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JPH08113435A - エレベーターの群管理制御装置 - Google Patents

エレベーターの群管理制御装置

Info

Publication number
JPH08113435A
JPH08113435A JP6250364A JP25036494A JPH08113435A JP H08113435 A JPH08113435 A JP H08113435A JP 6250364 A JP6250364 A JP 6250364A JP 25036494 A JP25036494 A JP 25036494A JP H08113435 A JPH08113435 A JP H08113435A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
call
car
elevator
hall
floor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6250364A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Aida
敬一 会田
Kenji Yoneda
健治 米田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Elevator Engineering Co
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Elevator Engineering Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Elevator Engineering Co filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP6250364A priority Critical patent/JPH08113435A/ja
Publication of JPH08113435A publication Critical patent/JPH08113435A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Elevator Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ホール呼び登録階に対して、当該階をかご呼び
によりサービスするかごに該呼びを割当てしやすくする
ことにより、運行効率の向上を図った群管理制御装置を
提供する。 【構成】ホール呼びが登録されている階床に対して、か
ご呼びが登録されているか新規にかご呼びが登録された
場合に、当該階のホール呼びを優先的に割当て又は再割
当てする制御を実行する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエレベーターの制御装置
に係り、特に効率よくエレベーターを割当てることがで
きる群管理制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エレベーターの群管理制御装置は
ホール呼びを割当てる際に、待ち時間,乗車時間,かご
内混雑度等の他かご呼びを考慮して評価する方法が提案
されている。
【0003】例えば、特公昭63−34110 号公報では、ホ
ール呼びを一旦割当てた後にかご呼びが発生した時、既
に割当て済みのホール呼びをかご呼びの発生したかごに
再割当てする技術が開示されている。
【0004】特開平3−158365 号公報には最終かご呼び
に応答して、着床しようとした時、ホール呼びの応答に
必要な方向に強制的に切り換える技術が開示されてい
る。
【0005】また、特開昭62−191383号公報では、最終
かご呼びサービス時に方向反転すると、最終かご呼び階
以遠のホール呼びホール呼びを再割当てする技術が開示
されている。
【0006】さらに、運転方向と逆方向のホール呼びを
サービスする技術として、特開昭56−165674号公報に、
かごの運転方向と逆方向で発生したホール呼びが割当て
られたことを検出すると、このホール呼びを運転方向を
変えずに乗り込み誘導して、逆方向かご呼びを登録可能
にする技術が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、エ
レベーターの運転方向と割当てるホール呼びの方向が同
一の時のみ、ホール呼びの発生した階のかご呼びを割当
てるいわゆるロックアウト制御を行っている。このた
め、図7の(a)に示すように、1号機が9階のかご呼
びサービス中に、9階のDOWN方向ホール呼びが発生
しても、1号機に登録されている9階のかご呼びの方向
と、9階のホール呼び登録装置に登録されている方向が
異なるため、ロックアウト制御が機能せずに、9階のD
OWNホール呼びは、予測待ち時間の短い2号機に割当
てられる。この結果、1号機が9階のかご呼びを2号機
が9階のホール呼びをそれぞれサービスすることにな
り、端階付近に2台以上の集中する、いわゆるだんご運
転が発生しやすくなる。この結果、混雑時は長待ちが多
発するので、サービスが著しく低下するという問題が有
る。
【0008】本発明の目的は、これら従来技術の問題点
を解決し、ホール呼び登録階に対して、当該階のかご呼
びなしエレベーターに割当てる回数を減少させて、運行
効率を向上できる好適なエレベーターの群管理制御装置
を提供するに有る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、複数階床をサービスする複数台のエレ
ベーターと、各階エレベーターホールに設けられたホー
ル呼び登録装置と、前記エレベーターのかご内に設けら
れたかご呼び登録装置と、前記ホール呼び登録装置から
の呼び信号に応じてサービスするエレベーターを選択
し、割当てる呼び割当て手段を有するエレベーターの群
管理制御装置において、前記ホール呼び登録装置に登録
されているホール呼びと同一階床同一方向のかご呼びが
前記かご呼び登録装置に登録されていることを検出する
ロックアウト検出手段と、前記ロックアウト検出手段に
よって検出されたホール呼びを、前記呼び割当て手段に
前記ロックアウト検出手段が検出したかごに優先的に呼
び割当てする、かご呼び優先割り当て手段を付加した構
成とした。
【0010】さらに端階付近では、前記かご呼びと同一
階床のホール呼びに対して、その方向に係わらず割当て
ができるように、かご呼び到着時にサービスできるゾー
ンを設定するサービスゾーン設定手段と、前記サービス
ゾーン設定手段が設定したゾーン内のホール呼びに対し
て、前記かご呼び優先割り当て手段を動作させることが
できる構成とした。
【0011】
【作用】ロックアウト制御手段が端階床で逆方向であっ
ても動作するため、かご呼びを有するサービスエレベー
ターを優先的に割当てることができ、団子運転による運
転効率の低下を防止できる。
【0012】
【実施例】以下図面を用いて本発明の一実施例を説明す
る。
【0013】図1は本発明のエレベーターの群管理制御
装置を用いたエレベーターシステムの全体構成を示す図
である。本例では、4台のエレベーターで、9階床をサ
ービスする群管理制御システムとして示している。エレ
ベーターの台数,サービス階床及びエレベーターの仕様
等は本例に限るものではないことは云うまでもない。図
で、1,2号機は車椅子仕様とし、3,4号機は一般仕
様のエレベーターとする。
【0014】各階には、4個のホール呼びボタンHBを
設け、ホール呼びボタンHBA,HBC,HBDは一般
ホール呼びボタンとし、ホール呼びボタンHBBは車椅
子仕様のエレベーターを呼ぶための車椅子ホール呼びボ
タンする。また、HBA,HBB,HBC,HBDの呼
び種として、A種,B種,C種,D種と設定する。群管
理制御装置20は、各階床1F〜9Fに設けられたホー
ル呼びボタンHBからの信号を取り込み、発生したホー
ル呼びを、上記いずれかの乗りかご41〜44に割当
て、割当て信号を号機制御装置30に送信し、且つ各階
エレベータードア近傍、又はホール呼びボタン近傍に設
けた情報案内装置HDに案内表示指令を送信する。なお
案内表示指令は号機制御装置から送信してもよい。
【0015】号機制御装置30は、エレベーター毎に設
けられており、1号機制御装置31,2号機制御装置3
2,3号機制御装置33,4号機制御装置34から構成
されている。この各号機制御装置には各対応するかご4
1〜44内に設けられたかご呼びボタンCB1〜CB4
信号を受信し、エレベーターの位置信号,方向信号と共
に群管理制御装置に送信する。
【0016】尚、群管理制御装置20,号機制御装置3
0,情報案内装置HDは公知のマイコン制御を採用して
おり、情報データの受渡し、表示を行う情報案内装置H
Dの指定等は、表示制御プログラムの構成により自由に
追加変更できるようになっている。また、表示する図
形,文字の情報の登録及び上記表示制御プログラムは情
報制御入力装置50により自由に追加変更できる。
【0017】本発明は上記群管理制御装置の運転制御部
に関するものであり、次にその動作を図2のフローチャ
ートを用いて説明する。
【0018】図2は運転制御部の全体処理のフローチャ
ートである。
【0019】ステップE10は、電源投入後又はリスタ
ートにより起動される。まずイニシャル処理20でエレ
ベーターの制御データテーブルなどのクリア処理など初
期処理を実行する。
【0020】次にステップE30からE70までを電源
ダウンか、又はプログラム異常が発生するまで繰返し行
い群管理制御を実行する。
【0021】ステップE30では、全階床のホール呼び
を入力し、ホール呼びテーブルにセット,リセット処理
を行う。また、ホール呼び対する応答灯の点灯,消灯の
指令を出す。
【0022】ステップE40では、号機制御装置30か
らの通信データをエレベーター制御データテーブルに格
納する。
【0023】ステップ50ではエレベーター毎にかご呼
び登録装置CBに登録されているかご呼びC(k,j,
i)のうち、エレベーターの進行方向において最後にサ
ービスする階のかご呼びを検出し、この呼びを最終かご
呼びテーブルCF(k,jA,iA)にセットする。
尚、kは号機番号を、j又はjAは方向を、i又はiA
は階床を示している。
【0024】ステップE55では、新規かご呼び検出処
理、及び最終かご呼び変更検出処理と、再割当て要求処
理を行う。
【0025】ステップE60では、ホール呼びの割当て
処理を行う。
【0026】ステップE70では現在行っている制御内
容や、到着案内等のエレベーターのサービスやビル管理
装置からのビル内案内情報などの案内報知処理を行う。
【0027】図3は、図2のステップE60におけるホ
ール呼び割当て処理のフローチャートである。
【0028】ステップF10とステップF60により全
ての呼び種,方向、及び階床に付いてループ処理を行
う。ステップF20では、発生ホール呼び又は再割当て
要求の有る呼びが有るか否かを判定する。もしなけれ
ば、ステップF60へ進む。ステップF20がもし有れ
ば、ステップF30でそのホール呼びに対して、割当て
エレベーターの選択を行い、ステップF40では選択さ
れたエレベーターが有るか否かを判定する。選択エレベ
ーターが有れば、ステップF50で選択エレベーターに
呼びを割当て、選択エレベーターがなければステップF
60に進む。
【0029】図4は、図3のステップF30におけるエ
レベーター選択処理のフローチャートである。
【0030】ステップG10とステップG80により、
全ての号機についてループ処理を行う。
【0031】まず、ステップG20で、割当て要求のあ
るホール呼びH(m,j,i)に対して、k号機がサービ
ス可能であるか否かを判定する。サービス可能なホール
呼びH(m,j,i)で有る場合はステップG30以降の
割当て演算を行い、サービス可能でなければステップG
80に進む。ステップG30,ステップG40,ステッ
プG50,ステップG60ではそれぞれ、アルゴリズム
別評価値T1(k),T2(k),T3(k)を演算する。こ
こでは、一例として演算方法を次のようにする。
【0032】ステップG30における待ち時間評価値T
1(k)の演算方法は、割当て要求の有るホール呼びH
(m,j,i)への到着予測時間テーブルの値とホール呼
び継続時間テーブルの値とを加算するものとする。
【0033】ステップG40におけるかご呼び優先値T
2(k)の演算方法は、割当て要求のあるホール呼びH
(m,j,i)の方向と同方向のかご呼びが登録されてい
れば、当該号機へ割当て易くするため、予め設定してお
いたKT2(>0)をセットし、同方向のかご呼びが登録
されていなければ0をセットする(順方向かご呼びロッ
クアウト優先制御)。
【0034】ステップG50における本発明による逆方
向及び同じサービスゾーンかご呼び優先値T3(k)の演
算方法は、割当て要求の有るホール呼びH(m,j,i)
の方向と逆方向のかご呼び又は最終かご呼びが登録され
ていれば、当該号機に割当て易くするために、予め設定
しておいたKT3(>0)をセットし、逆方向のかご呼び
又は最終かご呼びが登録されていなければ0をセットす
る(逆方向かご呼びロックアウト優先制御,同時サービ
ス制御)。
【0035】これらT1(k),T2(k),T3(k)の演
算結果に基づき、ステップG60では数1により割当て
要求の有るホール呼びH(m,j,i)に対し、総合評価
値Φ(k)を演算し、ステップG70で総合評価値Φ(k)
の最小値を持つエレベーターを順次選択する。
【0036】 Φ(k)=T1(k)−T2(k)−T3(k) …(数1) 以上の処理をステップG10とステップG80により全
エレベーターについて実行すると、サービス可能なエレ
ベーターが有れば最適な総合評価値のエレベーターが選
択されることになる。
【0037】尚、ステップG20ではホール呼び種別に
サービスできる階床が号機別に指定されているサービス
階テーブルなどから、サービス可能エレベーターか否か
を判定している。従って、予め交通需要に応じてこのサ
ービス階テーブルを更新しておくことにより、分割急行
の自動変更に伴う呼び割当て制御を簡単に行うことがで
きる。
【0038】また、総合評価値Φ(k)を演算する際、乗
車時間,かご内混雑度等の評価項目を加えると、顧客の
ニーズに適応できる個性化制御が実現できる。
【0039】図5は、図4のステップG50における逆
方向及び同じサービスゾーン(端階付近)かご呼び優先
値T3(k)演算処理フローチャートである。
【0040】ここで、割当て要求の有るホール呼びH
(m,j,i)の方向と逆方向のかご呼び又は最終かご呼
びが登録されていれば、当該号機へ割当て易くする逆方
向かご呼びロックアウト制御を全階床で有効としても、
中低層階で逆方向かご呼びロックアウト制御や同時サー
ビス制御を行ったエレベーターが、高層階のホール呼び
に応答すると、中低層階のこれらの制御の機能が意味を
なさなくなる。そのため、ここでは一実施例として、ス
ペックにて逆方向かご呼びロックアウト制御と同時サー
ビス制御を有効とする階床を設定する。
【0041】SPEC1には、割当て要求の有るホール
呼びH(m,j,i)の方向と逆方向の最終かご呼びが登
録されていれば、当該号機へ割当て易くする階床を6階
から9階に限定するため、16進数で“$01E0”
(2進数で%0000 00011110 0000)を
設定する(逆方向かご呼びロックアウト制御)。
【0042】SPEC2には、割当て要求の有るホール
呼びH(m,j,i)の方向と逆方向のかご呼びが登録さ
れていれば、かご呼びとホール呼びの同時乗降車サービ
スできるように、当該号機へ割当て易くする階床を8階
と9階に限定するために、16進数で“$0180”
(2進数で% 0000 0001 1000 0000)を
設定する(同時サービス制御)。
【0043】また本処理では、ステップH10からステ
ップH50まで判定に応じて、ステップH60又はステ
ップH70に示すように、定められた値をかご呼び優先
値T3(k)にセットする。
【0044】ステップH60では、通常の割当て評価値
となるように0を、ステップH70では、条件を満たし
たエレベーターが割り当てやすくなるようにKT3(>
0)を設定しセットする。
【0045】以下、本発明の一実施例であるフローチャ
ートについて説明する。
【0046】ステップH10ではSPEC1の判定を行
い、今割当て評価を行っているホール呼びH(m,j,
i)が登録されているi階床で逆方向かご呼びロックア
ウト制御を行う場合は、ステップH20以降の処理を行
い、逆方向かご呼びロックアウト制御を行わない場合は
ステップH40に進む。
【0047】ステップH20では、今割当て評価を行っ
ているホール呼びH(m,j,i)のj方向,i階床にお
いて、k号機のかご呼びC(k,j,i)の中に、方向と
反対方向の ̄j方向で且つi階床の逆方向かご呼びC
(k, ̄j,i)が登録されているか否を判定する。登録
されていればステップH30に進み、登録されていなけ
ればステップH40に進む。
【0048】ステップH30では、ステップH20で判
定されている逆方向かご呼びC(k, ̄j,i)が、図2
のステップE50で検出された最終かご呼びCF(k,
jA,iA)で有るか否かを判定する。最終かご呼びC
F(k,jA,iA)と判定すれば、ステップH70に進
む。
【0049】ステップH40では、SPEC2の判定を
行い、今割当て評価を行っているホール呼びH(m,
j,i)が登録されているi階床で同時サービス制御を
行う場合は、ステップH50の処理を行い、同時サービ
ス処理を行わない場合はステップH60に進む。
【0050】ステップH50では、i階床において、k
号機のかご呼びC(k,j,i)の中に、j方向の反対方
向にあたる ̄j方向で且つi階床逆方向かご呼びC
(k,  ̄j,i)が登録されているか否かを判定する。
登録されていればステップH70に進み、登録されてい
なければステップH60に進む。
【0051】図6は、図2のステップE55における新
規かご呼び検出処理,最終かご呼び変更検出処理と再割
当て要求処理のフローチャートである。
【0052】ステップP10とステップP120によ
り、全ての号機についてループ処理を行う。まず、ステ
ップP20からステップP40にて順方向の新規かご呼
び検出処理と再割当て処理を行う。
【0053】ステップP20では、かご呼びC(k,
j,i)が新規登録のかご呼びか否かを判定し、新規登
録のかご呼びであれば、ステップP30で、ホール呼び
H(m,j,i)には割当て済ホール呼びが登録されてい
るか否かを判定する。登録されていれば、ステップP4
0でホール呼びH(m,j,i)に対して、再割当て要求
をセットする。ステップP30でホール呼びH(m,
j,i)には、ホール呼びが登録されて折らず、且つ登
録されているホール呼びが未割当ての状態であればステ
ップP50に進む。
【0054】ステップP50では本フローチャートの処
理を行っている時の最終かご呼びCF(k,jA,iA)
と、前回本フローチャートの処理を行ったときにステッ
プP110で記録した最終かご呼びCFX(k,jB,
iB)が異なっているか否かを判定する。最終かご呼び
が異なっていれば、図5で行った逆方向かご呼びロック
アウト優先制御の評価を見直す必要が有るので、ステッ
プP60からステップP90にて、逆方向かご呼びロッ
クアウト優先制御に関連の有るホール呼びH(m, ̄j
A,iA)とH(m, ̄jB,iB)に割当て済みホール
呼びが登録されていればそのホール呼びに対し再割当て
要求をセットする。
【0055】ステップP110では、前回の最終かご呼
びCFX(k,jB,iB)に今回の最終かご呼びCF
(k,jA,iA)をセットする。
【0056】以上が本発明の一実施例であるが、この機
能を即時予約方式を備えた群管理制御装置の最上位機種
に採用すると予約変更が増加するので、かえって利用者
が戸惑いを感じる可能性性が有る。それを解消するに
は、図5で評価値T3にKT3を選択する時には「実稼
働データをもとに、最終かご呼び発生階が変更される確
率が低いときに行う」の条件を付ければよい。
【0057】図7に本発明を用いた場合と従来の制御を
比較したエレベーターの動作説明を示す。
【0058】図7(a)は従来のロックアウト制御を行
った場合のエレベーターの動きを模式的に示したもので
ある。先に説明したように、1号機が9階のかご呼びサ
ービス中に、9階のDOWN方向ホール呼びが発生して
も、1号機に登録されている9階のかご呼びの方向と、
9階のホール呼び登録装置に登録されている方向が異な
るため、ロックアウト制御が機能せずに、9階のDOW
Nホール呼びは、予測待ち時間の短い2号機に割当てら
れる。この結果、1号機が9階のかご呼びを2号機が9
階のホール呼びをそれぞれサービスすることになり、端
階付近に2台以上の集中する所謂だんご運転が発生しや
すくなる。
【0059】これに代わって、本発明のロックアウト制
御を用いると図7(b)のように動作する。
【0060】図に示すように9階のDOWN方向ホール
呼びを、かご呼びが登録されている1号機に優先的に割
り当てることで、2号機が9階にサービスする必要がな
くなり、いち早く他のホールをサービスすることができ
るようなる。
【0061】尚、9階のDOWN方向ホール呼びを割当
てた後、1号機のかご呼びが登録された場合は、9階の
DOWN方向ホール呼びを再割当てすることで、同一階
又は端階付近に2台以上のエレベーターが集中すること
がなくなる。また、最終サービス階で反転運転制御する
HCR/LCRを有効にすることで一周のサービス時間
を短縮することもできる。なお、本発明を適用する階床
を限定することにより、混雑階等は本発明の適用を外し
複数台サービスも可能であるため、利用者の利便性は向
上する。
【0062】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
ホール呼び登録階に対して、当該階のかご呼びなしエレ
ベーターに割当てる回数を減少させることができ、運行
効率を向上させることができるという効果が有る。この
結果、同一階に2台以上のエレベーターを割当てること
がなくなり、さらに端階付近に2台以上のエレベーター
が集中する団子運転が解消されるので他階床のサービス
が改善される。
【0063】更に、従来は割当て予約エレベーターより
先に非割当て予約エレベーターがかご呼びにより到着す
る先着回数が減少する効果が有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】エレベーター群管理制御システムの全体構成
図。
【図2】全体処理のフローチャート。
【図3】ホール呼び割当てのフローチャート。
【図4】エレベーターの選択処理のフローチャート。
【図5】逆方向かご及び、同時サービス処理のフローチ
ャート。
【図6】再割当て処理のフローチャート。
【図7】本発明のロックアウト制御と従来制御との動作
比較図。
【符号の説明】
20…群管理制御装置、30…号機制御装置、41〜4
4…乗りかご、CB1〜CB4…かご呼びボタン、HB
A,HBC,HBD…一般ホール呼びボタン、HBB…
車椅子ホール呼びボタン、HD…情報案内装置。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数階床をサービスする複数台のエレベー
    ターと,各階エレベーターホールに設けられたホール呼
    び登録装置と,前記エレベーターのかご内に設けられた
    かご呼び登録装置と,前記ホール呼び登録装置からの呼
    び信号に応じてサービスするエレベーターを選択し、割
    当てる呼び割当て手段を有するエレベーターの群管理制
    御装置において、 前記ホール呼び登録装置に登録されているホール呼びと
    同一階床同一方向のかご呼びが前記かご呼び登録装置に
    登録されていることを検出するロックアウト検出手段
    と、前記ロックアウト検出手段によって検出されたホー
    ル呼びを、前記呼び割当て手段に前記ロックアウト検出
    手段が検出したかごに優先的に呼び割当てする、かご呼
    び優先割り当て手段を付加したことを特徴とするエレベ
    ーターの群管理制御装置。
  2. 【請求項2】複数階床をサービスする複数台のエレベー
    ターと,各階エレベーターホールに設けられたホール呼
    び登録装置と,前記エレベーターのかご内に設けられた
    かご呼び登録装置と,前記ホール呼び登録装置からの呼
    び信号に応じてサービスするエレベーターを選択し、割
    当てる呼び割当て手段を有するエレベーターの群管理制
    御装置において、 前記エレベーター毎に前記かご呼び登録装置に登録され
    ているかご呼びのうち、前記エレベーターの進行方向の
    最終のかご呼びを検出する最終かご呼び検出手段と、 前記最終かご呼び検出手段の検出結果から、前記ホール
    呼び登録装置に登録されているホール呼びと同一階床
    で、且つ前記ホール呼びの方向に対して逆方向のかご呼
    びであることを検出するロックアウト検出手段と、 前記ロックアウト検出手段によって検出されたエレベー
    ターに優先的に呼びを割当てるかご呼び優先割り当て手
    段を設けたことを特徴とするエレベーターの群管理制御
    装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、前記かご呼び優
    先割当て手段は、前記かご呼び登録手段にかご呼びが割
    当てられた時点で、かご呼びが割当てられた階床の既割
    当て済みホール呼びの再割り手処理を行う再割当て処理
    手段を備えたことを特徴とするエレベーターの群管理制
    御装置。
  4. 【請求項4】請求項2において、前記最終かご呼び検出
    手段が検出した結果の変更を検出する最終かご呼び変更
    検出手段と、前記最終かご呼び変更検出手段の検出かご
    呼び階と同一階床の既割済みホール呼びを再割当て処理
    する再割当て処理手段を備えたことを特徴とするエレベ
    ーターの群管理制御装置。
  5. 【請求項5】請求項1又は2において、最終かご呼び階
    到着後のサービスゾーンを設定するサービスゾーン設定
    手段を設け、前記ゾーン内は前記かご呼び優先割り当て
    手段を動作させることを特徴とするエレベーターの群管
    理制御装置。
  6. 【請求項6】請求項1又は2において、前記かご呼び優
    先割り当て手段は最終かご呼び発生階の変更される確率
    の低いときに動作させることを特徴とするエレベーター
    の群管理制御装置。
JP6250364A 1994-10-17 1994-10-17 エレベーターの群管理制御装置 Pending JPH08113435A (ja)

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JP6250364A JPH08113435A (ja) 1994-10-17 1994-10-17 エレベーターの群管理制御装置

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JP6250364A JPH08113435A (ja) 1994-10-17 1994-10-17 エレベーターの群管理制御装置

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WO1998018708A1 (en) * 1996-10-29 1998-05-07 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Control device for elevators
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