JPH0780891A - 樹脂製ホイールキャップの製造方法 - Google Patents
樹脂製ホイールキャップの製造方法Info
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- JPH0780891A JPH0780891A JP25493893A JP25493893A JPH0780891A JP H0780891 A JPH0780891 A JP H0780891A JP 25493893 A JP25493893 A JP 25493893A JP 25493893 A JP25493893 A JP 25493893A JP H0780891 A JPH0780891 A JP H0780891A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C45/14827—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles using a transfer foil detachable from the insert
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、ホイールキャップにインモールド
転写加工を応用するに際し、転写加工時に、金型のキャ
ビティー4と転写箔2の間に、基体シート3aに微少凹
凸3bが印刷されたフィルム3を挟んでインモールド成
形することにより、キャビティー4製作時の時間短縮と
コストダウンを図ると共に、一つのキャビティーで多種
多様の意匠の表現ができるようにすることを目的とす
る。 【目的】 本発明の樹脂製ホイールキャップの製造方法
は、樹脂材料により成形されるホイールキャップ1をイ
ンモールド成形するにあたり、金型のキャビティー4と
コア4’の間に、絵柄を転写絵付けするための転写箔2
と基体シート3aの上面に微少凹凸3bが印刷されたフ
イルム3を挟み込み、前記フィルム3の微少凹凸3bに
より転写箔2に凹凸を形成しながらインモールド成形す
ることを特徴とするものである。
転写加工を応用するに際し、転写加工時に、金型のキャ
ビティー4と転写箔2の間に、基体シート3aに微少凹
凸3bが印刷されたフィルム3を挟んでインモールド成
形することにより、キャビティー4製作時の時間短縮と
コストダウンを図ると共に、一つのキャビティーで多種
多様の意匠の表現ができるようにすることを目的とす
る。 【目的】 本発明の樹脂製ホイールキャップの製造方法
は、樹脂材料により成形されるホイールキャップ1をイ
ンモールド成形するにあたり、金型のキャビティー4と
コア4’の間に、絵柄を転写絵付けするための転写箔2
と基体シート3aの上面に微少凹凸3bが印刷されたフ
イルム3を挟み込み、前記フィルム3の微少凹凸3bに
より転写箔2に凹凸を形成しながらインモールド成形す
ることを特徴とするものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂成形と同時に、絵
柄や微少凹凸をインモールド転写加工する樹脂製ホイー
ルキャップの製造方法に関するものである。
柄や微少凹凸をインモールド転写加工する樹脂製ホイー
ルキャップの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本件出願人は、先にホイールキャップの
表面または、裏面に転写箔をインモールド転写加工によ
り一体成形したホイールキャップを出願(特開平4−7
1943号)している。
表面または、裏面に転写箔をインモールド転写加工によ
り一体成形したホイールキャップを出願(特開平4−7
1943号)している。
【0003】以下、従来のホイールキャップの製造方法
について詳細に説明する。図3〜4は、射出成形機と転
写箔の送り装置とを有するインモールド成形装置(図示
せず)によって、射出成形と同時に樹脂製ホイールキャ
ップの表面に絵付けを行う従来品の工法の縦断側面図で
あり、図3は成形前の状態を示し、図4は成形後の状態
を示している。そして、ホイールキャップ1はポリプロ
ピレン、ABS、ポリカーボネイト、変性PPO等の樹
脂材料により成形される樹脂層1aと、該樹脂層1aの
表面にインモールド転写加工により一体化された転写箔
2からなっている。
について詳細に説明する。図3〜4は、射出成形機と転
写箔の送り装置とを有するインモールド成形装置(図示
せず)によって、射出成形と同時に樹脂製ホイールキャ
ップの表面に絵付けを行う従来品の工法の縦断側面図で
あり、図3は成形前の状態を示し、図4は成形後の状態
を示している。そして、ホイールキャップ1はポリプロ
ピレン、ABS、ポリカーボネイト、変性PPO等の樹
脂材料により成形される樹脂層1aと、該樹脂層1aの
表面にインモールド転写加工により一体化された転写箔
2からなっている。
【0004】また、前記転写箔2は、インモールド転写
加工時に、転写箔を連続して送り込むためのベースフイ
ルム2aとベースフィルム2aからの離型性に優れた樹
脂材からなる剥離層2bと、アルミ蒸着面を母材とする
光輝膜や印刷によって絵柄が施された着色層2cと、前
記樹脂層1aに溶着される接着層2dとからなってい
る。なお、従来の工法においては、ホイールキャップ1
の表面に深さが0.01〜0.3mmの微少な凹凸感の
ある意匠を施すために、金型ベース5に組み込まれたキ
ャビティー4の内面にシボ、スピン加工等の凹凸面4a
を施し、このキャビティー4の凹凸面4aに転写箔2を
介してコア4’かから樹脂を圧入し、樹脂層1aを成形
することによりホイールキャップ1の全面に凹凸感のあ
る意匠を表現している。
加工時に、転写箔を連続して送り込むためのベースフイ
ルム2aとベースフィルム2aからの離型性に優れた樹
脂材からなる剥離層2bと、アルミ蒸着面を母材とする
光輝膜や印刷によって絵柄が施された着色層2cと、前
記樹脂層1aに溶着される接着層2dとからなってい
る。なお、従来の工法においては、ホイールキャップ1
の表面に深さが0.01〜0.3mmの微少な凹凸感の
ある意匠を施すために、金型ベース5に組み込まれたキ
ャビティー4の内面にシボ、スピン加工等の凹凸面4a
を施し、このキャビティー4の凹凸面4aに転写箔2を
介してコア4’かから樹脂を圧入し、樹脂層1aを成形
することによりホイールキャップ1の全面に凹凸感のあ
る意匠を表現している。
【0005】
【発明が解決しょうとする課題】前述のように、キャビ
ティー4の内面に凹凸面4aを施す場合には、深さが
0.5〜1.0mmと深い場合は、鋼材型でも加工上何
ら問題ないが、前述の如く深さが0.01〜0.3mm
と微少な場合は、凹凸の加工ムラが発生するため、やむ
を得ず電鋳加工に頼らざるを得ない。この場合、マスタ
ーモデルとしては、比較的硬度の低い材料を使用しない
と凹凸の加工ムラが発生するため、例えば、硬度の低い
黄銅を切削して深さ0.01〜0.3mmの微少な凹凸
面を加工し、それをニッケルの電鋳加工により反転を取
ることによってキャビティー4を製作し、このキャビテ
ィー4を金型ベース5に組み込むことにより行われてい
た。しかし、金型加工に際して電鋳加工を使用するに
は、鋼材型(HRC50)に比べてニッケルの電鋳の硬
度(HRC20〜30)が低い為、傷つき易く、大量生
産による凹凸面4aのへたり等の危険性が常につきまと
う。また、傷がついた場合やへたった場合には、電鋳と
いう特殊な加工を用いているため修正不可能であり、再
製作するのに約40日と時間がかかるため量産には向か
ない。又、キャビティー4内面に深さが0.01〜0.
3mmという深さのシボ、スピン加工等の微少な凹凸面
4aを一旦施すと、意匠の変更ができないため、改めて
金型のキャビティー4を作り直す必要があり、時間とコ
ストが非常に多くかかってしまうという問題があった。
ティー4の内面に凹凸面4aを施す場合には、深さが
0.5〜1.0mmと深い場合は、鋼材型でも加工上何
ら問題ないが、前述の如く深さが0.01〜0.3mm
と微少な場合は、凹凸の加工ムラが発生するため、やむ
を得ず電鋳加工に頼らざるを得ない。この場合、マスタ
ーモデルとしては、比較的硬度の低い材料を使用しない
と凹凸の加工ムラが発生するため、例えば、硬度の低い
黄銅を切削して深さ0.01〜0.3mmの微少な凹凸
面を加工し、それをニッケルの電鋳加工により反転を取
ることによってキャビティー4を製作し、このキャビテ
ィー4を金型ベース5に組み込むことにより行われてい
た。しかし、金型加工に際して電鋳加工を使用するに
は、鋼材型(HRC50)に比べてニッケルの電鋳の硬
度(HRC20〜30)が低い為、傷つき易く、大量生
産による凹凸面4aのへたり等の危険性が常につきまと
う。また、傷がついた場合やへたった場合には、電鋳と
いう特殊な加工を用いているため修正不可能であり、再
製作するのに約40日と時間がかかるため量産には向か
ない。又、キャビティー4内面に深さが0.01〜0.
3mmという深さのシボ、スピン加工等の微少な凹凸面
4aを一旦施すと、意匠の変更ができないため、改めて
金型のキャビティー4を作り直す必要があり、時間とコ
ストが非常に多くかかってしまうという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の問題点
を解決するために、ホイールキャップ1にインモールド
転写加工を応用するに際し、キャビティー4の内面にシ
ボ、スピン加工等の微少な凹凸面4aの加工を施すこと
なく、金型のキャビティー4と転写箔2の間に、基体シ
ート3aに熱硬化性樹脂にて微少凹凸3bが印刷された
別体のフィルム3を挟んでインモールド成形することを
特徴とするホイールキャップの製造方法を提供するもの
である。すなわち、本発明の樹脂製ホイールキャップ
は、樹脂材料により成形されるホイールキャップ1をイ
ンモールド成形するにあたり、金型のキャビティー4と
コア4’の間に、絵柄を転写絵付けするための転写箔2
と、樹脂製の基体シート3aの上面に厚さ10〜60μ
mの熱硬化性樹脂により微少凹凸3bが印刷された別体
のフイルム3を挟み込み、コア4’から樹脂層1aを圧
入すると同時に、前記フィルム3の微少凹凸3bにより
転写箔2に凹凸を形成しながらホイールキャップ1の表
面に転写箔2をインモールド成形することを特徴とする
ものである。
を解決するために、ホイールキャップ1にインモールド
転写加工を応用するに際し、キャビティー4の内面にシ
ボ、スピン加工等の微少な凹凸面4aの加工を施すこと
なく、金型のキャビティー4と転写箔2の間に、基体シ
ート3aに熱硬化性樹脂にて微少凹凸3bが印刷された
別体のフィルム3を挟んでインモールド成形することを
特徴とするホイールキャップの製造方法を提供するもの
である。すなわち、本発明の樹脂製ホイールキャップ
は、樹脂材料により成形されるホイールキャップ1をイ
ンモールド成形するにあたり、金型のキャビティー4と
コア4’の間に、絵柄を転写絵付けするための転写箔2
と、樹脂製の基体シート3aの上面に厚さ10〜60μ
mの熱硬化性樹脂により微少凹凸3bが印刷された別体
のフイルム3を挟み込み、コア4’から樹脂層1aを圧
入すると同時に、前記フィルム3の微少凹凸3bにより
転写箔2に凹凸を形成しながらホイールキャップ1の表
面に転写箔2をインモールド成形することを特徴とする
ものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例であるホイールキャッ
プの製造方法について、図1、図2に基づき詳細に説明
する。図1は、本発明一実施例の成形前の状態を示す縦
断側面図である。キャビティー4は、金型ベース5に埋
め込まれており、その内面は平坦に加工されている。
(なお、図においては作図を簡略化するため直線上に描
いている)フイルム3は、従来のキャビティー4の内面
に形成されたシボ、スピン加工等の微少な凹凸面4aを
代用させるためのものであり、該フイルム3は、厚さ5
0μmのポリエチレンテレフタレート製の基体シート3
aの上面に厚さ10〜60μmの熱硬化性樹脂を印刷
し、これを加熱炉で熱硬化させることによって微少凹凸
3bを形成させたものである。転写箔2は、従来品と同
様にベースフイルム2aと剥離層2bと着色層2cと接
着層2dとで構成されている。コア4’は、全面中央に
爪1bとホイールキャップ1を形成する形状の凹部1
b’を備えており、後面中央には樹脂注入孔1cが設け
られている。ホイールキャップ1を形成する樹脂として
は、ポリプロピレン、ABS、ポリカーボネイト、変性
PPO等の成形樹脂材料が利用できる。
プの製造方法について、図1、図2に基づき詳細に説明
する。図1は、本発明一実施例の成形前の状態を示す縦
断側面図である。キャビティー4は、金型ベース5に埋
め込まれており、その内面は平坦に加工されている。
(なお、図においては作図を簡略化するため直線上に描
いている)フイルム3は、従来のキャビティー4の内面
に形成されたシボ、スピン加工等の微少な凹凸面4aを
代用させるためのものであり、該フイルム3は、厚さ5
0μmのポリエチレンテレフタレート製の基体シート3
aの上面に厚さ10〜60μmの熱硬化性樹脂を印刷
し、これを加熱炉で熱硬化させることによって微少凹凸
3bを形成させたものである。転写箔2は、従来品と同
様にベースフイルム2aと剥離層2bと着色層2cと接
着層2dとで構成されている。コア4’は、全面中央に
爪1bとホイールキャップ1を形成する形状の凹部1
b’を備えており、後面中央には樹脂注入孔1cが設け
られている。ホイールキャップ1を形成する樹脂として
は、ポリプロピレン、ABS、ポリカーボネイト、変性
PPO等の成形樹脂材料が利用できる。
【0008】次に、本発明におけるインモールド成形の
方法について説明する。本発明の前記フイルム3は、図
1のように微少凹凸3bの面を転写箔2のベースフィル
ム2a側に向けており、該転写箔2の接着層2d側には
コア4’の凹部1b’の面が位置するようにそれぞれが
圧接状態でセットされる。この状態でコア4’の樹脂注
入孔1cから樹脂が注入されると、注入時の射出圧力に
よって前記転写箔2とフィルム3がキャピティー4の内
面に押し付けられ、ホイールキャップ1の表面に凹凸模
様が転写される。成形後、コア4’を戻し、図2のよう
に各部材を分離することにより裏面に爪1bを備え、表
面に凹凸面4aをインモールドにより一体的に有するホ
イールキャップ1が得られる。なお、ベースフィルム3
は、インモールド成形時の損傷を防ぐために、転写箔と
は別の送り装置(図示せず)によって適宜送られるよう
になっている。なお、微少凹凸模様が印刷されたフィル
ム3と転写箔のベースフィルム2aは、成形品側(ホイ
ールキャツプの表面)に残らない。
方法について説明する。本発明の前記フイルム3は、図
1のように微少凹凸3bの面を転写箔2のベースフィル
ム2a側に向けており、該転写箔2の接着層2d側には
コア4’の凹部1b’の面が位置するようにそれぞれが
圧接状態でセットされる。この状態でコア4’の樹脂注
入孔1cから樹脂が注入されると、注入時の射出圧力に
よって前記転写箔2とフィルム3がキャピティー4の内
面に押し付けられ、ホイールキャップ1の表面に凹凸模
様が転写される。成形後、コア4’を戻し、図2のよう
に各部材を分離することにより裏面に爪1bを備え、表
面に凹凸面4aをインモールドにより一体的に有するホ
イールキャップ1が得られる。なお、ベースフィルム3
は、インモールド成形時の損傷を防ぐために、転写箔と
は別の送り装置(図示せず)によって適宜送られるよう
になっている。なお、微少凹凸模様が印刷されたフィル
ム3と転写箔のベースフィルム2aは、成形品側(ホイ
ールキャツプの表面)に残らない。
【0009】
【作用】本発明は上記の如く構成されているため、 (1) 本発明は、微少凹凸3bが熱硬化性樹脂により印刷
されたフィルム3をキャビティー4と転写箔2との間に
挟んで成形するものであるから、金型のキャビティー4
の内面は平坦でよく、硬度の大きい材質を使用できるた
め、へたりや傷つきが防止できるので大量生産に耐えて
いる。 (2) また、金型のキャビティー4が内面に複雑な意匠を
加工する必要がないので、キャビティー4が傷ついて使
用不能になった場合でも、電鋳加工を必要としないから
再製作が極めて容易である。 (3) 従来の工法では、一つのキャビティー4で、一種類
の意匠しか表現できなかったものが、本発明において
は、フイルム3の微少凹凸3bの意匠のパターンを変え
ることにより、一つのキャビティー4で多種多様の意匠
を表現することができる。
されたフィルム3をキャビティー4と転写箔2との間に
挟んで成形するものであるから、金型のキャビティー4
の内面は平坦でよく、硬度の大きい材質を使用できるた
め、へたりや傷つきが防止できるので大量生産に耐えて
いる。 (2) また、金型のキャビティー4が内面に複雑な意匠を
加工する必要がないので、キャビティー4が傷ついて使
用不能になった場合でも、電鋳加工を必要としないから
再製作が極めて容易である。 (3) 従来の工法では、一つのキャビティー4で、一種類
の意匠しか表現できなかったものが、本発明において
は、フイルム3の微少凹凸3bの意匠のパターンを変え
ることにより、一つのキャビティー4で多種多様の意匠
を表現することができる。
【0010】
【発明の効果】以上の説明により理解されるように、ホ
イールキャップをインモールド成形するにあたり、被加
工物表面への微少凹凸の模様付けは、別体の表面に微少
凹凸3bが印刷されたフィルム3を介して行うため、キ
ャビティー4の耐久性が向上するので量産性が向上し、
また、キャビティー4製作時の時間短縮とコストダウン
ができ、更にフィルム3の意匠を各種変えることにより
一つのキャビティーで多種多様の意匠の表現が可能にな
り、その実用的効果は極めて大なるものである。
イールキャップをインモールド成形するにあたり、被加
工物表面への微少凹凸の模様付けは、別体の表面に微少
凹凸3bが印刷されたフィルム3を介して行うため、キ
ャビティー4の耐久性が向上するので量産性が向上し、
また、キャビティー4製作時の時間短縮とコストダウン
ができ、更にフィルム3の意匠を各種変えることにより
一つのキャビティーで多種多様の意匠の表現が可能にな
り、その実用的効果は極めて大なるものである。
【図1】 本発明の工法による成形前の状態の縦断側面
図。
図。
【図2】 本発明の工法による成形後の分離状態の縦断
側面図。
側面図。
【図3】 従来の工法による成形前の状態の縦断側面
図。
図。
【図4】 従来の工法による成形後の分離状態の縦断側
面図。
面図。
1 ホイールキャップのセンターエンブレム。 1a
樹脂層。 1b 爪。1b’ 凹部。 1c 樹脂注入
孔。 2 転写箔。 2a ベースフイルム。2b 剥
離層。 2c 柄層。 2d 接着層。 3 微少凹凸
の印刷されたフィルム。 3a 基体シート。
3b 微少凹凸。 4 キャビティー。4’コア。
4a 微少凹凸。 5 金型のベース。
樹脂層。 1b 爪。1b’ 凹部。 1c 樹脂注入
孔。 2 転写箔。 2a ベースフイルム。2b 剥
離層。 2c 柄層。 2d 接着層。 3 微少凹凸
の印刷されたフィルム。 3a 基体シート。
3b 微少凹凸。 4 キャビティー。4’コア。
4a 微少凹凸。 5 金型のベース。
Claims (1)
- 【請求項1】 樹脂材料により成形されるホイールキャ
ップ1をインモールド成形するにあたり、金型のキャビ
ティー4とコア4’の間に、絵柄を転写絵付けするため
の転写箔2と、樹脂製の基体シート3aの上面に厚さ1
0〜60μmの熱硬化性樹脂により微少凹凸3bが印刷
された別体のフイルム3を挟み込み、コア4’から樹脂
層1aを圧入すると同時に、前記フィルム3の微少凹凸
3bにより転写箔2に凹凸を形成しながらホイールキャ
ップ1の表面に転写箔2をインモールド成形することを
特徴とする樹脂製ホイールキャップの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25493893A JPH0780891A (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | 樹脂製ホイールキャップの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25493893A JPH0780891A (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | 樹脂製ホイールキャップの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0780891A true JPH0780891A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=17271946
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25493893A Pending JPH0780891A (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | 樹脂製ホイールキャップの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0780891A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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