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JPH08118894A - 消しゴム - Google Patents

消しゴム

Info

Publication number
JPH08118894A
JPH08118894A JP28904994A JP28904994A JPH08118894A JP H08118894 A JPH08118894 A JP H08118894A JP 28904994 A JP28904994 A JP 28904994A JP 28904994 A JP28904994 A JP 28904994A JP H08118894 A JPH08118894 A JP H08118894A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
weight
manufactured
eraser
copolymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28904994A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Yuma
一幸 遊馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Pentel Co Ltd filed Critical Pentel Co Ltd
Priority to JP28904994A priority Critical patent/JPH08118894A/ja
Publication of JPH08118894A publication Critical patent/JPH08118894A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体、塩化ビニル−ビニルアルコール共重合体、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−塩化ビニル共重
合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体−ポリ塩化ビニル
グラフト重合体などの基材樹脂と、多塩基性酸エステル
系や高分子系の可塑剤と、ポリ塩化ビニリデン−アクリ
ロニトリル共重合体、アクリロニトリル−アクリルエス
テル共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン、スチレ
ン−アクリル共重合体などよりなる中空樹脂粒子とから
なるもの。 【効果】 消去性に優れるとともに、寸法・形状安定
性、引っ張り強度にも優れたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、消しゴムに関する。
【0002】
【従来の技術】消しゴムは、基材樹脂と可塑剤と必要に
応じて充填剤、安定剤、二次可塑剤などとを適宜混合・
撹拌して消しゴム材料にし、それを加熱・成形すること
により得ていた。成形方法としては、型への流し込み
や、押し出し等が知られている。消しゴムは、消去の際
の摩擦で筆跡を吸着し、吸着した筆跡を消しカスとして
消しゴムから排除することによって筆跡を消去してい
た。従って、効率よく消しカスを発生させることは消去
性を向上させる一手段であり、具体的には消しゴムに空
隙を形成させる方法が提案されている。例えば、特公昭
36−22736号公報に開示されている、消しゴム材
料中に発泡剤を含ませ、加工時の熱で発泡剤を分解し気
体を発生させて空隙を形成する方法や、消しゴム材料に
空気またはその他の気体を巻き込み、泡立てた後、加熱
・成形する方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記、特公昭36−2
2736号公報に開示されている、消しゴム材料中に発
泡剤を含ませ、加工の際の熱で発泡剤を分解し気体を発
生させて空隙を形成する方法では、発泡剤から発生した
気体同士が接触して空隙が大きくなるなどによって、形
成された空隙の大きさのバラツキが非常に大きく、成形
した消しゴムの強度が不十分となるという問題が有っ
た。また、消しゴム材料に空気またはその他の気体を巻
き込み泡立てる方法では、消しゴム材料のチクソトロピ
ー性が大となり、上記問題の他に消しゴムの出来上がり
に不良が発生しやすいという問題が有った。その問題と
は、流し込み成形では、型への流し込みがしにくい、押
し出し成形では消しゴム材料のスクリューへの喰い込み
の悪さから寸法が安定しないということである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、消去性能の優
れた消しゴムであって、消しゴム自体の強度も十分有
し、成形した時の形状・寸法が安定した消しゴムを提供
するものである。
【0005】本発明は基材樹脂と可塑剤と中空樹脂粒子
とからなる消しゴムを要旨とする。
【0006】基材樹脂は、重合度400〜3000のポ
リ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化
ビニル−ビニルアルコール共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、エチレン−塩化ビニル共重合体、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体−ポリ塩化ビニルグラフト重合
体などが挙げられる。具体的には日本ゼオン(株)製の
ゼオン121、同131(以上、ポリ塩化ビニル)、同
38J、同135J、同400X150(以上、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体)や三菱化成ビニル(株)製
のビニカP410、同P440、同P510(以上、ポ
リ塩化ビニル)、P500(塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体)や東ソー(株)製のリューロンTH−700、
同TH−1000、同TH−1300(以上、ポリ塩化
ビニル)、同TC−806(塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体)、同E−800、同E−1300(以上、エチ
レン−塩化ビニル共重合体)、H−110(エチレン−
酢酸ビニル共重合体)などが挙げられる。基材樹脂は、
使用時、可塑剤と混合撹拌してプラスチゾルやオルガノ
ゾルなどのゾルとして用いる場合が多く、その為、基材
樹脂の粒子径は1mm以下が好ましい。
【0007】可塑剤は上記基材樹脂を可塑化させるため
に用いるが、フタル酸ジエチルヘキシル、フタル酸ジノ
ルマルオクチル、フタル酸イソノニル、フタル酸ジブチ
ル、アジピン酸ジオクチル、アゼライン酸ジオクチル、
リン酸トリクレシル、クエン酸トリエチル、アセチルク
エン酸トリブチルなどの多塩基性酸エステル系可塑剤や
アジピン酸、アゼライン酸、セバチン酸、フタル酸など
の二塩基性酸とグリコール、塩化パラフィン、脂肪族炭
化水素、グリセリン類および一塩基性酸などとのポリマ
ー、アクリロニトリル系合成ゴム、ポリエチレングリコ
ールエステル、ファクチスのような高分子系可塑剤が挙
げられる。可塑剤の使用量は、基材樹脂の種類によって
も異なるが、消しゴムの硬さ、消去感などの関係から、
基材樹脂100重量部に対して80〜200重量部使用
するのが好ましい。
【0008】本発明に使用する中空樹脂粒子は消しゴム
に空隙を形成させるために使用するが、材質としてはポ
リ塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、アクリ
ロニトリル−アクリルエステル共重合体、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、スチレン−アクリル共重合体など
が挙げられる。この材質の選択にあたっては、用いられ
る可塑剤に成形温度以下で溶解しないものを選択する必
要がある。また、原材料として用いる中空樹脂粒子は、
該中空部分に、ブタン、ペンタン等の低沸点炭化水素、
フロン等の低沸点ハロゲン化炭化水素、その他低沸点有
機溶剤などを含んだものを使用することも可能である。
内封物を有する中空樹脂粒子は、内封された内封物が成
形時の熱により膨張して空隙を形成し、膨張と同時に蒸
散・気散する。なお、中空樹脂粒子の樹脂は、50℃以
上で軟化が開始するような材質であることが適切であ
る。これは、50℃未満で軟化してしまう材質の粒子で
は、成形が開始される前に中空樹脂粒子の膨張が開始さ
れてしまい、成形途中で中空樹脂粒子が破裂してしまう
恐れが有るためである。中空樹脂粒子の具体例として
は、日本合成ゴム(株)製のJSR中空粒子SX863
(P)、同SX863(A)、同SX864(B)、同
SX865(B)を乾燥したもの、ローム・アンド・ハ
ース・ジャパン(株)製のローペイクHP−91、同O
J−84Jを乾燥したものなどがあげられる。必要とす
る消しゴムの空隙の大きさや使用する中空樹脂粒子の粒
子径により、中空樹脂粒子の使用量は異なるが、空隙形
成の効果を考慮すると、基材樹脂100重量部に対して
5〜20重量部使用するのが好ましい。また、中空部分
に膨張性物質を内封したものとしては、松本油脂製薬
(株)製のマツモトマイクロスフェアーF−30、同F
−50、同F−30VSD、同F−40、同F−80V
SD、同F−80GSD、同F−30D等があげられ
る。必要とする空隙の大きさや成形温度により内封物が
選択されるが、ゲル化温度より高い沸点の物質を内封す
ると、マイクロカプセルが膨張せず、空隙の効果が少な
くなってしまうので、沸点の低い物質を用いることが好
ましい。使用する量は、内封物質により異なるが、本発
明の効果を考慮すると、基材樹脂100重量部に対して
1〜20重量部使用するのが好ましい。
【0009】また、場合により重質炭酸カルシウム、軽
質炭酸カルシウム、シリカ、珪藻土、酸化マグネシウ
ム、タルク、セリサイト、石英粉末、モンモリロナイト
などの充填剤、筆跡消去の為の溶剤、ゾルの粘度調整の
ための溶剤、ゲル化後の硬度調整のための溶剤、有機顔
料、無機顔料、染料等の着色材、安定剤、滑剤、二次可
塑剤、紫外線吸収剤、防カビ剤など従来消しゴムに使用
されていた各種添加物を適宜選択して使用することも可
能であり、更にインキ等を溶解するマイクロカプセルや
研磨剤を添加すれば、鉛筆筆跡以外の、インキによる筆
跡やコピー機の複写跡を消去することも可能である。
【0010】
【作用】消しゴム材料中に発泡剤を含ませ、加工の際の
熱で、発泡剤を分解させて気体を発生させて空隙を形成
する方法や、流動性の消しゴム材料に空気またはその他
の気体を巻き込み泡立てる方法では、空隙を形成する気
体同士が接触し、空隙が大きくなるものもある。その結
果、形成された空隙の大きさのバラツキが非常に大きく
なってしまう。これに対して、本発明の消しゴムを成形
する場合、空隙と消しゴム素材との間には、中空樹脂粒
子の殻壁が介在するので、これにより、空隙同士が直接
接触せず、形成される空隙の大きさのバラツキは、中空
樹脂粒子の外径バラツキに起因するするもののみとな
り、その結果、大きさのバラツキの小さい空隙を形成で
きる。この結果、成形された消しゴムは、引っ張り強度
が強い。また、中空樹脂粒子を含む消しゴム材料は、空
気またはその他の気体を巻き込み泡立てた消しゴム材料
に比較してチクソトロピー性は小さいので、型への流し
込みが良好であり、押し出し成形では消しゴム材料のス
クリューへの喰い込みが良好となり寸法が安定する。
【0011】
【実施例】
実施例1 ポリ塩化ビニル(ゼオン121、日本ゼオン(株)製) 100重量部 可塑剤(フタル酸ジエチルヘキシル、新日本理化(株)製) 150重量部 塩化ビニリデン殻壁中空樹脂粒子(マイクロスフェアーF−30VSD、平均 粒子径4〜6μm、内封物イソブタン、松本油脂製薬(株)製) 10重量部 軽質炭酸カルシウム(TP−111、奥多摩工業(株)製) 120重量部 エポキシ化大豆油(アデカサイザーO−130P、旭電化(株)製)5重量部 上記成分を混合撹拌し、755mmHg以上で1分間真
空脱泡し、120℃に保温した内寸50mm×20mm
×15mmのアルミ製の型に流し込み、7分間放置後、
水冷して型から取り出す流し込み成形方法により消しゴ
ムを得た。
【0012】実施例2 ポリ塩化ビニル(ゼオン121、日本ゼオン(株)製) 100重量部 可塑剤(フタル酸ジイソノニル、新日本理化(株)製) 150重量部 アクリロニトリル系殻壁中空樹脂粒子(マイクロスフェアーF−40、粒子径 10〜20μm、内封物イソブタン、イソペンタン、松本油脂製薬(株)製) 5重量部 重質炭酸カルシウム(ホワイトンB、白石工業(株)製) 120重量部 エポキシ化大豆油(アデカサイザーO−130P、旭電化(株)製)5重量部 上記成分を実施例1と同様になして消しゴムを得た。
【0013】実施例3 ポリ塩化ビニル(ゼオン121、日本ゼオン(株)製) 100重量部 可塑剤(フタル酸ジノルマルオクチル、新日本理化(株)製) 150重量部 アクリロニトリル系殻壁中空樹脂粒子(マイクロスフェアーF−80VSD、 平均粒子径5〜8μm、内封物イソペンタン、松本油脂製薬(株)製) 5重量部 軽質炭酸カルシウム(PC、白石工業(株)製) 130重量部 エポキシ化大豆油(アデカサイザーO−130P、旭電化(株)製)5重量部 上記成分を実施例1と同様になして消しゴムを得た。
【0014】実施例4 ポリ塩化ビニル(ゼオン121、日本ゼオン(株)製) 100重量部 可塑剤(フタル酸ジエチルヘキシル、新日本理化(株)製) 150重量部 塩化ビニリデン殻壁中空樹脂粒子(マイクロスフェアーF−30VSD、平均 粒子径4〜6μm、内封物イソブタン、松本油脂製薬(株)製) 10重量部 軽質炭酸カルシウム(TP−111、奥多摩工業(株)製) 120重量部 エポキシ化大豆油(アデカサイザーO−130P、旭電化(株)製)5重量部 上記成分を混合撹拌し、755mmHg以上で1分間真
空脱泡し、押し出し成形機(OSE−C112A、電熱
加熱、5分割独立制御、スクリュー:フルフライト 圧
縮比:2.15 L/D=26、(株)長田製作所製)
にて直径15mmの円筒状に成形し、冷却・切断して消
しゴムを得た。
【0015】実施例5 ポリ塩化ビニル(ゼオン121、日本ゼオン(株)製) 100重量部 可塑剤(フタル酸ジイソノニル、新日本理化(株)製) 150重量部 アクリロニトリル系殻壁中空樹脂粒子(マイクロスフェアーF−40、粒子径 10〜20μm、内封物イソブタン、イソペンタン、松本油脂製薬(株)製) 5重量部 重質炭酸カルシウム(ホワイトンB、白石工業(株)製) 120重量部 エポキシ化大豆油(アデカサイザーO−130P、旭電化(株)製)5重量部 上記成分を実施例4と同様になして消しゴムを得た。
【0016】実施例6 ポリ塩化ビニル(ゼオン121、日本ゼオン(株)製) 100重量部 可塑剤(フタル酸ジノルマルオクチル、新日本理化(株)製) 150重量部 アクリロニトリル系殻壁中空樹脂粒子(マイクロスフェアーF−80VSD、 平均粒子径5〜8μm、内封物イソペンタン、松本油脂製薬(株)製) 5重量部 軽質炭酸カルシウム(PC、白石工業(株)製) 130重量部 エポキシ化大豆油(アデカサイザーO−130P、旭電化(株)製)5重量部 上記成分を実施例4と同様になして消しゴムを得た。
【0017】比較例1 ポリ塩化ビニル(ゼオン121、日本ゼオン(株)製) 100重量部 可塑剤(フタル酸ジエチルヘキシル、新日本理化(株)製) 150重量部 発泡剤(ジニトロソ・ペンタメチレン・テトラシン) 7重量部 軽質炭酸カルシウム(TP−111、奥多摩工業(株)製) 120重量部 エポキシ化大豆油(アデカサイザーO−130P、旭電化(株)製)5重量部 上記成分を実施例1と同様になして消しゴムを得た。
【0018】比較例2 ポリ塩化ビニル(ゼオン121、日本ゼオン(株)製) 100重量部 可塑剤(フタル酸ジイソノニル、新日本理化(株)製) 150重量部 重質炭酸カルシウム(ホワイトンB、白石工業(株)製) 120重量部 エポキシ化大豆油(アデカサイザーO−130P、旭電化(株)製)5重量部 上記成分を、ホモミキサーで空気を巻き込ませながら混
合撹拌し、真空脱泡せず、120℃に保温した内寸50
mm×20mm×15mmのアルミ製の型に流し込み、
7分間放置後、水冷して型から取り出す流し込み成形方
法により消しゴムを得た。
【0019】比較例3 ポリ塩化ビニル(ゼオン121、日本ゼオン(株)製) 100重量部 可塑剤(フタル酸ジノルマルオクチル、新日本理化(株)製) 150重量部 軽質炭酸カルシウム(PC、白石工業(株)製) 130重量部 エポキシ化大豆油(アデカサイザーO−130P、旭電化(株)製)5重量部 上記成分を実施例1と同様になして消しゴムを得た。
【0020】比較例4 ポリ塩化ビニル(ゼオン121、日本ゼオン(株)製) 100重量部 可塑剤(フタル酸ジエチルヘキシル、新日本理化(株)製) 150重量部 発泡剤(ジニトロソ・ペンタメチレン・テトラシン) 7重量部 軽質炭酸カルシウム(TP−111、奥多摩工業(株)製) 120重量部 エポキシ化大豆油(アデカサイザーO−130P、旭電化(株)製)5重量部 上記成分を実施例4と同様になして消しゴムを得た。
【0021】比較例 5 ポリ塩化ビニル(ゼオン121、日本ゼオン(株)製) 100重量部 可塑剤(フタル酸ジイソノニル、新日本理化(株)製) 150重量部 重質炭酸カルシウム(ホワイトンB、白石工業(株)製) 120重量部 エポキシ化大豆油(アデカサイザーO−130P、旭電化(株)製)5重量部 上記成分を押し出し機ホッパー内でホモミキサーで空気
を巻き込ませるよう撹拌しながら押し出し成形機(OS
E−C112A、電熱加熱、5分割独立制御、スクリュ
ー:フルフライト 圧縮比:2.15 L/D=26、
(株)長田製作所製)にて直径15mmの円筒状に成形
し、冷却・切断して消しゴムを得た。
【0022】比較例6 ポリ塩化ビニル(ゼオン121、日本ゼオン(株)製) 100重量部 可塑剤(フタル酸ジノルマルオクチル、新日本理化(株)製) 150重量部 軽質炭酸カルシウム(PC、白石工業(株)製) 130重量部 エポキシ化大豆油(アデカサイザーO−130P、旭電化(株)製)5重量部 上記成分を実施例4と同様になして消しゴムを得た。
【0023】上記実施例1〜6、比較例1、2、4、5
で得た消しゴムを切断し、切断面を観察したところ中空
の空隙が形成されていた。また、実施例1〜6、比較例
1〜6で得た消しゴムについて試験を行った。結果を表
1及び表2に示す。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】消字率は、JIS S 6060 4.4
の方法により測定した。単位は%である。
【0027】型への流入性は、成形した後の消しゴムの
形状を観察し、成形金型の形状と比較した。
【0028】引っ張り強度は、成形した消しゴムの一端
を固定し、もう一端をプッシュプルゲージPS型
((株)今田製作所製、最大測定荷重30kgf)の引
っ張り強度測定部に固定し、消しゴムが引っ張られて切
断した際の強度を計測した。単位はkgf/cm2 であ
る。
【0029】押し出し安定性は、成形した消しゴムの直
径を1m毎に計測し、100個のデータの標準偏差で示
した。数値の小さい方が安定性が高い。単位はmmであ
る。
【0030】空隙の大きさは、走査型電子顕微鏡JSM
−100型(日本電子(株)製)を用いて、消しゴム断
面の任意の場所を100倍で観察し、空隙の大きさを測
定し、その測定値の最大値と最小値を測定した。空隙の
バラツキは、前記の最大値と最小値の差で示した。単位
はμmである。
【0031】表1及び表2より明らかなように、内部に
空隙のある実施例1〜6及び比較例1、2、4、5は略
同程度の消字率であり、内部に空隙の無い比較例3、6
の消字率に比較して良好である。また、実施例2と比較
例2との型への流入性を比較すると実施例2ほうが優れ
ており、実施例5と比較例5との押出し安定性を比較す
ると実施例5の方が優れている。
【0032】
【発明の効果】本発明に係る消しゴムは、消去性に優れ
るとともに、寸法・形状安定性、引っ張り強度にも優れ
たものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材樹脂と可塑剤と中空樹脂粒子とから
    なる消しゴム。
JP28904994A 1994-10-28 1994-10-28 消しゴム Pending JPH08118894A (ja)

Priority Applications (1)

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JP28904994A JPH08118894A (ja) 1994-10-28 1994-10-28 消しゴム

Applications Claiming Priority (1)

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JP28904994A JPH08118894A (ja) 1994-10-28 1994-10-28 消しゴム

Publications (1)

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ID=17738167

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6124029A (en) * 1994-08-03 2000-09-26 Ticona Gmbh Oriented film composed of thermoplastic polymer with particulate hollow bodies, a process for its production and its use
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