JPH0788766A - 研磨液供給方法及び装置 - Google Patents
研磨液供給方法及び装置Info
- Publication number
- JPH0788766A JPH0788766A JP5257647A JP25764793A JPH0788766A JP H0788766 A JPH0788766 A JP H0788766A JP 5257647 A JP5257647 A JP 5257647A JP 25764793 A JP25764793 A JP 25764793A JP H0788766 A JPH0788766 A JP H0788766A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polishing liquid
- filter drum
- filter
- tank
- abrasive grains
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】所定大きさ以上の砥粒を排除及び凝集粒を粉砕
して加工部に供給する。 【構成】フィルター機能を有し、研磨液6が供給される
フィルタードラム2と、フィルタードラム2に超音波振
動を与える超音波ホーン4と、フィルタードラム2を通
った研磨液6を収納するタンク1と、タンク1内の研磨
液6を加工部である基板10とポッシュ布11間に供給
するパイプ8とからなる。
して加工部に供給する。 【構成】フィルター機能を有し、研磨液6が供給される
フィルタードラム2と、フィルタードラム2に超音波振
動を与える超音波ホーン4と、フィルタードラム2を通
った研磨液6を収納するタンク1と、タンク1内の研磨
液6を加工部である基板10とポッシュ布11間に供給
するパイプ8とからなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加工部に研磨液を供給す
る方法及び装置に関する。
る方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、鏡面加工あるいは特定範囲の面粗
さを要求する研磨工程は、砥粒を加工液と混合したスラ
リーよりなる研磨液が用いられている。現在、例えばシ
リコンウエハーではRa5Å以下、磁気ディスク基板で
はRa10〜30Åの均一な面粗さが要求されている。
ところで、最大面粗さあるいは算術平均面粗さなどで表
示される3μm以下の均一な面粗さが要求される加工に
用いられる研磨液は、砥粒そのものの分級精度を上げる
ため、沈降法、遠心分離法などの手段によって分級され
ている。
さを要求する研磨工程は、砥粒を加工液と混合したスラ
リーよりなる研磨液が用いられている。現在、例えばシ
リコンウエハーではRa5Å以下、磁気ディスク基板で
はRa10〜30Åの均一な面粗さが要求されている。
ところで、最大面粗さあるいは算術平均面粗さなどで表
示される3μm以下の均一な面粗さが要求される加工に
用いられる研磨液は、砥粒そのものの分級精度を上げる
ため、沈降法、遠心分離法などの手段によって分級され
ている。
【0003】また砥粒そのものが小さく細かくなると、
砥粒単体表面の界面エネルギーが大きくなり、砥粒同士
が互いに引き合い凝集を起こすことが知られている。砥
粒の凝集した塊、いわゆる凝集粒は、加工面に大きなス
クラッチを発生させ、また面粗さを悪くする阻害要因と
なっている。凝集粒は、研磨液製造工程中で発生する他
に、研磨液の保管時、輸送時においても発生するため、
研磨液使用時における大きな管理項目になっている。こ
の凝集粒の発生を防止するため、砥粒単粒毎に凝集防止
表面処理、また加工液に界面活性剤を混入させて分散促
進処理を施すことが行われている。
砥粒単体表面の界面エネルギーが大きくなり、砥粒同士
が互いに引き合い凝集を起こすことが知られている。砥
粒の凝集した塊、いわゆる凝集粒は、加工面に大きなス
クラッチを発生させ、また面粗さを悪くする阻害要因と
なっている。凝集粒は、研磨液製造工程中で発生する他
に、研磨液の保管時、輸送時においても発生するため、
研磨液使用時における大きな管理項目になっている。こ
の凝集粒の発生を防止するため、砥粒単粒毎に凝集防止
表面処理、また加工液に界面活性剤を混入させて分散促
進処理を施すことが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した砥粒そのもの
の分級精度を上げる方法でも分級精度は完全ではなく、
一般に所定大きさ以上の砥粒の混入は避けられない。ま
た凝集防止のために表面処理や分散促進処理などを施し
ても、この処理前は勿論のこと、処理後の保管時、輸送
時において若干の凝集粒が発生するという問題があっ
た。
の分級精度を上げる方法でも分級精度は完全ではなく、
一般に所定大きさ以上の砥粒の混入は避けられない。ま
た凝集防止のために表面処理や分散促進処理などを施し
ても、この処理前は勿論のこと、処理後の保管時、輸送
時において若干の凝集粒が発生するという問題があっ
た。
【0005】本発明の目的は、所定大きさ以上の砥粒を
排除及び凝集粒を粉砕して加工部に供給することができ
る研磨液供給方法及び装置を提供することにある。
排除及び凝集粒を粉砕して加工部に供給することができ
る研磨液供給方法及び装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の方法は、研磨液をフィルター機能を有するフ
ィルタードラムに供給し、フィルタードラムに超音波振
動を与え、該フィルタードラムを通った研磨液を加工部
に供給することを特徴とする。
の本発明の方法は、研磨液をフィルター機能を有するフ
ィルタードラムに供給し、フィルタードラムに超音波振
動を与え、該フィルタードラムを通った研磨液を加工部
に供給することを特徴とする。
【0007】上記目的を達成するための本発明の装置
は、フィルター機能を有し、研磨液が供給されるフィル
タードラムと、このフィルタードラムに超音波振動を与
える超音波発振手段と、前記フィルタードラムを通った
研磨液を収納するタンクと、このタンク内の研磨液を加
工部に供給するパイプとからなることを特徴とする。
は、フィルター機能を有し、研磨液が供給されるフィル
タードラムと、このフィルタードラムに超音波振動を与
える超音波発振手段と、前記フィルタードラムを通った
研磨液を収納するタンクと、このタンク内の研磨液を加
工部に供給するパイプとからなることを特徴とする。
【0008】
【作用】超音波振動しているフィルタードラム内に供給
された研磨液内に含まれる凝集粒は、フィルタードラム
のフィルター穴を通る時に超音波振動しているフィルタ
ードラムによって叩かれて粉砕される。また研磨液内に
含まれる所定大きさ以上の砥粒は、フィルタードラムの
フィルター穴を通過することができなくフィルタードラ
ム内に残る。従って、所定大きさ以上の砥粒を排除及び
凝集粒が粉砕された研磨液が加工部に供給される。
された研磨液内に含まれる凝集粒は、フィルタードラム
のフィルター穴を通る時に超音波振動しているフィルタ
ードラムによって叩かれて粉砕される。また研磨液内に
含まれる所定大きさ以上の砥粒は、フィルタードラムの
フィルター穴を通過することができなくフィルタードラ
ム内に残る。従って、所定大きさ以上の砥粒を排除及び
凝集粒が粉砕された研磨液が加工部に供給される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1及び図2によ
り説明する。タンク1内には、フィルター機能を有する
フィルタードラム2が配設されており、フィルタードラ
ム2には、約0.5〜30μmのフィルター穴3が多数
形成されている。フィルタードラム2には超音波ホーン
4が接続され、超音波ホーン4は超音波発振器5で超音
波振動するようになっている。前記フィルタードラム2
の上部には、研磨液6を供給する柔軟性のパイプ7が接
続されている。前記タンク1内の下方には、パイプ8が
接続されており、パイプ8の供給口より基板10とポッ
シュ布11間に研磨液6が供給され、基板10は加工さ
れる。なお、12はポッシュ布11を基板10に圧接さ
せるゴムローラを示す。
り説明する。タンク1内には、フィルター機能を有する
フィルタードラム2が配設されており、フィルタードラ
ム2には、約0.5〜30μmのフィルター穴3が多数
形成されている。フィルタードラム2には超音波ホーン
4が接続され、超音波ホーン4は超音波発振器5で超音
波振動するようになっている。前記フィルタードラム2
の上部には、研磨液6を供給する柔軟性のパイプ7が接
続されている。前記タンク1内の下方には、パイプ8が
接続されており、パイプ8の供給口より基板10とポッ
シュ布11間に研磨液6が供給され、基板10は加工さ
れる。なお、12はポッシュ布11を基板10に圧接さ
せるゴムローラを示す。
【0010】次に作用について説明する。超音波ホーン
4により上下に超音波振動しているフィルタードラム2
内には、図示しないタンクよりパイプ7を通して研磨液
6が供給される。フィルタードラム2内に供給された研
磨液6内に含まれる凝集粒13は、フィルター穴3を通
る時に超音波振動しているフィルタードラム2によって
叩かれて粉砕され、タンク1内に排出される。また研磨
液6内に含まれる所定大きさ以上の砥粒は、フィルター
ドラム2のフィルター穴3を通過することができなくフ
ィルタードラム2内に残る。
4により上下に超音波振動しているフィルタードラム2
内には、図示しないタンクよりパイプ7を通して研磨液
6が供給される。フィルタードラム2内に供給された研
磨液6内に含まれる凝集粒13は、フィルター穴3を通
る時に超音波振動しているフィルタードラム2によって
叩かれて粉砕され、タンク1内に排出される。また研磨
液6内に含まれる所定大きさ以上の砥粒は、フィルター
ドラム2のフィルター穴3を通過することができなくフ
ィルタードラム2内に残る。
【0011】従って、所定大きさ以上の砥粒はパイプ8
に送られなく、また凝集粒13は粉砕されてパイプ8に
送られ、基板10とポッシュ布11間の加工部に供給さ
れるので、安定した加工品質を得ることができる。
に送られなく、また凝集粒13は粉砕されてパイプ8に
送られ、基板10とポッシュ布11間の加工部に供給さ
れるので、安定した加工品質を得ることができる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、所定大きさ以上の砥粒
を排除及び凝集粒を粉砕した研磨液が加工部に供給され
るので、安定した加工品質を得ることができる。
を排除及び凝集粒を粉砕した研磨液が加工部に供給され
るので、安定した加工品質を得ることができる。
【図1】本発明になる研磨液供給装置の一実施例を示す
概略構成図である。
概略構成図である。
【図2】凝集粒が粉砕さる状態を示す拡大説明図であ
る。
る。
1 タンク 2 フィルタードラム 3 フィルター穴 4 超音波ホーン 6 研磨液 8 パイプ 10 基板 11 ポッシュ布
Claims (2)
- 【請求項1】 研磨液をフィルター機能を有するフィル
タードラムに供給し、フィルタードラムに超音波振動を
与え、該フィルタードラムを通った研磨液を加工部に供
給することを特徴とする研磨液供給方法。 - 【請求項2】 フィルター機能を有し、研磨液が供給さ
れるフィルタードラムと、このフィルタードラムに超音
波振動を与える超音波発振手段と、前記フィルタードラ
ムを通った研磨液を収納するタンクと、このタンク内の
研磨液を加工部に供給するパイプとからなることを特徴
とする研磨液供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5257647A JPH0788766A (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | 研磨液供給方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5257647A JPH0788766A (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | 研磨液供給方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0788766A true JPH0788766A (ja) | 1995-04-04 |
Family
ID=17309157
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5257647A Pending JPH0788766A (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | 研磨液供給方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0788766A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005254071A (ja) * | 2004-03-09 | 2005-09-22 | Koei Moss Filter Kogyo Kk | 超音波装置 |
JP2010131555A (ja) * | 2008-12-05 | 2010-06-17 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 洗浄ストレーナ |
CN112223078A (zh) * | 2020-12-10 | 2021-01-15 | 湖南高福星智能科技有限公司 | 一种抛光液智能供给型抛光机床 |
-
1993
- 1993-09-21 JP JP5257647A patent/JPH0788766A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005254071A (ja) * | 2004-03-09 | 2005-09-22 | Koei Moss Filter Kogyo Kk | 超音波装置 |
JP2010131555A (ja) * | 2008-12-05 | 2010-06-17 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 洗浄ストレーナ |
CN112223078A (zh) * | 2020-12-10 | 2021-01-15 | 湖南高福星智能科技有限公司 | 一种抛光液智能供给型抛光机床 |
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