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JPH08110756A - 粗面への貼着に適した平面画像表示体 - Google Patents

粗面への貼着に適した平面画像表示体

Info

Publication number
JPH08110756A
JPH08110756A JP6039043A JP3904394A JPH08110756A JP H08110756 A JPH08110756 A JP H08110756A JP 6039043 A JP6039043 A JP 6039043A JP 3904394 A JP3904394 A JP 3904394A JP H08110756 A JPH08110756 A JP H08110756A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
image
film
printed
stuck
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6039043A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Fujiwara
英記 藤原
Nobukazu Sumino
信和 角野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Cloth Co Ltd
Original Assignee
Toyo Cloth Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Cloth Co Ltd filed Critical Toyo Cloth Co Ltd
Priority to JP6039043A priority Critical patent/JPH08110756A/ja
Publication of JPH08110756A publication Critical patent/JPH08110756A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 粗な被着体展示面への貼着が良く且つ耐候性
に優れた表示体を提供する。 【構成】 繊維素材(1)を被着体展示面への貼着に用
い、その上に、被覆層(2)、粘着剤層(3)、画像層
(4)、フィルム層(5)という積層構造を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋外で用いる比較的大
型の広告展示に適した表示用平面積層体に関し、特に被
着体の展示面に凹凸があったり、波面があったりする非
平滑面乃至粗面への貼着に好適な表示用平面積層体とそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の側面、店舗のシャッター
面、仕切壁等の屋外で用いる比較的大型の広告展示で、
しかも被着体の展示面が凹凸、波面である場合には、画
像を印刷した基体(タフパー、ユポ、ピーチコート{何
れも商品名}等のフィルムベースの合成紙、或いはタイ
ベック、タイパー、リーメイ、シルハイム{何れも商品
名}等の不織布ベースの合成紙に画像を印刷したもの)
に、プリントラミネート(透明ポリプロピレンフイルム
に接着剤を塗布し、乾燥後、上記印画した基体と接着す
る方法)或いはビニル引き(上記印画した基体表面に塩
ビ/酢ビ共重合樹脂を塗布し、乾燥後、プレス加工する
方法)等の方法で仕上げられ、透明表面体のフィルム面
を通して画像を表示するようにし、上記基体の裏面を展
示面に貼着していた。
【0003】商品名で記述した上記のものの簡単な説明
は次の通り。 しかし上記の従来技術の表示積層体では、日光の遮断乃
至遮蔽が十分でないためか、長期間の日光への露暴が前
記基体裏面の展示面への貼着に影響を及ぼし、種々の障
害を引き起こしていた。例えば、部分的貼着不良箇所の
生成、火膨れのような剥がれの生成等。
【0004】
【発明の要約】これに対し、本発明では、被着体の展示
面に接着する基体としてポリステル等の合成繊維の織物
或いは不織布を用い、(更にこの基体には画像を印刷せ
ず、)この基体繊維材料の一方の表面に、無機粉体を含
有した有機重合体エマルジョンから被覆層をつくり、他
方透明フィルムに表示画像を印刷したものを用意し、該
画像層を前記被覆層上に、粘着剤層を介して接合し、繊
維素材面の他面を被着体展示面への貼着側として利用
し、画像をフィルム(最外層)を通して表示するように
改良したのである。上記の改良により、印刷画像が最外
層のフィルム(後出のように、フィルムに設けた導電
層)に固着しており、繊維素材乃至その上の被覆層に印
刷されない。繊維素材の上の被覆層が無機粉体の作用に
より日光の遮断を十分にする。画像層と被覆層との間に
粘着剤層があるので長期露暴にあっても画像の色材が被
覆層側に移行しないので、印刷画像のボケが生じない等
の効果をもたらすのである。
【0005】次に上記の要約に関連する事項を説明す
る。 A。繊維素材(1) 繊維素材としては、ポリエステル、ナイロン等の合成繊
維、又は合成繊維と他種繊維との混紡、混織した織物、
或いは不織布が採用出来る。これらの中で、ポリステル
繊維を用いた不織布が強度、及び温度や湿度の変化に対
する寸法安定性等の点から好適である。
【0006】B。被覆層(2) 無機粉体を含有する有機高分子エマルジョンについて説
明すると、無機粉体としては、酸化チタン、炭酸カルシ
ュウム、シリカ、タルク、クレー等を単独、又は混合し
て採用し得る。粒径は0.5〜30ミクロン程度が適当
である。有機高分子エマルジョンとしては、酢酸ビニル
・エマルジョン、アクリル酸エステル・エマルジョン
(アクリル酸エチル、−ブチルエステルを主体としたも
の)等が採用出来るが、アクリル系樹脂を用いたものは
耐候性に優れるので好適である。この被覆層は、後で印
画に使用しないので、親水性を付与する必要はない。エ
マルジョン組成における樹脂と無機粉体との重量比は1
/0.5〜1/5で、コーチングは、公知のナイフコー
タ、ロールコータ、バーコータ等で実行し得る。繊維表
面への付き量(固形分として)は50〜200g/平方
cmが適当であり、該エマルジョンの塗布、乾燥後、被
覆層をカレンダーロールでプレス加工し平面性の向上、
ピンホールの潰しを行うのが好適である。プレス加工の
条件としては、温度:5〜120℃、圧力:10〜10
0Kg/平方cmが適当である。尚、上記の無機粉体含
有エマルジョン処理に先だって繊維素材と無機粉体含有
被覆層との接着性を向上する為に下地処理による中間層
を設けてもよい。
【0007】C.粘着剤(3) 既存の粘着剤又は糊剤(澱粉、PVA等)を使用すれば
よいが、アクリル酸エステル系の粘着剤(アクリル酸エ
チル、−ブチルエステルを主体としたもの)は耐候性が
よく、前記被覆層にアクリル酸エステル系のエマルジョ
ンを用いた場合には、粘着剤としても同系のものを選択
するのが好ましい。
【0008】D.画像、画像層(4) 透明フィルム(5)に印刷する画像の印画は、従来のオ
フセット印刷、グラビア印刷、スクリーン印刷等の方法
で実行し得るが、更に近年発達したコンピュータグラフ
ィック技術を利用したプリントシステムで、製版を行わ
ず無製版プリントを実行するシステムは特に有利であ
る。その出力方式には、インクジェット方式、熱転写方
式、電子写真方式、ゼロックス・タイプ静電転写方式
(例えば、富士ゼロックス社のハンビック(Hands
Big))等がある。
【0009】E.フィルム(5) ポリエステル、塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチ
レン、等従来から使用されているフィルムを採用し得
る。厚さは3〜30μmのものが適当である。そし塗料
乃至インキがトナー(toner)の場合を含む静電塗
装による画像形成を実施する場合には、フィルム表面に
導電層をつくる必要がある。この為には、前記粘着剤
(3)に電導性を付与する微粉末(酸化亜鉛等の金属酸
化物粉末;銅合金、錫、鉄、アルミニューム、ニッケル
等の金属粉末、電導性カーボンブラック等)を混合した
ものをフィルム表面に下地塗布し(プライマー・コー
ト)、表面抵抗値が約10〜1010Ω/□(□は1
平方cmを示す)の導電層を形成する。この際のコーチ
ング条件は、先に被覆層(2)に関連して説明した無機
粉体を含有する有機高分子エマルジョンのコーチング条
件と略同じでよい。従って、フィルム(5)は静電塗装
に対処するため、例えば、上記の通常のフィルムを電導
性染料(例えば、含クロム染料)で染色した導電性フイ
ルム(この場合には符番5aaで示す。絶縁性フィルム
或いは絶縁性紙の上に導電性或いは、導電性と誘電性の
2層を付加した場合の付加した層は、導電層で代表し5
aで示す)であってもよい。
【0010】図1に、本発明の表示体を積層物として見
た場合の断面を簡略化して示すが、上記の通り、1は繊
維素材、2は無機粉体を含有した有機重合体エマルジョ
ンを用いて形成した被覆層、3は粘着剤層、4は画像
層、5は表面に出る透明フィルム、5aはフィルムの印
画面に設けた導電層であり、6は繊維素材の被覆しなか
った裏面を展示面に貼着する為の両面強粘着性で再剥離
可能な粘着層であり、7は層6を保護する離型紙等の離
型材である。
【0011】以下、具体例を説明する。尚、繊維素材
(1)を含む半製品積層体をAとし、画像層(4)を含
む半製品積層体をBとする。ポリエステル繊維を用いた
ポンジー織物(ポンジーは織り方を示す)(繊維素材
1)の上に無機粉体(タルク)含有アクリル酸エステル
・エマルジョンを用いて被覆層(2)を設け、更に該被
覆層(2)の上に同様なアクリル酸エステルを主体とし
た粘着剤層(3)を設けた基材積層体(A1)をつくっ
た。上記とは別に、ポリエステルフィルム(5)に導電
層(5a)を設けた静電記録フィルム(5+5a。絶縁
性ポリエステルフィルム上に導電層、誘電層を設けたも
の)に、静電プロッター(富士ゼロックス社、ヴァーサ
テック8900−4R)で画像を出力し画像積層体(B
1)をつくった。図2に示す。上記基材積層体(A1)
と画像積層体(B1)を粘着剤層(3)を介して接合
し、表示体(A1+B1)を得た。上記と別に、導電層
と誘電層を含む導電層(5a)を紙(8)の上に設けた
静電記録紙(8+5a。図3を参照)の導電層(5a)
側に上記と同じ静電プロッターで画像を出力し、画像積
層体(B2、図3に示す)を得て、これを、上記の基体
積層体(A1)と接合し、表示体原体(A1+B2)を
得た。これを図4に示す。次いで上記の紙(8)は水に
濡らして剥し、その上に透明フィルム(5)をプリント
ラミネートして、表示体を得た。これをA1+B2
[5]で示す。この表示体を図で示せば、図4の8
(紙)を5(透明フィルム)で置き換えたものとなる。
【0012】次に比較例として、粘着剤付きのユポ(前
記)にオフセット印刷機で画像を印刷し、これを100
μmのポリプロピレンフィルムにプリントラミネートし
て表示体を得た。これらの試験試料(A1+B1、A1
+B2[5]、及び比較例)を標準粗面に貼着し、ウエ
ザオメータで100時間の処理を行ったが、本発明の試
料(A1+B1、A1+B2[5])には黄変、剥がれ
等の欠点は発見されなかった。しかし、比較例の試料
は、30時間位から黄変が始まり、50時間頃から剥が
れが起こり、100時間では明瞭な差異を生じた。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の表示体を積層体として見て、
その構造を示す。尚、図1(a)は、表示体の一部、即
ち、透明フィルム(5)に導電層(5a)を設けた場合
を示す。
【図2】図2は、画像層を含む半製品積層体の例(B
1)を示す。
【図3】図3は、画像層を含む半製品積層体の他の例
(B2)を示す。
【図4】図4は、説明において、A1+B2で示した表
示体原体を示す。
【符号の説明】
1 繊維素材 2 被覆層 3 粘着剤層 4 画像層 5 フィルム 5a 導電層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維素材平面(1)に、無機粉体を含有
    した有機重合体エマルジョンを用いて被覆層(2)を設
    け、他方、透明フィルム(5)に表示画像を印刷したも
    のを用意し、該画像層(4)を前記被覆層(2)上に、
    粘着剤層(3)を介して接合し、繊維素材平面(1)の
    他面を貼着面側として、画像(4)をフィルム(5)を
    通して表示することを特徴とする表示体。
  2. 【請求項2】 繊維素材平面(1)に、無機粉体を含有
    した有機重合体エマルジョンを用いて被覆層(2)を設
    け、他方、透明フィルム(5)に表示画像を印刷したも
    のを用意し、該画像層(4)を前記被覆層(2)上に、
    粘着剤層(3)を介して接合することを特徴とする表示
    体の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、透明フィルム
    (5)の印画面に印画適性を付与する導電性薄膜層(5
    a)を設けるか、或いは導電性フィルム(5aa)を透
    明フィルム(5)の内側に設け、該導電性フィルム(5
    aa)に印画したことを特徴とする表示体又はその製造
    方法。
  4. 【請求項4】 繊維素材平面(1)に、無機粉体を含有
    した有機重合体エマルジョンを用いて被覆層(2)を設
    け、他方、紐(8)上に導電層(5a)を設けたものの
    導電層面に表示画像を印刷したものを用意し、該画像層
    (4)を前記被覆層(2)上に、粘着剤層(3)を介し
    て接合し、次いで、前記の紙(8)を剥してから透明フ
    ィルム(5)をラミネートすることを特徴とする表示体
    の製造方法。
JP6039043A 1994-01-28 1994-01-28 粗面への貼着に適した平面画像表示体 Pending JPH08110756A (ja)

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JP6039043A JPH08110756A (ja) 1994-01-28 1994-01-28 粗面への貼着に適した平面画像表示体

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JPH08110756A true JPH08110756A (ja) 1996-04-30

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ID=12542099

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JP6039043A Pending JPH08110756A (ja) 1994-01-28 1994-01-28 粗面への貼着に適した平面画像表示体

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JP (1) JPH08110756A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102418283A (zh) * 2010-09-27 2012-04-18 刘坤钟 硅胶纹路转移膜的制造方法
CN106378999A (zh) * 2016-08-30 2017-02-08 桐乡嘉力丰实业股份有限公司 一种阻燃变色墙布

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102418283A (zh) * 2010-09-27 2012-04-18 刘坤钟 硅胶纹路转移膜的制造方法
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