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JPH0778236A - 画像の色変更方式の決定方法 - Google Patents

画像の色変更方式の決定方法

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Publication number
JPH0778236A
JPH0778236A JP16272993A JP16272993A JPH0778236A JP H0778236 A JPH0778236 A JP H0778236A JP 16272993 A JP16272993 A JP 16272993A JP 16272993 A JP16272993 A JP 16272993A JP H0778236 A JPH0778236 A JP H0778236A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
information data
color information
vector
plotted
Prior art date
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Pending
Application number
JP16272993A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokuyuki Yoshinari
徳幸 吉成
Yuri Takizawa
由里 瀧澤
Makoto Kato
誠 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP16272993A priority Critical patent/JPH0778236A/ja
Publication of JPH0778236A publication Critical patent/JPH0778236A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 写真または画像の質感が均一で色が単一であ
ると判断できる部位の色情報の分布をもとに、人間の判
断を必要とせずに、回帰分析とその統計量から、色変更
方式を決定する。 【構成】 写真または画像の質感が均一で色が単一であ
ると判断して指定された部位の色情報データをrgb空
間にプロットし、このプロットされた色情報データの分
布を回帰分析し、この回帰分析とその統計量から前記2
つの色変更方式のうちいずれか一方を採択するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像の色変更方式の決
定方法に関し、特にコンピュータに取り入れられた画像
またはコンピュータによって作成された画像の分析や編
集に使用する画像の色変更方式の決定方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、質感が均一で色が単一であると判
断できる部位、例えば単色の車のボディー、単色の服
地、あるいは単色の部位だけを取り出した画像のマスク
部分などの部位における画像の最小単位(以下、ピクセ
ルという)の色情報データを赤、緑、青の3原色の組み
合せで表し、この赤、緑および青の色情報データを図1
1(A)に示すようなrgb空間110(red,green an
d blue:互いに直交する赤、緑および青のベクトル軸で
表現される3次元空間)にプロットした場合の分布は、
2つの分布に大別することができる。
【0003】1つは図11(B)に示すように、このプ
ロットされた色情報データの分布1106から1本のベ
クトルA1107が算出できるような分布(以下、ベク
トルモデルAという)と、他の1つは図11(C)に示
すように、このプロットされた色情報データの分布11
06から2本のベクトルB1108およびベクトルC1
109が算出できるような分布(以下、ベクトルモデル
Bという)である。
【0004】図11(A)において、1101は原点を
表す「黒」であり、1102は「赤(R)」の軸、11
03は「緑(G)」の軸および1104は「青(B)」
の軸を示している。1104は「黒」1101の対角線
上の「白」の点を表しており、この黒1101から白1
104までの平面は、明度を表わしている平面である。
【0005】ところで、我々が実環境下、例えば日中、
太陽光のもとで目にする色は、散乱反射光、特定方向散
乱反射光あるいは鏡面反射光などの光の反射によるもの
である。
【0006】こうした光の反射によって目にする色の中
で、例えば表面がざらざらした物体から反射される光の
うち、散乱反射光による色情報データの分布1201か
ら得られる散乱反射色ベクトル1202をrgb空間1
10に描いてみると、図12のようにほぼ1本のベクト
ルで表現されることになる。これは図11(B)のベク
トルモデルAに等しいと考えることができる。
【0007】また、表面がほぼ鏡に近いような滑らかな
物体から反射される鏡面反射光による色情報データの分
布1301から得られる鏡面反射色ベクトル1302
を、rgb空間110に描いてみると、図13のように
ほぼ1本のベクトルで表現されることになる。これは図
11(B)のベクトルモデルAに等しいと考えることが
できる。
【0008】さらに、散乱反射光と特定方向散乱反射光
の両方を反射し易い物体の表面から反射された光による
色情報データの分布1401から得られる散乱反射色ベ
クトル1402と特定方向反射色ベクトル1403双方
のベクトルをrgb空間110に描いてみると、図14
に示すようにほぼ2本のベクトルで表現されることにな
る。これは図11(C)のベクトルモデルBに等しいと
考えることができる。
【0009】このように、写真または画像の色変更を行
う場合に、これらの光の反射モデルを適用することによ
って、実環境下における物体の質感や単色の均一性など
が維持されつつ、色の変更を行うことができると考えら
れる。
【0010】従来、質感が均一で色が単一であると判断
できる部位の色を、質感を維持しながら変更する方式と
して2つの方式がある。1つは、特願平1−49818
号に提案されているように、rgb空間110にプロッ
トされた点をhsv、hslまたはhsi空間に写像
し、h成分を変更した後再びrgb成分に戻す方式であ
る(以下、「方式(1)」という)。
【0011】この「方式(1)」は、前記1本のベクト
ルの周囲に色情報データが分布するベクトルモデルAに
相当する。
【0012】ここで、hsv、hslまたはhsiの、
hは色相、sは彩度、v、lまたはiは明度(または輝
度)を表しており、hsv、hslまたはhsi空間と
は、それぞれの軸が図15に示すように表現される3次
元空間である。
【0013】図15において、1501は色相(h)を
示しており角度で表現される。1502は彩度(s)、
1503は黒から白への明度(v、l、i)をそれぞれ
表す軸である。なお、明度1503は輝度とも呼ばれて
いる。
【0014】他の1つの方式は、前記光の反射モデルを
適用した技術として、特願平3−41570号に提案さ
れているように、光の反射モデルをrgb空間に適用
し、rgb空間110の各ピクセルのrgb成分を散乱
反射色ベクトルと、特定方向散乱反射色ベクトルのそれ
ぞれに分解し、そのそれぞれの比率を保持しておき、散
乱反射色ベクトルと、特定方向散乱反射色ベクトルを変
更後に前記比率をかけて再びrgb成分に戻す方式であ
る(以下、「方式(2)」という)。
【0015】この「方式(2)」は、前記2本のベクト
ルの周囲に色情報データが分布するベクトルモデルBに
相当する。
【0016】従って、質感が均一で色が単一であると判
断できる部位の色情報データをもとに、写真または画像
の色変更を行うに際し、前記「方式(1)」または「方
式(2)」のいずれかを採択することは、前記光の反射
モデルにおけるベクトルモデルAまたはベクトルモデル
Bのいずれかを採択することに等しいことになる。
【0017】実際に前記「方式(1)」(ベクトルモデ
ルA)または「方式(2)」(ベクトルモデルB)のい
ずれかを採択する場合、「方式(1)」は、光をほとん
ど散乱反射する服地やテニスボールなどの表面がざらざ
らした物体の画像や、表面が鏡に近い滑らかな物体の画
像においては、違和感のない色の変更を行うことができ
るが、自動車のボディー等の散乱反射と特定方向散乱反
射の両方の反射をし易い物体の色の変更には違和感が伴
う。
【0018】一方、「方式(2)」は、自動車のボディ
ー等の散乱反射と特定方向散乱反射の両方の反射をし易
い物体の色の変更には違和感はないが、服地やテニスボ
ールなどの表面がざらざらした物体の色の変更には違和
感が伴う。
【0019】ところが、物体には繊維やンクリートのよ
うに同じ物体であっても種類や構成物質、例えば繊維の
場合には、絹・毛糸・アクリルなど材質の違い、あるい
はコンクリートの場合では、混ぜる砂の性質や粒の大き
さの違いによって、反射の性質が異なる場合があり、物
体によっては質感を維持した色の変更が行うことができ
ない場合がある。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、写真ま
たは画像の色変更を行う場合、最終的には、前記「方式
(1)」もしくは「方式(2)」のいずれか1つの方式
を採択しなければならず、従来、かならずしも質感が均
一で色が単一であると判断できる部位の色情報データの
分布を考慮した上で「方式(1)」もしくは「方式
(2)」いずれかの色変更方式を採択している訳ではな
い。
【0021】このため、前記いずれか一方の色変更方式
を採択する場合は、人間が色情報データの分布を見て、
色変更方式の「方式(1)」もしくは「方式(2)」い
ずれかの採択を判断しなければならないという問題があ
る。
【0022】本発明の目的は、写真または画像の色を変
更する部位の色情報データの分布をもとに、人間の判断
を必要とせずに、「方式(1)」もしくは「方式
(2)」の色変更方式のうちいずれか1つの方式を適切
に採択する画像の色変更方式の決定方法を提供すること
にある。
【0023】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、写真または画像の質感が均一で色が単一
であると判断して指定された部位の色情報データをrg
b空間にプロットし、このプロットされた色情報データ
の分布を回帰分析し、この回帰分析とその統計量から前
記2つの色変更方式のうちいずれか一方を採択するよう
にしたものである。
【0024】
【作用】前記手段によれば、写真または画像の質感が均
一で色が単一であると判断できる部位の色情報データが
rgb空間にプロットされ、このプロットされた色情報
データの分布をもとに回帰分析が行われ。
【0025】そして、この回帰分析とその統計量から、
前記2つの色変更方式のいずれを採択するかが決定され
る。
【0026】これにより、色を変更する部位の色情報デ
ータの分布をもとに、人間の判断を必要とせず、前記2
つの色変更方式のうち、いずれか一方の方式が採択され
ることになる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。なお、実施例を説明する全図において、同一
機能を有するものは、同一符号を付け、その繰り返しの
説明は省略する。
【0028】図1は本発明の一実施例の構成を示す全体
構成図である。図1において、1は写真または画像の色
変更部位の領域を設定するマスク領域設定部であり、2
はマスク領域内の各ピクセルごとの色情報データを取得
する色情報データ取得部である。
【0029】3は得られた色情報データをrgb空間1
10にプロットしたり、またプロットされた分布から回
帰分析により直線の方程式を求めるなどの演算処理を行
う回帰分析部である。
【0030】4は回帰分析部3によってプロットされた
色情報データの分布から色情報データを分割する色情報
データ分割部、5は回帰分析部3によって求められた直
線の方程式の決定係数の平均を計算する決定係数平均計
算部である。
【0031】6は回帰分析部3および決定係数平均計算
部5の演算結果からベクトルモデルAまたはベクトルモ
デルBのどちらを採択するかを決定するモデル採択部で
ある。
【0032】図2は実施例で使用するデータの構成を示
す図である。図2(A)は色情報データテーブル20で
あり、写真または画像の領域のマスク番号201、色情
報データ202および分割用作業領域203から構成さ
れる。
【0033】図2(B)は色情報データ202がプロッ
トされたrgb空間110の分布から求められた直線の
方程式に関する情報テーブル21であり、位置ベクトル
204、単位ベクトル205、位置ベクトルの分散20
6、単位ベクトルの分散207および決定係数208か
ら構成される。
【0034】図2(C)はベクトルモデル採択部6で使
用するベクトルモデルテーブル22であり、ベクトルモ
デルA209およびベクトルモデルB210が格納され
ている。ベクトルモデル採択部6は、回帰分析部4およ
び決定係数平均計算部5の演算結果に基づいて、ベクト
ルモデルA209またはベクトルモデルB210のいづ
れかを採択する。
【0035】図3は本発明を実現するためのフローチャ
ートである。以下、図3(A)、(B)のフローチャー
トに基づいて、本発明の色変更方式の決定方法の処理手
順を説明する。
【0036】なお、図3において、図3(B)に示すよ
うに回帰分析処理300を行う部分はサブルーチンとし
て300番台のステップ番号を付して別管理としてい
る。
【0037】(色変更方式の決定方法の手順) (1)まず、色変更を行う写真または画像のマスク領域
を設定し(ステップ31)、質感が等しく均一で色が単
一であると判断できる部位の各ピクセルごとの色情報デ
ータ202を取得し、rgb空間110にプロットする
(ステップ32)。ここで標本量が多い場合は、標本を
サンプリング(必要と思われる量を間引くこと)した後
にプロットしてもよい。
【0038】(2)プロットされた点から回帰分析処理
300により、rgb空間110中に、1本の直線の方
程式を求める。この直線の方程式を光のベクトルと見な
す(ステップ301)。標本の場合には、直線の方程式
を推定する。
【0039】(3)得られた直線の方程式の位置ベクト
ルの分散と単位ベクトルの分散を求める(ステップ30
2)。標本の場合には、各々の分散を推定する。
【0040】(4)直線を表す位置ベクトルの分散と単
位ベクトルの分散に帰無仮説(2つの統計的仮説の中か
ら1つを選ぶ場合、一方を帰無仮説、他方を対立仮説と
いう)をたて、それぞれが帰無仮説を棄却できるか否
か、任意の信頼区間、例えば90%、95%、99%な
どを設定し、で検定を行う(ステップ303)。母集団
の場合、手順(4)は不用である。
【0041】(5)手順(4)で帰無仮説を棄却できな
い推定値が存在した場合、その推定値を除外したモデル
を仮定する(ステップ304)。母集団の場合、手順
(5)は不要である。
【0042】手順(2)から手順(5)の過程を適切な
信頼区間において棄却できる帰無仮説が得られるまで繰
り返す。
【0043】(6)手順(2)で得られた直線の方程式
の決定係数を求める(ステップ305)。
【0044】(7)手順(1)で得られたプロットされ
た点のそれぞれをhsvまたはhsl変換を行う。その
中で、sの値が最大となる点を抽出する。sの値が最大と
なる点が複数ある場合、vの値が最大となる点を抽出す
る。sもvも最大となる点が複数ある場合、その複数の点
のうちhの値の平均を計算しその値をhとする仮想の点
を想定する(ステップ303)。
【0045】(8)手順(7)で求められた点に対応す
る点をrgb空間110に求め、手順(1)でプロット
された色情報データ202の点を次の条件のもとに2つ
のグループに分ける「データ分割」(ステップ34)。
【0046】グループ1:sの最大点より、rgb空間
110の原点に近いグループ。
【0047】グループ2:sの最大点より、rgb空間
110の最大座標値に近いグループ。
【0048】グループ2において、最大座標値と同じ座
標を成分に持つプロット点は、分析の対象から除外す
る。つまり、プロットされた点の成分を(r,g,b)
とすると、その成分のr、g、およびbのいずれかの値
が最大座標値と同じ値を持つ点を分析の対象から除外す
る。
【0049】除外の理由は、図4に示すように、rgb
空間110が有限空間であるため、色情報データの分布
401内の色情報データ22の点はコンピュータのrg
b空間110に取り入れられた時点で真の値ではなく有
限空間でクリップされた値(無限空間であれば、さらに
離れた空間にプロットされると考えられる値)を有する
と考えられるためである。
【0050】図4において、色情報データの分布401
が実際には、コンピュータのrgb空間110から離れ
て存在するとしても、コンピュータ上のrgb空間11
0内に制限されてしまうためである。従って、これらの
分布から得られる、例えば散乱反射色ベクトル402
は、実際にはコンピュータ内のrgb空間110から外
にまで伸びている可能性があるが、散乱反射色ベクトル
(クリップなし)403であったとしても、クリップ点
404で制限されてしまうことになる。
【0051】(9)この2つのグループに対して、手順
(2)から手順(6)と同様の回帰分析処理を行う(ス
テップ35、36)。
【0052】(10)次に、手順(9)で求められたそ
れぞれのグループにおける2つの直線の方程式の決定係
数の平均を計算する(ステップ37)。このときの平均
は、2つのグループの集合の大きさの違いを考慮した加
重平均である。
【0053】(11)1本の直線の方程式の決定係数
と、手順(10)で求めた2本の直線の方程式の平均の
決定係数を比較する(ステップ38)。
【0054】(12)決定係数の値が1本の直線の方程
式の方が高い場合(ステップ38:YES)、ベクトル
モデルA(1本のベクトルの周囲に分布する分布)を採
択する(ステップ39)。
【0055】決定係数の値が2本の直線の方程式の方が
高い場合(ステップ38:NO)、ベクトルモデルB
(2本のベクトルの周囲に分布する分布)を採択する
(ステップ40)。いずれの決定係数も等しい場合(ス
テップ38:EQ)、いずれかのベクトルモデルを採択
する(ステップ41)。
【0056】図5〜図9は前記フローチャートの処理手
順を説明するための説明図であり、図5(A)は手順
(1)を示しており、501は取得した色情報データ2
02によるrgb空間110内における色情報データの
分布である。
【0057】図6(A)は手順(2)を示しており、6
01は回帰分析処理によって得られた直線であり、これ
を光のベクトルとみなす。図6(B)は手順(2−1)
を示している。ここで、手順(2−1)とあるのは、手
順(2)で求めた直線の分散が帰無仮説を棄却できない
場合に、手順(2)の代わりに手順(2−1)のモデル
を想定するという意味である。602は位置ベクトルを
示す。
【0058】図7(A)は手順(3)を示しており、7
01は位置ベクトルの分散を、702は単位ベクトルの
分散を表している。
【0059】図8は手順(7)を示しており、801は
彩度sを、802は色相hを、および803は彩度sの
最大となる点をそれぞれ表している。804は黒から白
への明度(あるいは輝度)v、l、iを表す軸である。
【0060】図9(A)は手順(8)を示しており、9
01はグループ1を、902はグループ2を、903は
除外する色情報データ領域を示す。904は分割基準点
を示す。
【0061】図9(B)は手順(9)を示しており、9
05はグループ1の方程式を、906はグループ2の方
程式をそれぞれ表す直線を示したものである。
【0062】以上の手順により、従来、人間が判断して
いた写真または画像の質感が均一で色が単色である部位
の色変更方式の決定を容易に行うことができる。
【0063】なお、rgb空間の代わりにcmy空間
(Cyan, Magenta and Yellow:シアン、マゼンダ、黄を
それぞれ直交する軸とした空間)を用いても同様の結果
が得られる。rgb空間とcmy空間は、図10に示す
ような関係にあり、次の関係式によって表される。10
01は明度(あるいは輝度)平面を表している。
【0064】
【数1】
【0065】また、本発明により得られた直線の方程式
と点の分布からベクトルを求めて、そのベクトルを色変
更方式のパラメタとして用いることもできる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
写真または画像の質感が均一で色が単一であると判断し
て指定された部位の色情報データをrgb空間にプロッ
トし、このプロットされた色情報データの分布を回帰分
析し、この回帰分析とその統計量から前記2つの色変更
方式のうちいずれか一方を採択するので、従来、色情報
データの分布や、その物体の光の反射属性を人間が判断
することなく、適切な色変更方式を採択することができ
る。
【0067】また、光の反射モデルの散乱反射色ベクト
ル、または鏡面反射色ベクトルのモデルを適用すべき
か、あるいは散乱反射色ベクトルと特定方向反射色ベク
トルの組合せのモデルを適用すべきかが微妙な場合にお
いても、質感が均一で色が単一であると判断できる部位
の色情報データだけから適切な色変更方式を採択するこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成図である。
【図2】実施例のテーブル構成図である。
【図3】実施例の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図4】散乱反射色ベクトルのコンピュータ空間におけ
るクリップを説明するための説明図である。
【図5】実施例の処理手順のうち手順(1)を説明する
ため説明図である。
【図6】実施例の処理手順のうち手順(2)および(2
−1)を説明するため説明図である。
【図7】実施例の処理手順のうち手順(3)を説明する
ため説明図である。
【図8】実施例の処理手順のうち手順(7)を説明する
ため説明図である。
【図9】実施例の処理手順のうち手順(8)および
(9)を説明するため説明図である。
【図10】rgb空間とcmy空間の関係を説明するた
めの説明図である。
【図11】rgb空間を説明するための説明図である。
【図12】散乱反射色ベクトルを表す図である。
【図13】鏡乱反射色ベクトルを表す図である。
【図14】散乱反射色ベクトルと特定方向散乱反射色ベ
クトルの組み合わせを表わす図である。
【図15】hsv、hslまたはhsi空間を説明する
ための説明図である。
【符号の説明】
1…マスク領域設定部、2…色情報データ取得部、3…
色情報データ分割部、4…回帰分析部、5…決定係数平
均計算部、6…モデル採択部、20…色情報テーブル、
21…直線の方程式に関する情報テーブル、22…モデ
ル採択テーブル、110…rgb空間。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真または画像の質感が均一で色が単一
    であると判断できる部位の色情報データをもとに、写真
    または画像の色変更を行うに際し、rgb空間にプロッ
    トされた点をhsv、hslまたはhsi空間に写像
    し、h成分を変更した後再びrgb成分に戻す方式か、
    光の反射モデルをrgb空間に適用し、rgb空間の各
    ピクセルのrgb成分を散乱反射色ベクトルと、特定方
    向散乱反射色ベクトルのそれぞれに分解し、そのそれぞ
    れの比を保持しておき、散乱反射色ベクトルと、特定方
    向散乱反射色ベクトルを変更後その比率をかけて再びr
    gb成分に戻す方式の2つの色変更方式のうちいずれの
    色変更方式を採択するかを決定する画像の色変更方式の
    決定方法であって、 前記写真または画像の質感が均一で色が単一であると判
    断して指定された部位の色情報データをrgb空間にプ
    ロットし、このプロットされた色情報データの分布を回
    帰分析し、この回帰分析とその統計量から前記2つの色
    変更方式のうちいずれか一方を採択することを特徴とす
    る画像の色変更方式の決定方法。
JP16272993A 1993-06-30 1993-06-30 画像の色変更方式の決定方法 Pending JPH0778236A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018519511A (ja) * 2015-06-17 2018-07-19 デ ビアーズ ユーケー リミテッド 宝石用原石の色測定

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018519511A (ja) * 2015-06-17 2018-07-19 デ ビアーズ ユーケー リミテッド 宝石用原石の色測定

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