JPH076412Y2 - ドアロツクのラツチ解錠防止装置 - Google Patents
ドアロツクのラツチ解錠防止装置Info
- Publication number
- JPH076412Y2 JPH076412Y2 JP17750786U JP17750786U JPH076412Y2 JP H076412 Y2 JPH076412 Y2 JP H076412Y2 JP 17750786 U JP17750786 U JP 17750786U JP 17750786 U JP17750786 U JP 17750786U JP H076412 Y2 JPH076412 Y2 JP H076412Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- outer panel
- latch
- striker
- open lever
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05B—LOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
- E05B77/00—Vehicle locks characterised by special functions or purposes
- E05B77/02—Vehicle locks characterised by special functions or purposes for accident situations
- E05B77/04—Preventing unwanted lock actuation, e.g. unlatching, at the moment of collision
Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は車両用ドアロックのラッチ解錠防止装置に関
する。
する。
(従来の技術) 車両のドアロックは、ドア側に取り付けたラッチとピラ
ー側に取り付けたストライカとから構成され、ラッチと
ストライカの噛み合いによりドアを閉鎖状態に保ってい
る。このラッチはドアインナパネルにリンホースメント
(補強板)を介して取り付けられ、ドアアウタパネルの
外壁に設けたアウトサイドハンドルとラッチ側に設けら
れるオープンレバー間をリンク機構で結合し、車外から
ドアを開扉する場合、アウトサイドハンドルの開扉操作
により前記オープンレバーを回動させてラッチの解錠を
行うようにしている。
ー側に取り付けたストライカとから構成され、ラッチと
ストライカの噛み合いによりドアを閉鎖状態に保ってい
る。このラッチはドアインナパネルにリンホースメント
(補強板)を介して取り付けられ、ドアアウタパネルの
外壁に設けたアウトサイドハンドルとラッチ側に設けら
れるオープンレバー間をリンク機構で結合し、車外から
ドアを開扉する場合、アウトサイドハンドルの開扉操作
により前記オープンレバーを回動させてラッチの解錠を
行うようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、ドアアウタパネルのラッチ部分に外方か
ら何らかの外力が加わり、ドアアウタパネルが変形する
と同時にドアインナパネルがドアアウタパネルに対して
相対的に上方に変位する場合がある。具体的には、例え
ば、ドアアウタパネルに外力が加わり、車体が外力方向
に傾くとドアアウタパネルが現状位置を保とうとするの
に対し、ピラー側に取り付けたストライカがラッチに噛
合い係止しているのでストライカを介してラッチと共に
ドアインナパネルを上方に押し上げる力が働き、ドアイ
ンナパネルがドアアウタパネル面に平行してずれ方向に
移動しようとする。斯かる場合、ラッチの上方への相対
変位に対してアウトサイドハンドル及び前記リンク機構
は静止状態と同じ状態にあるから、アウトサイドハンド
ルの開扉操作によりオープンレバーを回動させたと同じ
現象が生じ、ドア開扉の意図がないのにドアが開扉して
しまうという問題がある。
ら何らかの外力が加わり、ドアアウタパネルが変形する
と同時にドアインナパネルがドアアウタパネルに対して
相対的に上方に変位する場合がある。具体的には、例え
ば、ドアアウタパネルに外力が加わり、車体が外力方向
に傾くとドアアウタパネルが現状位置を保とうとするの
に対し、ピラー側に取り付けたストライカがラッチに噛
合い係止しているのでストライカを介してラッチと共に
ドアインナパネルを上方に押し上げる力が働き、ドアイ
ンナパネルがドアアウタパネル面に平行してずれ方向に
移動しようとする。斯かる場合、ラッチの上方への相対
変位に対してアウトサイドハンドル及び前記リンク機構
は静止状態と同じ状態にあるから、アウトサイドハンド
ルの開扉操作によりオープンレバーを回動させたと同じ
現象が生じ、ドア開扉の意図がないのにドアが開扉して
しまうという問題がある。
本考案は斯かる問題点を解決するためになされたもの
で、ドアアウタパネルの外壁に何らかの外力が加わって
もドアが開扉するような不都合な事態を回避することを
図ったドアロックのラッチ解錠防止装置を提供すること
を目的とする。
で、ドアアウタパネルの外壁に何らかの外力が加わって
もドアが開扉するような不都合な事態を回避することを
図ったドアロックのラッチ解錠防止装置を提供すること
を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上述の問題点を解決するために本考案は、車両ドアの車
室外側に配設されるドアアウタパネルと、同ドアアウタ
パネルに対向するよう車室内側に配設されるドアインナ
パネルと、上記ドアの開口部に位置する車体側部材に設
けられるストライカと、上記ドアインナパネル側に配設
され上記ドアの閉扉状態において上記ストライカに噛み
合うラッチと、上記ドアアウタパネルに配設されるアウ
トサイドハンドルと、上記ドアアウタパネル側に延出す
る延出部を有すると共に上記アウトサイドハンドルの操
作に伴って回動し上記ラッチと上記ストライカとの噛み
合いを解除するオープンレバーと、上記ドアアウタパネ
ルと上記オープンレバーとの間に配設され上記ドアアウ
タパネル側に突出する突出部及び突出部の上記ドアイン
ナパネル側への変形に伴い上記延出部を上記ラッチと上
記ストライカとの噛み合う方向へ押圧して上記オープン
レバーに係止する端部とからなる解錠阻止部材とから構
成されることを特徴とするドアロックのラッチ解錠防止
装置を提供するものである。
室外側に配設されるドアアウタパネルと、同ドアアウタ
パネルに対向するよう車室内側に配設されるドアインナ
パネルと、上記ドアの開口部に位置する車体側部材に設
けられるストライカと、上記ドアインナパネル側に配設
され上記ドアの閉扉状態において上記ストライカに噛み
合うラッチと、上記ドアアウタパネルに配設されるアウ
トサイドハンドルと、上記ドアアウタパネル側に延出す
る延出部を有すると共に上記アウトサイドハンドルの操
作に伴って回動し上記ラッチと上記ストライカとの噛み
合いを解除するオープンレバーと、上記ドアアウタパネ
ルと上記オープンレバーとの間に配設され上記ドアアウ
タパネル側に突出する突出部及び突出部の上記ドアイン
ナパネル側への変形に伴い上記延出部を上記ラッチと上
記ストライカとの噛み合う方向へ押圧して上記オープン
レバーに係止する端部とからなる解錠阻止部材とから構
成されることを特徴とするドアロックのラッチ解錠防止
装置を提供するものである。
(作用) ドアアウタパネルの外壁に外力が加わり、このドアアウ
タパネルが変形すると、ドアアウタパネルが解錠阻止部
材に当接して、これに伴って解錠阻止部材がオープンレ
バー側に変形移動し、解錠阻止部材の端部がオープンレ
バーの腕端(延出部)をラッチとストライカとの噛み合
う方向に押圧してオープンレバーに係止することにより
オープンレバーの回動を阻止し、ラッチの解錠が防止さ
れる。
タパネルが変形すると、ドアアウタパネルが解錠阻止部
材に当接して、これに伴って解錠阻止部材がオープンレ
バー側に変形移動し、解錠阻止部材の端部がオープンレ
バーの腕端(延出部)をラッチとストライカとの噛み合
う方向に押圧してオープンレバーに係止することにより
オープンレバーの回動を阻止し、ラッチの解錠が防止さ
れる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図乃至第4図は本考案に係るドアロックのラッチ解
錠防止装置の構成を示し、符号10はリアドアを示し、こ
のリアドア10はドアアウタパネル11とドアインナパネル
12とからなり、これらのパネルの周縁がヘミング加工等
により互いに筐体状に組み付けられている。そして、ド
アインナパネル12の後端部は、第3図に示すように、ド
アロック20の取り付け位置近傍でドアアウタパネル11に
向かって略直角に折曲され、後述するリアピラー14に対
向する後端壁12aを形成している。そして、ドアインナ
パネル12は後端壁12aの側端縁で更に略直角に折曲さ
れ、再びドアアウタパネル11と平行するように、且つ、
ドアアウタパネル11と間隙を存し、ヘミング端12bに向
かって延びている。
錠防止装置の構成を示し、符号10はリアドアを示し、こ
のリアドア10はドアアウタパネル11とドアインナパネル
12とからなり、これらのパネルの周縁がヘミング加工等
により互いに筐体状に組み付けられている。そして、ド
アインナパネル12の後端部は、第3図に示すように、ド
アロック20の取り付け位置近傍でドアアウタパネル11に
向かって略直角に折曲され、後述するリアピラー14に対
向する後端壁12aを形成している。そして、ドアインナ
パネル12は後端壁12aの側端縁で更に略直角に折曲さ
れ、再びドアアウタパネル11と平行するように、且つ、
ドアアウタパネル11と間隙を存し、ヘミング端12bに向
かって延びている。
一方、リアピラー14は閉扉状態のドアインナパネル12と
僅かな間隙を存し、ドアインナパネル12の後端部形状に
沿って折曲形成され、前記ドアインナパネル12の後端壁
12aに平行して対向するストライカ取付面14aが形成され
ている。そして、このストライカ取付面14aにドアロッ
ク20のストライカ21が固設されている。
僅かな間隙を存し、ドアインナパネル12の後端部形状に
沿って折曲形成され、前記ドアインナパネル12の後端壁
12aに平行して対向するストライカ取付面14aが形成され
ている。そして、このストライカ取付面14aにドアロッ
ク20のストライカ21が固設されている。
ドアインナパネル12の前記後端壁12aの内壁面(ドアア
ウタパネル11側面)にはストライカ21に対応する位置に
リンホースメント13がスポット溶接等により固設されて
おり、このリンホースメント13によりラッチ取付位置の
ドアインナパネル12を補強している。このリンホースメ
ント13は、厚手の板を断面略コ字状に折曲成形したもの
で、後端壁12aと略同じ幅の壁面13aが後端壁12a内面に
密着接合され、壁面13aの車室側端縁は略直角に折曲さ
れてドアインナパネル12の内壁面に沿って延び、壁面13
aのドアアウタパネル11側端縁は後述するオープンレバ
ー23側に向かって略直角に折曲され、ドアアウタパネル
11の内壁面に沿ってこれと平行して、且つ、間隙を存し
て延びている。
ウタパネル11側面)にはストライカ21に対応する位置に
リンホースメント13がスポット溶接等により固設されて
おり、このリンホースメント13によりラッチ取付位置の
ドアインナパネル12を補強している。このリンホースメ
ント13は、厚手の板を断面略コ字状に折曲成形したもの
で、後端壁12aと略同じ幅の壁面13aが後端壁12a内面に
密着接合され、壁面13aの車室側端縁は略直角に折曲さ
れてドアインナパネル12の内壁面に沿って延び、壁面13
aのドアアウタパネル11側端縁は後述するオープンレバ
ー23側に向かって略直角に折曲され、ドアアウタパネル
11の内壁面に沿ってこれと平行して、且つ、間隙を存し
て延びている。
ドアロック20の前記筐体22はリンホースメント13の上下
方向略中央位置、且つ、ストライカ21の噛合位置にリン
ホースメント13を介してドアインナパネル12の後端壁12
aにボルト等により強固に固設されている。筐体22の、
ドアインナパネル後端壁12aにボルト等により強固に固
設されている。筐体22の、ドアインナパネル後端壁12a
と反対側の背面22bにはオープンレバー23がピン22cによ
り回動自在に軸支されており、オープンレバー23は腕23
aをドアアウタパネル11側に延ばし、その腕端23a′には
ラッチロッド24の一端が回動自在に接続され、ラッチロ
ッド24の他端はアウトサイドハンドル25に接続されてい
る。筐体22のストライカ21側の後端壁12aに当接する面
にはストライカ21が挿入される切欠22aが穿設され、こ
の切欠22aに整合してリンホースメント13及びドアイン
ナパネル12にも同じ形状の切欠が穿設されている。
方向略中央位置、且つ、ストライカ21の噛合位置にリン
ホースメント13を介してドアインナパネル12の後端壁12
aにボルト等により強固に固設されている。筐体22の、
ドアインナパネル後端壁12aにボルト等により強固に固
設されている。筐体22の、ドアインナパネル後端壁12a
と反対側の背面22bにはオープンレバー23がピン22cによ
り回動自在に軸支されており、オープンレバー23は腕23
aをドアアウタパネル11側に延ばし、その腕端23a′には
ラッチロッド24の一端が回動自在に接続され、ラッチロ
ッド24の他端はアウトサイドハンドル25に接続されてい
る。筐体22のストライカ21側の後端壁12aに当接する面
にはストライカ21が挿入される切欠22aが穿設され、こ
の切欠22aに整合してリンホースメント13及びドアイン
ナパネル12にも同じ形状の切欠が穿設されている。
ドア10を閉じるとストライカ21が筐体22の切欠22aから
進入して図示しないラッチと噛合してドア10は閉扉状態
を保つ。そして、車外からドア10を開扉する場合にはア
ウトサイドハンドル25を上方に引き上げるとラッチロッ
ド24が第1図矢印B方向に押し下げられ、これによりオ
ープンレバー23が第1図の仮想線で示す位置に回動し、
図示しないラッチを解放し、ラッチとストライカ21の噛
合が解除され、ドア10が開扉される。
進入して図示しないラッチと噛合してドア10は閉扉状態
を保つ。そして、車外からドア10を開扉する場合にはア
ウトサイドハンドル25を上方に引き上げるとラッチロッ
ド24が第1図矢印B方向に押し下げられ、これによりオ
ープンレバー23が第1図の仮想線で示す位置に回動し、
図示しないラッチを解放し、ラッチとストライカ21の噛
合が解除され、ドア10が開扉される。
以上のドアロック20の作動は従来のものと変わりがない
が、本考案のドアロックにはラッチ解錠防止装置30が取
り付けられている。このラッチ解錠防止装置30はリンホ
ースメント13のドアアウタパネル11と対向する壁面13b
に固着されたストッパブラケット(解錠阻止部材)31か
らなる。より詳細には、ストッパブラケット31は上端部
31aがリンホースメント13の壁面13bの上端縁、且つ、車
体前後方向に前記オープンレバー23と同じ位置に溶接等
により固着され、上端部31aより下部が断面略C字状に
ドアアウタパネル11側に向かって凸に折曲される突出部
31cが形成されており、その下端縁端部31bはオープンレ
バー23側に向って延びており、突出部31cがリンホース
メント13とドアアウタパネル11間の間隙に配置されてい
る。そして、リンホースメント13の壁面13bの、前記ス
トッパブラケット31の上端部31aの固着位置下方に、ス
トッパブラケット31より幅広の矩形の穴13cが穿設され
ており、この穴13cに前記ストッパブラケット31の下端
縁31bが挿入され、その下端縁31bを僅かにリンホースメ
ント13よりオープンレバー23側に突出させている。
が、本考案のドアロックにはラッチ解錠防止装置30が取
り付けられている。このラッチ解錠防止装置30はリンホ
ースメント13のドアアウタパネル11と対向する壁面13b
に固着されたストッパブラケット(解錠阻止部材)31か
らなる。より詳細には、ストッパブラケット31は上端部
31aがリンホースメント13の壁面13bの上端縁、且つ、車
体前後方向に前記オープンレバー23と同じ位置に溶接等
により固着され、上端部31aより下部が断面略C字状に
ドアアウタパネル11側に向かって凸に折曲される突出部
31cが形成されており、その下端縁端部31bはオープンレ
バー23側に向って延びており、突出部31cがリンホース
メント13とドアアウタパネル11間の間隙に配置されてい
る。そして、リンホースメント13の壁面13bの、前記ス
トッパブラケット31の上端部31aの固着位置下方に、ス
トッパブラケット31より幅広の矩形の穴13cが穿設され
ており、この穴13cに前記ストッパブラケット31の下端
縁31bが挿入され、その下端縁31bを僅かにリンホースメ
ント13よりオープンレバー23側に突出させている。
次に、ラッチ解錠防止装置30の作用を説明する。このラ
ッチ解錠防止装置30のストッパブラケット31は通常時に
は第1図に示すように原形を留めてドアアウタパネル11
とリンホースメント13間の間隙に位置しており、ドアロ
ック20に対して何ら作用しない。しかし、車両の側方か
らドア10に外力(第5図矢印Aで示す力)が作用し、ド
アアウタパネル11がラッチ側に変形すると、ドアアウタ
パネル11とリンホースメント13間のストッパブラケット
31が押し潰されて変形し、下端縁31bが穴13cよりオープ
ンレバー23に向かって突出して下端縁31bがオープンレ
バー23の腕端23a′に当接して押圧する。このとき、下
端縁31bはオープンレバー23がラッチとストライカとの
噛み合う方向へ回動するように腕端23a′に対して、下
方より積極的に押圧しながら突出して、オープンレバー
23が完全にラッチとストライカとの噛み合う状態或いは
それに近い状態に回動したときに係止されるものであ
る。このため、もし、オープンレバー23がラッチとスト
ライカとの噛み合わない状態でドアロック20のラッチ解
錠防止装置30が作動した場合でも、下端縁31bの押圧に
よりオープンレバー23を常に完全にラッチとストライカ
との噛み合う状態或いはそれに近い状態に戻して係止さ
れ、ラッチが解錠されることがない。
ッチ解錠防止装置30のストッパブラケット31は通常時に
は第1図に示すように原形を留めてドアアウタパネル11
とリンホースメント13間の間隙に位置しており、ドアロ
ック20に対して何ら作用しない。しかし、車両の側方か
らドア10に外力(第5図矢印Aで示す力)が作用し、ド
アアウタパネル11がラッチ側に変形すると、ドアアウタ
パネル11とリンホースメント13間のストッパブラケット
31が押し潰されて変形し、下端縁31bが穴13cよりオープ
ンレバー23に向かって突出して下端縁31bがオープンレ
バー23の腕端23a′に当接して押圧する。このとき、下
端縁31bはオープンレバー23がラッチとストライカとの
噛み合う方向へ回動するように腕端23a′に対して、下
方より積極的に押圧しながら突出して、オープンレバー
23が完全にラッチとストライカとの噛み合う状態或いは
それに近い状態に回動したときに係止されるものであ
る。このため、もし、オープンレバー23がラッチとスト
ライカとの噛み合わない状態でドアロック20のラッチ解
錠防止装置30が作動した場合でも、下端縁31bの押圧に
よりオープンレバー23を常に完全にラッチとストライカ
との噛み合う状態或いはそれに近い状態に戻して係止さ
れ、ラッチが解錠されることがない。
尚、上述の実施例ではリンホースメント13とは別体のス
トッパブラケット31をリンホースメント13に固着するよ
うにしたが、第6図に示すようにリンホースメント13′
から切り起こして第4図に示すストッパブラケット31と
略同じ形状のストッパブラケット31′をリンホースメン
ト13と一体に成形するようにしてもよい。
トッパブラケット31をリンホースメント13に固着するよ
うにしたが、第6図に示すようにリンホースメント13′
から切り起こして第4図に示すストッパブラケット31と
略同じ形状のストッパブラケット31′をリンホースメン
ト13と一体に成形するようにしてもよい。
又、ストッパブラケットの形状は上述の実施例以外にも
種々の変形が可能であり、オープンレバー23の回動を阻
止するに耐えることの出来るようにリブ等で補強しても
よい。
種々の変形が可能であり、オープンレバー23の回動を阻
止するに耐えることの出来るようにリブ等で補強しても
よい。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案のドアロックのラッチ解錠
防止装置に依れば、解錠阻止部材をドアアウタパネルと
オープンレバーとの間に配設し、且つ、ドアアウタパネ
ル側に突出する突出部を設けることで、側突の際、外力
をドアアウタパネルを介して突出部が受けて変形する。
しかも、この変形により解錠阻止部材の端部がオープン
レバーの延出部に当接して、オープンレバーをラッチと
ストライカとの噛み合う方向へ押圧し回動させることに
よりオープンレバーに係止してオープンレバーの回動を
阻止することが出来、これによりラッチの解錠が確実に
防止され、ドア開扉の意図がないのにドアが開扉してし
まうという不都合を回避することが出来るという効果を
奏する。
防止装置に依れば、解錠阻止部材をドアアウタパネルと
オープンレバーとの間に配設し、且つ、ドアアウタパネ
ル側に突出する突出部を設けることで、側突の際、外力
をドアアウタパネルを介して突出部が受けて変形する。
しかも、この変形により解錠阻止部材の端部がオープン
レバーの延出部に当接して、オープンレバーをラッチと
ストライカとの噛み合う方向へ押圧し回動させることに
よりオープンレバーに係止してオープンレバーの回動を
阻止することが出来、これによりラッチの解錠が確実に
防止され、ドア開扉の意図がないのにドアが開扉してし
まうという不都合を回避することが出来るという効果を
奏する。
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は、本考案に係
るドアロックのラッチ解錠防止装置の一部切欠要部断面
図、第2図はリアドアの側面図、第3図は第2図の矢線
III−IIIに沿う断面図、第4図は第1図及び第2図に示
すストッパブラケット(解錠阻止部材)31の拡大斜視
図、第5図はドアアウタパネルに外力が加わり、これが
変形したときのストッパブラケット31の変形状態及びオ
ープンレバー23の回動阻止状態を示す作動状態図、第6
図は第4図に示すストッパブラケット31の変形例を示す
拡大斜視図である。 10…リアドア、11…ドアアウタパネル、12…ドアインナ
パネル、13…リンホースメント(補強板)、14…リアピ
ラー、20…ドアロック、21…ストライカ、22…筐体、23
…オープンレバー、24…ラッチロッド、25…アウトサイ
ドハンドル、30…ラッチ解錠防止装置、31…ストッパブ
ラケット(解錠阻止部材)。
るドアロックのラッチ解錠防止装置の一部切欠要部断面
図、第2図はリアドアの側面図、第3図は第2図の矢線
III−IIIに沿う断面図、第4図は第1図及び第2図に示
すストッパブラケット(解錠阻止部材)31の拡大斜視
図、第5図はドアアウタパネルに外力が加わり、これが
変形したときのストッパブラケット31の変形状態及びオ
ープンレバー23の回動阻止状態を示す作動状態図、第6
図は第4図に示すストッパブラケット31の変形例を示す
拡大斜視図である。 10…リアドア、11…ドアアウタパネル、12…ドアインナ
パネル、13…リンホースメント(補強板)、14…リアピ
ラー、20…ドアロック、21…ストライカ、22…筐体、23
…オープンレバー、24…ラッチロッド、25…アウトサイ
ドハンドル、30…ラッチ解錠防止装置、31…ストッパブ
ラケット(解錠阻止部材)。
Claims (1)
- 【請求項1】車両ドアの車室外側に配設されるドアアウ
タパネルと、同ドアアウタパネルに対向するよう車室内
側に配設されるドアインナパネルと、上記ドアの開口部
に位置する車体側部材に設けられるストライカと、上記
ドアインナパネル側に配設され上記ドアの閉扉状態にお
いて上記ストライカに噛み合うラッチと、上記ドアアウ
タパネルに配設されるアウトサイドハンドルと、上記ド
アアウタパネル側に延出する延出部を有すると共に同ア
ウトサイドハンドルの操作に伴って回動し上記ラッチと
上記ストライカとの噛み合いを解除するオープンレバー
と、上記ドアアウタパネルと上記オープンレバーとの間
に配設され上記ドアアウタパネル側に突出する突出部及
び同突出部の上記ドアインナパネル側への変形に伴い上
記延出部を上記ラッチと上記ストライカとの噛み合う方
向へ押圧して上記オープンレバーに係止する端部とから
なる解錠阻止部材とから構成されることを特徴とするド
アロックのラッチ解錠防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17750786U JPH076412Y2 (ja) | 1986-11-20 | 1986-11-20 | ドアロツクのラツチ解錠防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17750786U JPH076412Y2 (ja) | 1986-11-20 | 1986-11-20 | ドアロツクのラツチ解錠防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6383365U JPS6383365U (ja) | 1988-06-01 |
JPH076412Y2 true JPH076412Y2 (ja) | 1995-02-15 |
Family
ID=31118770
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17750786U Expired - Lifetime JPH076412Y2 (ja) | 1986-11-20 | 1986-11-20 | ドアロツクのラツチ解錠防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH076412Y2 (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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FR3142500B1 (fr) * | 2022-11-25 | 2024-10-25 | Renault | Support de serrure d’un ouvrant d’un véhicule |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPS60124471U (ja) * | 1984-01-31 | 1985-08-22 | 三菱自動車工業株式会社 | 追突時のテ−ルゲ−ト開放防止構造 |
-
1986
- 1986-11-20 JP JP17750786U patent/JPH076412Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6383365U (ja) | 1988-06-01 |
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