JPH0810659A - 回転霧化型静電塗装装置 - Google Patents
回転霧化型静電塗装装置Info
- Publication number
- JPH0810659A JPH0810659A JP6174831A JP17483194A JPH0810659A JP H0810659 A JPH0810659 A JP H0810659A JP 6174831 A JP6174831 A JP 6174831A JP 17483194 A JP17483194 A JP 17483194A JP H0810659 A JPH0810659 A JP H0810659A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- feed tube
- paint
- rotary
- atomizing head
- high voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B3/00—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements
- B05B3/02—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements
- B05B3/10—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces
- B05B3/1064—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces the liquid or other fluent material to be sprayed being axially supplied to the rotating member through a hollow rotating shaft
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B3/00—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements
- B05B3/02—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements
- B05B3/10—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces
- B05B3/1007—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces characterised by the rotating member
- B05B3/1014—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces characterised by the rotating member with a spraying edge, e.g. like a cup or a bell
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B3/00—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements
- B05B3/02—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements
- B05B3/10—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces
- B05B3/1092—Means for supplying shaping gas
Landscapes
- Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フィードチューブ内の塗料中に、顔料塊が発
生するのを抑え、塗装面の品質を向上できる。 【構成】 塗料を回転霧化頭11に供給するフィードチ
ューブ18を絶縁樹脂材料によって形成する。高電圧発
生装置20から高電圧がエアモータ6のモータケース7
と回転霧化頭11に印加されても、フィードチューブ1
8には高電圧は印加されない。フィードチューブ18内
に顔料塊が発生するのを防止し、塗装時にこの顔料塊が
飛着して塗装面を荒らすのを防止し、塗装面の品質を向
上する。
生するのを抑え、塗装面の品質を向上できる。 【構成】 塗料を回転霧化頭11に供給するフィードチ
ューブ18を絶縁樹脂材料によって形成する。高電圧発
生装置20から高電圧がエアモータ6のモータケース7
と回転霧化頭11に印加されても、フィードチューブ1
8には高電圧は印加されない。フィードチューブ18内
に顔料塊が発生するのを防止し、塗装時にこの顔料塊が
飛着して塗装面を荒らすのを防止し、塗装面の品質を向
上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車のボディ
等を塗装するのに用いて好適な回転霧化型静電塗装装置
に関する。
等を塗装するのに用いて好適な回転霧化型静電塗装装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、回転霧化型静電塗装装置は、筒
状の塗装機本体と、該塗装機本体に設けられたエアモー
タと、該エアモータの軸方向に挿通され、該エアモータ
によって回転せしめられる回転軸と、前記塗装機本体外
に位置して該回転軸の先端側に設けられ、ベル型または
ディスク型等からなる回転霧化頭と、前記回転軸内に挿
通され、先端側が該回転霧化頭内に延在するフィードチ
ューブと、前記回転霧化頭にフィードチューブを介して
供給される塗料に高電圧を印加する高電圧発生装置とか
ら構成されている。そして、フィードチューブを回転軸
内に同軸に挿通させることによって、塗装機本体の小型
化を図っている。
状の塗装機本体と、該塗装機本体に設けられたエアモー
タと、該エアモータの軸方向に挿通され、該エアモータ
によって回転せしめられる回転軸と、前記塗装機本体外
に位置して該回転軸の先端側に設けられ、ベル型または
ディスク型等からなる回転霧化頭と、前記回転軸内に挿
通され、先端側が該回転霧化頭内に延在するフィードチ
ューブと、前記回転霧化頭にフィードチューブを介して
供給される塗料に高電圧を印加する高電圧発生装置とか
ら構成されている。そして、フィードチューブを回転軸
内に同軸に挿通させることによって、塗装機本体の小型
化を図っている。
【0003】また、この塗装装置においては、前記該回
転霧化頭を高速回転させると共にエアモータと回転霧化
頭に高電圧を印加し、この状態で回転霧化頭に塗料を供
給することによって当該塗料を帯電霧化し、霧化された
塗料粒子を電気力線に沿って被塗物に飛行塗着させるよ
うになっている。
転霧化頭を高速回転させると共にエアモータと回転霧化
頭に高電圧を印加し、この状態で回転霧化頭に塗料を供
給することによって当該塗料を帯電霧化し、霧化された
塗料粒子を電気力線に沿って被塗物に飛行塗着させるよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による直接帯電方式の回転霧化型静電塗装装置に
おいては、使用する塗料は高抵抗な溶剤系のクリア塗料
(透明塗料)とソリッド塗料(顔料を含む塗料)が用い
られているが、ソリッド塗料においては図7および図8
に示すような問題が生じている。
来技術による直接帯電方式の回転霧化型静電塗装装置に
おいては、使用する塗料は高抵抗な溶剤系のクリア塗料
(透明塗料)とソリッド塗料(顔料を含む塗料)が用い
られているが、ソリッド塗料においては図7および図8
に示すような問題が生じている。
【0005】即ち、従来技術による静電塗装装置では、
回転霧化頭から噴霧される塗料を高電圧に帯電させるた
めに、該回転霧化頭とエアモータに高電圧を印加しなけ
ればならず、回転軸とフィードチューブ101は金属材
料(ステンレス・スチール、スチール合金および銅合金
(真鍮))によって形成していた。
回転霧化頭から噴霧される塗料を高電圧に帯電させるた
めに、該回転霧化頭とエアモータに高電圧を印加しなけ
ればならず、回転軸とフィードチューブ101は金属材
料(ステンレス・スチール、スチール合金および銅合金
(真鍮))によって形成していた。
【0006】このため、フィードチューブ101には高
電圧が印加され、塗料中に高電圧による電流が流れてい
るから、フィードチューブ101内の高電圧部位とアー
ス部位との間に電気分解が生じ、図7に示すように、塗
料中の顔料等が固形化し、「ブツ」と呼ばれる顔料塊1
02,102,…となって発生する。
電圧が印加され、塗料中に高電圧による電流が流れてい
るから、フィードチューブ101内の高電圧部位とアー
ス部位との間に電気分解が生じ、図7に示すように、塗
料中の顔料等が固形化し、「ブツ」と呼ばれる顔料塊1
02,102,…となって発生する。
【0007】そして、この顔料塊102が発生している
フィードチューブ101の塗料で塗装を行うと、図8に
示すように、該各顔料塊102が被塗物Hの塗膜103
内に混入して塗着され、該被塗物Hの塗装面に凹凸を発
生させ、塗装面の仕上がり品質を大幅に低下させるとい
う問題がある。
フィードチューブ101の塗料で塗装を行うと、図8に
示すように、該各顔料塊102が被塗物Hの塗膜103
内に混入して塗着され、該被塗物Hの塗装面に凹凸を発
生させ、塗装面の仕上がり品質を大幅に低下させるとい
う問題がある。
【0008】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、顔料を含む溶剤系塗料を用いた場合で
も、被塗物の塗装面の仕上がり品質を向上できるように
した回転霧化型静電塗装装置を提供することを目的とす
る。
されたもので、顔料を含む溶剤系塗料を用いた場合で
も、被塗物の塗装面の仕上がり品質を向上できるように
した回転霧化型静電塗装装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明による回転霧化型静電塗装装置は、筒状
の塗装機本体と、該塗装機本体に設けられたエアモータ
と、該エアモータの軸方向に挿通され、該エアモータに
よって回転せしめられる回転軸と、前記塗装機本体外に
位置して該回転軸の先端側に設けられた回転霧化頭と、
前記回転軸内に挿通され、先端側が該回転霧化頭内に延
在するフィードチューブと、前記回転霧化頭に供給され
る塗料を高電圧に帯電させる高電圧発生装置とから構成
する。
ために、本発明による回転霧化型静電塗装装置は、筒状
の塗装機本体と、該塗装機本体に設けられたエアモータ
と、該エアモータの軸方向に挿通され、該エアモータに
よって回転せしめられる回転軸と、前記塗装機本体外に
位置して該回転軸の先端側に設けられた回転霧化頭と、
前記回転軸内に挿通され、先端側が該回転霧化頭内に延
在するフィードチューブと、前記回転霧化頭に供給され
る塗料を高電圧に帯電させる高電圧発生装置とから構成
する。
【0010】そして、請求項1の発明では、前記フィー
ドチューブを絶縁材料によって形成したことにある。
ドチューブを絶縁材料によって形成したことにある。
【0011】また、請求項2の発明では、前記フィード
チューブの少なくともチューブ内壁面を絶縁材料によっ
てコーティングしたことにある。
チューブの少なくともチューブ内壁面を絶縁材料によっ
てコーティングしたことにある。
【0012】また、請求項3の発明では、前記回転軸内
に複数本のフィードチューブを挿通する構成にも適用で
きる。
に複数本のフィードチューブを挿通する構成にも適用で
きる。
【0013】さらに、請求項4の発明では、前記回転軸
内に複数本のフィードチューブを同軸に挿通する構成に
も適用できる。
内に複数本のフィードチューブを同軸に挿通する構成に
も適用できる。
【0014】
【作用】請求項1の発明のように、フィードチューブを
絶縁材料によって形成しているから、塗料を帯電させる
ために、回転霧化頭およびエアモータに高電圧発生装置
から高電圧を印加した場合でも、該フィードチューブ内
に高電圧が加わることなく、高電圧部位とアース部位と
が発生するのを防止できる。そして、該フィードチュー
ブ内にある塗料が顔料を含む溶剤系塗料の場合であって
も、該塗装内に顔料塊が発生するのを防止できる。
絶縁材料によって形成しているから、塗料を帯電させる
ために、回転霧化頭およびエアモータに高電圧発生装置
から高電圧を印加した場合でも、該フィードチューブ内
に高電圧が加わることなく、高電圧部位とアース部位と
が発生するのを防止できる。そして、該フィードチュー
ブ内にある塗料が顔料を含む溶剤系塗料の場合であって
も、該塗装内に顔料塊が発生するのを防止できる。
【0015】また、請求項2の発明のように、フィード
チューブの少なくとも内壁面を絶縁材料によってコーテ
ィングすることにより、該フィードチューブ内壁面に高
電圧が加わるのを防止し、該フィードチューブ内に高電
圧部位とアース部位とが発生するのを防止できる。そし
て、フィードチューブ内の塗料中にある塗料が顔料を含
む溶剤系塗料の場合には、該塗装内に顔料塊が発生する
のを防止できる。
チューブの少なくとも内壁面を絶縁材料によってコーテ
ィングすることにより、該フィードチューブ内壁面に高
電圧が加わるのを防止し、該フィードチューブ内に高電
圧部位とアース部位とが発生するのを防止できる。そし
て、フィードチューブ内の塗料中にある塗料が顔料を含
む溶剤系塗料の場合には、該塗装内に顔料塊が発生する
のを防止できる。
【0016】また、請求項3の発明のように、フィード
チューブを複数本で構成することにより、束状フィード
チューブ式の塗装機として構成したものであっても、フ
ィードチューブ内の塗料に顔料塊が発生するのを防止す
ることができる。
チューブを複数本で構成することにより、束状フィード
チューブ式の塗装機として構成したものであっても、フ
ィードチューブ内の塗料に顔料塊が発生するのを防止す
ることができる。
【0017】さらに、請求項4の発明のように、複数本
のフィードチューブを回転軸内に同軸に挿通する構成の
塗装機として構成したものであっても、フィードチュー
ブ内の塗料に顔料塊が発生するのを防止できる。
のフィードチューブを回転軸内に同軸に挿通する構成の
塗装機として構成したものであっても、フィードチュー
ブ内の塗料に顔料塊が発生するのを防止できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例による直接帯電方式の
回転霧化型静電塗装装置を図1ないし図6に基づいて説
明する。
回転霧化型静電塗装装置を図1ないし図6に基づいて説
明する。
【0019】まず、図1および図2に本発明による第1
の実施例を示す。
の実施例を示す。
【0020】図において、1は回転霧化型静電塗装装置
の塗装機本体を示し、該塗装機本体1は絶縁性樹脂材料
から基端側が閉塞され、先端側が開口する有底の段付筒
状に形成され、その先端側内周は後述するエアモータ6
が挿着されるモータ挿着部2となり、該モータ挿着部2
の基端側には後述するチューブホルダ16が収容される
ホルダ収容部3が縮径されて形成されている。また、該
塗装機本体1の外周側には、後述する高電圧発生装置2
0が収容される収容室4が形成されている。さらに、該
塗装機本体1は絶縁性樹脂材料からなるカバー5で覆わ
れている。
の塗装機本体を示し、該塗装機本体1は絶縁性樹脂材料
から基端側が閉塞され、先端側が開口する有底の段付筒
状に形成され、その先端側内周は後述するエアモータ6
が挿着されるモータ挿着部2となり、該モータ挿着部2
の基端側には後述するチューブホルダ16が収容される
ホルダ収容部3が縮径されて形成されている。また、該
塗装機本体1の外周側には、後述する高電圧発生装置2
0が収容される収容室4が形成されている。さらに、該
塗装機本体1は絶縁性樹脂材料からなるカバー5で覆わ
れている。
【0021】6は塗装機本体1のモータ挿着部2内に設
けられたタービン型のエアモータを示し、該エアモータ
6は、後述するモータケース7,回転軸8およびエア軸
受9から大略構成されている。
けられたタービン型のエアモータを示し、該エアモータ
6は、後述するモータケース7,回転軸8およびエア軸
受9から大略構成されている。
【0022】7はエアモータ6の外殻をなす段付筒状の
モータケースを示し、該モータケース7には、軸心に沿
って先端側から順に、軸挿通穴7A,タービン室7B,
ホルダ接続穴7Cが形成されている。
モータケースを示し、該モータケース7には、軸心に沿
って先端側から順に、軸挿通穴7A,タービン室7B,
ホルダ接続穴7Cが形成されている。
【0023】8はモータケース7の軸挿通穴7A,ター
ビン室7B内に亘って配設された回転軸を示し、該回転
軸8は、先端側がモータケース7から突出した中空軸8
Aと、該中空軸8Aの基端側に位置してタービン室7B
内に収容されたエアタービン8Bとから構成され、該回
転軸8はエア軸受9,9を介して回転自在に支持されて
いる。
ビン室7B内に亘って配設された回転軸を示し、該回転
軸8は、先端側がモータケース7から突出した中空軸8
Aと、該中空軸8Aの基端側に位置してタービン室7B
内に収容されたエアタービン8Bとから構成され、該回
転軸8はエア軸受9,9を介して回転自在に支持されて
いる。
【0024】そして、このように構成されたエアモータ
6は、エア通路10を介してタービン室7Bに圧縮エア
が供給されることにより、エアタービン8Bを介して回
転軸8を高速回転させるものである。また、該エアモー
タ6は、高電圧発生装置20に接続され、該高電圧発生
装置20からの高電圧を前記回転軸8を介して回転霧化
頭11に印加している。
6は、エア通路10を介してタービン室7Bに圧縮エア
が供給されることにより、エアタービン8Bを介して回
転軸8を高速回転させるものである。また、該エアモー
タ6は、高電圧発生装置20に接続され、該高電圧発生
装置20からの高電圧を前記回転軸8を介して回転霧化
頭11に印加している。
【0025】11は回転軸8の中空軸8A先端に固着さ
れた塗料噴霧手段としてのベル型の回転霧化頭を示し、
該回転霧化頭11は、基端側が前記中空軸8Aに螺着さ
れ、先端側が拡開する朝顔状に形成されている。また、
該回転霧化頭11には、先端側を閉塞するように円板状
のハブ部材12が固着されている。
れた塗料噴霧手段としてのベル型の回転霧化頭を示し、
該回転霧化頭11は、基端側が前記中空軸8Aに螺着さ
れ、先端側が拡開する朝顔状に形成されている。また、
該回転霧化頭11には、先端側を閉塞するように円板状
のハブ部材12が固着されている。
【0026】ここで、前記ハブ部材12の外周側には、
塗料、シンナを回転霧化頭11の先端側に導くための第
1のハブ孔12A,12Aが複数個形成され、中央側に
は、先端側にシンナを供給する第2のハブ孔12B,1
2Bが複数個(それぞれ2個のみ図示)形成されてい
る。
塗料、シンナを回転霧化頭11の先端側に導くための第
1のハブ孔12A,12Aが複数個形成され、中央側に
は、先端側にシンナを供給する第2のハブ孔12B,1
2Bが複数個(それぞれ2個のみ図示)形成されてい
る。
【0027】そして、回転霧化頭11は、前記回転軸8
と共に回転駆動されることにより、後述する各フィード
チューブ18から供給される塗料を高電圧に帯電させつ
つ遠心力により液糸として噴霧し、被塗物との間の電気
力線(静電界)に沿って該被塗物に塗着させるものであ
る。
と共に回転駆動されることにより、後述する各フィード
チューブ18から供給される塗料を高電圧に帯電させつ
つ遠心力により液糸として噴霧し、被塗物との間の電気
力線(静電界)に沿って該被塗物に塗着させるものであ
る。
【0028】13は回転霧化頭11の外周を囲むように
塗装機本体1の先端側に設けられたエアノズルを示し、
該エアノズル13の先端側には、複数個のエア噴出孔1
3A,13A(2個のみ図示)が穿設され、該各エア噴
出孔13Aは、シェイピングエア供給通路14を介して
供給されるエアをシェイピングエアとして回転霧化頭1
1の先端外周側に噴出し、該回転霧化頭11から噴霧さ
れた塗料の塗装パターンを円形状にパターン成形するも
のである。
塗装機本体1の先端側に設けられたエアノズルを示し、
該エアノズル13の先端側には、複数個のエア噴出孔1
3A,13A(2個のみ図示)が穿設され、該各エア噴
出孔13Aは、シェイピングエア供給通路14を介して
供給されるエアをシェイピングエアとして回転霧化頭1
1の先端外周側に噴出し、該回転霧化頭11から噴霧さ
れた塗料の塗装パターンを円形状にパターン成形するも
のである。
【0029】15は塗装機本体1の軸中心を軸方向に伸
長するように配設された塗料供給手段としての塗料供給
部を示し、該塗料供給部15は、後述するチューブホル
ダ16,流通路17およびフィードチューブ18から大
略構成されている。
長するように配設された塗料供給手段としての塗料供給
部を示し、該塗料供給部15は、後述するチューブホル
ダ16,流通路17およびフィードチューブ18から大
略構成されている。
【0030】16は塗装機本体1のホルダ収容部3内に
収容されたチューブホルダで、該チューブホルダ16
は、厚肉な段付円板状に形成され、その突出部16Aが
モータケース7のホルダ接続穴7Cに挿嵌され、軸方向
には塗料を流通する流通路17が形成されている。
収容されたチューブホルダで、該チューブホルダ16
は、厚肉な段付円板状に形成され、その突出部16Aが
モータケース7のホルダ接続穴7Cに挿嵌され、軸方向
には塗料を流通する流通路17が形成されている。
【0031】18は回転軸8の中空軸8A内に配設され
た本実施例によるフィードチューブを示し、該フィード
チューブ18は、図2に示すように、絶縁樹脂材料(例
えば、ポリエチレンテレフタレート,ポリアセタール,
ナイロン66等)によって基端側が流通路17内に挿嵌
され、先端側が中空軸8Aから回転霧化頭11内に突出
している。
た本実施例によるフィードチューブを示し、該フィード
チューブ18は、図2に示すように、絶縁樹脂材料(例
えば、ポリエチレンテレフタレート,ポリアセタール,
ナイロン66等)によって基端側が流通路17内に挿嵌
され、先端側が中空軸8Aから回転霧化頭11内に突出
している。
【0032】そして、塗料供給部15は、塗装機本体1
に形成された塗料通路19,供給配管を介して塗料供給
源(いずれも図示せず)に接続され、該塗料通路19を
介して塗料供給源からA色塗料が供給されると、流通路
17,フィードチューブ18を介して回転霧化頭11に
向けてA色塗料を吐出するものである。
に形成された塗料通路19,供給配管を介して塗料供給
源(いずれも図示せず)に接続され、該塗料通路19を
介して塗料供給源からA色塗料が供給されると、流通路
17,フィードチューブ18を介して回転霧化頭11に
向けてA色塗料を吐出するものである。
【0033】20は塗装機本体1の収容室4内に収容さ
れた高電圧発生装置で、該高電圧発生装置20は、多倍
圧回路等からなる高電圧発生回路と安全保障のための高
圧用抵抗とから大略構成されている。また、該高電圧発
生装置20の入力側は、リード線を介して外部電源(い
ずれも図示せず)と接続され、出力側は電極板20Aを
介してエアモータ6のモータケース7に接続されてい
る。そして、該高電圧発生装置20は、外部電源から供
給された電圧を所定の高電圧に変換し、この高電圧をモ
ータケース7から回転軸8を介して回転霧化頭11に供
給し、該回転霧化頭11を介して直接的に塗料を高電圧
に帯電させるものである。
れた高電圧発生装置で、該高電圧発生装置20は、多倍
圧回路等からなる高電圧発生回路と安全保障のための高
圧用抵抗とから大略構成されている。また、該高電圧発
生装置20の入力側は、リード線を介して外部電源(い
ずれも図示せず)と接続され、出力側は電極板20Aを
介してエアモータ6のモータケース7に接続されてい
る。そして、該高電圧発生装置20は、外部電源から供
給された電圧を所定の高電圧に変換し、この高電圧をモ
ータケース7から回転軸8を介して回転霧化頭11に供
給し、該回転霧化頭11を介して直接的に塗料を高電圧
に帯電させるものである。
【0034】本実施例による回転霧化型静電塗装装置は
上述の如き構成を有するもので、次に、その作動につい
て説明する。
上述の如き構成を有するもので、次に、その作動につい
て説明する。
【0035】まず、塗料供給源のA色塗料が供給配管を
介して一定流量ずつ供給され、塗料通路19,流通路1
7を介してフィードチューブ18から回転霧化頭11に
向けて吐出される。そして、フィードチューブ18から
吐出されたA色塗料は、ハブ部材12の各ハブ孔12
A,12Bを介して回転霧化頭11から高電圧に帯電し
つつ液糸として噴霧され、静電霧化されて帯電粒子とな
る。この結果、帯電粒子となったA色塗料は回転霧化頭
11と被塗物との間の電気力線に沿って飛行し、該被塗
物に塗着する。
介して一定流量ずつ供給され、塗料通路19,流通路1
7を介してフィードチューブ18から回転霧化頭11に
向けて吐出される。そして、フィードチューブ18から
吐出されたA色塗料は、ハブ部材12の各ハブ孔12
A,12Bを介して回転霧化頭11から高電圧に帯電し
つつ液糸として噴霧され、静電霧化されて帯電粒子とな
る。この結果、帯電粒子となったA色塗料は回転霧化頭
11と被塗物との間の電気力線に沿って飛行し、該被塗
物に塗着する。
【0036】また、高電圧発生装置20の電極板20A
はエアモータ6のモータケース7に接続されているか
ら、該高電圧発生装置20から出力される高電圧は、エ
アモータ6と回転霧化頭11に印加され、回転霧化頭1
1に吐出された塗料粒子を高電圧に帯電する。
はエアモータ6のモータケース7に接続されているか
ら、該高電圧発生装置20から出力される高電圧は、エ
アモータ6と回転霧化頭11に印加され、回転霧化頭1
1に吐出された塗料粒子を高電圧に帯電する。
【0037】かくして、本実施例の静電塗装装置におい
ては、高電圧発生装置20から出力される高電圧は、電
極板20A,エアモータ6のモータケース7および回転
霧化頭11を介して印加され、回転霧化頭11に吐出さ
れる塗料を高電圧に帯電させるものの、本実施例による
フィードチューブ18は絶縁樹脂で形成されているか
ら、高電圧が印加するのを防止することができる。
ては、高電圧発生装置20から出力される高電圧は、電
極板20A,エアモータ6のモータケース7および回転
霧化頭11を介して印加され、回転霧化頭11に吐出さ
れる塗料を高電圧に帯電させるものの、本実施例による
フィードチューブ18は絶縁樹脂で形成されているか
ら、高電圧が印加するのを防止することができる。
【0038】そして、フィードチューブ18内に従来技
術において発生していた高電圧部位とアース部位との電
位差が発生するのを防止でき、フィードチューブ18内
の塗料が顔料を含む塗料であっても、フィードチューブ
18内の該塗料中に顔料塊が発生するのを確実に防止す
ることができる。
術において発生していた高電圧部位とアース部位との電
位差が発生するのを防止でき、フィードチューブ18内
の塗料が顔料を含む塗料であっても、フィードチューブ
18内の該塗料中に顔料塊が発生するのを確実に防止す
ることができる。
【0039】この結果、従来の静電塗装装置において、
塗料に顔料を含む溶剤系塗料を使用したときに、フィー
ドチューブ18内に発生していた顔料塊の発生を確実に
抑え、塗装時に被塗物が顔料塊によって荒れるのを防止
し、塗装面の仕上がり品質を向上させることができる。
塗料に顔料を含む溶剤系塗料を使用したときに、フィー
ドチューブ18内に発生していた顔料塊の発生を確実に
抑え、塗装時に被塗物が顔料塊によって荒れるのを防止
し、塗装面の仕上がり品質を向上させることができる。
【0040】次に、図3および図4に本発明の第2の実
施例を示すに、本実施例の特徴は、第1の実施例による
フィードチューブ18をフィードチューブ18A〜18
Gの合計7本から形成することによって、塗装装置全体
を束状フィードチューブ式静電塗装装置として構成した
ことにある。なお、17A〜17Gは前記フィードチュ
ーブ18A〜18Gに接続される流通路を示し、流通路
17F,フィードチューブ18Fは洗浄用専用通路に用
いられている。
施例を示すに、本実施例の特徴は、第1の実施例による
フィードチューブ18をフィードチューブ18A〜18
Gの合計7本から形成することによって、塗装装置全体
を束状フィードチューブ式静電塗装装置として構成した
ことにある。なお、17A〜17Gは前記フィードチュ
ーブ18A〜18Gに接続される流通路を示し、流通路
17F,フィードチューブ18Fは洗浄用専用通路に用
いられている。
【0041】このように構成される第2の実施例におい
ても、前述した第1の実施例と同様に、フィードチュー
ブ18A〜18G内の塗料に顔料を含む塗料を用いたと
きでも、顔料塊が発生するのを抑えて塗装面の仕上がり
品質を向上できる。
ても、前述した第1の実施例と同様に、フィードチュー
ブ18A〜18G内の塗料に顔料を含む塗料を用いたと
きでも、顔料塊が発生するのを抑えて塗装面の仕上がり
品質を向上できる。
【0042】さらに、第2の実施例による束状フィード
チューブ式静電塗装装置においては、塗装頻度の高い専
用色の塗料を、それぞれ塗料供給源から塗料配管,塗料
弁,フィードチューブ18A〜18G等を介して回転霧
化頭に直接供給するようにしたから、色替時間の短縮、
洗浄液の使用量削減を可能とし、ランニングコストを低
減できるという効果を奏する。
チューブ式静電塗装装置においては、塗装頻度の高い専
用色の塗料を、それぞれ塗料供給源から塗料配管,塗料
弁,フィードチューブ18A〜18G等を介して回転霧
化頭に直接供給するようにしたから、色替時間の短縮、
洗浄液の使用量削減を可能とし、ランニングコストを低
減できるという効果を奏する。
【0043】次に、図5は本発明の第3の実施例を示す
に、本実施例の特徴は、第1の実施例によるフィードチ
ューブ21を回転軸8内に同軸に設けられた外筒22と
内筒23からなる2重構造とした先端洗浄弁を備えた塗
装装置としたことにある。なお、前述した第1の実施例
と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略
するものとする。
に、本実施例の特徴は、第1の実施例によるフィードチ
ューブ21を回転軸8内に同軸に設けられた外筒22と
内筒23からなる2重構造とした先端洗浄弁を備えた塗
装装置としたことにある。なお、前述した第1の実施例
と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略
するものとする。
【0044】ここで、フィードチューブ21は外筒22
と内筒23を回転軸8内に同軸に配設することによって
構成され、該外筒22と内筒23はそれぞれ絶縁樹脂材
料によって形成されている。また、各基端側は塗装機本
体1に取付けられ、外筒22の先端側は縮径して溶剤吐
出口22Aとなり、内筒23の先端側は縮径しつつ外筒
22の外部から突出する塗料吐出口23Aとなる。さら
に、内筒23の軸方向途中には、後述の塗料弁30の弁
体30Cが離着座する弁座23Bが設けられ、該弁座2
3Bは金属材料によって形成されている。
と内筒23を回転軸8内に同軸に配設することによって
構成され、該外筒22と内筒23はそれぞれ絶縁樹脂材
料によって形成されている。また、各基端側は塗装機本
体1に取付けられ、外筒22の先端側は縮径して溶剤吐
出口22Aとなり、内筒23の先端側は縮径しつつ外筒
22の外部から突出する塗料吐出口23Aとなる。さら
に、内筒23の軸方向途中には、後述の塗料弁30の弁
体30Cが離着座する弁座23Bが設けられ、該弁座2
3Bは金属材料によって形成されている。
【0045】さらに、内筒23内は塗料通路24とな
り、該塗料通路24の基端側には色替弁装置25と排液
弁26とが接続されている。また、外筒22と内筒23
との間は溶剤通路27となり、該溶剤通路27の基端側
には洗浄弁装置28と先端洗浄弁29が接続されてい
る。
り、該塗料通路24の基端側には色替弁装置25と排液
弁26とが接続されている。また、外筒22と内筒23
との間は溶剤通路27となり、該溶剤通路27の基端側
には洗浄弁装置28と先端洗浄弁29が接続されてい
る。
【0046】30は常閉の塗料弁を示し、該塗料弁30
は塗装機本体1に設けられたアクチュエータ30Aと、
基端側がアクチュエータ30Aに連結され、先端側が内
筒23に連通された弁軸30Bと、該弁軸30Bの先端
側に設けられ、内筒23の弁座23Bに離着座する弁体
30Cとから構成されている。
は塗装機本体1に設けられたアクチュエータ30Aと、
基端側がアクチュエータ30Aに連結され、先端側が内
筒23に連通された弁軸30Bと、該弁軸30Bの先端
側に設けられ、内筒23の弁座23Bに離着座する弁体
30Cとから構成されている。
【0047】このように構成される第3の実施例におけ
る先端洗浄弁を備えた静電塗装装置においても、前述し
た第1の実施例と同様に、内筒23内の塗料に顔料を含
む塗料を用いたときでも、顔料塊が発生するのを抑えて
塗装面の仕上がり品質を向上できる。
る先端洗浄弁を備えた静電塗装装置においても、前述し
た第1の実施例と同様に、内筒23内の塗料に顔料を含
む塗料を用いたときでも、顔料塊が発生するのを抑えて
塗装面の仕上がり品質を向上できる。
【0048】さらに、第3の実施例における先端洗浄弁
を備えた静電塗装装置においては、洗浄工程における塗
料通路24の主洗浄に加えて、内筒23の先端外周側を
スポット的に洗浄する補助洗浄を行うことにより、次色
塗装時に前の塗料が混入するのを防止することができる
ものです。
を備えた静電塗装装置においては、洗浄工程における塗
料通路24の主洗浄に加えて、内筒23の先端外周側を
スポット的に洗浄する補助洗浄を行うことにより、次色
塗装時に前の塗料が混入するのを防止することができる
ものです。
【0049】即ち、先端洗浄は、まず先端洗浄弁29を
閉弁位置から開弁位置に切換えて、洗浄弁装置28から
シンナを溶剤通路27を介して供給し、溶剤吐出口22
Aから内筒23の塗料吐出口23A外周面に付着した付
着塗料Fを洗浄するものである。そして、内筒23の先
端側外周の付着塗料Fの洗浄が終了した後に、洗浄弁装
置28からのエアによって溶剤通路27内に残存したシ
ンナを排出し、次色塗装の準備を行う。
閉弁位置から開弁位置に切換えて、洗浄弁装置28から
シンナを溶剤通路27を介して供給し、溶剤吐出口22
Aから内筒23の塗料吐出口23A外周面に付着した付
着塗料Fを洗浄するものである。そして、内筒23の先
端側外周の付着塗料Fの洗浄が終了した後に、洗浄弁装
置28からのエアによって溶剤通路27内に残存したシ
ンナを排出し、次色塗装の準備を行う。
【0050】このように、第3の実施例においては、フ
ィードチューブ21の先端を確実に洗浄することによ
り、塗料の色混じり等を防止することができ、信頼性を
高めることができる。
ィードチューブ21の先端を確実に洗浄することによ
り、塗料の色混じり等を防止することができ、信頼性を
高めることができる。
【0051】なお、前記第3の実施例のように、フィー
ドチューブ21を外筒22と内筒23とからなる2重チ
ューブとして構成したが、本発明はこれに限らず回転軸
8と同軸に配設した3,4,…重のフィードチューブに
用いてもよい。
ドチューブ21を外筒22と内筒23とからなる2重チ
ューブとして構成したが、本発明はこれに限らず回転軸
8と同軸に配設した3,4,…重のフィードチューブに
用いてもよい。
【0052】さらに、図6は本発明の第4の実施例を示
し、本実施例の特徴は、フィードチューブのチューブ内
周面を絶縁材料によってコーティングしたものである。
し、本実施例の特徴は、フィードチューブのチューブ内
周面を絶縁材料によってコーティングしたものである。
【0053】即ち、31は本実施例によるフィードチュ
ーブを示し、該フィードチューブ31は、金属材料(ス
テンレス・スチール、スチール合金および銅合金(真
鍮)等)によって形成された筒部32と、該筒部32の
チューブ内壁面を絶縁樹脂材料(例えば、ポリエチレン
テレフタレート,ポリアセタール,ナイロン66等)に
よってコーティングされた薄膜33とからなる。このよ
うに、フィードチューブ21を形成することにより、前
記第1の実施例と同様に、フィードチューブ31内の塗
料に高電圧が印加されるのを防止し、顔料塊の発生を抑
え、塗装面の仕上げ品質を向上できる。
ーブを示し、該フィードチューブ31は、金属材料(ス
テンレス・スチール、スチール合金および銅合金(真
鍮)等)によって形成された筒部32と、該筒部32の
チューブ内壁面を絶縁樹脂材料(例えば、ポリエチレン
テレフタレート,ポリアセタール,ナイロン66等)に
よってコーティングされた薄膜33とからなる。このよ
うに、フィードチューブ21を形成することにより、前
記第1の実施例と同様に、フィードチューブ31内の塗
料に高電圧が印加されるのを防止し、顔料塊の発生を抑
え、塗装面の仕上げ品質を向上できる。
【0054】なお、前記第4の実施例では、絶縁樹脂材
料による薄膜33を筒部32の内壁面にのみ形成するよ
うにしたが、本発明はこれに限らず、筒部32の全面を
薄膜33でコーティングするようにしてもよい。
料による薄膜33を筒部32の内壁面にのみ形成するよ
うにしたが、本発明はこれに限らず、筒部32の全面を
薄膜33でコーティングするようにしてもよい。
【0055】また、前記各実施例では、回転霧化頭とし
てベル型回転霧化頭を例に挙げて説明したが、本発明は
これに限らず、ディスク型回転霧化頭を用いた静電塗装
装置に適用してもよい。
てベル型回転霧化頭を例に挙げて説明したが、本発明は
これに限らず、ディスク型回転霧化頭を用いた静電塗装
装置に適用してもよい。
【0056】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、回転霧化頭に塗料を供給するフィードチューブを
絶縁樹脂材料によって形成したから、高電圧発生装置に
よってエアモータおよび回転霧化頭に高電圧を印加した
ときでも、フィードチューブ内に高電圧が加わるのを防
止し、該フィードチューブ内の塗料が顔料を含む溶剤系
塗料の場合でも、塗料中に顔料塊が発生するのを抑え、
塗装面が荒れるのを防止して塗装面の品質を向上するこ
とができる。
れば、回転霧化頭に塗料を供給するフィードチューブを
絶縁樹脂材料によって形成したから、高電圧発生装置に
よってエアモータおよび回転霧化頭に高電圧を印加した
ときでも、フィードチューブ内に高電圧が加わるのを防
止し、該フィードチューブ内の塗料が顔料を含む溶剤系
塗料の場合でも、塗料中に顔料塊が発生するのを抑え、
塗装面が荒れるのを防止して塗装面の品質を向上するこ
とができる。
【0057】また、請求項2の発明のように、フィード
チューブのチューブ内壁面を絶縁材料でコーティングす
ることにより、該フィードチューブ内に高電圧が加わる
のを防止し、該フィードチューブ内の塗料が顔料を含む
溶剤系塗料の場合でも、塗料中に顔料塊が発生するのを
抑え、塗装面が荒れるのを防止して塗装面の品質を向上
することができる。
チューブのチューブ内壁面を絶縁材料でコーティングす
ることにより、該フィードチューブ内に高電圧が加わる
のを防止し、該フィードチューブ内の塗料が顔料を含む
溶剤系塗料の場合でも、塗料中に顔料塊が発生するのを
抑え、塗装面が荒れるのを防止して塗装面の品質を向上
することができる。
【0058】また、請求項3の発明のように、フィード
チューブを複数本で形成して束状フィードチューブ式静
電塗装装置として構成した場合でも、塗料中に顔料塊が
発生するのを抑え、塗装面が荒れるのを防止して塗装面
の品質を向上できると共に、塗料中に顔料塊が発生する
のを抑え、塗装面が荒れるのを防止して塗装面の品質を
向上できるという効果を奏する。
チューブを複数本で形成して束状フィードチューブ式静
電塗装装置として構成した場合でも、塗料中に顔料塊が
発生するのを抑え、塗装面が荒れるのを防止して塗装面
の品質を向上できると共に、塗料中に顔料塊が発生する
のを抑え、塗装面が荒れるのを防止して塗装面の品質を
向上できるという効果を奏する。
【0059】さらに、請求項4の発明のように、回転軸
内に複数本のフィードチューブを同軸に挿通する構成と
した場合でも、塗料中に顔料塊が発生するのを抑え、塗
装面が荒れるのを防止して塗装面の品質を向上できると
共に、塗料中に顔料塊が発生するのを抑え、塗装面が荒
れるのを防止して塗装面の品質を向上できる。また、先
端洗浄等を確実に行うことができ、塗料の色混じりを抑
え、塗装装置の信頼性を向上することができる。
内に複数本のフィードチューブを同軸に挿通する構成と
した場合でも、塗料中に顔料塊が発生するのを抑え、塗
装面が荒れるのを防止して塗装面の品質を向上できると
共に、塗料中に顔料塊が発生するのを抑え、塗装面が荒
れるのを防止して塗装面の品質を向上できる。また、先
端洗浄等を確実に行うことができ、塗料の色混じりを抑
え、塗装装置の信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による回転霧化型静電塗
装装置を示す縦断面図である。
装装置を示す縦断面図である。
【図2】図1中のフィードチューブを拡大して示す縦断
面図である。
面図である。
【図3】本発明の第2の実施例による回転霧化型静電塗
装装置を示す縦断面図である。
装装置を示す縦断面図である。
【図4】各フィードチューブの配設状態を図3中の矢示
IV−IV方向から拡大して示す横断面図である。
IV−IV方向から拡大して示す横断面図である。
【図5】本発明の第3の実施例による回転霧化型静電塗
装装置を示す縦断面図である。
装装置を示す縦断面図である。
【図6】本発明の第4の実施例によるフィードチューブ
を拡大して示す図2と同様の縦断面図である。
を拡大して示す図2と同様の縦断面図である。
【図7】従来技術によるフィードチューブ内の塗料中に
顔料塊が発生した状態を示す拡大断面図である。
顔料塊が発生した状態を示す拡大断面図である。
【図8】被塗物に塗着された塗膜に顔料塊が飛着した状
態を示す拡大縦断面図である。
態を示す拡大縦断面図である。
1 塗装機本体 6 エアモータ 8 回転軸 11 回転霧化頭 18,18A〜18G,21,31 フィードチューブ 20 高電圧発生装置 22 外筒 23 内筒 32 筒部 33 薄膜
Claims (4)
- 【請求項1】 筒状の塗装機本体と、該塗装機本体に設
けられたエアモータと、該エアモータの軸方向に挿通さ
れ、該エアモータによって回転せしめられる回転軸と、
前記塗装機本体外に位置して該回転軸の先端側に設けら
れた回転霧化頭と、前記回転軸内に挿通され、先端側が
該回転霧化頭内に延在するフィードチューブと、前記回
転霧化頭に供給される塗料を高電圧に帯電させる高電圧
発生装置とからなる回転霧化型静電塗装装置において、
前記フィードチューブを絶縁材料によって形成したこと
を特徴とする回転霧化型静電塗装装置。 - 【請求項2】 筒状の塗装機本体と、該塗装機本体に設
けられたエアモータと、該エアモータの軸方向に挿通さ
れ、該エアモータによって回転せしめられる回転軸と、
前記塗装機本体外に位置して該回転軸の先端側に設けら
れた回転霧化頭と、前記回転軸内に挿通され、先端側が
該回転霧化頭内に延在するフィードチューブと、前記回
転霧化頭に供給される塗料を高電圧に帯電させる高電圧
発生装置とからなる回転霧化型静電塗装装置において、
前記フィードチューブの少なくともチューブ内壁面を絶
縁材料によってコーティングしたことを特徴とする回転
霧化型静電塗装装置。 - 【請求項3】 前記回転軸内に複数本のフィードチュー
ブを挿通する構成としてなる請求項1または2記載の回
転霧化型静電塗装装置。 - 【請求項4】 前記回転軸内に複数本のフィードチュー
ブを同軸に挿通する構成としてなる請求項1または2記
載の回転霧化頭型静電塗装装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6174831A JPH0810659A (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | 回転霧化型静電塗装装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6174831A JPH0810659A (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | 回転霧化型静電塗装装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0810659A true JPH0810659A (ja) | 1996-01-16 |
Family
ID=15985425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6174831A Pending JPH0810659A (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | 回転霧化型静電塗装装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0810659A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005046842A (ja) * | 2003-07-29 | 2005-02-24 | Illinois Tool Works Inc <Itw> | 被覆材料の帯電粒子を定量吐出する方法および装置 |
CN105750109A (zh) * | 2016-04-27 | 2016-07-13 | 李耀钧 | 一种模具内壁面的快速处理装置及方法 |
US10688526B2 (en) | 2015-08-28 | 2020-06-23 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Electrostatic atomizing coating apparatus and coating method |
-
1994
- 1994-07-04 JP JP6174831A patent/JPH0810659A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005046842A (ja) * | 2003-07-29 | 2005-02-24 | Illinois Tool Works Inc <Itw> | 被覆材料の帯電粒子を定量吐出する方法および装置 |
US10688526B2 (en) | 2015-08-28 | 2020-06-23 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Electrostatic atomizing coating apparatus and coating method |
CN105750109A (zh) * | 2016-04-27 | 2016-07-13 | 李耀钧 | 一种模具内壁面的快速处理装置及方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2688090C (en) | Rotary atomizing head, rotary atomization coating apparatus, and rotary atomization coating method | |
US4776520A (en) | Rotary atomizer | |
EP1911523B1 (en) | Electrostatic coating device | |
JP5733996B2 (ja) | 回転霧化式塗装装置 | |
JP5973078B2 (ja) | 回転霧化頭型塗装機 | |
JP2005081304A (ja) | 回転霧化塗装装置および塗装方法 | |
US20240024900A1 (en) | Coating machine | |
JP3205505B2 (ja) | 回転霧化頭型塗装機 | |
EP1129784B1 (en) | Electrostatic painting machine selectively used in two ways and a method for the same | |
JPH0810659A (ja) | 回転霧化型静電塗装装置 | |
JPH0436749B2 (ja) | ||
JP3162855B2 (ja) | ベル型回転霧化頭 | |
JP3182062B2 (ja) | 回転霧化頭型塗装機 | |
JPH1080650A (ja) | 塗料噴霧装置 | |
JP3274613B2 (ja) | 回転霧化頭型塗装装置 | |
JPH07328493A (ja) | 回転霧化型静電塗装装置 | |
JP3566579B2 (ja) | 回転霧化頭型塗装装置 | |
JPH07213956A (ja) | 静電塗装機 | |
JP2852823B2 (ja) | 回転霧化頭型静電塗装装置 | |
JP2622615B2 (ja) | ベル型回転霧化頭 | |
JPH09136047A (ja) | スプレーガン式静電塗装装置 | |
JPH06134353A (ja) | 静電塗装装置 | |
JPH0810658A (ja) | 回転霧化型静電塗装装置 | |
JP7543521B1 (ja) | 回転霧化頭型塗装機および静電塗装装置 | |
JPH1071348A (ja) | 塗料噴霧装置 |