JPH08113261A - 容器用蓋部材 - Google Patents
容器用蓋部材Info
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- JPH08113261A JPH08113261A JP27456694A JP27456694A JPH08113261A JP H08113261 A JPH08113261 A JP H08113261A JP 27456694 A JP27456694 A JP 27456694A JP 27456694 A JP27456694 A JP 27456694A JP H08113261 A JPH08113261 A JP H08113261A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D5/00—Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
- B65D5/42—Details of containers or of foldable or erectable container blanks
- B65D5/72—Contents-dispensing means
- B65D5/74—Spouts
- B65D5/746—Spouts formed separately from the container
- B65D5/747—Spouts formed separately from the container with means for piercing or cutting the container wall or a membrane connected to said wall
- B65D5/748—Spouts formed separately from the container with means for piercing or cutting the container wall or a membrane connected to said wall a major part of the container wall or membrane being left inside the container after the opening
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/80—Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Cartons (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 繰り返しの使用を可能にしてコストを低減で
き、かつ衛生上の信頼性及び使用上の安全性を向上でき
る容器用蓋部材を提供する。 【構成】 注ぎ口2と、該注ぎ口を開閉するキャップ3
とからなる蓋部材1を構成する場合に、紙製容器本体1
0に上記注ぎ口2を粘着シート4を介在させて着脱可能
に貼着し、上記キャップ3に上記容器本体10に穴6を
穿設する尖部3bを一体形成する。
き、かつ衛生上の信頼性及び使用上の安全性を向上でき
る容器用蓋部材を提供する。 【構成】 注ぎ口2と、該注ぎ口を開閉するキャップ3
とからなる蓋部材1を構成する場合に、紙製容器本体1
0に上記注ぎ口2を粘着シート4を介在させて着脱可能
に貼着し、上記キャップ3に上記容器本体10に穴6を
穿設する尖部3bを一体形成する。
Description
【0001】本発明は、例えば飲料水などを収納する紙
製容器の蓋部材に関する。
製容器の蓋部材に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、牛乳、ジュース、清涼飲料水、酒
などの各種飲料を収納する容器として、再生可能な紙製
パックが多用されている。この種の紙製パックは、図5
に示すように、角筒状の容器本体10の上部を折り曲げ
て屋根状に形成し、これの上端縁10aを糊着けした密
封構造のものが一般的である。このような紙製パックを
開封する場合、従来、上端縁10aをこれの一端から左
右外方に開き、この左右に開いた上端縁10aの糊着け
部分11を引き剥がし、これによりくちばし状の注出口
12を形成するようにしている(図5の一点鎖線及び→
印参照)。
などの各種飲料を収納する容器として、再生可能な紙製
パックが多用されている。この種の紙製パックは、図5
に示すように、角筒状の容器本体10の上部を折り曲げ
て屋根状に形成し、これの上端縁10aを糊着けした密
封構造のものが一般的である。このような紙製パックを
開封する場合、従来、上端縁10aをこれの一端から左
右外方に開き、この左右に開いた上端縁10aの糊着け
部分11を引き剥がし、これによりくちばし状の注出口
12を形成するようにしている(図5の一点鎖線及び→
印参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
紙製パックでは、手で開閉する際に雑菌が注出口に付着
したり、内部に混入して不衛生であり、また誤って倒れ
たりすると内容物が溢れるという問題がある。更に、開
封後の注出口を開いたままにしておくと、ホコリやゴミ
が侵入し易く不衛生となる問題もある。ここで、上記不
衛生の問題や転倒時に溢れるという問題を解消するに
は、上記紙製パックに予め開閉蓋を取付けておくことが
考えられる。しかしながら各紙製パックごとに開閉蓋を
取付けるとなると、コストが高騰するという問題が生じ
る。
紙製パックでは、手で開閉する際に雑菌が注出口に付着
したり、内部に混入して不衛生であり、また誤って倒れ
たりすると内容物が溢れるという問題がある。更に、開
封後の注出口を開いたままにしておくと、ホコリやゴミ
が侵入し易く不衛生となる問題もある。ここで、上記不
衛生の問題や転倒時に溢れるという問題を解消するに
は、上記紙製パックに予め開閉蓋を取付けておくことが
考えられる。しかしながら各紙製パックごとに開閉蓋を
取付けるとなると、コストが高騰するという問題が生じ
る。
【0004】本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされ
たもので、コストを高騰させることなく衛生上の信頼性
及び転倒時の安全性を確保できる容器用蓋部材を提供す
ることを目的としている。
たもので、コストを高騰させることなく衛生上の信頼性
及び転倒時の安全性を確保できる容器用蓋部材を提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、注ぎ口と、該
注ぎ口を開閉するキャップとからなる容器用蓋部材にお
いて、紙製容器本体に上記注ぎ口を粘着シートを介在さ
せて着脱可能に貼着し、該注ぎ口又は上記キャップの何
れか一方に、上記容器本体に穴を穿設する尖部を一体形
成したことを特徴としている。
注ぎ口を開閉するキャップとからなる容器用蓋部材にお
いて、紙製容器本体に上記注ぎ口を粘着シートを介在さ
せて着脱可能に貼着し、該注ぎ口又は上記キャップの何
れか一方に、上記容器本体に穴を穿設する尖部を一体形
成したことを特徴としている。
【0006】上記粘着シートには、ポリブテン(例え
ば、出光石油化学社製ポリブテン300R)と非晶性ポ
リアルファオレフィン(例えば、宇部レキセン社製UB
ETAC UT2780)とを所定割合で混合した組成
物や、ポリイソブチレン樹脂(例えば、日本ブチル社製
のビスタネックス)と天然ゴムとの組成物からなるもの
が使用できる。これらの組成物は、紙容器への粘着力を
確保しながら繰り返しの使用が可能であり、かつ食品衛
生上安全である。上記組み合わせにおいて、両ポリマー
の配合比は粘着性を付与するポリブテンやイソブチレン
などポリマーの粘着性能や粘度、これに配合するポリア
ルファオレフィンや天然ゴムの軟化点、低温特性など諸
物性により区々であるが、具体的には、例えば上記ポリ
ブテン300RとUBETAC UT2780とを混合
する場合、5:95〜1:3の配合比で混合したものを
一例として挙げることができる。この例では、ポリブテ
ンが上記配合比より少ないと粘着性が低くなり過ぎて使
用困難となり、これより多いと粘着性が強くなり過ぎて
注ぎ口を容器本体から取り外すのが容易でなく、かつ流
動性が大きくなるためシート形状への成形性が悪くなり
使用できない。
ば、出光石油化学社製ポリブテン300R)と非晶性ポ
リアルファオレフィン(例えば、宇部レキセン社製UB
ETAC UT2780)とを所定割合で混合した組成
物や、ポリイソブチレン樹脂(例えば、日本ブチル社製
のビスタネックス)と天然ゴムとの組成物からなるもの
が使用できる。これらの組成物は、紙容器への粘着力を
確保しながら繰り返しの使用が可能であり、かつ食品衛
生上安全である。上記組み合わせにおいて、両ポリマー
の配合比は粘着性を付与するポリブテンやイソブチレン
などポリマーの粘着性能や粘度、これに配合するポリア
ルファオレフィンや天然ゴムの軟化点、低温特性など諸
物性により区々であるが、具体的には、例えば上記ポリ
ブテン300RとUBETAC UT2780とを混合
する場合、5:95〜1:3の配合比で混合したものを
一例として挙げることができる。この例では、ポリブテ
ンが上記配合比より少ないと粘着性が低くなり過ぎて使
用困難となり、これより多いと粘着性が強くなり過ぎて
注ぎ口を容器本体から取り外すのが容易でなく、かつ流
動性が大きくなるためシート形状への成形性が悪くなり
使用できない。
【0007】
【作用】本発明の蓋部材を取付けるには、まず容器本体
に粘着シートを貼着して注ぎ口を固定し、この状態で注
ぎ口内にキャップの尖部を差し込んで容器本体に穴を穿
設する。これにより注出口が形成されることとなる。そ
して飲用する際には上記注ぎ口から飲料水などを注出
し、この後注ぎ口にキャップを装着して封をする。また
上記容器が空になったら注ぎ口を粘着シートごと取り剥
がし、この注ぎ口を新品の容器に貼着する。ここで、上
記注ぎ口に尖部を一体形成した場合は、該注ぎ口を貼着
する際に同時に穴を穿設することとなる。
に粘着シートを貼着して注ぎ口を固定し、この状態で注
ぎ口内にキャップの尖部を差し込んで容器本体に穴を穿
設する。これにより注出口が形成されることとなる。そ
して飲用する際には上記注ぎ口から飲料水などを注出
し、この後注ぎ口にキャップを装着して封をする。また
上記容器が空になったら注ぎ口を粘着シートごと取り剥
がし、この注ぎ口を新品の容器に貼着する。ここで、上
記注ぎ口に尖部を一体形成した場合は、該注ぎ口を貼着
する際に同時に穴を穿設することとなる。
【0008】本発明に係る容器用蓋部材によれば、紙容
器本体に注ぎ口を粘着シートを介して着脱可能に貼着
し、該注ぎ口又はキャップの何れかに尖部を一体形成し
たので、上述のように1つの蓋部材を繰り返し使用する
ことができ、各容器ごとに開閉蓋を取付ける場合に比べ
てコストを大幅に低減できる。また上記注ぎ口をキャッ
プで確実に密封することができるので、ホコリやゴミ等
の侵入による衛生上の懸念を解消でき、また倒れても内
容物が溢れることはない。
器本体に注ぎ口を粘着シートを介して着脱可能に貼着
し、該注ぎ口又はキャップの何れかに尖部を一体形成し
たので、上述のように1つの蓋部材を繰り返し使用する
ことができ、各容器ごとに開閉蓋を取付ける場合に比べ
てコストを大幅に低減できる。また上記注ぎ口をキャッ
プで確実に密封することができるので、ホコリやゴミ等
の侵入による衛生上の懸念を解消でき、また倒れても内
容物が溢れることはない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図に基づいて説
明する。図1ないし図4は、本発明実施例の容器用蓋部
材を説明するための図であり、図1は本実施例1の蓋部
材を示す断面図、図2は実施例1の蓋部材の取付け状態
を示す図、図3は実施例2の蓋部材の取付け状態を示す
断面図、図4は蓋部材の取付け状態を示す斜視図であ
る。
明する。図1ないし図4は、本発明実施例の容器用蓋部
材を説明するための図であり、図1は本実施例1の蓋部
材を示す断面図、図2は実施例1の蓋部材の取付け状態
を示す図、図3は実施例2の蓋部材の取付け状態を示す
断面図、図4は蓋部材の取付け状態を示す斜視図であ
る。
【0010】実施例1 本実施例の蓋部材1は、注ぎ口2及びキャップ3とから
なり、この注ぎ口2は円筒部2aの外周面に雄ねじを形
成するとともに、円筒部2aの下端外周縁にフランジ部
2bを一体形成して構成されている。ここで上記注ぎ口
2及びキャップ3の材質としてはアクリル樹脂が適して
いるが、食品衛生上安全でかつ無公害であればこれに限
られるものではなく、例えば所定硬度を有する合成樹
脂、あるいはステンレススチールやアルミニュウムなど
の金属を採用してもよい。
なり、この注ぎ口2は円筒部2aの外周面に雄ねじを形
成するとともに、円筒部2aの下端外周縁にフランジ部
2bを一体形成して構成されている。ここで上記注ぎ口
2及びキャップ3の材質としてはアクリル樹脂が適して
いるが、食品衛生上安全でかつ無公害であればこれに限
られるものではなく、例えば所定硬度を有する合成樹
脂、あるいはステンレススチールやアルミニュウムなど
の金属を採用してもよい。
【0011】上記注ぎ口2のフランジ部2bの下面には
粘着シート4が接着固定されている。本実施例の粘着シ
ート4は出光石油化学社製ポリブテン300Rと宇部レ
キセン社製UBETAC UT2780とからなる組成
物を使用した。両者の配合比は5:95〜1:3の範囲
内にあることが必要である。
粘着シート4が接着固定されている。本実施例の粘着シ
ート4は出光石油化学社製ポリブテン300Rと宇部レ
キセン社製UBETAC UT2780とからなる組成
物を使用した。両者の配合比は5:95〜1:3の範囲
内にあることが必要である。
【0012】このようにして製造された粘着シート4
は、食品衛生上安全でかつ無公害であり、しかも貼着時
のシール性に優れており、かつ水洗いしても粘着性を劣
化させることはなく繰り返しの使用が可能である。ま
た、上記粘着シート4の下面にはシリコン製の離型紙5
が貼着されており、これは貼着時に取り外すようになっ
ている。なお、上記粘着シート4は注ぎ口2とは別体に
形成し、該粘着シート4の両面に離型紙5を貼着してお
いてもよい。
は、食品衛生上安全でかつ無公害であり、しかも貼着時
のシール性に優れており、かつ水洗いしても粘着性を劣
化させることはなく繰り返しの使用が可能である。ま
た、上記粘着シート4の下面にはシリコン製の離型紙5
が貼着されており、これは貼着時に取り外すようになっ
ている。なお、上記粘着シート4は注ぎ口2とは別体に
形成し、該粘着シート4の両面に離型紙5を貼着してお
いてもよい。
【0013】上記キャップ3は、上記注ぎ口2に開閉自
在に螺着される雌ねじが形成されたキャップ本体3aの
天壁内面にこれの軸心に延びる円筒状の尖部3bを一体
形成して構成されている。この尖部3bの先端部にはこ
れの軸心に対して斜めに交差する傾斜面が形成されてお
り、これにより鋭利な先端3cを有している。
在に螺着される雌ねじが形成されたキャップ本体3aの
天壁内面にこれの軸心に延びる円筒状の尖部3bを一体
形成して構成されている。この尖部3bの先端部にはこ
れの軸心に対して斜めに交差する傾斜面が形成されてお
り、これにより鋭利な先端3cを有している。
【0014】次に、上記蓋部材1の一使用方法について
説明する。本実施例では、上述の牛乳やジュース等の各
種飲料が収納される紙製パックに適用した場合を例に取
って説明する。この紙製パックは角筒状の容器本体10
の上部を屋根状に折り曲げ、これの上端縁10aを糊着
けしたもので、基本的構造は従来と同様である。
説明する。本実施例では、上述の牛乳やジュース等の各
種飲料が収納される紙製パックに適用した場合を例に取
って説明する。この紙製パックは角筒状の容器本体10
の上部を屋根状に折り曲げ、これの上端縁10aを糊着
けしたもので、基本的構造は従来と同様である。
【0015】まず、注ぎ口2の離型紙5を取り外して粘
着シート4の下面を露出させ、この粘着シート4を容器
本体10の上面10bに押し付けて貼着し、上記注ぎ口
2を固定する。次に、キャップ3の尖部3bを注ぎ口2
内に挿入し、該尖部3bの先端3cを容器本体10に押
し込む(図1、図4参照)。すると先端3cが容器本体
10の紙を突き破り、さらに尖部3bをねじ込むように
押し付ける、これにより注出口としての穴6が形成され
る。この場合、穴6によって形成された切り欠き片10
cは千切れることなく、その一部が接続された状態で残
ることとなる(図1参照)。
着シート4の下面を露出させ、この粘着シート4を容器
本体10の上面10bに押し付けて貼着し、上記注ぎ口
2を固定する。次に、キャップ3の尖部3bを注ぎ口2
内に挿入し、該尖部3bの先端3cを容器本体10に押
し込む(図1、図4参照)。すると先端3cが容器本体
10の紙を突き破り、さらに尖部3bをねじ込むように
押し付ける、これにより注出口としての穴6が形成され
る。この場合、穴6によって形成された切り欠き片10
cは千切れることなく、その一部が接続された状態で残
ることとなる(図1参照)。
【0016】次いで飲用する場合は、上記注ぎ口2から
飲料水などを注出し、この後注ぎ口2にキャップ3を螺
着して閉塞する。これにより注ぎ口2からホコリやゴミ
が侵入するのを阻止しており、また転倒しても溢れるこ
とはない。
飲料水などを注出し、この後注ぎ口2にキャップ3を螺
着して閉塞する。これにより注ぎ口2からホコリやゴミ
が侵入するのを阻止しており、また転倒しても溢れるこ
とはない。
【0017】そして飲料水などが空になったら、上記注
ぎ口2を粘着シート4ごと取り外す。ここで、注ぎ口
2、キャップ3を水洗いして付着物を除去することとな
るが、このときに粘着シート4の粘着面を水洗いするこ
ともでき、このようにしても乾燥後に使用すれば粘着力
が低下することはない。この後、上記蓋部材1をそのま
ま新品の容器本体に使用することとなる。
ぎ口2を粘着シート4ごと取り外す。ここで、注ぎ口
2、キャップ3を水洗いして付着物を除去することとな
るが、このときに粘着シート4の粘着面を水洗いするこ
ともでき、このようにしても乾燥後に使用すれば粘着力
が低下することはない。この後、上記蓋部材1をそのま
ま新品の容器本体に使用することとなる。
【0018】本実施例によれば、注ぎ口2の粘着シート
4を容器本体10に貼着し、該注ぎ口2内にキャップ3
の尖部3bを押し込むことにより、容器本体10に穴6
を形成したので、簡単な操作で蓋部材1を取付けること
ができ、しかも注ぎ口2をキャップ3で確実に閉塞でき
ることから、ホコリ等が侵入することはなく、かつ倒れ
ても飲料水などが溢れることもない。
4を容器本体10に貼着し、該注ぎ口2内にキャップ3
の尖部3bを押し込むことにより、容器本体10に穴6
を形成したので、簡単な操作で蓋部材1を取付けること
ができ、しかも注ぎ口2をキャップ3で確実に閉塞でき
ることから、ホコリ等が侵入することはなく、かつ倒れ
ても飲料水などが溢れることもない。
【0019】また本実施例では、上記注ぎ口2を粘着シ
ート4により着脱可能としたので、1個の蓋部材1を繰
り返し使用することができ、従来の各容器ごとに開閉蓋
を取付ける場合に比べてコストを大幅に低減できる。さ
らに上記粘着シート4をポリブテンと非晶性ポリアルフ
ァオレフィンとの組成物で構成したので、貼着時のシー
ル性を向上できるとともに、水洗いした場合の粘着力の
低下を抑制でき、粘着シートとしての寿命をさらに延長
できる。
ート4により着脱可能としたので、1個の蓋部材1を繰
り返し使用することができ、従来の各容器ごとに開閉蓋
を取付ける場合に比べてコストを大幅に低減できる。さ
らに上記粘着シート4をポリブテンと非晶性ポリアルフ
ァオレフィンとの組成物で構成したので、貼着時のシー
ル性を向上できるとともに、水洗いした場合の粘着力の
低下を抑制でき、粘着シートとしての寿命をさらに延長
できる。
【0020】実施例2 上記実施例1はキャップ3側に尖部3bを形成した例で
あったが、実施例2は、図3で示すように、注ぎ口22
側に尖部23bを形成して蓋部材21としたものであ
る。本実施例の蓋部材21は、注ぎ口22及びキャップ
23とからなり、この注ぎ口22は円筒部22aの外周
面に雄ねじを形成するとともに、円筒部22aの下端外
周縁に鍔状のフランジ部22bを、そしてその下部には
尖部23bを一体形成して構成されている。この尖部2
3bの先端部にはその軸心に対して斜めに交差する傾斜
面が形成されており、これにより鋭利な先端23cを有
している。また、容器10内の飲料水などを最後まで余
すこと無く注出可能なように、尖部23bの側面でかつ
鍔状フランジ部22bの直下近傍にはその円筒内に貫通
する側孔24が設けられている。また、キャップ23に
は、その本体23aの内面に雌ねじが形成されており、
使用後、注ぎ口22に螺着して閉蓋できるようになって
いる。なお、蓋部材21の材質は実施例1の蓋部材1と
同様のものでよい。
あったが、実施例2は、図3で示すように、注ぎ口22
側に尖部23bを形成して蓋部材21としたものであ
る。本実施例の蓋部材21は、注ぎ口22及びキャップ
23とからなり、この注ぎ口22は円筒部22aの外周
面に雄ねじを形成するとともに、円筒部22aの下端外
周縁に鍔状のフランジ部22bを、そしてその下部には
尖部23bを一体形成して構成されている。この尖部2
3bの先端部にはその軸心に対して斜めに交差する傾斜
面が形成されており、これにより鋭利な先端23cを有
している。また、容器10内の飲料水などを最後まで余
すこと無く注出可能なように、尖部23bの側面でかつ
鍔状フランジ部22bの直下近傍にはその円筒内に貫通
する側孔24が設けられている。また、キャップ23に
は、その本体23aの内面に雌ねじが形成されており、
使用後、注ぎ口22に螺着して閉蓋できるようになって
いる。なお、蓋部材21の材質は実施例1の蓋部材1と
同様のものでよい。
【0021】蓋部材21を使用する場合には、注ぎ口2
2の鍔状フランジ22bに貼着した粘着シート4から離
型紙5を剥離した後、尖部23bの先端23cを容器本
体10に強く押し込んで穴を穿つと同時に、粘着シート
4で注ぎ口22と容器本体10とを強固に貼着する。な
お、容器本体10に穿孔した後に、粘着シート4から離
型紙5を剥離し、注ぎ口22と容器本体10とを貼着し
てもよい。
2の鍔状フランジ22bに貼着した粘着シート4から離
型紙5を剥離した後、尖部23bの先端23cを容器本
体10に強く押し込んで穴を穿つと同時に、粘着シート
4で注ぎ口22と容器本体10とを強固に貼着する。な
お、容器本体10に穿孔した後に、粘着シート4から離
型紙5を剥離し、注ぎ口22と容器本体10とを貼着し
てもよい。
【0022】また、上記実施例2では、注ぎ口22とキ
ャップ23とを別体としたが、注ぎ口にキャップをヒン
ジ等により一体に形成しもよい。
ャップ23とを別体としたが、注ぎ口にキャップをヒン
ジ等により一体に形成しもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明に係る容器用蓋部材によれば、紙
製容器本体に注ぎ口を粘着シートを介在させて着脱可能
に貼着し、該注ぎ口又はキャップの何れかに上記容器本
体に穴を穿設する尖部を一体形成したので、1つの蓋部
材を繰り返し使用でき、コストを低減できるとともに、
衛生上の信頼性及び使用上の安全性を向上できる効果が
ある。
製容器本体に注ぎ口を粘着シートを介在させて着脱可能
に貼着し、該注ぎ口又はキャップの何れかに上記容器本
体に穴を穿設する尖部を一体形成したので、1つの蓋部
材を繰り返し使用でき、コストを低減できるとともに、
衛生上の信頼性及び使用上の安全性を向上できる効果が
ある。
【図1】本発明の実施例1による容器用蓋部材を説明す
るための断面図である。
るための断面図である。
【図2】上記実施例1の蓋部材の取付け状態を示す図で
ある。
ある。
【図3】本発明の実施例2による容器用蓋部材を説明す
るための断面図である。
るための断面図である。
【図4】本発明の蓋部材が適用された紙製パックを示す
斜視図である。
斜視図である。
【図5】従来の紙製パックの開封を示す斜視図である。
1、21 蓋部材 2、22 注ぎ口 3、23 キャップ 3b、23b 尖部 6 穴 10 紙製容器本体
Claims (1)
- 【請求項1】 注ぎ口と、該注ぎ口を開閉するキャップ
とからなり、紙製容器本体に上記注ぎ口を粘着シートを
介在させて着脱可能に貼着し、該注ぎ口又は上記キャッ
プの何れか一方に、上記容器本体に穴を穿設する尖部を
一体形成したことを特徴とする容器用蓋部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27456694A JPH08113261A (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | 容器用蓋部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27456694A JPH08113261A (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | 容器用蓋部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08113261A true JPH08113261A (ja) | 1996-05-07 |
Family
ID=17543524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27456694A Pending JPH08113261A (ja) | 1994-10-12 | 1994-10-12 | 容器用蓋部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08113261A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006096421A (ja) * | 2005-11-17 | 2006-04-13 | Shikoku Kakoki Co Ltd | 密封容器 |
AT502389B1 (de) * | 2003-12-18 | 2007-03-15 | Buchinger Hans | Ausgiess-,öffnungs- und verschlussvorrichtung |
JP2010222017A (ja) * | 2009-03-23 | 2010-10-07 | Japan Crown Cork Co Ltd | 開封具 |
JP2011011781A (ja) * | 2009-06-30 | 2011-01-20 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | レフィール容器及び吐出容器 |
JP2012020773A (ja) * | 2010-07-15 | 2012-02-02 | Nihon Tetra Pak Kk | 紙容器の開封再栓装置 |
WO2019043431A1 (es) * | 2017-08-29 | 2019-03-07 | Gaviria Valenzuela Daniel | Ensamble de tapa con uña de corte para apertura y cierre de contenedores |
-
1994
- 1994-10-12 JP JP27456694A patent/JPH08113261A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT502389B1 (de) * | 2003-12-18 | 2007-03-15 | Buchinger Hans | Ausgiess-,öffnungs- und verschlussvorrichtung |
JP2006096421A (ja) * | 2005-11-17 | 2006-04-13 | Shikoku Kakoki Co Ltd | 密封容器 |
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WO2019043431A1 (es) * | 2017-08-29 | 2019-03-07 | Gaviria Valenzuela Daniel | Ensamble de tapa con uña de corte para apertura y cierre de contenedores |
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