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JPH0789196B2 - フィルム圧着機構を有するカメラ - Google Patents

フィルム圧着機構を有するカメラ

Info

Publication number
JPH0789196B2
JPH0789196B2 JP63321729A JP32172988A JPH0789196B2 JP H0789196 B2 JPH0789196 B2 JP H0789196B2 JP 63321729 A JP63321729 A JP 63321729A JP 32172988 A JP32172988 A JP 32172988A JP H0789196 B2 JPH0789196 B2 JP H0789196B2
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JP
Japan
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plate
crimping
film
back cover
crimping plate
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP63321729A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02166436A (ja
Inventor
岳美 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP63321729A priority Critical patent/JPH0789196B2/ja
Publication of JPH02166436A publication Critical patent/JPH02166436A/ja
Publication of JPH0789196B2 publication Critical patent/JPH0789196B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、写真フィルムの平面性を得る圧着板を裏蓋
側に取付けるフィルム圧着機構を有するカメラに関す
る。
[従来の技術] 写真フイルムとしてのロールフィルムは、それ自体が容
易に曲がる軟いもので、それ単独では正しい位置を確保
することができない。そこで、平面性が良く剛性の十分
な圧着板をバネでカメラ本体に押圧して、写真フイルム
の背面から押えて、圧着板とフィルムレールで形成され
るトンネル間隔正しく位置させるとともに、平面性を保
つようになっている。
この圧着板の取付けは種々のものがあり、例えば実開平
2−36827号のように圧着板に設けた突起部と、この圧
着板を支持するプラスチック部材に設けた板状バネ部と
により、圧着板を組み込み固定し、ばねで弾性保持する
するもの、また実開昭64−43340号のように圧着板を弾
性変形可能に形成し、その圧着板を弾性変形させること
により、圧着板の移動を阻止する制限突起を越えて裏蓋
本体の内壁面に沿う方向に圧着板が移動できるように構
成し、ばねで弾性保持するもの、或いは実開昭61−6543
8号のように裏蓋地板に圧着板を保持し、この裏蓋地板
を裏蓋にビスで締付固定し、圧着板を裏蓋に弾性保持す
るもの等がある。
[発明が解決しようとする課題] ところで、実開平2−36827号のものでは、圧着板を裏
蓋に着脱するとき圧着板に設けた突起部によって板状バ
ネ部が撓むため、板状バネ部の耐久性が低下する。ま
た、圧着板を取り外すときには細かい棒状の治具等によ
り、板状バネ部に力を加え、板状バネ部を突起部の下側
と干渉しない位置まで撓ませる必要があり、手数を要す
る。さらに、この圧着板のフック部を圧板支持部材のフ
ック部と係合し、ばねの反力が圧着板に生じても外れな
いようになっているが、この圧着板を保持するフック部
の部分と、ばねによって反力が生じる部分とが離れた位
置にあり、圧着板を曲げる力が生じてしまい、圧着板が
変形してしまうことがある。また、圧着板を裏蓋に着脱
するときに、圧着板を弾性保持するばねが、変形した
り、曲がることがある。さらに、ばねを保持する手段が
なく、圧着板を裏蓋に着脱するときに落下して損失する
ことがある。
また、実開昭64−43340号のものでは、圧着板を弾性変
形可能に形成し、圧着板を裏蓋に着脱するときに弾性変
形させているから、圧着板が変形してしまうことがあ
る。また、圧着板を裏蓋に着脱するときに、圧着板を弾
性保持するばねが、変形したり、曲がることがある。さ
らに、ばねを受け穴に入れるだけで保持する手段がない
ため、同様に圧着板を裏蓋に着脱するときに落下して損
失することがある。
また、実開昭61−65438号のものでは、裏蓋地板な圧着
板を保持し、この裏蓋地板を裏蓋にビスで締付固定する
ものであり、圧着板だけ単独でワンタッチで組み付けた
り、取り外すことができなかった。また、裏蓋地板に保
持した圧着板の係止ピンにコイルばねを取り付けて圧着
板を裏蓋側に弾性保持する必要があり、圧着板の保持と
は別にコイルばねを取付けるため、組付けに手数を要
し、あるいは組み付け時にコイルばねが落下するおそれ
があり、簡単かつ確実な取付機構が望まれる。
この発明は、かかる点に鑑みなされたもので、圧着板を
簡単に、かつ確実に取付けることができ、組み付けの作
業性が向上し、しかも圧着板が変形することなく何度も
着脱された後でも平面性が保たれ、さらに圧着板を弾性
支持する伸縮弾性体が変形したり、圧着板の組付け時に
落下することがないフィルム圧着機構を有するカメラを
提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために、この発明のフィルム圧着機
構を有するカメラは、フィルム圧着部、前記フィルム圧
着部に一端で接続する足部、及び前記足部の他端部に位
置する係止部を一体に形成した圧着板と裏蓋に位置す
る、前記係止部と係合するための係合部と、前記足部
の、前記フィルム圧着部と前記係止部との間に捲着され
る伸縮弾性体とを有し、前記係止部と前記係合部とを係
合させた状態で、前記伸縮弾性体が、前記裏蓋に設けた
受け部と前記フィルム圧着部に設けた受け部との間で、
弾性保持されるように構成したことを特徴としている。
[作用] この発明では、圧着板の足部に伸縮弾性体が捲着されて
おり、さらに足部に係止部が設けてあるため、伸縮弾性
体が足部に確実に保持され、圧着板を裏蓋に取り付けた
り、取り外したりするときに、伸縮弾性体が足部から脱
落することなく、取扱いが容易である。
また、圧着板を裏蓋に取りつけたり、取り外したりする
ときに、伸縮弾性体が圧着板の足部に捲着されているの
で、伸縮弾性体は足部の長手方向に伸縮するだけである
から、伸縮弾性体が第10図の左右方向へ変形したり、曲
がることが規制されることになる。従って、圧着板のど
の足部でも伸縮弾性体の位置がほぼ一定であり、フィル
ム圧着部への弾圧力が各足部で均一になり、圧着板の平
面性が保たれる。
また、伸縮弾性体は、圧着板の足部の部分近傍に位置す
ることになるので、フィルム圧着板の足部近傍に伸縮性
体の付勢力が働き、圧着板の平面性が保たれる。
さらに、伸縮弾性体は、裏蓋に設けた受け部と、フィル
ム圧着部に設けた受け部との間で弾性保持されるため、
伸縮弾性体の第10図の左右方向への位置ずれを防止でき
る。
[実施例] 以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて詳細に説
明する。
第1図乃至第6図はこの発明が適用されるカメラを示
し、第1図はカメラの正面図、第2図は同背面図、第3
図は平面図、第4図は第3図の左側面図、第5図は第3
図の右側面図、第6図は第1図のVI−VI断面図、第7図
はファインダの表示を示す図、第8図は裏蓋の表示を示
す図である。
カメラボディの構成 このカメラは本体10、前カバー20、装飾パネル30及び裏
蓋40から構成され、これらはそれぞれ合成樹脂で形成さ
れている。前カバー20の前側に装飾パネル30が係合され
ており、この前カバー20が本体10を覆うように係合しネ
ジ止めされる。裏蓋40及び電池蓋41は本体取付体42の軸
受部42aにヒンジ軸43を介して一体に組付けられてお
り、この本体取付部42の本体10に係合し、さらにネジで
固定している。この裏蓋40は本体10に設けられた裏蓋開
閉ノブ11で開閉される。電池蓋41には電池の逃げ部41a
が形成されており、さらに電池蓋41の側部には凹部41b
が形成されている。この電池蓋41は側部を本体10に係合
して閉じるようになっており、側部の凹部41bに指先を
当て開くことができる。
前カバー20の側部には電池蓋41の凹部41bの近傍にスト
ラップ取付具12が設けられている。
前カバー20、装飾パネル30、裏蓋40及び電池蓋41はカメ
ラを構成する全周面が曲面に形成され、さらにカメラの
側面から突出する部分を極力なくして手ざわりを良くし
ている。
カメラの大きさは、長さ略117mm、高さ略63mm、厚さ略3
5mmに形成され、小型で取扱性、携帯性に優れた構成に
なっている。
また、画面サイズは24mm×36mmに設定されている。
本体10には画枠部13を挟んで未露光フィルム収納室14と
露光フィルム収納室15とが形成されており、この未露光
フィルム収納室14にはパトローネ1が収納され、露光さ
れた写真フィルムFが露光フィルム収納室15に設けられ
たリール16で巻取られる。
本体10の中央部にはフロント地板17が設けられ、このフ
ロント地板17に撮影レンズ50を備えた鏡胴51が光軸方向
へ移動可能に設けられ、沈胴するようになっている。
撮影レンズ この撮影レンズ50は4群4枚で構成され、鏡胴枠22に支
持体52,53を介して取付けられ、鏡胴枠22が鏡胴51に一
体に取付けられている。撮影レンズ50の焦点距離は35m
m、明るさはF3.5に設定されている。
撮影レンズ50はレンズとレンズとの間にシャッター54が
配置されたビトゥインタイプが用いられ、3枚のレンズ
50a,50b,50cはガラスで形成され、写真フィルム側の1
枚のレンズ50dは非球面のプラスチックで形成されてい
る。
撮影レンズ50の撮影距離は0.35m〜無限大に設定されて
いる。
ファインダー機構 ファインダー機構はカメラ本体の中央上部に設けられ、
アルバタ式ブライトフレーム透視ファインダーが用いら
れている。
このファインダー60には第7図に示すような表示が設け
られ、撮影範囲フレーム61,62、AFフレーム63があり、
さらに測距完了(点灯)及び距離警告(点滅)表示64、
クローズアップモード(点灯)表示65、ブリッツマーク
66等が設けられている。
焦点調節機構 焦点調節機構は撮影に際し、被写体までの距離に応じて
撮影レンズ50と写真フィルム面との距離を変え、被写体
の像が正しくフィルム面に結ばれるように焦点の調節を
行なう。
この焦点調節のための測距機構として投光AFレンズ70、
受光AFレンズ71がフロント地板17の上部に設けられ、装
飾パネル30のAF窓72,73で覆われ、赤外線ノンスキャン
アクティブ式自動測距が採用されている。撮影距離範囲
は通常撮影が0.6m〜無限大、クローズアップ撮影が0.35
m〜0.6mである。
撮影レンズ50を保持する鏡胴51はAFモータ74によって繰
出され、レンズ群を直進駆動させてピント調節を行な
う。レリーズボタン2の半押しでフォーカスロックが可
能で、ファインダー60内に測距完了を表示する。また、
クローズアップボタン3の操作で、クローズアップ撮影
が可能となり、さらにクローズアップボタン3を操作す
ると、通常撮影に切替る。このクローズアップボタン3
の近傍に電源ボタン4が設けられている。
シャッター機構 シャッター機構は写真フィルムに必要な露光量を時間的
に与える役割りと、露光時間以外は不必要な光を遮断す
る機能を兼ねている。
レリーズボタン2の操作でシャッターモータ80が駆動し
てシャッター54を開閉するようになっており、このシャ
ッター54の制御はプログラムシャッター方式が採用され
ている。また、電磁レリーズが採用され、シャッター速
度は1/3秒〜1/500秒の無段階変速である。さらに、セル
フタイマが用いられており、撮影モード切替ボタンS1で
セットされ、レリーズボタン2の操作で作動開始し、作
動時間は約10秒で、作動時発光ダイオードが約7秒点灯
し、約3秒点滅する。1ショット後に、自動発光モード
に復元する。
シャッター54はレンズバリヤ閉、電源電圧低下、ストロ
ボ未充電及び被写体距離が撮影可能距離の範囲外である
ときレリーズロックされる。
自動露光機構 写真フィルムに適当な露光を与えるために、画面におさ
まる被写体側の光の明暗を測り、露光量を調節するもの
である。入射してくる光の量に応じて電気信号を変換す
るために、CdS(硫化カドミウム)受光素子90が用いら
れている。この受光素子90はフロント地板17に取付けら
れ、装飾パネル30のAE受光窓91で覆われている。露出制
御の連動範囲はフィルム感度ISO100で、被写体輝度のEV
値5〜17の範囲であり、EV値9以下はストロボ自動発光
に自動的に切換えられる。
このカメラはDXコードが付いたパトローネ入りフィルム
が使用され、写真フィルムをカメラに入れると、同時に
フィルム感度ISO50〜3200が自動的にセットされ、非DX
フィルムは全て感度ISO100に自動的にセットされる。
ストロボ機構 このストロボ機構は閃光管100が本体10の未露光フィル
ム室14の上方に固定されており、装飾パネル30のフラッ
シュ窓101で覆われている。
ストロボ機構は低輝度時に自動的に発光し、かつ自動充
電式で、充電回路のコンデンサ7が本体10の露光フィル
ム収納室15に近接して配置されている。
フィルム巻上げ機構 フィルム巻上げ機構は、この実施例では内蔵モータ110
による自動巻上げ方式が用いられ、巻上げユニット111
を介して駆動され、裏蓋40を閉じた後に、レリーズボタ
ン2の作動で開始するオートロード方式である。オート
ロードミスは後記する撮影情報表示部122のフィルムカ
ウンタの「0」表示が点滅、さらにフィルム給送マーク
が点滅する。最終駒まで撮影されると自動的に巻戻され
る。
フィルム巻戻し機構 フィルム巻戻し最終駒の撮影が完了すると、自動的に巻
戻しを行ない、巻戻しが完了すると自動的に停止する。
撮影モード切替ボタンS1とレリーズボタン2の2操作で
途中からの巻戻しが可能になっている。
巻戻しはフィルムカウンタを減算し、かつフィルム給送
マークを逆方向へ表示する。
DXフィルムの場合はフィルム先端をパトローネに巻込み
後に、巻戻しが自動的に停止し、非DXフィルムの場合は
フィルム先端をパトローネに巻込まないで巻戻しが自動
的に停止する。
裏蓋 裏蓋40は蝶番式の開閉が用いられ、自動ロックである。
裏蓋40はオートデートや撮影情報の制御表示部120が裏
蓋地板44を介して設けられ、さらにフィルム確認窓6が
形成されている。
また、裏蓋40にはLCD部飾板130が取付けられ、このLCD
部飾板130にはデート表示部121、撮影情報表示部122が
設けられている。さらに、前記した撮影モード切替ボタ
ンS1とデートモード切替ボタンS2、年月日、時分の修正
箇所を選択する修正箇所選択ボタンS3、デート表示の加
算を行なう加算ボタンS4が設けられている。
レンズバリヤ レンズバリヤ140は鏡胴51に開閉可能に設けられ、撮影
レンズ50の前面を覆っている。このレンズバリヤ140は
2枚の分割バリヤ141,142を有し、図示しないモータに
よって自動的に一方向へ重なるように移動して開閉する
ようになっている。レンズバリヤ140は鏡胴51が繰出さ
れると共に開き、通常の撮影モードにセットされる。
電源 本体10の電池室18には3Vリチウム電池8が1本収納さ
れ、ユーザーが電池蓋41に開閉することで交換可能にな
っている。さらに、ドート写し込み用として機能すると
共に主電源のバックアップ電源としても機能する3Vのボ
タン電池9が1個、裏蓋40の電池収納室45に収納されて
いる。
オートデート オートデートとして液晶表示のディジタル時計が制御表
示部120に内蔵されており、裏蓋40のLCD部飾板130に設
けられたデート表示部121に「年月日」、「月日年」、
「日月年」、「日時分」或いは「OFFモード」が切替表
示され、それぞれ前記したデートモード切替ボタンS2、
年月日、時分の訂正箇所表示を選択する修正箇所選択ボ
タンS3、データ表示の加算を行なう加算ボタンS4を操作
して調整される。またデータ写し込み部123によりデー
ト写し込みを行なう。
撮影情報表示 裏蓋40の撮影情報表示部122には、第8図に示すように
バッテリ表示122a、フィルムカウンタ122b及びフィルム
給送表示122cが設けられている。また、ストロボ充電中
122d及びセルフタイマモード122e、さらに自動発電モー
ド122f、強制発光モード122g、不発光モード122hが切換
え表示される。
圧着板取付機構 次に、圧着板取付機構について、第9図乃至第14図に基
づいて詳細に説明する。第9図は裏蓋の正面図、第10図
は第9図のX−X断面図、第11図は第9図のXI−XI断面
図、第12図は第9図のXII−XII断面図、第13図は裏蓋地
板の平面図、第14図は圧着板の断面図である。
裏蓋40はその一端部にヒンジ部40aが設けられ、このヒ
ンジ部40aにヒンジ軸43を挿通して本体取付部42に支持
される。この裏蓋40の他端部には係合爪40bが形成され
ており、この係合爪40bは本体10に設けた裏蓋開閉ノブ1
1に係合し、この裏蓋開閉ノブ11に操作で開閉される。
裏蓋40の内壁にはリブ40c〜40eが形成されており、この
リブ40c〜40eが本体10の凹部と係合して遮光するように
なっている。裏蓋40の上部にはファインダ窓40fが、側
部にはフィルム確認窓6が形成され、このフィルム確認
窓6の近傍には囲むようにパトローネ1を保持する弾性
体201が接着され、さらにパトローネストッパ40hが形成
されている。
裏蓋40の内側には裏蓋地板44がビス202で締付固定され
ており、写し込み部123の周辺は複数のビス202で締付け
て確実に固定している。裏蓋地板44と裏蓋40との間に制
御部収納部203及び電池収納室45が形成され、それぞれ
に制御表示部120及びボタン電池9が収納されている。
ボタン電池9にはフレキシブル配線基板204の電源接片2
04a,204bが接続され、これにより制御表示部120に電池
が与えられる。この制御表示部120に撮影モード切替ボ
タンS1、デートモード切替ボタンS2、修正箇所選択ボタ
ンS3、データ表示の加算を行なう加算ボタンS4が接続さ
れると共に、デート表示部121、撮影情報表示部122の表
示を行なうようになっている。
この制御表示部120はフレキシブル配線基板204cで本体1
0に配置されたメイン制御部と接続され、情報の授受を
行なうようになっている。
裏蓋地板44には4個所の方形の孔で係合部44aが形成さ
れ、この係合部44aに圧着板205が弾性保持されている。
この圧着板205は本体10の1,4番レール10aに圧接され、
2,3番レール10bとの間にトンネル間隔Lが形成され、こ
のトンネル間隔Lを写真フィルムFが走行する。この実
施例では圧着板205が合成樹脂で形成されているが、軽
金属で形成してもよい。
圧着板205は、フィルム圧着部205dと、このフィルム圧
着部205dに一端で接続する足部205bと、裏蓋地板44に設
けた係合部44aからの外れを防止する係止部205aとを足
部205bの他端部に一体に形成している。この係止部205a
は足部205bの先端部に係合方向の一方へ突出して形成さ
れている。この圧着板205の足部205bは裏蓋板44の係合
部44aに対応して形成され、この足部205bには第14図に
示すように伸縮弾性体であるコイルスプリング206を予
め捲着して裏蓋地板44に組付けられる。
この圧着板205の足部205bは第12図に示すように、本体1
0の1,4番レール10aと対応する位置に形成され、圧着板2
05の平面性を保つようになっている。
この裏蓋地板44の係合部44aと圧着板205の足部205bの個
数は2個以上であればよく、特に制限されないが、例え
ば2個の場合には上下の1,4番レール10aと対応する位置
に形成され、また3個の場合には一方に1個、他方に2
個配置して、両者のスプリングを調整して均等な荷重を
与えるようにする。
コイルスプリング206は自然長が足部205bより長く、か
つ足部205bへ装着された状態で係止部205aに係止される
ような径に形成されており、圧着板205のフィルム圧着
部205dに設けた受け部205cと係止部205aとの間に圧縮さ
れた状態で保持される。
この圧着板205は足部205bにコイルスプリング206が捲着
された状態で、足部205bを裏蓋地板44の係合部44aに挿
通し、未露光フィルム収納室14方向へ移動させて、足部
205bの係止部205aを裏蓋地板44の係合部44aに係止す
る。
足部205bに捲着されたコイルスプリング206は裏蓋地板4
4の係合部44aより大径に形成されており、この圧着板20
5の組み付けでコイルスプリング206は圧着板205の受け
部205cと裏蓋地板44の受け部44bとの間に圧縮した状態
で介在され、これにより圧着板205が裏蓋地板44に弾性
保持される。また、圧着板205の受け部205cと、裏蓋地
板44の受け部44bとを、第10図に示すように、それぞれ
凹状に形成することで、コイルスプリング206のそれぞ
れの端部が受け部205cと、受け部44bとに保持されて、
コイルスプリング206の移動が規制されて安定する。
また、コイルスプリング206を圧着板205の受け部205cと
裏蓋地板44の受け部44bとの間に支持することで、コイ
ルスプリング206が圧着板205の足部205bの長さ内で伸縮
することになり、コイルスプリング206の配置を別個に
確保する必要がなくなり、その分圧着板205の移動方向
(光軸方向)について圧着板取付機構の厚さを薄くする
ことができる。さらに、圧着板205に受け部205cを、ま
た裏蓋地板44に受け部44bを形成してスプリング206を保
持するようにしたことで、さらに圧着板205の足部205b
を短縮することができる。
このように、圧着板205の足部205bに伸縮弾性体のコイ
ルスプリング206を捲着させると共に、圧着板205お係止
部205aとフィルム圧着部205dとの間にコイルスプリング
206を保持させ、この圧着板205を裏蓋地板44に取り付け
ることによって裏蓋地板44に設けられた係合部44aと、
係合部205aとを係合させ、コイルスプリング206を裏蓋
地板44に設けた受け部44bと、フィルム圧着部205dの受
け部205cとの間で弾性保持し、コイルスプリング206に
よって圧着板205をフィルム面に垂直な方向に押圧す
る。また、圧着板205を取り外すには、圧着板205の係止
部205aと裏蓋地板44に設けられた係合部44aとの係合を
解除すると、コイルスプリング206の付勢力で圧着板205
を裏蓋地板44から取り外すことができる。この圧着板20
5を取り外した状態では、圧着板205の足部205bにコイル
スプリング206が捲着される。
従って、圧着板205の足部205bにコイルスプリング206が
捲着されており、さらに足部205bに係止部205aが設けて
あるため、コイルスプリング206が足部205bに確実に保
持され、圧着板205を裏蓋40の裏蓋地板44に取付たり、
取り外す着脱時に、コイルスプリング206が足部205bか
ら脱落することがなく、取扱いが容易である。
また、圧着板205を裏蓋40の裏蓋地板44に取付たり、取
り外す着脱時に、コイルスプリング206が圧着板205の足
部205bに捲着されているので、コイルスプリング206は
足部205bの長手方向に伸縮するだけであるから、コイル
スプリング206が第10図の左右方向へ変形したり、曲が
ることが規制されることになる。従って、圧着板205の
どの足部205bでもコイルスプリング206の位置がほぼ一
定であり、フィルム圧着部205dへの押圧力が各足部205b
で均一になり、圧着板205の平面性が保たれる。
また、圧着板205の組み付けでコイルスプリング206が裏
蓋板44に設けた受け部44bと、フィルム圧着部205dの受
け部205cとの間に介在し、コイルスプリング206で圧着
板205が簡単に弾性保持される。そして、この圧着板205
の足部205bの部分近傍において、フィルム圧着部205dに
コイルスプリング206の付勢力が働くため、コイルスプ
リング206の付勢力によってフィルム圧着板205dが曲が
ることなく、圧着板205の平面性が保たれる。
さらに、コイルスプリング206は、裏蓋40の裏蓋地板44
に設けた受け部44bと、フィルム圧着部205dに設けた受
け部205cとの間で弾性保持されるため、コイルスプリン
グ206の第10図の左右方向へ位置ずれを防止できる。
また、圧着板205が装着されると、電池収納室45にボタ
ン電池9を収納して電池蓋207で蓋をする。この電池蓋2
07にはガイドローラ208を有するスプリング板209が電池
蓋の突起207dの位置で溶着されており、電池蓋207はそ
の一部207aを圧着板205の下部に挿入し、ビス211でスプ
リング板209を裏蓋40に、ビス212で電池蓋207を裏蓋40
に締付固定する。このとき、電池蓋207に形成されたス
トッパ207bが圧着板205の足部205bに当接して圧着板205
の抜け方向の移動を規制している。このように、圧着板
205の抜け止めをする防止部材が電池蓋207で兼用される
ため、特別な抜止部材を新たに設ける必要がなく部品点
数が軽減でき、さらに配置スペースの確保を容易であ
る。
電池収納室45の底壁には突部45aが形成され、電池蓋207
の内部にも同様な突部207cが形成されており、電池収納
室45に収納されたフレキシブル配線基板204の電源接片2
04a,204bがコイン状の電池と確実に接触するようになっ
ている。
第15図は圧着板の他の実施例を示し、この実施例では圧
着板205の足部205bの先端部の係止部205eを足部205bの
先端から両側に突出するように形成している。この係止
部205eで足部205bに装着されたコイルスプリング206を
確実に保持することができ、組付けの作業性が一層向上
する。
[発明の効果] この発明は前記のように、圧着板の足部に伸縮弾性体が
捲着されており、さらに足部に係止部が設けてあるた
め、伸縮弾性体が足部に確実に保持され、圧着板が裏蓋
を取りつけたり、取り外したりするときに、伸縮弾性体
が足部から脱落することなく、取扱いが容易である。
また、圧着板を裏蓋に取りつけたり、取り外したりする
ときに、伸縮弾性体が圧着板の足部に捲着されているの
で、伸縮弾性体は足部の長手方向に伸縮するだけである
から、伸縮弾性体が変形したり、曲がることが規制され
る。従って、圧着板のどの足部でも伸縮弾性体の位置が
ほぼ一定であり、フィルム圧着部への押圧力が各足部で
均一になり、圧着板の平面性が保たれる。
また、伸縮弾性体は、圧着板の足部の部分近傍に位置す
ることになるので、フィルム圧着板の足部近傍に伸縮弾
性体の付勢力が働き、圧着板の平面性が保たれる。
さらに、伸縮弾性体は、裏蓋に設けた受け部と、フィル
ム圧着部に設けた受け部との間で弾性保持されるため、
伸縮弾性体の位置ずれを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図はこの発明が適用されるカメラを示
し、第1図はカメラの正面図、第2図は同背面図、第3
図は平面図、第4図は第3図の左側面図、第5図は第3
図の右側面図、第6図は第1図のVI−VI断面図、第7図
はファインダの表示を示す図、第8図は裏蓋の表示を示
す図、第9図乃至第14図は圧着板取付機構を示し、第9
図は裏蓋の正面図、第10図は第9図のX−X断面図、第
11図は第9図のXI−XI断面図、第12図は第9図のXII−X
II断面図、第13図は裏蓋地板の平面図、第14図は圧着板
の断面図、第15図は圧着板の他の実施例を示す断面図で
ある。 図中符号40は裏蓋、44は裏蓋地板、44aは係合部、44bは
裏蓋地板44の受け部、205は圧着板、205aは係止部、205
bは足部、205cは圧着板205の受け部、205dはフィルム圧
着部、206はコイルスプリング、207は電池蓋である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルム圧着部、前記フィルム圧着部に一
    端で接続する足部、及び前記足部の他端部に位置する係
    止部を一体に形成した圧着板と、裏蓋に位置する、前記
    係止部と係合するための係合部と、前記足部の、前記フ
    ィルム圧着部と前記係止部との間に捲着される伸縮弾性
    体とを有し、前記係止部と前記係合部とを係合させた状
    態で、前記伸縮弾性体が、前記裏蓋に設けた受け部と前
    記フィルム圧着部に設けた受け部との間で、弾性保持さ
    れるように構成したことを特徴とするフィルム圧着機構
    を有するカメラ。
JP63321729A 1988-12-20 1988-12-20 フィルム圧着機構を有するカメラ Expired - Lifetime JPH0789196B2 (ja)

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