JPH077134Y2 - 射出成形機の射出装置 - Google Patents
射出成形機の射出装置Info
- Publication number
- JPH077134Y2 JPH077134Y2 JP14435689U JP14435689U JPH077134Y2 JP H077134 Y2 JPH077134 Y2 JP H077134Y2 JP 14435689 U JP14435689 U JP 14435689U JP 14435689 U JP14435689 U JP 14435689U JP H077134 Y2 JPH077134 Y2 JP H077134Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- injection
- screw
- cam
- injection machine
- mold
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、樹脂成形品を射出成形するための射出成形機
の射出装置に関する。
の射出装置に関する。
(従来の技術) 従来の射出成形機の射出装置を第2図に示す。この図に
おいて、1は金型であり、該金型1は内部に成形品を作
成するための成形用凹部2を有している。先端のノズル
3を通して金型1内に溶融状態の樹脂を射出するための
射出装置5は、内部にスクリュー6が摺動自在に配設さ
れたスクリューシリンダー7と、射出ロッド8に一体の
射出ピストン9が内部に摺動自在に配設された油圧シリ
ンダー10とを備えている。ここで、スクリュー6と射出
ロッド8とは一体であり、射出ロッド8には位置・速度
検出部材11が取り付けられている。また、射出ロッド
8、すなわちスクリュー6はオイルモーター12で回転駆
動されるようになっている。前記油圧シリンダー10を駆
動するために油圧源13及び油圧サーボバルブ14が設けら
れている。また、前記射出ロッド8の位置(移動量)と
速度の条件を設定するための設定器15、比較演算器16、
及び前記位置・速度検出部材11よりの情報により射出ロ
ッド8の位置と速度を検出する位置・速度検出器17が設
けられている。比較演算器16は設定器15の設定値と位置
・速度検出器17の検出値とを比較してサーボアンプ18を
介して前記油圧サーボバルブ14を制御するものである。
なお、20は樹脂をスクリューシリンダー7内に供給する
ためのホッパーである。
おいて、1は金型であり、該金型1は内部に成形品を作
成するための成形用凹部2を有している。先端のノズル
3を通して金型1内に溶融状態の樹脂を射出するための
射出装置5は、内部にスクリュー6が摺動自在に配設さ
れたスクリューシリンダー7と、射出ロッド8に一体の
射出ピストン9が内部に摺動自在に配設された油圧シリ
ンダー10とを備えている。ここで、スクリュー6と射出
ロッド8とは一体であり、射出ロッド8には位置・速度
検出部材11が取り付けられている。また、射出ロッド
8、すなわちスクリュー6はオイルモーター12で回転駆
動されるようになっている。前記油圧シリンダー10を駆
動するために油圧源13及び油圧サーボバルブ14が設けら
れている。また、前記射出ロッド8の位置(移動量)と
速度の条件を設定するための設定器15、比較演算器16、
及び前記位置・速度検出部材11よりの情報により射出ロ
ッド8の位置と速度を検出する位置・速度検出器17が設
けられている。比較演算器16は設定器15の設定値と位置
・速度検出器17の検出値とを比較してサーボアンプ18を
介して前記油圧サーボバルブ14を制御するものである。
なお、20は樹脂をスクリューシリンダー7内に供給する
ためのホッパーである。
以上の構成において、オイルモーター12でスクリュー6
を一定量回転することによりホッパー20から一定量の樹
脂が供給され、スクリューシリンダー7の外周に配置さ
れた加熱手段及びスクリュー6の回転作用によりスクリ
ューシリンダー7内の樹脂は溶融状態となる。そして、
設定器15の設定条件に従って油圧シリンダー10に油圧源
13より油圧サーボバルブ14を介し油圧が供給されて射出
ピストン9が移動し、これに従いスクリュー6がノズル
3方向に移動して溶融樹脂をノズルを通して金型1内に
射出する。この結果、金型内の成形用凹部2内に所望の
成形品が得られる。
を一定量回転することによりホッパー20から一定量の樹
脂が供給され、スクリューシリンダー7の外周に配置さ
れた加熱手段及びスクリュー6の回転作用によりスクリ
ューシリンダー7内の樹脂は溶融状態となる。そして、
設定器15の設定条件に従って油圧シリンダー10に油圧源
13より油圧サーボバルブ14を介し油圧が供給されて射出
ピストン9が移動し、これに従いスクリュー6がノズル
3方向に移動して溶融樹脂をノズルを通して金型1内に
射出する。この結果、金型内の成形用凹部2内に所望の
成形品が得られる。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上記第2図の従来構成の場合、様々な成形条
件を設定でき、多種の成形品の製造が可能であるが、複
雑な制御方式が必要になり、コストも高くなる。
件を設定でき、多種の成形品の製造が可能であるが、複
雑な制御方式が必要になり、コストも高くなる。
一方、一品種の製造に使用される場合には、成形条件は
限定され、条件変更も一部分となり、必要な制御、機能
や能力も限定されたものになり、第2図の構成では、余
剰の制御、機能、能力を持つことになり、必要以上にコ
ストの高い設備となってしまう。
限定され、条件変更も一部分となり、必要な制御、機能
や能力も限定されたものになり、第2図の構成では、余
剰の制御、機能、能力を持つことになり、必要以上にコ
ストの高い設備となってしまう。
本考案は、溶融樹脂を射出するためのスクリューの駆動
をカム駆動とすることにより構成の簡略化を図るととも
に射出速度を応答遅れなく迅速に変化させ得る射出成形
機の射出装置を提供することを目的とする。
をカム駆動とすることにより構成の簡略化を図るととも
に射出速度を応答遅れなく迅速に変化させ得る射出成形
機の射出装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案は、成形用凹部を有
する金型内にノズルを通して溶融状態の樹脂を射出する
射出成形機の射出装置において、スクリューシリンダー
内に摺動自在に配置されたスクリューをカム機構により
移動させる構成としている。
する金型内にノズルを通して溶融状態の樹脂を射出する
射出成形機の射出装置において、スクリューシリンダー
内に摺動自在に配置されたスクリューをカム機構により
移動させる構成としている。
(作用) 本考案の射出成形機の射出装置においては、スクリュー
シリンダー内に摺動自在に配置されたスクリューを特定
の成形条件に合わせたカム機構によって駆動する構成で
あり、多様な成形条件に対応させるために設けた従来の
制御系統、すなわち射出速度の検出・演算・出力回路、
サーボバルブ/サーボモーター等が不要になり、構成の
簡略化及び小型化を図ることができる。また、カム駆動
であるため、射出速度の立ち上がり、立ち下がりの変化
部分において、射出速度を応答遅れなく迅速に切り換え
できる。
シリンダー内に摺動自在に配置されたスクリューを特定
の成形条件に合わせたカム機構によって駆動する構成で
あり、多様な成形条件に対応させるために設けた従来の
制御系統、すなわち射出速度の検出・演算・出力回路、
サーボバルブ/サーボモーター等が不要になり、構成の
簡略化及び小型化を図ることができる。また、カム駆動
であるため、射出速度の立ち上がり、立ち下がりの変化
部分において、射出速度を応答遅れなく迅速に切り換え
できる。
(実施例) 以下、本考案に係る射出成形機の射出装置の実施例を図
面に従って説明する。
面に従って説明する。
第1図は本考案の実施例であり、先端のノズル3を通し
て金型1内に溶融状態の樹脂を射出するための射出装置
5Aは、内部にスクリュー6が摺動自在に配設されたスク
リューシリンダー7と、スクリュー6に一体の射出ロッ
ド8の延長端部8Aに当接してこれを駆動する射出カム30
と、計量駆動源31と、射出カム駆動源32とを備えてい
る。ここで、計量駆動源31は例えばモーターであり、歯
車機構33を介し前記射出ロッド8及びスクリュー6を一
定量回転することによりホッパー20より一定量の樹脂の
供給を受けるようになっている。また、射出カム駆動源
32は例えばモーターであり、モーター側プーリー34と射
出カム30と同軸のプーリー35との間にベルトが巻掛けら
れ、これによりモーターの回転力が射出カム30に伝達さ
れる。この射出カム駆動源32は射出カム30を間欠的に1
回転させる機能を有している。
て金型1内に溶融状態の樹脂を射出するための射出装置
5Aは、内部にスクリュー6が摺動自在に配設されたスク
リューシリンダー7と、スクリュー6に一体の射出ロッ
ド8の延長端部8Aに当接してこれを駆動する射出カム30
と、計量駆動源31と、射出カム駆動源32とを備えてい
る。ここで、計量駆動源31は例えばモーターであり、歯
車機構33を介し前記射出ロッド8及びスクリュー6を一
定量回転することによりホッパー20より一定量の樹脂の
供給を受けるようになっている。また、射出カム駆動源
32は例えばモーターであり、モーター側プーリー34と射
出カム30と同軸のプーリー35との間にベルトが巻掛けら
れ、これによりモーターの回転力が射出カム30に伝達さ
れる。この射出カム駆動源32は射出カム30を間欠的に1
回転させる機能を有している。
以上の実施例の構成において、計量駆動源31でスクリュ
ー6を一定量回転することによりホッパー20から一定量
の樹脂が供給され、スクリューシリンダー7の外周に配
置された加熱手段及びスクリュー6の回転作用によりス
クリューシリンダー7内の樹脂は溶融状態となる。そし
て、射出カム30のカム曲線(射出ロッド8の位置と速度
の設定条件により一義的に定まる)に従って射出ロッド
8が移動し、これに従いスクリュー6がノズル3方向に
移動して溶融樹脂をノズルを通して金型1内に射出す
る。この結果、金型内の成形用凹部2内に所望の成形品
が得られる。
ー6を一定量回転することによりホッパー20から一定量
の樹脂が供給され、スクリューシリンダー7の外周に配
置された加熱手段及びスクリュー6の回転作用によりス
クリューシリンダー7内の樹脂は溶融状態となる。そし
て、射出カム30のカム曲線(射出ロッド8の位置と速度
の設定条件により一義的に定まる)に従って射出ロッド
8が移動し、これに従いスクリュー6がノズル3方向に
移動して溶融樹脂をノズルを通して金型1内に射出す
る。この結果、金型内の成形用凹部2内に所望の成形品
が得られる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案の射出成形機の射出装置
は、カム機構により溶融樹脂の射出を実行する構成であ
り、(1)従来の複雑な油圧系統で射出する場合に比
べ、射出速度の検出・演算・出力回路、サーボバルブ/
サーボモーター等が不要になり、また駆動源も小型にな
るため、設備の簡略化、小型化、さらにはコストダウン
を図ることができ、(2)カム駆動であるため、射出速
度の立ち上がり、立ち下がりの変化部分において、射出
速度を応答遅れなく迅速に切り換えできる利点がある。
は、カム機構により溶融樹脂の射出を実行する構成であ
り、(1)従来の複雑な油圧系統で射出する場合に比
べ、射出速度の検出・演算・出力回路、サーボバルブ/
サーボモーター等が不要になり、また駆動源も小型にな
るため、設備の簡略化、小型化、さらにはコストダウン
を図ることができ、(2)カム駆動であるため、射出速
度の立ち上がり、立ち下がりの変化部分において、射出
速度を応答遅れなく迅速に切り換えできる利点がある。
第1図は本考案に係る射出成形機の射出装置の実施例を
示す構成図、第2図は従来の射出成形機の射出装置の構
成図である。 1……金型、2……成形用凹部、3……ノズル、5,5A…
…射出装置、6……スクリュー、7……スクリューシリ
ンダー、8……射出ロッド、20……ホッパー、30……射
出カム、31……計量駆動源、32……射出カム駆動源。
示す構成図、第2図は従来の射出成形機の射出装置の構
成図である。 1……金型、2……成形用凹部、3……ノズル、5,5A…
…射出装置、6……スクリュー、7……スクリューシリ
ンダー、8……射出ロッド、20……ホッパー、30……射
出カム、31……計量駆動源、32……射出カム駆動源。
Claims (1)
- 【請求項1】成形用凹部を有する金型内にノズルを通し
て溶融状態の樹脂を射出する射出成形機の射出装置にお
いて、スクリューシリンダー内に摺動自在に配置された
スクリューをカム機構により移動させることを特徴とす
る射出成形機の射出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14435689U JPH077134Y2 (ja) | 1989-12-14 | 1989-12-14 | 射出成形機の射出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14435689U JPH077134Y2 (ja) | 1989-12-14 | 1989-12-14 | 射出成形機の射出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0381723U JPH0381723U (ja) | 1991-08-21 |
JPH077134Y2 true JPH077134Y2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=31691058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14435689U Expired - Lifetime JPH077134Y2 (ja) | 1989-12-14 | 1989-12-14 | 射出成形機の射出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH077134Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19848357A1 (de) * | 1998-10-21 | 2000-04-27 | Edf Polymer Applikation Maschi | Vorrichtung zum Herstellen und/oder Verarbeiten von Mehrkomponentengemischen |
-
1989
- 1989-12-14 JP JP14435689U patent/JPH077134Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0381723U (ja) | 1991-08-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |