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JPH0798370B2 - 紙容器の注出口取付装置 - Google Patents

紙容器の注出口取付装置

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JPH0798370B2
JPH0798370B2 JP61114686A JP11468686A JPH0798370B2 JP H0798370 B2 JPH0798370 B2 JP H0798370B2 JP 61114686 A JP61114686 A JP 61114686A JP 11468686 A JP11468686 A JP 11468686A JP H0798370 B2 JPH0798370 B2 JP H0798370B2
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holder
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僚一 川尻
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,紙容器に牛乳,ジュース,酒,その他の清涼
飲料等の内容液を充填し,封緘する一連の装置において
紙容器に注出口を取付け,シールする装置に関する。
〔従来の技術〕
近年,従来の瓶に代わって紙容器が広く使用されてい
る。この紙容器は,内外面にヒートシール性接着剤層
(例えば合成樹脂性皮膜)を有する基材を筒状に貼り合
わせたものから,底部組み立て,内容物充填,頭部組み
立て,封緘の諸工程を一貫して行うことができ,生産コ
ストの低減を図ることができると共に,使用後において
容器を押し潰して簡単に廃棄処分することができるとい
う利点を有している。更に,この紙容器の使用に当たっ
て内容物の注出の便を図ると共に開封後の密封性を向上
させるために,紙容器頭部壁面に注出口を取付けること
が盛んに行われている。
第12図に製造された一般的な紙容器を示す。紙容器1の
底部は偏平に畳み込まれ,頭部には一対の傾斜面が形成
され,該傾斜面の一側には第13図に示すフランジ3を有
する注出口2が取付けられている。
このような紙容器に内容物を無菌充填する従来の装置
は,無菌チャンバー内で,筒貼りされた紙容器の底部を
組み立ててシールし,その紙容器を間欠的に駆動される
コンベアに供給し,コンベアで垂直に立てた状態で間欠
的に搬送しながら,紙容器内面の殺菌処理,注出口の取
付け,内容物の充填,頭部の組み立て,シールを行うよ
うに構成されている。ここで,注出口の取付装置として
は,例えば実開昭57−49409号に開示されているものが
使用される。この注出口の取付装置は,コンベア上の紙
容器を昇降装置によって上昇させ,その位置で紙容器に
注出口を挿入し,次いで,紙容器を元のコンベア上に降
下させ,コンベアで次の位置に送り,その紙容器を昇降
装置で上昇させ,注出口のフランジを紙容器壁面にシー
ルし,その後紙容器を降下させ,コンベアで次の位置に
送るように構成されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし,かかる従来の注出口取付装置は,無菌チャンバ
ーに配置されたコンベアの途中に配置されるため,必然
的に無菌チャンバー内に配置せざるを得ず,無菌チャン
バーの容積を大きくするとともに,摺動部を有するため
無菌チャンバーを雑菌で汚染する恐れがある。更に,注
出口自体には殺菌処理が施されていないので,注出口に
付着した菌によって内容物が汚染され,無菌の効果が下
がるという問題点を生じていた。
この問題点を解決するには,注出口取付装置を無菌チャ
ンバーの外に,従って,紙容器の底部組立装置の前に配
置すればよいが,底部組立装置の前には,紙容器を直立
状態で搬送する部分はなく,従って,上記実開昭57−49
409号公報に開示の装置を使用することはできない。
本発明はかかる従来の問題点に鑑みて為されたもので,
筒貼りされた紙容器を底部組立装置に供給する前に,そ
の筒貼りされた紙容器に注出口を取付けることの可能な
紙容器の注出口取付装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成すべく為された本発明は,ヒートシール
性接着剤層を有する筒貼りされた紙容器にフランジを有
する注出口を取付ける注出口取付装置において, 回転軸線の周囲に一定間隔をあけて配置され,紙容器を
前記回転軸線に平行に保持する複数の紙容器保持具であ
って,一端から紙容器を軸線方向に挿入し,他端から軸
線方向に排出することの可能な紙容器保持具を備えたタ
ーレットと, 該ターレットの紙容器保持具が紙容器挿入排出位置,注
出口挿入位置,注出口シール位置で停止するように,前
記ターレットを間欠回転させる駆動装置と, 前記紙容器挿入排出位置に停止した紙容器保持具の一端
から紙容器を排出し,他端から新たな紙容器を挿入する
紙容器挿入排出装置と, 前記注出口挿入位置に停止した紙容器保持具に保持され
た紙容器の延長位置に設けられた注出口挿入装置と,前
記紙容器を前記紙容器保持具に保持された状態で前記注
出口挿入装置で注出口を挿入される位置に移動させる紙
容器前進装置と,紙容器を元の位置に戻す紙容器後退装
置と, 前記注出口シール位置に停止した紙容器保持具に保持さ
れた紙容器の延長位置近傍に設けられた注出口シール装
置と,前記紙容器を前記紙容器保持具に保持された状態
で前記注出口シール装置で注出口をシールされる位置に
移動させる紙容器前進装置と,紙容器を元の位置に戻す
紙容器後退装置と, を有する紙容器の注出口取付装置を要旨とする。
〔作用〕
上記構造の注出口取付装置において,ターレットの間欠
回転により,ターレットに保持した紙容器保持具が,紙
容器挿入排出位置,注出口挿入位置,注出口シール位置
を間欠的に移動し,まず,紙容器挿入排出位置で,注出
口を取付けるべき紙容器が紙容器保持具に挿入され,次
に注出口挿入位置で,紙容器の穴に注出口が挿入され,
次いで注出口シール位置で注出口シール装置により,注
出口のフランジが紙容器壁面に溶着され,その後,元の
紙容器挿入排出位置に戻り,次工程へと送り出される。
ここで,注出口挿入装置及び注出口シール装置はターレ
ットの紙容器保持具に保持された紙容器の延長位置に配
置されているので,ターレットの回転に支障はなく,ま
た,それぞれの位置には紙容器を前進,後退させる装置
があるので,紙容器を注出口挿入動作或いは注出口シー
ル動作を施す位置に移動させることが可能である。ター
レットの紙容器保持具は,紙容器をターレットの回転軸
線に平行に保持し,且つ一端から挿入し他端から排出す
る構成となっているので,紙容器挿入排出位置の紙容器
保持具が,紙容器をその軸線方向に搬送する搬送路の途
中になるように配置することにより,この搬送路を移送
されてきた紙容器を紙容器保持具の一端から受け取り,
同時に,注出口を取付けた紙容器を他端から搬送路に送
り出すことが可能であり,紙容器の受け取り,排出が極
めて容易となり,その機構を簡略化することができる。
〔実施例〕
以下,図面に示す本発明の実施例を説明する。
第1図は本発明の実施例になる注出口取付装置を備えた
紙容器組立充填封緘装置を示す概略側面図であり,第12
図に示す紙容器1を製造するものである。10は筒貼りさ
れた紙容器1に注出口を取付けて供給する紙容器供給装
置,20は紙容器1の底部を組み立てる紙容器底部組立装
置,30は紙容器1の殺菌,内容物の充填,頭部の密封処
理を行う紙容器殺菌充填密封装置である。第2図は第1
図に示す紙容器供給装置をII−II矢視方向に見た図であ
る。
紙容器供給装置10は,筒貼りされ偏平に畳まれた紙容器
1が多数積み重ねられているフィーダー11,フィーダー1
1より偏平な紙容器1を取り出し,四角柱状に開いて位
置S1に供給する移送装置(図示せず),この紙容器1の
頭部の穴に注出口2を挿入し,そのフランジ3を紙容器
壁面に接合する注出口取付装置12,注出口2を注出口取
付装置12の注出口挿入位置の近傍にシュート14によって
供給する注出口供給装置13,位置S1の紙容器を位置S2を
経て注出口取付装置12に送り,且つ注出口を取り付けた
紙容器1を次工程に送り出す紙容器挿入排出装置(図示
せず)等を有しており,これらは各々,2列配置されてい
る。注出口取付装置12の詳細は後述する。
紙容器底部組立装置20は,マンドレル22を有し間欠回転
する垂直型ターレット21,紙容器1の底部を加熱するヒ
ータ23,24,アーム26,26を有する底部くせ折り装置25,ガ
イド27,底部折り畳み加圧装置28より構成され,これら
のヒータ23,24,底部くせ折り装置25,ガイド27,底部折り
畳み加圧装置28は,この垂直型ターレットの範囲であっ
てマンドレル22の停止位置近傍に,順次配設されてい
る。
紙容器殺菌充填密封装置30は,底部が組み立てられた紙
容器1を,直立させた状態で間欠搬送するコンベア31
と,コンベア31の上部近傍に順次配置された頭部一次く
せ折り装置32,殺菌剤噴霧装置33,乾燥装置34,冷却装置3
5,充填ノズル38を有する充填装置37,頭部二次くせ折り
装置39,ヒータ40,頭部折り畳み加圧装置41とから構成さ
れている。殺菌剤噴霧装置33は注出口2が取り付けられ
た紙容器1の内面全体に過酸化水素等の殺菌剤を噴霧す
るものであり,この噴霧によって紙容器1の内面及び注
出口2の内側に殺菌処理が施されることとなる。
更に,上記紙容器底部組立装置20及び紙容器殺菌充填密
封装置30は無菌チャンバー42内に収納されている。
次に,注出口取付装置12を説明する。第3図は注出口取
付装置12の概略断面図,第4図はこの注出口取付装置12
を第3図のIV−IV矢視方向に見た断面図である。同図に
おいて,51は水平な軸線X−Xを中心として回転可能な
ターレットであり,回転軸52と,回転軸52に固定された
本体53と,回転軸線X−Xの周囲に一定間隔をあけて配
置された4組の紙容器保持具54を有している。この紙容
器保持具54は紙容器1の対角線上の角部外面に係合して
紙容器1を回転軸線X−Xに平行に保持するものであ
り,紙容器1をその軸線方向に移動させることにより,
紙容器保持具54への挿入或いは排出を行うことが可能で
あり,従って,一端から紙容器を排出し,同時に他端か
ら新たな紙容器を排出することが可能である。また,紙
容器保持具54に紙容器1を保持させた状態で紙容器をそ
の軸線方向に移動させることもできる。回転軸52にはギ
ア55が取付けられており,このギア55にはターレット駆
動装置(図示せず)が噛み合っている。このターレット
駆動装置は,ターレット51に保持した紙容器1が,第4
図に示す位置S3,S4,S5,S6で順次停止しながらこの順に
間欠回転するように,ターレット51を駆動するものであ
る。ここで,位置S3は紙容器を紙容器保持具54に挿入及
び排出させる位置であり,以下紙容器挿入排出位置と言
う。位置S5は紙容器1に注出口2を挿入する位置であ
り,以下注出口挿入位置と言う。位置S6は紙容器に挿入
した注出口2のフランジ3を紙容器壁面に溶着する位置
であり,以下注出口シール位置という。
第5図は紙容器挿入排出位置S3に停止した紙容器保持具
への紙容器の挿入排出を行う紙容器挿入排出装置57を示
す側面図である。同図において,位置S1,S2,S3,P0はい
ずれも紙容器1の停止位置を示すもので,図示は省略し
ているが,いずれの位置にも紙容器を軸線方向に移動可
能に保持する保持具が設けられている。更に,これらの
位置の紙容器は一直線上に配置されており,且つ底部組
立装置20の水平なマンドレル22に対しても一直線上とな
っている。換言すれば,ターレット51はS3の位置にある
紙容器保持具が,位置S1からマンドレル22に紙容器1を
その軸線方向に搬送する搬送路の途中になるように配置
されている。紙容器挿入排出装置57は紙容器1に平行な
ガイド棒58と,ガイド棒58に摺動可能なスライダ59と,
スライダ59と一緒に水平に移動する移動棒60と,移動棒
60に保持された4個の押し具61と,スライダ59をガイド
棒58に沿って往復動させるレバー62とを有しており,ス
ライダ59が図示位置より左方向に移動する際,押し具61
がそれぞれ紙容器1を左方向に1ピッチだけ移動させ
る。なお,第6図に示すように,スライダ59にはエアシ
リンダ63が保持されており,このエアシリンダ63はレバ
ー64を介して移動棒60を回転させ,押し具61が紙容器1
に接触しない位置に移動させるようになっている。
第7図は注出口取付装置51を第4図でVII−VII矢視方向
に見た断面図,第8図は第7図のVIII−VIII矢視断面図
である。70は注出口挿入位置S5に停止した紙容器保持具
54に保持された紙容器1の延長位置に設けられた注出口
挿入装置であり,注出口2を吸着保持するサッカー71
と,このサッカー71を保持して紙容器1の軸線に対して
直角方向に移動可能な移動棒72と,移動棒72を介してサ
ッカー71を2位置に移動させる2段シリンダ73と,紙容
器1の先端の4角外面を案内するガイド74とを有してい
る。2段シリンダ73はサッカー71を,第7図に実線で示
す待機位置,シュート14(第2図参照)を介して供給さ
れ待機している注出口2Aを保持する注出口受け取り位
置,及び第9図に示すように注出口2を紙容器1に挿入
する挿入位置に移動させるよう作用する。第7図におい
て,76は紙容器1の右端近傍に設けられる押し具,77は押
し具76を保持した駆動棒であり,駆動棒77には駆動棒を
往復動させる駆動手段(図示せず)が連結されている。
これらは紙容器1を押して左方向に前進させる紙容器前
進装置を構成する。78は紙容器1の左端近傍に設けられ
る押し具,79は押し具78を保持した駆動棒,80は駆動棒79
を摺動可能に保持したスリーブであり,駆動棒79の後端
には,第3図に示すように,支軸82を中心として揺動す
るレバー81が連結されている。このレバー81はカムフォ
ロワ83を保持しており,カムフォロワ83は回転駆動軸84
に取付けられたカム85にエアシリンダ86により押付けら
れている。従って,カム85の回転によりレバー81が揺動
し,駆動軸79及び押し具78が往復動する。押し具78は第
4図から良くわかるように紙容器1の底辺に係合しうる
部分を備えており,押し具78の右方向への移動により紙
容器1を右方向に後退させることができる。この押し具
78,駆動棒79及びその駆動機構等は紙容器1を右方向に
後退させる紙容器後退装置を構成する。
第10図は注出口2をサッカー71に渡す位置に供給する注
出口供給装置13を概略的に示すもので,(A)(B)は
断面図,(a)(b)は1部を破断して示す正面図であ
る。注出口供給装置13は注出口2を連続的に供給するシ
ュート14と,その下端に水平に移動するように設けられ
たエンドブロック88と,エンドブロック88を摺動可能に
保持するロッド89と,エンドブロック88を往復動させる
エアシリンダ(図示せず)を有している。エンドブロッ
ク88は,(A)(a)に示す位置にあるとき,シュート
14内の注出口2の最下端のものを自重により内部に受け
入れ,次いで,(B)(b)に示す位置に移動すること
により,内部に保持した注出口2Aを第7図に示すサッカ
ー71で吸着保持させる位置に移動させるものである。エ
ンドブロック88には,エンドブロック88がシュート14の
下方から移動した後もシュート内の注出口2が落下しな
いよう,注出口2を支持するスライダー88Aが設けられ
ている。なお,シュート14で送られる注出口2をサッカ
ー71に供給するには,シュート14の最下端に保持される
注出口がサッカー71で直接,吸着保持されるように,シ
ュート14の取付け位置を定めてもよいが,本実施例のよ
うに,シュート14内の注出口を一旦エンドブロックで分
離し,サッカー71に供給するように構成すると,サッカ
ーによる注出口の吸着保持が確実となり,かつその注出
口をサッカーで取り出す際,シュート内の他の注出口が
影響を受けることがないので好ましい。
第3図において,90は注出口シール位置に停止した紙容
器保持具54に保持された紙容器の延長位置近傍に設けら
れた注出口シール装置を構成する超音波ホーン,91は紙
容器1の内面を支持するアンビルである。超音波ホーン
90はエアシリンダ92により昇降するようになっている。
93は紙容器1の右端近傍に設けられる押し具,94は押し
具93を保持した駆動棒であり,駆動棒94には前記した駆
動棒77を往復動させる駆動手段(図示せず)が連結さ
れ,駆動棒77と連動して往復動されるようになってい
る。これらは紙容器1を押して左方向に前進させる紙容
器前進装置を構成する。95は紙容器1の左端近傍に設け
られる押し具,96は押し具95を保持した駆動棒,97は駆動
棒96を摺動可能に保持したスリーブであり,駆動棒96の
後端には,前記した駆動棒79と同様に,支軸82を中心と
して揺動するレバー81が連結され,駆動棒79と同期して
往復動するようになっている。押し具95は第4図からよ
く分かるように,紙容器1の底辺に係合しうる部分を備
えており,押し具95の移動により紙容器1を右方向に後
退させることが可能である。この押し具95,駆動棒96及
びその駆動機構等は紙容器1を右方向に後退させる紙容
器後退装置を構成する。
次に,上記装置の動作について説明する。
まず,第1図において,筒貼りされて偏平に折り畳まれ
た紙容器1は紙容器供給装置10に設けられたフィーダー
11に多数積み重ねられる。この紙容器1は移送装置(図
示せず)によってフィーダー11より1個ずつ取り出さ
れ,四角柱状に拡開されて位置S1に送られる。位置S1に
送られた紙容器1は第5図に示す紙容器挿入排出装置57
により,間欠的に位置S2,位置S3へと送られ,ターレッ
ト51の紙容器保持具54に挿入保持される。なお,紙容器
が搬送される間,ターレット51は停止している。
次いで,ターレット51の間欠回転により,紙容器1は位
置S4を経て位置S5に移動する。紙容器1が位置S5に到達
するまでに,第7図に示すサッカー71がシュート14及び
エンドブロック88(第10図)によって供給される注出口
2を保持して図示の待機位置に移動している。この状態
で,紙容器1が位置S5に移動して停止すると,次に押し
具76が駆動棒77によって左方向に前進し,紙容器1を左
方向に前進させ,その先端外周をガイド74内に挿入させ
る。次に,サッカー71が紙容器の軸線に直角方向に移動
して,第9図に示すように,保持した注出口2を紙容器
壁面に設けた穴に内側から挿入させる。その後,サッカ
ー71は注出口2の保持を解除して元の待機位置に戻る。
同時に紙容器先端側の押し具78が駆動棒79により第7図
の右方向に移動し,紙容器1を元の位置に後退させる。
次に,ターレット51の回転により,紙容器1が位置S5か
ら位置S6に移動して停止する。第3図において,位置S6
ではまず押し具93が左方向に前進して紙容器1を左方向
に前進させ,その先端をアンビル91に被冠させる。これ
により,第11図のように,注出口2のフランジ3がアン
ビル91で支持されることになる。次に,エアシリンダ92
により超音波ホーン90が降下し,その先端部が紙容器1
の外面に押付けられ,超音波振動を与える。この超音波
振動によって紙容器の内面のヒートシール性接着剤層と
熱溶着性合成樹脂製の注出口2のフランジ3とが溶着さ
れ,シールされる。この後,超音波ホーン90が元の位置
に上昇し,第3図において紙容器1の左側に位置する押
し具95が駆動軸96により右方向に移動して紙容器1をア
ンビル91から抜き出し,元の位置に後退させる。
その後,注出口2が溶着された紙容器1はターレット51
の間欠回転により,元の位置S3に移動し,位置S3に停止
中に,第5図に示す紙容器挿入排出装置57により水平方
向に位置P0に移送される。なお,この紙容器1の排出と
同時に,位置S2にある新しい紙容器1が位置S3の紙容器
保持具に挿入される。位置P0の紙容器は次いで,第1図
に示す,無菌チャンバー42内に収納された紙容器底部組
立装置20の水平に待機しているマンドレル22に被冠され
る。この時,紙容器1は底部の折り畳み面がマンドレル
22の回転方向と直角となるようにして,即ち,頭部の注
出口2の取付面がマンドレル22の回転面と平行になるよ
うにしてマンドレル22に被冠される。
第1図において,マンドレル22に被冠された紙容器1は
ターレット21の間欠回転によって,P1の位置から順次,P
2,P3,P4,P5,P6,P7の位置へと回転移送される。P2,P3の
位置ではヒータ23,24によって紙容器1の底部の内外面
に設けられたヒートシール性接着剤層が溶融される。P4
の位置では底部くせ折り装置25に設けられたアーム26,2
6によって紙容器1の折り畳み面が内側に折り込まれ,
この折り込まれた状態がガイド27によって保持されて次
のP5の位置に回転移送される。P5の位置では底部折り畳
み加圧装置28によって紙容器1の底部がマンドレル22側
に押付けられ接着されて底部の組立が完了する。
底部が組み立てられた紙容器1がP7の位置に到達する
と,排出装置(図示せず)によってターレット21の真下
に設けられたコンベア31上に排出され,紙容器1が取り
外されたマンドレル22はP8の位置を経て再びP1の位置に
戻り,新たな紙容器1が被冠される。
コンベア31において,紙容器1は間欠的に水平方向に移
送される。紙容器1はまず,頭部くせ折り装置32によっ
て頭部のくせ折りが行われ,次いで,殺菌剤噴霧装置33
の位置に送られる。紙容器1が殺菌剤噴霧装置33の真下
に到達すると,昇降装置(図示せず)によって紙容器1
は所定の位置まで持ち上げられ,殺菌剤が紙容器内面全
体に噴霧される。この時,紙容器1には注出口2が取付
けられているため,注出口2の内側にも同時に殺菌剤が
噴霧され注出口2の殺菌処理が行われる。この後,上記
昇降装置によって紙容器1は元の位置まで降下し,コン
ベア31によって次の乾燥工程に送られる。乾燥工程にお
いては,乾燥装置34から熱風が紙容器1の内面に吹き付
けられ,噴霧後液状となった殺菌剤の乾燥が行われる。
上記熱風吹付けによって加熱された紙容器1はコンベア
31によって移送され,冷却装置35によって冷却され,そ
の後コンベア31によって次の充填工程に移送される。
紙容器1が充填装置の真下に到達すると,昇降装置(図
示せず)によって紙容器1は所定の位置まで持ち上げら
れ,充填ノズル38により所定量の内容物が充填された
後,該昇降装置によって紙容器1は元の位置まで降下
し,コンベア31によって次工程に移送される。内容物の
充填された紙容器1は,頭部二次くせ折り装置39によっ
て再度折りくせが付与された後,コンベア31によって移
送され,ヒータ40にて紙容器1の頭部に熱風が吹き付け
られ,内外面に設けられたヒートシール性接着剤層を溶
融した後,更にコンベア31によって移送される。次い
で,頭部折り畳み加圧装置41によって紙容器1の頭部の
シールが行われ,紙容器1の製造が完了する。この後,
紙容器1は排出装置(図示せず)によって無菌チャンバ
ー42より排出される。
〔発明の効果〕
以上のように,本発明になる注出口取付装置は,ターレ
ットに紙容器を保持して間欠回転する間に,紙容器への
注出口挿入,注出口シールを行うことができ,能率的に
注出口取付を行うことが可能である。しかも,このター
レットはその回転軸線に平行に紙容器を保持する構成で
あるので,このターレットの回転軸線を水平に配置する
ことにより,第5図に示すように,紙容器1を水平に搬
送する経路の途中に,紙容器1の長さより僅かに長いス
ペースをとるだけで配置することができ,極めて装置を
コンパクトにすることができる。更に,ターレットの紙
容器保持具への紙容器の挿入排出が容易で且つ同時に行
うことができ,紙容器挿入排出を敏速に行うことができ
る。
また,本発明の注出口取付装置は,図示実施例に示すよ
うに,紙容器組立充填封緘装置の紙容器底部組立装置の
上流の無菌チャンバー外に配置することが可能であり,
この配置を取ることにより,注出口を取り付けた後の紙
容器に殺菌を行うこととなり,極めて無菌効果の高い無
菌充填が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例になる注出口取付装置を備えた
紙容器組立充填封緘装置を示す概略側面図,第2図は第
1図に示す紙容器供給装置10をII−II矢視方向に見た概
略図,第3図は注出口取付装置12の概略断面図,第4図
はこの注出口取付装置12を第3図のIV−IV矢視方向に見
た断面図,第5図は紙容器挿入排出装置57を示す側面
図,第6図は第5図のVI−VI矢視図,第7図は注出口取
付装置51を第4図でVII−VII矢視方向に見た断面図,第
8図は第7図のVIII−VIII矢視断面図,第9図は注出口
挿入状態を示す第7図と同様な断面図,第10図は注出口
供給装置の動作を説明する図,第11図はアンビル91に紙
容器を被冠した状態を示す断面図,第12図は注出口を有
する一般的な紙容器の斜視図,第13図は第12図の紙容器
に使用される注出口2の斜視図である。 1……紙容器,2……注出口,3……フランジ,4……紙容器
供給装置,11……ゲージ,12……注出口取付装置,13……
注出口供給装置,14……シュート,20……紙容器底部組立
装置,51……ターレット,54……紙容器保持具,57……紙
容器挿入排出装置,70……注出口挿入装置,71……サッカ
ー,76,78……押し具,77,79……駆動軸,90……注出口シ
ール装置,91……アンビル,93,95……押し具,94,96……
駆動軸,S3……紙容器挿入排出位置,S5……注出口挿入位
置,S6……注出口シール位置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内外面にヒートシール性接着剤層を有する
    筒貼りされた紙容器にフランジを有する注出口を取付け
    る注出口取付装置において, 回転軸線の周囲に一定間隔をあけて配置され,紙容器を
    前記回転軸線に平行に保持する複数の紙容器保持具であ
    って,一端から紙容器を軸線方向に挿入し,他端から軸
    線方向に排出することの可能な紙容器保持具を備えたタ
    ーレットと, 該ターレットの紙容器保持具が紙容器挿入排出位置,注
    出口挿入位置,注出口シール位置で停止するように,前
    記ターレットを間欠回転させる駆動装置と, 前記紙容器挿入排出位置に停止した紙容器保持具の一端
    から紙容器を排出し,他端から新たな紙容器を挿入する
    紙容器挿入排出装置と, 前記注出口挿入位置に停止した紙容器保持具に保持され
    た紙容器の延長位置に設けられた注出口挿入装置と,前
    記紙容器を前記紙容器保持具に保持された状態で前記注
    出口挿入装置で注出口を挿入される位置に移動させる紙
    容器前進装置と,紙容器を元の位置に戻す紙容器後退装
    置と, 前記注出口シール位置に停止した紙容器保持具に保持さ
    れた紙容器の延長位置近傍に設けられた注出口シール装
    置と,前記紙容器を前記紙容器保持具に保持された状態
    で前記注出口シール装置で注出口をシールされる位置に
    移動させる紙容器前進装置と,紙容器を元の位置に戻す
    紙容器後退装置と, を有する紙容器の注出口取付装置。
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JPS5641107A (en) * 1979-09-11 1981-04-17 Ace Pack Kk Molding*filling and sealing device for carton
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