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JPH077666Y2 - バルブの帯電防止装置 - Google Patents

バルブの帯電防止装置

Info

Publication number
JPH077666Y2
JPH077666Y2 JP1990110539U JP11053990U JPH077666Y2 JP H077666 Y2 JPH077666 Y2 JP H077666Y2 JP 1990110539 U JP1990110539 U JP 1990110539U JP 11053990 U JP11053990 U JP 11053990U JP H077666 Y2 JPH077666 Y2 JP H077666Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
conductive plate
valve rod
valve body
protrusion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990110539U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0468273U (ja
Inventor
政一 木戸
Original Assignee
北村バルブ製造株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 北村バルブ製造株式会社 filed Critical 北村バルブ製造株式会社
Priority to JP1990110539U priority Critical patent/JPH077666Y2/ja
Publication of JPH0468273U publication Critical patent/JPH0468273U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH077666Y2 publication Critical patent/JPH077666Y2/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、弁体及び弁棒に発生して帯電した静電気を弁
箱へ逃がすようにしたバルブの帯電防止装置に関する。
〔従来の技術〕
弁体を回動させて、非導電性のバルブシートに対して摺
動すると、静電気が発生し、発生した静電気は、弁体に
帯電したままとなる。従って、この種の弁で可燃性流体
を取扱う場合には、弁体と弁箱との間に生じる電位差に
よって放電が起り、可燃性流体を引火する危険がある。
この危険を防止するため、弁体と弁箱との間に導電性の
部品を介装して、弁箱に静電気を逃がすようにした帯電
防止装置が、既に多数開発されている。
例えば、第8図に示すように、ハンドル(01)の回転に
よって、弁棒(2)の下端の突子(03)に嵌合された弁
体(04)を開閉させるボールバルブにおいては、突子
(03)の下端面に設けた凹孔(05)内に、コイルばね
(06)を挿入し、かつ、弁棒(02)の上部に、伝導性板
ばね(07)を内装したグランド(08)を設けてある。
弁体(04)は、コイルばね(06)を介して弁棒(02)と
導電状態にあり、弁棒(02)は、伝導性板ばね(07)、
グランド(08)、押え板(09)、ボルト(010)を介し
て、弁箱(011)と導電状態になっている。
そのため、弁体(04)に発生した静電気は、弁箱(01
1)に逃げ、弁体(04)に帯電したままとなることはな
い。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来のものでは、コイルばね(06)を挿入
するための凹孔(05)を、弁棒(2)の下端の突子(0
3)の下端面に形成したり、弁箱(011)の上部に、別装
品としてのグランド(08)等を取付けたりすることは、
手間がかかるとともに、物品点数が多くなり、しかも、
構造的にも複雑なものとなる。
本考案は、簡単な構造にして、しかも、弁体に発生した
静電気を、効果的に逃がすことのできるようにした帯電
防止装置を得ることである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、次の構成となっている。
弁箱内に収容した弁体の上部に形成した切溝に、弁棒の
下端における突子を嵌合し、弁棒の回動により、弁体を
開閉させるようにしたバルブにおいて、 帯板状をなす第1導電板を、その外側端が前記切溝に弾
接するようにして、前記突子と切溝との間に介装し、か
つ リング状をなす第2導電板を、その内向突片が弁棒に弾
接するように、また外向突片が、弁箱の上面における受
筒の内面に形成した拡径段部に弾接するようにして、弁
棒に設けた拡径鍔部の上面に嵌装し、 もって弁体を、第1導電板、弁棒における突子と拡径鍔
部、および第2導電板を介して、弁箱と導電状態として
ある。
〔作用〕
第1導電板は、その外側端が切溝の底面に線接触し、か
つ弁棒の荷重を受けているので、弁棒の突子に弾接して
いる。
弁棒の拡径鍔部の上面に嵌入されている第2導電板の内
向突片は弁棒に対して弾接し、同じく外向突片は、弁箱
の受筒の内面における拡径段部に弾接している。
そのため、弁体は、第1導電板、弁棒における突子と拡
径鍔部、並びに第2導電板を介して、弁箱と導電状態に
なっており、弁体に帯電する静電気は、弁箱へと逃がさ
れ、引火の危険がなくなる。
第2導電板を嵌装した弁棒を、受筒内に嵌入し、続いて
弁体の切溝に第1導電板を介装した状態で、弁体の切溝
を弁棒の突子に嵌め込むことにより、簡単に帯電防止装
置が得られる。
〔実施例〕
第1図ないし第3図は、本考案の第1実施例を示すもの
であり、弁箱(1)内の弁体(2)が、弁棒(3)の回
転によって開閉されるボールボルブである。
弁棒(3)の下端における突子(4)は、図では明らか
でないが、平面視において長方形断面になっており、弁
体(2)の上面に切設した横長の切溝(5)に、帯板状
の弾性板からなる第1導電板(6)を介して嵌入されて
いる。
第1導電板(6)は、第3図(イ)(ロ)に示すよう
に、ほぼ平らな横長四角形で、長手方向の中央部に低い
山形の立上り部(7)を有し、かつ両端に、やや幅広の
当接片(8)を備えている。
第1導電板(6)は、導電性で弾性に富む、例えば、鋼
板のような材料でできている。
弁棒(3)の突子(4)の上部には拡径鍔部(9)が形
成され、その上方は、弁棒(3)の本体に連なってい
る。
弁箱(1)の上面の受筒(10)内の下端には、環状の拡
径段部(11)が形成され、そこに弁棒(3)における前
記の拡径鍔部(9)が嵌入している。
バルブの組立てに際しては、まず弁棒(3)の上方か
ら、第2図に示すようなリング状の弾性材からなる第2
導電板(12)を嵌合するとともに、受筒(10)の枢支孔
(13)の所要にパッキン(14)を嵌合しておく。
ついで、第2導電板(12)を嵌合したままの弁棒(3)
を、受筒(10)の枢支孔(13)に、下方から挿入し、そ
の後、第1導電板(6)を係止してある弁体(2)の切
溝(5)を、突子(4)と係合させる。
かくして弁棒(3)には、第2導電板(12)の中央孔
(15)内に付き出た内向突片(16)が圧接係止し、かつ
弁箱(1)の拡径段部(11)には、第2導電板(12)に
おける外方に突き出た外向突片(17)が圧接係止する。
そのため、第1導電板(6)は、切溝(5)の底面に対
して、当接片(8)(8)の外側端で線接触し、弁棒
(3)の荷重を受けて、突子(4)と導電可能な状態で
接触する。
また第2導電板(12)は、弁棒(3)と、弁箱(1)の
受筒(10)とに、導電可能な状態で接触する。
第4図及び第5図は、本考案の第2実施例を示すもの
で、第1実施例と相違する点は、弁体(2)の切溝
(5)の底面に嵌入溝(20)を切設し、第5図(イ)
(ロ)で示すような下向係合片(21)を両端に有する第
1導電板(6)を嵌入溝(20)に嵌入してあることであ
る。
この第2実施例では、第1導電板(6)の位置ずれがな
くなる。
第6図には、特に、内向突片(16)に歯形(18)を、さ
らに外向突片(17)に歯形(19)を設けた第2導電板
(12)の例が示されており、導電の接点がより確実にな
る。
第7図は、本考案の第4実施例を示すもので、弁棒
(3)における突子(4)の下端面に、第1導電板
(6)の取付用突起(22)を設けてある。
突起(22)は、側方に所定の間隔をもって並び、その間
に第1導電板(6)を挾持し、必要に応じてかしめられ
る。
このようにすると、第1導電板(6)の取付け忘れはな
くなる。
〔考案の効果〕
本考案は、次の効果を奏しうる。
(a)第2導電板を嵌入した弁棒を、受筒の段部に嵌入
し、弁体の切溝に第1導電板を介装して、弁体を弁棒突
子に嵌め込む簡単な構造で、帯電防止が達成される。
(b)第2導電板は、その中央孔で弁棒の心合わせを行
う枢支ベアリングとしても機能する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の第1実施例の一部拡大断面図、 第2図は、第1図の第2導電板の平面図、 第3図(イ)は、第1図の第1導電板の平面図、 第3図(ロ)は、第1図の第1導電板の正面図、 第4図は、本考案の第2実施例の一部拡大断面図、 第5図(イ)は、第4図の第1導電板の平面図、 第5図(ロ)は、第4図の第1導電板の正面図、 第6図は、第3実施例の第2導電板の平面図、 第7図は、第4実施例の弁棒と第1導電板との取付部拡
大図、 第8図は、従来技術の一部拡大断面図である。 (1)……弁箱、(2)……弁体 (3)……弁棒、(4)……弁棒突子 (5)……切溝、(6)……第1導電板 (7)……立上り部、(8)……当接片 (9)……拡径鍔部、(10)……受筒 (11)……拡径段部、(12)……第2導電板 (13)……枢支孔、(14)……パッキン (15)……中央孔、(16)……内向突片 (17)……外向突片、(18)……歯形 (19)……歯形、(20)……嵌入溝 (21)……係合片、(22)……突起

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁箱内に収容した弁体の上部に形成した切
    溝に、弁棒の下端における突子を嵌合し、弁棒の回動に
    より、弁体を開閉させるようにしたバルブにおいて、 帯板状をなす第1導電板を、その外側端が前記切溝に弾
    接するようにして、前記突子と切溝との間に介装し、か
    つ リング状をなす第2導電板を、その内向突片が弁棒に弾
    接するように、また外向突片が、弁箱の上面における受
    筒の内面に形成した拡径段部に弾接するようにして、弁
    棒に設けた拡径鍔部の上面に嵌装し、 もって弁体を、第1導電板、弁棒における突子と拡径鍔
    部、および第2導電板を介して、弁箱と導電状態とした
    ことを特徴とするバルブの帯電防止装置。
JP1990110539U 1990-10-24 1990-10-24 バルブの帯電防止装置 Expired - Lifetime JPH077666Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990110539U JPH077666Y2 (ja) 1990-10-24 1990-10-24 バルブの帯電防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990110539U JPH077666Y2 (ja) 1990-10-24 1990-10-24 バルブの帯電防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0468273U JPH0468273U (ja) 1992-06-17
JPH077666Y2 true JPH077666Y2 (ja) 1995-02-22

Family

ID=31857880

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990110539U Expired - Lifetime JPH077666Y2 (ja) 1990-10-24 1990-10-24 バルブの帯電防止装置

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JP (1) JPH077666Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5617482U (ja) * 1979-07-18 1981-02-16
JPS6317902Y2 (ja) * 1986-05-14 1988-05-20

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0468273U (ja) 1992-06-17

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