JPH077873B2 - シ−ルドケ−ス - Google Patents
シ−ルドケ−スInfo
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- JPH077873B2 JPH077873B2 JP11815885A JP11815885A JPH077873B2 JP H077873 B2 JPH077873 B2 JP H077873B2 JP 11815885 A JP11815885 A JP 11815885A JP 11815885 A JP11815885 A JP 11815885A JP H077873 B2 JPH077873 B2 JP H077873B2
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- contact
- tongue
- shield case
- shield
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、シールドケースに係り、特に高周波回路での
使用に適し、取付けに必要な面積を最小にすることが可
能なシールドケースに関する。
使用に適し、取付けに必要な面積を最小にすることが可
能なシールドケースに関する。
一般に、回路間の干渉を排除するためにプリント板へシ
ールドケースを取り付ける場合、製造や保守の都合上ね
じで取り付けることが大部分である。この時シールドケ
ースの縁部と対向面(例えばプリント板パターン)と
は、電気的に接続されていることを要する。しかし、現
実には該縁部及び対向面は完全な平面ではありえないう
え、締付圧にも制限があるので、実際上の接触点は全接
触面に渡ってわずか数点程度に過ぎない。このため、特
に高周波域の回路に使用した場合、十分な遮蔽効果が得
られないという欠点があった。
ールドケースを取り付ける場合、製造や保守の都合上ね
じで取り付けることが大部分である。この時シールドケ
ースの縁部と対向面(例えばプリント板パターン)と
は、電気的に接続されていることを要する。しかし、現
実には該縁部及び対向面は完全な平面ではありえないう
え、締付圧にも制限があるので、実際上の接触点は全接
触面に渡ってわずか数点程度に過ぎない。このため、特
に高周波域の回路に使用した場合、十分な遮蔽効果が得
られないという欠点があった。
そこで、従来遮蔽板と基板との導通を確保するために採
用していた方法を第9図ないし第12図に基いて説明す
る。第9図に示すシールドケース101は多数のねじ102に
よってプリント板103に締め付けられるようになってい
る。第10図に示すシールドケース104は、導電性ゴムや
金網等からなる導電性ガスケット105をプリント板106と
の間に挾み、ねじ107によって締め付けるようになって
いる。第11図に示すシールドケース108は、溝108bが設
けられており、該溝に導電性ガスケット109が嵌め込ま
れ、該ガスケットがプリント板110に接触し、ねじ111に
よってそれらが締め付けられるようになっている。第12
図に示すシールドケース112は、プリント板113にリベッ
ト115等で取り付けられた櫛歯状のうすいばね板114の上
に、ねじ116で締め付けられている。
用していた方法を第9図ないし第12図に基いて説明す
る。第9図に示すシールドケース101は多数のねじ102に
よってプリント板103に締め付けられるようになってい
る。第10図に示すシールドケース104は、導電性ゴムや
金網等からなる導電性ガスケット105をプリント板106と
の間に挾み、ねじ107によって締め付けるようになって
いる。第11図に示すシールドケース108は、溝108bが設
けられており、該溝に導電性ガスケット109が嵌め込ま
れ、該ガスケットがプリント板110に接触し、ねじ111に
よってそれらが締め付けられるようになっている。第12
図に示すシールドケース112は、プリント板113にリベッ
ト115等で取り付けられた櫛歯状のうすいばね板114の上
に、ねじ116で締め付けられている。
上記従来例では、第1に接触面101a,104a,108aの幅W1,W
2,W3が広く、かつ該接触面に対向するプリントパターン
(図示せず)の幅が広く必要であり、またシールドケー
ス112の場合はばね板114の幅W4が非常に広くなってい
た。そのためシールドに大きなスペースを必要とし、特
に小さなシールドケースを多数プリント基板上に並べて
配置する場合には回路部分に利用するプリントパターン
の面積は大きな制約を受け、集積度の向上や機器の小型
化が極めて困難であるという欠点があった。第2に、シ
ールドケース101,104,108,112は肉厚の大きな金属板で
あるため加工コストがかかり、更に導電性ガスケット10
5,109の挿入やばね板114の取り付けのため組立工程にお
ける工数が増加するので、製造コストが高くなるという
欠点があった。また同時に、保守サービスにおいては、
分解組立作業が行い難いという欠点があった。第3に、
シールドケース101,104,108,112は重量で大であるので
耐震性が低く、また特にシールドケース104及び108は導
電性ガスケット105,109が経年変化を伴うため接触圧が
変化して導電が十分でなくなるということから、信頼性
が低いという欠点があった。
2,W3が広く、かつ該接触面に対向するプリントパターン
(図示せず)の幅が広く必要であり、またシールドケー
ス112の場合はばね板114の幅W4が非常に広くなってい
た。そのためシールドに大きなスペースを必要とし、特
に小さなシールドケースを多数プリント基板上に並べて
配置する場合には回路部分に利用するプリントパターン
の面積は大きな制約を受け、集積度の向上や機器の小型
化が極めて困難であるという欠点があった。第2に、シ
ールドケース101,104,108,112は肉厚の大きな金属板で
あるため加工コストがかかり、更に導電性ガスケット10
5,109の挿入やばね板114の取り付けのため組立工程にお
ける工数が増加するので、製造コストが高くなるという
欠点があった。また同時に、保守サービスにおいては、
分解組立作業が行い難いという欠点があった。第3に、
シールドケース101,104,108,112は重量で大であるので
耐震性が低く、また特にシールドケース104及び108は導
電性ガスケット105,109が経年変化を伴うため接触圧が
変化して導電が十分でなくなるということから、信頼性
が低いという欠点があった。
本発明は、上記した従来技術の欠点を除くためになされ
たものであって、その目的とするところは、遮蔽板と基
板との間に数ミリメートル程度の金属片を多数配列する
ことにより、確実な多点接触を行い、高周波域において
も十分な遮蔽効果の得られるシールドケースを提供する
ことである。また他の目的は、十分な遮蔽効果を奏しか
つ必要な機械強度の得られる程度の非常に肉厚の薄い金
属板を遮蔽板に使用して筐体を形成し、該金属板の厚み
程度(例えば1ミリメートル以下)の接触幅で多点接触
が行われるようにすることによって、シールドケースを
設置するスペースを省き、シールドケースと接続するた
めのプリントパターンの幅を狭くすることを可能にし、
1プリント板あたりの集積度を上げられるようにするこ
とである。また他の目的は、遮蔽板に肉厚の薄い金属板
を使用することにより、加工コストの低廉化を図り、同
時にシールドケースを軽量化することによって耐震性の
向上を図ることである。また他の目的は、遮蔽板と基板
との接触に接触片を用いることにより、ねじ等の締付具
が最少ですむようにし、組立工程及び保守作業を簡易化
することである。また他の目的は、接触片に金属材を用
いることにより、導電性ゴムガスケットを用いた場合の
ような経年的接触圧の変化を防止し、信頼性の向上を図
ることである。また他の目的は、接触片を用いて遮蔽板
の縁部と基板とを直接接続することにより、遮蔽板及び
基板間の導通経路を短くすることであり、更に、接触片
を遮蔽板の縁部以外の部位に対して電気的に接続する必
要を省き、組立作業上最も容易な取り付け方法によるこ
とができるようにすることである。
たものであって、その目的とするところは、遮蔽板と基
板との間に数ミリメートル程度の金属片を多数配列する
ことにより、確実な多点接触を行い、高周波域において
も十分な遮蔽効果の得られるシールドケースを提供する
ことである。また他の目的は、十分な遮蔽効果を奏しか
つ必要な機械強度の得られる程度の非常に肉厚の薄い金
属板を遮蔽板に使用して筐体を形成し、該金属板の厚み
程度(例えば1ミリメートル以下)の接触幅で多点接触
が行われるようにすることによって、シールドケースを
設置するスペースを省き、シールドケースと接続するた
めのプリントパターンの幅を狭くすることを可能にし、
1プリント板あたりの集積度を上げられるようにするこ
とである。また他の目的は、遮蔽板に肉厚の薄い金属板
を使用することにより、加工コストの低廉化を図り、同
時にシールドケースを軽量化することによって耐震性の
向上を図ることである。また他の目的は、遮蔽板と基板
との接触に接触片を用いることにより、ねじ等の締付具
が最少ですむようにし、組立工程及び保守作業を簡易化
することである。また他の目的は、接触片に金属材を用
いることにより、導電性ゴムガスケットを用いた場合の
ような経年的接触圧の変化を防止し、信頼性の向上を図
ることである。また他の目的は、接触片を用いて遮蔽板
の縁部と基板とを直接接続することにより、遮蔽板及び
基板間の導通経路を短くすることであり、更に、接触片
を遮蔽板の縁部以外の部位に対して電気的に接続する必
要を省き、組立作業上最も容易な取り付け方法によるこ
とができるようにすることである。
要するに本発明は、基板に装着される遮蔽板と、帯状部
および該帯状部から一体的に延設形成された複数の舌状
片からなり遮蔽板を基板に電気的に接続するための金属
弾性材製の接触部材とを具備するシールドケースであっ
て、以下の特徴を有するものである。
および該帯状部から一体的に延設形成された複数の舌状
片からなり遮蔽板を基板に電気的に接続するための金属
弾性材製の接触部材とを具備するシールドケースであっ
て、以下の特徴を有するものである。
接触部材は、遮蔽板側面の縁部近傍に取り付けられた
帯状部が、シールドケース装着時、複数の舌状片が遮蔽
板の縁部端面と対向接地面との間に挟まるように支持す
べく形成されている。
帯状部が、シールドケース装着時、複数の舌状片が遮蔽
板の縁部端面と対向接地面との間に挟まるように支持す
べく形成されている。
舌状片は、長さ方向に沿って捩じる等の手段により、
縁部端面の長手方向に対し非平行かつ非垂直な面が少な
くとも一部に形成され、シールドケース装着時、舌状片
が、縁部端面及び対向接地面の両面に対し角度をもって
接触するようになっている。
縁部端面の長手方向に対し非平行かつ非垂直な面が少な
くとも一部に形成され、シールドケース装着時、舌状片
が、縁部端面及び対向接地面の両面に対し角度をもって
接触するようになっている。
ねじによる締め付け等の手段によって縁部端面を対向
接地面に押圧するようにシールドケースを基板に装着し
たとき、接触部材の弾性力による接触圧によって各舌状
片を介する縁部端面と対向接地面との間の導通が形成さ
れ、これにより、舌状片の寸法程度の導通経路による多
点接地が得られるようになっている。
接地面に押圧するようにシールドケースを基板に装着し
たとき、接触部材の弾性力による接触圧によって各舌状
片を介する縁部端面と対向接地面との間の導通が形成さ
れ、これにより、舌状片の寸法程度の導通経路による多
点接地が得られるようになっている。
以下、本発明を図面に示す実施例に基いて説明する。第
1図に示すように、本発明に係るシールドケース1は、
遮蔽板2と、接触片3とを備えている、遮蔽板2は、筐
体状に形成されており、リベット4によって接触片3が
固着されている。
1図に示すように、本発明に係るシールドケース1は、
遮蔽板2と、接触片3とを備えている、遮蔽板2は、筐
体状に形成されており、リベット4によって接触片3が
固着されている。
第2図に示すように、接触片3は、L字状に形成された
帯状部5と舌状片6とからなる。帯状部5は、弾性を有
する薄い帯状の金属からなり、舌状片6は該帯状部の片
側5aから一体的に延設形成されたものであって、複数並
置されている。帯状部5と舌状片6とがなす角θは近直
角となっており、各舌状片6は矢印Aの方向に捩って成
形されている。
帯状部5と舌状片6とからなる。帯状部5は、弾性を有
する薄い帯状の金属からなり、舌状片6は該帯状部の片
側5aから一体的に延設形成されたものであって、複数並
置されている。帯状部5と舌状片6とがなす角θは近直
角となっており、各舌状片6は矢印Aの方向に捩って成
形されている。
次に、第3図及び第4図は、シールドケース1を基板の
一例たるプリント板8に装着した状態を示すものであ
る。プリント板8にはプリントパターン9が貼着されて
おり、シールドケース1がねじ10及びナット11でプリン
ト板8に締め付けられ、舌状片6がプリントパターン9
に押着されている。この状態において、舌状片6の表面
6sはプリント板8に対して非平行かつ非垂直となってお
り、一定の角度で遮蔽板2の縁部2aとプリントパターン
9とに接触するようになっている。即ち、舌状片6の接
点6aがプリントパターン9に接触し、接点6bが縁部2aに
接触するようになっている。
一例たるプリント板8に装着した状態を示すものであ
る。プリント板8にはプリントパターン9が貼着されて
おり、シールドケース1がねじ10及びナット11でプリン
ト板8に締め付けられ、舌状片6がプリントパターン9
に押着されている。この状態において、舌状片6の表面
6sはプリント板8に対して非平行かつ非垂直となってお
り、一定の角度で遮蔽板2の縁部2aとプリントパターン
9とに接触するようになっている。即ち、舌状片6の接
点6aがプリントパターン9に接触し、接点6bが縁部2aに
接触するようになっている。
次に、第5図ないし第8図は、接触片3の他の実施例を
示すものである。接触片13は、舌状片14を備え、該舌状
片の角部14aは基板(図示せず)に、角部14bは遮蔽板の
縁部(図示せず)に、各々一定の角度で接触するように
なっている。接触片15は、湾曲した舌状片16を備えてお
り、該舌状片の頂部16aが基板(図示せず)に接触し、
端部16bが遮蔽板の縁部(図示せず)に接触するように
なっている。なお、頂部16aの基板に対する接触角度
は、接触点を微視的に見れば零度であるが、接触点の前
後を巨視的に見ると一定角度を有するので、頂部16aの
対向接地面に対する接触は、特許請求の範囲に言う「角
度をもって接触」する場合に含まれる。同様に、接触片
17の備えた舌状片18の端部18aと端部18bとは、夫々基板
(図示せず)と遮蔽板の縁部(図示せず)とに接触する
ようになっている。
示すものである。接触片13は、舌状片14を備え、該舌状
片の角部14aは基板(図示せず)に、角部14bは遮蔽板の
縁部(図示せず)に、各々一定の角度で接触するように
なっている。接触片15は、湾曲した舌状片16を備えてお
り、該舌状片の頂部16aが基板(図示せず)に接触し、
端部16bが遮蔽板の縁部(図示せず)に接触するように
なっている。なお、頂部16aの基板に対する接触角度
は、接触点を微視的に見れば零度であるが、接触点の前
後を巨視的に見ると一定角度を有するので、頂部16aの
対向接地面に対する接触は、特許請求の範囲に言う「角
度をもって接触」する場合に含まれる。同様に、接触片
17の備えた舌状片18の端部18aと端部18bとは、夫々基板
(図示せず)と遮蔽板の縁部(図示せず)とに接触する
ようになっている。
第8図に示す接触片19は、断面がコの字形の支持部材20
と、舌状片21とを備えている。支持部材20は、遮蔽板22
に対し矢印Cの如く嵌め込まれ、舌状片21が縁部22aと
基板(図示せず)に接触するようになっている。
と、舌状片21とを備えている。支持部材20は、遮蔽板22
に対し矢印Cの如く嵌め込まれ、舌状片21が縁部22aと
基板(図示せず)に接触するようになっている。
本発明は上記のように構成されており、以下その作用に
ついて説明する。第3図及び第4図を参照して、シール
ドケース1をプリント板8へ装着する場合には、矢印B
の方向に締め付けの力が加わる。舌状片6は、遮蔽板2
の縁部2a及びプリント板8と一定の角度をなす様に成形
されているので、矢印Bの締付力に対して変形し、弾性
による反発力を生じる。該反発力により各舌状片6の接
点6aがプリントパターン9に接触し、接点6bが縁部2aに
接触する。したがって、縁部2aからプリントパターン9
への導通経路の長さは接点6aと接点6bとの距離と等しい
ので、最大でも舌状片6の幅W6を越えることはなく(数
ミリメートル程度)、該幅W6の値を小さくすることによ
り、導通経路を極めて短くすることが可能である。
ついて説明する。第3図及び第4図を参照して、シール
ドケース1をプリント板8へ装着する場合には、矢印B
の方向に締め付けの力が加わる。舌状片6は、遮蔽板2
の縁部2a及びプリント板8と一定の角度をなす様に成形
されているので、矢印Bの締付力に対して変形し、弾性
による反発力を生じる。該反発力により各舌状片6の接
点6aがプリントパターン9に接触し、接点6bが縁部2aに
接触する。したがって、縁部2aからプリントパターン9
への導通経路の長さは接点6aと接点6bとの距離と等しい
ので、最大でも舌状片6の幅W6を越えることはなく(数
ミリメートル程度)、該幅W6の値を小さくすることによ
り、導通経路を極めて短くすることが可能である。
このようにして、シールドケース1とプリントパターン
9との間に、舌状片6の幅W6毎の短い間隔で、縁部2aの
全周に渡って確実な多点接触が得られ、高周波域におけ
る遮蔽に必要な接地が行われる。
9との間に、舌状片6の幅W6毎の短い間隔で、縁部2aの
全周に渡って確実な多点接触が得られ、高周波域におけ
る遮蔽に必要な接地が行われる。
このとき、第1図にも示すように、舌状片6の長さL1は
遮蔽板2の厚さW5とほとんど等しいので(1ミリメート
ル程度)、シールドケース1の装着に必要なスペースは
極めて少なくてすみ、プリントパターンの幅も狭くする
ことができる。
遮蔽板2の厚さW5とほとんど等しいので(1ミリメート
ル程度)、シールドケース1の装着に必要なスペースは
極めて少なくてすみ、プリントパターンの幅も狭くする
ことができる。
更に、帯状部5の面5bと該面に対向する遮蔽板2の面2b
とは、必ずしも電気的に接続されていることを要せず、
導通の良否も問題とならないので、遮蔽板2と接触片3
との取り付けは、溶接、リベット、接着剤等任意の方法
を選択することが可能である。また、第8図に示す接触
片19のように、支持部材20を遮蔽板22に嵌め込む等の方
法によって、あるいは単に基板及び遮蔽板の間に挾み込
むだけで固定することもできる。
とは、必ずしも電気的に接続されていることを要せず、
導通の良否も問題とならないので、遮蔽板2と接触片3
との取り付けは、溶接、リベット、接着剤等任意の方法
を選択することが可能である。また、第8図に示す接触
片19のように、支持部材20を遮蔽板22に嵌め込む等の方
法によって、あるいは単に基板及び遮蔽板の間に挾み込
むだけで固定することもできる。
第5図から第7図に示す、接触片13,15及び17は、接触
片3と全く同様に作用するので、詳細な説明は省略す
る。
片3と全く同様に作用するので、詳細な説明は省略す
る。
なお、上記実施例においては、シールドケース1をプリ
ント板に装着する場合について説明したが、もちろんこ
れに限定されるものでなく、平板状のシールドカバー
や、またシールドケース同士の接続部分にも適用でき
る。
ント板に装着する場合について説明したが、もちろんこ
れに限定されるものでなく、平板状のシールドカバー
や、またシールドケース同士の接続部分にも適用でき
る。
本発明は、上記のように構成され、作用するものである
から、遮蔽板と基板との間に数ミリメートル程度の金属
片が多数配列されているので、確実な多点接触が行わ
れ、高周波域においても十分な遮蔽がなされるという効
果が得られる。また、十分な遮蔽効果を奏しかつ必要な
機械強度が得られる程度の非常に肉厚の薄い金属板を遮
蔽板に使用して筐体が形成され、該金属板の厚み程度
(例えば1ミリメートル以下)の接触幅で多点接触が行
われるので、シールドケースが装着されるスペースが減
少し、シールドケースと接続するためのプリントパター
ンの幅が狭くなり、1プリント板あたりの回路部分の集
積度を上げることが可能になるという効果が得られる。
また、遮蔽板に肉厚の薄い金属板を使用しているので、
加工コストが低廉化され、同時にシールドケースが軽量
化されて耐震性が向上するという効果がある。また、遮
蔽板と基板との接触に接触片を用いているので、ねじ等
の締付具が最少ですみ、組立工程及び保守作業が簡易化
するという効果が得られる。また、接触片の材質に金属
を用いているので、導電性ゴムガスケットを用いた場合
のような経年的接触圧の変化が防止され、信頼性が向上
するという効果が得られる。また、接触片を用いて遮蔽
板の縁部と基板とが直接接続されているので、遮蔽板及
び基板間の導通経路を短くすることができ、更に接触片
を遮蔽板の縁部以外の部位に対して電気的に接続する必
要がなくなり、組立作業上最も容易な取り付け方法によ
ることができるという効果等も得られるので、本発明は
産業上の利用価値が極めて高いものである。
から、遮蔽板と基板との間に数ミリメートル程度の金属
片が多数配列されているので、確実な多点接触が行わ
れ、高周波域においても十分な遮蔽がなされるという効
果が得られる。また、十分な遮蔽効果を奏しかつ必要な
機械強度が得られる程度の非常に肉厚の薄い金属板を遮
蔽板に使用して筐体が形成され、該金属板の厚み程度
(例えば1ミリメートル以下)の接触幅で多点接触が行
われるので、シールドケースが装着されるスペースが減
少し、シールドケースと接続するためのプリントパター
ンの幅が狭くなり、1プリント板あたりの回路部分の集
積度を上げることが可能になるという効果が得られる。
また、遮蔽板に肉厚の薄い金属板を使用しているので、
加工コストが低廉化され、同時にシールドケースが軽量
化されて耐震性が向上するという効果がある。また、遮
蔽板と基板との接触に接触片を用いているので、ねじ等
の締付具が最少ですみ、組立工程及び保守作業が簡易化
するという効果が得られる。また、接触片の材質に金属
を用いているので、導電性ゴムガスケットを用いた場合
のような経年的接触圧の変化が防止され、信頼性が向上
するという効果が得られる。また、接触片を用いて遮蔽
板の縁部と基板とが直接接続されているので、遮蔽板及
び基板間の導通経路を短くすることができ、更に接触片
を遮蔽板の縁部以外の部位に対して電気的に接続する必
要がなくなり、組立作業上最も容易な取り付け方法によ
ることができるという効果等も得られるので、本発明は
産業上の利用価値が極めて高いものである。
第1図から第8図は本発明の実施例に係り、第1図はシ
ールドケースの斜視図、第2図は第1実施例に係る接触
片の斜視図、第3図及び第4図はシールドケースを基板
の一例たるプリント板に装着した状態を示す一部縦断面
側面図、第5図、第6図、第7図、第8図は別実施例に
係る接触片の斜視図、第9図から第12図は従来例に係る
シールドケースを示す分解斜視図である。 1,101,104,108,112:シールドケース、2,22:遮蔽板、3,1
3,16,17,19:接触片、5:帯状部、6,14,16,18,21:舌状
片、8,103,106,110,113:基板の一例たるプリント板であ
る。
ールドケースの斜視図、第2図は第1実施例に係る接触
片の斜視図、第3図及び第4図はシールドケースを基板
の一例たるプリント板に装着した状態を示す一部縦断面
側面図、第5図、第6図、第7図、第8図は別実施例に
係る接触片の斜視図、第9図から第12図は従来例に係る
シールドケースを示す分解斜視図である。 1,101,104,108,112:シールドケース、2,22:遮蔽板、3,1
3,16,17,19:接触片、5:帯状部、6,14,16,18,21:舌状
片、8,103,106,110,113:基板の一例たるプリント板であ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】基板(8)に装着される遮蔽板(2)と、
帯状部および該帯状部から一体的に延設形成された複数
の舌状片からなり前記遮蔽板(2)を前記基板(8)に
電気的に接続するための金属弾性材製の接触部材とを具
備するシールドケースにおいて、 前記接触部材(3)は、前記遮蔽板側面(2b)の縁部
(2a)近傍に取り付けられた前記帯状部(5)が、前記
シールドケース(1)の装着時、前記複数の舌状片
(6)を前記遮蔽板(2)の縁部端面(2a)と対向接地
面(9)との間に位置せしめるよう支持すべく形成され
ており、且つ、 前記舌状片(6)は、長さ(L1)方向に沿って(A)捩
じる等の手段により、前記縁部端面(2a)の長手方向に
対し非平行かつ非垂直な面(6s)が少なくとも一部に形
成され、前記シールドケース(1)の装着時、該舌状片
(6)が、前記縁部端面(2a)及び前記対向接地面
(9)の両面に対し角度をもって接触するようになって
おり、 ねじ(10)による締め付け等の手段によって前記縁部端
面(2a)を前記対向接地面(9)に押圧するように前記
シールドケース(1)を前記基板(8)に装着したと
き、前記接触部材(3)の弾性力による接触圧によって
前記各舌状片(6)を介する前記縁部端面(2a)と前記
対向接地面(9)との間の導通を形成し、 もって、前記舌状片(6)の寸法程度の導通経路による
多点接地が得られるようにしたことを特徴とするシール
ドケース。 - 【請求項2】前記舌状片(14、17)は、前記遮蔽板の縁
部端面(2a)に先端が接触するように一部が曲げられた
部分(14b、17b)と、前記対向接地面(9)に先端が接
触するように一部が曲げられた部分(14a、17a)とを有
するものであることを特徴とする特許請求の範囲第1項
に記載のシールドケース。 - 【請求項3】前記舌状片(16)は、少なくとも一部を湾
曲させたものであることを特徴とする特許請求の範囲第
1項に記載のシールドケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11815885A JPH077873B2 (ja) | 1985-05-31 | 1985-05-31 | シ−ルドケ−ス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11815885A JPH077873B2 (ja) | 1985-05-31 | 1985-05-31 | シ−ルドケ−ス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61276400A JPS61276400A (ja) | 1986-12-06 |
JPH077873B2 true JPH077873B2 (ja) | 1995-01-30 |
Family
ID=14729534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11815885A Expired - Fee Related JPH077873B2 (ja) | 1985-05-31 | 1985-05-31 | シ−ルドケ−ス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH077873B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0418492U (ja) * | 1990-06-06 | 1992-02-17 | ||
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JP4616775B2 (ja) * | 2006-01-26 | 2011-01-19 | ホシデン株式会社 | シールド端子 |
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-
1985
- 1985-05-31 JP JP11815885A patent/JPH077873B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61276400A (ja) | 1986-12-06 |
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