JPH0811880B2 - 印刷模様を有する液体容器用原紙の製造方法 - Google Patents
印刷模様を有する液体容器用原紙の製造方法Info
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- JPH0811880B2 JPH0811880B2 JP58043900A JP4390083A JPH0811880B2 JP H0811880 B2 JPH0811880 B2 JP H0811880B2 JP 58043900 A JP58043900 A JP 58043900A JP 4390083 A JP4390083 A JP 4390083A JP H0811880 B2 JPH0811880 B2 JP H0811880B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、剛性を有する液体用紙容器の製函素材とし
て使用される印刷模様を有する厚紙の製造方法に関する
ものである。
て使用される印刷模様を有する厚紙の製造方法に関する
ものである。
[従来の技術] 剛性を有する液体用紙容器の製函素材として使用され
る厚紙は、通常坪量150g/m2以上の紙であり、これに印
刷模様を付すには、坪量100g/m2以下の薄紙やフィルム
に印刷を付す際に使用されている例えば一般のグラビア
印刷機等による印刷は不可能である。
る厚紙は、通常坪量150g/m2以上の紙であり、これに印
刷模様を付すには、坪量100g/m2以下の薄紙やフィルム
に印刷を付す際に使用されている例えば一般のグラビア
印刷機等による印刷は不可能である。
このため、このような厚紙に対しては、厚紙専用の大
型印刷機である例えば、ボブスト・チャンプレン・グラ
ビア輪転機による印刷が行われている。
型印刷機である例えば、ボブスト・チャンプレン・グラ
ビア輪転機による印刷が行われている。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、前記した厚紙専用の大型印刷機を利用する
厚紙への印刷は、印刷コスト自体が高価であるだけでな
く、高価な厚紙に直接印刷を行うものであるため、印刷
ミスや印刷汚れによる損紙に基づく失費も大きく、これ
らの理由により価格が高騰する欠点がある。
厚紙への印刷は、印刷コスト自体が高価であるだけでな
く、高価な厚紙に直接印刷を行うものであるため、印刷
ミスや印刷汚れによる損紙に基づく失費も大きく、これ
らの理由により価格が高騰する欠点がある。
これに対して本発明は、坪量100g/m2以下の薄紙やフ
ィルムに印刷付す際に使用されている例えば一般のグラ
ビア印刷機等による印刷を施し、しかも十分な剛性を有
する液体用紙容器に製函される厚紙を製造する方法に関
するもので、印刷模様を有する液体容器用厚紙を廉価に
供給できる製造方法を提供する。
ィルムに印刷付す際に使用されている例えば一般のグラ
ビア印刷機等による印刷を施し、しかも十分な剛性を有
する液体用紙容器に製函される厚紙を製造する方法に関
するもので、印刷模様を有する液体容器用厚紙を廉価に
供給できる製造方法を提供する。
[問題を解決するための手段] 上記課題は、以下の構成による本発明の印刷模様を有
する液体容器用厚紙の製造方法によつて解決される。
する液体容器用厚紙の製造方法によつて解決される。
すなわち、本発明は、 坪量100g/m2以下のコート紙の表面に印刷模様を付した
後、該印刷面にポリエチレン樹脂の被覆合成樹脂層を形
成することによって印刷コート紙を得るか、あるいは合
成紙の表面に印刷模様を付すことによって印刷合成紙を
得る工程と、前記印刷コート紙の裏面あるいは前記印刷
合成紙の裏面と、裏面にポリエチレン樹脂層を有するク
ラフト紙の表面とを、ポリエチレン樹脂あるいはエチレ
ン系共重合樹脂を溶融状態にして接着して積層する工程
とからなる印刷模様を有する液体容器用厚紙の製造方法
からなる。
後、該印刷面にポリエチレン樹脂の被覆合成樹脂層を形
成することによって印刷コート紙を得るか、あるいは合
成紙の表面に印刷模様を付すことによって印刷合成紙を
得る工程と、前記印刷コート紙の裏面あるいは前記印刷
合成紙の裏面と、裏面にポリエチレン樹脂層を有するク
ラフト紙の表面とを、ポリエチレン樹脂あるいはエチレ
ン系共重合樹脂を溶融状態にして接着して積層する工程
とからなる印刷模様を有する液体容器用厚紙の製造方法
からなる。
[実施例] 以下、本発明の印刷模様を有する液体容器用厚紙の製
造方法の具体例について、本発明方法で得られる図示例
の液体容器用厚紙の構成に基づいて説明する。
造方法の具体例について、本発明方法で得られる図示例
の液体容器用厚紙の構成に基づいて説明する。
第1図において符号10で表示される厚紙、及び第2図
において符号20で表示される厚紙は、いずれも本発明方
法によつて得られる液体容器用厚紙である。
において符号20で表示される厚紙は、いずれも本発明方
法によつて得られる液体容器用厚紙である。
第1図において符号10で表示される液体容器用厚紙
は、坪量100g/m2以下のコート紙14の表面に一般のグラ
ビア印刷機による印刷模様ml,ml・・・・を付した後、
該印刷面にポリエチレン樹脂の被覆合成樹脂層15を形成
することによつて印刷コート紙16を得た後、裏面にポリ
エチレン樹脂層11を有するクラフト紙12の表面13と、前
記印刷コート紙14の裏面17とを、ポリエチレン樹脂ある
いはサーリン(登録商標:デュポン(株))のようなエ
チレン系共重合樹脂18によって接着したものである。
は、坪量100g/m2以下のコート紙14の表面に一般のグラ
ビア印刷機による印刷模様ml,ml・・・・を付した後、
該印刷面にポリエチレン樹脂の被覆合成樹脂層15を形成
することによつて印刷コート紙16を得た後、裏面にポリ
エチレン樹脂層11を有するクラフト紙12の表面13と、前
記印刷コート紙14の裏面17とを、ポリエチレン樹脂ある
いはサーリン(登録商標:デュポン(株))のようなエ
チレン系共重合樹脂18によって接着したものである。
また、第2図において符号20で表示される液体容器用
厚紙は、合成紙24の表面に一般のグラビア印刷機による
印刷模様m2,m2・・・・を付すことによつて印刷合成紙2
4を得る工程と、裏面にポリエチレン樹脂層21を有する
クラフト紙22の表面と、先の印刷合成紙24の裏面25と
を、ポリエチレン樹脂あるいはサーリン(登録商標:デ
ュポン(株))のようなエチレン系共重合樹脂26によっ
て接着したものである。
厚紙は、合成紙24の表面に一般のグラビア印刷機による
印刷模様m2,m2・・・・を付すことによつて印刷合成紙2
4を得る工程と、裏面にポリエチレン樹脂層21を有する
クラフト紙22の表面と、先の印刷合成紙24の裏面25と
を、ポリエチレン樹脂あるいはサーリン(登録商標:デ
ュポン(株))のようなエチレン系共重合樹脂26によっ
て接着したものである。
以上の説明の通り、本発明の印刷模様を有する液体容
器用厚紙の製造方法は、印刷コート紙又は印刷合成紙
と、裏面にポリエチレン樹脂層を有するクラフト紙と
を、溶融状態にあるポリエチレン樹脂、あるいは例えば
エチレン・アクリレート共重合体、エチレン・アクリル
酸共重合体、エチレン・メチルアクリレート共重合体等
のエチレン系共重合樹脂で積層するものである。
器用厚紙の製造方法は、印刷コート紙又は印刷合成紙
と、裏面にポリエチレン樹脂層を有するクラフト紙と
を、溶融状態にあるポリエチレン樹脂、あるいは例えば
エチレン・アクリレート共重合体、エチレン・アクリル
酸共重合体、エチレン・メチルアクリレート共重合体等
のエチレン系共重合樹脂で積層するものである。
なお、印刷合成紙には、該印刷合成紙の表面の印刷模
様を被覆するようにして、ポリエチレン樹脂の被覆合成
樹脂層を設けてもよい。
様を被覆するようにして、ポリエチレン樹脂の被覆合成
樹脂層を設けてもよい。
また、裏面にポリエチレン樹脂層を有するクラフト紙
としては、クラフト紙とポリエチレン樹脂層との間に、
必要に応じてポリエチレンテレフタレート、ナイロン、
ポリ塩化ビニリデン等の合成樹脂の単層又は複層、ある
いはアルミニウム箔やアルミニウム蒸着層のようなガス
バリヤー層を介在させてもよい。
としては、クラフト紙とポリエチレン樹脂層との間に、
必要に応じてポリエチレンテレフタレート、ナイロン、
ポリ塩化ビニリデン等の合成樹脂の単層又は複層、ある
いはアルミニウム箔やアルミニウム蒸着層のようなガス
バリヤー層を介在させてもよい。
[発明の作用及び効果] 本発明の印刷模様を有する液体容器用厚紙の製造方法
は、坪量100g/m2以下のコート紙の表面に印刷模様を付
すか、あるいは合成紙の表面に印刷模様を付すものであ
り、従来の坪量100g/m2以下の薄紙やフィルムに印刷模
様を付す際に使用している一般のグラビア印刷機等によ
る印刷模様を形成している。
は、坪量100g/m2以下のコート紙の表面に印刷模様を付
すか、あるいは合成紙の表面に印刷模様を付すものであ
り、従来の坪量100g/m2以下の薄紙やフィルムに印刷模
様を付す際に使用している一般のグラビア印刷機等によ
る印刷模様を形成している。
このため、厚紙への印刷に使用されているボブスト・
チャンプレン・グラビア輪転機等による厚紙専用の大型
印刷機を使用する印刷工程と比較して、その印刷コスト
が廉価であり、また、印刷に供する紙自体の価格も、従
来の液体容器用厚紙に使用されている坪量150g/m2以上
の厚紙に比較して遥に廉価であるため、印刷ミスや印刷
汚れによる損紙に基づく失費も低く抑えられる。
チャンプレン・グラビア輪転機等による厚紙専用の大型
印刷機を使用する印刷工程と比較して、その印刷コスト
が廉価であり、また、印刷に供する紙自体の価格も、従
来の液体容器用厚紙に使用されている坪量150g/m2以上
の厚紙に比較して遥に廉価であるため、印刷ミスや印刷
汚れによる損紙に基づく失費も低く抑えられる。
従って、従来の坪量150g/m2以上のコート紙に直接印
刷を行う液体容器用厚紙の製造方法と比較して、貼り合
わせ工程に必要な経費を付加しても、これを補って余り
あるコストの節約が図れる。
刷を行う液体容器用厚紙の製造方法と比較して、貼り合
わせ工程に必要な経費を付加しても、これを補って余り
あるコストの節約が図れる。
また、本発明方法によって得られる印刷模様を有する
液体容器用厚紙は、該厚紙中のクラフト紙によって液体
用の紙容器に必要な剛性が得られる。
液体容器用厚紙は、該厚紙中のクラフト紙によって液体
用の紙容器に必要な剛性が得られる。
そしてこの液体容器用厚紙は、該厚紙のクラフト紙の
裏面のポリエチレン樹脂層が容器の内周面層となるよう
にして紙容器に製函されるため、容器内に充填される各
種の液体に対する衛生特性に優れた作用を奏する。
裏面のポリエチレン樹脂層が容器の内周面層となるよう
にして紙容器に製函されるため、容器内に充填される各
種の液体に対する衛生特性に優れた作用を奏する。
第1図及び第2図は、本発明方法によって得られるそれ
ぞれ別の構成による印刷模様を有する液体容器用厚紙の
模型的断面である。 10,20:印刷模様を有する液体容器用厚紙、 12,22:裏面にポリエチレン樹脂層を有するクラフト紙、 16:印刷コート紙、 24:印刷合成紙、 ml,m2:印刷模様、 18,26:ポリエチレン樹脂あるいはエチレン系共重合樹
脂。
ぞれ別の構成による印刷模様を有する液体容器用厚紙の
模型的断面である。 10,20:印刷模様を有する液体容器用厚紙、 12,22:裏面にポリエチレン樹脂層を有するクラフト紙、 16:印刷コート紙、 24:印刷合成紙、 ml,m2:印刷模様、 18,26:ポリエチレン樹脂あるいはエチレン系共重合樹
脂。
Claims (1)
- 【請求項1】坪量100g/m2以下のコート紙の表面に印刷
模様を付した後、該印刷面にポリエチレン樹脂の被覆合
成樹脂層を形成することによって印刷コート紙を得る
か、あるいは合成紙の表面に印刷模様を付すことによっ
て印刷合成紙を得る工程と、前記印刷コート紙の裏面あ
るいは前記印刷合成紙の裏面と、裏面にポリエチレン樹
脂層を有するクラフト紙の表面とを、ポリエチレン樹脂
あるいはエチレン系共重合樹脂を溶融状態にして接着し
て積層する工程とからなる印刷模様を有する液体容器用
厚紙の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58043900A JPH0811880B2 (ja) | 1983-03-16 | 1983-03-16 | 印刷模様を有する液体容器用原紙の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58043900A JPH0811880B2 (ja) | 1983-03-16 | 1983-03-16 | 印刷模様を有する液体容器用原紙の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59168200A JPS59168200A (ja) | 1984-09-21 |
JPH0811880B2 true JPH0811880B2 (ja) | 1996-02-07 |
Family
ID=12676576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58043900A Expired - Lifetime JPH0811880B2 (ja) | 1983-03-16 | 1983-03-16 | 印刷模様を有する液体容器用原紙の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0811880B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5919575A (en) * | 1997-03-04 | 1999-07-06 | Rock-Tenn Company | Plastic laminated structural board and method for making same |
JP4518597B2 (ja) * | 1998-09-01 | 2010-08-04 | 大日本印刷株式会社 | 積層体、積層体の製造方法、および包装体 |
ES2772769T3 (es) * | 2017-05-31 | 2020-07-08 | Tetra Laval Holdings & Finance | Material laminado de envasado, contenedores de envasado fabricados a partir del mismo y un método para la fabricación del material laminado |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55106698U (ja) * | 1979-01-22 | 1980-07-25 | ||
JPS613647Y2 (ja) * | 1979-12-05 | 1986-02-04 |
-
1983
- 1983-03-16 JP JP58043900A patent/JPH0811880B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59168200A (ja) | 1984-09-21 |
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