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JPH08101068A - 色彩測定装置 - Google Patents

色彩測定装置

Info

Publication number
JPH08101068A
JPH08101068A JP23733394A JP23733394A JPH08101068A JP H08101068 A JPH08101068 A JP H08101068A JP 23733394 A JP23733394 A JP 23733394A JP 23733394 A JP23733394 A JP 23733394A JP H08101068 A JPH08101068 A JP H08101068A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
color
hue
saturation
analog
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23733394A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Kameoka
孝治 亀岡
Yoshitaka Motonaga
佳孝 元永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MEC Techno Co Ltd
Original Assignee
Misuzu Erie Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misuzu Erie Co Ltd filed Critical Misuzu Erie Co Ltd
Priority to JP23733394A priority Critical patent/JPH08101068A/ja
Publication of JPH08101068A publication Critical patent/JPH08101068A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 照明の数や位置、撮影位置に依らず、物体の
真の色彩を精度良く、かつ簡便に測定できる色彩測定装
置を提供すること。 【構成】 カメラ1から得られる照明の影響を含んだア
ナログR,G,B座標系の信号を、明るさ(明度)成分
と、明るさに影響されない色成分(色相および彩度)成
分に変換する座標変換回路と、変換後の色成分を統計処
理して濃度頻度解析を行う統計処理部を有する信号処理
部200と、信号処理部200の出力信号を表示または
印刷する出力部300から構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は物体の色彩測定装置に関
し、特に不均一な形状を有する物体の色彩測定装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】テレビカメラ等を用いて物体を撮影し、
その色彩を測定・評価することは従来から行われてい
る。例えば、特公昭61−7360号公報には、プリン
スメロンをITVカメラで撮影し、その画像信号を基に
果実の色や模様を測定し、果実の等級を判定する技術が
開示されている。
【0003】また、分光測色法を用いて色彩を測定する
ことも行われている。分光測色法は、測定点の分光反射
率特性を求め、人間の色知覚に準じた処理を行い、色を
算出する方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、カメラ等の画
像信号を用いて物体の色彩を測定するには、照明および
撮影の条件設定が非常に困難である。すなわち、カメラ
から得られる画像信号は通常赤(R)、緑(G)、青
(B)の信号だが、これら色情報には明るさ(=照明)
の成分が含まれている。これは、例えば、赤い球体を上
方から撮影した場合、照明に近い部分から白→明るい赤
→暗い赤→黒と撮影されることからも理解される。さら
に、被測定物の形状が均一な場合はまだ良いが、被測定
物の形状が均一でない場合は、影の影響により一層測定
が困難になり、たとえ実際は同一色の物体でも、測定結
果はばらついたものになってしまう。
【0005】一方分光測色法は、一点の測定データ量が
大きいこと、一度に測定できる範囲が非常にせまいこと
から、広範囲の色測定や色斑の測定が困難だった。
【0006】
【課題を解決する手段】本発明の目的は、照明の数や位
置、撮影位置に依らず、物体の真の色彩を精度良く、か
つ簡便に測定できる色彩測定装置を提供することにあ
る。このため、本発明においては、カメラ等の撮像手段
から得られる、照明の影響を含んだR,G,B座標系の
信号から、明るさ(明度)成分と、明るさに影響されな
い色成分(色相および彩度)成分とを求める信号処理部
を設けるとともに、信号処理部の出力信号から、被測定
体の色彩の濃度頻度分布および色斑を検出する統計処理
部を設けることにより、目的を達成している。
【0007】ここで、本願の動作原理について説明す
る。前述したように、カメラ等で得られるR,G,B信
号は、照明の影響を含んでいる。そこで、この信号を明
るさの成分と、そのほかの成分、すなわち被測定体本来
の色彩を表す成分とに分離し、この色彩を表す成分を基
に色彩測定を行う。具体的には次の式に基づいて分離を
行う。
【0008】以下の各式において、R,G,Bはそれぞ
れデジタル変換されたR,G,B信号値を0から1の範
囲に規格化した値を表す。また、関数min(R,G,
B)はR,G,B各値の最小値を、同様にmid(R,
G,B)は中間値を、max(R,G,B)は最大値を
表す。変換後のHSL座標系は、
【0009】
【数2】
【0010】この変換により、R,G,Bの直交座標系
(図3(a))から規格化されたHSL座標系(図3
(b))に座標変換される。図3(b)から判るよう
に、変換後のHSL座標系において、明るさを表す明度
(L)は、円柱の中心線上の値であるため、中心線から
半径方向への変位で示される彩度(S)、中心線を原点
とする円における円周角で示される色相(H)とは独立
している。 そこで、明度を除いた彩度および色相の値
を用い、被測定体の色彩を測定することによって、どの
ような照明条件であっても、また形状の異なる場合であ
っても同一色の物質に対しては同一測定結果を得ること
ができる。
【0011】
【実施例】次に、図面を参照して、本発明を詳細に説明
する。図1は、本発明の色彩測定装置の一実施例の構成
を示す概略図である。色彩測定装置は、撮像部100、
信号処理部200、および表示部300から構成されて
いる。 撮像部100は、CCD等の撮像素子を用いた
カメラ1と、このカメラ1を支持するとともにカメラ1
の放熱を促進する冷却ケース11と、冷却ケース11を
保持し、カメラの撮像面を測定台13に対して平行かつ
所定距離に支持するカメラ支持台12と、キセノンラン
プ等、発行色温度が既知のランプを有し、光ファイバー
等の導光手段で測定台13を照らす照明手段5とから構
成される。
【0012】信号処理部200は、カメラ1からのアナ
ログ信号を受けて、後述するように種々の信号処理を行
い、その結果をCRTおよび/またはプリンタから構成
される出力部300に出力する。次に、図2をも参照し
て、動作について説明する。図2は、図1における信号
処理部200のブロック図である。
【0013】カメラ1は、例えばR(赤)、G(緑)、
B(青)にそれぞれ対応し、所定の画素数を有する3枚
のCCDを有し、被測定体の撮像面についてR,G,B
のアナログ信号を独立して発生する。これらの信号は、
信号処理部200の画像入力部210に入力する。R,
G,Bの各信号は画像入力部210で、それぞれ第1〜
第3のアナログ/デジタル(A/D)変換回路211〜
213により、例えば一画素毎に256段階のデジタル
値に変換される。このデジタル値は、それぞれ第1〜第
3のフレームメモリ214〜216に書き込まれた後、
信号処理回路220で座標変換等の信号処理が施され
る。
【0014】座標変換回路221は、画素毎にR,G,
B各色のデジタル信号を基に、H,S,L座標系の信号
に変換する。座標変換後、H,S,L各値は、デジタル
R,G,B値と同様、H,S,L信号用に設けた第4か
ら第6のフレームメモリ222から224に書き込まれ
る。次に、統計処理部225は、第4のフレームメモリ
222から色相(H)データを、第5のフレームメモリ
223から彩度(S)データを読みだし、濃度頻度分布
の解析を行う。濃度頻度分布は、正規分布の重ね合わせ
であると仮定し、式
【0015】
【数3】
【0016】で示される正規分布関数を用い、重回帰計
算により、平均値(μ)および分散(σ2 )を求める。
また、分散から標準偏差(σ)も求められる。平均値が
撮像面の色成分、分散が色斑の程度を示す。これら解析
結果は、必要に応じて出力部300で表示および/また
は印刷される。これら一連の動作は、図示しない制御装
置により制御される。制御装置としては、市販の汎用マ
イクロコンピュータを用いることができる。
【0017】次に、本装置を用いた応用例について説明
する。被測定体に、トマトを用い、その熟れ具合による
測定結果の変化を調べた。A/D変換は一画素あたり
R,G,B各256段階とし、照明にはキセノンランプ
(色温度5500K)の拡散光を用いた。ランプは、測
定台に対して正反射となるよう、測定台に対し鉛直にセ
ットした。また、正確な測定を期すため、照度0(暗
闇)におけるカメラのオフセット出力を測定しておき、
色彩測定値からこのオフセットを取り除く処理を行っ
た。
【0018】未熟トマトを10℃の恒温室に保存し、追
熟過程における表面色を毎日測定し、経時変化を観察し
た。未熟トマトとして、やや赤く色づきはじめたトマト
(実験1)と、ほとんど緑色のトマト(実験2)を用い
た。背景を黒としてトマト画像を取得し、得られた画像
のうち完全反射部分を除去した。完全反射部分の除去
は、色差を利用し、白より色差がある程度大きな部分を
完全反射部と見なすことにより行った。
【0019】次に、背景からトマトの画像を抜き出し、
画素毎にアナログRGB信号をディジタル化し、さらに
HSL信号へ変換した。色相(H)および彩度(S)に
ついて平均値と標準偏差をそれぞれ求めた。図4に色相
の標準偏差、図5に色相の平均値、図6に彩度の標準偏
差、図7に彩度の平均値のそれぞれにおける経時変化を
示す。
【0020】図4において、観測開始から約10日間の
内は、測定開始時の熟し具合の差から標準偏差のばらつ
きが認められる。特にほとんど緑色のトマトを使った実
験2では、始めは比較的均一な緑色のため標準偏差は低
いが、赤く色づき始めるに従い、色むらが生じ、標準偏
差が大きくなる。しかし、実が熟してくると、ほぼ均一
な赤色に変化し、実験1とほぼ同様の標準偏差に収束す
る。
【0021】また、図5からも実験開始時の色相は異な
っても、最終的にはほぼ同じ色相に収束していることが
わかる。また、図6および図7の彩度については若干個
体差が認められるが、やはりほぼ同様な変化を見せてい
ることがわかる。
【0022】
【発明の効果】この様に、本願発明によれば、形状にば
らつきがある物体について、ほぼ同一の色彩測定結果を
得ることが出来るため、例えば予め好ましい熟度の果実
の色相と彩度を本発明の装置で測定し、その測定値を基
準として選別を行うことにより、従前の類似装置に比べ
飛躍的に精度の高い選別が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による色彩測定装置の構成例を示す図で
ある。
【図2】図1における信号処理部のブロック図である。
【図3】(a),(b)は画像信号の表示座標を示す図
である。
【図4】応用例における色相の標準偏差の経時変化を示
す図である。
【図5】応用例における色相の平均値の経時変化を示す
図である。
【図6】応用例における彩度の標準偏差の経時変化を示
す図である。
【図7】応用例における彩度の平均値の経時変化を示す
図である。
【符号の説明】
1 カメラ 5 照明手段 11 冷却ケース 12 カメラ支持台 13 測定台 200 信号処理部 300 表示部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物を所定の方向から撮影し、その
    画像信号をアナログRGB信号として出力するテレビカ
    メラ手段と、 前記被測定物を所定の方向から照らす照明手段と、 前記アナログRGB信号を受け、前記アナログ信号を色
    相(H)信号、彩度(S)信号、明度(L)信号に変換
    する信号変換手段と、 前記色相信号および彩度信号の平均値および分散を求
    め、出力する演算手段と、 前記色相信号および彩度信号の平均値および分散を表示
    又は印字する出力手段とから構成されることを特徴とす
    る色彩測定装置。
  2. 【請求項2】 前記信号変換手段が、前記アナログRG
    B信号を所定の精度でディジタル信号に変換し、ディジ
    タルRGB信号として出力するアナログ/ディジタル変
    換手段と、 前記ディジタルRGB信号を下式に従って前記色相信
    号、彩度信号および明度信号に変換する変換演算部とか
    ら構成されることを特徴とする請求項1記載の色彩測定
    装置。 【数1】 ただし、各式において、R,G,Bはそれぞれデジタル
    変換されたR,G,B信号値を0から1の範囲に規格化
    した値を表す。また、関数min(R,G,B)はR,
    G,B各値の最小値を、同様にmid(R,G,B)は
    中間値を、max(R,G,B)は最大値を表す。
JP23733394A 1994-09-30 1994-09-30 色彩測定装置 Pending JPH08101068A (ja)

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JP23733394A JPH08101068A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 色彩測定装置

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ID=17013831

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JP (1) JPH08101068A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012093370A (ja) * 2002-08-15 2012-05-17 Qinetiq Ltd 組織学的アセスメント
CN103115682A (zh) * 2013-01-15 2013-05-22 北京林业大学 自动识别色彩的装置
JP2020176976A (ja) * 2019-04-22 2020-10-29 マクタアメニティ株式会社 追熟度判定装置
JP2021089179A (ja) * 2019-12-03 2021-06-10 マクタアメニティ株式会社 追熟度判定装置

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CN103115682A (zh) * 2013-01-15 2013-05-22 北京林业大学 自动识别色彩的装置
JP2020176976A (ja) * 2019-04-22 2020-10-29 マクタアメニティ株式会社 追熟度判定装置
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