JPH0790441B2 - 工作物搬入搬出装置 - Google Patents
工作物搬入搬出装置Info
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- JPH0790441B2 JPH0790441B2 JP27005386A JP27005386A JPH0790441B2 JP H0790441 B2 JPH0790441 B2 JP H0790441B2 JP 27005386 A JP27005386 A JP 27005386A JP 27005386 A JP27005386 A JP 27005386A JP H0790441 B2 JPH0790441 B2 JP H0790441B2
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- JP
- Japan
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- workpiece
- processing machine
- conveyor
- rotating body
- gripping
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、内燃機関の連接棒等の工作物の未加工のもの
を加工機に搬入し、加工済のものを加工機から搬出する
工作物搬入搬出装置に関する。
を加工機に搬入し、加工済のものを加工機から搬出する
工作物搬入搬出装置に関する。
この種の工作物の搬入搬出装置としては、例えば第7図
に示すようなものがある。これは加工機Mにより工作物
Wを加工する加工ステーションS2の前後にローディング
・ステーションS1とアンローディング・ステーションS3
が設けられ、各ステーションの間には図略のトランスフ
ァ装置が設けられている。この工作物搬入搬出装置にお
いては、シュート等により水平状態で送られてきた未加
工の工作物Wを、ローディング・ステーションS1のロー
ディング装置によりAに示す如く2個ずつまとめて整列
させた後に起立させてトランスファ装置に支持させ、こ
のトランスファ装置により加工ステーションS2に搬入す
る。加工機Mにより2個同時に加工された工作物Wはト
ランスファ装置によりアンローディング・ステーション
S3に搬出し、アンローディング装置によりトランスファ
装置から外して水平状態とした後に1個ずつ次の工程に
送り出している。
に示すようなものがある。これは加工機Mにより工作物
Wを加工する加工ステーションS2の前後にローディング
・ステーションS1とアンローディング・ステーションS3
が設けられ、各ステーションの間には図略のトランスフ
ァ装置が設けられている。この工作物搬入搬出装置にお
いては、シュート等により水平状態で送られてきた未加
工の工作物Wを、ローディング・ステーションS1のロー
ディング装置によりAに示す如く2個ずつまとめて整列
させた後に起立させてトランスファ装置に支持させ、こ
のトランスファ装置により加工ステーションS2に搬入す
る。加工機Mにより2個同時に加工された工作物Wはト
ランスファ装置によりアンローディング・ステーション
S3に搬出し、アンローディング装置によりトランスファ
装置から外して水平状態とした後に1個ずつ次の工程に
送り出している。
このような工作物搬入搬出装置においては、加工ステー
ションS2の前後にローディング及びアンローディングの
ための各ステーションS1,S3を必要とするので装置の設
置スペースが大となり、またローディング及びアンロー
ディング装置を必要とするので装置が複雑となって設備
費が増大するという問題があった。本発明はこのような
問題を解決しようとするものである。
ションS2の前後にローディング及びアンローディングの
ための各ステーションS1,S3を必要とするので装置の設
置スペースが大となり、またローディング及びアンロー
ディング装置を必要とするので装置が複雑となって設備
費が増大するという問題があった。本発明はこのような
問題を解決しようとするものである。
このために、本発明による工作物搬入搬出装置は、第1
図〜第5図に例示する如く、搬送されてくる未加工の工
作物を加工機15に搬入し、加工済の工作物を加工機15よ
り搬出する工作物搬入搬出装置において、工作物Wを支
持して同工作物を前記加工機15の前面と平行に搬送する
コンベア11と、このコンベアの上方かつ前記加工機15の
正面に位置して同コンベアの搬送方向と平行な軸線回り
に回動可能に外枠13に支持された回動体20と、この回動
体に前記軸線と直交しかつ互いに90度の位相差をおいた
方向に移動可能に設けられてそれぞれ所定距離進退駆動
される第1及び第2支持部材30,40と、この第1及び第
2支持部材にそれぞれ設けられて前記工作物Wを着脱可
能に把持する把持装置50と、前記回動体20を回動して90
度の位相差を有する3位置に位置決めする割出し装置60
を備え、前記第1及び第2支持装置30,40は前記把持装
置50を介して前記コンベア11との間及び前記加工機15と
の間で前記工作物Wの受け渡しを行うことを特徴とする
ものである。
図〜第5図に例示する如く、搬送されてくる未加工の工
作物を加工機15に搬入し、加工済の工作物を加工機15よ
り搬出する工作物搬入搬出装置において、工作物Wを支
持して同工作物を前記加工機15の前面と平行に搬送する
コンベア11と、このコンベアの上方かつ前記加工機15の
正面に位置して同コンベアの搬送方向と平行な軸線回り
に回動可能に外枠13に支持された回動体20と、この回動
体に前記軸線と直交しかつ互いに90度の位相差をおいた
方向に移動可能に設けられてそれぞれ所定距離進退駆動
される第1及び第2支持部材30,40と、この第1及び第
2支持部材にそれぞれ設けられて前記工作物Wを着脱可
能に把持する把持装置50と、前記回動体20を回動して90
度の位相差を有する3位置に位置決めする割出し装置60
を備え、前記第1及び第2支持装置30,40は前記把持装
置50を介して前記コンベア11との間及び前記加工機15と
の間で前記工作物Wの受け渡しを行うことを特徴とする
ものである。
待機状態においては、回動体20に設けられた第1及び第
2支持部材30,40はそれぞれコンベア11側及び加工機15
側に割り出されており、工作物Wの加工が終了すれば第
2支持部材40が前進してその把持装置50により加工済の
工作物を把持して後退し、第1支持部材30及びその把持
装置50はこれと同時にあるいはこれ以前に同様に作動し
てコンベア11上の未加工の工作物Wを把持して後退す
る。次いで割出し装置60は回動体20を回動して第1支持
部材30を加工機15側に割り出し、この状態において第1
支持部材30は前進して把持していた未加工の工作物Wを
加工機15に支持させ把持装置50の把持を解除してから後
退する。次いで割出し装置60は回動体20を再び回動して
第2支持部材40をコンベア11側に割り出し、この状態に
おいて第2支持部材40は前進して把持していた加工済の
工作物Wをコンベア11上に載せ把持装置50の把持を解除
してから後退する。次いで割出し装置60は回動体20を更
に回動して両支持部材30,40を前記待機状態の位置に割
り出す。この状態においてコンベア11は加工済の工作物
Wを次の工程に送り出し、また、未加工の工作物Wを第
1支持部材30に対応する位置まで送り込んで停止し、1
サイクル搬入搬出が終了する。
2支持部材30,40はそれぞれコンベア11側及び加工機15
側に割り出されており、工作物Wの加工が終了すれば第
2支持部材40が前進してその把持装置50により加工済の
工作物を把持して後退し、第1支持部材30及びその把持
装置50はこれと同時にあるいはこれ以前に同様に作動し
てコンベア11上の未加工の工作物Wを把持して後退す
る。次いで割出し装置60は回動体20を回動して第1支持
部材30を加工機15側に割り出し、この状態において第1
支持部材30は前進して把持していた未加工の工作物Wを
加工機15に支持させ把持装置50の把持を解除してから後
退する。次いで割出し装置60は回動体20を再び回動して
第2支持部材40をコンベア11側に割り出し、この状態に
おいて第2支持部材40は前進して把持していた加工済の
工作物Wをコンベア11上に載せ把持装置50の把持を解除
してから後退する。次いで割出し装置60は回動体20を更
に回動して両支持部材30,40を前記待機状態の位置に割
り出す。この状態においてコンベア11は加工済の工作物
Wを次の工程に送り出し、また、未加工の工作物Wを第
1支持部材30に対応する位置まで送り込んで停止し、1
サイクル搬入搬出が終了する。
上記本発明によれば、加工機の正面に位置する回動体に
設けた第1及び第2支持部材及び把持装置の作動によ
り、コンベアにより搬送されてくる未加工の工作物を加
工機に搬入すると共に加工済の工作物をコンベア上に搬
出するので、工作物の搬送方向における加工機の前後に
ローディング及びアンローディングのための装置及びス
テーションを設ける必要がなくなる。従って工作物搬入
搬出装置が全体として簡素化されると共に設置スペース
が減少するので設備費を低下させることができる。
設けた第1及び第2支持部材及び把持装置の作動によ
り、コンベアにより搬送されてくる未加工の工作物を加
工機に搬入すると共に加工済の工作物をコンベア上に搬
出するので、工作物の搬送方向における加工機の前後に
ローディング及びアンローディングのための装置及びス
テーションを設ける必要がなくなる。従って工作物搬入
搬出装置が全体として簡素化されると共に設置スペース
が減少するので設備費を低下させることができる。
以下、第1図〜第6図に示す実施例により、本発明の説
明をする。この実施例は、2個の連接棒を同時に加工機
に搬入搬出するものである。第1図に示す如く、加工機
15はベッド10上に固定された加工ユニット支持台16と、
加工機15の前面15aと直交する前後方向に移動可能に加
工ユニット支持台16上に支持されて駆動される加工ユニ
ット17と、ベッド10上に固定された工作物取付台18より
なり、加工ユニット17は前進して工作物取付台18の支持
治具19に支持された工作物(連接棒)Wを加工するよう
になっている。第1図及び第3図に示す如く、工作物取
付台18の両側には左右一対の支持板よりなる外枠13が前
方に突出して固定され、この外枠13の下方のベッド10上
には、工作物Wを支持して加工機15の前面15aと平行な
方向に搬送するコンベア11が設けられている。コンベア
11には、第2図に示す如く、所定の条件に応じ進退動し
てコンベア11により搬送されてくる工作物Wのうち所定
のものを所定位置に停止させ、それ以外のものを通過さ
せる工作物ストッパ12が設けられている。
明をする。この実施例は、2個の連接棒を同時に加工機
に搬入搬出するものである。第1図に示す如く、加工機
15はベッド10上に固定された加工ユニット支持台16と、
加工機15の前面15aと直交する前後方向に移動可能に加
工ユニット支持台16上に支持されて駆動される加工ユニ
ット17と、ベッド10上に固定された工作物取付台18より
なり、加工ユニット17は前進して工作物取付台18の支持
治具19に支持された工作物(連接棒)Wを加工するよう
になっている。第1図及び第3図に示す如く、工作物取
付台18の両側には左右一対の支持板よりなる外枠13が前
方に突出して固定され、この外枠13の下方のベッド10上
には、工作物Wを支持して加工機15の前面15aと平行な
方向に搬送するコンベア11が設けられている。コンベア
11には、第2図に示す如く、所定の条件に応じ進退動し
てコンベア11により搬送されてくる工作物Wのうち所定
のものを所定位置に停止させ、それ以外のものを通過さ
せる工作物ストッパ12が設けられている。
第1図〜第3図に示す如く、外枠13にはコンベア11の上
方に位置してその搬送方向と平行な軸線回りに回動可能
に回動体20が支持されている。回動体20はその両端に形
成した軸部21,22を介して外枠13の左右の支持板により
軸承され、後述する割出し装置60により90度の位相差を
有する3位置に割り出されるようになっている。
方に位置してその搬送方向と平行な軸線回りに回動可能
に回動体20が支持されている。回動体20はその両端に形
成した軸部21,22を介して外枠13の左右の支持板により
軸承され、後述する割出し装置60により90度の位相差を
有する3位置に割り出されるようになっている。
第2図〜第4図に示す如く、回動体20にはその軸線と直
交しかつ互いに90度の位相差をおいた方向に移動可能
に、ほぼ同一構造の第1及び第2支持部材30,40が支持
されて、回動体20に内蔵された進退駆動装置24により進
退駆動されている。第1支持部材30は基板31と、その一
側に互いに平行に立設された第1ガイドバー32及び第1
ラックバー33と、基板31の他側に立設された2組の支柱
34,35により構成されている。第2支持部材40は、第2
基板41に対する第2ガイドバー42と第2ラックバー43の
長手方向取付位置が第1支持部材30と相違するのみであ
り、その他の形状寸法は第1支持部材30と同一である。
回動体20にはその軸線と直交する方向に第1支持案内筒
37及び第1ラック案内筒38がオフセット固定され、また
両案内筒37,38と直交して第2支持案内筒47及び第2ラ
ック案内筒48が同様にオフセット固定されている。案内
筒37及び38にはそれぞれバー32及び33が摺動自在に嵌挿
され、また案内筒47及び48にはそれぞれバー42及び43が
摺動自在に嵌挿され、これにより第1及び第2支持部材
30,40は、回動軸線と直交しかつ互いに90度の位相差を
おいた方向に移動可能に回動体20に案内支持される。支
柱34と44及び35と45はそれぞれ回動体20の軸線と直交す
る同一平面上に配置され、各支柱34,35,44,45の先端に
は、工作物である連接棒Wの両端の孔に嵌合して後述す
る把持装置50による把持の際の位置決めを行う細径部34
a,35a,44a,45aが形成されている。なお、本実施例にお
いては、各支柱34,35,44,45は回動体20の軸線に対し各
ガイドバー32,42及びラックバー33,43と同方向にオフセ
ットされており、このようにすれば各支持部材30,40の
前進後退の際の各部の干渉が緩和されるので全体を比較
的コンパクトにまとめることができる。
交しかつ互いに90度の位相差をおいた方向に移動可能
に、ほぼ同一構造の第1及び第2支持部材30,40が支持
されて、回動体20に内蔵された進退駆動装置24により進
退駆動されている。第1支持部材30は基板31と、その一
側に互いに平行に立設された第1ガイドバー32及び第1
ラックバー33と、基板31の他側に立設された2組の支柱
34,35により構成されている。第2支持部材40は、第2
基板41に対する第2ガイドバー42と第2ラックバー43の
長手方向取付位置が第1支持部材30と相違するのみであ
り、その他の形状寸法は第1支持部材30と同一である。
回動体20にはその軸線と直交する方向に第1支持案内筒
37及び第1ラック案内筒38がオフセット固定され、また
両案内筒37,38と直交して第2支持案内筒47及び第2ラ
ック案内筒48が同様にオフセット固定されている。案内
筒37及び38にはそれぞれバー32及び33が摺動自在に嵌挿
され、また案内筒47及び48にはそれぞれバー42及び43が
摺動自在に嵌挿され、これにより第1及び第2支持部材
30,40は、回動軸線と直交しかつ互いに90度の位相差を
おいた方向に移動可能に回動体20に案内支持される。支
柱34と44及び35と45はそれぞれ回動体20の軸線と直交す
る同一平面上に配置され、各支柱34,35,44,45の先端に
は、工作物である連接棒Wの両端の孔に嵌合して後述す
る把持装置50による把持の際の位置決めを行う細径部34
a,35a,44a,45aが形成されている。なお、本実施例にお
いては、各支柱34,35,44,45は回動体20の軸線に対し各
ガイドバー32,42及びラックバー33,43と同方向にオフセ
ットされており、このようにすれば各支持部材30,40の
前進後退の際の各部の干渉が緩和されるので全体を比較
的コンパクトにまとめることができる。
両支持部材30,40を、前進後退させる進退駆動装置24
は、第2図〜第4図に示す如く、回動体20内に同軸的に
回動可能に軸承された駆動軸25と、回動体20に直交して
オフセット固定された進退用シリンダ28と、その内部に
嵌挿されて駆動軸25に形成された小径ピニオン26と噛合
するラック歯29aを有するプランジャ29よりなり、駆動
軸25には第1及び第2ラックバー33,34のラック歯33a,4
3aと噛合する大径ピニオン27が形成されている。回動体
20の軸部22の一端に設けたディストリビュータ23より図
略の通路を介して進退用シリンダ28の両室に交互に作動
流体を供給することにより、両支持部材30,40は各移動
方向に同時に進退駆動される。
は、第2図〜第4図に示す如く、回動体20内に同軸的に
回動可能に軸承された駆動軸25と、回動体20に直交して
オフセット固定された進退用シリンダ28と、その内部に
嵌挿されて駆動軸25に形成された小径ピニオン26と噛合
するラック歯29aを有するプランジャ29よりなり、駆動
軸25には第1及び第2ラックバー33,34のラック歯33a,4
3aと噛合する大径ピニオン27が形成されている。回動体
20の軸部22の一端に設けたディストリビュータ23より図
略の通路を介して進退用シリンダ28の両室に交互に作動
流体を供給することにより、両支持部材30,40は各移動
方向に同時に進退駆動される。
第2図〜第4図に示す如く、第1及び第2支持部材30,4
0の各基板31,41には工作物Wを着脱可能に把持する把持
装置50が設けられている。把持装置50は、各両支柱34,3
5,44,45の間において基板31,41に固定された支持体53に
ピン55を介して枢支された一対のL形の把持爪54を有
し、各把持爪54はその一端54aが作動ロッド52先端の溝5
2a内に係合して作動ロッド52の前進後退により互いに開
閉するものであり、各基板31,41にはこのような支持体5
3,把持爪54及び作動ロッド52が2組設けられている。基
板31,41には両作動ロッド52の間に位置してこれと平行
な軸線を有する把持用シリンダ58が設けられ、そのピス
トンロッド先端に固定された連動部材51の両端はスプリ
ング56を介して各作動ロッド52の後部に連結されてい
る。把持用シリンダ58が縮み方向に作動すれば各作動ロ
ッド52が前進し、把持爪54が開いて工作物Wは支柱34,3
5,44,45に着脱自在となり、把持用シリンダ58が伸び方
向に作動すれば各作動ロッド52が後退し、把持爪54が閉
じて支柱34,35,44,45に位置決めされた工作物Wの中間
部を把持するものである。なお、把持状態においては、
第4図より明らかな如く、把持爪54の把持力はスプリン
グ56の弾性力により与えられる。各把持用シリンダ58に
は、進退用シリンダ28と同様、ディストリビュータ23及
び図略の通路を介して作動流体が供給される。
0の各基板31,41には工作物Wを着脱可能に把持する把持
装置50が設けられている。把持装置50は、各両支柱34,3
5,44,45の間において基板31,41に固定された支持体53に
ピン55を介して枢支された一対のL形の把持爪54を有
し、各把持爪54はその一端54aが作動ロッド52先端の溝5
2a内に係合して作動ロッド52の前進後退により互いに開
閉するものであり、各基板31,41にはこのような支持体5
3,把持爪54及び作動ロッド52が2組設けられている。基
板31,41には両作動ロッド52の間に位置してこれと平行
な軸線を有する把持用シリンダ58が設けられ、そのピス
トンロッド先端に固定された連動部材51の両端はスプリ
ング56を介して各作動ロッド52の後部に連結されてい
る。把持用シリンダ58が縮み方向に作動すれば各作動ロ
ッド52が前進し、把持爪54が開いて工作物Wは支柱34,3
5,44,45に着脱自在となり、把持用シリンダ58が伸び方
向に作動すれば各作動ロッド52が後退し、把持爪54が閉
じて支柱34,35,44,45に位置決めされた工作物Wの中間
部を把持するものである。なお、把持状態においては、
第4図より明らかな如く、把持爪54の把持力はスプリン
グ56の弾性力により与えられる。各把持用シリンダ58に
は、進退用シリンダ28と同様、ディストリビュータ23及
び図略の通路を介して作動流体が供給される。
次に、回動体20を回動して90度の位相差を有する3位置
に位置決めする割出し装置60を、主として第2図及び第
5図により説明する。回動体20の一方の軸部21の先端に
はピニオン62が一体的に設けられ、これを囲んで割出し
用シリンダ63を設けたケーシング61が外枠13に固定さ
れ、割出し用シリンダ63内にはピニオン62と噛合するラ
ック歯64aを有するプランジャ64が嵌挿されている。割
出し用シリンダ63の両室に交互に作動流体を供給してプ
ランジャ64を全ストロークさせれば、回動体20は180度
を多少超える範囲内で往復回動する。この回動体20の往
復回動は、軸部21に固定されたストッパカム65と、揺動
レバー66に設けられたストッパ70aと外枠13に固定した
ブラケット60に設けられた2個のストッパ70b,70cとに
より90度の位相差を有する3位置に位置決めされる。外
枠113に固定された支持ピン67により回動自在に支持さ
れた揺動レバー66はその一端の突部66aが外枠13に支持
された切替用シリンダ68のピストンロッドの先端部材68
aに結合され、切替用シリンダ68の伸縮によりストッパ7
0aがストッパカム6の当接面65aと当接可能な下方位置
(第5図参照)と、この当接ガ行われない上方位置との
間で揺動する。
に位置決めする割出し装置60を、主として第2図及び第
5図により説明する。回動体20の一方の軸部21の先端に
はピニオン62が一体的に設けられ、これを囲んで割出し
用シリンダ63を設けたケーシング61が外枠13に固定さ
れ、割出し用シリンダ63内にはピニオン62と噛合するラ
ック歯64aを有するプランジャ64が嵌挿されている。割
出し用シリンダ63の両室に交互に作動流体を供給してプ
ランジャ64を全ストロークさせれば、回動体20は180度
を多少超える範囲内で往復回動する。この回動体20の往
復回動は、軸部21に固定されたストッパカム65と、揺動
レバー66に設けられたストッパ70aと外枠13に固定した
ブラケット60に設けられた2個のストッパ70b,70cとに
より90度の位相差を有する3位置に位置決めされる。外
枠113に固定された支持ピン67により回動自在に支持さ
れた揺動レバー66はその一端の突部66aが外枠13に支持
された切替用シリンダ68のピストンロッドの先端部材68
aに結合され、切替用シリンダ68の伸縮によりストッパ7
0aがストッパカム6の当接面65aと当接可能な下方位置
(第5図参照)と、この当接ガ行われない上方位置との
間で揺動する。
第5図に示す如く、揺動レバー66が下方位置にあり、ス
トッパカム65の当接面65aがストッパ70aと当接する待機
位置に回動体20が割り出されている場合は、第1図及び
第4図に示す如く、第1支持部材30はコンベア11側に割
り出され、第2支持部材40は加工機15側に割り出されて
いる。この状態より切替用シリンダ68のピストンロッド
を縮めて揺動レバー66を上方位置とし、第5図に示す割
出し用シリンダ63の右室に作動流体を供給すれば回動体
20は反時計回転方向に回動し、ストッパカム65の当接面
65aがストッパ70bに当接して搬入位置に割り出される。
この状態では第1支持部材30は加工機15側に割り出さ
れ、第2支持部材40は第4図の40Aで示す上方位置とな
る。この状態において割出し用シリンダ63の左室に作動
流体を供給すれば回動体20は時計回転方向に回動し、ス
トッパカム65の当接面65bがストッパ70cに当接して搬出
位置に割り出される。この状態では第2支持部材40はコ
ンベア11側に割り出され、第1支持部材30は第4図の30
Aで示す左方位置となる。この状態より切替用シリンダ6
8のピストンロッドを伸して揺動レバー66を下方位置と
し、割出し用シリンダ63の右室に作動流体を供給すれば
回動体20は反時計回転方向に回動し、ストッパカム65の
当接面65aがストッパ70aに当接して最初に述べた待機位
置に戻る。
トッパカム65の当接面65aがストッパ70aと当接する待機
位置に回動体20が割り出されている場合は、第1図及び
第4図に示す如く、第1支持部材30はコンベア11側に割
り出され、第2支持部材40は加工機15側に割り出されて
いる。この状態より切替用シリンダ68のピストンロッド
を縮めて揺動レバー66を上方位置とし、第5図に示す割
出し用シリンダ63の右室に作動流体を供給すれば回動体
20は反時計回転方向に回動し、ストッパカム65の当接面
65aがストッパ70bに当接して搬入位置に割り出される。
この状態では第1支持部材30は加工機15側に割り出さ
れ、第2支持部材40は第4図の40Aで示す上方位置とな
る。この状態において割出し用シリンダ63の左室に作動
流体を供給すれば回動体20は時計回転方向に回動し、ス
トッパカム65の当接面65bがストッパ70cに当接して搬出
位置に割り出される。この状態では第2支持部材40はコ
ンベア11側に割り出され、第1支持部材30は第4図の30
Aで示す左方位置となる。この状態より切替用シリンダ6
8のピストンロッドを伸して揺動レバー66を下方位置と
し、割出し用シリンダ63の右室に作動流体を供給すれば
回動体20は反時計回転方向に回動し、ストッパカム65の
当接面65aがストッパ70aに当接して最初に述べた待機位
置に戻る。
次に上記実施例の作動を、第6図に示す作動工程図によ
り説明する。
り説明する。
工作物取付台18の支持治具19に支持された工作物Wが加
工機15により加工されている状態においては、工作物搬
入搬出は第1図及び第4図の実線に示す待機位置にあ
る。加工機15による工作物Wの加工が終了すれば、先ず
進退駆動装置24が作動して両支持部材30,40が前進す
る。各前進端において各把持装置50が作動し、第1支持
部材30はコンベア11上の所定位置に停止している未加工
の2個の工作物Wを把持して受け取り、第2支持部材40
は工作物取付台18の支持治具19に支持された加工済の2
個の工作物Wを把持して受け取った後、進退駆動装置24
が作動して両支持部材30,40は後退する。次いで割出し
装置60が作動して回動体20を搬入位置に割り出した後、
進退駆動装置24が作動して両支持部材30,40が前進す
る。これにより第1支持部材30に把持された未加工の2
個の工作物Wは支持治具19内に搬入され、支持治具19が
この両工作物Wを支持した後、第1支持部材30の把持装
置50が把持を解除して両支持部材30,40は進退し、加工
機15は支持治具19に支持された工作物Wの加工を開始す
る。次いで割出し装置60が作動して回動体20を搬出位置
に割り出し、両支持部材30,40が前進して第2支持部材4
0に把持された加工済の2個の工作物Wをコンベア11上
に載せた後、第2支持部材40の把持装置50が把持を解除
し、両工作物Wをコンベア11上に残して両支持部材30,4
0は後退する。次いで割出し装置60が作動して回動体20
を待機位置に割り出した後、コンベア11が作動して加工
済の2個の工作物Wの次の工程に送り出し、未加工の2
個の工作物Wを送り込んで工作物ストッパ12により定め
られた所定位置に停止させる。以上により工作物搬入搬
出の1サイクルは終了し、加工機15による工作物Wの加
工が終了する都度、上述の工作物搬入搬出のサイクルが
繰り返される。
工機15により加工されている状態においては、工作物搬
入搬出は第1図及び第4図の実線に示す待機位置にあ
る。加工機15による工作物Wの加工が終了すれば、先ず
進退駆動装置24が作動して両支持部材30,40が前進す
る。各前進端において各把持装置50が作動し、第1支持
部材30はコンベア11上の所定位置に停止している未加工
の2個の工作物Wを把持して受け取り、第2支持部材40
は工作物取付台18の支持治具19に支持された加工済の2
個の工作物Wを把持して受け取った後、進退駆動装置24
が作動して両支持部材30,40は後退する。次いで割出し
装置60が作動して回動体20を搬入位置に割り出した後、
進退駆動装置24が作動して両支持部材30,40が前進す
る。これにより第1支持部材30に把持された未加工の2
個の工作物Wは支持治具19内に搬入され、支持治具19が
この両工作物Wを支持した後、第1支持部材30の把持装
置50が把持を解除して両支持部材30,40は進退し、加工
機15は支持治具19に支持された工作物Wの加工を開始す
る。次いで割出し装置60が作動して回動体20を搬出位置
に割り出し、両支持部材30,40が前進して第2支持部材4
0に把持された加工済の2個の工作物Wをコンベア11上
に載せた後、第2支持部材40の把持装置50が把持を解除
し、両工作物Wをコンベア11上に残して両支持部材30,4
0は後退する。次いで割出し装置60が作動して回動体20
を待機位置に割り出した後、コンベア11が作動して加工
済の2個の工作物Wの次の工程に送り出し、未加工の2
個の工作物Wを送り込んで工作物ストッパ12により定め
られた所定位置に停止させる。以上により工作物搬入搬
出の1サイクルは終了し、加工機15による工作物Wの加
工が終了する都度、上述の工作物搬入搬出のサイクルが
繰り返される。
なお、上記実施例においては、第1及び第2支持装置30
及び40を前進後退させる進退駆動装置24は両支持装置3
0,40に共通のものを1組設けたが、各支持装置30,40に
それぞれ独立した進退駆動装置を設け、工作物Wの加工
中に第1支持装置30が作動してコンベア11上の未加工の
工作物Wを把持するようにしてもよい。
及び40を前進後退させる進退駆動装置24は両支持装置3
0,40に共通のものを1組設けたが、各支持装置30,40に
それぞれ独立した進退駆動装置を設け、工作物Wの加工
中に第1支持装置30が作動してコンベア11上の未加工の
工作物Wを把持するようにしてもよい。
第1図〜第6図は本発明による工作物搬入搬出装置の一
実施例を示し、第1図は加工機の一部を含む全体側面
図、第2図は一部破断した要部の正面図、第3図は第2
図のIII−III断面図、第4図は第2図のIV−IV断面図、
第5図は第2図のV−V断面図、第6図は作動工程図、
第7図は従来技術の一例の概略を示す斜視図である。 符号の説明 11……コンベア、13……外枠、15……加工機、20……回
動体、30……第1支持部材、40……第2支持部材、50…
…把持装置、60……割出し装置、W……工作物。
実施例を示し、第1図は加工機の一部を含む全体側面
図、第2図は一部破断した要部の正面図、第3図は第2
図のIII−III断面図、第4図は第2図のIV−IV断面図、
第5図は第2図のV−V断面図、第6図は作動工程図、
第7図は従来技術の一例の概略を示す斜視図である。 符号の説明 11……コンベア、13……外枠、15……加工機、20……回
動体、30……第1支持部材、40……第2支持部材、50…
…把持装置、60……割出し装置、W……工作物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 辰美 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 (72)発明者 原田 勝郎 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 水谷 久志 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】搬送されてくる未加工の工作物を加工機に
搬入し、加工済の工作物を加工機より搬出する工作物搬
入搬出装置において、工作物を支持して同工作物を前記
加工機の前面と平行に搬送するコンベアと、このコンベ
アの上方かつ前記加工機の正面に位置して同コンベアの
搬送方向と平行な軸線回りに回動可能に外枠に支持され
た回動体と、この回動体に前記軸線と直交しかつ互いに
90度の位相差をおいた方向に移動可能に設けられてそれ
ぞれ所定距離進退駆動される第1及び第2支持部材と、
この第1及び第2支持部材にそれぞれ設けられて前記工
作物を着脱可能に把持する把持装置と、前記回動体を回
動して90度の位相差を有する3位置に位置決めする割出
し装置を備え、前記第1及び第2支持装置は前記把持装
置を介して前記コンベアとの間及び前記加工機との間で
前記工作物の受け渡しを行うことを特徴とする工作物搬
入搬出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27005386A JPH0790441B2 (ja) | 1986-11-13 | 1986-11-13 | 工作物搬入搬出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27005386A JPH0790441B2 (ja) | 1986-11-13 | 1986-11-13 | 工作物搬入搬出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63123653A JPS63123653A (ja) | 1988-05-27 |
JPH0790441B2 true JPH0790441B2 (ja) | 1995-10-04 |
Family
ID=17480865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27005386A Expired - Fee Related JPH0790441B2 (ja) | 1986-11-13 | 1986-11-13 | 工作物搬入搬出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0790441B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5257689A (en) * | 1991-04-10 | 1993-11-02 | Axis Usa, Inc. | Apparatus for substantially simultaneously processing multiple electric motor parts |
US5145052A (en) * | 1991-04-10 | 1992-09-08 | Axis Usa, Inc. | Apparatus for substantially simultaneously processing multiple electric motor parts |
JP2572166B2 (ja) * | 1991-06-19 | 1997-01-16 | 本田技研工業株式会社 | トランスファ装置 |
-
1986
- 1986-11-13 JP JP27005386A patent/JPH0790441B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63123653A (ja) | 1988-05-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |