JPH0765427B2 - 扉の走行案内装置 - Google Patents
扉の走行案内装置Info
- Publication number
- JPH0765427B2 JPH0765427B2 JP27018888A JP27018888A JPH0765427B2 JP H0765427 B2 JPH0765427 B2 JP H0765427B2 JP 27018888 A JP27018888 A JP 27018888A JP 27018888 A JP27018888 A JP 27018888A JP H0765427 B2 JPH0765427 B2 JP H0765427B2
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- Japan
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- runner
- door
- guide rail
- roller
- guide groove
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Support Devices For Sliding Doors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、折り畳み式の扉の間仕切りパネルに適用され
る扉の走行案内装置に関し、とくに下ガイドレールから
の下部ランナの外れ止め手段に特徴を有する。
る扉の走行案内装置に関し、とくに下ガイドレールから
の下部ランナの外れ止め手段に特徴を有する。
折り戸などにおいては、一般に上ガイドレールに対し上
部ランナで扉重量を支持しており、開閉時の扉のふらつ
きを防ぐために、下ガイドレールに沿って走行案内する
下部ランナを備えている。従来の下部ランナとしては、
例えば実開昭63−46572号公報や実公昭60−3910号公報
にみるように、垂直軸まわりに回転するローラなしいは
ピン構造のものがある。別に実公昭62−10384号公報に
みるごとくスライドブロックとして構成したものがあ
る。
部ランナで扉重量を支持しており、開閉時の扉のふらつ
きを防ぐために、下ガイドレールに沿って走行案内する
下部ランナを備えている。従来の下部ランナとしては、
例えば実開昭63−46572号公報や実公昭60−3910号公報
にみるように、垂直軸まわりに回転するローラなしいは
ピン構造のものがある。別に実公昭62−10384号公報に
みるごとくスライドブロックとして構成したものがあ
る。
ローラ構造あるいはピン構造の下部ランナは、扉が上部
ランナを中心にしてレールの長手方向に振れるときにガ
イドレールから抜け外れやすい欠点があり、とくに扉等
を急操作する場合にランナの抜け外れを生じやすい。
ランナを中心にしてレールの長手方向に振れるときにガ
イドレールから抜け外れやすい欠点があり、とくに扉等
を急操作する場合にランナの抜け外れを生じやすい。
この点、スライドブロック構造のものは、ガイドレール
に対して抜け外れ不能に係合案内されているので、急操
作を行っても下部ランナがガイドレールから抜け外れる
ことはない。しかし、ローラ構造の下部ランナに比べる
と、開閉移動時の摩擦抵抗が大きく、操作時の軽快さに
劣る。また、扉の組付に先行して、下部ランナをガイド
レールに予め組込む必要があり、その組立が面倒であっ
た。ガイドレールの一部に切欠を設け、この切欠から下
部ランナを後組みすることは可能であるか、体裁が悪く
切欠箇所で突っ掛かりを生じやすい。
に対して抜け外れ不能に係合案内されているので、急操
作を行っても下部ランナがガイドレールから抜け外れる
ことはない。しかし、ローラ構造の下部ランナに比べる
と、開閉移動時の摩擦抵抗が大きく、操作時の軽快さに
劣る。また、扉の組付に先行して、下部ランナをガイド
レールに予め組込む必要があり、その組立が面倒であっ
た。ガイドレールの一部に切欠を設け、この切欠から下
部ランナを後組みすることは可能であるか、体裁が悪く
切欠箇所で突っ掛かりを生じやすい。
本発明は、かかる従来の下部ランナが持つ欠点を解消す
るものであり、その目的は下ガイドレールからの脱落が
なく、しかも開閉操作が軽快に行える下部ランナを備え
た扉の走行案内装置を得るにある。
るものであり、その目的は下ガイドレールからの脱落が
なく、しかも開閉操作が軽快に行える下部ランナを備え
た扉の走行案内装置を得るにある。
本発明の他の目的は、下部ランナのガイドレールに対す
る組付が従来のローラ構造のそれと同様に簡単に行え、
現場での施工性を向上させるにある。
る組付が従来のローラ構造のそれと同様に簡単に行え、
現場での施工性を向上させるにある。
本発明の他の目的は、とくに外付け式折り戸に好適な下
部ランナを得るにある。
部ランナを得るにある。
本発明の下部ランナ6は、第1図に示すごとく取付手段
34を介して扉3に取着されるランナ本体31を含み、ラン
ナ本体31には、下ガイドレール8の外面を転動するロー
ラ32を横軸33まわりに回転自在に支持してあり、ランナ
本体31の下端部に、前記ガイド溝28内に係入して該ガイ
ド溝28側の壁部材29の下方に回り込む係合体41を備えて
いることを要件とする。
34を介して扉3に取着されるランナ本体31を含み、ラン
ナ本体31には、下ガイドレール8の外面を転動するロー
ラ32を横軸33まわりに回転自在に支持してあり、ランナ
本体31の下端部に、前記ガイド溝28内に係入して該ガイ
ド溝28側の壁部材29の下方に回り込む係合体41を備えて
いることを要件とする。
また、ランナ本体31は取付手段34に対して上下動自在に
支持し、ランナ本体31と取付手段34との間にランナ本体
31を下ガイドレール8に向けて押圧付勢するばね39を設
けることができる。更にランナ本体31の下端には、前後
の一側に係合体41を突出形成し、他側にランナ本体31の
下端を該係合体41側から先入れ可能とするための凹部42
を切欠き形成したものとする。
支持し、ランナ本体31と取付手段34との間にランナ本体
31を下ガイドレール8に向けて押圧付勢するばね39を設
けることができる。更にランナ本体31の下端には、前後
の一側に係合体41を突出形成し、他側にランナ本体31の
下端を該係合体41側から先入れ可能とするための凹部42
を切欠き形成したものとする。
下部ランナ6は、横軸33まわりに回転自在なローラ32を
介して下ガイドレール8の外面をこれの長手方向に転動
する。
介して下ガイドレール8の外面をこれの長手方向に転動
する。
ランナ本体31は取付手段34に対して上下動自在であって
ばね39で押し下げ付勢されているので、扉3などの上下
動があってもローラ32は下ガイドレール8の受面30に常
に弾性接当する状態で転動し、ローラ32の脱落防止に資
する。
ばね39で押し下げ付勢されているので、扉3などの上下
動があってもローラ32は下ガイドレール8の受面30に常
に弾性接当する状態で転動し、ローラ32の脱落防止に資
する。
加えてローラ32が更に下ガイドレール8から浮き離れよ
うとしたとき、係合体41はガイド溝28側の壁部材29に接
当係合してローラ32の脱落を防止する。
うとしたとき、係合体41はガイド溝28側の壁部材29に接
当係合してローラ32の脱落を防止する。
係合体41はガイド溝28側の壁部材29の下方に回り込むよ
うランナ本体31の下端部から突出しているが、前記凹部
42は該係合体41側から先入れ状態でガイド溝28内にラン
ナ本体31の下端を案内嵌入できるよう働く。
うランナ本体31の下端部から突出しているが、前記凹部
42は該係合体41側から先入れ状態でガイド溝28内にラン
ナ本体31の下端を案内嵌入できるよう働く。
〔第1実施例〕 第1図ないし第7図は本発明を外付け式折り戸に適用し
た第1実施例を示す。
た第1実施例を示す。
第6図において、符号1はキャビネット本体であり、そ
の開口枠1aの前面が折り畳み自在な折り戸2でスライド
開閉可能である。
の開口枠1aの前面が折り畳み自在な折り戸2でスライド
開閉可能である。
この折り戸2は、左右一対の扉3・3をヒンジ4で屈折
自在に連結し、各扉3の遊端側の上下に固定した上部ラ
ンナ5と下部ランナ6を介して、前記開口枠1aの上下面
に固定した上ガイドレール7と下ガイドレール8に沿っ
て走行移動できるよう支持されている。
自在に連結し、各扉3の遊端側の上下に固定した上部ラ
ンナ5と下部ランナ6を介して、前記開口枠1aの上下面
に固定した上ガイドレール7と下ガイドレール8に沿っ
て走行移動できるよう支持されている。
第3図および第5図において上部ランナ5は、上ガイド
レール7に走行自在に吊下げ支持されるランナユニット
10と、扉3の内面壁にねじ止め装着される丁番11と、両
部材10・11間に設けられる高さ調節機構12とで単一のユ
ニット部品として構成されている。
レール7に走行自在に吊下げ支持されるランナユニット
10と、扉3の内面壁にねじ止め装着される丁番11と、両
部材10・11間に設けられる高さ調節機構12とで単一のユ
ニット部品として構成されている。
このうち、ランナユニット10はプラスチック製の軸受ブ
ロック13と、このブロック13に一体的に固定される金属
製の取付板14と、軸受ブロック13にこれを間に挟んで回
転自在に支持される前後2組のプラスチック製のローラ
15とからなる。
ロック13と、このブロック13に一体的に固定される金属
製の取付板14と、軸受ブロック13にこれを間に挟んで回
転自在に支持される前後2組のプラスチック製のローラ
15とからなる。
丁番11は一対のヒンジプレート16・17と、これらを連結
するヒンジ軸18とからなる。一方のヒンジプレート16は
扉3にビス止め固定し、他方のヒンジプレート17に高さ
調節機構12を介して前記取付板14を接続してある。
するヒンジ軸18とからなる。一方のヒンジプレート16は
扉3にビス止め固定し、他方のヒンジプレート17に高さ
調節機構12を介して前記取付板14を接続してある。
高さ調節機構12は扉吊込み時の上下高さを調整するため
のものであり、ヒンジプレート17にピン20でかしめ固定
される調節ベース21を基準にして、丁番11をランナユニ
ット10に対して上下方向に移動操作できる。そのため
に、取付板14の板面に上下方向の長孔22を開け、これに
前記ピン20がスライド自在に係合している。さらに取付
板14の下端と調節ベース21の下端に、それぞれ横向きに
突出するねじ受壁23・24を折り曲げ形成してあり、調節
ベース21側のねじ受壁24の下方から挿通される調節ねじ
25が、取付板14側のねじ受壁23に設けたねじ孔26にねじ
込める。しかるときは、第5図に示す仮組み状態におい
て、例えば調節ねじ25をねじ込み操作すると、両ねじ受
壁23・24が接近し、扉3を開口枠1aに対して上方に移動
操作でき、これで扉3の吊込み高さを調整できる。
のものであり、ヒンジプレート17にピン20でかしめ固定
される調節ベース21を基準にして、丁番11をランナユニ
ット10に対して上下方向に移動操作できる。そのため
に、取付板14の板面に上下方向の長孔22を開け、これに
前記ピン20がスライド自在に係合している。さらに取付
板14の下端と調節ベース21の下端に、それぞれ横向きに
突出するねじ受壁23・24を折り曲げ形成してあり、調節
ベース21側のねじ受壁24の下方から挿通される調節ねじ
25が、取付板14側のねじ受壁23に設けたねじ孔26にねじ
込める。しかるときは、第5図に示す仮組み状態におい
て、例えば調節ねじ25をねじ込み操作すると、両ねじ受
壁23・24が接近し、扉3を開口枠1aに対して上方に移動
操作でき、これで扉3の吊込み高さを調整できる。
第1図において、下ガイドレール8は上向きに開口する
ガイド溝28を有する断面C状に形成されている。ガイド
溝28の上面開口幅は内向きに張り出す前後の壁部材29で
画成されており、更に開口上端の前後の外側に下部ラン
ナ6のローラ32を走行案内する水平の受面30が段付状に
形成されている。
ガイド溝28を有する断面C状に形成されている。ガイド
溝28の上面開口幅は内向きに張り出す前後の壁部材29で
画成されており、更に開口上端の前後の外側に下部ラン
ナ6のローラ32を走行案内する水平の受面30が段付状に
形成されている。
第1図および第4図において下部ランナ6は、プラスチ
ック成形品であるランナ本体31と、これの前後に配置さ
れる一対のローラ32と、ローラ32を回転自在に支持する
横軸32と、ランナ本体31を扉3に装着するための取付板
34および丁番35とからなる。この取付板34が本発明で言
う取付手段の一例である。
ック成形品であるランナ本体31と、これの前後に配置さ
れる一対のローラ32と、ローラ32を回転自在に支持する
横軸32と、ランナ本体31を扉3に装着するための取付板
34および丁番35とからなる。この取付板34が本発明で言
う取付手段の一例である。
ランナ本体31の前後厚みが薄い角箱状に形成され、その
内部には上面に向かって開口する溝36を有する。この溝
36に取付板34を挿嵌し、その板面に通設した上下方向の
長孔37に横軸33を通すことにより、取付板34に対してラ
ンナ本体31を上下動自在にかつ下方への抜け止めを図っ
て連結する。第2図に示すごとく横軸33を間に挟む溝36
の左右2個所には、ばね溝38を形成してあり、このばね
溝38に装着した圧縮コイル形のばね39で、ランナ本体31
を下ガイドレール8に向かって押し下げ付勢する。
内部には上面に向かって開口する溝36を有する。この溝
36に取付板34を挿嵌し、その板面に通設した上下方向の
長孔37に横軸33を通すことにより、取付板34に対してラ
ンナ本体31を上下動自在にかつ下方への抜け止めを図っ
て連結する。第2図に示すごとく横軸33を間に挟む溝36
の左右2個所には、ばね溝38を形成してあり、このばね
溝38に装着した圧縮コイル形のばね39で、ランナ本体31
を下ガイドレール8に向かって押し下げ付勢する。
ローラ32は内端にフランジ40を有し、このフランジ40が
前記受面30の内側面で移動規制されるよう該受面30に受
け止め支持されて下ガイドレール8上を走行する。
前記受面30の内側面で移動規制されるよう該受面30に受
け止め支持されて下ガイドレール8上を走行する。
ローラ32は受面30上を転動しながら走行するが、ローラ
32に上向きの力が作用すると、簡単に該受面30から脱輪
する。これを防ぐために、ランナ本体31を前記ばね39で
下向きに押圧付勢したうえで、ランナ本体31の下端に係
合体41を設けてある。
32に上向きの力が作用すると、簡単に該受面30から脱輪
する。これを防ぐために、ランナ本体31を前記ばね39で
下向きに押圧付勢したうえで、ランナ本体31の下端に係
合体41を設けてある。
第1図および第4図において、その係合体41はランナ本
体31の下端後縁に後ろ向きに突出形成され、下ガイドレ
ール8のガイド溝28にランナ本体31の下端部を係入した
状態で係合体41が前記壁部材29の下方に非接触状に回り
込んでおり、ローラ32が受面30から浮き上がろうとした
際に、係合体41は該壁部材29に接当係合して、ランナ本
体31がガイド溝28から抜け出るのを規制する。
体31の下端後縁に後ろ向きに突出形成され、下ガイドレ
ール8のガイド溝28にランナ本体31の下端部を係入した
状態で係合体41が前記壁部材29の下方に非接触状に回り
込んでおり、ローラ32が受面30から浮き上がろうとした
際に、係合体41は該壁部材29に接当係合して、ランナ本
体31がガイド溝28から抜け出るのを規制する。
この係合体41に対応するよう、ランナ本体31の下端前縁
側に凹部42を切欠き形成してある。この凹部42の凹み量
は係合体41の後方への突出量にほぼ相当している。すな
わち第4図に示すごとく係合体41はランナ本体31の左右
間にわたって中間に切欠きを有する状態で設け、凹部42
はランナ本体31の左右全幅にわたって形成してある。
側に凹部42を切欠き形成してある。この凹部42の凹み量
は係合体41の後方への突出量にほぼ相当している。すな
わち第4図に示すごとく係合体41はランナ本体31の左右
間にわたって中間に切欠きを有する状態で設け、凹部42
はランナ本体31の左右全幅にわたって形成してある。
第7図において、ガイド溝28の開口幅Bを基準とすると
き、ランナ本体31の前後幅bは、前記開口幅Bより小さ
く設定する。更に係合体41の突出端と凹部42との間の前
後距離Cを、ガイド溝28の開口幅Bより僅かに小さく設
定する。このように寸法設定すると、下部ランナ6の全
体を傾けながら、前記凹部42を利用してランナ本体31の
下端部を係合体41がガイド溝28に先に入る状態で差し込
むことができる。この後にランナ本体31を正規の立姿勢
に戻してローラ32を受面30上に載せれば、下部ランナ6
を下ガイドレール8に対し容易に組付けることができ
る。このとき前記凹部42は係合体41が壁部材29に接当干
渉することなく、これの下方に回り込むよう働く。つま
り下ガイドレール8を設置した状態で下部ランナ6を容
易に後組みできる。
き、ランナ本体31の前後幅bは、前記開口幅Bより小さ
く設定する。更に係合体41の突出端と凹部42との間の前
後距離Cを、ガイド溝28の開口幅Bより僅かに小さく設
定する。このように寸法設定すると、下部ランナ6の全
体を傾けながら、前記凹部42を利用してランナ本体31の
下端部を係合体41がガイド溝28に先に入る状態で差し込
むことができる。この後にランナ本体31を正規の立姿勢
に戻してローラ32を受面30上に載せれば、下部ランナ6
を下ガイドレール8に対し容易に組付けることができ
る。このとき前記凹部42は係合体41が壁部材29に接当干
渉することなく、これの下方に回り込むよう働く。つま
り下ガイドレール8を設置した状態で下部ランナ6を容
易に後組みできる。
下部ランナ6を扉3に装着した状態では、下部ランナ6
が傾動することはないので、前述したようにランナ本体
31および係合体41がガイド溝28から抜け出ることはな
い。
が傾動することはないので、前述したようにランナ本体
31および係合体41がガイド溝28から抜け出ることはな
い。
第4図において、下部ランナ6用の丁番35は上部ランナ
5用の丁番11と実質的に同一仕様を採っており、一方の
ヒンジプレート17に取付板34の上端部34aをかしめ固定
し、他方のヒンジプレート16を扉にビス固定する。この
ときヒンジ軸18の中心軸線は上下の丁番11・35とも一致
させておく。
5用の丁番11と実質的に同一仕様を採っており、一方の
ヒンジプレート17に取付板34の上端部34aをかしめ固定
し、他方のヒンジプレート16を扉にビス固定する。この
ときヒンジ軸18の中心軸線は上下の丁番11・35とも一致
させておく。
以上のように構成した下部ランナ6によれば、第6図に
示すように一方の扉3を押し引きして折り戸2の開閉を
行うとき、ローラ32が下ガイドレール8上を転動して扉
3を走行移動させるので、開閉操作を軽快に行える。ロ
ーラ32はそのフランジ40がレール上の受面30で前後方向
に移動規制されており、かつランナ本体31の前後面31a
・31bが壁部材29・29に近接しているので、走行時に扉
3が前後にふらつくことはない。
示すように一方の扉3を押し引きして折り戸2の開閉を
行うとき、ローラ32が下ガイドレール8上を転動して扉
3を走行移動させるので、開閉操作を軽快に行える。ロ
ーラ32はそのフランジ40がレール上の受面30で前後方向
に移動規制されており、かつランナ本体31の前後面31a
・31bが壁部材29・29に近接しているので、走行時に扉
3が前後にふらつくことはない。
例えば、扉3の下端側が急に押し引き操作されるような
場合、扉3は上部ランナ5のローラ15を中心にして下ガ
イドレール8の長手方向に沿う揺動モーメントを受け、
これと同時に下部ランナ6のローラ32が受面30から浮き
離れる傾向を生じる。しかし、ランナ本体31が傾動する
のと同時に係合体41が壁部材29に浮け止め支持され、そ
れ以上の傾動が阻止されるので、下部ランナ6が下ガイ
ドレール8から脱落することはなく、扉3は直ちに正規
の吊持姿勢に復帰できる。
場合、扉3は上部ランナ5のローラ15を中心にして下ガ
イドレール8の長手方向に沿う揺動モーメントを受け、
これと同時に下部ランナ6のローラ32が受面30から浮き
離れる傾向を生じる。しかし、ランナ本体31が傾動する
のと同時に係合体41が壁部材29に浮け止め支持され、そ
れ以上の傾動が阻止されるので、下部ランナ6が下ガイ
ドレール8から脱落することはなく、扉3は直ちに正規
の吊持姿勢に復帰できる。
特に第6図に示すごとく折戸2が外方(前方)に折れた
状態では、各扉3の下端が斜め後方に傾動しようとする
が、前記係合体41はランナ本体31の下端後縁に突出形成
されているので、壁部材29との係合で下部ランナ6の下
ガイドレール8からの抜け外れを良好に接当規制する。
状態では、各扉3の下端が斜め後方に傾動しようとする
が、前記係合体41はランナ本体31の下端後縁に突出形成
されているので、壁部材29との係合で下部ランナ6の下
ガイドレール8からの抜け外れを良好に接当規制する。
下部ランナ6を下ガイドレール8に組付けた状態のと
き、横軸33が長孔37の過半上部に位置するようにしてお
けば、ローラ32の浮き離れ動作に応じて、ランナ本体31
がばね39で押し出されるので、ローラ32が受面30から離
れるのを阻止でき、先に述べた係合体41による傾動阻止
動作と相俟って下部ランナ6の脱落をより確実に防止で
きる。
き、横軸33が長孔37の過半上部に位置するようにしてお
けば、ローラ32の浮き離れ動作に応じて、ランナ本体31
がばね39で押し出されるので、ローラ32が受面30から離
れるのを阻止でき、先に述べた係合体41による傾動阻止
動作と相俟って下部ランナ6の脱落をより確実に防止で
きる。
〔第2実施例〕 第8図は本発明を間仕切りパネル3aの下部ランナに適用
した第2実施例を示す。これでは、ランナ本体31の間仕
切りパネル3aに対する取付手段34が第1実施例と異な
る。
した第2実施例を示す。これでは、ランナ本体31の間仕
切りパネル3aに対する取付手段34が第1実施例と異な
る。
すなわち取付手段34は、ランナ本体31に固定されて立ち
上げた支軸44と、パネル3aの下端に埋設されて支軸44を
上下摺動自在に支持するケース45と、ケース45に内装さ
れて支軸44を介してランナ本体31を下ガイドレール8に
押圧付勢するばね39とからなる。間仕切りパネル3aは、
開閉時に前記支軸44を中心にして前後方向に揺動するの
で、ランナ本体31の前後幅は前記パネル3aの下端に固定
したカバー46の内面幅より小さくしておく。符号47は支
軸44用の抜止めピンである。
上げた支軸44と、パネル3aの下端に埋設されて支軸44を
上下摺動自在に支持するケース45と、ケース45に内装さ
れて支軸44を介してランナ本体31を下ガイドレール8に
押圧付勢するばね39とからなる。間仕切りパネル3aは、
開閉時に前記支軸44を中心にして前後方向に揺動するの
で、ランナ本体31の前後幅は前記パネル3aの下端に固定
したカバー46の内面幅より小さくしておく。符号47は支
軸44用の抜止めピンである。
〔第3実施例〕 第9図は丁番35の形態を変更した本発明の第3実施例を
示す。これでは、一対のヒンジプレート16・17の平面視
形状をそれぞれ重合可能なクランク形状に変形し、一方
のヒンジプレート16を扉3の肉壁内に埋設固定したもの
である。このように、クランク形状のヒンジプレート16
・17で下部ランナ6と扉3を接続すると、ヒンジ軸18を
下部ランナ6の外側方に位置させ、開口枠1aの側端を扉
3で完全に覆うことができ、とくに外付け式の折り戸に
おいて、全閉時の外観を向上するのに有利である。
示す。これでは、一対のヒンジプレート16・17の平面視
形状をそれぞれ重合可能なクランク形状に変形し、一方
のヒンジプレート16を扉3の肉壁内に埋設固定したもの
である。このように、クランク形状のヒンジプレート16
・17で下部ランナ6と扉3を接続すると、ヒンジ軸18を
下部ランナ6の外側方に位置させ、開口枠1aの側端を扉
3で完全に覆うことができ、とくに外付け式の折り戸に
おいて、全閉時の外観を向上するのに有利である。
〔第4実施例〕 第10図は本発明の第4実施例を示す。この場合は下ガイ
ドレール8上の前後両側に受面30を設け、各受面30の内
端に立壁48を設ける。そして、ローラ32はフランジ40を
有しないが、その内側面32aが前記立壁48に接当して、
前後方向の移動を規制されるものとなっている。
ドレール8上の前後両側に受面30を設け、各受面30の内
端に立壁48を設ける。そして、ローラ32はフランジ40を
有しないが、その内側面32aが前記立壁48に接当して、
前後方向の移動を規制されるものとなっている。
〔第5実施例〕 第11図は本発明の第5実施例を示しており、この場合の
下部ランナ6は傾斜する横軸33でローラ32を回転自在に
支持した点が先の各実施例と異なる。このように、横軸
33は傾斜軸であってもよく、下ガイドレール8の長手方
向に沿って千鳥状に配設することもできる。
下部ランナ6は傾斜する横軸33でローラ32を回転自在に
支持した点が先の各実施例と異なる。このように、横軸
33は傾斜軸であってもよく、下ガイドレール8の長手方
向に沿って千鳥状に配設することもできる。
上記以外に、ローラ32は1個だけでランナ本体31を走行
支持するものであってもよく、その外観形状も球状や珠
算玉形状などに形成してあってもよい。
支持するものであってもよく、その外観形状も球状や珠
算玉形状などに形成してあってもよい。
上記の各実施例から理解できるように、取付板34で代表
される取付手段は下部ランナ6の取付対象や、扉3の構
造等に応じて自在に変更し得る。
される取付手段は下部ランナ6の取付対象や、扉3の構
造等に応じて自在に変更し得る。
壁部材29もガイド溝28の開口幅を規定するものに限られ
ない。
ない。
本発明の下部ランナ6は、ランナ本体31に横軸33まわり
に回転するローラ32と、このローラ32の脱落を阻止する
係合体41を設けてあるので、通常の開閉操作時にはロー
ラ32が下ガイドレール8に案内されて転動することによ
り、扉3などの開閉を軽快に行うことができる。しかも
扉3などが上部ランナ5を中心にして傾動するときは、
ガイド溝28内に係入してガイド溝28側の壁部材29の下方
に回り込んでいる係合体41が該壁部材29に接当して下部
ランナ6の傾動を阻止するので、ローラ32が下ガイドレ
ール8から脱落するのを確実に接当規制できる。
に回転するローラ32と、このローラ32の脱落を阻止する
係合体41を設けてあるので、通常の開閉操作時にはロー
ラ32が下ガイドレール8に案内されて転動することによ
り、扉3などの開閉を軽快に行うことができる。しかも
扉3などが上部ランナ5を中心にして傾動するときは、
ガイド溝28内に係入してガイド溝28側の壁部材29の下方
に回り込んでいる係合体41が該壁部材29に接当して下部
ランナ6の傾動を阻止するので、ローラ32が下ガイドレ
ール8から脱落するのを確実に接当規制できる。
ランナ本体31を取付手段34に付して上下動自在に支持す
るとともに、ばね39で下ガイドレール8に向けて押圧付
勢してあるので、ローラ32が下ガイドレール8から浮き
離れようとするとき、ばね39がランナ本体31を下ガイド
レール8側に押し出し、係合体41がガイド溝28の壁部材
29に受け止め支持されるまでの間、ローラ32を下ガイド
レール8側の受面30に対し常に密接させておくことがで
き、正規状態への復帰を確実に行え、ローラ32の脱落防
止に有利である。
るとともに、ばね39で下ガイドレール8に向けて押圧付
勢してあるので、ローラ32が下ガイドレール8から浮き
離れようとするとき、ばね39がランナ本体31を下ガイド
レール8側に押し出し、係合体41がガイド溝28の壁部材
29に受け止め支持されるまでの間、ローラ32を下ガイド
レール8側の受面30に対し常に密接させておくことがで
き、正規状態への復帰を確実に行え、ローラ32の脱落防
止に有利である。
さらにランナ本体31の下端には、前後の一側に係合体41
を突出形成し、他側に凹部42を切欠き形成してあるの
で、従来のローラ構造の下部ランナと同様に、ランナ本
体31の下部をガイド溝28に任意の箇所で係合体41側から
先入れする状態で円滑に係入することができ、係合体41
を備えているにもかかわらず、下ガイドレール8に対す
る下部ランナ6の後組みが可能となり、現場での施工性
を向上できる。
を突出形成し、他側に凹部42を切欠き形成してあるの
で、従来のローラ構造の下部ランナと同様に、ランナ本
体31の下部をガイド溝28に任意の箇所で係合体41側から
先入れする状態で円滑に係入することができ、係合体41
を備えているにもかかわらず、下ガイドレール8に対す
る下部ランナ6の後組みが可能となり、現場での施工性
を向上できる。
第1図ないし第7図は本発明を外付け式の折り戸に適用
した第1実施例を示しており、 第1図は下部ランナを含む要部の縦断側面図、 第2図は第1図におけるA−A線断面図、 第3図は上部ランナの斜視図、 第4図は下部ランナの斜視図、 第5図は上下ランナの取付け状態を示す縦断面図、 第6図は収納キャビネットの概略を示す斜視図、 第7図は下部ランナの組付け要領を説明する概略側面図
である。 第8図は本発明の間仕切りパネルに適用した第2実施例
を示す縦断側面図である。 第9図は丁番を変更した本発明の第3実施例を示す横断
平面図である。 第10図は本発明の第4実施例を示す下部ランナまわりの
側面図である。 第11図は本発明の第5実施例を示す下部ランナまわりの
側面図である。 2……折り戸、 3……扉、 5……上部ランナ、 6……下部ランナ、 7……上ガイドレール、 8……下ガイドレール 28……ガイド溝、 29……壁部材、 30……受面、 31……ランナ本体、 32……ローラ、 33……横軸、 34……取付板、 41……係合体、 42……凹部。
した第1実施例を示しており、 第1図は下部ランナを含む要部の縦断側面図、 第2図は第1図におけるA−A線断面図、 第3図は上部ランナの斜視図、 第4図は下部ランナの斜視図、 第5図は上下ランナの取付け状態を示す縦断面図、 第6図は収納キャビネットの概略を示す斜視図、 第7図は下部ランナの組付け要領を説明する概略側面図
である。 第8図は本発明の間仕切りパネルに適用した第2実施例
を示す縦断側面図である。 第9図は丁番を変更した本発明の第3実施例を示す横断
平面図である。 第10図は本発明の第4実施例を示す下部ランナまわりの
側面図である。 第11図は本発明の第5実施例を示す下部ランナまわりの
側面図である。 2……折り戸、 3……扉、 5……上部ランナ、 6……下部ランナ、 7……上ガイドレール、 8……下ガイドレール 28……ガイド溝、 29……壁部材、 30……受面、 31……ランナ本体、 32……ローラ、 33……横軸、 34……取付板、 41……係合体、 42……凹部。
Claims (3)
- 【請求項1】上部ランナ5に吊持される扉3を下ガイド
レール8に沿って走行案内する下部ランナ6を有し、 下ガイドレール8が上向きに開口するガイド溝28を備え
ている扉の走行案内装置において、 下部ランナ6は、取付手段34を介して扉3に取着される
ランナ本体31を含み、 ランナ本体31には、下ガイドレール8の外面を転動する
ローラ32を横軸33まわりに回転自在に支持してあり、 ランナ本体31の下端部に、前記ガイド溝28内に係入して
該ガイド溝28側の壁部材29の下方に回り込む係合体41を
備えている扉の走行案内装置。 - 【請求項2】ランナ本体31は取付手段34に対して上下動
自在に支持してあり、 ランナ本体31と取付手段34との間に、ランナ本体31を下
ガイドレール8に向けて押圧付勢するばね39を備えてい
る請求項1記載の走行案内装置。 - 【請求項3】ランナ本体31の下端には、前後の一側の係
合体41を突出形成し、他側にランナ本体31の下端を該係
合体41側から先入れ可能とするための凹部42を切欠き形
成してある請求項1又は2記載の走行案内装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27018888A JPH0765427B2 (ja) | 1988-10-26 | 1988-10-26 | 扉の走行案内装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27018888A JPH0765427B2 (ja) | 1988-10-26 | 1988-10-26 | 扉の走行案内装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02120487A JPH02120487A (ja) | 1990-05-08 |
JPH0765427B2 true JPH0765427B2 (ja) | 1995-07-19 |
Family
ID=17482749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27018888A Expired - Lifetime JPH0765427B2 (ja) | 1988-10-26 | 1988-10-26 | 扉の走行案内装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0765427B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02123574U (ja) * | 1989-03-22 | 1990-10-11 | ||
JPH0578872U (ja) * | 1992-03-26 | 1993-10-26 | 木村新株式会社 | 折れ戸吊下案内装置 |
US5927017A (en) * | 1998-01-30 | 1999-07-27 | The Stanley Works | Sliding door bottom roller assembly with a rotatable anti-jump member |
JP5180451B2 (ja) * | 2006-08-28 | 2013-04-10 | 日産自動車株式会社 | 車両用スライドドア構造 |
KR100948435B1 (ko) * | 2007-09-19 | 2010-03-17 | 여길봉 | 미닫이식 도어 하부 롤러장치 |
JP6537258B2 (ja) * | 2014-12-05 | 2019-07-03 | 三井住友建設株式会社 | 太陽光パネルの設置方法、及び太陽光パネル用架台装置 |
-
1988
- 1988-10-26 JP JP27018888A patent/JPH0765427B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02120487A (ja) | 1990-05-08 |
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