JPH0773249B2 - 音声符号化・復号化伝送方式 - Google Patents
音声符号化・復号化伝送方式Info
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- JPH0773249B2 JPH0773249B2 JP1265196A JP26519689A JPH0773249B2 JP H0773249 B2 JPH0773249 B2 JP H0773249B2 JP 1265196 A JP1265196 A JP 1265196A JP 26519689 A JP26519689 A JP 26519689A JP H0773249 B2 JPH0773249 B2 JP H0773249B2
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Description
ある符号語を,さらにエントロピー符号化器でエントロ
ピー符号化して情報量を圧縮して伝送し、受信側で逆に
復合化する音声符号化・復号化伝送方式に関し、 バッファを介することなく、さらに符号化器に悪影響を
及ぼすことなく最良の状態で入力音声信号を符号化して
伝送することの可能な音声信号符号化・復号化伝送方式
を提供することを目的とし、 量子化レベル数,または量子化特性と量子化レベル数の
異なる複数の符号化器と、該複数の符号化器の各々に対
応して、確率分布の異なる複数のエントロピー符号化器
とを設け、該符号化器およびエントロピー符号化器をそ
れぞれ並列動作させ、入力音声信号のフレームごとに、
該複数のエントロピー符号化器すべての出力のビットレ
ートについて、伝送ビットレート以下のものを選択し、
選択されたエントロピー符号化器に対応するすべての符
号化器からの局部復号化信号の品質を評価し、最良の符
号化器およびエントロピー符号化器の組み合わせを介し
た符号語を選択して伝送するように構成する。また上記
と逆の順序によって復号化を行うように構成する。
に係り、特に送信側で音声信号をADPCM,ATC等の符号化
器で情報量圧縮した結果である符号語を、エントロピー
符号化器でエントロピー符号語化することによって、さ
らに情報量を圧縮して伝送し、受信側において逆に復号
化して音声信号を再生する音声符号化・復号化伝送方式
に関するものである。
効利用を図るため、音声信号の情報量を圧縮して高能率
に符号化する方式が要求されている。
積を行う場合には、蓄積用メモリの容量削減が重要であ
るが、情報量を圧縮し、高能率に符号化する方式は、こ
のような要求にも答えることができるものである。
パルス符号化(ADPCM),適応変換符号化(ATC)等の音
声信号の圧縮符号化を行う符号化器と、量子化された値
の統計的冗長性を除去するエントロピー符号化器とを組
み合わせて、高能率に音声信号を符号化する符号化伝送
装置があった。
て、71はADPCM符号化器、72はエントロピー符号化器で
ある。
う符号化伝送装置では、音声信号の非定常性によって、
符号化器の出力の統計的性質が変化するため、エントロ
ピー符号化結果の符号長(ビットレート)が一定せず、
ときには伝送ビットレート以上になって伝送不能状態に
なる等の問題があった。
うにエントロピー符号化結果を一旦バッファ73に蓄積し
たのち回線に送出するようにし、その際、バッファ73に
蓄積したデータ量に応じて、量子化器(符号化器)の量
子化特性を変形させることによって、エントロピー符号
化結果をコントロールする、バッファコントロール方式
が用いられていた。この従来方法は、文献「M.Copperi,
“On the information rate control in entropy−code
d speech transmissionsystems",CSELT Rapportitechic
i Vol.X−No.6−DECEMBER,1982 pp.435−439」に開示さ
れている。
エントロピー符号化結果をコントロールとしているが、
実際問題としては、入力音声の性質,符号化器およびエ
ントロピー符号化器の性質によって、バッファにオーバ
ーフローやアンダーフローが発生することがある。
における量子化器の形を変形させて、出力符号語の統計
的性質を、よりエントロピーが小さくなるように、すな
わちある少数の値に集中するように制御しているため、
量子化器自体の特性が必ずしも最適にならず、そのため
符号化器の特性の劣化を引き起こすという欠点があっ
た。
号化において誤り伝播が発生するため、一度伝送誤りが
あると、それ以降の復号化結果にも前回の誤りが重畳す
るので、一度の伝送誤りが何サンプルにもわたって影響
を及ぼすという問題があった。
ものであって、バッファを介することなく、さらに符号
化器に悪影響を及ぼすことなく、最良の状態で入力音声
信号を符号化して伝送することが可能な、音声符号化・
復号化伝送方式を提供することを目的としている。
〜Anmはエントロピー符号化器、3はエントロピー符号
化器の各出力のビットレート(符号長が伝送ビットレー
ト以下であるか否かを判断し、対応する符号化器の品質
を比較して最適の符号化器およびエントロピー符号化器
の組み合わせを選択する符号化特性・符号長評価部、4
は符号化特性・符号長評価部3からの選択信号によっ
て、対応する符号語および選択信号を多重化して伝送す
る選択多重部である。
1に量子化レベル数,または量子化特性と量子化レベル
数とが異なる複数の符号化器A1〜Anを設けるとともに、
この複数の符号化器A1〜Anの各々に対して、確率分布の
異なる複数のエントロピー符号化器A11〜Anmを設け、そ
れぞれを並列に動作させる。そして、符号化特性・符号
長評価部3によって、入力音声信号のフレームごとに、
複数のエントロピー符号化器A11〜Anmのすべての出力に
ついて、そのビットレートが伝送ビットレート以下であ
るものを選択し、さらに選択された出力を発生するエン
トロピー符号化器に対応するすべての符号化器からの局
部復号信号の品質を評価することによって、最良の品質
を有する符号語を選択するとともに、この符号語がどの
符号化器とエントロピー符号化器との組み合わせから選
択されたかを示す選択信号を発生して、選択多重部4に
与える。選択多重部4では選択された符号語とこの選択
信号とを多重化して、伝送路を経て受信側2へ送る。
部、7は選択信号に基づいて出力切り替えを行う切替え
部、B11〜Bnmはそれぞれエントロピー符号化器A11〜Anm
に対応した確率分布の異なる複数のエントロピー復号化
器、B1〜Bnはそれぞれ符号化器A1〜Anに対応した量子化
レベル数,または量子化特性と量子化レベル数とが異な
る複数の復号化器である。
信号を符号語と選択信号とに分離する。切替え部7は、
分離部5からの選択信号に基づいて、送信側で指定され
た符号化器とエントロピー符号化器との組み合わせに対
応する、エントロピー復号化器B11〜Bnmと復号化器B1〜
Bnとの組み合わせからなるパスに対して受信した符号語
を転送するように切替えを行う。このようにして選択さ
れたエントロピー復号化器はその確率分布に応じてエン
トロピー復号化を行い、選択された復号化器はその量子
化レベル数,または量子化特性と量子化レベル数に応じ
て復号化を行うことによって、音声信号を再生する。
それぞれ、符号化器から出力される符号語の統計的性質
が異なる。そのため、エントロピー符号化の結果の符号
長は、フレームごとに、量子化レベル数,または量子化
特性と量子化レベル数、およびエントロピー符号化器の
特性によって異なるものである。そこで、複数の符号化
器に対し、確率分布の異なる複数のエントロピー符号化
器を設け、その組み合わせの中から最良のもので符号化
された符号語を伝送するものである。
個の量子化レベル数,または量子化特性と量子化レベル
数とを異にする符号器A1〜Anに並列に入力される。n個
の符号化器A1〜Anは、それぞれ同時に符号化を行い、異
なる量子化レベル数または異なる量子化特性と量子化レ
ベル数の符号語と局部復号信号とをそれぞれ出力する。
による冗長性が存在する。これを取り除くため、それぞ
れ確率分布の異なる複数個のエントロピー符号化器A11
〜Anmでエントロピー符号化を行う。
ピー符号化結果の符号長と、局部復号信号の品質をフレ
ームごとに評価し、伝送路において許容されている伝送
ビットレート以下のエントロピー符号化結果の符号長を
持つ符号語の中で、最も局部復号信号の特性品質の良い
符号化器とエントロピー符号化器の組み合わせを、フレ
ームごとに選択してその組み合わせを示す選択信号を発
生して、選択多重部4を経て選択された符号語と多重化
して受信側へ伝送する。
器の組み合わせが選択されたかという選択信号をもと
に、複数のエントロピー復号器B11〜Bnmと復号器B1〜Bn
から、それぞれ一つを選択して、エントロピー復号化と
復号化を行って、再生音声を出力する。
の、エントロピー符号化結果を蓄積するバッファを使用
することなく、常に特性のよい音声を受信側で再生する
ことができる。またそれぞれの符号化器において、最適
な量子化器を選択することが可能なため、量子化器の変
形による特性の劣化が存在しない。さらに伝送路誤りが
発生した場合には、誤り伝播が波及するのは、誤りが発
生したフレームの中だけで済むことになる。
確率分布の異なるエントロピー符号化器の組み合わせか
ら、局部復号器の特性が最もよい符号化器とエントロピ
ー符号化器とを選択して符号化する場合には、被量子化
信号の統計的性質はエントロピー符号化器でのみ利用さ
れ、符号化器側では考慮されないため、符号化器の量子
化特性が最良にならず、符号化伝送装置の特性の劣化が
残ることになる。
化器とを組み合わせた形で、被量子化信号の統計的性質
を利用して、符号化器の量子化特性が最適にならないこ
とによる劣化を防止することができる。
第2図Aは送信側の構成例を示し、第2図Bは受信側の
構成例を示している。
ット/サンプルとしている。そこで符号化器としては、
ADPCM4,5,6ビットに対応する符号化器を設けている。ま
たエントロピー符号化器としては、既知のハフマン(Hu
ffman)符号化器(以下単にH符号化器という)を使用
する。
5ビットのH符号化器(A〜C)24〜26が対応し、その
うちA,B,Cは、それぞれ確率分布が異なることを示して
いる。6ビットのADPCM符号化器23にも、同様に6ビッ
トのH符号化器(A〜C)27〜29が対応し、そのうちA,
B,Cは、それぞれ確率分布が異なることを示している。
ントロピー符号化における確率コードを作成しておく必
要がある。ADPCM等の差分符号化における予測誤差信号
の分布は、ラプラス分布でよく近似されるといわれてい
る。(文献;山口 博久,“ラプラス分布信号の最適量
子化",電子通信学会論文誌、84/2 VO1.J67−B No.2) このため、実施例においてはこの分布を仮定して、これ
に近いエントロピー符号化の確率分布を有するH符号化
器を使用している。
となく、直接、選択多重部4に入力する。これは仮定し
た符号語の確率分布が実際の分布と著しく掛け離れた場
合には、H符号化器24〜29を介した符号語がすべて4ビ
ット/サンプルの伝送ビットレートを超えてしまうこと
があり得るので、このような場合にも符号語を確保する
ためである。すなわち4ビットのADPCM符号語出力は必
ず伝送可能であるからである。
ており、この復号化部で復号化した局部復号化信号e,f,
gを符号化特性・符号長評価部3に入力する。
(S/N)算出部31を有し、入力信号aと局部復号化信号
e,f,gとから各ADPCM符号化器21〜23の局部復号化信号の
S/Nを算出する。また符号長算出部34を有し、各H符号
化器24〜29の出力符号長を測定し、符号長比較部33にお
いて、各出力符号長と伝送ビットレートとを比較して、
伝送ビットレート以下のビットレートを有する符号語出
力を有するものを選出する。
符号長比較部33のビットレート比較結果とから、伝送ビ
ットレート以下で最良の品質を有するADPCM符号化器と
H符号化器との組み合わせを選択して、この組み合わせ
を示す選択信号を出力する。
るので、復号側との整合性をとるため、フレームの最初
で一つ前のフレームで選択された量子化ビット数および
量子化特性についてのADPCM符号化器の内部係数を複写
する。フレーム長は、量子化ビット数および量子化特性
が変化した場合に、ADPCM符号化器の特性が最もよくな
る長さを選択する。
する。
た多重化信号から、符号語と選択信号とを分離する。切
替え部41は分離部40から出力された選択信号に応じて、
送信側で選択された符号化器とH符号化器との組み合わ
せに対応する、H復号化器とADPCM復号化器との組み合
わせからなる経路に対して受信した符号語を転送するよ
うに切替えを行う。これによって選択されたH復号化器
はその確率分布に従ってエントロピー復号化を行い、選
択された復号化器はその量子化レベル数に応じて復号化
を行って音声信号を再生する。
て、特に符号化特性・符号長評価部3の制御の流れを示
したものである。以下、第3図を参照して本実施例の動
作を詳細に説明する。
入力される。(S1) (2) 複数の量子化レベル数のADPCM符号化器21〜23
で並列に符号化し、符号語b〜dを出力する。さらにこ
の符号語b〜dをADPCM符号化器21〜23内部にそれぞれ
有する復号化器によって復号して、局部復号化信号e〜
gを出力する。(S2) (3) 各符号語b〜dについて、符号語bはエントロ
ピー符号化せず、符号語cは5ビット対応の確率分布の
異なるH符号化器24〜26を介してエントロピー符号化
し、符号語dは6ビット対応の確率分布の異なるH符号
化器27〜29を介してエントロピー符号化することによっ
て、符号語b,h〜mを発生する。符号語b,h〜mは、選択
多重部4および符号化特性・符号長評価部3に入力され
る。(S3) (4) 符号長算出部34において符号語b,h〜mについ
て、それぞれ1フレーム分の符号長を算出する。(S4) (5) 符号長比較部33において、符号長算出部34にお
ける符号長算出結果と、このシステムにおいて使用する
伝送路の伝送ビットレート(ここでは4ビット/サンプ
ル)とを比較する。ここで4ビット/サンプル以下のビ
ットレートを有する符号語対応の選択多重部4への回線
が設定される。(S5) (6) S/N算出部32において、ADPCM符号化器21〜23か
らの局部復号化信号e〜gは、ADPCM符号化器への入力
信号aと比較されて、その特性が算出される。この場合
の特性は信号対雑音比(S/N)であり、この値が大きい
ほど特性がよいことになる。
が設定されたものに対応するADPCM符号化器のうち、S/N
の最もよいものが選択される。選択部32は、対応するH
符号化器に相当する信号を選択する選択信号nを、選択
多重部4へ出力する。(S6) (7) 選択多重部4では、入力された各符号語のう
ち、選択信号nに応じた符号語のみを選択して、この符
号語と選択信号nとを多重化する。(S7) (8) ステップS7で生成した多重化信号を伝送する。
(S8) (9) 受信側において、伝送された符号語および選択
信号を分離部40において分離し、選択信号は切替え部41
に対応して制御信号として入力される。(S9) (10) 切替え部41は、符号語を選択信号によって指定
されるH復号化器へ入力する。H復号化器は符号語をエ
ントロピー復号化し、エントロピー復号化信号はさらに
指定されたADPCM復号化器において復号化されて、再生
音声信号を得る。(S10) 以上の実施例においては、符号化特性を評価するものと
して、S/Nをその一例としてあげたが、他の評価手段と
して、誤差信号の絶対値の総和、誤差信号の絶対値のピ
ーク値、ケプストラム距離、誤差信号の二乗和等の方法
によるもの、またはこれらの組み合わせによるもの等も
使用可能である。またエントロピー符号器としては、H
符号化器を例示したが、他に算術符号、ランレングス符
号、Ziv−lempel符号等を使用することもでき、本発明
はこの実施例に限られるものではない。
4図Aは送信側の構成例を示し、第4図Bは受信側の構
成例を示している。また各図において、第2図A,Bにお
けると同じものを同じ番号で示している。
ンプル程度とし、符号化器としてADPCM符号化器を用い
る場合を想定している。
し、ADPCM符号化器の量子化特性はラプラス分布,ガウ
ス分布を仮定して、誤差信号の二乗和が最少になるLloy
ed−Max法(文献;中田和男“音声の高能率符号化",森
北出版1986 pp.22−23)により設計したものを使用す
る。
のADPCM符号化器、52はガウス分布を有する4ビットのA
DPCM符号化器、53はラプラス分布を有する5ビットのAD
PCM符号化器、54はガウス分布を有する5ビットのADPCM
符号化器である。
る。ハフマン符号化器においては、予め符号語の確率分
布からエントロピー符号化におけるコードを作成してい
る必要があるため、ラプラス分布とガウス分布とを規定
した場合の、ADPCM符号化器の量子化特性の量子化結果
の確率分布からハフマン符号化器のコードを生成する。
トのハフマン符号化器、56はガウス分布に対応する5ビ
ットのハフマン符号化器である。
にはフレームごとのS/Nを使用し、どの符号化器とエン
トロピー符号化器との組み合わせが最良として選択され
たかを示す情報が補助情報として,符号語とともに多重
化伝送される。本実施例ではこの情報は2ビットとな
る。
符号,Ziv−lempel符号等が使用でき、特性評価の関数に
は,他に誤差信号の絶対値の総和,誤差信号の絶対値の
ピーク値,ケプストラム距離,誤差信号の二乗和,これ
らの組み合わせ等が使用できることは、第2図A,Bに示
された実施例の場合と同様である。
るので、復号側との整合性をとるため、フレームの最初
で一つ前のフレームで選択された量子化ビット数および
量子化特性についてのADPCM符号化器の内部係数を複写
する。フレーム長は、量子化ビット数および量子化特性
が変化した場合に、ADPCM符号化器の特性が最もよくな
る長さを選択する。
する。第4図Aにおいて、ADPCM符号化器51,52を用いた
場合がこれに該当する。これは、仮定した符号語の確率
分布と実際の確率分布が大きく掛け離れた場合には、エ
ントロピー符号化の平均符号長が、エントロピー符号化
前の符号語の符号長を上回る場合があるためであって、
このような場合には、エントロピー符号化を行わない場
合を選択する。これは一様分布特性のエントロピー符号
化器を組み合わせた場合に相当する。
を分離し、切替え部41において選択信号に応じて、送信
側で選択された符号化器とハフマン符号化器との組み合
わせに対応する、復号化器とADPCM復号化器との組み合
わせからなる経路に対して、受信した符号語を転送する
ように切替えを行う。
ン復号化器、62は5ビットのガウス分布ハフマン復号化
器、63は4ビットのラプラス分布ADPCM復号化器、64は
4ビットのガウス分布ADPCM復号化器、65は5ビットの
ラプラス分布ADPCM復号化器、66は5ビットのガウス分
布ADPCM復号化器である。
エントロピー復号化を行い、選択されたADPCM復号化器
はその量子化特性と量子化レベル数に応じて復号化を行
って、音声信号を再生する。
号化を行わない場合に対応して、エントロピー復号化を
行わない組み合わせも可能なように構成されている。AD
PCM復号化器63,64を用いる場合は、これに相当する。
(ATC)を行うものを採用することができる。
変換〔離散コサイン変換(DCT),離散フーリエ変換(D
FT)等〕を行う。変換された成分をサブブロックに分割
し、サブブロックごとに割り当てる情報量を決定し量子
化を行う。
子化特性をもつ量子化器を並列に動作させ、さらにこの
量子化結果を複数の確率分布を持つエントロピー符号化
器でエントロピー符号化し、符号長がサブブロックに許
容される情報量以下で、最も被量子化信号とのスペクト
ラム距離が短いものを与える組み合わせをサブブロック
ごとに選択し、どの組み合わせが選択されたかという情
報を多重化して伝送する。
は、ADPCM符号化器の場合と同様に設計すればよい。
または量子化特性と量子化レベル数の異なる複数の符号
化器と、確率分布の異なる複数のエントロピー符号化器
を送信側に設け、出力ビットレートが伝送ビットレート
以下であって、最良の特性を有する符号化器とエントロ
ピー符号化器の組み合わせを選択して、この組み合わせ
による符号語を選択して伝送するとともに、受信側で同
じ組み合わせで復号化を行うようにしたので、音声信号
の非定常性に応じて、情報量が伝送ビットレート以下と
なる、最適な量子レベル数または量子化特性および量子
化レベル数の符号化器とエントロピー符号化器の組み合
わせを選択することが可能となるので、適応的に符号語
の統計的性質による冗長性を取り除きつつ、最も復号特
性のよい符号化が可能となる。さらに伝送路誤りが発生
した場合には、誤り伝播が波及するのは、誤りが発生し
たフレームの中だけとなるため、伝送路誤りに対する耐
力が改善される。従って本発明によれば、信頼性の高い
音声符号化・復号化伝送方式を実現することができるよ
うになる。
発明の一実施例を示す図、第3図は本発明の動作を説明
するフローチャート、第4図A,Bは本発明の他の実施例
を示す図、第5図は従来の音声符号化伝送方式を示す図
である。1 は送信側、2は受信側、3は符号化特性・符号長評価
部、4は選択多重部、5は分離部、7は切替え部、A1〜
Anは符号化器、A11〜Anmはエントロピー符号化器、B1〜
Bnは符号化器A1〜Anに対応した復号化器、B11〜Bnmはエ
ントロピー符号化器A11〜Anmに対応した復号化器であ
る。
Claims (6)
- 【請求項1】入力音声信号を符号化器、さらにエントロ
ピー符号化器を介して情報量を圧縮し、所定の伝送ビッ
トレートで伝送する音声符号化伝送方式において、 量子化レベル数,または量子化特性と量子化レベル数の
異なる複数の符号化器(A1〜An)と、前記複数の符号化
器の各々に対応して、確率分布の異なる複数のエントロ
ピー符号化器(A11〜Anm)とを設け、 前記複数の符号化器および複数のエントロピー符号化器
をそれぞれ並列に動作させ、入力音声信号のフレームご
とに前記複数のエントロピー符号化器すべての出力ビッ
トレートについて前記伝送ビットレート以下であるもの
を抽出し、該抽出されたエントロピー符号化器に対応す
るすべての符号化器からの局部復号化信号の品質を評価
して最良の特性を有する局部復号化信号に対応した符号
化器およびエントロピー符号化器の組み合わせを選択
し、該選択された符号化器およびエントロピー符号化器
の組み合わせを介した符号語と該組み合わせを示す信号
とを多重化して伝送することを特徴とする音声符号化伝
送方式。 - 【請求項2】入力音声信号を符号化器、さらにエントロ
ピー符号化器を介して情報量を圧縮し、所定の伝送ビッ
トレートで伝送する音声符号化部に対応する音声復号化
方式において、 量子化レベル数,または量子化特性と量子化レベル数の
異なる複数の復号化器(B1〜Bn)と、該複数の復号化器
の各々に対応して、確率分布の異なる複数のエントロピ
ー復号化器(B11〜Bnm)とを有し、 伝送されてくる最良の符号化器およびエントロピー符号
化器の組み合わせを示す信号に従って対応するエントロ
ピー復号化器および復号化器の組み合わせにより、伝送
されてくる符号語を復号化することを特徴とする音声復
号化方式。 - 【請求項3】請求項第1項記載の音声符号化伝送方式を
とる音声符号化伝送装置と、請求項第2項記載の音声復
号化方式をとる音声復号化装置とからなることを特徴と
する音声符号化・復号化伝送装置。 - 【請求項4】入力音声信号を符号化器、さらにエントロ
ピー符号化器を介して情報量を圧縮し、所定の伝送ビッ
トレートで伝送する音声符号化伝送方式において、 前記所定の伝送ビットレートに対応するビット数の符号
化器と、該所定の伝送ビットレートより多いビット数の
量子化レベル数、または量子化特性と量子化レベル数の
異なる複数の符号化器と、該複数の符号化器の各々に対
応して確率分布の異なる複数のエントロピー符号化器と
を設け、 前記所定の伝送ビットレートに対応するビット数の符号
化器と、前記複数の符号化器および複数のエントロピー
符号化器をそれぞれ並列に動作させ、入力音声信号のフ
レームごとに前記所定の伝送ビットレートに対応するビ
ット数の符号化器と前記複数のエントロピー符号化器す
べての出力ビットレートについて前記伝送ビットレート
以下であるものを抽出し、該抽出された符号化器および
エントロピー符号化器に対応するすべての符号化器から
の局部復号化信号の品質を評価して最良の特性を有する
局部復号化信号に対応した符号化器または符号化器およ
びエントロピー符号化器の組み合わせを選択し、該選択
された符号化器または符号化器およびエントロピー符号
化器の組み合わせを介した符号語と該符号化器または組
み合わせを示す信号とを多重化して伝送することを特徴
とする音声符号化伝送方式。 - 【請求項5】入力音声信号を符号化器、さらにエントロ
ピー符号化器を介して情報量を圧縮し、所定の伝送ビッ
トレートで伝送する音声符号化部に対応する音声復号化
方式において、 前記所定の伝送ビットレートに対応するビット数の復号
化器と、該所定の伝送ビットレートより多いビット数の
量子化レベル数、または量子化特性と量子化レベル数の
異なる複数の復号化器と、該複数の復号化器の各々に対
応して確率分布の異なる複数のエントロピー復号化器と
を有し、 伝送されてくる符号化器または最良の符号化器およびエ
ントロピー符号化器の組み合わせを示す信号に従って対
応する復号化器またはエントロピー復号化器および復号
化器の組み合わせにより、伝送されてくる符号語を復号
化することを特徴とする音声復号化方式。 - 【請求項6】請求項第4項記載の音声符号化伝送方式を
とる音声符号化伝送装置と、請求項第5項記載の音声復
号化方式をとる音声復号化装置とからなることを特徴と
する音声符号化・復号化伝送装置。
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1989
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