JPH0777124A - パイロット噴射制御装置 - Google Patents
パイロット噴射制御装置Info
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- JPH0777124A JPH0777124A JP5247277A JP24727793A JPH0777124A JP H0777124 A JPH0777124 A JP H0777124A JP 5247277 A JP5247277 A JP 5247277A JP 24727793 A JP24727793 A JP 24727793A JP H0777124 A JPH0777124 A JP H0777124A
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- F02D41/30—Controlling fuel injection
- F02D41/38—Controlling fuel injection of the high pressure type
- F02D41/40—Controlling fuel injection of the high pressure type with means for controlling injection timing or duration
- F02D41/402—Multiple injections
- F02D41/403—Multiple injections with pilot injections
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- F02D41/407—Electrically controlling a diesel injection pump of the in-line type
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- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
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- F02M45/02—Fuel-injection apparatus characterised by having a cyclic delivery of specific time/pressure or time/quantity relationship with each cyclic delivery being separated into two or more parts
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- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡便な制御システムで安定したパイロット
噴射を得ることができるパイロット噴射制御装置2を提
供すること。 【構成】 パイロット噴射量についてある1本の燃料
噴射ノズル5Aを基準にしてこの燃料噴射ノズル5A
(被検知ノズル)のノズル開弁圧を他の燃料噴射ノズル
5のノズル開弁圧よりわずかに高くすることに着目した
もので、複数本の燃料噴射ノズル5のうち、ノズル開弁
圧を他の燃料噴射ノズル5よりわずかに高くした少なく
とも1本の燃料噴射ノズルを被検知ノズル5Aとすると
ともに、被検知ノズル5Aにおけるパイロット噴射の有
無あるいはパイロット噴射量に相当する量を検知する検
知手段(パイロット噴射センサー)7と、検知手段7か
らの情報をもとに、被検知ノズル5Aのパイロット噴射
量をフィードバック制御する制御手段(中央処理装置)
6と、を有することを特徴とする。
噴射を得ることができるパイロット噴射制御装置2を提
供すること。 【構成】 パイロット噴射量についてある1本の燃料
噴射ノズル5Aを基準にしてこの燃料噴射ノズル5A
(被検知ノズル)のノズル開弁圧を他の燃料噴射ノズル
5のノズル開弁圧よりわずかに高くすることに着目した
もので、複数本の燃料噴射ノズル5のうち、ノズル開弁
圧を他の燃料噴射ノズル5よりわずかに高くした少なく
とも1本の燃料噴射ノズルを被検知ノズル5Aとすると
ともに、被検知ノズル5Aにおけるパイロット噴射の有
無あるいはパイロット噴射量に相当する量を検知する検
知手段(パイロット噴射センサー)7と、検知手段7か
らの情報をもとに、被検知ノズル5Aのパイロット噴射
量をフィードバック制御する制御手段(中央処理装置)
6と、を有することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパイロット噴射制御装置
にかかるもので、とくに噴射ノズルのパイロット噴射状
態を監視して安定したパイロット噴射を得ることができ
るパイロット噴射制御装置に関するものである。
にかかるもので、とくに噴射ノズルのパイロット噴射状
態を監視して安定したパイロット噴射を得ることができ
るパイロット噴射制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にディーゼル機関においては、着火
遅れを減じ、窒素酸化物の発生を防止するとともに、燃
焼騒音の低減を図るために、パイロット噴射(初期噴
射)およびこれに続くメイン噴射(主噴射)を行うよう
にしたものがある。
遅れを減じ、窒素酸化物の発生を防止するとともに、燃
焼騒音の低減を図るために、パイロット噴射(初期噴
射)およびこれに続くメイン噴射(主噴射)を行うよう
にしたものがある。
【0003】しかして、ディーゼルエンジンのパイロッ
ト噴射において一般に要請されているそのパイロット噴
射量は、たとえば1シリンダーあたり、5mm3/スト
ロークと非常に少ないとともに、燃料噴射ノズルにおけ
るノズル開弁圧に非常に敏感である。
ト噴射において一般に要請されているそのパイロット噴
射量は、たとえば1シリンダーあたり、5mm3/スト
ロークと非常に少ないとともに、燃料噴射ノズルにおけ
るノズル開弁圧に非常に敏感である。
【0004】そこで、たとえば特開昭63−18156
号および特開平4−175438号などのように、燃料
噴射ノズルによるパイロット噴射の有無あるいはその噴
射量を何らかの手段により検知し、フィードバック制御
することが提案されているが、これらの方法では、燃料
噴射ノズル、ないしは燃料噴射ノズルが接続されている
すべてのエンジンシリンダーに、パイロット噴射の状態
を検出するセンサーがそれぞれ必要となり、制御の複雑
さとともにコストアップを招くという問題がある。
号および特開平4−175438号などのように、燃料
噴射ノズルによるパイロット噴射の有無あるいはその噴
射量を何らかの手段により検知し、フィードバック制御
することが提案されているが、これらの方法では、燃料
噴射ノズル、ないしは燃料噴射ノズルが接続されている
すべてのエンジンシリンダーに、パイロット噴射の状態
を検出するセンサーがそれぞれ必要となり、制御の複雑
さとともにコストアップを招くという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
諸問題にかんがみなされたもので、簡便な制御システム
で安定したパイロット噴射を得ることができるパイロッ
ト噴射制御装置を提供することを課題とする。
諸問題にかんがみなされたもので、簡便な制御システム
で安定したパイロット噴射を得ることができるパイロッ
ト噴射制御装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは以下のよう
な知見を得ている。具体的には、パイロット噴射におい
てその噴射量はある範囲内において多少精度が落ちても
構わないこと、たとえば最良なパイロット噴射量が1シ
リンダーあたり5mm3/ストロークとすると1〜8m
m3/ストローク程度の範囲内であれば、繰り返しバラ
ツキあるいは筒間バラツキなどがあっても、燃焼に与え
る影響は少ないこと、パイロット噴射量は多すぎる場合
より少なすぎる場合の方が燃焼に与える影響が少ないこ
と、たとえばパイロット噴射量がゼロになるのは問題で
あるが、わずかでもあればよいことなどである。
な知見を得ている。具体的には、パイロット噴射におい
てその噴射量はある範囲内において多少精度が落ちても
構わないこと、たとえば最良なパイロット噴射量が1シ
リンダーあたり5mm3/ストロークとすると1〜8m
m3/ストローク程度の範囲内であれば、繰り返しバラ
ツキあるいは筒間バラツキなどがあっても、燃焼に与え
る影響は少ないこと、パイロット噴射量は多すぎる場合
より少なすぎる場合の方が燃焼に与える影響が少ないこ
と、たとえばパイロット噴射量がゼロになるのは問題で
あるが、わずかでもあればよいことなどである。
【0007】すなわち本発明は、上述のような知見にも
とづき、パイロット噴射量がノズル開弁圧により変化す
ること、および当該パイロット噴射量についてある1本
の燃料噴射ノズル(筒)を基準にしてこの燃料噴射ノズ
ル(被検知ノズル)のノズル開弁圧を他の燃料噴射ノズ
ルのノズル開弁圧よりわずかに高くすることに着目した
もので、複数本の燃料噴射ノズルを有するとともに、各
燃料噴射ノズルからメイン噴射に先立ってパイロット噴
射を行う燃料噴射装置におけるパイロット噴射制御装置
であって、上記複数本の燃料噴射ノズルのうち、ノズル
開弁圧を他の燃料噴射ノズルよりわずかに高くした少な
くとも1本の燃料噴射ノズルを被検知ノズルとするとと
もに、この被検知ノズルにおけるパイロット噴射の有無
あるいはパイロット噴射量に相当する量を検知する検知
手段と、この検知手段からの情報をもとに、上記被検知
ノズルのパイロット噴射量をフィードバック制御する制
御手段と、を有することを特徴とするパイロット噴射制
御装置である。
とづき、パイロット噴射量がノズル開弁圧により変化す
ること、および当該パイロット噴射量についてある1本
の燃料噴射ノズル(筒)を基準にしてこの燃料噴射ノズ
ル(被検知ノズル)のノズル開弁圧を他の燃料噴射ノズ
ルのノズル開弁圧よりわずかに高くすることに着目した
もので、複数本の燃料噴射ノズルを有するとともに、各
燃料噴射ノズルからメイン噴射に先立ってパイロット噴
射を行う燃料噴射装置におけるパイロット噴射制御装置
であって、上記複数本の燃料噴射ノズルのうち、ノズル
開弁圧を他の燃料噴射ノズルよりわずかに高くした少な
くとも1本の燃料噴射ノズルを被検知ノズルとするとと
もに、この被検知ノズルにおけるパイロット噴射の有無
あるいはパイロット噴射量に相当する量を検知する検知
手段と、この検知手段からの情報をもとに、上記被検知
ノズルのパイロット噴射量をフィードバック制御する制
御手段と、を有することを特徴とするパイロット噴射制
御装置である。
【0008】なお、パイロット噴射量をフィードバック
制御する機構としては、任意の機構を採用可能である
が、プリストローク可変機構付きの燃料噴射ポンプにお
いては、そのプリストロークを可変とすることによって
パイロット噴射量を可変制御可能であることを利用し、
パイロット噴射について簡便なフィードバック制御を実
現することができる。
制御する機構としては、任意の機構を採用可能である
が、プリストローク可変機構付きの燃料噴射ポンプにお
いては、そのプリストロークを可変とすることによって
パイロット噴射量を可変制御可能であることを利用し、
パイロット噴射について簡便なフィードバック制御を実
現することができる。
【0009】
【作用】本発明によるパイロット噴射制御装置において
は、開弁圧を高くした燃料噴射ノズル(被検知ノズル)
は、そのパイロット噴射量が他の燃料噴射ノズルに比較
して小さくなるので、当該燃料噴射ノズル(被検知ノズ
ル)のみ、ごく微少のパイロット噴射量となるようなフ
ィードバック制御をかけることにより、他の燃料噴射ノ
ズルはフィードバック制御なしでも確実にパイロット噴
射が得られ、なおかつパイロット噴射量が大きくなりす
ぎず、結果として全筒とも好ましいパイロット噴射が得
られる。
は、開弁圧を高くした燃料噴射ノズル(被検知ノズル)
は、そのパイロット噴射量が他の燃料噴射ノズルに比較
して小さくなるので、当該燃料噴射ノズル(被検知ノズ
ル)のみ、ごく微少のパイロット噴射量となるようなフ
ィードバック制御をかけることにより、他の燃料噴射ノ
ズルはフィードバック制御なしでも確実にパイロット噴
射が得られ、なおかつパイロット噴射量が大きくなりす
ぎず、結果として全筒とも好ましいパイロット噴射が得
られる。
【0010】したがって、パイロット噴射の安定した制
御を実現することができるとともに、すべての燃料噴射
ノズルにセンサーを取り付ける必要がなく、システムを
簡略化してコストダウンを図ることが可能である。
御を実現することができるとともに、すべての燃料噴射
ノズルにセンサーを取り付ける必要がなく、システムを
簡略化してコストダウンを図ることが可能である。
【0011】
【実施例】つぎに本発明の一実施例によるパイロット噴
射制御装置を図1ないし図7にもとづき説明する。図1
は、当該パイロット噴射制御装置1を備えた燃料噴射装
置2の全体概略図であって、燃料噴射装置2は、パイロ
ット噴射制御装置1と、噴射装置本体3と、複数本の燃
料噴射管4と、複数個の燃料噴射ノズル5とを有する。
射制御装置を図1ないし図7にもとづき説明する。図1
は、当該パイロット噴射制御装置1を備えた燃料噴射装
置2の全体概略図であって、燃料噴射装置2は、パイロ
ット噴射制御装置1と、噴射装置本体3と、複数本の燃
料噴射管4と、複数個の燃料噴射ノズル5とを有する。
【0012】パイロット噴射制御装置1は、制御手段と
しての中央処理装置6と、検知手段としてのパイロット
噴射センサー7と、プリストロークアクチュエータセン
サー8と、ラックセンサー9と、回転センサー10と、
アクセルセンサー11とを有する。
しての中央処理装置6と、検知手段としてのパイロット
噴射センサー7と、プリストロークアクチュエータセン
サー8と、ラックセンサー9と、回転センサー10と、
アクセルセンサー11とを有する。
【0013】燃料噴射ノズル5は、エンジンの筒数分だ
け必要であるが、このうち少なくとも1本のみ、たとえ
ば図中一番上の燃料噴射ノズル5を被検知ノズル5Aと
し、たとえばそのプレッシャスプリング(図示せず)を
選択することにより、そのノズル開弁圧を他の燃料噴射
ノズル5に比較してわずかに高めて調整してある。
け必要であるが、このうち少なくとも1本のみ、たとえ
ば図中一番上の燃料噴射ノズル5を被検知ノズル5Aと
し、たとえばそのプレッシャスプリング(図示せず)を
選択することにより、そのノズル開弁圧を他の燃料噴射
ノズル5に比較してわずかに高めて調整してある。
【0014】たとえば、6筒エンジンでは、被検知ノズ
ル5Aのみその開弁圧を207±3Kg/cm3とし、
他の燃料噴射ノズル5については200±3Kg/cm
3とセットする。
ル5Aのみその開弁圧を207±3Kg/cm3とし、
他の燃料噴射ノズル5については200±3Kg/cm
3とセットする。
【0015】中央処理装置6は、被検知ノズル5Aのパ
イロット噴射センサー7からの信号を監視し、被検知ノ
ズル5Aのパイロット噴射の状態を監視制御する。
イロット噴射センサー7からの信号を監視し、被検知ノ
ズル5Aのパイロット噴射の状態を監視制御する。
【0016】なお、パイロット噴射センサー7はエンジ
ン筒数分これを装備する必要はなく、最低限、被検知ノ
ズル5Aのみに取り付けてあれば足りる。
ン筒数分これを装備する必要はなく、最低限、被検知ノ
ズル5Aのみに取り付けてあれば足りる。
【0017】このパイロット噴射センサー7の種類は任
意であり、最低限パイロット噴射の有無を検出すること
が可能であるものであれば何でもよく、一般的にパイロ
ット噴射量を計測可能なセンサーでもよい。パイロット
噴射センサー7としては、たとえば、ホール素子タイ
プ、接点式もしくはピエゾ式などのノズルニードル弁リ
フトセンサー、エンジン筒内圧センサー、あるいはエン
ジン振動センサーなどがある。
意であり、最低限パイロット噴射の有無を検出すること
が可能であるものであれば何でもよく、一般的にパイロ
ット噴射量を計測可能なセンサーでもよい。パイロット
噴射センサー7としては、たとえば、ホール素子タイ
プ、接点式もしくはピエゾ式などのノズルニードル弁リ
フトセンサー、エンジン筒内圧センサー、あるいはエン
ジン振動センサーなどがある。
【0018】パイロット噴射制御装置1においては、上
記中央処理装置6によるパイロット噴射のフィードバッ
ク制御を、開弁圧を高めにセットした被検知ノズル5A
の筒においてのみで行う。
記中央処理装置6によるパイロット噴射のフィードバッ
ク制御を、開弁圧を高めにセットした被検知ノズル5A
の筒においてのみで行う。
【0019】つまり、この被検知ノズル5Aを装備した
筒はパイロット噴射しにくくなっているから、この筒を
微少パイロット噴射量となるように制御すれば、他の筒
は常にパイロット噴射をしていることになり、パイロッ
ト噴射量も大きくなりすぎることはない。
筒はパイロット噴射しにくくなっているから、この筒を
微少パイロット噴射量となるように制御すれば、他の筒
は常にパイロット噴射をしていることになり、パイロッ
ト噴射量も大きくなりすぎることはない。
【0020】つぎに図2および図3にもとづき、噴射装
置本体3の具体的構成について説明する。図2は、噴射
装置本体3に装備した燃料噴射ポンプのひとつ、つまり
プリストローク可変機構付きの燃料噴射ポンプ21の縦
断面図であって、そのポンプハウジング22にはエンジ
ンの気筒数に対応した数の縦孔23を形成し、この縦孔
23内で下部プランジャバレル24をポンプハウジング
22に挿入固定し、該下部プランジャバレル24にプラ
ンジャ25を回動かつ上下往復動自在に挿入してある。
置本体3の具体的構成について説明する。図2は、噴射
装置本体3に装備した燃料噴射ポンプのひとつ、つまり
プリストローク可変機構付きの燃料噴射ポンプ21の縦
断面図であって、そのポンプハウジング22にはエンジ
ンの気筒数に対応した数の縦孔23を形成し、この縦孔
23内で下部プランジャバレル24をポンプハウジング
22に挿入固定し、該下部プランジャバレル24にプラ
ンジャ25を回動かつ上下往復動自在に挿入してある。
【0021】このプランジャ25の上端は、下部プラン
ジャバレル24を介してポンプハウジング22に固定し
た上部プランジャバレル26にこれを挿入する。この上
部プランジャバレル26内にはデリバリバルブ27を設
けて、このデリバリバルブ27とプランジャ25との間
に燃料圧室28を構成し、デリバリバルブ27の上方に
は燃料出口29を形成し、前記燃料噴射管4を介して前
記燃料噴射ノズル5ないし被検知ノズル5Aに接続して
ある。
ジャバレル24を介してポンプハウジング22に固定し
た上部プランジャバレル26にこれを挿入する。この上
部プランジャバレル26内にはデリバリバルブ27を設
けて、このデリバリバルブ27とプランジャ25との間
に燃料圧室28を構成し、デリバリバルブ27の上方に
は燃料出口29を形成し、前記燃料噴射管4を介して前
記燃料噴射ノズル5ないし被検知ノズル5Aに接続して
ある。
【0022】またプランジャ25の下端は、カムシャフ
ト30に設けたカム31に、タペット32を介してこれ
を当接している。このカムシャフト30はエンジンにこ
れを連結してあり、同エンジンによって回転駆動され、
スプリング33と協動してカム31の周縁に沿ってプラ
ンジャ25を当接させ、これを図中上下方向に往復動さ
せるようになっている。
ト30に設けたカム31に、タペット32を介してこれ
を当接している。このカムシャフト30はエンジンにこ
れを連結してあり、同エンジンによって回転駆動され、
スプリング33と協動してカム31の周縁に沿ってプラ
ンジャ25を当接させ、これを図中上下方向に往復動さ
せるようになっている。
【0023】さらに、このプランジャ25には、ドライ
ビングフェース34を形成し、このドライビングフェー
ス34を噴射量調節用スリーブ35に係合させてある。
また、噴射量調節用スリーブ35には突起36を係合さ
せ、この突起36に係合した噴射量調節用ラック37を
アクセルペダル(図示せず)の踏込み量に応じて紙面直
角方向に駆動することにより、この噴射量調節用スリー
ブ35がプランジャ25を回動させることができるよう
になっている。すなわち、燃料噴射のための圧送の有効
ストロークは、上記噴射量調節用ラック37によってプ
ランジャ25を回動することによりこれを調節すること
ができる。
ビングフェース34を形成し、このドライビングフェー
ス34を噴射量調節用スリーブ35に係合させてある。
また、噴射量調節用スリーブ35には突起36を係合さ
せ、この突起36に係合した噴射量調節用ラック37を
アクセルペダル(図示せず)の踏込み量に応じて紙面直
角方向に駆動することにより、この噴射量調節用スリー
ブ35がプランジャ25を回動させることができるよう
になっている。すなわち、燃料噴射のための圧送の有効
ストロークは、上記噴射量調節用ラック37によってプ
ランジャ25を回動することによりこれを調節すること
ができる。
【0024】この噴射量調節用ラック37には、前記ラ
ックセンサー9を取り付けてある(図1参照)。
ックセンサー9を取り付けてある(図1参照)。
【0025】さらに、プランジャ25の上方部には、制
御スリーブ38を摺動自在に外嵌してある。この制御ス
リーブ38にはその図中左方に縦方向の案内溝39を、
図中右方には横方向の係合溝40をそれぞれ形成する。
この案内溝39には、下部プランジャバレル24に設け
た案内ピン41を係合し、係合溝40にはタイミングコ
ントロールロッド42の係合部43を挿入してある。
御スリーブ38を摺動自在に外嵌してある。この制御ス
リーブ38にはその図中左方に縦方向の案内溝39を、
図中右方には横方向の係合溝40をそれぞれ形成する。
この案内溝39には、下部プランジャバレル24に設け
た案内ピン41を係合し、係合溝40にはタイミングコ
ントロールロッド42の係合部43を挿入してある。
【0026】このタイミングコントロールロッド42
は、ポンプハウジング22に形成した横孔44にこれを
挿入してあり、軸受け(図示せず)を介してポンプハウ
ジング22に回動自在にこれを支持する。
は、ポンプハウジング22に形成した横孔44にこれを
挿入してあり、軸受け(図示せず)を介してポンプハウ
ジング22に回動自在にこれを支持する。
【0027】なお、プリストロークは、このようなタイ
ミングコントロールロッド42の回動によって制御スリ
ーブ38を上下に移動させることによりこれを調節する
ことができるものである。
ミングコントロールロッド42の回動によって制御スリ
ーブ38を上下に移動させることによりこれを調節する
ことができるものである。
【0028】すなわち、タイミングコントロールロッド
42を図中時計方向あるいは反時計方向に正逆回動させ
ると、このタイミングコントロールロッド42とともに
タイミングコントロールロッド42の係合部43が一体
に回動し、このタイミングコントロールロッド42の係
合部43の回動によって制御スリーブ38が上下動し、
プランジャ25と制御スリーブ38との上下方向の相対
的な位置が変化することとなる。
42を図中時計方向あるいは反時計方向に正逆回動させ
ると、このタイミングコントロールロッド42とともに
タイミングコントロールロッド42の係合部43が一体
に回動し、このタイミングコントロールロッド42の係
合部43の回動によって制御スリーブ38が上下動し、
プランジャ25と制御スリーブ38との上下方向の相対
的な位置が変化することとなる。
【0029】したがって、制御スリーブ38とプランジ
ャ25の下死点における燃料吸排孔47(後述)の位置
との間の寸法として定義されるプランジャ25のプリス
トロークを調節することができる。
ャ25の下死点における燃料吸排孔47(後述)の位置
との間の寸法として定義されるプランジャ25のプリス
トロークを調節することができる。
【0030】つまり、プランジャ25の下死点から燃料
吸排孔47が閉じられるまでの寸法がプランジャ25の
プリストロークであり、燃料吸排孔47が閉じられると
きが燃料の噴射始めとなる。
吸排孔47が閉じられるまでの寸法がプランジャ25の
プリストロークであり、燃料吸排孔47が閉じられると
きが燃料の噴射始めとなる。
【0031】具体的には、タイミングコントロールロッ
ド42を時計方向に回動して制御スリーブ38を上方に
移動させると、プリストロークは大きくなり、噴射開始
時期は遅くなって(遅角)、エンジン回転数の少ない低
速回転域に適合した高い噴射率(前記カムシャフト30
の単位回転角度に対する燃料噴射量の割合、つまり噴射
量の時間的変化割合)を得ることができる。
ド42を時計方向に回動して制御スリーブ38を上方に
移動させると、プリストロークは大きくなり、噴射開始
時期は遅くなって(遅角)、エンジン回転数の少ない低
速回転域に適合した高い噴射率(前記カムシャフト30
の単位回転角度に対する燃料噴射量の割合、つまり噴射
量の時間的変化割合)を得ることができる。
【0032】逆に、タイミングコントロールロッド42
を反時計方向に回動して制御スリーブ38を下方に移動
させると、プリストロークは小さくなり、噴射時期は早
くなって(進角)、高速回転域に適合したより低い噴射
率を得ることができる。ただし、噴射の絶対量は増加す
る。
を反時計方向に回動して制御スリーブ38を下方に移動
させると、プリストロークは小さくなり、噴射時期は早
くなって(進角)、高速回転域に適合したより低い噴射
率を得ることができる。ただし、噴射の絶対量は増加す
る。
【0033】なお、タイミングコントロールロッド42
をステップモータ等のプリストロークアクチュエータ4
5に連結し、このプリストロークアクチュエータ45に
よりこれを回動駆動するとともに、プリストロークアク
チュエータ45には前記プリストロークアクチュエータ
センサー8を取り付けてある(図1参照)。
をステップモータ等のプリストロークアクチュエータ4
5に連結し、このプリストロークアクチュエータ45に
よりこれを回動駆動するとともに、プリストロークアク
チュエータ45には前記プリストロークアクチュエータ
センサー8を取り付けてある(図1参照)。
【0034】さらに、下部プランジャバレル24に摺動
自在に挿入したプランジャ25が前記カムシャフト30
およびカム31を介してエンジンの回転駆動力を受ける
ことにより、下部プランジャバレル24および上部プラ
ンジャバレル26内を往復動し、燃料溜まり室46内の
燃料を燃料圧室28内に吸入するとともに、さらにこの
燃料圧室28内の燃料を燃料出口29から燃料噴射管4
を介して圧送して燃料噴射ノズル5、5Aから噴射する
ようになっている。
自在に挿入したプランジャ25が前記カムシャフト30
およびカム31を介してエンジンの回転駆動力を受ける
ことにより、下部プランジャバレル24および上部プラ
ンジャバレル26内を往復動し、燃料溜まり室46内の
燃料を燃料圧室28内に吸入するとともに、さらにこの
燃料圧室28内の燃料を燃料出口29から燃料噴射管4
を介して圧送して燃料噴射ノズル5、5Aから噴射する
ようになっている。
【0035】すなわちこのプランジャ25は、上記燃料
溜まり室46に開口する燃料吸入ポートである直径方向
の燃料吸排孔47と、この燃料吸排孔47および燃料圧
室28を連通するようにその中心軸方向に形成した中心
連通孔48と、その外表面に形成した制御用傾斜溝49
と、この制御用傾斜溝49および燃料吸排孔47の開口
部を連通する連通用縦溝50とを有している。
溜まり室46に開口する燃料吸入ポートである直径方向
の燃料吸排孔47と、この燃料吸排孔47および燃料圧
室28を連通するようにその中心軸方向に形成した中心
連通孔48と、その外表面に形成した制御用傾斜溝49
と、この制御用傾斜溝49および燃料吸排孔47の開口
部を連通する連通用縦溝50とを有している。
【0036】さらに、このプランジャ25に摺動自在に
外嵌した前記制御スリーブ38には、その半径方向にメ
イン噴射用カットオフポート51を貫通形成してある。
このメイン噴射用カットオフポート51は、プランジャ
25の上下方向の動きに応じて制御用傾斜溝49と連通
可能な上下位置関係にあるようにこれを配置するものと
する。
外嵌した前記制御スリーブ38には、その半径方向にメ
イン噴射用カットオフポート51を貫通形成してある。
このメイン噴射用カットオフポート51は、プランジャ
25の上下方向の動きに応じて制御用傾斜溝49と連通
可能な上下位置関係にあるようにこれを配置するものと
する。
【0037】なお燃料溜まり室46は、ポンプハウジン
グ22に形成した前記横孔44を介して燃料入口52に
通じている。
グ22に形成した前記横孔44を介して燃料入口52に
通じている。
【0038】さらに、上述のプランジャ25の制御用傾
斜溝49および制御スリーブ38のメイン噴射用カット
オフポート51に加えて、図3に要部を拡大して示すよ
うに、パイロット噴射用として、プランジャ25にはパ
イロットスピル用スリット53を形成するとともに、制
御スリーブ38にはパイロット噴射用カットオフポート
54を形成してある。
斜溝49および制御スリーブ38のメイン噴射用カット
オフポート51に加えて、図3に要部を拡大して示すよ
うに、パイロット噴射用として、プランジャ25にはパ
イロットスピル用スリット53を形成するとともに、制
御スリーブ38にはパイロット噴射用カットオフポート
54を形成してある。
【0039】パイロットスピル用スリット53は、プラ
ンジャ25の燃料吸排孔47に連通するように、この燃
料吸排孔47ないしは連通用縦溝50に対して制御用傾
斜溝49とは反対側の外表面に水平方向に所定の周長さ
にわたって、これを形成する。
ンジャ25の燃料吸排孔47に連通するように、この燃
料吸排孔47ないしは連通用縦溝50に対して制御用傾
斜溝49とは反対側の外表面に水平方向に所定の周長さ
にわたって、これを形成する。
【0040】パイロット噴射用カットオフポート54
は、このパイロットスピル用スリット53にプランジャ
25の軸方向において相対する位置の制御スリーブ38
にこれを形成するものである。
は、このパイロットスピル用スリット53にプランジャ
25の軸方向において相対する位置の制御スリーブ38
にこれを形成するものである。
【0041】ただし、このパイロット噴射用カットオフ
ポート54は、大径部33Aと小径部33Bとからこれ
を形成するとともに、メイン噴射用カットオフポート5
1よりも制御スリーブ38の下端部側にこれを形成す
る。
ポート54は、大径部33Aと小径部33Bとからこれ
を形成するとともに、メイン噴射用カットオフポート5
1よりも制御スリーブ38の下端部側にこれを形成す
る。
【0042】以上のような構成の燃料噴射ポンプ21の
作用を概説する。まずプランジャ25が下死点から上昇
する当初にあっては、燃料吸排孔47が燃料溜まり室4
6に開口し、この燃料溜まり室46と燃料圧室28とが
燃料吸排孔47および中心連通孔48を介して連通して
いるので、燃料圧室28内の燃料の圧力は上昇せず、デ
リバリバルブ27は閉じたままとなる。
作用を概説する。まずプランジャ25が下死点から上昇
する当初にあっては、燃料吸排孔47が燃料溜まり室4
6に開口し、この燃料溜まり室46と燃料圧室28とが
燃料吸排孔47および中心連通孔48を介して連通して
いるので、燃料圧室28内の燃料の圧力は上昇せず、デ
リバリバルブ27は閉じたままとなる。
【0043】実際の燃料の送出については、図3がパイ
ロット噴射開始の状態を示す。すなわち、プランジャ2
5が上昇してその燃料吸排孔47が制御スリーブ38の
下端部によって閉じられることにより燃料圧室28内の
燃料の圧力が上昇して噴射圧力がデリバリバルブ開弁圧
をこえるとデリバリバルブ27を開いて、燃料出口29
から燃料を前記燃料噴射ノズル5、5Aに送出し(燃料
の圧送)、パイロット噴射が開始される。
ロット噴射開始の状態を示す。すなわち、プランジャ2
5が上昇してその燃料吸排孔47が制御スリーブ38の
下端部によって閉じられることにより燃料圧室28内の
燃料の圧力が上昇して噴射圧力がデリバリバルブ開弁圧
をこえるとデリバリバルブ27を開いて、燃料出口29
から燃料を前記燃料噴射ノズル5、5Aに送出し(燃料
の圧送)、パイロット噴射が開始される。
【0044】ついで、プランジャ25のパイロットスピ
ル用スリット53と、制御スリーブ38のパイロット噴
射用カットオフポート54の小径部33Bとが連通する
ことにより、燃料圧室28内の燃料が燃料溜まり室46
内にスピルすることによってパイロット噴射が終了す
る。
ル用スリット53と、制御スリーブ38のパイロット噴
射用カットオフポート54の小径部33Bとが連通する
ことにより、燃料圧室28内の燃料が燃料溜まり室46
内にスピルすることによってパイロット噴射が終了す
る。
【0045】さらにプランジャ25が上昇すると、パイ
ロットスピル用スリット53と、パイロット噴射用カッ
トオフポート54の小径部33Bとの連通が遮断される
ことにより燃料圧室28は再度閉鎖された状態となって
メイン噴射が開始する。
ロットスピル用スリット53と、パイロット噴射用カッ
トオフポート54の小径部33Bとの連通が遮断される
ことにより燃料圧室28は再度閉鎖された状態となって
メイン噴射が開始する。
【0046】そして、制御用傾斜溝49がメイン噴射用
カットオフポート51と係合することによりメイン噴射
が終了する。つまり、さらにプランジャ25が上昇し
て、燃料吸排孔47と連通した制御用傾斜溝49が制御
スリーブ38のメイン噴射用カットオフポート51に連
通すると、メイン噴射用カットオフポート51、制御用
傾斜溝49、連通用縦溝50、燃料吸排孔47、および
中心連通孔48を介してメイン噴射用カットオフポート
51と燃料圧室28とが連通することにより、燃料圧室
28内の燃料が燃料溜まり室46に逃げ、燃料圧室28
内の燃料の圧力が下降し、デリバリバルブ27が閉じら
れ、噴射(燃料の圧送)が終了するものである。
カットオフポート51と係合することによりメイン噴射
が終了する。つまり、さらにプランジャ25が上昇し
て、燃料吸排孔47と連通した制御用傾斜溝49が制御
スリーブ38のメイン噴射用カットオフポート51に連
通すると、メイン噴射用カットオフポート51、制御用
傾斜溝49、連通用縦溝50、燃料吸排孔47、および
中心連通孔48を介してメイン噴射用カットオフポート
51と燃料圧室28とが連通することにより、燃料圧室
28内の燃料が燃料溜まり室46に逃げ、燃料圧室28
内の燃料の圧力が下降し、デリバリバルブ27が閉じら
れ、噴射(燃料の圧送)が終了するものである。
【0047】ついで、プランジャ25が下降するとき
に、燃料溜まり室46から燃料圧室28内に燃料の負圧
により燃料吸排孔47を通して燃料が吸入される。
に、燃料溜まり室46から燃料圧室28内に燃料の負圧
により燃料吸排孔47を通して燃料が吸入される。
【0048】さらに、プリストロークアクチュエータ4
5によってタイミングコントロールロッド42を回動さ
せることにより制御スリーブ38を上下に移動させプリ
ストロークすなわち燃料噴射のタイミングを制御するこ
とができる。
5によってタイミングコントロールロッド42を回動さ
せることにより制御スリーブ38を上下に移動させプリ
ストロークすなわち燃料噴射のタイミングを制御するこ
とができる。
【0049】なお、パイロット噴射量ないしはパイロッ
トストロークを決定する因子は、プランジャ25の燃料
吸排孔47の下端からパイロットスピル用スリット53
の上端までの距離L1と、制御スリーブ38の下端部か
らパイロット噴射用カットオフポート54の小径部54
Bの下端までの距離L2とであって、パイロットストロ
ークは(L2−L1)で表される。
トストロークを決定する因子は、プランジャ25の燃料
吸排孔47の下端からパイロットスピル用スリット53
の上端までの距離L1と、制御スリーブ38の下端部か
らパイロット噴射用カットオフポート54の小径部54
Bの下端までの距離L2とであって、パイロットストロ
ークは(L2−L1)で表される。
【0050】すなわちパイロットストローク(L2−L
1)は、タイミングコントロールロッド42を操作して
制御スリーブ38をプランジャ25に対して上下動させ
ることにより、プリストロークとともにこれを調整する
ことが可能である。
1)は、タイミングコントロールロッド42を操作して
制御スリーブ38をプランジャ25に対して上下動させ
ることにより、プリストロークとともにこれを調整する
ことが可能である。
【0051】具体的なパイロット噴射制御操作として
は、図4のグラフに示すように、プランジャの速度に対
してパイロット噴射量Qは線形関係にある。このプラン
ジャ25の速度は、前記カムシャフト30の回転にとも
なって噴射有効ストロークに用いるカム31の部分によ
って異なる。さらに、制御スリーブ38の上下位置との
関係でカム31の部分によってプリストロークは異なる
ものであるから、制御スリーブ38を上下動させてプリ
ストロークを調整することにより、パイロット噴射量Q
もこれを調整することができる。
は、図4のグラフに示すように、プランジャの速度に対
してパイロット噴射量Qは線形関係にある。このプラン
ジャ25の速度は、前記カムシャフト30の回転にとも
なって噴射有効ストロークに用いるカム31の部分によ
って異なる。さらに、制御スリーブ38の上下位置との
関係でカム31の部分によってプリストロークは異なる
ものであるから、制御スリーブ38を上下動させてプリ
ストロークを調整することにより、パイロット噴射量Q
もこれを調整することができる。
【0052】また、プリストロークを一定としたときの
図5に示すように、ノズル開弁圧に対してパイロット噴
射量Qは線形的な減少関係にあり、とくに図6に示すよ
うに、プリストロークが大きいほどパイロット噴射量Q
が大きくなる相対関係を利用して制御する。
図5に示すように、ノズル開弁圧に対してパイロット噴
射量Qは線形的な減少関係にあり、とくに図6に示すよ
うに、プリストロークが大きいほどパイロット噴射量Q
が大きくなる相対関係を利用して制御する。
【0053】すなわち、被検知ノズル5Aのノズル開弁
圧は、他の燃料噴射ノズル5のノズル開弁圧よりわずか
に高くこれを設定してあり、プリストロークを制御する
ことにより被検知ノズル5Aについて所定範囲内のパイ
ロット噴射量を得ることができるようにすれば、他の燃
料噴射ノズルのパイロット噴射量は、その同じプリスト
ロークに対して被検知ノズル5Aよりわずかに高いパイ
ロット噴射量内に制御することができる。
圧は、他の燃料噴射ノズル5のノズル開弁圧よりわずか
に高くこれを設定してあり、プリストロークを制御する
ことにより被検知ノズル5Aについて所定範囲内のパイ
ロット噴射量を得ることができるようにすれば、他の燃
料噴射ノズルのパイロット噴射量は、その同じプリスト
ロークに対して被検知ノズル5Aよりわずかに高いパイ
ロット噴射量内に制御することができる。
【0054】図7はプリストロークを制御する操作のフ
ローチャート図であって、ステップS1において、回転
センサー10およびアクセルセンサー11からそれぞれ
回転条件および負荷条件などの諸条件を中央処理装置6
に読み込む。
ローチャート図であって、ステップS1において、回転
センサー10およびアクセルセンサー11からそれぞれ
回転条件および負荷条件などの諸条件を中央処理装置6
に読み込む。
【0055】ステップS2において、中央処理装置6に
記憶させたプリストロークマップから上記諸条件に適し
た目標プリストローク(Ps.soll)を読み込む。
このプリストロークマップは、回転条件および負荷条件
などに応じて適正なパイロット噴射量Qが得られるよう
に設定したプリストロークを記憶してある。
記憶させたプリストロークマップから上記諸条件に適し
た目標プリストローク(Ps.soll)を読み込む。
このプリストロークマップは、回転条件および負荷条件
などに応じて適正なパイロット噴射量Qが得られるよう
に設定したプリストロークを記憶してある。
【0056】ステップS3において、中央処理装置6は
前記プリストロークアクチュエータ45にプリストロー
ク制御量の信号として(Ps.soll+Ps.co
n)を出力することにより制御スリーブ38を上下動さ
せて適正なプリストロークとする。なお、Ps.con
は制御補正値である。
前記プリストロークアクチュエータ45にプリストロー
ク制御量の信号として(Ps.soll+Ps.co
n)を出力することにより制御スリーブ38を上下動さ
せて適正なプリストロークとする。なお、Ps.con
は制御補正値である。
【0057】ステップS4においてパイロット噴射量Q
が適正であるか否かを判断し、そうでなければ、ステッ
プS5においてパイロット噴射量Qが多すぎか否かを判
断し、多すぎればステップS6において(Ps.con
−△Ps)をPs.conとし、そうでなければ、ステ
ップS7において(Ps.con+△Ps)をPs.c
onとする。なお、△Psは、制御補正値Ps.con
の微調整値である。
が適正であるか否かを判断し、そうでなければ、ステッ
プS5においてパイロット噴射量Qが多すぎか否かを判
断し、多すぎればステップS6において(Ps.con
−△Ps)をPs.conとし、そうでなければ、ステ
ップS7において(Ps.con+△Ps)をPs.c
onとする。なお、△Psは、制御補正値Ps.con
の微調整値である。
【0058】以上の制御操作を繰り返すことにより、被
検知ノズル5Aのパイロット噴射量Qを所定値以下に監
視制御する。
検知ノズル5Aのパイロット噴射量Qを所定値以下に監
視制御する。
【0059】既述のように、この被検知ノズル5Aのパ
イロット噴射量Qがある値以下であれば、他の燃料噴射
ノズル5のパイロット噴射量Qは必ずその値以上であ
り、被検知ノズル5Aのパイロット噴射状態さえ監視制
御すれば、他の燃料噴射ノズル5については特別な監視
制御操作は不要である。
イロット噴射量Qがある値以下であれば、他の燃料噴射
ノズル5のパイロット噴射量Qは必ずその値以上であ
り、被検知ノズル5Aのパイロット噴射状態さえ監視制
御すれば、他の燃料噴射ノズル5については特別な監視
制御操作は不要である。
【0060】なおこの実施例においては、プリストロー
クを調節することによってパイロット噴射量を制御する
例を説明したが、本発明においては、他の燃料噴射ノズ
ルに対してわずかに高くに設定した燃料噴射ノズルのパ
イロット噴射量を制御することができるものであれば、
プリストローク可変機構に限らず、パイロット噴射量を
適正範囲内に制御する機構については任意である。
クを調節することによってパイロット噴射量を制御する
例を説明したが、本発明においては、他の燃料噴射ノズ
ルに対してわずかに高くに設定した燃料噴射ノズルのパ
イロット噴射量を制御することができるものであれば、
プリストローク可変機構に限らず、パイロット噴射量を
適正範囲内に制御する機構については任意である。
【0061】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、燃料噴射
ノズルの開弁圧を少なくとも1本のみ他の燃料噴射ノズ
ルより高く設定して、この筒のパイロット噴射を監視お
よびフィードバック制御することとしたので、当該燃料
噴射ノズルのみについて監視制御すれば、すべての燃料
噴射ノズルないしシリンダーについてそのパイロット噴
射状態を監視制御する必要がなく、安定したパイロット
噴射を低コストで得ることができる。
ノズルの開弁圧を少なくとも1本のみ他の燃料噴射ノズ
ルより高く設定して、この筒のパイロット噴射を監視お
よびフィードバック制御することとしたので、当該燃料
噴射ノズルのみについて監視制御すれば、すべての燃料
噴射ノズルないしシリンダーについてそのパイロット噴
射状態を監視制御する必要がなく、安定したパイロット
噴射を低コストで得ることができる。
【0062】
【図1】本発明の一実施例によるパイロット噴射制御装
置1を備えた燃料噴射装置2の全体概略図である。
置1を備えた燃料噴射装置2の全体概略図である。
【図2】同、噴射装置本体3に装備した燃料噴射ポンプ
のひとつ、つまりプリストローク可変機構付きの燃料噴
射ポンプ21の縦断面図である。
のひとつ、つまりプリストローク可変機構付きの燃料噴
射ポンプ21の縦断面図である。
【図3】同、パイロット噴射開始の状態を示す要部拡大
縦断面図である。
縦断面図である。
【図4】同、プランジャ25の速度に対するパイロット
噴射量Qの関係を示すグラフである。
噴射量Qの関係を示すグラフである。
【図5】同、プリストロークを一定としたときのノズル
開弁圧に対するパイロット噴射量Qの関係を示すグラフ
である。
開弁圧に対するパイロット噴射量Qの関係を示すグラフ
である。
【図6】同、各プリストロークにおけるノズル開弁圧に
対するパイロット噴射量Qの関係を示すグラフである。
対するパイロット噴射量Qの関係を示すグラフである。
【図7】同、プリストロークを制御する操作のフローチ
ャート図である。
ャート図である。
1 パイロット噴射制御装置 2 燃料噴射装置 3 噴射装置本体 4 燃料噴射管 5 燃料噴射ノズル 5A 被検知ノズル(燃料噴射ノズル) 6 中央処理装置(制御手段) 7 パイロット噴射センサー(検知手段) 8 プリストロークアクチュエータセンサー 9 ラックセンサー 10 回転センサー 11 アクセルセンサー 21 燃料噴射ポンプ 22 ポンプハウジング 23 縦孔 24 下部プランジャバレル 25 プランジャ 26 上部プランジャバレル 27 デリバリバルブ 28 燃料圧室 29 燃料出口 30 カムシャフト 31 カム 32 タペット 33 スプリング 34 ドライビングフェース 35 噴射量調節用スリーブ 36 突起 37 噴射量調節用ロッド 38 制御スリーブ 39 案内溝 40 係合溝 43 案内ピン 42 タイミングコントロールロッド 43 タイミングコントロールロッド42の係合部 44 横孔 45 プリストロークアクチュエータ 46 燃料溜まり室 47 燃料吸排孔 48 中心連通孔 49 制御用傾斜溝 50 連通用縦溝 51 メイン噴射用カットオフポート 52 燃料入口 53 パイロットスピル用スリット 54 パイロット噴射用カットオフポート 54A パイロット噴射用カットオフポート54の大径
部 54B パイロット噴射用カットオフポート54の小径
部 L1 プランジャ25の燃料吸排孔47の下端から、パ
イロットスピル用スリット53の上端までの距離 L2 制御スリーブ38の下端部から、パイロット噴射
用カットオフポート54の小径部54Bの下端までの距
離
部 54B パイロット噴射用カットオフポート54の小径
部 L1 プランジャ25の燃料吸排孔47の下端から、パ
イロットスピル用スリット53の上端までの距離 L2 制御スリーブ38の下端部から、パイロット噴射
用カットオフポート54の小径部54Bの下端までの距
離
Claims (1)
- 【請求項1】 複数本の燃料噴射ノズルを有するとと
もに、 各燃料噴射ノズルからメイン噴射に先立ってパイロット
噴射を行う燃料噴射装置におけるパイロット噴射制御装
置であって、 前記複数本の燃料噴射ノズルのうち、ノズル開弁圧を他
の燃料噴射ノズルよりわずかに高くした少なくとも1本
の燃料噴射ノズルを被検知ノズルとするとともに、 この被検知ノズルにおけるパイロット噴射の有無あるい
はパイロット噴射量に相当する量を検知する検知手段
と、 この検知手段からの情報をもとに、前記被検知ノズルの
パイロット噴射量をフィードバック制御する制御手段
と、 を有することを特徴とするパイロット噴射制御装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5247277A JPH0777124A (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | パイロット噴射制御装置 |
EP94111870A EP0643215B1 (en) | 1993-09-09 | 1994-07-29 | Pilot injection control system |
DE69418801T DE69418801T2 (de) | 1993-09-09 | 1994-07-29 | System zur Steuerung der Voreinspritzung |
US08/296,708 US5482016A (en) | 1993-09-09 | 1994-08-26 | Pilot injection control system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5247277A JPH0777124A (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | パイロット噴射制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0777124A true JPH0777124A (ja) | 1995-03-20 |
Family
ID=17161074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5247277A Pending JPH0777124A (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | パイロット噴射制御装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5482016A (ja) |
EP (1) | EP0643215B1 (ja) |
JP (1) | JPH0777124A (ja) |
DE (1) | DE69418801T2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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