JPH0767380B2 - 果実類中の空気除去方法及び装置 - Google Patents
果実類中の空気除去方法及び装置Info
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- JPH0767380B2 JPH0767380B2 JP8272593A JP8272593A JPH0767380B2 JP H0767380 B2 JPH0767380 B2 JP H0767380B2 JP 8272593 A JP8272593 A JP 8272593A JP 8272593 A JP8272593 A JP 8272593A JP H0767380 B2 JPH0767380 B2 JP H0767380B2
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- Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
- Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)
- Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、果実類中の空気除去方
法及び装置に関するものである。
法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】リンゴやナシなどの果実をシロップに漬
けたりする等して、果実を加工し製品化することが一般
的に行われている。
けたりする等して、果実を加工し製品化することが一般
的に行われている。
【0003】例えば、果実をシロップに漬けて味付けす
るような場合、果実内に空気が含まれているとシロップ
が果実内に滲み込んで行かず、そのため果実をシロップ
に漬ける前に、果実内の空気を除去してやることが一般
的に行われており、以下、図2を参照しつつ従来の果実
類中の空気除去装置について説明する。
るような場合、果実内に空気が含まれているとシロップ
が果実内に滲み込んで行かず、そのため果実をシロップ
に漬ける前に、果実内の空気を除去してやることが一般
的に行われており、以下、図2を参照しつつ従来の果実
類中の空気除去装置について説明する。
【0004】図中、1は空気除去を行うために、芯を略
円柱形状に繰り抜いた皮付きのリンゴ(果実類)、2は
バルブ3を備え水4を注入し得ると共に、該水4内にリ
ンゴ1を浸漬し得るようにした耐圧密閉容器であり、該
耐圧密閉容器2の高さHよりも高い位置には、バルブ5
を備えた配管6を介して減圧ポンプ7が接続している。
又、前記耐圧密閉容器2には開閉可能な蓋2aが設けら
れている。
円柱形状に繰り抜いた皮付きのリンゴ(果実類)、2は
バルブ3を備え水4を注入し得ると共に、該水4内にリ
ンゴ1を浸漬し得るようにした耐圧密閉容器であり、該
耐圧密閉容器2の高さHよりも高い位置には、バルブ5
を備えた配管6を介して減圧ポンプ7が接続している。
又、前記耐圧密閉容器2には開閉可能な蓋2aが設けら
れている。
【0005】前記耐圧密閉容器2の蓋2aを開き、籠等
に入れてある所要数のリンゴ1を籠ごと耐圧密閉容器2
へ入れると共に、高さHまで水4を注入し、しかる後水
4中にリンゴ1を浸漬保持した状態でバルブ3を閉状
態、バルブ5を開状態として、減圧ポンプ7を始動する
と、前記耐圧密閉容器2の空間部8の空気が配管6を介
して吸引されて負圧となり、耐圧密閉容器2内は減圧さ
れた状態となる。該減圧状態を約24時間(一昼夜)保
持することによって、前記リンゴ1中に含まれる空気は
除去される。
に入れてある所要数のリンゴ1を籠ごと耐圧密閉容器2
へ入れると共に、高さHまで水4を注入し、しかる後水
4中にリンゴ1を浸漬保持した状態でバルブ3を閉状
態、バルブ5を開状態として、減圧ポンプ7を始動する
と、前記耐圧密閉容器2の空間部8の空気が配管6を介
して吸引されて負圧となり、耐圧密閉容器2内は減圧さ
れた状態となる。該減圧状態を約24時間(一昼夜)保
持することによって、前記リンゴ1中に含まれる空気は
除去される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の果実類中の
空気除去装置では、充分に空気の除去を行うことができ
ず、空気がリンゴ1内に残留してしまい、空気除去工程
の後に行うリンゴ1の加工処理に様々な問題を引き起こ
していた。
空気除去装置では、充分に空気の除去を行うことができ
ず、空気がリンゴ1内に残留してしまい、空気除去工程
の後に行うリンゴ1の加工処理に様々な問題を引き起こ
していた。
【0007】例えば、リンゴ1をシロップ漬けにした場
合に、リンゴ1にシロップが充分滲み込まず品質が低下
したり、更に、リンゴ1をそのままパイ生地等で包んで
アップルパイを作る際には、前記リンゴ1を包んだパイ
生地を焼くとパイ生地が残っていた空気により膨張して
リンゴ1から剥離し、焼き終わると冷えてパイ生地がだ
れてしまい、製品としての価値が低下するという問題が
あった。
合に、リンゴ1にシロップが充分滲み込まず品質が低下
したり、更に、リンゴ1をそのままパイ生地等で包んで
アップルパイを作る際には、前記リンゴ1を包んだパイ
生地を焼くとパイ生地が残っていた空気により膨張して
リンゴ1から剥離し、焼き終わると冷えてパイ生地がだ
れてしまい、製品としての価値が低下するという問題が
あった。
【0008】又、上記した如く、作業時間が長時間に亘
り作業効率が悪いという問題があり、更に、作業時間が
長時間に渡ることによって、流出し易いリンゴ1の香り
成分やエキス(味)成分が流出してしまい、製品化した
際の品質が更に低下するという問題があった。
り作業効率が悪いという問題があり、更に、作業時間が
長時間に渡ることによって、流出し易いリンゴ1の香り
成分やエキス(味)成分が流出してしまい、製品化した
際の品質が更に低下するという問題があった。
【0009】本発明は、上述の実情に鑑み、短時間の内
に効率よく充分に果実類中の空気の除去をし得るように
した果実類中の空気除去方法及び装置を提供することを
目的とするものである。
に効率よく充分に果実類中の空気の除去をし得るように
した果実類中の空気除去方法及び装置を提供することを
目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、容器内に上部
に空間が形成されるよう注入した液体中に果実類を保持
した状態で、前記容器内の空間を減圧し、該減圧状態を
所要時間保持した後、前記容器内に加圧液体を充満する
よう注入し、該容器内の加圧状態を所要時間保持するこ
とを特徴とする果実類中の空気除去方法及び、液体を注
入し得ると共に、前記液体内に果実類を浸漬し得るよう
にした容器と、該容器内に注入された液体の上部に形成
された空間を減圧するための減圧装置と、前記容器に加
圧液体を供給する液体供給装置とを備えたことを特徴と
する果実類中の空気除去装置及び、容器内に上部に空間
が形成されるよう注入した液体中に果実類を保持した状
態で、前記容器内の空間を減圧し、該減圧状態を所要時
間保持した後、前記容器内に加圧された不活性ガスを充
満するよう注入し、該容器内の加圧状態を所要時間保持
することを特徴とする果実類中の空気除去方法及び、液
体を注入し得ると共に、前記液体内に果実類を浸漬し得
るようにした容器と、該容器内に注入された液体の上部
に形成された空間を減圧するための減圧装置と、前記容
器に加圧された不活性ガスを供給する不活性ガス供給装
置とを備えたことを特徴とする果実類中の空気除去装置
に係るものである。
に空間が形成されるよう注入した液体中に果実類を保持
した状態で、前記容器内の空間を減圧し、該減圧状態を
所要時間保持した後、前記容器内に加圧液体を充満する
よう注入し、該容器内の加圧状態を所要時間保持するこ
とを特徴とする果実類中の空気除去方法及び、液体を注
入し得ると共に、前記液体内に果実類を浸漬し得るよう
にした容器と、該容器内に注入された液体の上部に形成
された空間を減圧するための減圧装置と、前記容器に加
圧液体を供給する液体供給装置とを備えたことを特徴と
する果実類中の空気除去装置及び、容器内に上部に空間
が形成されるよう注入した液体中に果実類を保持した状
態で、前記容器内の空間を減圧し、該減圧状態を所要時
間保持した後、前記容器内に加圧された不活性ガスを充
満するよう注入し、該容器内の加圧状態を所要時間保持
することを特徴とする果実類中の空気除去方法及び、液
体を注入し得ると共に、前記液体内に果実類を浸漬し得
るようにした容器と、該容器内に注入された液体の上部
に形成された空間を減圧するための減圧装置と、前記容
器に加圧された不活性ガスを供給する不活性ガス供給装
置とを備えたことを特徴とする果実類中の空気除去装置
に係るものである。
【0011】
【作用】容器内に所要液面高さまで液体を注入し、該液
体中に果実類を保持した状態で、前記容器内を減圧装置
によって減圧し、該減圧状態を一定時間保持した後、前
記容器内に液体供給装置から加圧液体を注入し、該容器
内の加圧状態を所要時間保持すると、果実類に含まれる
空気が充分に除去される。
体中に果実類を保持した状態で、前記容器内を減圧装置
によって減圧し、該減圧状態を一定時間保持した後、前
記容器内に液体供給装置から加圧液体を注入し、該容器
内の加圧状態を所要時間保持すると、果実類に含まれる
空気が充分に除去される。
【0012】容器内に所要液面高さまで液体を注入し、
該液体中に果実類を保持した状態で、前記容器内を減圧
装置によって減圧し、該減圧状態を一定時間保持した
後、前記容器内に液体供給装置から加圧された不活性ガ
スを注入し、該容器内の加圧状態を所要時間保持する
と、果実類に含まれる空気が充分に除去される。
該液体中に果実類を保持した状態で、前記容器内を減圧
装置によって減圧し、該減圧状態を一定時間保持した
後、前記容器内に液体供給装置から加圧された不活性ガ
スを注入し、該容器内の加圧状態を所要時間保持する
と、果実類に含まれる空気が充分に除去される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1を参照しつつ
説明する。
説明する。
【0014】図中、1は空気除去を行うために、芯を略
円柱形状に繰り抜いた皮付きのリンゴ(果実類)、2は
従来と同様の、バルブ3を備え水(液体)4を注入し得
ると共に、該水4内にリンゴ1を浸漬し得るようにし
た、蓋2aを備えた耐圧密閉容器であり、Hはリンゴ1
を浸漬して耐圧密閉容器2内を減圧する際の注入される
水4の高さである。前記耐圧密閉容器2の高さHよりも
高い位置には、バルブ5を備えた配管6を介して減圧ポ
ンプ7が接続されている。
円柱形状に繰り抜いた皮付きのリンゴ(果実類)、2は
従来と同様の、バルブ3を備え水(液体)4を注入し得
ると共に、該水4内にリンゴ1を浸漬し得るようにし
た、蓋2aを備えた耐圧密閉容器であり、Hはリンゴ1
を浸漬して耐圧密閉容器2内を減圧する際の注入される
水4の高さである。前記耐圧密閉容器2の高さHよりも
高い位置には、バルブ5を備えた配管6を介して減圧ポ
ンプ7が接続されている。
【0015】前記耐圧密閉容器2には配管9を介して水
タンク(液体供給装置)10が接続され、前記配管9に
は水タンク10からの水4を加圧して加圧流体として耐
圧密閉容器2に供給し得る加圧水流ポンプ11が配設さ
れており、又、前記配管9の加圧水流ポンプ11と耐圧
密閉容器2との間にはバルブ12が配設されている。
タンク(液体供給装置)10が接続され、前記配管9に
は水タンク10からの水4を加圧して加圧流体として耐
圧密閉容器2に供給し得る加圧水流ポンプ11が配設さ
れており、又、前記配管9の加圧水流ポンプ11と耐圧
密閉容器2との間にはバルブ12が配設されている。
【0016】又、図中、13は、耐圧密閉容器2内の水
温を所要の温度に保持し得るよう配設した保温ジャケッ
トである。
温を所要の温度に保持し得るよう配設した保温ジャケッ
トである。
【0017】而して、リンゴ1内に含まれる空気を除去
する場合には、まず高さHまで水4を注入した耐圧密閉
容器2にリンゴ1を入れ水4中に保持し、バルブ3,1
2を閉状態とすると共に、バルブ5を開状態として、減
圧ポンプ7を作動し空間部8から空気を吸引してを約1
8mmHgまで減圧し、この約18mmHgまで減圧し
た状態を約15分間保持する。
する場合には、まず高さHまで水4を注入した耐圧密閉
容器2にリンゴ1を入れ水4中に保持し、バルブ3,1
2を閉状態とすると共に、バルブ5を開状態として、減
圧ポンプ7を作動し空間部8から空気を吸引してを約1
8mmHgまで減圧し、この約18mmHgまで減圧し
た状態を約15分間保持する。
【0018】続いて、前記バルブ5を閉状態として減圧
を終了した後、前記バルブ12を開状態として加圧水流
ポンプ11を作動し、水タンク10から耐圧密閉容器2
へ10kg/m2Gの水圧の水4を加圧流体として供給
し、耐圧密閉容器2内の負圧状態を解除しつつ水4によ
って加圧し、該耐圧密閉容器2内の圧力が10kg/m
2Gに達したならばバルブ12を閉状態としこの状態
を、好ましくは15分間保持する。
を終了した後、前記バルブ12を開状態として加圧水流
ポンプ11を作動し、水タンク10から耐圧密閉容器2
へ10kg/m2Gの水圧の水4を加圧流体として供給
し、耐圧密閉容器2内の負圧状態を解除しつつ水4によ
って加圧し、該耐圧密閉容器2内の圧力が10kg/m
2Gに達したならばバルブ12を閉状態としこの状態
を、好ましくは15分間保持する。
【0019】この後、バルブ3を開状態として耐圧密閉
容器2内を大気圧とし、蓋2aを開いてリンゴ1を耐圧
密閉容器2から取り出すことにより、リンゴ1内に含ま
れる空気を除去する作業は終了する。
容器2内を大気圧とし、蓋2aを開いてリンゴ1を耐圧
密閉容器2から取り出すことにより、リンゴ1内に含ま
れる空気を除去する作業は終了する。
【0020】上記した如く、耐圧密閉容器2に注入され
た水4内にリンゴ1を保持して、耐圧密閉容器2内を減
圧した後、加圧することによって、リンゴ1内に含まれ
る空気は良好な状態で除去されることが実験の結果判明
し、更に、実験では温度は5℃程度の低温から完全に空
気を除去することが可能であり、温度の上昇とともに空
気除去の達成時間が短くなる傾向にあるが、そのかわり
温度が高ければ高いほど香りやエキス分の流出量が増加
することが判明している。
た水4内にリンゴ1を保持して、耐圧密閉容器2内を減
圧した後、加圧することによって、リンゴ1内に含まれ
る空気は良好な状態で除去されることが実験の結果判明
し、更に、実験では温度は5℃程度の低温から完全に空
気を除去することが可能であり、温度の上昇とともに空
気除去の達成時間が短くなる傾向にあるが、そのかわり
温度が高ければ高いほど香りやエキス分の流出量が増加
することが判明している。
【0021】本発明の発明者は100個のリンゴ1につ
いて実験を行い、上記したごとき空気除去作業終了後、
リンゴ1を割ってみたところ、ほとんどのリンゴ1の果
肉の透明度が増しており、シロップ漬けにした場合に
は、リンゴ1にシロップが充分に滲み込み品質が向上
し、更に、リンゴ1をそのままパイ生地等で包んでアッ
プルパイを作った場合にもパイ生地が膨張せず、高品質
の製品を得ることができた。
いて実験を行い、上記したごとき空気除去作業終了後、
リンゴ1を割ってみたところ、ほとんどのリンゴ1の果
肉の透明度が増しており、シロップ漬けにした場合に
は、リンゴ1にシロップが充分に滲み込み品質が向上
し、更に、リンゴ1をそのままパイ生地等で包んでアッ
プルパイを作った場合にもパイ生地が膨張せず、高品質
の製品を得ることができた。
【0022】よって、上記した如くリンゴ1内に含まれ
る空気を除去すると、リンゴ1内の空気除去を充分に行
うことができると共に、約30分程度でリンゴ1内の空
気除去を充分に行うことができ大幅に作業時間を短縮す
ることができる。又、短時間のうちに空気除去を行うこ
とができるので、リンゴ1の香り成分やエキス(味)分
の流出を極力抑えることができる。従って、上記した如
く空気除去されたリンゴ1にその後、種々の加工処理を
行って製品化されたものは高品質となる。
る空気を除去すると、リンゴ1内の空気除去を充分に行
うことができると共に、約30分程度でリンゴ1内の空
気除去を充分に行うことができ大幅に作業時間を短縮す
ることができる。又、短時間のうちに空気除去を行うこ
とができるので、リンゴ1の香り成分やエキス(味)分
の流出を極力抑えることができる。従って、上記した如
く空気除去されたリンゴ1にその後、種々の加工処理を
行って製品化されたものは高品質となる。
【0023】尚、本発明は、上述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、実施例中においては耐圧密閉容器を
加圧する装置として、水タンクを配管を介して耐圧密閉
容器に接続し、前記配管に配設した水タンクからの水を
加圧して加圧流体として耐圧密閉容器に供給する加圧ポ
ンプについて説明したが、前記したものに変えて耐圧密
閉容器を加圧する装置として、加圧された不活性ガスを
供給する不活性ガス供給装置を用いても良いこと、実施
例中においてはリンゴについて説明したが、他の果実類
にも用いることができること、実施例中においては液体
を水として説明したが液体の組成については種々の選択
が可能であること、その他、本発明の要旨を逸脱しない
範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
れるものではなく、実施例中においては耐圧密閉容器を
加圧する装置として、水タンクを配管を介して耐圧密閉
容器に接続し、前記配管に配設した水タンクからの水を
加圧して加圧流体として耐圧密閉容器に供給する加圧ポ
ンプについて説明したが、前記したものに変えて耐圧密
閉容器を加圧する装置として、加圧された不活性ガスを
供給する不活性ガス供給装置を用いても良いこと、実施
例中においてはリンゴについて説明したが、他の果実類
にも用いることができること、実施例中においては液体
を水として説明したが液体の組成については種々の選択
が可能であること、その他、本発明の要旨を逸脱しない
範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の果実類中
の空気除去方法及び装置によれば、以下のような優れた
効果を奏し得る。
の空気除去方法及び装置によれば、以下のような優れた
効果を奏し得る。
【0025】(I)果実類内の空気を高効率で除去する
ことができる。
ことができる。
【0026】(II)短時間で空気の除去を行うことが
でき作業効率が向上する。
でき作業効率が向上する。
【0027】(III)短時間で空気の除去を行うこと
ができるので、外部に流出し易い果実類の香り成分、エ
キス(味)成分の損失が小さくなり、果実類の品質を保
持することができる。
ができるので、外部に流出し易い果実類の香り成分、エ
キス(味)成分の損失が小さくなり、果実類の品質を保
持することができる。
【0028】(IV)上記(I)、(II)、(II
I)の結果、果実類内の空気除去を行った果実類を種々
の製品化した際の製品の品質が向上する。
I)の結果、果実類内の空気除去を行った果実類を種々
の製品化した際の製品の品質が向上する。
【図1】本発明の一実施例の概略模式図である。
【図2】従来例の果実類内の空気除去を行う装置の概略
模式図である。
模式図である。
1 リンゴ(果実類) 2 耐圧密閉容器(容器) 4 水(液体) 7 減圧ポンプ(減圧装置) 8 空間部(空間) 10 水タンク(液体供給装置) 11 加圧水流ポンプ H 高さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A23N 15/00 2114−4B
Claims (4)
- 【請求項1】 容器内に上部に空間が形成されるよう注
入した液体中に果実類を保持した状態で、前記容器内の
空間を減圧し、該減圧状態を所要時間保持した後、前記
容器内に加圧液体を充満するよう注入し、該容器内の加
圧状態を所要時間保持することを特徴とする果実類中の
空気除去方法。 - 【請求項2】 液体を注入し得ると共に、前記液体内に
果実類を浸漬し得るようにした容器と、該容器内に注入
された液体の上部に形成された空間を減圧するための減
圧装置と、前記容器に加圧液体を供給する液体供給装置
とを備えたことを特徴とする果実類中の空気除去装置。 - 【請求項3】 容器内に上部に空間が形成されるよう注
入した液体中に果実類を保持した状態で、前記容器内の
空間を減圧し、該減圧状態を所要時間保持した後、前記
容器内に加圧された不活性ガスを充満するよう注入し、
該容器内の加圧状態を所要時間保持することを特徴とす
る果実類中の空気除去方法。 - 【請求項4】 液体を注入し得ると共に、前記液体内に
果実類を浸漬し得るようにした容器と、該容器内に注入
された液体の上部に形成された空間を減圧するための減
圧装置と、前記容器に加圧された不活性ガスを供給する
不活性ガス供給装置とを備えたことを特徴とする果実類
中の空気除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8272593A JPH0767380B2 (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | 果実類中の空気除去方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8272593A JPH0767380B2 (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | 果実類中の空気除去方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06261730A JPH06261730A (ja) | 1994-09-20 |
JPH0767380B2 true JPH0767380B2 (ja) | 1995-07-26 |
Family
ID=13782399
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8272593A Expired - Fee Related JPH0767380B2 (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | 果実類中の空気除去方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0767380B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106262980A (zh) * | 2016-07-29 | 2017-01-04 | 广西健美乐食品有限公司 | 一种黄榄破碎方法 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004105083A (ja) * | 2002-09-18 | 2004-04-08 | Sonton Food Industry Co Ltd | 加工用冷凍りんご及びその製造方法 |
JP4710794B2 (ja) * | 2006-10-31 | 2011-06-29 | パナソニック株式会社 | 保存庫 |
CN106576633A (zh) * | 2016-12-16 | 2017-04-26 | 宁夏天瑞产业集团现代农业有限公司 | 一种果蔬减压充臭氧的贮藏方法 |
-
1993
- 1993-03-17 JP JP8272593A patent/JPH0767380B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106262980A (zh) * | 2016-07-29 | 2017-01-04 | 广西健美乐食品有限公司 | 一种黄榄破碎方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06261730A (ja) | 1994-09-20 |
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