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JPH08106029A - 複数光コネクタの一括接続方法およびその方法に使用される複数光コネクタの整列位置決め治具 - Google Patents

複数光コネクタの一括接続方法およびその方法に使用される複数光コネクタの整列位置決め治具

Info

Publication number
JPH08106029A
JPH08106029A JP22731395A JP22731395A JPH08106029A JP H08106029 A JPH08106029 A JP H08106029A JP 22731395 A JP22731395 A JP 22731395A JP 22731395 A JP22731395 A JP 22731395A JP H08106029 A JPH08106029 A JP H08106029A
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JP
Japan
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optical connector
optical
optical connectors
jig
connectors
Prior art date
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Application number
JP22731395A
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English (en)
Other versions
JP3296698B2 (ja
Inventor
Atsushi Yamakawa
淳 山川
Hiroyuki Yanase
博之 柳瀬
Masahito Shiino
雅人 椎野
Eiki Miyazaki
栄樹 宮崎
Shinji Nagasawa
真二 長沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd, Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP22731395A priority Critical patent/JP3296698B2/ja
Publication of JPH08106029A publication Critical patent/JPH08106029A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3296698B2 publication Critical patent/JP3296698B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数光コネクタの一括接続を容易化し、光コ
ネクタ接続部の余分な嵩張りを防止する。 【解決手段】 整列位置決め治具16を治具本体17と側板
カバー18とで構成する。治具本体17はコ字形状の枠体の
側板部21から内側に複数のフェルール載置板23を突設し
て設け、光コネクタ1の収容部24を形成する。各収容部
24に光コネクタ1の多心フェルール2を収容して複数の
光コネクタ1を位置決め整列する。側板カバー18は治具
本体17の抜き出し開口25側に被せて爪部26と爪穴27の係
合により取り付ける。各光コネクタ1の嵌合ピン穴6に
嵌合ピン7を挿入し、整列位置決め治具16を用いて位置
決め整列した光コネクタ群同志を嵌合ピン7を介して一
括接続する。次に、側板カバー18を外し、治具本体17を
抜き出し移動して接続状態の光コネクタ群から整列位置
決め治具16を取り外す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数光コネクタの
一括接続方法と、その接続方法に使用される複数光コネ
クタの整列位置決め治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図28には、光通信線路網の光ケーブル同
志の光コネクタを用いた接続例が示されている。同図に
おいて、光コネクタ1a,1bは多心フェルール2に多
心光ファイバテープ心線3を接続したものからなる。多
心フェルール2には複数の光ファイバ挿通孔4が基端側
から先端側の接続端面5に貫通させて等ピッチ間隔で横
方向(フェルールの幅方向)に配列配置されており、こ
の各光ファイバ挿通孔4には多心光ファイバテープ心線
3の各光ファイバが挿通固定されてそのファイバ先端側
は接続端面5と共に一体研磨されている。
【0003】接続端面5には光ファイバ挿通孔4の配列
群を挟んで、一対の嵌合ピン穴6が形成されており、こ
の嵌合ピン穴6に嵌合ピン(ガイドピン)7を嵌合し、
嵌合ピン7の突出先端側を接続相手側の光コネクタの嵌
合ピン穴に嵌合することで、両コネクタ1a,1bの接
続端面5同志が当接し、光コネクタ1a側の多心光ファ
イバテープ心線3の各光ファイバ心線と、光コネクタ1
b側の多心光ファイバテープ心線3の対応する各心線の
光ファイバとが軸合わせされて接続される。
【0004】この接続状態で、クランプスプリング8を
光コネクタ1a,1bに掛け渡して装着することで、ク
ランプスプリング8の弾性復元力の作用部であるばね圧
印加部10が各多心フェルール2の後端面11に圧接し、こ
のばね圧によって、多心フェルール2は互いに接続端面
5同志が圧接する方向に押圧され、光コネクタ1aと1
bの接続状態が安定に保持されるのである。
【0005】近年、光通信網の多機能化に伴い、光ファ
イバケーブルの需要が増大し、これに伴い、光ファイバ
ケーブルの光ファイバ心数を増やすことが検討されてい
る。このような状況下で、光ファイバケーブル中の多数
の光ファイバを光コネクタ1a,1bの1個ずつの嵌合
によって接続する方式は作業効率が悪く、例えば、4心
光ファイバテープ心線が250 本からなる1000心光ケーブ
ルを接続する場合、光コネクタ1a, 1bを1個ずつ接
続しようとすると、光コネクタ1a,1bが250 対必要
となり、光コネクタ1a,1bの接続作業を250 回繰り
返さなければならないこととなり、接続作業に占める光
コネクタ1a, 1bの嵌合作業の割合が増大し、作業性
が悪く、近年の光ファイバケーブルの心数増加の趨勢に
対応することが困難となる。
【0006】このような事情に鑑み、最近では、光コネ
クタ1a,1bの高密度多心化や、一括接続化の検討が
進められ、この一括接続化の提案例が図27に示されてい
る。
【0007】この提案例のものは、前端面側に開口部12
を設けてなる箱状のハウジング13内に、後端側の開口部
側から多心光ファイバテープ心線を接続してなる光コネ
クタ1を複数積層して収容し、ハウジング13の前端面の
四隅位置には嵌合ピン穴9を形成し、この嵌合ピン穴9
に嵌合ピンを挿入し、ハウジング13内に積層されてなる
一方側の光コネクタ群と、他方のハウジング13側に積層
収容されてなる光コネクタ群とを、ハウジング側の嵌合
ピンと嵌合ピン穴9の嵌合、および、接続相手同志の図
28に示すような光コネクタ側嵌合ピン7と嵌合ピン穴6
との嵌合を利用して、一方側のハウジング13に収容され
た光コネクタ群の接続端面5と他方側のハウジング13に
収容された光コネクタ群の接続端面5同志を位置決め当
接することで、複数の光コネクタを一括接続するもので
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記図27のハウジング
13を用いた複数光コネクタの一括接続により、光ケーブ
ルの多数の光ファイバ心線の接続の作業効率が大幅に改
善されることとなる。しかしながら、前記図27の一括接
続方式は、一方の光コネクタ群と他方の光コネクタ群と
を箱状の一体筒型のハウジング13内に複数の光コネクタ
を積層収容した状態で接続するものであるため、対応す
る光コネクタ同志が一括接続された後に、そのハウジン
グ13を取り除くことができず、光コネクタ接続部に残っ
て嵩張り配置状態となるため、例えば、光コネクタの接
続群をクロージャ内に収容するような場合にはもちろん
のこと、それ以外においても、光コネクタ接続部分の嵩
張りによって余分なスペースが取られてしまうという問
題が生じる。
【0009】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、その目的は、複数光コネクタの一括接続
により光ファイバケーブルの多数の心線の接続効率を高
め、さらに、光コネクタ接続部分の嵩張りを抑えて省ス
ペース化を図ることができる複数光コネクタの一括接続
方法およびその方法に使用される複数光コネクタの整列
位置決め治具を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、次のように構成することにより、課題を解
決するための手段としている。すなわち、本発明は、外
面に凹と凸の少なくとも一方の形状変化部を備えた複数
の光コネクタを一括接続する複数光コネクタの一括接続
方法において、前記光コネクタの形状変化部を係止させ
て複数の光コネクタを整列位置決めする整列位置決め治
具を用意し、この整列位置決め治具を用いて複数の光コ
ネクタを整列位置決めした後、一方側の整列位置決めさ
れた光コネクタ群と他方側の整列位置決めされた光コネ
クタ群とを一括接続し、然る後に、接続されている各光
コネクタ群から整列位置決め治具を取り除くことを特徴
として構成されている。
【0011】また、本発明は、前記構成において、整列
位置決め治具を取り除いた後、接続されている各対の光
コネクタの接続状態を個別に又は一括して維持締結する
接続保持部材を接続されている光コネクタ対に掛け渡し
て着脱自在に装着すること、整列位置決めされた一方側
の光コネクタ群と他方側の光コネクタ群とを一括接続し
た後、整列位置決め治具を完全に取り除く前に、接続さ
れている各対の光コネクタの接続状態を個別に又は一括
して維持締結する接続保持部材を接続されている光コネ
クタ対に掛け渡して着脱自在に装着し、この接続保持部
材を装着した後に、前記整列位置決め治具を完全に取り
除くこと、接続保持部材は各対の光コネクタ毎に個別に
設け、各接続保持部材を連結部材で連結係止して光コネ
クタ群の各光コネクタ対の整列接続状態を保持するこ
と、連結部材は着脱可能構成と成し、連結部材を取り除
くことで、各対の光コネクタを、接続状態を維持したま
ま他の光コネクタ対との連結拘束を解いてばらばらに分
割可能としたこともそれぞれ本発明方法の特徴的な構成
とするところである。
【0012】さらに、本発明の治具は、外面に凹と凸の
少なくとも一方の形状変化部を備えた複数の光コネクタ
を一括接続する複数光コネクタの一括接続に使用される
複数光コネクタの整列位置決め治具であって、治具本体
には複数の光コネクタを予め定められた整列位置に収容
する収容部が形成され、この収容部領域には収容された
光コネクタの形状変化部に係止して光コネクタの位置決
めを行う係止部が設けられ、また、治具本体には、各収
容部の光コネクタが接続相手側の光コネクタに接続され
た状態で治具本体を光コネクタから取り外すための抜き
出し開口が設けられていることを特徴として構成されて
いる。
【0013】さらに、一括接続される各光コネクタには
光コネクタ後端面側に少くとも一対の嵌合穴がそれぞれ
形成されており、前記治具本体に形成されている光コネ
クタの収容部領域には、収容される光コネクタ後端側の
嵌合穴に対応する位置に少くとも先端側を該嵌合穴に挿
入することによって光コネクタの収容部への位置決めを
する突起部が形成されていることも本発明の治具の特徴
的な構成とされている。
【0014】さらに、前記治具本体の収容部領域に形成
した係止部は光コネクタの後端側に形成した凸部の形状
変化部を挟むコ字形状を有しており、該コ字形状の先端
開口側の挟持開口幅がコ字形状の基端側の凸部形状変化
部の被挟持部幅以下に形成されており、挟持するコ字形
状の対向片の少くとも一方側は弾性板片と成しているこ
とも本発明の治具の特徴的な構成とされている。
【0015】上記構成の本発明において、整列位置決め
治具に位置決め装着された複数の光コネクタ群の各光コ
ネクタは、同じく整列位置決め治具で位置決め収容され
てなる複数の他方の光コネクタ群の対応する光コネクタ
と一括接続される。そして、この一括接続状態で、整列
位置決め治具を取り除いた後に、あるいは取り除く前
に、各コネクタ群間の接続状態の光コネクタ対に掛け渡
して接続保持部材を装着することにより、各光コネクタ
同志の接続状態は安定に維持される。また、複数の光コ
ネクタが一括接続された後は、整列位置決め治具は取り
除かれることで、その整列位置決め治具の嵩張り部分が
なくなり、その部分の省スペース化が達成される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、実
施例を用いて図面に基づいて説明する。図1には本発明
の第1実施形態例が示されている。本実施形態例におけ
る一括接続の対象となる光コネクタは、前記図28に示し
た従来例と同様に、直方体形状のフェルール本体の基端
側の外周四面に鍔14を張り出し形成して凸部の形状変化
部としたものであり、その多心フェルール2の構成は前
記図28に示すものと同様であり、図28に示した光コネク
タと同一の部分には同一符号を付し、その重複説明は省
略する。なお、図中、19は多心光ファイバテープ心線3
のフェルール接続部を保護する保護ブーツである。
【0017】図2に示すように、本実施形態例では、多
心フェルール2の後端面から先端の接続端面5までの長
さは8mm、鍔14を除いたフェルール本体の長さは6mmと
なっている。そして、鍔14の張り出し寸法は0.25mmとな
っており、鍔14を重ねて複数の光コネクタ1を積層した
ときに、フェルール本体間に0.5 mmの間隙15ができるこ
ととなり、本実施形態例では、この間隙15と鍔14の張り
出し凸部を利用して複数の光コネクタ1を整列位置決め
状態で積層する複数光コネクタの整列位置決め治具を作
成し、この整列位置決め治具を用いて複数光コネクタ1
の一括接続を行うものである。
【0018】図1は整列位置決め治具16を用いて複数光
コネクタ1を位置決め整列して積層する状態を示したも
のである。整列位置決め治具16は治具本体17と、側板カ
バー18とを有して構成されており、これら治具16の部材
は金属や合成樹脂を用いて作製される。
【0019】治具本体17は底板部20と側板部21と上板部
22によってコ字形状を呈した枠体を備え、側板部21の内
壁面からは複数のフェルール載置板23が上下等間隔位置
から底板部20および上板部22に平行に突設され、光コネ
クタ1の収容部24が形成されている。この収容部24の前
記側板部21と反対側の面は収容部24に収容された複数の
光コネクタ1が相手側の光コネクタに接続された後、治
具本体17を光コネクタ1から抜き出すための抜き出し開
口25となっている(図3)。
【0020】前記収容部24の上下の空間間隔は、フェル
ール本体の厚みの2.5 mmに等しくしてあり、フェルール
載置板23の厚み幅は前記図2に示した積層状態のフェル
ール本体間の隙間0.5 mm以上とする関係上、この例では
1.3 mmとしてある。この実施形態例では、図1におい
て、光コネクタ1を各収容部24に挿入したときに、多心
フェルール2の鍔14の前端面14aが底板部20と側板部21
と上板部22とフェルール載置板23の対向端面に当接され
るようになっており、この対向端面は光コネクタ1の前
後方向の位置決めを行う係止部70aとして機能してい
る。また、底板部20の上板部22とフェルール載置板23の
フェルール本体の上下両面に対向する面は光コネクタ1
の上下方向の位置規制を行う係止面(係止部)70bとな
っており、さらに、側板部21の内側の面、つまり、多心
フェルール2の側面に対向する面は光コネクタ1の横方
向の位置規制を行う係止面(係止部)70cとなってい
る。さらに治具本体17の底板部20と上板部22の自由端側
には爪部26が形成されている。
【0021】側板カバー18には、前記治具本体17の上下
の爪部26に対応する位置に爪穴27が形成されており、ま
た、側板カバー18の後端側には内側に折曲する押え板29
がほぼ直角方向に突設されており、側板カバー18を治具
本体17の抜き出し開口25側に被せ、爪部26を爪穴27に係
合させて側板カバー18を治具本体17に装着することによ
り、治具本体17の各収容部24に収容された光コネクタ1
の後端面に押え板29が係止し、この押え板29により多心
フェルール2の鍔14が治具本体17の係止部70aに押し当
てられ、また、側板カバー18によって各光コネクタの多
心フェルールの側面が治具本体17の側板部21に押圧係止
されることで、複数の光コネクタ1は位置決めの状態で
整列される。
【0022】なお、治具本体17の後端側に設けられてい
るコ字形状部材30は治具本体17と一体的に設けられる
か、あるいは治具本体17に着脱自在に設けられるもの
で、このコ字形状部材30は必要に応じ、光コネクタ1の
横方向の位置規制を行う部材として機能させたり、治具
本体に嵌め込み式とした場合には、光コネクタ1を収容
部24に収容した後、光コネクタの後端側から挟み込むよ
うに治具本体17に嵌合装着することで、光コネクタ1の
鍔14を治具本体の枠体の端面に押し当てる前記側板カバ
ー18の押え板29と同様な機能を持たせることが可能とな
るものである。
【0023】図1に示す31はピン挿入具であり、このピ
ン挿入具31は、治具本体17に積層整列された各光コネク
タの嵌合ピン穴6に対応させた位置に同じく嵌合ピン穴
を有し、このピン挿入具31側の嵌合ピン穴に嵌合ピン7
を複数挿入しておき、この状態で、各嵌合ピン7を整列
配置されている各光コネクタの対応する嵌合ピン穴6に
挿入して押し込むことにより、複数の光コネクタ1の嵌
合ピン穴6に嵌合ピン7を一括して挿入装着するもので
ある。なお、この嵌合ピン7を光コネクタの嵌合ピン穴
6に挿入する作業は、ピン挿入具31を使用することな
く、1本ずつ整列配置されている各光コネクタ1の嵌合
ピン穴6に挿入してもよいものである。
【0024】第1実施形態例は上記のように構成されて
おり、次に、複数光コネクタの一括接続方法を図3の模
式図に基づいて説明する。まず、複数の光コネクタ(こ
の図では5個の光コネクタ)を、治具本体17の収容部24
に抜き出し開口25側から挿入する。次に、側板カバー18
を抜き出し開口25側に当てがって爪部26と爪穴27の係合
を行うことにより、側板カバー18は治具本体17に取り付
けられ、各光コネクタ1は側板カバー18の横方向の押し
付け力と押え板29による前方側の押し付け力を受けて、
鍔14が治具本体17の各係止部70a,70b,70cに係止さ
れて位置決め配列状態となる。
【0025】次に、接続端面5を清掃し、各光コネクタ
1の嵌合ピン穴6に嵌合ピン7を差し込む。次に接続端
面5に屈折率整合剤(マッチングオイル、マッチンググ
リス)を塗布する。次に、整列位置決め治具16に整列配
置された光コネクタ群の各嵌合ピン7を、同じく整列位
置決め治具16を用いて整列配置された他方の光コネクタ
群の対応する光コネクタの嵌合ピン穴に挿入すること
で、対応する一方側群の光コネクタと他方側群の光コネ
クタの接続端面5同志が当接し、一方側の光コネクタの
光ファイバと対応する他方側の光コネクタの光ファイバ
とが光接続状態となる。このように、一方側の光コネク
タ群と他方側の光コネクタ群は嵌合ピン7を介して嵌合
させるだけのワンアクション操作で極めて短時間のうち
に一括接続される。
【0026】この光コネクタの一括接続後、爪部26と爪
穴27のとの係合を解除し、側板カバー18を取り外し、こ
の状態で、治具本体17を図1および図3の(b)の矢印
B方向に引き抜くことにより、各接続状態の光コネクタ
1は治具本体17の抜き出し開口25から抜け出し、接続状
態の光コネクタ群から整列位置決め治具16が取り除かれ
る。
【0027】前記整列位置決め治具16を取り除いた後、
各光コネクタ同志の接続状態を安定に保つ場合には、接
続されている一対の光コネクタ間に掛け渡して接続保持
部材が装着されることとなる。この接続保持部材として
は、前記図28に示すようなクランプスプリング8を用い
てもよいが、この実施形態例では、図4に示すように、
各対の光コネクタの両側面側にクランプスプリング32を
掛け渡して装着することで、光コネクタ同志の接続状態
を維持するようにしている。
【0028】このクランプスプリング32の機能は従来例
のクランプスプリング8と同様であり、クランプスプリ
ング32のばね圧印加部10で光コネクタ1に対し、互いに
接続端面同志を押圧する方向に力を印加して光コネクタ
同志の接続状態を安定に維持する。本実施形態例では、
接続状態の複数の光コネクタ対を整列状態に維持するた
めに、連結部材33を用いて各クランプスプリング32を連
結している。この連結部材33は接続状態を保っている各
対の光コネクタの積層側面に配置されるベース板34と、
このベース板34の上下両端側に止ねじ35によって取り付
けられた爪板36とを有し、この爪板36はベース板34の上
端側では多心フェルール2の表面側に、ベース34の下端
側では多心フェルール2の裏面側にそれぞれ伸長し、そ
の伸長途中位置で、クランプスプリング32に係止する屈
曲段部37を設け、この屈曲段部37で上端側と下端側のク
ランプスプリング32に係止することで、各光コネクタ対
のクランプスプリング32を分離しないように連結一体化
し、接続状態の各対の光コネクタの整列状態を保持して
いる。
【0029】なお、この複数光コネクタ対の連結保持状
態で、止ねじ35を弛めて爪板36をベース板34から取り外
すことにより、各クランプスプリング32の連結拘束状態
が解かれ、各対の光コネクタは接続状態を保ったままば
らばらの状態に分割可能となる。
【0030】上記本実施形態例によれば、複数の光コネ
クタ1は治具本体17の収容部24に収容されて位置決め整
列されることとなり、この状態で他の位置決め整列され
た光コネクタ群と、嵌合ピン7を嵌合ピン穴6に挿入す
るワンアクションの操作で、複数の光コネクタ1を容易
に一括接続することができ、作業効率の大幅な改善を図
ることができる。
【0031】また、複数の光コネクタ群を接続した後
に、整列位置決め治具16を取り除く構成としたので、複
数の光コネクタ接続群を、例えば、クロージャ等に収納
する際に、整列位置決め治具16が取り除かれる分だけ省
スペース化が図れることとなり、クロージャの大型化を
避けることができ、光コネクタ群の高密度収納が可能と
なり、今後の、光通信網における光ケーブルの心線数の
増加等の要求に十分応えることができる。
【0032】また、本実施形態例における整列位置決め
治具16は、光コネクタ1を接続しての出荷時のみなら
ず、光コネクタの接続を行う接続作業の現場において使
用することができ、現場での光コネクタの一括接続作業
の容易化が図れる。
【0033】次に、本発明の他の各実施形態例を説明す
る。なお、以下の各実施形態例において、前記第1実施
形態例および以下に説明する各実施形態例相互におい
て、同一の機能を有する構成部分には同一符号を付し、
その重複説明は省略する。
【0034】図5には本発明の第2の実施形態例の構成
が示されている。この実施形態例は、治具本体17を底板
部20とこの底板部20の左右両側から上方向に突設する一
対の側板部21と、上板部22と、後板部67とを有して構成
され、左右一対の各側板部21の内面には、光コネクタの
多心フェルール2を載置するフェルール載置板23が複数
上下方向に等間隔に形成されている。そして、上板部22
と後板部67の中央部には、抜き出し開口25が形成されて
いる。
【0035】この実施形態例では、治具本体17の収容部
24に多心フェルール2の後端側、つまり、多心フェルー
ル2の鍔14が収容される構成となっており、各収容部24
の側面側には鍔14の先端面に係止する係止部としての係
止爪38が内側に向けて突設されている。
【0036】この実施形態例では、複数の光コネクタ1
がその後端面側から各治具本体17の収容部24の収容入口
開口39側から係止爪38を押し広げて挿入され、この挿入
完了位置で光コネクタ1は係止爪38により係止されて複
数の光コネクタ1は位置決め整列状態で積層される。
【0037】この状態で、各光コネクタ1の嵌合ピン穴
6に前記第1実施形態例と同様に嵌合ピン7が挿入され
た後、接続端面5にマッチングオイルの塗布作業等が行
われた後、各治具本体17に位置決め収容された一方側の
光コネクタ群と他方側の光コネクタ群が嵌合ピン7を介
して一括接続される。
【0038】この複数の光コネクタ1の一括接続後、図
5の(a)に示すように、治具本体17を矢印の後端方向
に引き抜くことで、係止爪38が押し広げられて多心フェ
ルール2の鍔14の外周側面に乗り上げられ、多心フェル
ール2から後方側に引き抜かれる。次に図6に示すよう
に、治具本体17を下方に移動することにより、各光コネ
クタ1の多心光ファイバテープ心線3は治具本体17の抜
き出し開口25から抜け出し、接続状態の光コネクタ群か
ら整列位置決め治具16の取り外しが達成される。
【0039】この実施形態例も複数の光コネクタ1の一
括接続が行い、接続状態の光コネクタ群からの整列位置
決め治具16の取り外しが可能となり、前記第1実施形態
例と同様な効果を奏することができる。
【0040】図7には本発明の第3の実施形態例が示さ
れている。この実施形態例は、治具本体17を、底板40
と、この底板40から等間隔に上方に突設した仕切り板41
とによって光コネクタ1の収容部24を形成し、この各収
容部24に光コネクタ1を収容して、複数の光コネクタを
横一列方向に配列して位置決めし、この状態で、一方側
の光コネクタ群と他方側の光コネクタ群と前記各実施形
態例と同様に嵌合ピンを用いて一括接続し、然る後に、
図7の(b)に示すように、治具本体17を下方に移動す
ることにより、接続状態の各光コネクタ1を抜き出し開
口25から抜き出して取り外すものである。
【0041】図8は本発明の第4の実施形態例を示すも
ので、この実施形態例は、中心中板42から上下両方向に
複数の仕切り板41を等間隔を保って突設し、中心中板42
の上側と下側に2層の収容部24を形成したものである。
この実施形態例も、図8の(a)に示すように、各収容
部24に光コネクタ1を収容して位置決め整列した後、一
方側の光コネクタ群と他方側の光コネクタ群を接続し、
この接続状態で、各光コネクタを収容部24の抜き出し開
口25から抜き出して整列位置決め治具16を接続状態の光
コネクタ群から取り外すものである。
【0042】図9は本発明の第5の実施形態例を示すも
ので、この実施形態例は、円板状をした治具本体17の外
周面に凹所の収容部24を形成し、同様に、この収容部24
に位置決め整列させた複数の光コネクタ1を一括接続し
た後、各光コネクタ1を収容部24の抜き出し開口25か抜
き出して整列位置決め治具16を取り外すものである。
【0043】図10は本発明の第6の実施形態例を示すも
ので、この実施形態例は、底板部20と側板部21と上板部
22でコ字形状をした枠体に光コネクタ1を収容載置する
フェルール載置板23を設けて光コネクタ1の収容部24を
形成し、さらに、各フェルール載置板23の形成部分の位
置で、側板部21の外面側にヒンジ部43を形成し、各収容
部24に位置決め配列して収容してなる光コネクタ1を一
括接続した後、例えば、上側のヒンジ部43側から側板部
21を外側に折り曲げて収容部24に収容した接続状態の光
コネクタ1を順次抜き出して整列位置決め治具16を取り
外すものである。なお、この種の構成では、同図の
(c)に示すように、上板部22とフェルール載置板23と
底板部を備えた一対の枠体によって光コネクタ1を位置
決め収容し、複数の光コネクタ1を一括接続した後、左
右両側のヒンジ部43を折って接続状態の光コネクタ1を
取り出すように構成してもよい。
【0044】図11は本発明の第7の実施形態例を示すも
のである。この実施形態例は、前記図10に示すヒンジ部
43の代わりに、上板部22と側板部21あるいはフェルール
載置板23と側板部21とを一体化したものを側板部21側で
圧入嵌め込みによって分解組立を自在に構成し、各収容
部24で収容した複数の光コネクタ1を一括接続した後、
図11の(b)に示すように、治具本体17を前記嵌め込み
結合部を抜き出し分解して整列位置決め治具16を接続状
態の光コネクタ群から取り外すものである。なお、図11
は図10の(a),(b)に対応する構成としたが、図10
の(c)に対応する構成として、治具本体17を左右両側
で分解するようにしてもよい。
【0045】図12には本発明の第8の実施形態例が示さ
れている。この実施形態例は、底板部20と側板部21と上
板部22によってコ字形状をした枠体の治具本体17を一対
用意して整列位置決め治具16としたものである。各治具
本体17の底板部20と上板部22とフェルール載置板23の先
端側には光コネクタ1の多心フェルール2の鍔14に係止
する係止部としての段差44を設けており、複数の光コネ
クタ1の鍔14側を収容部24に収容して位置決め整列し、
この状態で、複数の光コネクタ1を一括接続した後、一
対の治具本体17を矢印方向に抜き出すことにより、接続
状態の光コネクタ群から治具本体17を取り外すことがで
きる。
【0046】なお、この治具本体17の取り外しに際し、
左右一対の治具本体17を同時に取り外さずに一方側から
順に取り外すことにより、取り外した側の接続状態の光
コネクタ対にクランプスプリング32を装着し、次に、残
りの治具本体17を取り外して、その取り外した側の光コ
ネクタ対の側面側にクランプスプリング32を装着する
等、整列位置決め治具16を完全に取り外す前に接続保持
部材(クランプスプリング)を装着し、このクランプス
プリング32を装着した後、反対側の治具本体17を取り除
いて光コネクタ接続群から完全に整列位置決め治具16を
取り外すようにすることができる。なお、この実施形態
例では、治具本体17を一対用意したが、もちろん、1個
の治具本体17を用いて複数光コネクタ1の整列位置決め
を行うことが可能である。
【0047】図13は本発明の第9の実施形態例を示すも
ので、この実施形態例においては、側板部21を折り返し
て形成した後板部67を有し、側板部21と上板部22と底板
部20によって形成されるコ字形状をした枠体の内側にフ
ェルール載置板23を突設して複数の収容部24を形成した
治具本体17を一対用意し、この一対の治具本体17を左右
両側に向き合わせた状態で、各収容部24に光コネクタ1
の後端側を収容して位置決め整列し、この状態で、複数
の光コネクタ群を一括接続した後、治具本体17を矢印方
向に抜き出すことにより、接続状態の光コネクタ群から
整列位置決め治具16を取り外すものである。なお、この
実施形態例においては、側板部21と後板部67と上板部22
(又はフェルール載置板23又は底板部20)とによって、
光コネクタ1の鍔14を挟んで係止するコ字形状の係止部
70が形成されている。
【0048】この実施形態例においても、前記第8の実
施形態例と同様に一対の治具本体17を一方側から取り外
すことにより、取り外した側の光コネクタ対にクランプ
スプリング32を装着し、その後、他方の治具本体17を取
り外した後、その取り外した側の接続状態の光コネクタ
対にクランプスプリング32を装着することができ、もち
ろん、一対の治具本体17を完全に取り外した後、左右両
側にクランプスプリング32を装着することもできる。こ
の実施形態例も、一対の治具本体17を用いて整列位置決
め治具16としたが、1個の治具本体17を用いて複数光コ
ネクタ1の位置決め整列を行うことができることは前記
第8の実施形態例の場合と同様である。
【0049】ところで、上記各実施形態例では、図14の
(a)に示すような形状の多心フェルール2を用いた光
コネクタの位置決め整列とその一括接続の各種例を説明
したが、光コネクタ1を構成する多心フェルール2の形
状は必ずしも図14の(a)に示すものに限定されるもの
ではなく、同図の(b)に示すように側面側に鍔14を有
する形態のものや、同図の(c)に示すように、上下両
面側に鍔14を持つもの等、様々な形態があり、図15は前
記図14の(b)に示すような多心フェルール2を用いた
光コネクタ1の一括接続を行う第10の実施形態例を示し
たものである。
【0050】この実施形態例では、整列位置決め治具16
の治具本体17をコ字形状の枠体によって形成し、複数の
光コネクタ1を積層した後、治具本体17を積層光コネク
タに挟み込むように挿入し、多心フェルール2の鍔14の
内端面14aを係止部であるコ字形状枠体の端面に係止
し、多心フェルール2のフェルール本体側の側面68を治
具本体17のコ字形状枠体の側面69に係止させて複数の光
コネクタ1を位置決め整列し、前記各実施形態例と同様
にこの位置決め整列した光コネクタ群を他方の光コネク
タ群と嵌合ピン7を介して一括接続するものである。こ
の一括接続後、治具本体17を矢印と反対方向に引き抜く
ことにより、接続状態の光コネクタ群から整列位置決め
治具16を取り外すことができる。
【0051】図16は本発明の第11の実施形態例を示すも
ので、この実施形態例も前記図14の(b)に示すタイプ
の多心フェルール2を用いた光コネクタ1の一括接続手
法の例を示しており、この実施形態例では、複数積層さ
れた光コネクタの鍔14に左右両側から嵌め込む一対の治
具本体17を用いて整列位置決め治具16を構成している。
この治具本体17は縦長の箱状に形成されていて、積層さ
れた多心フェルール2の鍔14の上面と下面と後端面と前
端面に係止する係止部を備えた嵌合穴45を備えており、
この一対の治具本体17を積層されてなる多心フェルール
2の鍔14の部分に左右両側から嵌合することにより、複
数の光コネクタ1の位置決め整列が達成される。そし
て、この位置決め整列状態で複数の光コネクタ1が一括
接続された後、治具本体17を矢印方向と逆方向に抜くこ
とにより、接続状態の光コネクタ群から整列位置決め治
具16である一対の治具本体17を容易に取り外すことがで
きる。
【0052】図17は本発明の第12の実施形態例を示すも
のである。この実施形態例も、前記図14の(b)に示す
タイプの多心フェルール2を用いた光コネクタ1の一括
接続手法の例を示したものであり、整列位置決め治具16
はコ字形状をしてなる一対のコ字状枠体46と、U字形状
をしてなる治具本体17とによって構成されており、前記
一対のコ字状枠体46を積層されてなる複数の光コネクタ
1の多心フェルール2を後端側から挟み込み、U字形状
の治具本体17を、例えば、矢印に示すように下方側から
積層されてなる多心フェルール2の左右両側を挟み込む
ように挿入することで、複数の積層光コネクタ1は治具
本体17の内面および端面に係止して位置決め整列され、
この状態で、光コネクタ群の一括接続が達成される。そ
して、この一括接続後、コ字状枠体46と治具本体17を矢
印と反対方向に引き抜くことにより、接続状態の光コネ
クタ群から整列位置決め治具16を容易に取り外すことが
可能となる。
【0053】なお、この実施形態例では一対のコ字状枠
体46を個別に形成したが、同図の(b)に示すように、
一対のコ字状枠体46を連結板47で連結して一体化したも
のでもよい。
【0054】なお、前記図14の(b)に示す形態の多心
フェルール2を用いた光コネクタの位置決め整列とその
光コネクタの一括接続の手法は、前記図15〜図17に示す
ものに限定されるものではなく、図14の(a)に示すタ
イプのフェルールを用いた光コネクタの一括接続手法の
前記図1〜図13に示す手法を用いて同様に位置決め整列
とその位置決め整列された複数光コネクタの一括接続を
行うことが可能である。
【0055】図18は本発明の第13の実施形態例を示した
ものである。この実施形態例は、前記図14の(c)に示
すような形態の多心フェルール2を用いた光コネクタ1
の位置決め整列と一括接続の手法例を示すもので、この
実施形態例では、整列位置決め治具16を構成する治具本
体17をコ字形状をした枠体の内面にフェルール載置板23
を複数突設して構成し、各光コネクタ1を治具本体17の
収容部24内に収容することで複数の光コネクタ1を位置
決め整列し、この状態で複数の光コネクタ群を一括接続
し、然る後に、治具本体17を図の矢印方向と逆方向に抜
くことにより、接続状態の光コネクタ群から整列位置決
め治具(この例では治具本体17)16を取り外すものであ
る。
【0056】なお、前記図14の(c)に示すタイプの多
心フェルール2を用いた光コネクタの位置決め整列と一
括接続を行う手法は、この図18に示すものに限定される
ものではなく、前記図1〜図13に示す手法によって、同
様に、光コネクタ1の位置決め整列と、その位置決め整
列した光コネクタ群の一括接続を行うことができる。
【0057】図19は本発明の第14の実施形態例を示すも
のである。この実施形態例は、単心の光コネクタの位置
決め整列とその位置決め整列した複数の光コネクタの一
括接続を行うもので、光コネクタは、円形の鍔14を持っ
たピン状の中子48の細径中心穴に光ファイバ49を挿通固
定したものを雄型の光コネクタとし、中子48の外側に割
スリーブ50を予め装着したものを雌型の光コネクタとし
ている。
【0058】整列位置決め治具16は第1の治具本体51
と、第2の治具本体52とを有して構成されており、第1
の治具本体51は上端面開口の縦長箱状の枠体54を有し、
この枠体54の前後両壁面55,56にはスリット57が形成さ
れており、箱状枠体の中心部の穴58は円形の鍔14の収容
部となっており、スリット57は雄型コネクタのピン状の
中子48を挿入用溝として機能する。このスリット57に雄
型コネクタのピン状中子48を挿入することで、複数の雄
型コネクタがその円形の鍔14を収容部24に収容して積層
され、この積層状態で、鍔14が箱状枠体の前後両壁面5
5,56の内面に係合し、ピン状中子48がスリット57の両
壁面に係合することで、位置決め整列される。
【0059】一方、雌型のコネクタも同様に、前記第1
の治具本体と同様な形状を有する第2の治具本体52のス
リット57にピン状中子48が挿入され、円形状の鍔14が箱
状枠体の穴58の収容部24に収容されることで、位置決め
整列状態となる。この状態で、雄型コネクタの各ピン状
中子48の先端側を、雌型コネクタの各対応する割スリー
ブ50に挿入することで、複数の雄型コネクタと複数の雌
型コネクタはワンアクションの嵌合操作によって一括接
続状態となり、この接続状態で、雄型コネクタと雌型コ
ネクタを第1および第2の治具本体の収容部から抜き出
すことで、あるいは、第1および第2の治具本体51,52
側を図19の状態で下方に引き抜くことにより、接続状態
の光コネクタ群から整列位置決め治具16が取り外され
る。この整列位置決め治具16の取り外し後、ばねクリッ
プ53を雄型コネクタと雌型コネクタの円形の鍔14の後端
側に掛け渡して装着することにより、ばねクリップ53の
弾性復元力によって雄型コネクタと雌型コネクタの接続
端面は圧接する方向に押圧され、雄型コネクタと雌型コ
ネクタの接続状態が安定に保持される。
【0060】図20は本発明の第15の実施形態例を示すも
のである。この実施形態例は、図13の(a),(b)に
示した上記第9の実施形態例とほぼ同様に構成されてお
り、図20の(a)には、本実施形態例の複数光コネクタ
の整列位置決め治具を、この治具によって一括接続され
る光コネクタ1の接続端面5側から見たときの正面図が
示されている。また、同図の(b)には、この位置決め
治具の平面図が示されている。本実施形態例が上記第9
の実施形態例と異なる特徴的なことは、側板部21から折
り返して形成されている後板部67の内側(光コネクタ1
の各収容部24の領域)に半円球状の突起部80を設けたこ
とである。この突起部80は、それぞれ、収容部24に収容
される光コネクタ1の後端面11側の嵌合ピン穴6(ガイ
ドピン嵌合穴)に対応する位置に設けられており、収容
部24に光コネクタ1を収容したときに、この突起部80の
少なくとも先端側を嵌合ピン穴6に挿入することによっ
て光コネクタ1の収容部24への位置決めをする機能を有
している。
【0061】本実施形態例は以上のように構成されてお
り、本実施形態例でも上記第9の実施形態例と同様の動
作により、各収容部24に光コネクタ1の後端側を収容し
て位置決め整列され、コネクタ接続後の治具の取り外し
も上記第9の実施形態例と同様に行われるが、本実施形
態例では、光コネクタ1の位置決めのとき、図21の
(a),(b)に示すように、各突起部80が光コネクタ
1の嵌合ピン穴6に挿入されて光コネクタ1の位置決め
が行われる。そのため、たとえ収容される光コネクタ1
の鍔14を除く領域の幅Aが狭くても、同図の(c)に示
す、突起部80のない収容部24への収容と異なり、光コネ
クタ1が片寄って収容部24に収容されることはなく、光
コネクタ1は必ず収容部24の適切な位置(例えば中央
部)に収容される。
【0062】また、光コネクタ1は各嵌合ピン穴6に突
起部80が挿入された状態で、フェルール2の後端面11が
後板部67に押し付けられた状態で収容されるために、嵌
合ピン穴6に嵌合する嵌合ピン7が光コネクタ1の後端
面11から突き出すことを防止できるし、複数の光コネク
タ群を一括接続する前に光コネクタ1が治具本体17から
外れてしまうことも抑制できるために、複数の光コネク
タ群の一括接続をより一層安定して確実に行うことが可
能となる。
【0063】図22は本発明の第16の実施形態例を示すも
のである。この実施形態例は、図12に示した上記第8の
実施形態例とほぼ同様に構成されており、本実施形態例
が上記第8の実施形態例と異なる特徴的なことは、側板
部21に突起部80を設けたことである。この各突起部80
は、上記第15の実施形態例と同様に、収容部24に収容さ
れる光コネクタ1の後端側の嵌合ピン穴6に対応する位
置に形成されており、突起部80の少なくとも先端側を嵌
合ピン穴6に挿入することによって、光コネクタ1の収
容部24への位置決めをするようになっている。
【0064】本実施形態例は以上のように構成されてお
り、本実施形態例も上記第8の実施形態例と同様の動作
により同様の効果を奏し、さらに、突起部80を設けたこ
とによって、上記第15の実施形態例と同様に、光コネク
タ1の位置決めを確実に行うことができるために、嵌合
ピン7の突き出しを防止でき、光コネクタ1の接続前に
治具本体17が外れることを防ぐことが可能となり、複数
の光コネクタ群の一括接続を安定して確実に行うことが
できる。
【0065】図23は本発明の第17の実施形態例を示すも
のである。本実施形態例は図5に示した上記第2の実施
形態例とほぼ同様に構成されており、本実施形態例が上
記第2の実施形態例と異なる特徴的なことは、後板部67
に、上記第15,16の実施形態例における突起部80と同様
に機能する突起部80を設けたことであり、この各突起部
80も、収容される光コネクタ1の後端側の嵌合ピン穴6
に対応する位置に設けられている。本実施形態例も上記
第2の実施形態例と同様の動作により同様の効果を奏
し、さらに、突起部80の機能によって、上記第15,16の
実施形態例と同様の効果を奏することができる。
【0066】図24は本発明の第18の実施形態例を示すも
のである。本実施形態例は図13に示した上記第9の実施
形態例とほぼ同様に構成されており、図24の(a)に
は、本実施形態例の平面図が光コネクタ1と共に示され
ている。本実施形態例でも係止部70はコ字形状を有して
おり、本実施形態例が上記第9の実施形態例と異なる特
徴的なことは、コ字形状の先端開口側の挟持開口幅Eが
コ字形状の基端側の凸部形状変化部(鍔14)の被挟持部
幅Cよりも小さく形成されていることである。また、こ
のコ字形状の対向片の一方側である後板部67は弾性板片
と成しており、係止部70のコ字形状の基端側挟持幅D
は、本実施形態例では、光コネクタ1の鍔14の被挟持幅
Cとほぼ等しく形成されている。
【0067】なお、図24の(a)に示すように、上板部
22を斜めに形成することによって、係止部70のコ字形状
の挟持開口幅Eを基端側挟持幅Dよりも小さく形成して
もよいし、同図の(b)に示すように、後板部67側を斜
めに形成したり、同図の(c)に示すように、上板部22
と後板部67の両方を斜めに形成して、挟持開口幅Eを基
端側挟持幅Dよりも小さく形成してもよい。
【0068】本実施形態例は以上のように構成されてお
り、本実施形態例でも、上記第9の実施形態例と同様の
動作により、各収容部24に光コネクタ1の後端側が収容
されて位置決め整列されるが、本実施形態例では、係止
部70の先端開口側の挟持開口幅Eが光コネクタ1の鍔14
の被挟持部幅Cよりも小さく形成されており、かつ、前
記コ字形状の対向片の一方側としての後板部67が弾性板
片と成しているために、治具本体17を光コネクタ1の側
面側から取り付けて光コネクタ1を各収容部24に収容す
るときに、係止部70の先端開口側の後板部67が光コネク
タ1の鍔14によって押し広げられて挿入され、光コネク
タ1は後板部67によって押し付けられた状態で係止され
て位置決め整列されることになる。
【0069】そのため、本実施形態例によれば、後板部
67の弾性復元力によって光コネクタ1が非常に確実に係
止され、治具本体17が光コネクタ1から外れることが抑
制され、複数の光コネクタ群の一括接続をより確実に行
うことが出来る。
【0070】図25は本発明の第19の実施形態例を示すも
のであり、同図には、治具本体17の各収容部24にそれぞ
れ光コネクタ1を収容した状態の背面図が示されてい
る。本実施形態例は上記第18の実施形態例とほぼ同様に
構成されており、本実施形態例が上記第18の実施形態例
と異なる特徴的なことは、後板部67を各収容部24毎に独
立して設け、この独立した各後板部67の内側に、上記第
15〜17の実施形態例における突起部80と同様に機能する
突起部80を設けたことである。この各突起部80は、上記
第15〜17の実施形態例と同様に、収容部24に収容される
光コネクタ1の後端側の嵌合ピン穴6に対応する位置に
形成されている。
【0071】本実施形態例は以上のように構成されてお
り、本実施形態例も上記第18の実施形態例と同様の動作
により同様の効果を奏することが可能であり、さらに、
本実施形態例のように、弾性板片としての後板部67を各
収容部24毎に独立して設ければ、各収容部24に収容され
る各光コネクタ1にそれぞれ対応させて、後板部67の弾
性復元力によって各光コネクタ1の鍔14を適切に押し付
けて係止することができるために、上記第18の実施形態
例よりもより一層適切に光コネクタ1の位置決め整列を
行うことができる。
【0072】また、本実施形態例では、各後板部67に突
起部80を設け、この突起部80の機能により、上記第15〜
17の実施形態例と同様に、各光コネクタ1の各収容部24
への位置決めを適切に行うことができるために、各光コ
ネクタ1の位置決め整列を非常に的確に行うことが可能
となり、それにより、複数の光コネクタ群の一括接続を
安定した確実に行うことができる。
【0073】なお、本発明は上記各実施形態例に限定さ
れることはなく、様々な実施の態様を採り得る。例え
ば、上記第1実施形態例では、複数のクランプスプリン
グ32を連結する連結部材33を止ねじ35によって分解組立
方式としたが、これとは異なり、例えば、図26に示すよ
うに、真直な板61の先端側を折り返して、支点部62を支
点として開閉自在に形成し、板61の基端側には係合穴63
を設け、折り返し側の板64の先端部には係合爪65を設け
て係合爪65を係合穴63に着脱係合自在とし、板61の内面
にはクランプスプリング32が嵌まる凹部66を形成し、接
続状態の複数の光コネクタの各対に掛け渡して装着され
ている複数のクランプスプリング32をそれぞれ板61の凹
部66に収容し、この状態で、係合爪65を係合穴63に係合
してクランプスプリング32を折り返し側の板64で板61側
に押え込むことにより、複数のクランプスプリング32を
図26の連結部材を用いて一体的に連結保持することがで
きる。
【0074】また、上記実施形態例では、例えば、図4
に示すように、クランプスプリング32は各光コネクタ対
毎に個別に設けたが、これらのクランプスプリング32は
一体型のもので形成し、複数の接続状態の光コネクタ対
の積層体の側面側に装着し、複数の対の光コネクタの接
続状態を一括維持するようにしてもよい。
【0075】さらに、上記第15〜17および第19の実施形
態例では、光コネクタ1の収容部24への位置決め用の突
起部80は半円球状の突起部としたが、突起部の形状は特
に限定されるものではなく、例えば、球面や円錐形状等
のものが好ましいが、嵌合ピン穴6にその先端を挿入で
きるものであれば、三角錐等の多角錐形状のもの、円筒
状あるいは円筒の先端が面取りされているものでもよ
く、適宜の形状に設定されるものである。また、嵌合穴
として嵌合ピン穴の例のみ示したが、別途、光コネクタ
1の後端面側に突起部80の嵌合穴を設けてもよい。
【0076】さらに、上記第18,19の実施形態例では、
係止部70のコ字形状の対向片の一方側である後板部67を
弾性板片としたが、上板部22側を弾性板片としてもよ
く、上板部22と後板部67の両方を弾性板片としてもよ
い。
【0077】さらに、上記第18,19の実施形態例では、
係止部70のコ字形状の挟持開口幅Eを光コネクタ1の鍔
14の被挟持部幅Cよりも小さく形成し、一方、係止部70
のコ字形状の基端側挟持幅Dを光コネクタ1の鍔14の被
挟持幅Cと等しく形成したが、挟持開口幅Eは光コネク
タ1の鍔14の被挟持幅Cと等しく形成されていてもよい
し、また、基端側挟持幅Dは被挟持幅Cよりも大きく形
成しても構わない。
【0078】さらに、上記各実施形態例では光コネクタ
の形状変化部を凸部の鍔14によって構成したが、光コネ
クタの外面に凹部を形成し、この凹部を形状変化部と
し、該凹部の形状変化部を利用して複数光コネクタの位
置決め整列と、その一括接続を行うようにしてもよい。
【0079】
【発明の効果】本発明は、複数の光コネクタを位置決め
配列し、その状態で一方側の光コネクタ群と他方側の光
コネクタ群を一括接続するようにしたものであるから、
光通信網の増大に伴い、光ケーブルの心数の増大が図ら
れて光コネクタの数が増大しても、前記多数の光コネク
タの一括接続が容易に達成されることで、光コネクタ接
続の作業性が飛躍的に向上し、その接続時間の短縮化を
図ることができる。
【0080】特に、光コネクタの整列位置決め治具を、
治具本体に形成した光コネクタの収容部領域に、収容さ
れる光コネクタ後端側の嵌合穴に対応する位置に少くと
も先端側を該嵌合穴に挿入することによって光コネクタ
の収容部への位置決めをする突起部を設けて形成すれ
ば、この突起部で光コネクタを位置決めすることによっ
て、複数光コネクタの接続前に治具本体が外れることを
抑制できるために、たとえ光コネクタの寸法が各光コネ
クタによって異なっていたとしても、この治具を用いた
複数光コネクタの接続を安定して確実に行うことができ
る。また、上記嵌合穴をガイドピン嵌合穴としたときに
は、上記突起部により光コネクタ後端面からのガイドピ
ンの突き出しを防止することもできる。
【0081】また、光コネクタの整列位置決め治具の治
具本体の収容部領域に形成する係止部は光コネクタの後
端側に形成した凸部の形状変化部を挟むコ字形状とし、
このコ字形状の先端開口側の挟持開口幅をコ字形状の基
端側の凸部形状変化部の被挟持部幅以下に形成し、挟持
するコ字形状の対向片の少くとも一方側は弾性板片と成
すことにより、たとえ収容部に収容される光コネクタの
寸法が各光コネクタによって異なっていたとしても、係
止部によって光コネクタを確実に係止することが可能と
なり、この治具を用いた複数光コネクタの接続を安定し
て確実に行うことができる。
【0082】また、本発明によれば、複数光コネクタの
位置決め整列と一括接続を図る整列位置決め治具を光コ
ネクタの接続後、その接続を保った状態で、接続状態の
光コネクタ群から取り外すことができるので、整列位置
決め治具の取り外しによる光コネクタ接続部の省スペー
ス化が達成され、接続部をクロージャ等に収納する際
に、余分なスペースが不要となり、接続光コネクタの高
密度収容が可能となる。
【0083】さらに、本発明によれば、光コネクタを接
続しての出荷時のみならず、光ケーブルの接続現場での
光コネクタの位置決め整列とその一括接続を容易に行う
ことができ、現場での複数コネクタの接続の作業効率を
格段に高めることができる。
【0084】さらに、本発明によれば、従来使用されて
いる光コネクタをそのまま利用して既存の光コネクタ同
志、あるいは既存の光コネクタと新たな光通信網の光コ
ネクタとの一括接続を支障なく行うことができ、その利
用価値は頗る大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態例を示す構成説明図であ
る。
【図2】同実施形態例における接続対象となる光コネク
タの積層状態の説明図である。
【図3】同実施形態例における複数光コネクタの一括接
続手法の模式説明図である。
【図4】接続状態の光コネクタ対に掛け渡し装着するク
ランプスプリングと、そのクランプスプリングの連結構
成例の説明図である。
【図5】本発明の第2の実施形態例を示す説明図であ
る。
【図6】同実施形態例において、接続状態の光コネクタ
群から整列位置決め治具を抜き出す作業の説明図であ
る。
【図7】本発明の第3の実施形態例を示す説明図であ
る。
【図8】本発明の第4の実施形態例を示す説明図であ
る。
【図9】本発明の第5の実施形態例を示す説明図であ
る。
【図10】本発明の第6の実施形態例を示す説明図であ
る。
【図11】本発明の第7の実施形態例を示す説明図であ
る。
【図12】本発明の第8の実施形態例を示す説明図であ
る。
【図13】本発明の第9の実施形態例を示す説明図であ
る。
【図14】光コネクタの構成要素である多心フェルールの
各種形態の説明図である。
【図15】本発明の第10の実施形態例を示す説明図であ
る。
【図16】本発明の第11の実施形態例を示す説明図であ
る。
【図17】本発明の第12の実施形態例を示す説明図であ
る。
【図18】本発明の第13の実施形態例を示す説明図であ
る。
【図19】本発明の第14の実施形態例を示す説明図であ
る。
【図20】本発明の第15の実施形態例を示す説明図であ
る。
【図21】上記第15の実施形態例の治具への光コネクタ収
容状態を突起部80のない治具への収容状態と比較して示
す説明図である。
【図22】本発明の第16の実施形態例を示す説明図であ
る。
【図23】本発明の第17の実施形態例を示す説明図であ
る。
【図24】本発明の第18の実施形態例を示す説明図であ
る。
【図25】本発明の第19の実施形態例を示す説明図であ
る。
【図26】クランプスプリングを連結一体化する連結部材
の他の実施形態例の説明図である。
【図27】複数光コネクタの一括接続手法の従来例を示す
説明図である。
【図28】光コネクタの一般的な接続例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1,1a,1b 光コネクタ 2 多心フェルール 16 整列位置決め治具 17 治具本体 24 収容部 25 抜き出し開口 32 クランプスプリング 33 連結部材 67 後板部 70 係止部 80 突起部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 椎野 雅人 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 宮崎 栄樹 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 長沢 真二 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外面に凹と凸の少なくとも一方の形状変
    化部を備えた複数の光コネクタを一括接続する複数光コ
    ネクタの一括接続方法において、前記光コネクタの形状
    変化部を係止させて複数の光コネクタを整列位置決めす
    る整列位置決め治具を用意し、この整列位置決め治具を
    用いて複数の光コネクタを整列位置決めした後、一方側
    の整列位置決めされた光コネクタ群と他方側の整列位置
    決めされた光コネクタ群とを一括接続し、然る後に、接
    続されている各光コネクタ群から整列位置決め治具を取
    り除くことを特徴とする複数光コネクタの一括接続方
    法。
  2. 【請求項2】 整列位置決め治具を取り除いた後、接続
    されている各対の光コネクタの接続状態を個別に又は一
    括して維持締結する接続保持部材を接続されている光コ
    ネクタ対に掛け渡して着脱自在に装着する請求項1記載
    の複数光コネクタの一括接続方法。
  3. 【請求項3】 整列位置決めされた一方側の光コネクタ
    群と他方側の光コネクタ群とを一括接続した後、整列位
    置決め治具を完全に取り除く前に、接続されている各対
    の光コネクタの接続状態を個別に又は一括して維持締結
    する接続保持部材を接続されている光コネクタ対に掛け
    渡して着脱自在に装着し、この接続保持部材を装着した
    後に、前記整列位置決め治具を完全に取り除く請求項1
    記載の複数光コネクタの一括接続方法。
  4. 【請求項4】 接続保持部材は各対の光コネクタ毎に個
    別に設け、各接続保持部材を連結部材で連結係止して光
    コネクタ群の各光コネクタ対の整列接続状態を保持する
    請求項2又は請求項3記載の複数光コネクタの一括接続
    方法。
  5. 【請求項5】 連結部材は着脱可能構成と成し、連結部
    材を取り除くことで、各対の光コネクタを、接続状態を
    維持したまま他の光コネクタ対との連結拘束を解いてば
    らばらに分割可能とした請求項4記載の複数光コネクタ
    の一括接続方法。
  6. 【請求項6】 外面に凹と凸の少なくとも一方の形状変
    化部を備えた複数の光コネクタを一括接続する複数光コ
    ネクタの一括接続に使用される複数光コネクタの整列位
    置決め治具であって、治具本体には複数の光コネクタを
    予め定められた整列位置に収容する収容部が形成され、
    この収容部領域には収容された光コネクタの形状変化部
    に係止して光コネクタの位置決めを行う係止部が設けら
    れ、また、治具本体には、各収容部の光コネクタが接続
    相手側の光コネクタに接続された状態で治具本体を光コ
    ネクタから取り外すための抜き出し開口が設けられてい
    る複数光コネクタの整列位置決め治具。
  7. 【請求項7】 一括接続される各光コネクタには光コネ
    クタ後端面側に少くとも一対の嵌合穴がそれぞれ形成さ
    れており、治具本体に形成されている光コネクタの収容
    部領域には、収容される光コネクタ後端側の嵌合穴に対
    応する位置に少くとも先端側を該嵌合穴に挿入すること
    によって光コネクタの収容部への位置決めをする突起部
    が形成されていることを特徴とする請求項6記載の複数
    光コネクタの整列位置決め治具。
  8. 【請求項8】 治具本体の収容部領域に形成した係止部
    は光コネクタの後端側に形成した凸部の形状変化部を挟
    むコ字形状を有しており、該コ字形状の先端開口側の挟
    持開口幅がコ字形状の基端側の凸部形状変化部の被挟持
    部幅以下に形成されており、挟持するコ字形状の対向片
    の少くとも一方側は弾性板片と成していることを特徴と
    する請求項6又は請求項7記載の複数光コネクタの整列
    位置決め治具。
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