JPH078926U - キーボード - Google Patents
キーボードInfo
- Publication number
- JPH078926U JPH078926U JP4318193U JP4318193U JPH078926U JP H078926 U JPH078926 U JP H078926U JP 4318193 U JP4318193 U JP 4318193U JP 4318193 U JP4318193 U JP 4318193U JP H078926 U JPH078926 U JP H078926U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal plate
- key top
- keyboard
- disc spring
- spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Push-Button Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】操作時に指に衝撃がかからず、製造コストが安
価なキーボードを提供することを目的とする。 【構成】 プリント基板を固定するフレームと、フレー
ムに取付ける表面シートと、バネ弾性を有するドーム状
の金属薄板で、中央部に一定以上の力を加えると反転
し、力を抜くともとに戻る皿バネ状金属板と、皿バネ状
金属板の位置を拘束するガイドと、皿バネ状金属板が反
転したときに閉路をなす2つの電極を有し、ガイドを取
付けるプリント基板と、上下に移動するキートップ部、
キートップ部とともに上下に移動し、皿バネ状金属板の
中央部を押し、力がかかると圧縮される凸部及びキート
ップ部と凸部からなるキーを移動可能に支持する変形部
を一体成型した粘弾性材料よりなるシートとから構成さ
れたキーボード。
価なキーボードを提供することを目的とする。 【構成】 プリント基板を固定するフレームと、フレー
ムに取付ける表面シートと、バネ弾性を有するドーム状
の金属薄板で、中央部に一定以上の力を加えると反転
し、力を抜くともとに戻る皿バネ状金属板と、皿バネ状
金属板の位置を拘束するガイドと、皿バネ状金属板が反
転したときに閉路をなす2つの電極を有し、ガイドを取
付けるプリント基板と、上下に移動するキートップ部、
キートップ部とともに上下に移動し、皿バネ状金属板の
中央部を押し、力がかかると圧縮される凸部及びキート
ップ部と凸部からなるキーを移動可能に支持する変形部
を一体成型した粘弾性材料よりなるシートとから構成さ
れたキーボード。
Description
【0001】
本考案は、制御装置等に作業者がデータを入力するための、防塵性、防水性を 必要とするキーボードに関する。特にキーボードの操作性とキーボードの生産性 の向上に関する。
【0002】
従来、工作機械用の制御装置では、作業者がデータを入力するためのキーボー ドや、機械の稼働状態や入力データを確認するための表示装置がマン−マシン・ インターフェイスの役割りをしており、このような機器により操作パネルが構成 されている。 工作機械のキーボードでは防塵性、防水性が求められるため、電子計算機のキ ーボードに比べ操作性が低下するが、近年、自動プログラム機能など、制御装置 の機能が高度化し、電子計算機に相当する操作性が求められるようになった。 また、キーボードに実装されるキー数も増加し、キーボードの生産性向上も課 題となっている。
【0003】 図3に従来のキーボード断面図を示す。図において、1はポリエステルなどよ りなる表面シートで、キー部を突出させるエンボス加工を施してある。2はフレ ームで、表面シートを粘着剤等で張り付けるとともに、プリント基板3をネジ等 で取付けてある。プリント基板3には、ステム5、ケース6、皿バネ状金属板7 からなるタクトスイッチを半田付けなどで取付けてある。
【0004】 ステム5はキートップ4に圧入されており、キーの操作に応じてケース6の中 で上下に移動し、凸部5aで皿バネ状金属板7を押し、ストッパー部5bがケー ス6に当たると、それ以上は押し込めない。ケース6は、ステム5のガイドとな り、皿バネ状金属板7をはめ込んであり、中央電極8と周辺電極9が固定されて いる。皿バネ状金属板7は、電導性とバネ弾性を有する金属の薄板を、ドーム状 に成型したもので、凸部5aより一定以上の力を加えられると反転して、キート ップ4およびステム5がストロークS1だけ下がる。皿バネ状金属板7は力を抜 くと、もとに戻る。中央電極8は、皿バネ状金属板7が反転したとき互いに接触 する。周辺電極9と、皿バネ状金属板7の周辺部とは常時接触している。皿バネ 状金属板7、中央電極8、周辺電極9でスイッチを構成しており、皿バネ状金属 板7が反転すると、回路が閉じるようになっている。
【0005】
しかしながら、このような従来装置には次の問題点がある。 (1)ストロークがS1しかなく、皿バネ状金属板7が反転すると、ただちにス トッパー部5bがケース6に当たるので、打鍵速度が大きいとき、指に強い衝撃 がかかり、電子計算機のキーボードに比べて著しく操作性が劣る。 (2)ステム5、ケース6、皿バネ状金属板7を組み合わせたものは、タクトス イッチとして市販されている。タクトスイッチは単価が高く、また、プリント基 板3に一つずつ実装するため工数がかかり、キー数が増加するとコスト高となる 。 本考案は上述の事情より成されたものであり、本考案の目的は、ストロークが 長く、製造コストが安価なキーボードを提供することにある。
【0006】
本考案は、工作機械等の制御装置に用いるキーボードに関するもので、本考案 の目的は、プリント基板を固定するフレーム、フレームに取付ける表面シートと 、バネ弾性を有するドーム状の金属薄板で、中央部に一定以上の力を加えると反 転し、力を抜くともとに戻る皿バネ状金属板と、この皿バネ状金属板の位置を拘 束するガイドと、前記皿バネ状金属板が反転したときに閉路をなす2つの電極及 びこの電極を結んでキーボードとして機能させる配線を有し、前記ガイドを取付 けるプリント基板と、上下に移動するキートップ部、このキートップ部とともに 上下に移動し、皿バネ状金属板の中央部を押し、力がかかると圧縮される凸部及 び前記キートップ部、凸部からなる複数のキーをそれぞれ移動可能に支持する変 形部を一体成型した粘弾性材料よりなるシートとから構成されるキーボードによ って達成される。
【0007】
以下図面を用いて、本考案を説明する。図1は本考案の一実施例を示す断面図 である。図1において前記図3と同一作用をするものには同一符号をつけ、説明 を省略する。 図において、粘弾性材料よりなるゴムシート10は、凸部10a、ストッパー 部10b、変形部10c、キートップ部10dからなる複数のキーを有し、各キ ーはフレーム2とガイドシート11に囲まれている。ガイドシート11は、プリ ント基板3に粘着剤等で張り付けられており、皿バネ状金属板7がずれないよう にガイドする。 図1(a)のキートップ部10dを押し込んでいくと、凸部10aが皿バネ状 金属板7を押し、一定以上の力を加えられると反転して、ストロークS1だけ下 がる。このとき、変形部10cが変形する。 この状態を図1(b)に示す。さらに、キートップ部10dを押し込んでいく と、凸部10aが圧縮され、変形部10cがさらに変形する。ストロークS2だ け下がるとストッパー部10bがガイドシート11に当たり、それ以上は押し込 めなくなる。 この状態を図1(c)に示す。打鍵速度が大きいとき、凸部10aが衝撃を吸 収しつつ、図1(c)の状態まで押し込むことができるので、指にかかる衝撃が 低減される。
【0008】 図2は上記実施例の構造を説明するための分解斜視図である。表面シート1は 複数キーを一体で成型してあり、文字等の印刷とエンボス加工を施してある。裏 面には粘着剤を塗布してあり、フレーム2に張り付ける。フレーム2は射出成型 樹脂などで作られ、ゴムシート10のキートップ部を通す穴があり、取付けネジ 用のボスも同時に成型される。ゴムシート10は複数キーを一体で成型してあり 、取付けネジ12を通す穴を明けてある。ガイドシート11は厚手のポリエステ ルなどで作られ、皿バネ状金属板7を入れる穴と、取付けネジ12を通す穴を明 けてある。裏面には粘着剤を塗布してあり、プリント基板3に張り付ける。皿バ ネ状金属板7は、ガイドシート11をプリント基板3に張り付け後、ガイドシー ト11の穴にはめ込む。プリント基板3には中央電極8と周辺電極9、それらを 結んでキーボードとして機能させる配線が印刷してある。
【0009】 表面シート1を張り付けたフレーム2と、ガイドシート11を張り付け、皿バ ネ状金属板7をはめ込んだプリント基板3でゴムシート10をはさみ込み、取付 けネジ12をしめれば、本考案のキーボードは完成する。 このように、高価なタクトスイッチを使用せず、複数キーを一体成型したゴム シートで組立作業を簡単にしている。
【0010】
本考案の各構成要素はつぎの作用をする。キートップ部を押し込んで皿バネ状 金属板が反転した後も、凸部が衝撃を吸収しつつ、ストッパー部が当たるまで押 し込むことができるので、打鍵速度が大きいときも指にかかる衝撃が低減される 。 また、中間シートには複数キーを一体成型してあるので組立作業が簡単になり 、高価なタクトスイッチを使用していないので、キーボードの製造コストが安価 になる。
【図1】本考案の一実施例を説明するための断面図であ
る。
る。
【図2】図1の実施例の構造を示す分解斜視図である。
【図3】従来のキーボードを説明するための断面図であ
る。
る。
1 表面シート 2 フレーム 3 プリント基板 4 キートップ 5 ステム 6 ケース 7 皿バネ状金属板 8 中央電極 9 周辺電極 10 ゴムシート 11 ガイドシート 12 取付けネジ
Claims (1)
- 【請求項1】 プリント基板を固定するフレームと、こ
のフレームに取付ける表面シートと、バネ弾性を有する
ドーム状の金属薄板で、中央部に一定以上の力を加える
と反転し、力を抜くともとに戻る皿バネ状金属板と、こ
の皿バネ状金属板の位置を拘束するガイドと、前記皿バ
ネ状金属板が反転したときに閉路をなす2つの電極及び
この電極を結んでキーボードとして機能させる配線を有
し、前記ガイドを取付けるプリント基板と、上下に移動
するキートップ部、このキートップ部とともに上下に移
動し、皿バネ状金属板の中央部を押し、力がかかると圧
縮される凸部及び前記キートップ部、凸部からなる複数
のキーをそれぞれ移動可能に支持する変形部を一体成型
した粘弾性材料よりなるシートとから構成されることを
特徴とするキーボード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4318193U JPH078926U (ja) | 1993-07-13 | 1993-07-13 | キーボード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4318193U JPH078926U (ja) | 1993-07-13 | 1993-07-13 | キーボード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH078926U true JPH078926U (ja) | 1995-02-07 |
Family
ID=12656732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4318193U Pending JPH078926U (ja) | 1993-07-13 | 1993-07-13 | キーボード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH078926U (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012129140A (ja) * | 2010-12-17 | 2012-07-05 | Sony Corp | キーボードおよび電子機器 |
JP2014503938A (ja) * | 2010-11-17 | 2014-02-13 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | キーパッド装置のためのシームレスなフェースプレートアセンブリ |
JP2015185474A (ja) * | 2014-03-25 | 2015-10-22 | アルプス電気株式会社 | プッシュスイッチ |
WO2020164782A1 (de) * | 2019-02-11 | 2020-08-20 | HAT-tec GmbH | Druckschaltervorrichtung |
CN114242491A (zh) * | 2020-09-09 | 2022-03-25 | 夏普株式会社 | 键结构体及电子设备 |
-
1993
- 1993-07-13 JP JP4318193U patent/JPH078926U/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014503938A (ja) * | 2010-11-17 | 2014-02-13 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | キーパッド装置のためのシームレスなフェースプレートアセンブリ |
JP2012129140A (ja) * | 2010-12-17 | 2012-07-05 | Sony Corp | キーボードおよび電子機器 |
JP2015185474A (ja) * | 2014-03-25 | 2015-10-22 | アルプス電気株式会社 | プッシュスイッチ |
WO2020164782A1 (de) * | 2019-02-11 | 2020-08-20 | HAT-tec GmbH | Druckschaltervorrichtung |
CN114242491A (zh) * | 2020-09-09 | 2022-03-25 | 夏普株式会社 | 键结构体及电子设备 |
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