JPH08113059A - 車両用ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents
車両用ヘッドアップディスプレイ装置Info
- Publication number
- JPH08113059A JPH08113059A JP6249777A JP24977794A JPH08113059A JP H08113059 A JPH08113059 A JP H08113059A JP 6249777 A JP6249777 A JP 6249777A JP 24977794 A JP24977794 A JP 24977794A JP H08113059 A JPH08113059 A JP H08113059A
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- JP
- Japan
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- combiner
- light guide
- light
- hologram
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Abstract
(57)【要約】
【構成】ホログラム4によるコンバイナーを有し、発光
表示手段2からの表示像をコンバイナーへ導光する透明
導光体3は可動であり、表示像8の表示時はコンバイナ
ーが車両のダッシュボード9上に現れ、非表示時はダッ
シュボード内に格納可能とした。 【効果】コンバイナーを直接フロントガラス6に設けて
いないので、情報の非表示時に車両内外から目立たず、
目障りにならない。また、コンバイナー部の耐久性も向
上する。
表示手段2からの表示像をコンバイナーへ導光する透明
導光体3は可動であり、表示像8の表示時はコンバイナ
ーが車両のダッシュボード9上に現れ、非表示時はダッ
シュボード内に格納可能とした。 【効果】コンバイナーを直接フロントガラス6に設けて
いないので、情報の非表示時に車両内外から目立たず、
目障りにならない。また、コンバイナー部の耐久性も向
上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の運転者が視線を前
方に固定した状態で車両の計器板の情報を外部の景色に
重ね合わせて見ることができる車両用ヘッドアップディ
スプレイ装置に関するものである。
方に固定した状態で車両の計器板の情報を外部の景色に
重ね合わせて見ることができる車両用ヘッドアップディ
スプレイ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両において、車速、その他
の車両情報の表示に用いられるディスプレイ装置とし
て、フロントガラスに設けられたハーフミラーやホログ
ラム等によるコンバイナーに、CRTやバックライト付
きLCD等の表示像投射手段により表示像を投射するヘ
ッドアップディスプレイ装置が知られている。
の車両情報の表示に用いられるディスプレイ装置とし
て、フロントガラスに設けられたハーフミラーやホログ
ラム等によるコンバイナーに、CRTやバックライト付
きLCD等の表示像投射手段により表示像を投射するヘ
ッドアップディスプレイ装置が知られている。
【0003】図6に従来のヘッドアップディスプレイ装
置の概念図を示す。ここで、11は運転者の観察位置、
12は発光表示手段、15はコンバイナー、16はフロ
ントガラス、17は情報を含む光、18は表示像(虚
像)である。発光表示手段12から発した光は、フロン
トガラス16に備えられたコンバイナー15に照射さ
れ、反射されて運転手に観察位置11で視認される。こ
の際、表示情報は18の位置に虚像として運転手に認識
される。
置の概念図を示す。ここで、11は運転者の観察位置、
12は発光表示手段、15はコンバイナー、16はフロ
ントガラス、17は情報を含む光、18は表示像(虚
像)である。発光表示手段12から発した光は、フロン
トガラス16に備えられたコンバイナー15に照射さ
れ、反射されて運転手に観察位置11で視認される。こ
の際、表示情報は18の位置に虚像として運転手に認識
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
フロントガラスにコンバイナーを設けた車両用ヘッドア
ップディスプレイ装置ではフロントガラス上にコンバイ
ナーとしてハーフミラーを形成したり、ホログラムを貼
付、または封入するため、表示をさせていないときでも
コンバイナー部分が目立つという問題がある。
フロントガラスにコンバイナーを設けた車両用ヘッドア
ップディスプレイ装置ではフロントガラス上にコンバイ
ナーとしてハーフミラーを形成したり、ホログラムを貼
付、または封入するため、表示をさせていないときでも
コンバイナー部分が目立つという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題を解
決すべくなされたものであり、透明導光体と、該透明導
光体に設けられたコンバイナーと、情報を含む光を表示
像として発する発光表示手段とを少なくとも有し、発光
表示手段からの光が透明導光体によりコンバイナーへ導
光可能とされた車両用ヘッドアップディスプレイ装置で
あって、上記透明導光体は可動とされており、表示像を
表示する時はコンバイナーが車両のダッシュボード上に
現れ、非表示時はコンバイナーをダッシュボード内に格
納可能であることを特徴とする車両用ヘッドアップディ
スプレイ装置を提供するものである。
決すべくなされたものであり、透明導光体と、該透明導
光体に設けられたコンバイナーと、情報を含む光を表示
像として発する発光表示手段とを少なくとも有し、発光
表示手段からの光が透明導光体によりコンバイナーへ導
光可能とされた車両用ヘッドアップディスプレイ装置で
あって、上記透明導光体は可動とされており、表示像を
表示する時はコンバイナーが車両のダッシュボード上に
現れ、非表示時はコンバイナーをダッシュボード内に格
納可能であることを特徴とする車両用ヘッドアップディ
スプレイ装置を提供するものである。
【0006】以下本発明を実施例に従って説明する。図
1は本発明の車両用ヘッドアップディスプレイ装置の一
例の概念図である。1は運転者の観察位置、2は発光表
示手段、3は透明導光体、4は透明導光体に貼り付けら
れたコンバイナーとしてのホログラム、6はフロントガ
ラス、7は情報を含む光、8は遠方に結像された表示像
(虚像)、9はダッシュボードである。
1は本発明の車両用ヘッドアップディスプレイ装置の一
例の概念図である。1は運転者の観察位置、2は発光表
示手段、3は透明導光体、4は透明導光体に貼り付けら
れたコンバイナーとしてのホログラム、6はフロントガ
ラス、7は情報を含む光、8は遠方に結像された表示像
(虚像)、9はダッシュボードである。
【0007】運転者または同乗者がスイッチ(図示しな
い)を操作することにより、ダッシュボード9内に格納
された発光表示手段2とホログラム4を備えた透明導光
体3が上昇し、同時に発光表示手段2に電源が入り情報
を含む光7が発せられる。発光表示手段2により発した
情報を含む光7は、透明導光体3と空気の界面で反射
し、ホログラム4で回折され、運転者たる観視者に観察
位置1で視認される。この際、表示情報は8の位置に虚
像として観視者に認識される。また、表示情報を観視者
が必要としない場合には、スイッチ(図示しない)を操
作することにより、ホログラム4を備えた透明導光体3
と発光表示手段2はダッシュボードへ格納することが出
来、同時に発光表示手段2の電源が切れる。
い)を操作することにより、ダッシュボード9内に格納
された発光表示手段2とホログラム4を備えた透明導光
体3が上昇し、同時に発光表示手段2に電源が入り情報
を含む光7が発せられる。発光表示手段2により発した
情報を含む光7は、透明導光体3と空気の界面で反射
し、ホログラム4で回折され、運転者たる観視者に観察
位置1で視認される。この際、表示情報は8の位置に虚
像として観視者に認識される。また、表示情報を観視者
が必要としない場合には、スイッチ(図示しない)を操
作することにより、ホログラム4を備えた透明導光体3
と発光表示手段2はダッシュボードへ格納することが出
来、同時に発光表示手段2の電源が切れる。
【0008】ここで、表示すべき情報とは、その表示用
途により適宜選択されるものであり、車両のスピードメ
ータ、タコメータ、警告表示、ナビゲーションなどが例
として挙げられる。
途により適宜選択されるものであり、車両のスピードメ
ータ、タコメータ、警告表示、ナビゲーションなどが例
として挙げられる。
【0009】図2は図1に示した本発明の実施例の主要
部の側面図である。発光表示手段2より発せられた情報
を含む光7は、透明導光体3と空気の界面で反射しホロ
グラム4により所定の角度で回折され、運転者たる観視
者に図1に示した観察位置1で視認される。
部の側面図である。発光表示手段2より発せられた情報
を含む光7は、透明導光体3と空気の界面で反射しホロ
グラム4により所定の角度で回折され、運転者たる観視
者に図1に示した観察位置1で視認される。
【0010】本実施例における発光表示手段2は、バッ
クライトたるハロゲンランプ21と透過型LCD(液晶
表示素子)である通常VHC(Very High C
ontrast) LCDと呼ばれるLCD25、およ
び熱線吸収ガラス22、拡散板23、帯域通過フィルタ
24により構成されている。VHC LCD25は、車
両の速度検出手段からの外部信号より制御され、セグメ
ントパターンによるスピードが表示されており、本実施
例における表示サイズは15mm(縦)×30mm
(横)とした。
クライトたるハロゲンランプ21と透過型LCD(液晶
表示素子)である通常VHC(Very High C
ontrast) LCDと呼ばれるLCD25、およ
び熱線吸収ガラス22、拡散板23、帯域通過フィルタ
24により構成されている。VHC LCD25は、車
両の速度検出手段からの外部信号より制御され、セグメ
ントパターンによるスピードが表示されており、本実施
例における表示サイズは15mm(縦)×30mm
(横)とした。
【0011】その他、VHC LCD25にかわる表示
素子としては、ドットマトリックス型や薄膜トランジス
タ(TFT)アクティブマトリックス駆動方式の透過型
LCDを用いても良く、本実施例における表示像の様な
単色表示に限らず、面内で分割したカラーフィルターを
設けたり、また、ドットマトリックス型の場合には各ド
ット毎に3色のカラーフィルターを設けることにより、
カラー表示も可能である。この場合には、対応する光を
発する光源、多色露光されたホログラムを用いることが
必要である。さらに、発光表示手段にはLCDのような
受光型表示素子を用いず、蛍光表示管のような自己発光
型を用いてもよい。
素子としては、ドットマトリックス型や薄膜トランジス
タ(TFT)アクティブマトリックス駆動方式の透過型
LCDを用いても良く、本実施例における表示像の様な
単色表示に限らず、面内で分割したカラーフィルターを
設けたり、また、ドットマトリックス型の場合には各ド
ット毎に3色のカラーフィルターを設けることにより、
カラー表示も可能である。この場合には、対応する光を
発する光源、多色露光されたホログラムを用いることが
必要である。さらに、発光表示手段にはLCDのような
受光型表示素子を用いず、蛍光表示管のような自己発光
型を用いてもよい。
【0012】ここでLCDのバックライトたる光源とし
ては、回転放物面反射鏡を有する12V20Wのハロゲ
ンランプ21を用い概略平行光束となる光を発する光源
としたが、このほか熱陰極管、冷陰極管や半導体レーザ
ーでもよいが表示像の品質を向上させるためには平行光
束に近い光源が望ましい。さらに、発光表示手段2に
は、ハロゲンランプ21の熱線によるVHC LCD2
5等の損傷を防ぐため熱線吸収ガラス22をハロゲンラ
ンプ21の前面に設けた。そして、光源の照度むらを防
ぐため摺りガラスによる拡散板23と、光源の波長選択
をするため中心波長545nm、半値幅8nm、透過率
40%の帯域通過フィルタ24をハロゲンランプ21と
VHC LCD25との間に設置した。
ては、回転放物面反射鏡を有する12V20Wのハロゲ
ンランプ21を用い概略平行光束となる光を発する光源
としたが、このほか熱陰極管、冷陰極管や半導体レーザ
ーでもよいが表示像の品質を向上させるためには平行光
束に近い光源が望ましい。さらに、発光表示手段2に
は、ハロゲンランプ21の熱線によるVHC LCD2
5等の損傷を防ぐため熱線吸収ガラス22をハロゲンラ
ンプ21の前面に設けた。そして、光源の照度むらを防
ぐため摺りガラスによる拡散板23と、光源の波長選択
をするため中心波長545nm、半値幅8nm、透過率
40%の帯域通過フィルタ24をハロゲンランプ21と
VHC LCD25との間に設置した。
【0013】ここで表示部となるホログラム4を備えた
透明導光体3と発光表示手段2を上昇、下降させる駆動
系としてはラック52とピニオン51の組み合わせを用
いた。ラック52は透明導光体3の側面下部で、表示像
の導光に影響を与えない位置で、上昇してもラック52
がダッシュボード上に見えてこない位置に取り付けた。
そして、ピニオン51の中心軸はモーター53に接続さ
れている。運転者または同乗者がモーターのスイッチ
(図示しない)を操作するとモーターの正転、反転駆動
により透明導光体3と発光表示手段2が上昇または下降
する。上昇、下降においてはリミットスイッチ(図示し
ない)を設け過度の上昇、下降を防いでいる。
透明導光体3と発光表示手段2を上昇、下降させる駆動
系としてはラック52とピニオン51の組み合わせを用
いた。ラック52は透明導光体3の側面下部で、表示像
の導光に影響を与えない位置で、上昇してもラック52
がダッシュボード上に見えてこない位置に取り付けた。
そして、ピニオン51の中心軸はモーター53に接続さ
れている。運転者または同乗者がモーターのスイッチ
(図示しない)を操作するとモーターの正転、反転駆動
により透明導光体3と発光表示手段2が上昇または下降
する。上昇、下降においてはリミットスイッチ(図示し
ない)を設け過度の上昇、下降を防いでいる。
【0014】本実施例において、透明導光体3として
は、屈折率1.49、透過率93%のメタクリル酸メチ
ルエステルよりなる透明な合成樹脂を用いたが、他の透
明樹脂やガラスよりなる導光手段でもよく、同様な機能
を有すれば特定されないが屈折率、透過率、ホログラム
材料の屈折率、および耐久性、意匠性等を考慮して決定
される。
は、屈折率1.49、透過率93%のメタクリル酸メチ
ルエステルよりなる透明な合成樹脂を用いたが、他の透
明樹脂やガラスよりなる導光手段でもよく、同様な機能
を有すれば特定されないが屈折率、透過率、ホログラム
材料の屈折率、および耐久性、意匠性等を考慮して決定
される。
【0015】実施例ではLCDの大きさ、表示面積等を
考慮して、13mm(厚み)×30mm(横)×100
mm(縦)とした透明導光体3を作製し、端面をほぼ鏡
面となるように研磨を施している。そして、同様に発光
表示手段2からの光を入射するため図に示すように入射
光が基本となる透明導光体の壁面の垂線に対して60度
となるように楔状の透明導光体を作製し、硬化後透明導
光体とほぼ同等の屈折率となる光学用接着材を用いて接
着し、発光表示手段を一体化した。この他、透明導光体
3を射出成形法により作製してもよく、形状は発光表示
手段2により、また車両の形状、取付位置、意匠性によ
り適宜変更が可能である。また、発光表示手段は必ずし
も透明導光体と一体化されていなくてもよく、発光表示
手段から光ファイバー等の導光手段を用いて透明導光体
へ情報を導光することもできるが、表示精度などの点か
ら、一体化した方が好ましい。
考慮して、13mm(厚み)×30mm(横)×100
mm(縦)とした透明導光体3を作製し、端面をほぼ鏡
面となるように研磨を施している。そして、同様に発光
表示手段2からの光を入射するため図に示すように入射
光が基本となる透明導光体の壁面の垂線に対して60度
となるように楔状の透明導光体を作製し、硬化後透明導
光体とほぼ同等の屈折率となる光学用接着材を用いて接
着し、発光表示手段を一体化した。この他、透明導光体
3を射出成形法により作製してもよく、形状は発光表示
手段2により、また車両の形状、取付位置、意匠性によ
り適宜変更が可能である。また、発光表示手段は必ずし
も透明導光体と一体化されていなくてもよく、発光表示
手段から光ファイバー等の導光手段を用いて透明導光体
へ情報を導光することもできるが、表示精度などの点か
ら、一体化した方が好ましい。
【0016】本実施例におけるホログラム4としては、
アクリル系のフォトポリマーであり、リップマンタイプ
の体積・位相型のホログラムを用いた。ホログラム材料
としては、上記の他にポリビニルカルバゾール系などの
フォトポリマー、重クロム酸ゼラチン、光レジスト、銀
塩など種々の感光材料を用いることができ、ホログラム
としては、リップマンタイプ等の体積・位相型のホログ
ラムが高い回折効率を得られるという点で望ましいが、
エンボスタイプ、レインボータイプ等のホログラムと呼
ばれるものも広く用いることができる。
アクリル系のフォトポリマーであり、リップマンタイプ
の体積・位相型のホログラムを用いた。ホログラム材料
としては、上記の他にポリビニルカルバゾール系などの
フォトポリマー、重クロム酸ゼラチン、光レジスト、銀
塩など種々の感光材料を用いることができ、ホログラム
としては、リップマンタイプ等の体積・位相型のホログ
ラムが高い回折効率を得られるという点で望ましいが、
エンボスタイプ、レインボータイプ等のホログラムと呼
ばれるものも広く用いることができる。
【0017】本実施例のホログラム4は、発光表示手段
2の帯域通過フィルタ24の中心波長に一致するように
波長545nm、透明導光体3と同じ屈折率を有する媒
体内で入射角度60度、回折角度3.5度となるよう
に、平行光である物体光とホログラム乾材と点光源間距
離30cmの発散球面波である参照光で露光、作製され
た反射型ホログラムである。ホログラム4の大きさとし
ては35mm(縦)×30mm(横)とした。
2の帯域通過フィルタ24の中心波長に一致するように
波長545nm、透明導光体3と同じ屈折率を有する媒
体内で入射角度60度、回折角度3.5度となるよう
に、平行光である物体光とホログラム乾材と点光源間距
離30cmの発散球面波である参照光で露光、作製され
た反射型ホログラムである。ホログラム4の大きさとし
ては35mm(縦)×30mm(横)とした。
【0018】本実施例において、光源であるハロゲンラ
ンプ21から発せられた光7は熱線吸収ガラス22を通
り、拡散板23により照度むらが低減され、帯域通過フ
ィルタ24、VHC LCD25を通り透明導光体3に
入射する。入射光は透明導光体3と空気の界面である壁
面で臨界角以上の角度で入射するため、ほぼ全反射され
ホログラム4に導光される。ホログラム4は導光された
光を回折し運転者たる観視者に視認される。
ンプ21から発せられた光7は熱線吸収ガラス22を通
り、拡散板23により照度むらが低減され、帯域通過フ
ィルタ24、VHC LCD25を通り透明導光体3に
入射する。入射光は透明導光体3と空気の界面である壁
面で臨界角以上の角度で入射するため、ほぼ全反射され
ホログラム4に導光される。ホログラム4は導光された
光を回折し運転者たる観視者に視認される。
【0019】本実施例においては透明導光体3と同じ屈
折率を有する媒体内で入射角度60度、回折角度3.5
度としたが、本装置の取付位置、観視者の位置により適
宜設定されるもので、特に限定されるものではなく、総
合的に決定されるものである。
折率を有する媒体内で入射角度60度、回折角度3.5
度としたが、本装置の取付位置、観視者の位置により適
宜設定されるもので、特に限定されるものではなく、総
合的に決定されるものである。
【0020】本実施例では、透明導光体3と空気との屈
折率の違いによる界面の反射を利用しているが、透明導
光体3に比べて屈折率の低い層を透明導光体の壁面に形
成し、同様の効果を得てもよい。
折率の違いによる界面の反射を利用しているが、透明導
光体3に比べて屈折率の低い層を透明導光体の壁面に形
成し、同様の効果を得てもよい。
【0021】図3、および図4は本発明の別の実施例の
主要部の側面図である。図3のように、コンバイナーた
るホログラム41とは別に透明導光体31の下部に第2
のホログラム42を設け、発光表示手段2からの光71
を第2のホログラム42により透明導光体31に導光す
ることも可能であり、さらにコンバイナーたるホログラ
ム41と第2のホログラム42とにより収差補正を行っ
てもよい。
主要部の側面図である。図3のように、コンバイナーた
るホログラム41とは別に透明導光体31の下部に第2
のホログラム42を設け、発光表示手段2からの光71
を第2のホログラム42により透明導光体31に導光す
ることも可能であり、さらにコンバイナーたるホログラ
ム41と第2のホログラム42とにより収差補正を行っ
てもよい。
【0022】また、図4に示すように透明導光体32の
観視者側に透過型ホログラム43を設け、発光表示手段
2からの光72が透過型ホログラム43を通って観視者
に視認されるようにすることもできる。
観視者側に透過型ホログラム43を設け、発光表示手段
2からの光72が透過型ホログラム43を通って観視者
に視認されるようにすることもできる。
【0023】図5は、本発明の装置の別の実施例の概念
図である。本発明における透明導光体の格納方向は図1
のようにダッシュボード内に降下するもののほか、図5
のように倒れ込むものも可能である。図5において、7
3は情報を含む光、81は表示像(虚像)である。
図である。本発明における透明導光体の格納方向は図1
のようにダッシュボード内に降下するもののほか、図5
のように倒れ込むものも可能である。図5において、7
3は情報を含む光、81は表示像(虚像)である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明の車両用ヘッ
ドアップディスプレイ装置によれば、運転に必要な情報
を得たい場合に限りコンバイナー部がダッシュボード上
に現れ、情報を必要としない場合には、コンバイナー部
をダッシュボード内に格納することが可能となる。その
ため、従来のようにフロントガラスに直接コンバイナー
を設けていないので、情報を表示していない場合にコン
バイナーが車両内外から目立つということがなく、目障
りになることがない。また、コンバイナー部の耐久性も
向上する。
ドアップディスプレイ装置によれば、運転に必要な情報
を得たい場合に限りコンバイナー部がダッシュボード上
に現れ、情報を必要としない場合には、コンバイナー部
をダッシュボード内に格納することが可能となる。その
ため、従来のようにフロントガラスに直接コンバイナー
を設けていないので、情報を表示していない場合にコン
バイナーが車両内外から目立つということがなく、目障
りになることがない。また、コンバイナー部の耐久性も
向上する。
【図1】本発明の装置の一例の概念図
【図2】図1の実施例の主要部の側面図
【図3】本発明の別の実施例の主要部の側面図
【図4】本発明の別の実施例の主要部の側面図
【図5】本発明の別の実施例の概念図
【図6】従来のヘッドアップディスプレイ装置の概念図
1、11:運転者の観察位置 2、12:発光表示手段 3、31、32:透明導光体 4、41、42、43:ホログラム 15:コンバイナー 6、16:フロントガラス 7、17、71、72、73:情報を含む光 8、18、81:表示像(虚像) 9:ダッシュボード 21:ハロゲンランプ 22:熱線吸収ガラス 23:拡散板 24:帯域通過フィルタ 25:VHC LCD 51:ピニオン 52:ラック 53:モーター
Claims (3)
- 【請求項1】透明導光体と、該透明導光体に設けられた
コンバイナーと、情報を含む光を表示像として発する発
光表示手段とを少なくとも有し、発光表示手段からの光
が透明導光体によりコンバイナーへ導光可能とされた車
両用ヘッドアップディスプレイ装置であって、上記透明
導光体は可動とされており、表示像を表示する時はコン
バイナーが車両のダッシュボード上に現れ、非表示時は
コンバイナーをダッシュボード内に格納可能であること
を特徴とする車両用ヘッドアップディスプレイ装置。 - 【請求項2】上記発光表示手段は、透明導光体に一体化
されて設けられていることを特徴とする請求項1の車両
用ヘッドアップディスプレイ装置。 - 【請求項3】上記コンバイナーはホログラムを用いたコ
ンバイナーであることを特徴とする請求項1または2の
車両用ヘッドアップディスプレイ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6249777A JPH08113059A (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | 車両用ヘッドアップディスプレイ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6249777A JPH08113059A (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | 車両用ヘッドアップディスプレイ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08113059A true JPH08113059A (ja) | 1996-05-07 |
Family
ID=17198077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6249777A Pending JPH08113059A (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | 車両用ヘッドアップディスプレイ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08113059A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10278630A (ja) * | 1997-03-31 | 1998-10-20 | Denso Corp | ヘッドアップディスプレイ装置 |
JP2002331854A (ja) * | 2001-05-11 | 2002-11-19 | Yazaki Corp | ヘッドアップディスプレイ用コンバイナの収納方法及びヘッドアップディスプレイ用コンバイナ収納装置 |
US6710902B2 (en) | 2001-04-13 | 2004-03-23 | Olympus Corporation | Observation optical system |
WO2014017129A1 (ja) * | 2012-07-25 | 2014-01-30 | カルソニックカンセイ株式会社 | 車両用表示装置 |
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