JPH0768469A - ガラス板用研削加工シート - Google Patents
ガラス板用研削加工シートInfo
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- JPH0768469A JPH0768469A JP21970193A JP21970193A JPH0768469A JP H0768469 A JPH0768469 A JP H0768469A JP 21970193 A JP21970193 A JP 21970193A JP 21970193 A JP21970193 A JP 21970193A JP H0768469 A JPH0768469 A JP H0768469A
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Landscapes
- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】平均粒径が3μ以下の粒度のダイヤモンド粉を
含有した硬質シート3の裏面にダイヤモンドを含有しな
い硬質シート1と更に軟質シート1を貼合わせたガラス
板用研削加工シート。 【効果】本発明により従来より大幅に少ない研磨加工量
でうねりが少なく、かつ傷やマイクロクラックが浅く少
ないガラス板表面が作り出せた。
含有した硬質シート3の裏面にダイヤモンドを含有しな
い硬質シート1と更に軟質シート1を貼合わせたガラス
板用研削加工シート。 【効果】本発明により従来より大幅に少ない研磨加工量
でうねりが少なく、かつ傷やマイクロクラックが浅く少
ないガラス板表面が作り出せた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶ディスプレイ用ガ
ラス基板やCRT用ガラスパネル等の表面を研削するた
めのガラス板用研削加工シートに関するものである。
ラス基板やCRT用ガラスパネル等の表面を研削するた
めのガラス板用研削加工シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイ用ガラス基板等の火造
り面、あるいはCRT用ガラスパネル等のプレス成型面
は完全な平滑面ではなく、多少のうねりやマイクロコル
ゲーション、凹凸を有している。そのため、これらのガ
ラスは研磨により平滑な鏡面に加工されている。しか
し、これらの製品に占める研磨加工コストの割合は大き
く、その削減のために、フロート法板ガラス成形法にお
けるマイクロコルゲーションの低減策、ウネリ変形の少
ないフュージョン法の開発、高い表面品質の得られる精
密プレス成型法等が提案され、開発されてきたが、研磨
行程を省略できる迄には至っておらず、依然として研磨
コストの比率は高い。
り面、あるいはCRT用ガラスパネル等のプレス成型面
は完全な平滑面ではなく、多少のうねりやマイクロコル
ゲーション、凹凸を有している。そのため、これらのガ
ラスは研磨により平滑な鏡面に加工されている。しか
し、これらの製品に占める研磨加工コストの割合は大き
く、その削減のために、フロート法板ガラス成形法にお
けるマイクロコルゲーションの低減策、ウネリ変形の少
ないフュージョン法の開発、高い表面品質の得られる精
密プレス成型法等が提案され、開発されてきたが、研磨
行程を省略できる迄には至っておらず、依然として研磨
コストの比率は高い。
【0003】研磨コストが大きくなる一つの原因は、ガ
ラス板表面を除去したい凹凸の高低差の何倍も研磨除去
しなくてはならないためである。例えば、振幅が0.4
μmで周期が10mmである緩やかなうねりを0.1μ
mに迄減らすには、セリアを含浸した硬質発泡ウレタン
パッドとセリアを含む研磨液を用いて研磨を行った場
合、表面層を平均5μmも研磨して除去しなければなら
なかった。また鋳鉄定盤と#1500番のカーボランダ
ムを含む研磨液を用いた研磨では、平均2μmの研磨除
去と、カーボランダム粉によって形成されたマイクロク
ラックを除去するため、再度のセリアによる研磨が必要
であり、セリアによる4μmの研磨も含め合計6μmの
研磨除去が必要であった。このように、比較的に緩やか
なうねりについては、効率的に僅かの研磨量で除去する
ことは難しかった。
ラス板表面を除去したい凹凸の高低差の何倍も研磨除去
しなくてはならないためである。例えば、振幅が0.4
μmで周期が10mmである緩やかなうねりを0.1μ
mに迄減らすには、セリアを含浸した硬質発泡ウレタン
パッドとセリアを含む研磨液を用いて研磨を行った場
合、表面層を平均5μmも研磨して除去しなければなら
なかった。また鋳鉄定盤と#1500番のカーボランダ
ムを含む研磨液を用いた研磨では、平均2μmの研磨除
去と、カーボランダム粉によって形成されたマイクロク
ラックを除去するため、再度のセリアによる研磨が必要
であり、セリアによる4μmの研磨も含め合計6μmの
研磨除去が必要であった。このように、比較的に緩やか
なうねりについては、効率的に僅かの研磨量で除去する
ことは難しかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
技術が有していた前述の欠点を解消しようとするもので
ある。すなわち、少ない研磨量で周期3〜30mm程度
の表面のうねり、凹凸を効率的に除去するためのガラス
板用研削加工シートを新規に提供することを目的とする
ものである。
技術が有していた前述の欠点を解消しようとするもので
ある。すなわち、少ない研磨量で周期3〜30mm程度
の表面のうねり、凹凸を効率的に除去するためのガラス
板用研削加工シートを新規に提供することを目的とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決すべくなされたものであり、研磨のための表面層と
して平均粒径が3μm以下の粒度を有するダイヤモンド
粉を含有した有機レジンからなる研削用硬質シートと、
裏面の層としてクッション性を有する軟質シートとの少
なくとも2層により積層体状に構成されていることを特
徴とするガラス板用研削加工シートを提供するものであ
る。
解決すべくなされたものであり、研磨のための表面層と
して平均粒径が3μm以下の粒度を有するダイヤモンド
粉を含有した有機レジンからなる研削用硬質シートと、
裏面の層としてクッション性を有する軟質シートとの少
なくとも2層により積層体状に構成されていることを特
徴とするガラス板用研削加工シートを提供するものであ
る。
【0006】以下、図面に従って本発明のガラス板用研
削加工シートについて説明する。
削加工シートについて説明する。
【0007】図1において、1は軟質シート、2は粘着
層、3はダイヤモンド粉を含有した有機レジンから成る
研削用硬質シートである。また、図2において、1は軟
質シート、2は粘着層、3はダイヤモンド粉を含有した
有機レジンから成る研削用硬質シート、4は硬質プラス
チックシート、5は接着樹脂層である。
層、3はダイヤモンド粉を含有した有機レジンから成る
研削用硬質シートである。また、図2において、1は軟
質シート、2は粘着層、3はダイヤモンド粉を含有した
有機レジンから成る研削用硬質シート、4は硬質プラス
チックシート、5は接着樹脂層である。
【0008】本発明をさらに詳細に説明すると、本発明
の構成要素であるダイヤモンド粉としては平均粒径が3
μm以下の細かい粒径のものが使用できる。平均粒径が
4μm以上のものを用いるとガラス板表面に深さ1μm
以上のマイクロクラックが生じやすくなり、これを除去
するために更に数μmの研削が必要となるために好まし
くない。加工除去速度を大きくし、かつマイクロクラッ
ク深さを深くなりにくくするために、0.1〜2μmの
粒径がより好ましい。
の構成要素であるダイヤモンド粉としては平均粒径が3
μm以下の細かい粒径のものが使用できる。平均粒径が
4μm以上のものを用いるとガラス板表面に深さ1μm
以上のマイクロクラックが生じやすくなり、これを除去
するために更に数μmの研削が必要となるために好まし
くない。加工除去速度を大きくし、かつマイクロクラッ
ク深さを深くなりにくくするために、0.1〜2μmの
粒径がより好ましい。
【0009】なお、微細なダイヤモンド粒では複数の粉
末粒子が凝集し塊になりやすいが、この塊は大きなマイ
クロクラックの原因となりやすいため、解砕してレジン
中に均質に分散させることが必要である。
末粒子が凝集し塊になりやすいが、この塊は大きなマイ
クロクラックの原因となりやすいため、解砕してレジン
中に均質に分散させることが必要である。
【0010】本発明の構成要素である有機レジンとして
は、フェノール樹脂が使用できるが、ポリイミド系レジ
ン、エポキシ系レジンなども使用できる。本発明の構成
要素である軟質シートとしては精密研磨用パッドとして
使われる軟質の発泡ウレタン、不繊布あるいは発泡ポリ
エチレンなどのクッション性を有するものが使用でき
る。本発明の請求項2の構成要素である硬質プラスチッ
クシートとしては硬質塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン
樹脂などが使用でき、厚さは柔軟性と剛性とのバランス
などの点で0.1〜1mmが好ましい。本発明の構成要
素である軟質シート、硬質プラスチックシート、ダイヤ
モンド粒を含む有機レジンシートの3者間の接着は市販
の両面接着テープまたは接着剤が使用できる。本発明の
構成要素であるダイヤモンドを含む有機レジンシートと
硬質プラスチックシートとを合わせた厚さは、柔軟性と
剛性とのバランスなどの点で1〜4mm程度が望まし
い。
は、フェノール樹脂が使用できるが、ポリイミド系レジ
ン、エポキシ系レジンなども使用できる。本発明の構成
要素である軟質シートとしては精密研磨用パッドとして
使われる軟質の発泡ウレタン、不繊布あるいは発泡ポリ
エチレンなどのクッション性を有するものが使用でき
る。本発明の請求項2の構成要素である硬質プラスチッ
クシートとしては硬質塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン
樹脂などが使用でき、厚さは柔軟性と剛性とのバランス
などの点で0.1〜1mmが好ましい。本発明の構成要
素である軟質シート、硬質プラスチックシート、ダイヤ
モンド粒を含む有機レジンシートの3者間の接着は市販
の両面接着テープまたは接着剤が使用できる。本発明の
構成要素であるダイヤモンドを含む有機レジンシートと
硬質プラスチックシートとを合わせた厚さは、柔軟性と
剛性とのバランスなどの点で1〜4mm程度が望まし
い。
【0011】
【作用】ガラス板表面を平滑に加工する場合、問題とな
る表面の凹凸はその、凹凸の周期から3通りに分類でき
る。一つ目は周期1mm以下のいわゆる表面粗さと呼ば
れるもの、二つ目は周期3〜30mm程度のうねりと呼
ばれるもの、最後は周期50mm以上の反りや肉厚偏差
と呼ばれるものなどである。ウレタンなどの研磨パッド
を用いる従来のポリッシュにおいては、表面粗さを小さ
くすることができ、鋳鉄定盤などを用いる従来のラッピ
ングにおいては、反りや肉厚偏差を改善させることがで
きる。
る表面の凹凸はその、凹凸の周期から3通りに分類でき
る。一つ目は周期1mm以下のいわゆる表面粗さと呼ば
れるもの、二つ目は周期3〜30mm程度のうねりと呼
ばれるもの、最後は周期50mm以上の反りや肉厚偏差
と呼ばれるものなどである。ウレタンなどの研磨パッド
を用いる従来のポリッシュにおいては、表面粗さを小さ
くすることができ、鋳鉄定盤などを用いる従来のラッピ
ングにおいては、反りや肉厚偏差を改善させることがで
きる。
【0012】そして、本発明のガラス板用研削加工シー
トによる加工方法では、うねりを効率的に取除くことが
できるが、それは本発明のガラス板用研削加工シートの
構成要素である裏面の層としての軟質シートが、周期5
0mm以上のうねりを吸収して凹凸の形状に応じて変形
するため、周期50mm以上の凸部に過度の加工力が働
かないこと、しかも、周期3〜30mm程度のうねりに
対しては表面層としての平均粒径が3μ以下の粒度を有
するダイヤモンド粉を含有した有機レジンからなる硬質
シートがうねりの凹凸の形状に応じて変形せずに、周期
3〜30mm程度のうねりの凸部に積極的に加工力が働
いて、ガラス板が加工されるためである。
トによる加工方法では、うねりを効率的に取除くことが
できるが、それは本発明のガラス板用研削加工シートの
構成要素である裏面の層としての軟質シートが、周期5
0mm以上のうねりを吸収して凹凸の形状に応じて変形
するため、周期50mm以上の凸部に過度の加工力が働
かないこと、しかも、周期3〜30mm程度のうねりに
対しては表面層としての平均粒径が3μ以下の粒度を有
するダイヤモンド粉を含有した有機レジンからなる硬質
シートがうねりの凹凸の形状に応じて変形せずに、周期
3〜30mm程度のうねりの凸部に積極的に加工力が働
いて、ガラス板が加工されるためである。
【0013】
【実施例】次に実施例によってこの発明をさらに具体的
に説明する。
に説明する。
【0014】実施例1 平均粒径1μmの合成ダイヤモンド粉を混合機に入れ、
レゾルシノールレジンと撹拌混合した後、ノボラックレ
ジンとグラファイト粉を入れて更に撹拌した。その後、
ロール成型機にて厚さ1.2mm,縦横寸法10cm角
のシート状に成型し、研磨用硬質シートを得た。各々の
混合比は重量比でダイヤモンド粉40%,レゾルシノー
ルレジン3%,ノボラックレジン9%,,ボロンナイト
ライド粉48%とした。シート成型は加圧50Kg/c
m2 ,加熱185℃・6時間で行った。
レゾルシノールレジンと撹拌混合した後、ノボラックレ
ジンとグラファイト粉を入れて更に撹拌した。その後、
ロール成型機にて厚さ1.2mm,縦横寸法10cm角
のシート状に成型し、研磨用硬質シートを得た。各々の
混合比は重量比でダイヤモンド粉40%,レゾルシノー
ルレジン3%,ノボラックレジン9%,,ボロンナイト
ライド粉48%とした。シート成型は加圧50Kg/c
m2 ,加熱185℃・6時間で行った。
【0015】図1に示すように、前記手順で作製した研
磨用硬質シート3を直径80cm,厚さ1mmの発泡ポ
リエチレンシートからなる軟質シート1を両面粘着テー
プ2を用いて貼付けて、それぞれが積層されたガラス板
用研削加工シートを得た。次に、これを研磨用硬質シー
ト3が表側になるようにしてオスカー式研磨機の下定盤
に貼付けた。
磨用硬質シート3を直径80cm,厚さ1mmの発泡ポ
リエチレンシートからなる軟質シート1を両面粘着テー
プ2を用いて貼付けて、それぞれが積層されたガラス板
用研削加工シートを得た。次に、これを研磨用硬質シー
ト3が表側になるようにしてオスカー式研磨機の下定盤
に貼付けた。
【0016】このようにして得られたガラス板用研削加
工シートを仕上げ加工のため、オスカー式研磨機の上定
盤に1000番のカーボランダム粉を固めた砥石を固定
し、この砥石で下定盤上の研磨加工シート表面を加工
し、継ぎ目の段差あるいはシート厚の差による高さのむ
らを均一化した。このようにして、本発明のガラス板用
研削加工シートを作製した。
工シートを仕上げ加工のため、オスカー式研磨機の上定
盤に1000番のカーボランダム粉を固めた砥石を固定
し、この砥石で下定盤上の研磨加工シート表面を加工
し、継ぎ目の段差あるいはシート厚の差による高さのむ
らを均一化した。このようにして、本発明のガラス板用
研削加工シートを作製した。
【0017】その後、フロート法板ガラス成型法により
得られる1.1mm厚みのソーダライムシリカガラスよ
り切出した縦横寸法300mm角のガラス板を研削加工
するため上定盤にウレタン製テーブルパッドを介して固
定し、面圧100g/cm2で加圧しながらクーラント
として水を供給して平均厚さ0.5μmだけ加工除去し
た。加工前のガラス板表面には高低差0.4μm,周期
10mm前後のうねりが存在していたが、この加工後に
はうねりの高低差は0.1μmを下回る値となり、しか
も、良好な表面であった。
得られる1.1mm厚みのソーダライムシリカガラスよ
り切出した縦横寸法300mm角のガラス板を研削加工
するため上定盤にウレタン製テーブルパッドを介して固
定し、面圧100g/cm2で加圧しながらクーラント
として水を供給して平均厚さ0.5μmだけ加工除去し
た。加工前のガラス板表面には高低差0.4μm,周期
10mm前後のうねりが存在していたが、この加工後に
はうねりの高低差は0.1μmを下回る値となり、しか
も、良好な表面であった。
【0018】なお、続いてガラス板を鏡面研磨すること
を目的として、他のオスカー式研磨機にてセリア研磨液
と発泡ウレタンパッドを用いて平均厚さ1μmだけ研磨
したところ、うねりの高低差が0.1μmを下回り、傷
やマイクロクラックも認められないきわめて良好な表面
を得た。
を目的として、他のオスカー式研磨機にてセリア研磨液
と発泡ウレタンパッドを用いて平均厚さ1μmだけ研磨
したところ、うねりの高低差が0.1μmを下回り、傷
やマイクロクラックも認められないきわめて良好な表面
を得た。
【0019】実施例2 平均粒径1μmの合成ダイヤモンド粉を混合機に入れ、
レゾルシノールレジンと撹拌混合したのち、ノボラック
レジンとグラファイト粉を入れて更に撹拌した。その
後、ロール成型機にて厚さ0.9mm,縦横寸法10c
m角のシート状に成型し、研磨用硬質シートを得た。各
々の混合比は重量比でダイヤモンド粉40%,レゾルシ
ノールレジン3%,ノボラックレジン9%,,ボロンナ
イトライド粉48%とした。シート成型は加圧50Kg
/cm2 ,加熱185℃・6時間で行った。
レゾルシノールレジンと撹拌混合したのち、ノボラック
レジンとグラファイト粉を入れて更に撹拌した。その
後、ロール成型機にて厚さ0.9mm,縦横寸法10c
m角のシート状に成型し、研磨用硬質シートを得た。各
々の混合比は重量比でダイヤモンド粉40%,レゾルシ
ノールレジン3%,ノボラックレジン9%,,ボロンナ
イトライド粉48%とした。シート成型は加圧50Kg
/cm2 ,加熱185℃・6時間で行った。
【0020】図2に示すように、前記手順で作製した研
磨用硬質シート3を直径80cm,厚さ0.5mmの硬
質の透明な塩化ビニール樹脂シートからなる硬質プラス
チックシート4にモザイク状に接着樹脂層5を用いて貼
付けた。更に、硬質プラスチックシート4の裏面に厚さ
1mmの発泡ポリエチレンシートからなる軟質シート1
を両面粘着テープ2を用いて貼付けて、それぞれが積層
されたガラス板用研削加工シートを得た。次に、これを
研磨用硬質シート3が表側になるようにしてオスカー式
研磨機の下定盤に貼付けた。
磨用硬質シート3を直径80cm,厚さ0.5mmの硬
質の透明な塩化ビニール樹脂シートからなる硬質プラス
チックシート4にモザイク状に接着樹脂層5を用いて貼
付けた。更に、硬質プラスチックシート4の裏面に厚さ
1mmの発泡ポリエチレンシートからなる軟質シート1
を両面粘着テープ2を用いて貼付けて、それぞれが積層
されたガラス板用研削加工シートを得た。次に、これを
研磨用硬質シート3が表側になるようにしてオスカー式
研磨機の下定盤に貼付けた。
【0021】このようにして得られたガラス板用研削加
工シートを仕上げ加工のため、オスカー式研磨機の上定
盤に1000番のカーボランダム粉を固めた砥石を固定
し、この砥石で下定盤上の研磨加工シート表面を加工
し、継ぎ目の段差あるいはシート厚の差による高さのむ
らを均一化した。このようにして、本発明のガラス板用
研削加工シートを作製した。
工シートを仕上げ加工のため、オスカー式研磨機の上定
盤に1000番のカーボランダム粉を固めた砥石を固定
し、この砥石で下定盤上の研磨加工シート表面を加工
し、継ぎ目の段差あるいはシート厚の差による高さのむ
らを均一化した。このようにして、本発明のガラス板用
研削加工シートを作製した。
【0022】その後、フロート法板ガラス成型法により
得られる1.1mm厚みのソーダライムシリカガラスよ
り切出した縦横寸法300mm角のガラス板を研削加工
するため上定盤にウレタン製テーブルパッドを介して固
定し、面圧100g/cm2で加圧しながらクーラント
として水を供給して平均厚さ0.5μmだけ加工除去し
た。加工前のガラス板表面には高低差0.4μm,周期
10mm前後のうねりが存在していたが、この加工後に
はうねりの高低差は0.1μmを下回る値となり、しか
も、良好な表面であった。
得られる1.1mm厚みのソーダライムシリカガラスよ
り切出した縦横寸法300mm角のガラス板を研削加工
するため上定盤にウレタン製テーブルパッドを介して固
定し、面圧100g/cm2で加圧しながらクーラント
として水を供給して平均厚さ0.5μmだけ加工除去し
た。加工前のガラス板表面には高低差0.4μm,周期
10mm前後のうねりが存在していたが、この加工後に
はうねりの高低差は0.1μmを下回る値となり、しか
も、良好な表面であった。
【0023】なお、続いてガラス板を鏡面研磨すること
を目的として、他のオスカー式研磨機にてセリア研磨液
と発泡ウレタンパッドを用いて平均厚さ1μmだけ研磨
したところ、うねりの高低差が0.1μmを下回り、傷
やマイクロクラックも認められないきわめて良好な表面
を得た。
を目的として、他のオスカー式研磨機にてセリア研磨液
と発泡ウレタンパッドを用いて平均厚さ1μmだけ研磨
したところ、うねりの高低差が0.1μmを下回り、傷
やマイクロクラックも認められないきわめて良好な表面
を得た。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明により少な
い研磨加工量でうねりが少なく、かつ傷やマイクロクラ
ックが浅く少ないガラス板表面が作り出せ、しかも加工
時間が大幅に短縮でき、品質向上、生産量増大とコスト
削減が実現できた。
い研磨加工量でうねりが少なく、かつ傷やマイクロクラ
ックが浅く少ないガラス板表面が作り出せ、しかも加工
時間が大幅に短縮でき、品質向上、生産量増大とコスト
削減が実現できた。
【図1】本発明のガラス板研削加工シートの1例の斜視
図。
図。
【図2】本発明のガラス板研削加工シートの他の例の斜
視図。
視図。
1:軟質シート 2:粘着層 3:ダイヤモンド粉を含有した有機レジンから成る研削
用硬質シート 4:硬質プラスチックシート 5:接着樹脂層
用硬質シート 4:硬質プラスチックシート 5:接着樹脂層
Claims (2)
- 【請求項1】研磨のための表面層として平均粒径が3μ
m以下の粒度を有するダイヤモンド粉を含有した有機レ
ジンからなる研削用硬質シートと、裏面の層としてクッ
ション性を有する軟質シートとの少なくとも2層により
積層体状に構成されていることを特徴とするガラス板用
研削加工シート。 - 【請求項2】ダイヤモンド粉を含有した有機レジンから
なる研削用硬質シートの裏面側に、ダイヤモンド粉を含
有しない硬質プラスチックシートを積層したことを特徴
とする特許請求の範囲第1項のガラス板用研削加工シー
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21970193A JPH0768469A (ja) | 1993-09-03 | 1993-09-03 | ガラス板用研削加工シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21970193A JPH0768469A (ja) | 1993-09-03 | 1993-09-03 | ガラス板用研削加工シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0768469A true JPH0768469A (ja) | 1995-03-14 |
Family
ID=16739618
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21970193A Pending JPH0768469A (ja) | 1993-09-03 | 1993-09-03 | ガラス板用研削加工シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0768469A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998039142A1 (en) * | 1997-03-07 | 1998-09-11 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Abrasive article for providing a clear surface finish on glass |
US5876268A (en) * | 1997-01-03 | 1999-03-02 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Method and article for the production of optical quality surfaces on glass |
US5888119A (en) * | 1997-03-07 | 1999-03-30 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Method for providing a clear surface finish on glass |
US5910471A (en) * | 1997-03-07 | 1999-06-08 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Abrasive article for providing a clear surface finish on glass |
US6231629B1 (en) | 1997-03-07 | 2001-05-15 | 3M Innovative Properties Company | Abrasive article for providing a clear surface finish on glass |
JP2012179539A (ja) * | 2011-03-01 | 2012-09-20 | Three M Innovative Properties Co | ガラス基板表面清掃装置及びガラス基板表面清掃方法 |
-
1993
- 1993-09-03 JP JP21970193A patent/JPH0768469A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5876268A (en) * | 1997-01-03 | 1999-03-02 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Method and article for the production of optical quality surfaces on glass |
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US6110015A (en) * | 1997-03-07 | 2000-08-29 | 3M Innovative Properties Company | Method for providing a clear surface finish on glass |
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US6231629B1 (en) | 1997-03-07 | 2001-05-15 | 3M Innovative Properties Company | Abrasive article for providing a clear surface finish on glass |
JP2012179539A (ja) * | 2011-03-01 | 2012-09-20 | Three M Innovative Properties Co | ガラス基板表面清掃装置及びガラス基板表面清掃方法 |
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