JPH08114257A - 円弧運動機構 - Google Patents
円弧運動機構Info
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- JPH08114257A JPH08114257A JP25194694A JP25194694A JPH08114257A JP H08114257 A JPH08114257 A JP H08114257A JP 25194694 A JP25194694 A JP 25194694A JP 25194694 A JP25194694 A JP 25194694A JP H08114257 A JPH08114257 A JP H08114257A
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Landscapes
- Screen Printers (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】機構の大型化や精度の劣化を招くことなく、半
径の大きい円弧運動を可能にする。 【構成】円弧面2aを備えた運動体2と、該運動体2の
円弧面2aの両端側それぞれを支持する支持体17A,
17Bと、円弧面2aがその円弧中心γを回転中心とし
た回転運動軌跡に沿って運動するように、支持体17
A,17Bを互いに関連付けて移動させる移動部23,
24とを備えている円弧運動機構。
径の大きい円弧運動を可能にする。 【構成】円弧面2aを備えた運動体2と、該運動体2の
円弧面2aの両端側それぞれを支持する支持体17A,
17Bと、円弧面2aがその円弧中心γを回転中心とし
た回転運動軌跡に沿って運動するように、支持体17
A,17Bを互いに関連付けて移動させる移動部23,
24とを備えている円弧運動機構。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、スクリーン印
刷装置等において用いられる円弧運動機構に関する。
刷装置等において用いられる円弧運動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】スクリーン印刷法においては、被印刷物
を搭載した印刷台上に、印刷パターンを形成した印刷マ
スクを配置したうえで印刷マスク上にインクを滴下し、
さらに印刷マスク上のインクをスキージによって延ばし
て印刷パターン内に浸透させることで、印刷パターンを
被印刷物に転写している。
を搭載した印刷台上に、印刷パターンを形成した印刷マ
スクを配置したうえで印刷マスク上にインクを滴下し、
さらに印刷マスク上のインクをスキージによって延ばし
て印刷パターン内に浸透させることで、印刷パターンを
被印刷物に転写している。
【0003】このようなスクリーン印刷法においては、
印刷マスクをスキージによって押さえ付けたうえでその
平面方向に沿って引き伸ばす必要があり、そのために、
印刷マスクが変形して転写パターンを歪まし、特に、微
細な印刷パターンでは、印刷を精度よく行えないという
不都合があった。
印刷マスクをスキージによって押さえ付けたうえでその
平面方向に沿って引き伸ばす必要があり、そのために、
印刷マスクが変形して転写パターンを歪まし、特に、微
細な印刷パターンでは、印刷を精度よく行えないという
不都合があった。
【0004】そこで、昨今、このような不都合を解決す
るために、印刷台を円弧状に形成するとともに、印刷台
をその円弧中心を回転中心にして転がり運動させ、これ
によって印刷精度を上げることが行われている。これは
印刷台を転がり運動させて印刷マスクに線接触させるこ
とで、印刷マスクにかかる余分な力を減らして印刷歪み
を防止している。
るために、印刷台を円弧状に形成するとともに、印刷台
をその円弧中心を回転中心にして転がり運動させ、これ
によって印刷精度を上げることが行われている。これは
印刷台を転がり運動させて印刷マスクに線接触させるこ
とで、印刷マスクにかかる余分な力を減らして印刷歪み
を防止している。
【0005】このような移動を伴う円弧運動を実現した
機構として、図9に示すものがある。この機構は、円弧
面50aを備えるとともにその円弧中心に主軸51を取
り付けた扇形ブロック50と、扇形ブロック50を回動
させる円弧運動機構52と、扇形ブロック52を反復直
線移動させる移動機構53とを備えている。円弧運動機
構52は、駆動ギア54を備えた駆動軸55と、主軸5
1に設けられた受動ギア56とを備えており、駆動軸5
5の駆動力を駆動ギア54および受動ギア56を介して
主軸51に伝達することで、扇形ブロック50を回動さ
せて、円弧面50aを円弧運動させるようになってい
る。
機構として、図9に示すものがある。この機構は、円弧
面50aを備えるとともにその円弧中心に主軸51を取
り付けた扇形ブロック50と、扇形ブロック50を回動
させる円弧運動機構52と、扇形ブロック52を反復直
線移動させる移動機構53とを備えている。円弧運動機
構52は、駆動ギア54を備えた駆動軸55と、主軸5
1に設けられた受動ギア56とを備えており、駆動軸5
5の駆動力を駆動ギア54および受動ギア56を介して
主軸51に伝達することで、扇形ブロック50を回動さ
せて、円弧面50aを円弧運動させるようになってい
る。
【0006】この機構は、扇形ブロック50を円弧運動
機構52によって回動させ、さらに、その回動動作に同
期して扇形ブロック50を移動機構53によって反復直
線移動させることで、円弧面50aをその接線57に沿
って移動を伴う円弧運動、すなわち、疑似的に転がり運
動させるようになっている。
機構52によって回動させ、さらに、その回動動作に同
期して扇形ブロック50を移動機構53によって反復直
線移動させることで、円弧面50aをその接線57に沿
って移動を伴う円弧運動、すなわち、疑似的に転がり運
動させるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成した機構には次のような問題があった。すなわ
ち、円弧面50aの円弧長さが大きくなると、円弧の半
径が大きくなって扇形ブロック50自体や扇形ブロック
50を回動駆動する円弧運動機構52が大きくなるばか
りか、これらを移動させる移動機構53の大きさも大き
くなり、そのために、装置が大型化するのを避けられな
いという問題があった。さらには、円弧運動機構52や
移動機構53が大型化するとその駆動精度を維持するの
が難しくなり、そのために、十分なる扇形ブロック50
の移動精度が得られないという問題があった。
うに構成した機構には次のような問題があった。すなわ
ち、円弧面50aの円弧長さが大きくなると、円弧の半
径が大きくなって扇形ブロック50自体や扇形ブロック
50を回動駆動する円弧運動機構52が大きくなるばか
りか、これらを移動させる移動機構53の大きさも大き
くなり、そのために、装置が大型化するのを避けられな
いという問題があった。さらには、円弧運動機構52や
移動機構53が大型化するとその駆動精度を維持するの
が難しくなり、そのために、十分なる扇形ブロック50
の移動精度が得られないという問題があった。
【0008】また、円弧面50aを移動を伴う円弧運動
させるためは、円弧運動機構52と移動機構53という
複数の機構を必要とするため、さらに装置が大型化する
という問題もあった。
させるためは、円弧運動機構52と移動機構53という
複数の機構を必要とするため、さらに装置が大型化する
という問題もあった。
【0009】したがって、本発明においては、機構の大
型化や精度の劣化を招くことなく、半径の大きい円弧運
動を可能にすることを目的としている。
型化や精度の劣化を招くことなく、半径の大きい円弧運
動を可能にすることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の第1の発明の円弧運動機構は、円弧
面を備えた運動体と、該運動体の円弧面の両端側に位置
する支点それぞれを支持する支持体と、前記円弧面がそ
の円弧中心を回転中心とした回転運動軌跡に沿って運動
するように、前記支持体を互いに関連付けて移動させる
移動部とを備えていることに特徴がある。
るために、本発明の第1の発明の円弧運動機構は、円弧
面を備えた運動体と、該運動体の円弧面の両端側に位置
する支点それぞれを支持する支持体と、前記円弧面がそ
の円弧中心を回転中心とした回転運動軌跡に沿って運動
するように、前記支持体を互いに関連付けて移動させる
移動部とを備えていることに特徴がある。
【0011】また、本発明の第2の発明の円弧運動機構
は、円弧面を備えた運動体と、該運動体の円弧面の両端
側に位置する支点それぞれを支持する支持体と、前記円
弧面がその円弧中心を回転中心とした転がり運動軌跡に
沿って運動するように、前記支持体を互いに関連付けて
移動させる移動部とを備えていることに特徴がある。
は、円弧面を備えた運動体と、該運動体の円弧面の両端
側に位置する支点それぞれを支持する支持体と、前記円
弧面がその円弧中心を回転中心とした転がり運動軌跡に
沿って運動するように、前記支持体を互いに関連付けて
移動させる移動部とを備えていることに特徴がある。
【0012】
【作用】第1,第2の発明の構成によれば、運動体の円
弧運動を、その円弧中心を回動中心とした回動により行
うのではなく、円弧面の両端側それぞれを支持した支持
体を移動部によって互いに関連付けて移動させること
で、円弧面をその円弧中心を回転中心とした回転運動軌
跡や転がり運動軌跡に沿って運動させている。そのた
め、運動体を、その円弧中心を含んだ大きさにする必要
がなく、円弧面近傍だけの大きさにすることができるう
え、運動体を移動させるための運動ストロークも必要最
小限でよくなる。
弧運動を、その円弧中心を回動中心とした回動により行
うのではなく、円弧面の両端側それぞれを支持した支持
体を移動部によって互いに関連付けて移動させること
で、円弧面をその円弧中心を回転中心とした回転運動軌
跡や転がり運動軌跡に沿って運動させている。そのた
め、運動体を、その円弧中心を含んだ大きさにする必要
がなく、円弧面近傍だけの大きさにすることができるう
え、運動体を移動させるための運動ストロークも必要最
小限でよくなる。
【0013】また、円弧面が転がり運動軌跡に沿って運
動させるためには、円弧運動機構だけではなく、円弧運
動と同期して運動体を水平移動させる移動機構が必要と
なり、装置が大型化する恐れがある。しかしながら、第
2の発明では、移動部が、円弧面がその円弧中心を回転
中心とした転がり運動軌跡に沿って運動するように、前
記支持体を互いに関連付けて移動させており、新たに運
動体を水平移動させる移動機構を設ける必要がない。
動させるためには、円弧運動機構だけではなく、円弧運
動と同期して運動体を水平移動させる移動機構が必要と
なり、装置が大型化する恐れがある。しかしながら、第
2の発明では、移動部が、円弧面がその円弧中心を回転
中心とした転がり運動軌跡に沿って運動するように、前
記支持体を互いに関連付けて移動させており、新たに運
動体を水平移動させる移動機構を設ける必要がない。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳
細に説明する。図1は本発明の一実施例の円弧運動機構
を備えたスクリーン印刷装置の構造を示す簡略図でる。
なお、図中、左右方向をX軸方向とする一方、上下方向
をY軸方向としている。
細に説明する。図1は本発明の一実施例の円弧運動機構
を備えたスクリーン印刷装置の構造を示す簡略図でる。
なお、図中、左右方向をX軸方向とする一方、上下方向
をY軸方向としている。
【0015】このスクリーン印刷装置1は、円弧面とな
った被印刷物載置面2aを備えた印刷台(請求項の運動
体に相当する)2と、印刷台2を、移動を伴う円弧運動
させる移動部3と、被印刷物載置面2a上の被印刷物に
スクリーン印刷を行うスクリーン印刷へっド4とを備え
ている。
った被印刷物載置面2aを備えた印刷台(請求項の運動
体に相当する)2と、印刷台2を、移動を伴う円弧運動
させる移動部3と、被印刷物載置面2a上の被印刷物に
スクリーン印刷を行うスクリーン印刷へっド4とを備え
ている。
【0016】移動部3は、ベース台5に設けられたレー
ル6上をX軸方向移動自在に設けられた一対のカム台7
A,7Bを備えている。図中左側に位置するカム台7A
には、支持部8を介して回転自在にX軸カム原動節9と
第1Y軸カム原動節10Aとが同軸状に取り付けられて
いる。一方、図中右側に位置するカム台7Bには支持部
11を介して回転自在に第2Y軸カム原動節10Bが取
り付けられている。これらカム原動節9,10A,10
Bは平板カムから構成されており、その周面には、後述
するカム曲線が形成されている。また、カム台7Aには
ステッピングモータ等からなる間欠駆動モータ13が設
けられており、間欠駆動モータ13とX軸カム原動節9
および第1Y軸カム原動節10Aの支軸との間、さらに
は間欠駆動モータ13と第2Y軸カム原動節10Bの支
軸との間にはタイミングベルト14が架け渡されてお
り、間欠駆動モータ13により、各カム原動節9,10
A,10Bが回転するようになっている。また、カム台
7Bには、タイミングベルト14に張力を与えるテンシ
ョンローラ15が設けられている。このテンションロー
ラ15は、カム台7A,7Bの離間距離が変化してタイ
ミングベルト14の張力が変動するのを吸収して、一定
の張力をタイミングベルト14に与えるようになってい
る。
ル6上をX軸方向移動自在に設けられた一対のカム台7
A,7Bを備えている。図中左側に位置するカム台7A
には、支持部8を介して回転自在にX軸カム原動節9と
第1Y軸カム原動節10Aとが同軸状に取り付けられて
いる。一方、図中右側に位置するカム台7Bには支持部
11を介して回転自在に第2Y軸カム原動節10Bが取
り付けられている。これらカム原動節9,10A,10
Bは平板カムから構成されており、その周面には、後述
するカム曲線が形成されている。また、カム台7Aには
ステッピングモータ等からなる間欠駆動モータ13が設
けられており、間欠駆動モータ13とX軸カム原動節9
および第1Y軸カム原動節10Aの支軸との間、さらに
は間欠駆動モータ13と第2Y軸カム原動節10Bの支
軸との間にはタイミングベルト14が架け渡されてお
り、間欠駆動モータ13により、各カム原動節9,10
A,10Bが回転するようになっている。また、カム台
7Bには、タイミングベルト14に張力を与えるテンシ
ョンローラ15が設けられている。このテンションロー
ラ15は、カム台7A,7Bの離間距離が変化してタイ
ミングベルト14の張力が変動するのを吸収して、一定
の張力をタイミングベルト14に与えるようになってい
る。
【0017】各カム台7A,7Bには支持シャフト16
A,16Bが起立状態に設けられており、この支持シャ
フト16A,16Bそれぞれに支持体17A,17Bが
Y軸方向に移動可能に支持されている。各支持体17
A,17Bの下端には第1、第2のY軸カム従動節18
A,18Bが設けられている。これらY軸カム従動節1
8A,18Bは回転ローラから構成されており、前記し
た第1,第2のY軸カム原動節10A,10Bの周面に
当接している。なお、移動部3では、第1、第2のY軸
カム原動節10A,10Bの運動を効率よく第1、第2
のY軸カム従動節18A,18Bに伝達するため、各Y
軸カム従動節18A,18Bを、鉛直方向に沿って各Y
軸カム原動節10A,10Bに当接させている。
A,16Bが起立状態に設けられており、この支持シャ
フト16A,16Bそれぞれに支持体17A,17Bが
Y軸方向に移動可能に支持されている。各支持体17
A,17Bの下端には第1、第2のY軸カム従動節18
A,18Bが設けられている。これらY軸カム従動節1
8A,18Bは回転ローラから構成されており、前記し
た第1,第2のY軸カム原動節10A,10Bの周面に
当接している。なお、移動部3では、第1、第2のY軸
カム原動節10A,10Bの運動を効率よく第1、第2
のY軸カム従動節18A,18Bに伝達するため、各Y
軸カム従動節18A,18Bを、鉛直方向に沿って各Y
軸カム原動節10A,10Bに当接させている。
【0018】支持体17A,17Bの上端は印刷台2の
両端に設けた支点19A,19Bを回動自在に支持して
いる。支点19A,19Bは被印刷物載置面2aの同心
円弧αに沿って設けられている。そして、カム台7A,
7Bは、支持シャフト16A,16B、支持体17A,
17B、および印刷台2を介し、さらには、印刷台2と
支持体17A,17Bとをリンクにした、いわばリンク
結合により互いに連結されている。なお、支点19A,
19Bはこの他、被印刷物載置面2a上に設けてもよ
い。
両端に設けた支点19A,19Bを回動自在に支持して
いる。支点19A,19Bは被印刷物載置面2aの同心
円弧αに沿って設けられている。そして、カム台7A,
7Bは、支持シャフト16A,16B、支持体17A,
17B、および印刷台2を介し、さらには、印刷台2と
支持体17A,17Bとをリンクにした、いわばリンク
結合により互いに連結されている。なお、支点19A,
19Bはこの他、被印刷物載置面2a上に設けてもよ
い。
【0019】ベース台5にはX軸カム従動節20が設け
られている。X軸カム従動節20はベース台5から上方
に突出配置されたL型カム支持体21によって支えられ
た回転ローラからなっており、水平方向(X軸方向)に
沿ってX軸カム原動節9に当接している。また、カム台
7Aは+X方向(図中右方向)に弾性付勢されており、
これによって、X軸カム原動節9はX軸カム従動節20
に常時、弾性的に当接するようになっている。
られている。X軸カム従動節20はベース台5から上方
に突出配置されたL型カム支持体21によって支えられ
た回転ローラからなっており、水平方向(X軸方向)に
沿ってX軸カム原動節9に当接している。また、カム台
7Aは+X方向(図中右方向)に弾性付勢されており、
これによって、X軸カム原動節9はX軸カム従動節20
に常時、弾性的に当接するようになっている。
【0020】スクリーン印刷ヘッド4は、印刷パターン
を形成した印刷マスク30と、印刷マスク30上に滴下
した印刷開始位置に移動させるインク返しと31と、印
刷マスク30上のインクを印刷バターン内に浸透させる
スキージ32と、印刷マスク30を保持する版枠33と
を備えている。
を形成した印刷マスク30と、印刷マスク30上に滴下
した印刷開始位置に移動させるインク返しと31と、印
刷マスク30上のインクを印刷バターン内に浸透させる
スキージ32と、印刷マスク30を保持する版枠33と
を備えている。
【0021】なお、このスクリーン印刷装置1では、X
軸カム原動節9とX軸カム従動節20とからX軸カム機
構部が構成される一方、第1、第2のY軸カム原動節1
0A,10Bと第1、第2のY軸カム従動節18A,1
8BとからY軸カム機構部が構成されている。さらに
は、X軸カム機構部とカム台7A,7BとからX軸移動
部が構成される一方、Y軸カム機構部と支持シャフト1
6A,16BとからY軸移動部が構成されている。
軸カム原動節9とX軸カム従動節20とからX軸カム機
構部が構成される一方、第1、第2のY軸カム原動節1
0A,10Bと第1、第2のY軸カム従動節18A,1
8BとからY軸カム機構部が構成されている。さらに
は、X軸カム機構部とカム台7A,7BとからX軸移動
部が構成される一方、Y軸カム機構部と支持シャフト1
6A,16BとからY軸移動部が構成されている。
【0022】次に、X軸カム機構部,Y軸カム機構部の
詳細を図2に基づいて説明する。このスクリーン印刷装
置1では、被印刷物載置台2aに沿った仮想円βが疑似
的に転がり運動をするように印刷台2を運動させてお
り、そのために、支点19A,19Bを、X軸方向(支
点19A,19Bの対向方向)、およびY軸方向(被印
刷物載置面2aの径方向に沿った面上、前記対向方向と
直交する方向)に沿って互いに関連付けて移動させてい
る。
詳細を図2に基づいて説明する。このスクリーン印刷装
置1では、被印刷物載置台2aに沿った仮想円βが疑似
的に転がり運動をするように印刷台2を運動させてお
り、そのために、支点19A,19Bを、X軸方向(支
点19A,19Bの対向方向)、およびY軸方向(被印
刷物載置面2aの径方向に沿った面上、前記対向方向と
直交する方向)に沿って互いに関連付けて移動させてい
る。
【0023】すなわち、図2に示すように、各支点19
A,19Bをそれぞれθ1、θ2だけオフセットした状
態から、図3に示すように、仮想円βがその中心γを回
転中心として角度θだけ図中左回りに回転運動(印刷台
2が円弧運動)する場合、各支点19A,19Bの移動
量は次のような軌跡関数によって表される。
A,19Bをそれぞれθ1、θ2だけオフセットした状
態から、図3に示すように、仮想円βがその中心γを回
転中心として角度θだけ図中左回りに回転運動(印刷台
2が円弧運動)する場合、各支点19A,19Bの移動
量は次のような軌跡関数によって表される。
【0024】すなわち、支点19Aは、 X1=r2{sin(θ1+θ)−sinθ1} … Y1=r2{cos(θ1+θ)−cosθ1} … また、支点19Bは、 X2=r2{sin(−θ2+θ)−sinθ2} … Y2=r2{cos(−θ2+θ)−cosθ2} … ただしθ1,θ2≧0 X1:仮想円βがその中心γを回転中心として角度θだ
け図中左回りに回転運動した場合の支点19AのX軸上
での移動量 Y1:仮想円βがその中心γを回転中心として角度θだ
け図中左回りに回転運動した場合の支点19AのY軸上
での移動量 X2:仮想円βがその中心γを回転中心として角度θだ
け図中左回りに回転運動した場合の支点19BのX軸上
での移動量 Y2:仮想円βがその中心γを回転中心として角度θだ
け図中左回りに回転運動した場合の支点19BのY軸上
での移動量 r2:仮想円β(非印刷物載置面2a)の中心γと各支
点19A,19Bとの間の離間距離 したがって、仮想円βを回転運動させるためには、上記
〜の式が満足するように、支点19A,19BをX
軸移動部とY軸移動部とで移動させればよく、具体的に
は、上記〜の移動関数の各式に沿って、支点19
A,19B、すなわち、支持体17A,17Bが移動す
るように、X軸カム原動節9、および第1、第2のY軸
カム原動節10A,10Bのカム曲線を成形すればよ
い。
け図中左回りに回転運動した場合の支点19AのX軸上
での移動量 Y1:仮想円βがその中心γを回転中心として角度θだ
け図中左回りに回転運動した場合の支点19AのY軸上
での移動量 X2:仮想円βがその中心γを回転中心として角度θだ
け図中左回りに回転運動した場合の支点19BのX軸上
での移動量 Y2:仮想円βがその中心γを回転中心として角度θだ
け図中左回りに回転運動した場合の支点19BのY軸上
での移動量 r2:仮想円β(非印刷物載置面2a)の中心γと各支
点19A,19Bとの間の離間距離 したがって、仮想円βを回転運動させるためには、上記
〜の式が満足するように、支点19A,19BをX
軸移動部とY軸移動部とで移動させればよく、具体的に
は、上記〜の移動関数の各式に沿って、支点19
A,19B、すなわち、支持体17A,17Bが移動す
るように、X軸カム原動節9、および第1、第2のY軸
カム原動節10A,10Bのカム曲線を成形すればよ
い。
【0025】このスクリーン印刷装置1の場合、図4に
示すように、非印刷物載置台2a(仮想円β)を上端側
の接線δ(印刷マスク30の下面に相当)に沿って+X
方向(図中右方向)に転がり運動させており、この場
合、各支点19A,19Bの動きは上記〜式の移動
関数に、さらに、水平移動の要素を与した、次のような
軌跡関数によって表される。
示すように、非印刷物載置台2a(仮想円β)を上端側
の接線δ(印刷マスク30の下面に相当)に沿って+X
方向(図中右方向)に転がり運動させており、この場
合、各支点19A,19Bの動きは上記〜式の移動
関数に、さらに、水平移動の要素を与した、次のような
軌跡関数によって表される。
【0026】すなわち、支点19Aは、 X3=r1θ−r2{sin(θ1+θ)−sinθ1} … Y3=r2{cos(θ1+θ)−cosθ1} … また、支点19Bは、 X4=r1θ−r2{sin(−θ2+θ)−sinθ2}… Y4=r2{cos(−θ2+θ)−cosθ2} … X3:仮想円βが接線δに沿って+X方向に転がり運動
した場合の支点19AのX軸上での移動量 Y3:仮想円βが接線δに沿って+X方向に転がり運動
した場合の支点19AのY軸上での移動量 X4:仮想円βが接線δに沿って+X方向に転がり運動
した場合の支点19BのX軸上での移動量 Y4:仮想円βが接線δに沿って+X方向に転がり運動
した場合の支点19BのY軸上での移動量 r1:仮想円β(非印刷物載置面2a)の半径 r1θ:仮想円βが接線δに沿って+X方向に転がり運動
した場合の転がり移動量、すなわち、非印刷物載置面2
aの転がり移動量 このように、仮想円βを接線δに沿って+X方向に転が
り運動させるためには、上記〜の移動関数の各式が
満足するように、支点19A,19BをX軸移動部とY
軸移動部とで移動させればよい。具体的には、上記〜
の奇跡関数に沿って、支点19A,19B、すなわ
ち、支持体17A,17Bが移動するように、X軸カム
原動節9、および第1、第2のY軸カム原動節10A,
10Bのカム曲線を成形すればよい。
した場合の支点19AのX軸上での移動量 Y3:仮想円βが接線δに沿って+X方向に転がり運動
した場合の支点19AのY軸上での移動量 X4:仮想円βが接線δに沿って+X方向に転がり運動
した場合の支点19BのX軸上での移動量 Y4:仮想円βが接線δに沿って+X方向に転がり運動
した場合の支点19BのY軸上での移動量 r1:仮想円β(非印刷物載置面2a)の半径 r1θ:仮想円βが接線δに沿って+X方向に転がり運動
した場合の転がり移動量、すなわち、非印刷物載置面2
aの転がり移動量 このように、仮想円βを接線δに沿って+X方向に転が
り運動させるためには、上記〜の移動関数の各式が
満足するように、支点19A,19BをX軸移動部とY
軸移動部とで移動させればよい。具体的には、上記〜
の奇跡関数に沿って、支点19A,19B、すなわ
ち、支持体17A,17Bが移動するように、X軸カム
原動節9、および第1、第2のY軸カム原動節10A,
10Bのカム曲線を成形すればよい。
【0027】また、このスクリーン印刷装置1では、支
持体17Bとカム台7Bとが、印刷台2および支持体1
7A,17Bをリンクにしたリンク結合によって支持体
17Bおよびカム台7Aに連結された構造上、支点19
Bは、支点19AのX,Y軸方向移動、および支点19
BのY軸方向移動に追随して上記した所定のX軸方向移
動が自動的に行われるようになっており、そのために、
支点19BのX軸方向移動を案内するカム機構を設ける
必要がない構造となっている。
持体17Bとカム台7Bとが、印刷台2および支持体1
7A,17Bをリンクにしたリンク結合によって支持体
17Bおよびカム台7Aに連結された構造上、支点19
Bは、支点19AのX,Y軸方向移動、および支点19
BのY軸方向移動に追随して上記した所定のX軸方向移
動が自動的に行われるようになっており、そのために、
支点19BのX軸方向移動を案内するカム機構を設ける
必要がない構造となっている。
【0028】さらには、このスクリーン印刷装置1で
は、被印刷物載置面2aを転がり運動させる構成を備え
ているものの、支点19A,19BをX軸方向、Y軸方
向にそれぞれ移動されることで、被印刷物載置面2aを
疑似的に転がり運動(回転運動)させる機構を備えてお
り、そのために、機構の運動ストロークを必要最小限に
短くすることでき、したがって、機構が小型化できるう
え、必要最小限の運動ストロークでよいために、運動精
度を容易に高めることができる構成となっている。
は、被印刷物載置面2aを転がり運動させる構成を備え
ているものの、支点19A,19BをX軸方向、Y軸方
向にそれぞれ移動されることで、被印刷物載置面2aを
疑似的に転がり運動(回転運動)させる機構を備えてお
り、そのために、機構の運動ストロークを必要最小限に
短くすることでき、したがって、機構が小型化できるう
え、必要最小限の運動ストロークでよいために、運動精
度を容易に高めることができる構成となっている。
【0029】さらにまた、印刷台2は両端の支点19
A,19Bによって支えられた構成となっており、被印
刷物載置面2aを回転運動させるにもかわらず、その円
弧中心を含んだ大きさとする必要がない。そのため、そ
の分だけ、印刷台2の大きさが小さくなっている。
A,19Bによって支えられた構成となっており、被印
刷物載置面2aを回転運動させるにもかわらず、その円
弧中心を含んだ大きさとする必要がない。そのため、そ
の分だけ、印刷台2の大きさが小さくなっている。
【0030】次に、このスクリーン印刷装置1によるス
クリーン印刷工程を説明する。ここでは、回路基板等の
材料となるグリーンシート上に電極パターンをスクリー
ン印刷する場合を説明する。したがって、印刷マスク3
0には、電極パターンに応じた印刷パターンを予め穿設
しておく。
クリーン印刷工程を説明する。ここでは、回路基板等の
材料となるグリーンシート上に電極パターンをスクリー
ン印刷する場合を説明する。したがって、印刷マスク3
0には、電極パターンに応じた印刷パターンを予め穿設
しておく。
【0031】まず、印刷台2を下降させて印刷マスク3
0から離間しておき、この状態の印刷台2の被印刷物載
置面2a上にグリーンシートGをセットする。さらに、
印刷台に設けられた図示しない吸引装置で吸引すること
で、グリーンシートGを被印刷物載置面2aに固定す
る。さらには、印刷マスク30上にインクペーストPを
滴下しておく。(図5参照) そして、グリーンシートG上の一点が印刷マスク30に
接するまで、印刷台2を図示しない昇降機構により上昇
させる一方、インク返し31を印刷マスク30まで下降
させ、さらに、インク返し31を印刷マスク30に沿っ
てスライド移動させることで、インクペーストPを印刷
開始位置(印刷マスク30の図中左端)まで移動させて
おく。(図6参照) この状態で、インク返し31を上昇させ、代わって、ス
キージ32を印刷マスク30まで下降させ、さらに、ス
キージ32を印刷マスク30にある程度圧着させた状態
で、印刷マスク30に沿ってスライド移動させる。これ
によってインクペーストPを印刷パターン内に浸透させ
る。このとき同時に、X軸移動部とY軸移動部とを駆動
させて印刷台2を運動させる。この運動は被印刷載置面
2aが印刷マスク30の下面を転動面とした転がり運動
をするように、支持体17A,17BをX軸方向、Y軸
方向それぞれに移動させることで行う。このとき、カム
台7A,7BがX軸方向に沿って、互いの離間間隔を変
えながら移動し、そのために、タイミングベルト14の
張力が変動することが考えられるが、このような張力の
変動はテンションローラ15によって吸収されるので、
タイミングベルト14は常時一定の張力がかかることに
なり、不都合はない。
0から離間しておき、この状態の印刷台2の被印刷物載
置面2a上にグリーンシートGをセットする。さらに、
印刷台に設けられた図示しない吸引装置で吸引すること
で、グリーンシートGを被印刷物載置面2aに固定す
る。さらには、印刷マスク30上にインクペーストPを
滴下しておく。(図5参照) そして、グリーンシートG上の一点が印刷マスク30に
接するまで、印刷台2を図示しない昇降機構により上昇
させる一方、インク返し31を印刷マスク30まで下降
させ、さらに、インク返し31を印刷マスク30に沿っ
てスライド移動させることで、インクペーストPを印刷
開始位置(印刷マスク30の図中左端)まで移動させて
おく。(図6参照) この状態で、インク返し31を上昇させ、代わって、ス
キージ32を印刷マスク30まで下降させ、さらに、ス
キージ32を印刷マスク30にある程度圧着させた状態
で、印刷マスク30に沿ってスライド移動させる。これ
によってインクペーストPを印刷パターン内に浸透させ
る。このとき同時に、X軸移動部とY軸移動部とを駆動
させて印刷台2を運動させる。この運動は被印刷載置面
2aが印刷マスク30の下面を転動面とした転がり運動
をするように、支持体17A,17BをX軸方向、Y軸
方向それぞれに移動させることで行う。このとき、カム
台7A,7BがX軸方向に沿って、互いの離間間隔を変
えながら移動し、そのために、タイミングベルト14の
張力が変動することが考えられるが、このような張力の
変動はテンションローラ15によって吸収されるので、
タイミングベルト14は常時一定の張力がかかることに
なり、不都合はない。
【0032】また、このような印刷台2の運動をスキー
ジ32のスライド移動と同期して行うことで、印刷台2
の印刷マスク当接位置を、スキージ32の印刷マスク当
接位置と同位置、もしくは、その近傍位置にする。これ
により、スキージ32と印刷台2とで印刷マスク30を
挟み込むことで、印刷パターン内に浸透したインクペー
ストPをグリーンシートG上に転写させる。(図7参
照) また、このとき、スキージ32と印刷台2とで印刷マス
ク30を挟み込んで印刷しているものの、被印刷物載置
面2aは印刷マスク30に沿って転がり運動しており、
スキージ32と印刷台2とによる挟み込み動作の応力が
印刷マスク30にほとんどかからなくなっている。その
ため、印刷マスク30が変形を起こすこともなく、精度
の高いスクリーン印刷が行えるようになっている。
ジ32のスライド移動と同期して行うことで、印刷台2
の印刷マスク当接位置を、スキージ32の印刷マスク当
接位置と同位置、もしくは、その近傍位置にする。これ
により、スキージ32と印刷台2とで印刷マスク30を
挟み込むことで、印刷パターン内に浸透したインクペー
ストPをグリーンシートG上に転写させる。(図7参
照) また、このとき、スキージ32と印刷台2とで印刷マス
ク30を挟み込んで印刷しているものの、被印刷物載置
面2aは印刷マスク30に沿って転がり運動しており、
スキージ32と印刷台2とによる挟み込み動作の応力が
印刷マスク30にほとんどかからなくなっている。その
ため、印刷マスク30が変形を起こすこともなく、精度
の高いスクリーン印刷が行えるようになっている。
【0033】上記した印刷工程が終了すると、印刷台2
を図示しない昇降機構により下降させて、印刷マスク3
0から離間させる。これによりスクリーン印刷の一工程
が終了する。(図8参照) なお、上記の説明では、印刷台2の昇降動作を図示しな
い昇降機構により行うと説明したが、第1、第2のY軸
カム原動節部10A,10Bのカム曲線の端部に印刷台
2の昇降に応じたカム曲線を形成しておけば、Y軸カム
機構部によって印刷台2の昇降を行うことができ、別途
昇降機構を設ける必要がなくなる。
を図示しない昇降機構により下降させて、印刷マスク3
0から離間させる。これによりスクリーン印刷の一工程
が終了する。(図8参照) なお、上記の説明では、印刷台2の昇降動作を図示しな
い昇降機構により行うと説明したが、第1、第2のY軸
カム原動節部10A,10Bのカム曲線の端部に印刷台
2の昇降に応じたカム曲線を形成しておけば、Y軸カム
機構部によって印刷台2の昇降を行うことができ、別途
昇降機構を設ける必要がなくなる。
【0034】また、本実施例の円弧運動機構は円弧面を
転がり運動させる構成であったが、この円弧運動機構
が、円弧面の中心を回転中心とした回転運動する機構を
も含んだものであるのはいうまでもない。
転がり運動させる構成であったが、この円弧運動機構
が、円弧面の中心を回転中心とした回転運動する機構を
も含んだものであるのはいうまでもない。
【0035】また、本実施例では、移動部3をカム機構
を有するものとしたが、本発明はこのようなものに限定
されるものではなく、ボールネジやラックアンドピニオ
ン等を有するものであってもよい。
を有するものとしたが、本発明はこのようなものに限定
されるものではなく、ボールネジやラックアンドピニオ
ン等を有するものであってもよい。
【0036】さらには、本実施例では、スクリーン印刷
装置に本発明の円弧運動機構を組み込んだ例を説明した
が、本発明はこのようなものに限定されるものではな
く、他の印刷装置にも組み込め、さらには、種々の装置
にも組み込めるのはいうまでもない。
装置に本発明の円弧運動機構を組み込んだ例を説明した
が、本発明はこのようなものに限定されるものではな
く、他の印刷装置にも組み込め、さらには、種々の装置
にも組み込めるのはいうまでもない。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明の第1,第2の発明
によれば、運動体の円弧運動を、その円弧中心を回動中
心とした回動により行うのではなく、円弧面の両端側そ
れぞれを支持した支持体を移動部によって互いに関連付
けて移動させることで、円弧面をその円弧中心を回転中
心とした回転運動軌跡や転がり運動軌跡に沿って運動さ
せている。そのため、運動体を、その円弧中心を含んだ
大きさにする必要がなく、円弧面近傍だけの大きさにす
ることができるうえ、運動体を移動させるための運動ス
トロークも必要最小限でよくなった。そのため、機構の
小型化が達成できるうえ、必要最小限の運動ストローク
を制御すればよいので、容易に運動の精度を高めること
ができようになった。
によれば、運動体の円弧運動を、その円弧中心を回動中
心とした回動により行うのではなく、円弧面の両端側そ
れぞれを支持した支持体を移動部によって互いに関連付
けて移動させることで、円弧面をその円弧中心を回転中
心とした回転運動軌跡や転がり運動軌跡に沿って運動さ
せている。そのため、運動体を、その円弧中心を含んだ
大きさにする必要がなく、円弧面近傍だけの大きさにす
ることができるうえ、運動体を移動させるための運動ス
トロークも必要最小限でよくなった。そのため、機構の
小型化が達成できるうえ、必要最小限の運動ストローク
を制御すればよいので、容易に運動の精度を高めること
ができようになった。
【0038】また、円弧面が転がり運動軌跡に沿って運
動させるためには、円弧運動機構だけではなく、円弧運
動と同期して運動体を水平移動させる移動機構が必要と
なり、装置が大型化する恐れがある。しかしながら、第
2の発明では、移動部が、円弧面がその円弧中心を回転
中心とした転がり運動軌跡に沿って運動するように前記
支持体を互いに関連付けて移動させており、新たに運動
体を水平移動させる移動機構を設ける必要がなく、その
分、さらに、機構の小型化が達成できるという効果があ
る。
動させるためには、円弧運動機構だけではなく、円弧運
動と同期して運動体を水平移動させる移動機構が必要と
なり、装置が大型化する恐れがある。しかしながら、第
2の発明では、移動部が、円弧面がその円弧中心を回転
中心とした転がり運動軌跡に沿って運動するように前記
支持体を互いに関連付けて移動させており、新たに運動
体を水平移動させる移動機構を設ける必要がなく、その
分、さらに、機構の小型化が達成できるという効果があ
る。
【図1】本発明の一実施例に係る円弧運動機構を組み込
んだスクリーン印刷装置の構成を示す図である。
んだスクリーン印刷装置の構成を示す図である。
【図2】印刷台の運動の説明に供する図である。
【図3】印刷台の円弧運動の説明に供する図である。
【図4】印刷台の移動を伴う円弧運動(転がり運動)の
説明に供する図である。
説明に供する図である。
【図5】本実施例のスクリーン印刷装置の印刷工程の第
1の工程を示す図である。
1の工程を示す図である。
【図6】本実施例のスクリーン印刷装置の印刷工程の第
2の工程を示す図である。
2の工程を示す図である。
【図7】本実施例のスクリーン印刷装置の印刷工程の第
3の工程を示す図である。
3の工程を示す図である。
【図8】本実施例のスクリーン印刷装置の印刷工程の第
4の工程を示す図である。
4の工程を示す図である。
【図9】従来例の円弧運動機構の構成を示す図でる。
2 印刷台 2a 被印刷物載置面 3 移動部 9 X軸カム原動節 10A 第1Y軸カム原動節 10B 第2Y軸カム原動節 17A 支持体 17B 支持体 18A 第1Y軸カム従動節 18B 第2Y軸カム従動節 19A 支点 19B 支点 20 X軸カム従動節 α 同心円弧 β 仮想円 γ 仮想円の中心 δ 接線
Claims (5)
- 【請求項1】 円弧面を備えた運動体と、該運動体の円
弧面の両端側それぞれを支持する支持体と、前記円弧面
がその円弧中心を回転中心とした回転運動軌跡に沿って
運動するように、前記支持体を互いに関連付けて移動さ
せる移動部とを備えていることを特徴とする円弧運動機
構。 - 【請求項2】 円弧面を備えた運動体と、該運動体の円
弧面の両端側に位置する支点それぞれを支持する支持体
と、前記円弧面がその円弧中心を回転中心とした転がり
運動軌跡に沿って運動するように、前記支持体を互いに
関連付けて移動させる移動部とを備えていることを特徴
とする円弧運動機構。 - 【請求項3】 前記支持体は前記円弧面上の少なくとも
2点、もしくは前記円弧面の同心円弧上に位置する運動
体の少なくとも2点を支持するものであることを特徴と
する請求項1、または請求項2記載の円弧運動機構。 - 【請求項4】 前記移動部は、前記支持体それぞれを、
互いの対向方向に沿って移動させるX軸移動部と、前記
支持体それぞれを、前記対向方向の直交方向に沿って移
動させるY軸移動部とを備えていることを特徴とする請
求項1、請求項2、または請求項3記載の円弧運動機
構。 - 【請求項5】 前記X軸移動部はX軸カム機構部を有し
ており、該X軸カム機構部は、X軸カム従動節と、前記
X軸カム従動節に当接して該X軸カム従動節を前記対向
方向に沿って相対移動させるX軸カム原動節とを有する
とともに、これらX軸カム従動節ないしX軸カム原動節
のいずれか一方を前記支持体に前記対向方向相対移動不
能に連結しており、 前記Y軸移動部は前記支持体それぞれに設けられたY軸
カム機構部を有しており、該Y軸カム機構部は、Y軸カ
ム従動節と、前記Y軸カム従動節に当接して該Y軸カム
従動節を前記直交方向に沿って相対移動させるY軸カム
原動節とを有するとともに、これらY軸カム従動節ない
しY軸カム原動節のいずれか一方を前記支持体に前記直
交方向相対移動不能に連結していることを特徴とする請
求項4記載の円弧運動機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25194694A JPH08114257A (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 円弧運動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25194694A JPH08114257A (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 円弧運動機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08114257A true JPH08114257A (ja) | 1996-05-07 |
Family
ID=17230338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25194694A Pending JPH08114257A (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 円弧運動機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08114257A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1151142A (ja) * | 1997-07-31 | 1999-02-23 | Kazuichi Ito | 直線運動機構 |
WO2006075669A1 (ja) * | 2005-01-17 | 2006-07-20 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法 |
KR100666893B1 (ko) * | 2003-08-08 | 2007-01-10 | 파이오니아 가부시키가이샤 | 평면 기판의 인쇄 방법 및 인쇄 장치, 플라즈마디스플레이 패널의 제조 방법 및 액정 표시 장치의 제조방법 |
WO2007052459A1 (ja) * | 2005-10-31 | 2007-05-10 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | スクリーン印刷方法およびそれに用いるスクリーン印刷装置 |
KR101449501B1 (ko) * | 2014-06-03 | 2014-10-13 | 주식회사 씨아이씨티 | 불균일 곡률을 갖는 곡면 글라스 열전사 장치 및 방법 |
WO2017086197A1 (ja) * | 2015-11-18 | 2017-05-26 | 旭硝子株式会社 | 曲面スクリーン印刷装置、曲面スクリーン印刷方法、及び印刷層を有する基材の製造方法 |
JP2018001518A (ja) * | 2016-06-30 | 2018-01-11 | 株式会社セリアエンジニアリング | スクリーン印刷機およびスクリーン印刷方法 |
JPWO2019031206A1 (ja) * | 2017-08-10 | 2020-08-13 | マイクロ・テック株式会社 | スクリーン印刷装置及びスクリーン印刷方法 |
-
1994
- 1994-10-18 JP JP25194694A patent/JPH08114257A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR100666893B1 (ko) * | 2003-08-08 | 2007-01-10 | 파이오니아 가부시키가이샤 | 평면 기판의 인쇄 방법 및 인쇄 장치, 플라즈마디스플레이 패널의 제조 방법 및 액정 표시 장치의 제조방법 |
JP4650426B2 (ja) * | 2005-01-17 | 2011-03-16 | 株式会社村田製作所 | スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法 |
WO2006075669A1 (ja) * | 2005-01-17 | 2006-07-20 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法 |
JPWO2006075669A1 (ja) * | 2005-01-17 | 2008-06-12 | 株式会社村田製作所 | スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法 |
WO2007052459A1 (ja) * | 2005-10-31 | 2007-05-10 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | スクリーン印刷方法およびそれに用いるスクリーン印刷装置 |
JPWO2007052459A1 (ja) * | 2005-10-31 | 2009-04-30 | 株式会社村田製作所 | スクリーン印刷方法およびそれに用いるスクリーン印刷装置 |
KR101449501B1 (ko) * | 2014-06-03 | 2014-10-13 | 주식회사 씨아이씨티 | 불균일 곡률을 갖는 곡면 글라스 열전사 장치 및 방법 |
WO2017086197A1 (ja) * | 2015-11-18 | 2017-05-26 | 旭硝子株式会社 | 曲面スクリーン印刷装置、曲面スクリーン印刷方法、及び印刷層を有する基材の製造方法 |
JPWO2017086197A1 (ja) * | 2015-11-18 | 2018-08-30 | Agc株式会社 | 曲面スクリーン印刷装置、曲面スクリーン印刷方法、及び印刷層を有する基材の製造方法 |
US10675859B2 (en) | 2015-11-18 | 2020-06-09 | AGC Inc. | Curved-surface screen-printing device, curved-surface screen-printing method, and production method for substrate having printing layer |
JP2018001518A (ja) * | 2016-06-30 | 2018-01-11 | 株式会社セリアエンジニアリング | スクリーン印刷機およびスクリーン印刷方法 |
JPWO2019031206A1 (ja) * | 2017-08-10 | 2020-08-13 | マイクロ・テック株式会社 | スクリーン印刷装置及びスクリーン印刷方法 |
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Effective date: 20040316 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040713 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |