JPH0774986A - 波形補正装置 - Google Patents
波形補正装置Info
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- JPH0774986A JPH0774986A JP5237474A JP23747493A JPH0774986A JP H0774986 A JPH0774986 A JP H0774986A JP 5237474 A JP5237474 A JP 5237474A JP 23747493 A JP23747493 A JP 23747493A JP H0774986 A JPH0774986 A JP H0774986A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 各種映像機器に好適な波形補正装置に関し、
十分な輪郭補正と、擬似輪郭の抑圧という相反する効果
を両立させることができ、より自然な形で画像の鮮鋭度
及び解像度を改善できる装置を提供すること。 【構成】 擬似輪郭発生の原因となるのは所定の振幅値
以下の信号Scであり、その所定の振幅値はエッジ強調
度を強めることによって大きくなる。そこで、振幅調節
器1−3によって、所定の振幅値以下の信号Scの振幅
値を抑圧する。さらに、エッジ強調度に応じて、信号S
cの振幅の抑圧開始の値を、制御信号(γ)を振幅調節
器1−3に供給して調整する。こうして得られた信号S
c’を用いてエッジ強調成分Sgを生成し、入力信号に
加算する。
十分な輪郭補正と、擬似輪郭の抑圧という相反する効果
を両立させることができ、より自然な形で画像の鮮鋭度
及び解像度を改善できる装置を提供すること。 【構成】 擬似輪郭発生の原因となるのは所定の振幅値
以下の信号Scであり、その所定の振幅値はエッジ強調
度を強めることによって大きくなる。そこで、振幅調節
器1−3によって、所定の振幅値以下の信号Scの振幅
値を抑圧する。さらに、エッジ強調度に応じて、信号S
cの振幅の抑圧開始の値を、制御信号(γ)を振幅調節
器1−3に供給して調整する。こうして得られた信号S
c’を用いてエッジ強調成分Sgを生成し、入力信号に
加算する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テレビジョン(T
V)受像機、ビデオテープレコーダ(VTR)等の各種
ビデオ機器、及び画像データを扱う各種画像処理装置等
に好適な波形補正装置に関する。そして、この発明は波
形の変化部即ち波形エッジ部を急峻化することで画質を
改善するが、鑑賞者に違和感を与えることなく自然な形
で、さらには擬似輪郭の発生を防止して再生画像の鮮鋭
度及び解像度を改善できる波形補正装置を提供すること
を目的としている。
V)受像機、ビデオテープレコーダ(VTR)等の各種
ビデオ機器、及び画像データを扱う各種画像処理装置等
に好適な波形補正装置に関する。そして、この発明は波
形の変化部即ち波形エッジ部を急峻化することで画質を
改善するが、鑑賞者に違和感を与えることなく自然な形
で、さらには擬似輪郭の発生を防止して再生画像の鮮鋭
度及び解像度を改善できる波形補正装置を提供すること
を目的としている。
【0002】
【従来の技術】従来、画質改善のために用いられる輪郭
補正は、2次微分処理によって輪郭補正成分を求め、こ
の補正成分を元の信号に適量付加することによって行う
ことが一般的な方法であった。しかし、この方法では補
正した画像のエッジ部にプリシュートやオーバーシュー
トが発生することがあり、期待するほどの画質改善効果
が得られていなかった。
補正は、2次微分処理によって輪郭補正成分を求め、こ
の補正成分を元の信号に適量付加することによって行う
ことが一般的な方法であった。しかし、この方法では補
正した画像のエッジ部にプリシュートやオーバーシュー
トが発生することがあり、期待するほどの画質改善効果
が得られていなかった。
【0003】そこで、上記問題点を解決すべく本出願人
は、特願平3-360616号(整理番号H03001093 )「波形補
正装置」を出願した。この波形補正装置による輪郭補正
は、理論上、再生画像のエッジ部にプリシュートやオー
バーシュートが発生することなくエッジ部を強調でき、
自然な形で再生画像の鮮鋭度及び解像度を向上させるこ
とができることを特徴としている。
は、特願平3-360616号(整理番号H03001093 )「波形補
正装置」を出願した。この波形補正装置による輪郭補正
は、理論上、再生画像のエッジ部にプリシュートやオー
バーシュートが発生することなくエッジ部を強調でき、
自然な形で再生画像の鮮鋭度及び解像度を向上させるこ
とができることを特徴としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記出願によ
る方法を実際に回路を組んで実現すると、例えば、原画
像において陰の部分から光の当たっている部分へ徐々に
変わっているような、実際には物体のエッジではないと
ころが、輪郭補正されてエッジとなってしまうことがあ
り(いわゆる擬似輪郭の発生)、不自然な画像となるこ
とがまれにあった。
る方法を実際に回路を組んで実現すると、例えば、原画
像において陰の部分から光の当たっている部分へ徐々に
変わっているような、実際には物体のエッジではないと
ころが、輪郭補正されてエッジとなってしまうことがあ
り(いわゆる擬似輪郭の発生)、不自然な画像となるこ
とがまれにあった。
【0005】このように、現在までの技術では、輪郭補
正した画像において、エッジ部のプリシュート、オーバ
ーシュートの発生は起こらなくなっているが、エッジの
ないところにエッジが現れる擬似輪郭の発生を防止する
ことはできなかった。
正した画像において、エッジ部のプリシュート、オーバ
ーシュートの発生は起こらなくなっているが、エッジの
ないところにエッジが現れる擬似輪郭の発生を防止する
ことはできなかった。
【0006】本発明は、擬似輪郭の発生を抑圧して輪郭
補正することができ、その結果、より自然な形で画像の
鮮鋭度及び解像度を向上できる波形補正装置を提供する
ことを目的としている。
補正することができ、その結果、より自然な形で画像の
鮮鋭度及び解像度を向上できる波形補正装置を提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するために本発明は、入力信号である第1の信号が供給
されて、第2の信号を出力する直交高域濾波器と、前記
第1の信号が供給され、第3の信号を出力する同相高域
濾波器と、前記第3の信号が供給され、その信号の所定
値以下の振幅値を抑圧して第4の信号を出力する振幅調
節器と、前記第2及び第4の信号が供給され、この2つ
の信号のベクトル合成によって得られる振幅値と位相値
とを用いて非線形処理を行い、前記第4の信号の波形エ
ッジを急峻化した第5の信号を出力する波形合成器と、
前記第4及び第5の信号が供給され、その2つの信号を
減算して、波形エッジ強調成分となる第6の信号を出力
する減算器と、前記第1及び第6の信号が供給され、前
記第1の信号に前記第6の信号を付加することで、前記
第1の信号の波形エッジが強調された出力信号を得る加
算器とにより構成し、前記直交高域濾波器と、前記同相
高域濾波器とは、それぞれの低域遮断周波数を設定する
パラメータを調整する制御入力が供給され、前記波形合
成器は、非線形処理のパラメータを調整する制御入力が
供給され、前記振幅調節器は、前記所定値を決定するパ
ラメータを調整する制御入力が供給されることを特徴と
する波形補正装置を提供するものである。
するために本発明は、入力信号である第1の信号が供給
されて、第2の信号を出力する直交高域濾波器と、前記
第1の信号が供給され、第3の信号を出力する同相高域
濾波器と、前記第3の信号が供給され、その信号の所定
値以下の振幅値を抑圧して第4の信号を出力する振幅調
節器と、前記第2及び第4の信号が供給され、この2つ
の信号のベクトル合成によって得られる振幅値と位相値
とを用いて非線形処理を行い、前記第4の信号の波形エ
ッジを急峻化した第5の信号を出力する波形合成器と、
前記第4及び第5の信号が供給され、その2つの信号を
減算して、波形エッジ強調成分となる第6の信号を出力
する減算器と、前記第1及び第6の信号が供給され、前
記第1の信号に前記第6の信号を付加することで、前記
第1の信号の波形エッジが強調された出力信号を得る加
算器とにより構成し、前記直交高域濾波器と、前記同相
高域濾波器とは、それぞれの低域遮断周波数を設定する
パラメータを調整する制御入力が供給され、前記波形合
成器は、非線形処理のパラメータを調整する制御入力が
供給され、前記振幅調節器は、前記所定値を決定するパ
ラメータを調整する制御入力が供給されることを特徴と
する波形補正装置を提供するものである。
【0008】
【実施例】本発明の波形補正装置の一実施例を図1に示
す。この実施例における先の出願(特願平3-360616号)
との大きな相違点は、振幅調節器1−3を設けた点であ
る。
す。この実施例における先の出願(特願平3-360616号)
との大きな相違点は、振幅調節器1−3を設けた点であ
る。
【0009】図1において、1−1は直交高域濾波器、
1−2は同相高域濾波器、1−3は振幅調節器、1−4
は波形合成器、1−5は減算器、1−6は加算器であ
る。なお、説明の便宜上、各回路自体の処理時間による
信号の遅れ、及びその遅れを単に補正するためだけに通
常用いられる遅延回路等は、説明上必要な場合を除き省
略するものとする。
1−2は同相高域濾波器、1−3は振幅調節器、1−4
は波形合成器、1−5は減算器、1−6は加算器であ
る。なお、説明の便宜上、各回路自体の処理時間による
信号の遅れ、及びその遅れを単に補正するためだけに通
常用いられる遅延回路等は、説明上必要な場合を除き省
略するものとする。
【0010】この波形補正装置の扱う入力信号の例とし
ては、テレビジョンの輝度信号、RGB信号等を想定し
ている。従って、上限が4MHzまでの周波数成分を有
する入力信号に対し、以下での処理により周波数帯域4
MHzを越える成分を付加して傾斜部を急峻化すること
でエッジ強調を行っている。
ては、テレビジョンの輝度信号、RGB信号等を想定し
ている。従って、上限が4MHzまでの周波数成分を有
する入力信号に対し、以下での処理により周波数帯域4
MHzを越える成分を付加して傾斜部を急峻化すること
でエッジ強調を行っている。
【0011】まず、入力信号Saが、図2(a)に示す
ような輝度信号相当の周波数成分を有する立ち下がりエ
ッジ信号の場合について、各処理部の動作を詳しく説明
する。なお、各処理部で処理された信号Sb〜Shを図
2(b)〜(j)に示す。
ような輝度信号相当の周波数成分を有する立ち下がりエ
ッジ信号の場合について、各処理部の動作を詳しく説明
する。なお、各処理部で処理された信号Sb〜Shを図
2(b)〜(j)に示す。
【0012】入力信号Saは、最初に直交高域濾波器1
−1に供給される。この直交高域濾波器の周波数特性は
虚数部が次式で表され、
−1に供給される。この直交高域濾波器の周波数特性は
虚数部が次式で表され、
【0013】
【数1】
【0014】実数部が0であるような微分性の特性であ
る。数1のパラメータのβは直交高域濾波器の低域遮断
周波数を調整するものであり、図1で制御入力(β)と
して入力される値で、0〜1の範囲の値である。
る。数1のパラメータのβは直交高域濾波器の低域遮断
周波数を調整するものであり、図1で制御入力(β)と
して入力される値で、0〜1の範囲の値である。
【0015】図3(a)はβが0.25のときの直交高
域濾波器の周波数特性(f1=βf2)であり、図3
(c)がそのインパルス応答である。インパルス応答
は、信号Saに対して直交、即ち、π/2の位相差を有
している。この直交高域濾波器1−1の出力波形Sb
は、図2(b)に示すような波形になる。
域濾波器の周波数特性(f1=βf2)であり、図3
(c)がそのインパルス応答である。インパルス応答
は、信号Saに対して直交、即ち、π/2の位相差を有
している。この直交高域濾波器1−1の出力波形Sb
は、図2(b)に示すような波形になる。
【0016】図1にもどって、入力信号Saは、同相高
域濾波器1−2にも供給される。同相高域濾波器の周波
数特性は、実数部が次式で表され、
域濾波器1−2にも供給される。同相高域濾波器の周波
数特性は、実数部が次式で表され、
【0017】
【数2】
【0018】虚数部が0であるような高域濾波特性であ
る。同相高域濾波器1−2には、直交高域濾波器1−1
と同様にパラメータβが制御入力(β)として入力され
る。
る。同相高域濾波器1−2には、直交高域濾波器1−1
と同様にパラメータβが制御入力(β)として入力され
る。
【0019】図3(b)は、パラメータβが0.25の
時の周波数特性であり、図3(d)がそのインパルス応
答である。インパルス応答は、信号Saに対して同位相
である。同相高域濾波器の出力波形Scは、図2(c)
に示すような波形となる。
時の周波数特性であり、図3(d)がそのインパルス応
答である。インパルス応答は、信号Saに対して同位相
である。同相高域濾波器の出力波形Scは、図2(c)
に示すような波形となる。
【0020】信号Saに対する信号Sbの位相差はπ/
2であるので、このような信号Sbを出力する特性を有
する高域濾波器を直交高域濾波器と呼び、また、信号S
aに対する信号Scの位相差は0(即ち同位相)である
ので、このような信号Scを出力する特性を有する高域
濾波器を同相高域濾波器と呼ぶことにした。
2であるので、このような信号Sbを出力する特性を有
する高域濾波器を直交高域濾波器と呼び、また、信号S
aに対する信号Scの位相差は0(即ち同位相)である
ので、このような信号Scを出力する特性を有する高域
濾波器を同相高域濾波器と呼ぶことにした。
【0021】本実施例では、図1に示すように、高域濾
波器1−1、1−2に制御入力信号(β)を入力し、数
1、数2におけるβを0〜1の範囲で調整できるように
している。先の出願(特願平3-360616号)で説明したよ
うに、パラメータβの値を調整することにより、エッジ
強調の度合いを調節でき、本実施例は、鑑賞者の好みに
応じたエッジ強調処理を行える。
波器1−1、1−2に制御入力信号(β)を入力し、数
1、数2におけるβを0〜1の範囲で調整できるように
している。先の出願(特願平3-360616号)で説明したよ
うに、パラメータβの値を調整することにより、エッジ
強調の度合いを調節でき、本実施例は、鑑賞者の好みに
応じたエッジ強調処理を行える。
【0022】同相高域濾波器1−2より出力された信号
Scは、振幅調節器1−3に入力される。この振幅調節
器1−3が、従来、問題となっていた擬似輪郭の発生に
よる弊害をなくし、自然な再生画像を得るためのもので
ある。
Scは、振幅調節器1−3に入力される。この振幅調節
器1−3が、従来、問題となっていた擬似輪郭の発生に
よる弊害をなくし、自然な再生画像を得るためのもので
ある。
【0023】従来は、物体の輪郭でない部分であって擬
似輪郭が発生してしまう部分の信号変化の特徴と、物体
の輪郭部分の信号変化の特徴との区別がつかなかった。
そこで、本発明者は2つの信号変化部分を区別する方法
を鋭意研究した結果、物体の輪郭でない部分であって擬
似輪郭となる信号変化部は、信号Scの振幅が所定値よ
り小さいという関係を見出した。よって、本実施例で
は、振幅調節器1−3により、振幅が所定値以下の信号
Scの振幅を抑圧して、擬似輪郭となる信号変化部のエ
ッジ強調の度合いを抑え、擬似輪郭の発生を抑圧するこ
とにした。
似輪郭が発生してしまう部分の信号変化の特徴と、物体
の輪郭部分の信号変化の特徴との区別がつかなかった。
そこで、本発明者は2つの信号変化部分を区別する方法
を鋭意研究した結果、物体の輪郭でない部分であって擬
似輪郭となる信号変化部は、信号Scの振幅が所定値よ
り小さいという関係を見出した。よって、本実施例で
は、振幅調節器1−3により、振幅が所定値以下の信号
Scの振幅を抑圧して、擬似輪郭となる信号変化部のエ
ッジ強調の度合いを抑え、擬似輪郭の発生を抑圧するこ
とにした。
【0024】また、本発明者は、エッジ強調度(前記パ
ラメータβ、後述するパラメータαにより調節できる)
を強めることによって、擬似輪郭の発生する信号Scの
所定振幅値が大きくなる(擬似輪郭発生の範囲が広が
る)ことを見出した。そこで、信号Scの振幅の抑圧開
始の所定値(パラメータγに相当)を調整する制御信号
(γ)を振幅調節器1−3に入力して、この範囲の広が
りに応じた、最適な振幅調節ができるようにした。これ
によって、エッジ強調の度合いに応じた信号Scの振幅
調節が可能となり、本波形補正装置は、エッジ強調の度
合いを強めても、擬似輪郭の発生を効果的に防ぐことが
でき、より自然な再生画像を提供できる。
ラメータβ、後述するパラメータαにより調節できる)
を強めることによって、擬似輪郭の発生する信号Scの
所定振幅値が大きくなる(擬似輪郭発生の範囲が広が
る)ことを見出した。そこで、信号Scの振幅の抑圧開
始の所定値(パラメータγに相当)を調整する制御信号
(γ)を振幅調節器1−3に入力して、この範囲の広が
りに応じた、最適な振幅調節ができるようにした。これ
によって、エッジ強調の度合いに応じた信号Scの振幅
調節が可能となり、本波形補正装置は、エッジ強調の度
合いを強めても、擬似輪郭の発生を効果的に防ぐことが
でき、より自然な再生画像を提供できる。
【0025】振幅調節器1−3の出力信号としては、振
幅調節された信号Sc’が出力される。この振幅調節の
具体的方法を次式に示す。
幅調節された信号Sc’が出力される。この振幅調節の
具体的方法を次式に示す。
【0026】
【数3】
【0027】数3において、k=0、1/4としたとき
の振幅調節の特性が、図6(a)、(b)である。パラ
メータγが振幅を圧縮するスレッシュホールド値とな
る。図6(a)では、入力信号Scの振幅値が小さいと
きには出力信号Sc’がゼロとなるような振幅調節特性
であるが、この特性は、信号ScがSc=−γ、あるい
はSc=γの前後での振幅調節効果が大きく異なり、場
合によっては、強調効果が急激に変化して再生画像に不
自然な箇所が現れることもある。一方、図6(b)のよ
うに、信号Scの振幅値の小さいときに、0でない傾き
1/4を持たせた方法では、強調効果が比較的緩やかに
変化して、不自然な箇所が現れずに、自然な画像を得る
ことができる。図6(b)の方法で信号Scを振幅調節
して得られた信号Sc’の波形を、図2(d)に示す。
の振幅調節の特性が、図6(a)、(b)である。パラ
メータγが振幅を圧縮するスレッシュホールド値とな
る。図6(a)では、入力信号Scの振幅値が小さいと
きには出力信号Sc’がゼロとなるような振幅調節特性
であるが、この特性は、信号ScがSc=−γ、あるい
はSc=γの前後での振幅調節効果が大きく異なり、場
合によっては、強調効果が急激に変化して再生画像に不
自然な箇所が現れることもある。一方、図6(b)のよ
うに、信号Scの振幅値の小さいときに、0でない傾き
1/4を持たせた方法では、強調効果が比較的緩やかに
変化して、不自然な箇所が現れずに、自然な画像を得る
ことができる。図6(b)の方法で信号Scを振幅調節
して得られた信号Sc’の波形を、図2(d)に示す。
【0028】なお、振幅調節器1−3の振幅抑圧の増幅
率kを外部から制御信号により調節できるようにしても
よい。図1にもどって、直交高域濾波器1−1より出力
された信号Sbと、振幅調節器1−3より出力された信
号Sc’とは、波形合成器1−4に入力される。この波
形合成器では、まず、信号Sbと信号Sc’とによっ
て、図4(a)に示される関係をもつ信号Sdと信号θ
i が新たに作り出される。次式が、その関係式である。
率kを外部から制御信号により調節できるようにしても
よい。図1にもどって、直交高域濾波器1−1より出力
された信号Sbと、振幅調節器1−3より出力された信
号Sc’とは、波形合成器1−4に入力される。この波
形合成器では、まず、信号Sbと信号Sc’とによっ
て、図4(a)に示される関係をもつ信号Sdと信号θ
i が新たに作り出される。次式が、その関係式である。
【0029】
【数4】
【数5】
【0030】さらに、信号θi に非線形位相変換処理を
施して信号θo に変換する。この非線形位相変換処理
は、例えば図4(c)、(d)のような処理方法であ
る。波形合成器1−4には、非線形位相変換処理のパラ
メータαを指定する制御入力信号(α)で入力される。
図2(f)、(g)が信号θi 及び、信号θo の波形図
である。信号θo は、次式で表される、図4(c)の方
法で変換している。
施して信号θo に変換する。この非線形位相変換処理
は、例えば図4(c)、(d)のような処理方法であ
る。波形合成器1−4には、非線形位相変換処理のパラ
メータαを指定する制御入力信号(α)で入力される。
図2(f)、(g)が信号θi 及び、信号θo の波形図
である。信号θo は、次式で表される、図4(c)の方
法で変換している。
【0031】
【数6】
【0032】このようにして得られた信号Sdと信号θ
o によって、波形合成器1−4の最終的な出力信号Se
を得る。その関係は次式の通りである。
o によって、波形合成器1−4の最終的な出力信号Se
を得る。その関係は次式の通りである。
【0033】
【数7】
【0034】図4(c)の方法でα=8として非線形位
相変換処理を行い波形合成した信号Seを図2(h)に
示す。図2(h)のように信号Seは、信号Sc’の波
形変化部が急峻化された波形である。
相変換処理を行い波形合成した信号Seを図2(h)に
示す。図2(h)のように信号Seは、信号Sc’の波
形変化部が急峻化された波形である。
【0035】波形合成器1−4の具体的構成例を図5に
示す。図5において、ブロック5−1では、数4に示す
式の関係によって、入力信号Sbと入力信号Sc’から
信号θi を求め出力する。またブロック5−2、5−3
では、ブロック5−1の出力信号θi と入力信号Sb、
Sc’とから、それぞれ次式に従い、直交成分と、同相
成分の寄与分を求め出力する。
示す。図5において、ブロック5−1では、数4に示す
式の関係によって、入力信号Sbと入力信号Sc’から
信号θi を求め出力する。またブロック5−2、5−3
では、ブロック5−1の出力信号θi と入力信号Sb、
Sc’とから、それぞれ次式に従い、直交成分と、同相
成分の寄与分を求め出力する。
【0036】
【数8】
【数9】
【0037】これら2つの信号を加算器5−4において
加算することで前記信号Sdを得ている。図5に示した
具体例で、信号Sdを、数4からではなく、数8と数9
の加算によって求めた理由は、ディジタル回路で波形合
成器1−4を構成した場合、市販のROMを使うことに
より加算の方法で精度良く信号Sdが求められるからで
ある。
加算することで前記信号Sdを得ている。図5に示した
具体例で、信号Sdを、数4からではなく、数8と数9
の加算によって求めた理由は、ディジタル回路で波形合
成器1−4を構成した場合、市販のROMを使うことに
より加算の方法で精度良く信号Sdが求められるからで
ある。
【0038】ブロック5−1の出力信号θi はブロック
5−5にも入力される。このブロック5−5では、前記
の非線形位相変換が行われて信号θo を得、この信号θ
o と、もう一つの入力信号である信号Sdから、数7に
従って信号Seが演算されて出力される。ブロック5−
5によりパラメータαの値を調整することにより、先の
出願(特願平3-360616号)で説明したように、エッジ強
調の度合いを調節できる。
5−5にも入力される。このブロック5−5では、前記
の非線形位相変換が行われて信号θo を得、この信号θ
o と、もう一つの入力信号である信号Sdから、数7に
従って信号Seが演算されて出力される。ブロック5−
5によりパラメータαの値を調整することにより、先の
出願(特願平3-360616号)で説明したように、エッジ強
調の度合いを調節できる。
【0039】図1にもどって、波形合成器1−4より出
力された信号Seは、減算器1−5に入力される。ここ
では、次式の数10に従って、信号Seから信号Sc’
が引かれ、信号Sg(エッジ強調成分)が出力される。
図2(i)に信号Sgの波形図を示す。
力された信号Seは、減算器1−5に入力される。ここ
では、次式の数10に従って、信号Seから信号Sc’
が引かれ、信号Sg(エッジ強調成分)が出力される。
図2(i)に信号Sgの波形図を示す。
【0040】
【数10】
【0041】次段の加算器1−6は信号Saと信号Sg
とを加算し、信号Shを出力する。信号Shは本実施例
装置の最終的な出力であり、次式で表される。
とを加算し、信号Shを出力する。信号Shは本実施例
装置の最終的な出力であり、次式で表される。
【0042】
【数11】
【0043】図2(j)がこの信号Shの波形図であ
る。図2(a)に示す本装置への入力信号Saに較べて
信号Shは、波形の変化部が急峻化されている。ここ
で、図1の振幅調節器1−3で、図6(a)、(b)に
示す2通りの方法(増幅率k=0と1/4との場合)で
振幅調節したときの、それぞれの擬似輪郭防止効果の特
徴、及び出力信号Shの違いを図7、図8を用いて説明
する。
る。図2(a)に示す本装置への入力信号Saに較べて
信号Shは、波形の変化部が急峻化されている。ここ
で、図1の振幅調節器1−3で、図6(a)、(b)に
示す2通りの方法(増幅率k=0と1/4との場合)で
振幅調節したときの、それぞれの擬似輪郭防止効果の特
徴、及び出力信号Shの違いを図7、図8を用いて説明
する。
【0044】図7において、(a)は原信号Saであ
る。この信号波形は、エッジ部ではない緩やかに立ち上
がる波形の例(従来装置で擬似輪郭となりやすい波形)
であり、実際の画像上では、例えば陰の部分から光のあ
たっている部分へ緩やかに変化している部分である。
る。この信号波形は、エッジ部ではない緩やかに立ち上
がる波形の例(従来装置で擬似輪郭となりやすい波形)
であり、実際の画像上では、例えば陰の部分から光のあ
たっている部分へ緩やかに変化している部分である。
【0045】図7(b)は、直交高域濾波器1−1の出
力信号Sb、図7(c)は、同相高域濾波器1−2の出
力信号Scである。前にも説明したが、信号Saが物体
のエッジではない部分の時の信号Scの振幅値は小さい
ので、図7(c)のように、信号Scの振幅よりも大き
い値に、振幅調節器1−5のパラメータγ(振幅を圧縮
する際のスレッシュホールド値)を設定しておく。
力信号Sb、図7(c)は、同相高域濾波器1−2の出
力信号Scである。前にも説明したが、信号Saが物体
のエッジではない部分の時の信号Scの振幅値は小さい
ので、図7(c)のように、信号Scの振幅よりも大き
い値に、振幅調節器1−5のパラメータγ(振幅を圧縮
する際のスレッシュホールド値)を設定しておく。
【0046】図7(d)〜(f)は、信号Scを振幅調
節しない場合の各処理部の出力信号の波形である。最終
出力である信号Shの波形(図7(f))を見ると、信
号Saがエッジ部分ではないにもかかわらず、振幅が0
でないエッジ強調成分Sgが信号Saに付加された結
果、信号Shに新たにエッジが生じている。つまり、こ
れが擬似輪郭の原因であり、従来では、この信号をその
まま波形補正装置の出力としていた。
節しない場合の各処理部の出力信号の波形である。最終
出力である信号Shの波形(図7(f))を見ると、信
号Saがエッジ部分ではないにもかかわらず、振幅が0
でないエッジ強調成分Sgが信号Saに付加された結
果、信号Shに新たにエッジが生じている。つまり、こ
れが擬似輪郭の原因であり、従来では、この信号をその
まま波形補正装置の出力としていた。
【0047】図8(g)は、図7(c)に示す信号Sc
を図6(a)の方法で振幅調節した結果の信号Sc’で
ある。図に示す状態においては、信号Scの振幅の大き
さが、全てパラメータγよりも小さいので、信号Sc’
の振幅は、全て0に調節される。
を図6(a)の方法で振幅調節した結果の信号Sc’で
ある。図に示す状態においては、信号Scの振幅の大き
さが、全てパラメータγよりも小さいので、信号Sc’
の振幅は、全て0に調節される。
【0048】ここで、信号Sc’が0であるとき、エッ
ジ強調成分Sgも0になることを説明する。まず、信号
Sc’、信号Sb共に0であるときは、数4より信号S
dも0となり、数7より信号Seが0となる。信号S
e、信号Sc’共に0であるので、数10より、信号S
gは0となる。次に、信号Sc’が0であり、信号Sb
が0でないときは、数5よりθi がπ/2となり、数6
よりθo もπ/2となる。θo がπ/2となると、co
s(θo )の値が0となるので、数7より、信号Seが
0となる。信号Se、信号Sc’共に0であるので、数
10より、信号Sgが0となる。
ジ強調成分Sgも0になることを説明する。まず、信号
Sc’、信号Sb共に0であるときは、数4より信号S
dも0となり、数7より信号Seが0となる。信号S
e、信号Sc’共に0であるので、数10より、信号S
gは0となる。次に、信号Sc’が0であり、信号Sb
が0でないときは、数5よりθi がπ/2となり、数6
よりθo もπ/2となる。θo がπ/2となると、co
s(θo )の値が0となるので、数7より、信号Seが
0となる。信号Se、信号Sc’共に0であるので、数
10より、信号Sgが0となる。
【0049】このように、信号Sc’が0のときエッジ
強調成分Sgも0となるので、信号Sc’が図8(g)
の場合、エッジ強調成分Sgは図8(i)のように0に
なる。よって、最終出力信号Shは図8(j)のよう
に、信号Saがそのまま出力される。
強調成分Sgも0となるので、信号Sc’が図8(g)
の場合、エッジ強調成分Sgは図8(i)のように0に
なる。よって、最終出力信号Shは図8(j)のよう
に、信号Saがそのまま出力される。
【0050】図8(k)は、図7(c)に示す信号Sc
を図6(b)の方法で振幅調節した結果の信号Sc’で
あり、信号Scの振幅が1/4に抑圧されている。信号
Sc’が完全に0になっていないので、エッジ強調成分
Sgも、図8(m)のように0にならない。よって、信
号Saは図8(n)のようにエッジ強調されることにな
る。しかし、信号Scの振幅を1/4に抑圧しているた
め、微弱なエッジ強調となっており、十分に擬似輪郭の
発生を抑えることができる。
を図6(b)の方法で振幅調節した結果の信号Sc’で
あり、信号Scの振幅が1/4に抑圧されている。信号
Sc’が完全に0になっていないので、エッジ強調成分
Sgも、図8(m)のように0にならない。よって、信
号Saは図8(n)のようにエッジ強調されることにな
る。しかし、信号Scの振幅を1/4に抑圧しているた
め、微弱なエッジ強調となっており、十分に擬似輪郭の
発生を抑えることができる。
【0051】以上、図7、図8に示すように、入力信号
Saが緩やかな立ち上がりの信号の場合、信号Scに対
して振幅調節を行わないと、図7(f)に示すように出
力信号Shは擬似輪郭となるが、図(6)(a)、
(b)に示す方法を用いて適正なパラメータγにより振
幅調節を行えば、図8(j)、(n)に示すように出力
信号Shに擬似輪郭が発生しないことがわかる。
Saが緩やかな立ち上がりの信号の場合、信号Scに対
して振幅調節を行わないと、図7(f)に示すように出
力信号Shは擬似輪郭となるが、図(6)(a)、
(b)に示す方法を用いて適正なパラメータγにより振
幅調節を行えば、図8(j)、(n)に示すように出力
信号Shに擬似輪郭が発生しないことがわかる。
【0052】次に、画像のエッジ部分の信号にこのよう
な振幅調節を行ったとき、出力信号Shに現れる影響を
図9、図10を用いて説明する。図9において、(a)
は原信号Saの波形であり、画像中のエッジ部分の信号
の典型的な波形である。図9(b)は、直交高域濾波器
1−1の出力信号Sb、図9(c)は、同相高域濾波器
1−2の出力信号Scである。
な振幅調節を行ったとき、出力信号Shに現れる影響を
図9、図10を用いて説明する。図9において、(a)
は原信号Saの波形であり、画像中のエッジ部分の信号
の典型的な波形である。図9(b)は、直交高域濾波器
1−1の出力信号Sb、図9(c)は、同相高域濾波器
1−2の出力信号Scである。
【0053】図9(f)は、信号Scに対して振幅調節
を行わない場合の出力信号Shであり、滑らかであり的
確にエッジ強調された出力信号が得られている。出力信
号が滑らかでないと、画像に不自然な箇所が現れてしま
う。
を行わない場合の出力信号Shであり、滑らかであり的
確にエッジ強調された出力信号が得られている。出力信
号が滑らかでないと、画像に不自然な箇所が現れてしま
う。
【0054】図10(g)は、図9(c)に示す信号S
cに、図6(a)の方法(増幅率k=0)で振幅調節を
行った信号Sc’を示すもので、この場合の出力信号S
hは図10(j)である。先の振幅調節の説明のところ
で述べた通り、図6(a)の方法では、パラメータγの
前後の振幅値で振幅調節の度合いが大きく違うため、図
10(j)に示す信号Shのように、多少滑らかでない
出力波形となり、擬似輪郭防止を重視する場合には有効
であるが、不自然なエッジ強調となる場合も希にある。
(この不自然さは、擬似輪郭が発生することによる不自
然さに比べれば十分に小さい。)
cに、図6(a)の方法(増幅率k=0)で振幅調節を
行った信号Sc’を示すもので、この場合の出力信号S
hは図10(j)である。先の振幅調節の説明のところ
で述べた通り、図6(a)の方法では、パラメータγの
前後の振幅値で振幅調節の度合いが大きく違うため、図
10(j)に示す信号Shのように、多少滑らかでない
出力波形となり、擬似輪郭防止を重視する場合には有効
であるが、不自然なエッジ強調となる場合も希にある。
(この不自然さは、擬似輪郭が発生することによる不自
然さに比べれば十分に小さい。)
【0055】図10(k)は、図9(c)に示す信号S
cに、図6(b)の方法で振幅調節を行った信号Sc’
を示すもので、この場合の出力信号Shは図10(n)
である。図6(b)の方法のように、0でない増幅率k
を与えて振幅調節を行った場合には、前述のように僅か
に擬似輪郭が発生することもあるが、擬似輪郭を従来よ
りは大幅に抑圧して、かつ図6(a)の方法と比べより
滑らかなエッジ強調ができる。
cに、図6(b)の方法で振幅調節を行った信号Sc’
を示すもので、この場合の出力信号Shは図10(n)
である。図6(b)の方法のように、0でない増幅率k
を与えて振幅調節を行った場合には、前述のように僅か
に擬似輪郭が発生することもあるが、擬似輪郭を従来よ
りは大幅に抑圧して、かつ図6(a)の方法と比べより
滑らかなエッジ強調ができる。
【0056】なお、画像を変化させる特殊効果として擬
似輪郭を積極的に利用する場合には、擬似輪郭がより多
く発生するように振幅調節器1−3を調整することも考
えられる。
似輪郭を積極的に利用する場合には、擬似輪郭がより多
く発生するように振幅調節器1−3を調整することも考
えられる。
【0057】
【発明の効果】以上の通り、本発明の波形補正装置は、
同相高域濾波器1−2の出力信号Scの振幅を制御する
ことにより、擬似輪郭の発生を十分に抑圧して的確な輪
郭補正が行えると共に、エッジ強調の度合いに応じて信
号Scの振幅調節ができるので、十分な輪郭補正と、擬
似輪郭の抑圧という相反する効果を両立させることがで
き、より自然な形で画像の鮮鋭度及び解像度を改善でき
る。
同相高域濾波器1−2の出力信号Scの振幅を制御する
ことにより、擬似輪郭の発生を十分に抑圧して的確な輪
郭補正が行えると共に、エッジ強調の度合いに応じて信
号Scの振幅調節ができるので、十分な輪郭補正と、擬
似輪郭の抑圧という相反する効果を両立させることがで
き、より自然な形で画像の鮮鋭度及び解像度を改善でき
る。
【図1】本発明の一実施例のブロック構成図である。
【図2】実施例の動作説明図である。
【図3】実施例の動作説明図である。
【図4】実施例の動作説明図である。
【図5】実施例の波形合成器の具体的構成例を示す図で
ある。
ある。
【図6】実施例の動作説明図である。
【図7】実施例の動作説明図である。
【図8】実施例の動作説明図である。
【図9】実施例の動作説明図である。
【図10】実施例の動作説明図である。
1−1 直交高域濾波器 1−2 同相高域濾波器 1−3 振幅調節器 1−4 波形合成器 1−5 減算器 1−6 加算器
【数12】
Claims (1)
- 【請求項1】入力信号である第1の信号が供給されて、
第2の信号を出力する直交高域濾波器と、 前記第1の信号が供給され、第3の信号を出力する同相
高域濾波器と、 前記第3の信号が供給され、その信号の所定値以下の振
幅値を抑圧して第4の信号を出力する振幅調節器と、 前記第2及び第4の信号が供給され、この2つの信号の
ベクトル合成によって得られる振幅値と位相値とを用い
て非線形処理を行い、前記第4の信号の波形エッジを急
峻化した第5の信号を出力する波形合成器と、 前記第4及び第5の信号が供給され、その2つの信号を
減算して、波形エッジ強調成分となる第6の信号を出力
する減算器と、 前記第1及び第6の信号が供給され、前記第1の信号に
前記第6の信号を付加することで、前記第1の信号の波
形エッジが強調された出力信号を得る加算器とより構成
し、 前記直交高域濾波器と、前記同相高域濾波器とは、それ
ぞれの低域遮断周波数を設定するパラメータを調整する
制御入力が供給され、 前記波形合成器は、非線形処理のパラメータを調整する
制御入力が供給され、 前記振幅調節器は、前記所定値を決定するパラメータを
調整する制御入力が供給されることを特徴とする波形補
正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5237474A JPH0774986A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 波形補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5237474A JPH0774986A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 波形補正装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0774986A true JPH0774986A (ja) | 1995-03-17 |
Family
ID=17015871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5237474A Pending JPH0774986A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 波形補正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0774986A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005208357A (ja) * | 2004-01-23 | 2005-08-04 | Dainippon Printing Co Ltd | 画像表示方法、画像による広告方法 |
US7352396B2 (en) * | 2002-03-20 | 2008-04-01 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Edge emphasizing circuit |
-
1993
- 1993-08-30 JP JP5237474A patent/JPH0774986A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7352396B2 (en) * | 2002-03-20 | 2008-04-01 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Edge emphasizing circuit |
JP2005208357A (ja) * | 2004-01-23 | 2005-08-04 | Dainippon Printing Co Ltd | 画像表示方法、画像による広告方法 |
JP4515103B2 (ja) * | 2004-01-23 | 2010-07-28 | 大日本印刷株式会社 | 画像表示方法、画像による広告方法 |
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