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JPH08115759A - 端子台 - Google Patents

端子台

Info

Publication number
JPH08115759A
JPH08115759A JP24950594A JP24950594A JPH08115759A JP H08115759 A JPH08115759 A JP H08115759A JP 24950594 A JP24950594 A JP 24950594A JP 24950594 A JP24950594 A JP 24950594A JP H08115759 A JPH08115759 A JP H08115759A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal block
terminal
portions
electrically connected
sandwiching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24950594A
Other languages
English (en)
Inventor
Kan Hirakawa
完 平川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JONAN DENKI SEIKI KK
Original Assignee
JONAN DENKI SEIKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JONAN DENKI SEIKI KK filed Critical JONAN DENKI SEIKI KK
Priority to JP24950594A priority Critical patent/JPH08115759A/ja
Publication of JPH08115759A publication Critical patent/JPH08115759A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】渡り線の配線作業をすることなく、1つの電線
の出力を複数に分岐することができる端子台を提供す
る。 【構成】台本体100と、台本体100に取付けられる
1対の挟着部110と、各挟着部110と電気的に接続
される1対のコンタクト部130とを有し、コンタクト
部材130は、ソケット部分131aを構成するクリッ
プ部材131、132と、ピン部分133aを構成する
端子部材133とから構成され、当該ソケット部分13
1aには、前記ピン部分133aと同じ構成を有する他
の端子台のピン部分が上方から挿入されて電気的接触が
形成され、当該ピン部分133aは、前記ソケット部分
131aと同じ構成を有する他の端子台のソケット部分
に挿入され、電気的接触が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電線の線端または端子
の挟着部を有する端子台に係り、特に、互いに連結する
ことが出来る端子台に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の端子台は、電線の線端や圧着端子
を挟着する挟着ねじ等で構成される挟着部が、複数個、
互いに絶縁されて、箱型形状の台本体に配置されてい
る。
【0003】また、端子台で固定されている配線を、さ
らに外部からの電線と接続する場合には、例えば、図8
に示すようなコネクタ構造を有する端子台810および
820を用い、配線作業を行なわずに接続することも出
来る。
【0004】端子台810は、図8に示すように、電線
の線端等を挟着する複数個の挟着部814と、挟着部8
14のそれぞれに電気的に接続されているピン部材81
2と、挟着部814およびピン部材812を固定する台
本体811と、案内ピン813とを有する。
【0005】端子台820は、端子台810と図中矢印
の方向に沿って接続されるもので、電線の線端等を挟着
する複数個の挟着部814と、挟着部814のそれぞれ
に電気的に接続されている、端子台810のピン部材8
12が挿入され電気的接触が形成されるソケット部材8
22と、挟着部814およびソケット部材822を固定
する台本体821とを有する。なお、台本体821に
は、端子台810の案内ピン813が挿入される、筒状
の案内溝823が形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来型の端子
台では、端子台に配線されるすべての電線を、それぞ
れ、各挟着部に接続して固定している。このため、ある
1つの電線からの出力を複数に分岐しようとする場合、
当該電線が固定されている1つの挟着部と、当該挟着部
と同じ端子台もしくは異なる端子台の他の挟着部との電
気的接続を形成するために、いわゆる、渡り線という挟
着部間の配線を行なうか、もしくは、2つの挟着部を電
気的に接続する金属製の端子板を用いる必要がある。
【0007】ところが、このような渡り線の配線作業に
は、非常に手間がかかるうえ、配線ミスの原因の一つと
なっていた。
【0008】また、図8に示すような、従来のコネクタ
構造を有する端子台を用いて、外部からの電線と接続す
る場合でも、その構造から言って、ある1つの電線の出
力は、外部からの電線の1つとしか接続することが出来
ない。このため、従来のコネクタ構造を有する端子台を
用いる場合でも、上記と同じように、出力を分岐するに
は、渡り線を配線する等の必要が生じる。
【0009】本発明の目的は、渡り線の配線作業をする
ことなく、1つの電線の出力を複数に分岐することがで
きる端子台を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、電線の線端
または端子を挟着する1以上の挟着部を有する端子台に
おいて、前記挟着部と電気的に接続されている、導電性
を有する部材から構成された、第1種のコンタクト部材
および第2種のコンタクト部材を有し、前記第1種のコ
ンタクト部材は、開口部を有し、前記開口部が開口して
いる方向から挿入される、当該端子台と同じ構成を有す
る他の端子台の第2種のコンタクト部材を受け入れて、
前記他の端子台の第2種のコンタクト部材との電気的接
触を形成するソケット部を有することを特徴とする端子
台により達成される。
【0011】
【作用】本発明の端子台においては、1つの端子台に、
他の2つの端子台が接続可能である。
【0012】本発明の端子台では、電線の線端や圧着端
子等が挟着されている挟着部と、導電性を有する部材で
構成される第1種及び第2種のコンタクト部材とが、電
気的に接続されている。また、第1種のコンタクト部材
は、開口部を備えるソケット部を有し、他の端子台と接
続する際に、前記開口部の向いている方向から挿入され
る、他の端子台の第2種のコンタクト部材を受け入れる
ことにより、前記他の端子台の第2種のコンタクト部材
との電気的接触を形成する。
【0013】したがって、本発明による端子台では、当
該端子台の第1種のコンタクト部材と、他の端子台の第
2種のコンタクト部材とを電気的に接触させることによ
り、当該端子台の挟着部と、前記他の端子台の挟着部と
の電気的接続を、実現することができる。
【0014】また、同様に、さらに、もう一つの他の端
子台の第1種のコンタクト部材と、当該端子台の第2種
のコンタクト部材とを電気的に接触させることにより、
当該端子台の挟着部と、前記もう一つの他の端子台の挟
着部との、電気的接続を実現することができる。
【0015】
【実施例】本発明を適用した端子台の一実施例につい
て、図1〜図4を用いて説明する。
【0016】本実施例の端子台1は、例えば、図4に示
すように、後述する上端子台1Tと下端子台1Bとの間
に配置されるものである。なお、図4では、本実施例の
端子台1が1つだけ示されているが、以下に説明する構
成により、本実施例の端子台1と同じ構成を有する他の
端子台を、当該端子台1の上下いずれの側にも重ねて連
結することができる。
【0017】さらに、本実施例の端子台1は、図2、図
3に示すように、同じ構成を有する他の複数の端子台1
と、その前後方向で連結されるものである。なお、実施
例の説明で用いられる、上下、前後、左右方向とは、図
1の表記に基づくもので、上および右方向とは、図1に
向かって上および右方向を指し、前方向とは、図1の正
面方向である。
【0018】本実施例の端子台1は、図1に示すよう
に、台本体100と、台本体100に装着されている1
対の挟着部110と、各挟着部110と電気的に接続さ
れる、導電性を有する部材から構成された1対のコンタ
クト部130とを有している。
【0019】各コンタクト部材130は、ソケット部分
131aを構成するクリップ部材131、132と、ピ
ン部分133aを構成する端子部材133とから構成さ
れる。本実施例において、ソケット部分131aの開口
部は、上方を向くように、また、ピン部分133aの先
端部は、台本体100の下方に突出するように、台本体
100に装着される。
【0020】ソケット部分131aには、当該端子台1
のピン部分133aと同じ構成を有する他の端子台のピ
ン部分が、当該端子台1の上方から挿入されることによ
り、当該端子台1の挟着部110と他の端子台の挟着部
との電気的接触が形成される。また、同様に、当該端子
台1のピン部分133aは、他の端子台のソケット部分
に挿入されることにより、これら2つの端子台の挟着部
間の電気的接触が形成される。
【0021】クリップ部材131は、例えば、金属製の
板状部材を、そのほぼ中間位置で直角に折り曲げ、さら
に、折り曲げた部分のほぼ真中で、その先端側を逆向き
に折り返しすことにより、逆U字形の折り返し部分を形
成するように構成されている。
【0022】クリップ部材132も、また、例えば、ク
リップ部材131と同様な金属製の板部材を、そのほぼ
中間部分で直角に折り曲げ、さらに、折り曲げた部分の
ほぼ真中で、その先端側を前記折り曲げた方向と同じ方
向にさらに折り返して、クリップ部材131の折り返し
部分と同様な大きさの逆U字形の折り返し部分を形成す
るように構成されている。
【0023】クリップ部材132の上記逆U字形の折り
返し部分以外の部分(以下、支持基部と呼ぶ)130a
の長さは、クリップ部材131の支持基部130aの長
さよりも、多少長くなるように構成されている。これら
のクリップ部材131および132の、2つの逆U字形
の折り返し部分が、互いに向かい合い、いわゆるソケッ
トを形成するように、両クリップ部材の支持基部130
aを重ねることで、ソケット部分131aが構成され
る。
【0024】ソケット部分131aをこのように構成す
ることで、これらクリップ部材131、132の折り返
された部分に備えられているバネ弾性によって、ソケッ
ト部分131aと、そこに挿入される他の端子台のピン
部分との電気的接触が、より確実に行なわれる。
【0025】端子部材133は、例えば、クリップ部材
131、132と同様な金属製の板部材を、その中間部
分で直角に折り曲げて、ピン部分133aを形成するよ
うに構成したものである。ピン部分133aは、台本体
100の下方から突出し、他の端子台のソケット部分1
31aに挿入され接触するに充分な長さを有するもので
ある。
【0026】コンタクト部材130は、端子部材133
を、上記ソケット部分131aを構成するクリップ部材
131、132の下方にさらに重ね、互いに固定するこ
とで構成される。これら、クリップ部材131、132
と、端子部材133とを、互いに固定する方法として、
例えば、コンタクト部材130の一番上に位置するクリ
ップ部材131の支持基部130aの両側に所定の大き
さの耳片を設け、この耳片をかしめることで、他の2つ
の部材132、133を、クリップ部材131に固定す
るという方法がある。
【0027】また、重ね合わされた、これら部材13
1、132、133の支持基部130aには、後述する
挟着ねじ111を通すための孔が設けられている。
【0028】挟着部110は、コンタクト部130を構
成する3つの部材131、132、133の支持基部1
30aに設けられた孔に通される、電線の線端や圧着端
子等を挟着するための挟着ねじ111と、ずれ止め用の
ワッシャ112と、コンタクト部130の下側に配置さ
れ挟着ねじ111と螺合するナット113とを有する。
【0029】台本体100は、絶縁性プラスチック材、
例えば、ガラス入りポリカーボネート等の絶縁性を有す
る部材で構成されるものであり、図1〜図3に示すよう
に、貫通孔126を中心に形成した、左右対称な構造を
有する基部と、基部の後方側に設けられ、後方側に連結
される他の端子台と当該端子台1とを隔離する側壁12
3とを有する。
【0030】側壁123には、所定の大きさのネームプ
レートを挾むための溝121と、カバー9(図4参照)
のための切欠き123aとが形成して構成される。
【0031】台本体100の基部は、対称な左右の構造
のそれぞれに、挟着部110を取付けるための、ナット
113の回転を防ぐように、ナット113の外縁部と嵌
合するナット穴125aが形成された挟着取り付け部1
25と、コンタクト部130の位置ずれを防止するコン
タクト部ずれ止め部127、128とを有する。
【0032】コンタクト部ずれ止め部127は、側壁1
23の所定位置から前方向に突出した部材であり、クリ
ップ部材131、132の逆U字形の折り曲げた部分の
一部と係合して、両クリップ部材の主に上方向への位置
ずれを防止する。
【0033】また、コンタクト部ずれ止め部128は、
台本体100の一部に形成された溝である。クリップ部
材132の逆U字形の折り返し部分と平行して設けられ
た部片を、下方向のほぼ直角に折り曲げ、その折り曲げ
た部分がコンタクト部ずれ止め部128に挿入されるよ
うにクリップ部材132を配置することで、クリップ部
材132の、主に左右方向の位置ずれを防止する。
【0034】台本体100は、さらに、他の端子台との
上下方向での接続に際して、2つの端子台の向きが同じ
である場合においてのみ挿入、接続が可能であるように
するための構成として、突出板部材124、および、挿
入防止部材122を有している。ここで、向きとは、端
子台1の前後方向を指す。
【0035】突出板部材124は、台本体100の基部
下方に端子部材133と平行して設けられるもので、接
続に際しては、接続される他の端子台の側壁123の基
部側に沿って挿入される。挿入防止部材122は、側壁
123の上方の外側に突出するように設けられるもの
で、誤った方向を向いている他の端子台が挿入される場
合に、他の端子台の突出板部材124の侵入を防ぐ。
【0036】突出板部材124は、台本体100の基部
と同じ絶縁性を有する部材から構成されており、その長
さは、端子部材133のピン部分133aでの、台本体
100下部から突出した部分の長さよりも、長く設定さ
れている。この構成によれば、図2、図3のように、複
数の端子台が連結されて用いられる場合に、その連結さ
れた端子台群を、作業テーブルなどの上においたとして
も、端子部材133のピン部分133aがテーブル表面
に接触しないため、端子部材間の短絡事故を防止するこ
とができる。
【0037】本実施例の端子台1によれば、同じ構成の
端子台1を、その上下方向に任意の段数だけ重ねること
により、渡り線を用いずに、各端子台1の挟着部110
に挟着された電線の線端や圧着端子等の出力を、任意の
数に分岐することができる。
【0038】すなわち、後述する上端子台1Tおよび下
端子台1Bと共に、図9に示すように、本発明の端子台
1、1’を互いに重ねあわせ、それぞれの挟着部110
を接続することにより、例えば、端子台1にの挟着部1
10に挟着されて、当該挟着部110と電気的に接続さ
れた電線900の出力を、端子台1B、1’、1Tのそ
れぞれ挟着部110を介して、電線901、902、9
03へ分岐することができる。
【0039】さらに、端子台1に設けられた突出板部材
124と挿入防止部材122とにより、端子台1同士の
接続が一定の向きでのみ可能となっている。すなわち、
左右の2つの挟着部110のうち、常に、同じ側同士の
挟着部110同士が電気的に接続されるように、2つの
端子台1が接続されるため、接続ミスを防止することが
できる。
【0040】次に、本実施例の端子台1を前後方向に複
数個連結した場合に、その前後端に配置するに適した端
子台2、3について、図2、図3を用いて説明する。
【0041】本実施例の端子台1が連結して構成される
端子台群の前後端には、図2および図3に示すように、
当該端子台群を配電盤等の所定の位置に固定するための
ねじを上下方向から通すための係止部8が、それぞれ備
えられている端子台2、3が配置される。
【0042】端子台3は、本実施例の端子台1と同じ構
成に加えて、上記係止部8を側壁123に備える。端子
台2は、当該端子台1の構成に加えて、側壁123の反
対側に配置された上記係止部8を備える第2の側壁12
3bと、台本体100の基部下方に配置された第2の突
出板部材124aとを有する。
【0043】端子台群を構成するこれら端子台1、2、
3には、貫通孔126がそれぞれ設けられている。端子
台群を構成するすべての端子台の貫通孔126を通るよ
うに、貫通孔126には、両端部にねじが切ってある1
本のシャフトねじ4が通されている。両端部に配置され
ている端子台2、3の外側から、シャフトねじ4の両端
部にヒラワ7およびナット5をそれぞれ装着し、それら
を締め付けることにより、複数の端子台からなる端子台
群を一体化する。
【0044】本実施例の端子台2、3によれば、一体化
された、複数の端子台から構成される端子台群を、端子
台2、3の両側に備えられた係止部8を利用して、配電
盤などの所定の位置に固定することができる。さらに、
上記一体化された端子台群を上下方向に複数重畳する際
に、これら係止部8を利用して、これら端子台群を互い
に固定し、各端子台群における複数の出力のそれぞれ
を、任意の数に分岐することが可能となる。
【0045】次に、本実施例の端子台1を上下方向連結
する場合に、その上端部もしくは下端部に配置するのに
適した上端子台1T、下端子台1Bについて、図4を用
いて説明する。
【0046】下端子台1Bおよび上端子台1Tは、図4
に示すようにように、それぞれ、連結している端子台と
の電気的接触を形成するコンタクト部130B、130
Tを有するものであり、コンタクト部以外の構成は、端
子台1の構成と同じである。
【0047】上端子台1Tは、重ねられた複数の端子台
1の最上部への配置に適するものである。そのコンタク
ト部130Tは、上述された端子部材133を有する。
コンタクト部材130Tは、さらに、上述されたクリッ
プ部材131、132のそれぞれにおいて、折り返し部
分を除いた構造、すなわち、ソケット部分131aを形
成しない構造を備える部材131’、132’とから構
成される。
【0048】下端子台1Bは、重ねられた複数の端子台
1の最下部への配置に適するものである。そのコンタク
ト部130Bは、上述されたクリップ部材131、13
2と、上述された端子部材133の端子部分を除いた構
造、すなわち、ピン部分133aを形成しない構造を備
える部材133’とから構成される。
【0049】上端子台1Tの部材131’、132’、
および、下端子台1Bの部材133’により、それぞれ
のコンタクト部130T、130Bを、共通の台本体1
00のコンタクト部ずれ止め部127、128と係合さ
せる共に、それぞれのコンタクト部の支持基部130a
に、挟着部110を同じ状態で装着させることが可能と
なる。
【0050】以上のような構成の上端子台1Tおよび下
端子台1Bによれば、例えば、下端子台1Bの挟着部1
10に挟着された電線と、本実施例の端子台1および上
端子台1Tのそれぞれの挟着部110とを、コンタクト
部130Bとコンタクト部130との電気的接触、およ
び、コンタクト部130とコンタクト部130Tとの電
気的接触を介して、電気的に接続することが可能とな
る。
【0051】さらに、2つの端子台、例えば、端子台1
および下端子台1B、または、上端子台1Tおよび下端
子台1Bを、コネクタとしても使用することができる。
【0052】次に、本発明を適用した端子台の他の実施
例について、図5、図6を用いて説明する。本実施例の
端子台1は、上記実施例の端子台1に、スイッチ機能、
もしくは、ヒューズ機能を付加したものである。
【0053】本発明を適用したスイッチ付き端子台は、
例えば、上記実施例の端子台1(図1参照)と、当該端
子台1の1対のコンタクト部130のソケット部分13
1aへ着脱可能に取付けられる、図5に示すような、ス
イッチ片200とから構成される。スイッチ片200
は、端子台1のコンタクト部130の両ソケット部分1
31aへ挿入、または、引き抜かれることで、端子台1
の2つの挟着部110を電気的に接続、または、非接続
の状態とする。
【0054】スイッチ片200は、端子台1の2つのソ
ケット部分131aのそれぞれに挿入され、これらソケ
ット部分131aを短絡するコの字型の金属板部材20
1と、金属板部材201を支持するコの字型の支持部材
202とを有する。金属板部材201の2つの端部20
1aのそれぞれは、上述した端子台1の端子部材133
の突出部分と同じ構造を有する。また、支持部材202
の2つの端部202aのそれぞれは、上述した端子台1
の突出板部材124と同じ構造を有する。
【0055】本発明を適用したヒューズ付き端子台は、
例えば、上記実施例の端子台1、および、当該端子台1
のコンタクト部130のソケット部分131aへ着脱可
能に取付けられる、図6に示すような、ヒューズ片30
0から構成される。ヒューズ片300は、端子台1のコ
ンタクト部130のソケット部分131aへ挿入、また
は、引き抜かれることで、端子台1の2つの挟着部11
0を、任意の規格のヒューズを介して、電気的に接続、
または、非接続状態とする。
【0056】ヒューズ片300は、端子台1の2つのソ
ケット部分131aのそれぞれに挿入される端子部分3
01aを備えるヒューズ301と、ヒューズ301を支
持するコの字型の支持部材302とを有する。ヒューズ
301の2つの端子部分301aのそれぞれは、上述し
た端子台1の端子部材133の突出部分と同じ構造を有
する。また、支持部材302の2つの端部202aのそ
れぞれは、上述した端子台1の突出板部材124と同じ
構造を有する。
【0057】本実施例のスイッチ付き端子台によれば、
端子台1に備えられている1対の挟着部110間の接続
を、スイッチ片200の脱着動作により、任意に行なう
ことができる。また、本実施例のヒューズ付き端子台に
よれば、端子台1に備えられている、1対の挟着部11
0の電気的接続動作を、上記スイッチ付き端子台と同様
に行なうことができる上に、ヒューズ301により、2
つの挟着部110間の通電電流値の上限を設定すること
が可能となる。
【0058】次に、本発明を適用した端子台1の他の実
施例について、図7を用いて説明する。本実施例の端子
台1は、そのコンタクト部130のピン部分133aお
よびソケット部分131aの方向を除いては、上記図1
の実施例の構成とほぼ同じ構成を有しており、上記図1
の実施例の端子台と同様に、その上下方向に接続して各
挟着部110の出力を分岐することができ、また、その
前後方向にも連結して端子台群を構成することができ
る。
【0059】本実施例は、図7に示すように、台本体1
00と、台本体100に取付けられる1対の挟着部11
0と、各挟着部110と電気的に接続される1対のコン
タクト部130とを有している。なお、図7では、上記
図1の実施例と同じ構成については、同じ符号を付し、
その詳細説明を省略する。
【0060】コンタクト部材130は、下方から挿入さ
れる他の端子台1のピン部分133aを受け入れるため
のソケット部分131aを構成するクリップ部材13
1、132と、当該端子台1の上方に位置する他の端子
台1のソケット部分131aへ挿入される、当該端子台
1のピン部分133aを構成する端子部材133とから
構成される。各構成部材131、132、133は、上
記図1の実施例のコンタクト部材130の構成部材13
1、132、133と、それぞれ同じ構成を有してい
る。
【0061】本実施例の台本体100には、側壁123
の後方に突出板部材124が取付けられると共に、コン
タクト部材130のソケット部分131aの下方に、下
方から挿入される他の端子台1の端子部材133を通す
ための孔129が形成されて構成される。
【0062】この孔129は、また、上記図1の実施例
の挿入防止部材122の機能を果たす。すなわち、孔1
29の断面形状は、当該端子台1の前後の向きと同じ向
きの他の端子台1のピン部分133aと突出板部材12
4とだけが、通過可能であるような形状および大きさを
有している。
【0063】本実施例の端子台1では、ピン及びソケッ
ト部分131aと挟着ねじ111との方向関係が、図1
の実施例の端子台1と逆となっている。従って、本実施
例の端子台1によれば、上記図1の実施例の端子台1の
設置状態とは、異なる設置状態を実現することができ、
より多様な設置条件に対応することが可能となる。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、渡り線の配線作業をす
ることなく、1つの電線の出力を複数に分岐することが
できる端子台を提供することができる。
【0065】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した端子台の一実施例の正面図。
【図2】図1の実施例の端子台から構成される端子台群
の上面図。
【図3】図2の端子台群の側面図。
【図4】図1の実施例の端子台に他の端子台を電気的に
接続した状態での構成の一例での正面図。
【図5】本発明のスイッチ付き端子台のスイッチ片の正
面図。
【図6】本発明のヒューズ付き端子台のヒューズ片の正
面図。
【図7】本発明を適用した端子台の他の実施例の正面
図。
【図8】従来の端子台の内部構成を示す断面図。
【図9】図1の実施例の端子台に他の端子台を電気的に
接続した状態での構成の他の例での正面図。
【符号の説明】
1…端子台、1B…下端子台、1T…上端子台、100
…台本体、110…挟着部、111…挟着ねじ、113
…ナット、122…挿入防止部材、123…側壁、12
4…突出板部材、125…挟着取り付け部、130、1
30B、130T…コンタクト部材、131…クリップ
部材、131a…ソケット部分、132…クリップ部
材、133…端子部材、133a…ピン部分、200…
スイッチ片、300…ヒューズ片、900、901、9
02、903…電線。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電線の線端または端子を挟着する1以上の
    挟着部を有する端子台において、 前記挟着部と電気的に接続されている、導電性を有する
    部材から構成された、第1種のコンタクト部材および第
    2種のコンタクト部材を有し、 前記第1種のコンタクト部材は、開口部を有し、前記開
    口部が開口している方向から挿入される、当該端子台と
    同じ構成を有する他の端子台の第2種のコンタクト部材
    を受け入れて、前記他の端子台の第2種のコンタクト部
    材との電気的接触を形成するソケット部を有することを
    特徴とする端子台。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記第2種のコンタクト部材は、前記開口部が向いてい
    る方向とは逆の方向へ突出するピン部を有し、前記ピン
    部が、当該端子台と同じ構成を有する第2の端子台の第
    1種のコンタクト部材のソケット部へ挿入されること
    で、前記第2の端子台の第1種のコンタクト部材との電
    気的接触を形成することを特徴とする端子台。
  3. 【請求項3】請求項2において、 互いに電気的に接続されている、前記ピン部と同じ構成
    を有するピン部を2以上有するスイッチ片をさらに有
    し、 前記第1種及び第2種のコンタクト部材が電気的に接続
    されている挟着部は、2以上あり、 前記スイッチ片は、その2以上のピン部が、前記2以上
    の挟着部のそれぞれと電気的に接続されている2以上の
    ソケット部へ挿入されることにより、前記2以上の挟着
    部を短絡するものであることを特徴とする端子台。
  4. 【請求項4】請求項2において、 通電電流を制御する通電電流制御手段と、前記通電電流
    制御手段を介して互いに電気的に接続されている、前記
    ピン部と同じ構成を有するピン部を2以上有するヒュー
    ズ片をさらに有し、 前記第1種及び第2種のコンタクト部材が電気的に接続
    されている挟着部は、2以上あり、 前記ヒューズ片は、その2以上のピン部が、前記2以上
    の挟着部のそれぞれと電気的に接続されている2以上の
    ソケット部へ挿入されることにより、前記2以上の挟着
    部を、前記通電電流制御手段を介して、電気的に接続す
    るものであることを特徴とする端子台。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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TWI722691B (zh) * 2018-11-30 2021-03-21 美商莫仕有限公司 連接器及連接器組件
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