが
でき、さらに、シェッドの下はシェッドを造ったあとで
これを行うので、谷側の杭頭と山側の杭の中間部を連結
する梁・スラブの施工も高所作業にならずにすみ、片斜
面の場合に安全に効率よく道路を建設できるものとな
る。
【0018】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明の山岳部等における道路の構築
構造および構築方法の1実施例を示す縦断側面図、図2
は同上平面図、図3は図1のA−A線断面図、図4は図
1のB−B線断面図である。
説明する。図1は本発明の山岳部等における道路の構築
構造および構築方法の1実施例を示す縦断側面図、図2
は同上平面図、図3は図1のA−A線断面図、図4は図
1のB−B線断面図である。
【0019】先に本発明の道路の構築構造について述べ
ると、道路3の山側に一列の抑止用の深礎杭4を構築
し、この深礎杭4に対し道路3の山側車線3aと谷側車
線3bを区画する中央分離帯部分に谷側の抑止杭として
の深礎杭5を構築する。
ると、道路3の山側に一列の抑止用の深礎杭4を構築
し、この深礎杭4に対し道路3の山側車線3aと谷側車
線3bを区画する中央分離帯部分に谷側の抑止杭として
の深礎杭5を構築する。
【0020】前記深礎杭4の相互間は土留壁6で閉塞
し、深礎杭5は一列に並ぶのに相互に空間7を存するも
のとし、この深礎杭5の周面には化粧コンクリート8を
施す。また、深礎杭4や土留壁6の露出面にもコンクリ
ート等の不燃材料による化粧を施す。
し、深礎杭5は一列に並ぶのに相互に空間7を存するも
のとし、この深礎杭5の周面には化粧コンクリート8を
施す。また、深礎杭4や土留壁6の露出面にもコンクリ
ート等の不燃材料による化粧を施す。
【0021】この谷側の深礎杭5の杭頭と山側の深礎杭
4の中間部を連結梁9とスラブとなる上床版10で結合し
て道路3の山側車線上を覆うシェッド14を造り、全体と
して椅子のような構造とする。
4の中間部を連結梁9とスラブとなる上床版10で結合し
て道路3の山側車線上を覆うシェッド14を造り、全体と
して椅子のような構造とする。
【0022】また、シェッド11の上床版10の上に覆土11
をして図5にも示すようにここに植栽12をした。
をして図5にも示すようにここに植栽12をした。
【0023】なお、山側の深礎杭4の上方は切土による
法面13とし、図示は省略するが必要に応じてロックボル
トを格子状あるいは千鳥状に配設する。
法面13とし、図示は省略するが必要に応じてロックボル
トを格子状あるいは千鳥状に配設する。
【0024】次に施工の手順について説明すると、図6
に施工のフローを、また、図7〜図9に施工時の工程別
の状態を示すが、準備工としては山の上方部分の切土に
よる切土工と法面工を各段ごとに行う。
に施工のフローを、また、図7〜図9に施工時の工程別
の状態を示すが、準備工としては山の上方部分の切土に
よる切土工と法面工を各段ごとに行う。
【0025】そして、図7に示すように山側の深礎杭4
を掘削機15にて施工する。次いで、この深礎杭4の谷側
を切土して、深礎杭4の相互間の切土面にはコンクリー
ト土留壁を施工する。
を掘削機15にて施工する。次いで、この深礎杭4の谷側
を切土して、深礎杭4の相互間の切土面にはコンクリー
ト土留壁を施工する。
【0026】次に、図8に示すように谷側の深礎杭5を
施工し、図9に示すように谷側の深礎杭5の杭頭と山側
の深礎杭4の中間部を連結梁9と上床版10で結合して道
路3の山側車線3a上を覆うシェッド14を造る。
施工し、図9に示すように谷側の深礎杭5の杭頭と山側
の深礎杭4の中間部を連結梁9と上床版10で結合して道
路3の山側車線3a上を覆うシェッド14を造る。
【0027】この場合、連結梁9の下端を施工基面と
し、山側の深礎杭4との鉄筋結合は予め深礎杭の施工時
アンカー鉄筋を埋込み、梁鉄筋と結合する。上床版10の
打継目は止水板を用い防水性を図る。
し、山側の深礎杭4との鉄筋結合は予め深礎杭の施工時
アンカー鉄筋を埋込み、梁鉄筋と結合する。上床版10の
打継目は止水板を用い防水性を図る。
【0028】シェッド14を造った後で、谷側の深礎杭5
の谷側を掘削・排土し、シェッド14内の捨土を行い、道
路3を施工する。
の谷側を掘削・排土し、シェッド14内の捨土を行い、道
路3を施工する。
【0029】なお、前記実施例は谷側の深礎杭5は道路
3の中央分離帯部分に設置し、シェッド14は道路の山側
車線3a上を覆うこととしたが、谷側の深礎杭5を谷側
車線3bの谷側に位置させ、シェッド14で山側車線3a
と谷側車線3bの両方を覆うようにすることも可能であ
る。
3の中央分離帯部分に設置し、シェッド14は道路の山側
車線3a上を覆うこととしたが、谷側の深礎杭5を谷側
車線3bの谷側に位置させ、シェッド14で山側車線3a
と谷側車線3bの両方を覆うようにすることも可能であ
る。
【0030】そして、さらに、車線が増える場合は、谷
側の深礎杭5に対してさらに谷側に深礎杭やシェッドを
設けることも考えられる。
側の深礎杭5に対してさらに谷側に深礎杭やシェッドを
設けることも考えられる。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように本発明の山岳部等にお
ける道路の構築構造および構築方法は、構築方法として
は山岳部や丘陵地において道路を建設するに際し、特に
片斜面の場合に安全に効率よく道路を建設できるもので
ある。
ける道路の構築構造および構築方法は、構築方法として
は山岳部や丘陵地において道路を建設するに際し、特に
片斜面の場合に安全に効率よく道路を建設できるもので
ある。
【0032】また、構築構造としては、山側の深礎杭を
高く設定することによって、切土量および用地面積を大
幅に削減できる。
高く設定することによって、切土量および用地面積を大
幅に削減できる。
【0033】さらに、上部切土部分に表層すべりや落石
が発生しても、シェッドが本線を保護しているので、安
全である。また、ドライバーに与える圧迫感がシェッド
構造によって大幅に軽減される。
が発生しても、シェッドが本線を保護しているので、安
全である。また、ドライバーに与える圧迫感がシェッド
構造によって大幅に軽減される。
【0034】さらに、山側の深礎杭の中間部分を谷側の
深礎杭、梁・スラブで抑える形のチェアー型シェッド構
造としたので、山側の深礎杭にかかる荷重が軽減でき
る。
深礎杭、梁・スラブで抑える形のチェアー型シェッド構
造としたので、山側の深礎杭にかかる荷重が軽減でき
る。
【0035】また、谷側の深礎杭の高さを山側の深礎杭
より低くしてチェアー型としたので、設計の自由度が高
く、土圧・切土量・コスト等を考慮して最適形状を設計
することができる。
より低くしてチェアー型としたので、設計の自由度が高
く、土圧・切土量・コスト等を考慮して最適形状を設計
することができる。
【0036】構造物は鉄筋コンクリート構造であり、ア
ンカー工法併用のごとき定期的なメンテナンスは不要
で、維持管理が容易である。
ンカー工法併用のごとき定期的なメンテナンスは不要
で、維持管理が容易である。
【0037】シェッドのスラブ上を覆土し、植栽を施す
ことによって、緑化と同時に山側の深礎杭を覆い隠し、
景観を改善できる。また、スラブ上に新たな人工地盤が
築造され、負荷価値が増大する。
ことによって、緑化と同時に山側の深礎杭を覆い隠し、
景観を改善できる。また、スラブ上に新たな人工地盤が
築造され、負荷価値が増大する。
【0038】また、谷側の杭間を空けることで、採光や
換気の設備が軽減できる。
換気の設備が軽減できる。
【図1】本発明の山岳部等における道路の構築構造およ
び構築方法の1実施例を示す縦断側面図である。
び構築方法の1実施例を示す縦断側面図である。
【図2】本発明の山岳部等における道路の構築構造およ
び構築方法の1実施例を示す平面図である。
び構築方法の1実施例を示す平面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】図1のB−B線断面図である。
【図5】本発明の山岳部等における道路の構築構造の外
観斜視図である。
観斜視図である。
【図6】本発明の山岳部等における道路の構築方法の流
れ図である。
れ図である。
【図7】本発明の山岳部等における道路の構築方法の第
1工程の平面図である。
1工程の平面図である。
【図8】本発明の山岳部等における道路の構築方法の第
2工程の平面図である。
2工程の平面図である。
【図9】本発明の山岳部等における道路の構築方法の第
3工程の平面図である。
3工程の平面図である。
【図10】従来例を示す縦断側面図である。
【図11】他の従来例を示す縦断側面図である。
1…グランドアンカー 2…擁壁 3…道路 3a…山側車線 3b…谷側車線 4…深礎杭 5…深礎杭 6…土留壁 7…空間 8…化粧コンクリート 9…連結梁 10…上床版 11…覆土 12…植栽 13…法面 14…シェッド 15…掘削機
フロントページの続き (72)発明者 東尾 啓司 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 長屋 正勝 神奈川県横浜市中区太田町四丁目51番地 鹿島建設株式会社横浜支店内
Claims (5)
- 【請求項1】 道路の山側の一列の抑止杭の他にさらに
谷側に一列の抑止杭を設置し、この谷側の杭頭と山側の
杭の中間部を梁・スラブで結合して道路上を覆うシェッ
ドを造り、全体として椅子のような構造としたことを特
徴とした山岳部等における道路の構築構造。 - 【請求項2】 谷側の抑止杭は道路の中央分離帯部分に
設置し、シェッドは道路の山側車線上を覆う請求項1記
載の道路の構築構造。 - 【請求項3】 シェッドのスラブ上に覆土して植栽する
請求項1または請求項2記載の道路の構築構造。 - 【請求項4】 谷側の抑止杭は相互に空間を存する請求
項1乃至請求項3のいずれかに記載の道路の構築構造。 - 【請求項5】 道路の山側の一列の抑止杭を施工し、そ
の谷側を切土し、谷側に一列の抑止杭を施工し、この谷
側の杭頭と山側の杭の中間部を梁・スラブで結合し、さ
らに、その下を排土して道路上を覆うシェッドを造るこ
とを特徴とした山岳部等における道路の構築方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26382494A JP2867320B2 (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | 山岳部等における道路の構築構造および構築方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26382494A JP2867320B2 (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | 山岳部等における道路の構築構造および構築方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08120622A true JPH08120622A (ja) | 1996-05-14 |
JP2867320B2 JP2867320B2 (ja) | 1999-03-08 |
Family
ID=17394743
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26382494A Expired - Fee Related JP2867320B2 (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | 山岳部等における道路の構築構造および構築方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2867320B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107288046A (zh) * | 2017-08-09 | 2017-10-24 | 中国地质环境监测院 | 特大高位泥石流自复位耗能拦挡结构及实施方法 |
-
1994
- 1994-10-27 JP JP26382494A patent/JP2867320B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107288046A (zh) * | 2017-08-09 | 2017-10-24 | 中国地质环境监测院 | 特大高位泥石流自复位耗能拦挡结构及实施方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2867320B2 (ja) | 1999-03-08 |
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