JPH08100922A - 高周波加熱装置 - Google Patents
高周波加熱装置Info
- Publication number
- JPH08100922A JPH08100922A JP25974294A JP25974294A JPH08100922A JP H08100922 A JPH08100922 A JP H08100922A JP 25974294 A JP25974294 A JP 25974294A JP 25974294 A JP25974294 A JP 25974294A JP H08100922 A JPH08100922 A JP H08100922A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- infrared sensor
- door
- food
- heating chamber
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Electric Ovens (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 食品の初期温度を検知する赤外線センサに、
加熱中は熱的影響を与えず、信頼性の高い加熱制御を行
なえる電子レンジを提供する。 【構成】 加熱室2の外に、筒13に収容されて制御基
板14に配した赤外線センサ10を設ける一方、加熱室
2の壁部に温度検出用孔9を設ける。そして温度検出用
孔9と筒13との間に介在するシャッタ15を、加熱室
2を開閉する扉5に連動させ、扉5開時にはシャッタ1
5は開いて、食品3の温度を検知可能とし、扉5閉時に
は閉じて、加熱室2内の熱風や蒸気でセンサが熱的悪影
響を受けないように防止する。
加熱中は熱的影響を与えず、信頼性の高い加熱制御を行
なえる電子レンジを提供する。 【構成】 加熱室2の外に、筒13に収容されて制御基
板14に配した赤外線センサ10を設ける一方、加熱室
2の壁部に温度検出用孔9を設ける。そして温度検出用
孔9と筒13との間に介在するシャッタ15を、加熱室
2を開閉する扉5に連動させ、扉5開時にはシャッタ1
5は開いて、食品3の温度を検知可能とし、扉5閉時に
は閉じて、加熱室2内の熱風や蒸気でセンサが熱的悪影
響を受けないように防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品温度を検出してマ
イクロ波の出力制御をする赤外線センサを搭載した高周
波加熱装置に関する。
イクロ波の出力制御をする赤外線センサを搭載した高周
波加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】所謂電子レンジと称する高周波加熱装置
において、従来、加熱前の食品温度を検出してその初期
温度に基づいて食品が設定した加熱時間、加熱温度で仕
上がるように、マイクロ波の加熱制御を行なうものがあ
る。
において、従来、加熱前の食品温度を検出してその初期
温度に基づいて食品が設定した加熱時間、加熱温度で仕
上がるように、マイクロ波の加熱制御を行なうものがあ
る。
【0003】その場合に、食品が収納される加熱室の外
部に食品の温度を検出する赤外線センサを設け、そして
赤外線センサの前方に位置する箇所で加熱室の壁部には
温度検出用の透孔を形成した構造となっている。
部に食品の温度を検出する赤外線センサを設け、そして
赤外線センサの前方に位置する箇所で加熱室の壁部には
温度検出用の透孔を形成した構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、従来の加熱調
理装置では前記温度検出用の透孔を塞ぐような構造とは
なっていないので、加熱時に庫内の熱風や加熱される食
品から発生する蒸気が前記透孔から排出し、赤外線セン
サやその制御基板に直接当たり、温度が上昇するため誤
動作の恐れがあったり、感度が鈍る欠点があった。ま
た、制御基板には赤外線センサの他にそのセンサ出力を
信号処理する制御用の回路部品等も取り付けているの
で、熱的影響を受け、制御の信頼性が低下する等の問題
もあった。
理装置では前記温度検出用の透孔を塞ぐような構造とは
なっていないので、加熱時に庫内の熱風や加熱される食
品から発生する蒸気が前記透孔から排出し、赤外線セン
サやその制御基板に直接当たり、温度が上昇するため誤
動作の恐れがあったり、感度が鈍る欠点があった。ま
た、制御基板には赤外線センサの他にそのセンサ出力を
信号処理する制御用の回路部品等も取り付けているの
で、熱的影響を受け、制御の信頼性が低下する等の問題
もあった。
【0005】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
赤外線センサの前方に遮蔽装置を設け、庫内からの熱風
や蒸気を遮り、信頼性の高い加熱制御ができ、食品を良
好に仕上げることのできる高周波加熱装置を提供するこ
とを目的とする。
赤外線センサの前方に遮蔽装置を設け、庫内からの熱風
や蒸気を遮り、信頼性の高い加熱制御ができ、食品を良
好に仕上げることのできる高周波加熱装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、本体内部に形
成された加熱室に収納された食品に、マイクロ波を放射
して、前記食品を加熱する高周波加熱装置において、前
記加熱室に収納された前記食品の加熱前野温度を検知す
るために、前記本体内に設けられた赤外線センサと、前
記加熱室の壁部に前記赤外線センサに対応して設けた前
記食品の温度検出用孔と、前記加熱室を開閉する扉に連
動して前記温度検出用孔を開閉するシャッタとを備えた
ものとする。
成された加熱室に収納された食品に、マイクロ波を放射
して、前記食品を加熱する高周波加熱装置において、前
記加熱室に収納された前記食品の加熱前野温度を検知す
るために、前記本体内に設けられた赤外線センサと、前
記加熱室の壁部に前記赤外線センサに対応して設けた前
記食品の温度検出用孔と、前記加熱室を開閉する扉に連
動して前記温度検出用孔を開閉するシャッタとを備えた
ものとする。
【0007】また本発明は、前記赤外線センサ及び赤外
線センサ出力を処理する回路部品を取り付ける制御基板
を本体に設けると共に、前記基板には前記赤外線センサ
を囲んで前記温度検出用孔に向かう外乱防止用の筒が立
設されているものとする。
線センサ出力を処理する回路部品を取り付ける制御基板
を本体に設けると共に、前記基板には前記赤外線センサ
を囲んで前記温度検出用孔に向かう外乱防止用の筒が立
設されているものとする。
【0008】更に本発明は、前記赤外線センサは、前記
温度検出用孔が形成された前記加熱室の側壁に設けられ
ているものとする。
温度検出用孔が形成された前記加熱室の側壁に設けられ
ているものとする。
【0009】
【作用】加熱室を開け閉めする扉に連動するシャッタを
加熱室の壁部に明けた温度検出用孔と、加熱室の外部に
設けた赤外線センサとの間に配して、被加熱物を中に入
れるために扉を開けると同時にシャッタが開き、赤外線
センサが被加熱物の初期温度を検知し、扉を閉めると同
時にシャッタも閉まり、温度検出用孔は塞がれて、加熱
中は庫内の熱が赤外線センサに伝わらないように遮られ
ている。そして、加熱室の側壁に温度検出用孔及び赤外
線センサを設けることにより、従来のような加熱室の天
井にそれらがあった場合に比べて熱気や蒸気の赤外線セ
ンサへの吹き当たりを少なくできる。また、赤外線セン
サも天井より側壁の方が取り付け易くなる。
加熱室の壁部に明けた温度検出用孔と、加熱室の外部に
設けた赤外線センサとの間に配して、被加熱物を中に入
れるために扉を開けると同時にシャッタが開き、赤外線
センサが被加熱物の初期温度を検知し、扉を閉めると同
時にシャッタも閉まり、温度検出用孔は塞がれて、加熱
中は庫内の熱が赤外線センサに伝わらないように遮られ
ている。そして、加熱室の側壁に温度検出用孔及び赤外
線センサを設けることにより、従来のような加熱室の天
井にそれらがあった場合に比べて熱気や蒸気の赤外線セ
ンサへの吹き当たりを少なくできる。また、赤外線セン
サも天井より側壁の方が取り付け易くなる。
【0010】また、制御基板に温度検出用孔へと向かう
ように立設した筒中に赤外線センサを配して、被加熱物
からの赤外線が確実に赤外線センサに到達するようにな
すことで、外乱を防止し、感度を向上できる。
ように立設した筒中に赤外線センサを配して、被加熱物
からの赤外線が確実に赤外線センサに到達するようにな
すことで、外乱を防止し、感度を向上できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0012】1は電子レンジの本体、2はこの本体1内
に形成された加熱室で、この加熱室2内部には食品3を
載せて回転するターンテーブル4が設けられていると共
に、加熱室2の前面開口2Aには開閉自在な扉5が下部
を軸支6して設けられている。7はマイクロ波を発生す
るマグネトロンで、マイクロ波は図示しない導波管を介
して加熱室2に導かれ、照射される。
に形成された加熱室で、この加熱室2内部には食品3を
載せて回転するターンテーブル4が設けられていると共
に、加熱室2の前面開口2Aには開閉自在な扉5が下部
を軸支6して設けられている。7はマイクロ波を発生す
るマグネトロンで、マイクロ波は図示しない導波管を介
して加熱室2に導かれ、照射される。
【0013】ここで本発明の電子レンジでは、食品3を
加熱室2に入れた時、加熱前の食品3の初期温度を測っ
て、その温度に応じてマグネトロン7の出力調整をマイ
コン等の制御装置で行なって、良好な仕上がり具合とな
るように加熱制御している。そのために加熱室2の一方
の側壁8に温度検出用孔9を形成し、一方この温度検出
用孔9に対応させて食品温度を検出するための赤外線セ
ンサ10を設けている。このように、加熱室2の側壁8
に温度検出用孔9、赤外線センサ10を備えさせると、
これらが加熱室2の天面に有る従来構成の場合ほどに、
赤外線センサは加熱時に立ち昇る熱気や蒸気の悪影響を
受けないようにできる。
加熱室2に入れた時、加熱前の食品3の初期温度を測っ
て、その温度に応じてマグネトロン7の出力調整をマイ
コン等の制御装置で行なって、良好な仕上がり具合とな
るように加熱制御している。そのために加熱室2の一方
の側壁8に温度検出用孔9を形成し、一方この温度検出
用孔9に対応させて食品温度を検出するための赤外線セ
ンサ10を設けている。このように、加熱室2の側壁8
に温度検出用孔9、赤外線センサ10を備えさせると、
これらが加熱室2の天面に有る従来構成の場合ほどに、
赤外線センサは加熱時に立ち昇る熱気や蒸気の悪影響を
受けないようにできる。
【0014】この赤外線センサ10は制御基板11に取
り付けられていると共に、赤外線センサ10の検出出力
を信号処理する制御装置の回路部品12もこの制御基板
11に装着されている。13は、食品3からの赤外線が
拡散せず赤外線センサ10に導かれて正確な温度検知が
行なえるように、制御基板11に前記温度検出用孔9へ
と向かって立設させた外乱防止用の筒である。そして、
この筒13を加熱室2の側壁8に装着した取り付け金具
14に挿通支持することで、制御基板11の取り付け固
定をしている。
り付けられていると共に、赤外線センサ10の検出出力
を信号処理する制御装置の回路部品12もこの制御基板
11に装着されている。13は、食品3からの赤外線が
拡散せず赤外線センサ10に導かれて正確な温度検知が
行なえるように、制御基板11に前記温度検出用孔9へ
と向かって立設させた外乱防止用の筒である。そして、
この筒13を加熱室2の側壁8に装着した取り付け金具
14に挿通支持することで、制御基板11の取り付け固
定をしている。
【0015】15は温度検出用孔9と前記筒13の先端
との間に配されて、扉5の開閉動作に連動して前記温度
検出用孔9の開放、閉塞を行なうように設けられたシャ
ッタである。このシャッタ15は下部を支軸16で枢支
されて取り付け金具17に取り付けられている。そし
て、このシャッタ15は扉5を閉じている加熱中は温度
検出用孔9を塞ぎ、食品3を入れる時等扉5を開けた時
は開放するものとなっている。この扉5とシャッタ15
との連動機構は次の通りである。
との間に配されて、扉5の開閉動作に連動して前記温度
検出用孔9の開放、閉塞を行なうように設けられたシャ
ッタである。このシャッタ15は下部を支軸16で枢支
されて取り付け金具17に取り付けられている。そし
て、このシャッタ15は扉5を閉じている加熱中は温度
検出用孔9を塞ぎ、食品3を入れる時等扉5を開けた時
は開放するものとなっている。この扉5とシャッタ15
との連動機構は次の通りである。
【0016】図2、図3に示すように、加熱室2の外部
上方にはドアスイッチ18とモニタスイッチ19とが設
けられている。また、このドアスイッチ18とモニター
スイッチ19を扉5の開閉動作に連動してON,OFF
作動させるスイッチ開閉用レバー20(以後、開閉レバ
ーと略記する)が設けられている。この開閉用レバー2
0は全体が略L字形状をし、その曲がり部をキーピン2
1を差し込んで固定した回動軸22で枢支され回動自在
に装着されていると共に、常時開閉用レバー20を矢印
a方向に回動付勢するようにコイルスプリング23が支
持板24との間に懸架装着されている。
上方にはドアスイッチ18とモニタスイッチ19とが設
けられている。また、このドアスイッチ18とモニター
スイッチ19を扉5の開閉動作に連動してON,OFF
作動させるスイッチ開閉用レバー20(以後、開閉レバ
ーと略記する)が設けられている。この開閉用レバー2
0は全体が略L字形状をし、その曲がり部をキーピン2
1を差し込んで固定した回動軸22で枢支され回動自在
に装着されていると共に、常時開閉用レバー20を矢印
a方向に回動付勢するようにコイルスプリング23が支
持板24との間に懸架装着されている。
【0017】ところで、扉5の裏面上部には、扉5の開
閉時に図2及び図4に示すように電子レンジ本体の前壁
1a上方に開けた穴25より突出入し、前記開閉用レバ
ー20の一端部20Aと当たって、同レバー20を前記
回動軸22を支点にして矢印bに示す時計方向に回動さ
せる作動突起27が設けられている。そして、この開閉
用レバー20と前記シャッタ15とをリンクするように
棒状の連結杆28がその一端を前記開閉用レバー20に
係止し、またその他端を図2、図4等に示すようにシャ
ッタ15の首部付近に係止されて設けられており、扉5
の開閉に伴って前記開閉用レバー20の回動動作と同時
に連動して矢印方向に往復移動し、温度検出用孔9を開
閉するようにシャッタ15を回動動作させている。
閉時に図2及び図4に示すように電子レンジ本体の前壁
1a上方に開けた穴25より突出入し、前記開閉用レバ
ー20の一端部20Aと当たって、同レバー20を前記
回動軸22を支点にして矢印bに示す時計方向に回動さ
せる作動突起27が設けられている。そして、この開閉
用レバー20と前記シャッタ15とをリンクするように
棒状の連結杆28がその一端を前記開閉用レバー20に
係止し、またその他端を図2、図4等に示すようにシャ
ッタ15の首部付近に係止されて設けられており、扉5
の開閉に伴って前記開閉用レバー20の回動動作と同時
に連動して矢印方向に往復移動し、温度検出用孔9を開
閉するようにシャッタ15を回動動作させている。
【0018】次に、以上の構成となっている本発明の高
周波加熱装置における作動を説明する。
周波加熱装置における作動を説明する。
【0019】扉5が閉まっている時は、扉5の作動用突
起27によって開閉用レバー20はコイルスプリング2
3の付勢力に抗して、図3に示すように矢印b方向に強
制的に回動されている。そして、この開閉用レバー20
はドアスイッチ18をOFFとしモニタスイッチ19を
ONとしている。
起27によって開閉用レバー20はコイルスプリング2
3の付勢力に抗して、図3に示すように矢印b方向に強
制的に回動されている。そして、この開閉用レバー20
はドアスイッチ18をOFFとしモニタスイッチ19を
ONとしている。
【0020】この状態から食品を加熱調理するために扉
5を開くと、図5に示すように開閉用レバー20がコイ
ルスプリング23の回動付勢力でもって、強制的に回動
軸22を支点にして矢印aに示す反時計方向に回動させ
られる。その結果、連結杆28が矢印方向に引っ張られ
てシャッタ15を図4に示すように左方向に倒すよう回
動させ、温度検出用孔9を開く。
5を開くと、図5に示すように開閉用レバー20がコイ
ルスプリング23の回動付勢力でもって、強制的に回動
軸22を支点にして矢印aに示す反時計方向に回動させ
られる。その結果、連結杆28が矢印方向に引っ張られ
てシャッタ15を図4に示すように左方向に倒すよう回
動させ、温度検出用孔9を開く。
【0021】よって、加熱室2内に入れた食品3の初期
温度が赤外線センサ10で検出されるようになる。そし
て、そのセンサ出力はマイコンに入力され、その初期温
度に応じた加熱出力等の設定及び加熱制御の実行が可能
となるように準備される。尚、扉5を開いた際には、開
閉用レバー20によってドアスイッチ18はOFFとさ
れて、マグネトロン7の発振を停止させ、人体をマイク
ロ波から安全に保護している。
温度が赤外線センサ10で検出されるようになる。そし
て、そのセンサ出力はマイコンに入力され、その初期温
度に応じた加熱出力等の設定及び加熱制御の実行が可能
となるように準備される。尚、扉5を開いた際には、開
閉用レバー20によってドアスイッチ18はOFFとさ
れて、マグネトロン7の発振を停止させ、人体をマイク
ロ波から安全に保護している。
【0022】この後、加熱調理をするために扉5を閉め
ると、その作動用突起27で開閉用レバー20が回動軸
22を支点にして図3に示すごとく時計方向に回動し、
モニタスイッチ19をONとすると共にドアスイッチ1
8をOFFし、そして連結杆28は矢印方向に押し動か
されてシャッタ15が温度検出用孔9と制御基板14の
筒13との間に介在するように回動して、温度検出用孔
を塞ぐ。
ると、その作動用突起27で開閉用レバー20が回動軸
22を支点にして図3に示すごとく時計方向に回動し、
モニタスイッチ19をONとすると共にドアスイッチ1
8をOFFし、そして連結杆28は矢印方向に押し動か
されてシャッタ15が温度検出用孔9と制御基板14の
筒13との間に介在するように回動して、温度検出用孔
を塞ぐ。
【0023】よって、加熱運転に入り、マイクロ波が照
射されると共に、スタラーファン(図示せず)が回転し
て食品の加熱を行なう。この時、庫内に発生する熱風や
加熱によって食品から発生する蒸気が温度検出用孔9か
ら外へ出て、赤外線センサ10に吹き当たろうとしても
このシャッタ15によって防がれ、庫内の熱が伝わら
ず、センサ感度が鈍ったり、誤動作したり、また制御回
路が正常に機能しなくなるという問題を生じさせないよ
うにすることができる。
射されると共に、スタラーファン(図示せず)が回転し
て食品の加熱を行なう。この時、庫内に発生する熱風や
加熱によって食品から発生する蒸気が温度検出用孔9か
ら外へ出て、赤外線センサ10に吹き当たろうとしても
このシャッタ15によって防がれ、庫内の熱が伝わら
ず、センサ感度が鈍ったり、誤動作したり、また制御回
路が正常に機能しなくなるという問題を生じさせないよ
うにすることができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、加熱室の
外部に配した赤外線センサに対応して、加熱室の側壁に
形成している食品温度検出用の孔を開閉するシャッタを
加熱室の扉に連動して設けたので、加熱室内の熱気や蒸
気が赤外線センサの方へと流れて出て行くのが遮られ、
センサやそれを取り付けている制御基板が高温になるこ
とを防ぐことができる。このため、赤外線センサやその
周辺回路が誤動作しないように保護することができて、
信頼性の高い加熱制御が行なわれる。
外部に配した赤外線センサに対応して、加熱室の側壁に
形成している食品温度検出用の孔を開閉するシャッタを
加熱室の扉に連動して設けたので、加熱室内の熱気や蒸
気が赤外線センサの方へと流れて出て行くのが遮られ、
センサやそれを取り付けている制御基板が高温になるこ
とを防ぐことができる。このため、赤外線センサやその
周辺回路が誤動作しないように保護することができて、
信頼性の高い加熱制御が行なわれる。
【0025】また、安全保護用のドアスイッチ等の開閉
用レバーにリンクを連動させて、シャッタを開閉させる
簡単な構造なので、確実にシャッタの開閉を行なうこと
ができる。更に、赤外線センサ、温度検出用孔は加熱室
の側壁に配したので、庫内の熱気や蒸気の悪影響を少な
くできると共に、赤外線センサの取り付けも容易とな
る。
用レバーにリンクを連動させて、シャッタを開閉させる
簡単な構造なので、確実にシャッタの開閉を行なうこと
ができる。更に、赤外線センサ、温度検出用孔は加熱室
の側壁に配したので、庫内の熱気や蒸気の悪影響を少な
くできると共に、赤外線センサの取り付けも容易とな
る。
【0026】更に、シャッタは扉に連動させ、扉が開い
た時だけシャッタも開くので、温度検出用孔を通して赤
外線センサにより加熱室内に入れられた食品の初期温度
を確実に検知することができ、良好な出来上がりとなる
ように加熱制御を行なうことの出来る高周波加熱装置と
なる。
た時だけシャッタも開くので、温度検出用孔を通して赤
外線センサにより加熱室内に入れられた食品の初期温度
を確実に検知することができ、良好な出来上がりとなる
ように加熱制御を行なうことの出来る高周波加熱装置と
なる。
【図1】本発明に係るシャッタ機構を備えた電子レンジ
の加熱室の概略正面構造図。
の加熱室の概略正面構造図。
【図2】扉閉塞時における扉とシャッタとの動作の様子
を示す電子レンジの側面構造図。
を示す電子レンジの側面構造図。
【図3】図2と同趣旨の扉とシャッタを連動させる連動
機構の動作を示す電子レンジの上部構造平面図。
機構の動作を示す電子レンジの上部構造平面図。
【図4】扉開時における扉とシャッタとの動作の様子を
示す電子レンジの側面構造図。
示す電子レンジの側面構造図。
【図5】図4と同趣旨の扉とシャッタを連動させる連動
機構の様子を示す電子レンジの上部構造平面図。
機構の様子を示す電子レンジの上部構造平面図。
2 加熱室 5 扉 9 温度検出用孔 10 赤外線センサ 13 筒 15 シャッタ 20 スイッチ開閉用レバー 28 連結杆
Claims (3)
- 【請求項1】 本体内部に形成された加熱室に収納され
た食品にマイクロ波を放射して、前記食品を加熱する高
周波加熱装置において、 前記加熱室に収納された前記食品の加熱前の温度を検知
するために、前記本体内に設けられた赤外線センサと、 前記加熱室の壁部に前記赤外線センサに対応して設けた
前記食品の温度検出用孔と、 前記加熱室を開閉する扉に連動して前記温度検出用孔を
開閉するシャッタとを備えたことを特徴とする高周波加
熱装置。 - 【請求項2】 前記赤外線センサ及び赤外線センサ出力
を処理する回路部品を取り付ける制御基板を本体内に設
けると共に、前記基板には前記赤外線センサを囲んで前
記温度検出用孔に向かう外乱防止用の筒が立設されてい
ることを特徴とする請求項1記載の高周波加熱装置。 - 【請求項3】 前記赤外線センサは、前記温度検出用孔
が形成された前記加熱室の側壁に設けられていることを
特徴とする請求項1記載の高周波加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25974294A JPH08100922A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 高周波加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25974294A JPH08100922A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 高周波加熱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08100922A true JPH08100922A (ja) | 1996-04-16 |
Family
ID=17338323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25974294A Pending JPH08100922A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 高周波加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08100922A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11241829A (ja) * | 1997-11-15 | 1999-09-07 | Lg Electronics Inc | 電子レンジのセンサ用の湿気防止装置 |
JP2001304563A (ja) * | 2000-04-17 | 2001-10-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 高周波加熱装置 |
JP2011125258A (ja) * | 2009-12-17 | 2011-06-30 | Panasonic Corp | 食品加熱調理方法 |
JP2019039667A (ja) * | 2014-03-18 | 2019-03-14 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 加熱調理器 |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP25974294A patent/JPH08100922A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11241829A (ja) * | 1997-11-15 | 1999-09-07 | Lg Electronics Inc | 電子レンジのセンサ用の湿気防止装置 |
JP2001304563A (ja) * | 2000-04-17 | 2001-10-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 高周波加熱装置 |
JP2011125258A (ja) * | 2009-12-17 | 2011-06-30 | Panasonic Corp | 食品加熱調理方法 |
JP2019039667A (ja) * | 2014-03-18 | 2019-03-14 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 加熱調理器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6930284B2 (en) | Safety device of electric oven | |
US20080067167A1 (en) | Heating cooker with cooling device and method of controlling the same | |
JPH08100922A (ja) | 高周波加熱装置 | |
KR100377728B1 (ko) | 전자레인지의 댐퍼장치 | |
US3521618A (en) | Door locking assembly | |
US5780822A (en) | Apparatus and method for cooling thermopile of microwave oven | |
JPH06265152A (ja) | 加熱調理器 | |
JP3402051B2 (ja) | 高周波加熱調理器 | |
KR100526939B1 (ko) | 열풍과 스팀을 이용한 음식물 조리기의 제어장치 및 방법 | |
JP3338171B2 (ja) | 電子レンジ | |
JPS6019354Y2 (ja) | 高周波加熱装置 | |
JP3749112B2 (ja) | 加熱調理装置 | |
JP3211435B2 (ja) | 調理器具 | |
KR100526941B1 (ko) | 열풍을 이용한 음식물 조리기의 제어장치 및 방법 | |
KR100265403B1 (ko) | 전자렌지의해동제어장치및그방법 | |
KR200232705Y1 (ko) | 전자렌지의 도어와 전판의 밀착구조 | |
JP2816001B2 (ja) | 電子レンジ | |
JP2001173961A (ja) | 電子レンジ | |
JP3312324B2 (ja) | 高周波加熱装置 | |
JPS6236352B2 (ja) | ||
EP0234843A1 (en) | Heating appliance | |
JP3208267B2 (ja) | 加熱調理器 | |
JP3107185B2 (ja) | 炊飯器の異常検出装置 | |
KR100392458B1 (ko) | 전자렌지와 그 제어방법 | |
JP2624381B2 (ja) | 電子レンジの操作部 |