JPH0763345A - 加熱調理器 - Google Patents
加熱調理器Info
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- JPH0763345A JPH0763345A JP20930493A JP20930493A JPH0763345A JP H0763345 A JPH0763345 A JP H0763345A JP 20930493 A JP20930493 A JP 20930493A JP 20930493 A JP20930493 A JP 20930493A JP H0763345 A JPH0763345 A JP H0763345A
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- Japan
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- food
- temperature
- heating
- cooking
- heating means
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 食品の温度を検出しながら高周波加熱と輻射
加熱を最適に組み合わせることで調理時間を短縮するこ
とを目的とする。 【構成】 食品を格納する調理室4と、調理室4内の食
品3の内部を加熱する高周波加熱手段1と、表面を加熱
する輻射加熱手段2と、食品3から放射される赤外線量
を熱電変換する赤外線温度センサ10からの出力により
高周波加熱手段1と輻射加熱手段2の駆動を制御する加
熱制御器12を設けた構成で、食品の温度により調理の
進行過程を検出してそれに応じ最適な加熱手段で食品を
加熱し、調理時間を短縮する。
加熱を最適に組み合わせることで調理時間を短縮するこ
とを目的とする。 【構成】 食品を格納する調理室4と、調理室4内の食
品3の内部を加熱する高周波加熱手段1と、表面を加熱
する輻射加熱手段2と、食品3から放射される赤外線量
を熱電変換する赤外線温度センサ10からの出力により
高周波加熱手段1と輻射加熱手段2の駆動を制御する加
熱制御器12を設けた構成で、食品の温度により調理の
進行過程を検出してそれに応じ最適な加熱手段で食品を
加熱し、調理時間を短縮する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱調理器に関し、特
に高周波加熱と輻射加熱とを併用して、自動調理等を行
なう調理器に関するものである。
に高周波加熱と輻射加熱とを併用して、自動調理等を行
なう調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より再加熱、解凍などの調理を行う
ためのマグネトロンとケーキやパンなどを焼くためのヒ
ータとを1台の機器に搭載し、多くのメニューの調理が
できるオーブンレンジがある。例えば図12に示すよう
に、高周波を発生するマグネトロン1と、輻射加熱を行
うヒータ2が設けられ食品3を調理室4に入れて載置台
5に載せ調理するものであり、メニュー設定キー6を操
作することで再加熱や解凍などのレンジメニューであれ
ばマグネトロン1で食品を加熱し、ケーキやパンなどの
オーブンメニューであればヒータ2で食品を加熱するも
のである。7はスタートキーでこのキーを押して調理を
開始し、一般には重量センサ8や温度センサ9等から調
理の仕上がり情報を得て自動的に調理を完了させる。
ためのマグネトロンとケーキやパンなどを焼くためのヒ
ータとを1台の機器に搭載し、多くのメニューの調理が
できるオーブンレンジがある。例えば図12に示すよう
に、高周波を発生するマグネトロン1と、輻射加熱を行
うヒータ2が設けられ食品3を調理室4に入れて載置台
5に載せ調理するものであり、メニュー設定キー6を操
作することで再加熱や解凍などのレンジメニューであれ
ばマグネトロン1で食品を加熱し、ケーキやパンなどの
オーブンメニューであればヒータ2で食品を加熱するも
のである。7はスタートキーでこのキーを押して調理を
開始し、一般には重量センサ8や温度センサ9等から調
理の仕上がり情報を得て自動的に調理を完了させる。
【0003】このようなオーブンレンジで例えばケーキ
を焼く場合ヒータ2を使う。ロールケーキのように生地
の薄いメニューは200℃ぐらいの高温で15分ぐらい
の短時間で調理できるのであるが、スポンジケーキのよ
うに厚みのあるものは150℃ぐらいのやや低い温度で
じっくり40分ぐらいかけて調理している。
を焼く場合ヒータ2を使う。ロールケーキのように生地
の薄いメニューは200℃ぐらいの高温で15分ぐらい
の短時間で調理できるのであるが、スポンジケーキのよ
うに厚みのあるものは150℃ぐらいのやや低い温度で
じっくり40分ぐらいかけて調理している。
【0004】このスポンジケーキをもっと短時間で調理
するためにはマグネトロン1で高周波を発生し厚みのあ
る生地を内部から加熱し、ヒータ2で表面に焦げ目を付
ければ良いのであるが、高周波で加熱する時間の管理は
微妙で誤ると生焼けになったり乾燥状態になったりす
る。この時間管理を重量センサ8により行おうとすると
容器の重量が特定できない問題や、重量センサ8と載置
台5を連接する構造上の規制の問題があり、また温度セ
ンサ9ではほとんど変化としてとらえられないなどの問
題があって実用化には至っておらず、十分に余裕をもっ
てごくわずかな時間だけ高周波を発生させる例があるに
すぎない。
するためにはマグネトロン1で高周波を発生し厚みのあ
る生地を内部から加熱し、ヒータ2で表面に焦げ目を付
ければ良いのであるが、高周波で加熱する時間の管理は
微妙で誤ると生焼けになったり乾燥状態になったりす
る。この時間管理を重量センサ8により行おうとすると
容器の重量が特定できない問題や、重量センサ8と載置
台5を連接する構造上の規制の問題があり、また温度セ
ンサ9ではほとんど変化としてとらえられないなどの問
題があって実用化には至っておらず、十分に余裕をもっ
てごくわずかな時間だけ高周波を発生させる例があるに
すぎない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の加熱
調理器では高周波加熱手段であるマグネトロンと輻射加
熱手段であるヒータを搭載しているにも拘らず、双方の
利点をうまく組み合わせることができず調理に長時間を
要するメニューがあった。またケーキと言ってもスポン
ジケーキのような厚みのあるメニューとロールケーキの
ような生地の薄いメニューではその調理シーケンスが違
うために使用者がメニュー選択する必要があり、更に詳
細にはマドレーヌ、パウンドケーキなど形状の違うメニ
ューがあり、どれも良好に仕上げるにはそれぞれに対応
したメニュー選択キーが必要となる。このように詳細な
メニューを選択する使用者に判りづらいメニュー選択キ
ーを設けるか、または仕上がりを割り切って同じ調理シ
ーケンスにしてしまうか、あるいは自動調理のメニュー
として選択キーを削除するかなどがあるが、いづれも使
用者にとっては不満に感じるという課題があった。更に
一般にはヒータもマグネトロンも消費電力が大きいた
め、一般家庭のコンセント容量では高周波加熱と輻射加
熱を同時には行えないという課題があった。
調理器では高周波加熱手段であるマグネトロンと輻射加
熱手段であるヒータを搭載しているにも拘らず、双方の
利点をうまく組み合わせることができず調理に長時間を
要するメニューがあった。またケーキと言ってもスポン
ジケーキのような厚みのあるメニューとロールケーキの
ような生地の薄いメニューではその調理シーケンスが違
うために使用者がメニュー選択する必要があり、更に詳
細にはマドレーヌ、パウンドケーキなど形状の違うメニ
ューがあり、どれも良好に仕上げるにはそれぞれに対応
したメニュー選択キーが必要となる。このように詳細な
メニューを選択する使用者に判りづらいメニュー選択キ
ーを設けるか、または仕上がりを割り切って同じ調理シ
ーケンスにしてしまうか、あるいは自動調理のメニュー
として選択キーを削除するかなどがあるが、いづれも使
用者にとっては不満に感じるという課題があった。更に
一般にはヒータもマグネトロンも消費電力が大きいた
め、一般家庭のコンセント容量では高周波加熱と輻射加
熱を同時には行えないという課題があった。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、第1
の目的は赤外線温度センサで食品の温度を検出しながら
高周波加熱と輻射加熱を最適に組み合わせることで調理
時間を短縮することを第1の目的とする。
の目的は赤外線温度センサで食品の温度を検出しながら
高周波加熱と輻射加熱を最適に組み合わせることで調理
時間を短縮することを第1の目的とする。
【0007】第2の目的は広い温度範囲で精度良く食品
の温度を検出し、調理の仕上がり精度を良くすることを
目的とする。
の温度を検出し、調理の仕上がり精度を良くすることを
目的とする。
【0008】第3の目的は赤外線温度センサを雰囲気の
熱から保護することにより信頼性を高めることを目的と
している。
熱から保護することにより信頼性を高めることを目的と
している。
【0009】第4の目的は赤外線温度センサから得られ
る食品温度情報により加熱制御することで複数の調理メ
ニューを共通の調理シーケンスで調理可能とし、メニュ
ー選択キーを集約して使い勝手を向上することを目的と
する。
る食品温度情報により加熱制御することで複数の調理メ
ニューを共通の調理シーケンスで調理可能とし、メニュ
ー選択キーを集約して使い勝手を向上することを目的と
する。
【0010】第5の目的は赤外線温度センサで食品の温
度を検出しながら高周波加熱と輻射加熱を同時に行い、
調理時間の短縮と同時加熱時の消費電力を低減をはかる
ことを目的とする。
度を検出しながら高周波加熱と輻射加熱を同時に行い、
調理時間の短縮と同時加熱時の消費電力を低減をはかる
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第1の目的
を達成するために、食品を格納する調理室と、前記調理
室内の食品を高周波加熱する高周波加熱手段と、前記調
理室内の食品を輻射加熱する輻射加熱手段と、前記調理
室内の食品から放射される赤外線量を熱電変換する赤外
線温度センサと、前記赤外線温度センサからの出力によ
り前記高周波加熱手段と前記輻射加熱手段の駆動を制御
する加熱制御器を設けた構成とした。
を達成するために、食品を格納する調理室と、前記調理
室内の食品を高周波加熱する高周波加熱手段と、前記調
理室内の食品を輻射加熱する輻射加熱手段と、前記調理
室内の食品から放射される赤外線量を熱電変換する赤外
線温度センサと、前記赤外線温度センサからの出力によ
り前記高周波加熱手段と前記輻射加熱手段の駆動を制御
する加熱制御器を設けた構成とした。
【0012】また第2の目的を達成するために、赤外線
温度センサの出力より調理室に格納された食品の温度を
検出する複数の食品温度検出回路と、前記複数の食品温
度検出回路の出力より少なくとも一つの前記食品温度検
出回路の出力を選択し、食品の温度を演算する食品温度
演算器を設けた構成とした。
温度センサの出力より調理室に格納された食品の温度を
検出する複数の食品温度検出回路と、前記複数の食品温
度検出回路の出力より少なくとも一つの前記食品温度検
出回路の出力を選択し、食品の温度を演算する食品温度
演算器を設けた構成とした。
【0013】また第3の目的を達成するために、調理室
には食品から放射される赤外線が赤外線温度センサに至
る経路に開口部と、前記開口部を開閉する開閉器を設
け、加熱制御器の出力により輻射加熱手段で食品を加熱
中には前記開口部を閉じるよう前記開閉器の駆動を制御
する開閉制御器を有する構成とした。
には食品から放射される赤外線が赤外線温度センサに至
る経路に開口部と、前記開口部を開閉する開閉器を設
け、加熱制御器の出力により輻射加熱手段で食品を加熱
中には前記開口部を閉じるよう前記開閉器の駆動を制御
する開閉制御器を有する構成とした。
【0014】また第4の目的を達成するために、加熱制
御器は、高周波加熱手段を駆動制御した後輻射加熱手段
を駆動制御する手順を記憶した加熱切換器と、赤外線温
度センサの出力が所定値に達したことで高周波加熱の終
了を判定する高周波加熱終了判定器と、前記高周波加熱
終了判定器が終了を判定するまでに前記赤外線温度セン
サの出力により食品の温度上昇速度を検出する温度上昇
速度検出器と、前記温度上昇速度検出器の出力より輻射
加熱手段の運転時間を演算する輻射時間演算器と、前記
輻射時間演算器の演算結果に基づき輻射加熱開始から時
間を計時することで調理の完了を判定する調理完了判定
器を有する構成とした。
御器は、高周波加熱手段を駆動制御した後輻射加熱手段
を駆動制御する手順を記憶した加熱切換器と、赤外線温
度センサの出力が所定値に達したことで高周波加熱の終
了を判定する高周波加熱終了判定器と、前記高周波加熱
終了判定器が終了を判定するまでに前記赤外線温度セン
サの出力により食品の温度上昇速度を検出する温度上昇
速度検出器と、前記温度上昇速度検出器の出力より輻射
加熱手段の運転時間を演算する輻射時間演算器と、前記
輻射時間演算器の演算結果に基づき輻射加熱開始から時
間を計時することで調理の完了を判定する調理完了判定
器を有する構成とした。
【0015】また第5の目的を達成するために、輻射加
熱手段は、燃料を燃焼するバーナによる構成とした。
熱手段は、燃料を燃焼するバーナによる構成とした。
【0016】
【作用】本発明の加熱調理器は上記した第1の課題解決
手段により、赤外線温度センサが調理室の食品の温度を
検出し、加熱制御器がその検出した温度を用いて高周波
加熱手段を駆動制御、または輻射加熱手段の駆動制御あ
るいは両方を駆動制御する。即ち食品の温度により調理
の進行過程を検出してそれに応じ最適な加熱手段で食品
を加熱するのである。
手段により、赤外線温度センサが調理室の食品の温度を
検出し、加熱制御器がその検出した温度を用いて高周波
加熱手段を駆動制御、または輻射加熱手段の駆動制御あ
るいは両方を駆動制御する。即ち食品の温度により調理
の進行過程を検出してそれに応じ最適な加熱手段で食品
を加熱するのである。
【0017】また第2の課題解決手段により、食品温度
演算器が低温から高温までそれぞれの温度帯に対応した
複数ある食品温度検出回路から適切な食品温度検出回路
の出力を選択し食品の温度を演算することで、広い温度
範囲に対応して食品温度を検出する。
演算器が低温から高温までそれぞれの温度帯に対応した
複数ある食品温度検出回路から適切な食品温度検出回路
の出力を選択し食品の温度を演算することで、広い温度
範囲に対応して食品温度を検出する。
【0018】また第3の課題解決手段により、赤外線温
度センサは調理室に設けた開口部を通して食品の温度を
検出し、加熱制御器が輻射加熱手段で加熱中は開閉制御
器がこの開口部に設けた開閉器を閉じるよう駆動制御す
ることで、輻射加熱中には赤外線温度センサと調理室を
熱的に遮断する。
度センサは調理室に設けた開口部を通して食品の温度を
検出し、加熱制御器が輻射加熱手段で加熱中は開閉制御
器がこの開口部に設けた開閉器を閉じるよう駆動制御す
ることで、輻射加熱中には赤外線温度センサと調理室を
熱的に遮断する。
【0019】また第4の課題解決手段により、調理開始
初期には加熱制御器は赤外線温度センサで検出する調理
室の食品の温度が所定温度に達するまで高周波加熱手段
で食品を加熱する。ここで所定温度に達したことは高周
波加熱終了判定器が判定し、この段階で加熱切換器が加
熱手段を切り換え輻射加熱手段で食品を加熱し始める。
更に高周波加熱手段で加熱中に赤外線温度センサで検出
した食品の温度の上昇速度を温度上昇速度検出器で検出
し、その出力より輻射時間演算器が輻射加熱に要する時
間を演算し、その演算結果を基に調理完了判定器が輻射
加熱の完了を判定するのである。即ち複数の調理メニュ
ーにおける調理の進行過程を食品の温度情報で一元的に
検出し調理の完了を判定するのである。
初期には加熱制御器は赤外線温度センサで検出する調理
室の食品の温度が所定温度に達するまで高周波加熱手段
で食品を加熱する。ここで所定温度に達したことは高周
波加熱終了判定器が判定し、この段階で加熱切換器が加
熱手段を切り換え輻射加熱手段で食品を加熱し始める。
更に高周波加熱手段で加熱中に赤外線温度センサで検出
した食品の温度の上昇速度を温度上昇速度検出器で検出
し、その出力より輻射時間演算器が輻射加熱に要する時
間を演算し、その演算結果を基に調理完了判定器が輻射
加熱の完了を判定するのである。即ち複数の調理メニュ
ーにおける調理の進行過程を食品の温度情報で一元的に
検出し調理の完了を判定するのである。
【0020】また第5の課題解決手段により、赤外線温
度センサが調理室の食品の温度を検出し、加熱制御器が
その検出した温度を用いて電力消費の多い高周波加熱手
段を駆動制御、または電力消費の少ないバーナによる輻
射加熱手段の駆動制御あるいは両方を駆動制御する。即
ち高周波加熱手段と輻射加熱手段の両方を駆動制御して
も合計の消費電力をほぼ高周波加熱手段のみと同等で行
うのである。
度センサが調理室の食品の温度を検出し、加熱制御器が
その検出した温度を用いて電力消費の多い高周波加熱手
段を駆動制御、または電力消費の少ないバーナによる輻
射加熱手段の駆動制御あるいは両方を駆動制御する。即
ち高周波加熱手段と輻射加熱手段の両方を駆動制御して
も合計の消費電力をほぼ高周波加熱手段のみと同等で行
うのである。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、従来例と同じ構成のものは同一符号を付
して説明を省略する。
明する。なお、従来例と同じ構成のものは同一符号を付
して説明を省略する。
【0022】本実施例では、加熱調理器として、オーブ
ン電子レンジに応用した例について説明する。図1にお
いて、10は赤外線温度センサで対象物である食品3か
ら放射される赤外線量を電気信号に変換することで非接
触で食品3の温度を検出する。赤外線温度センサとして
は内部に熱接点と冷接点を有するサーモパイル型と呼ば
れるものやチョッパを有する焦電型と呼ばれるものなど
があるがどちらでもよい。11はサーミスタで調理室4
の温度を検出する。
ン電子レンジに応用した例について説明する。図1にお
いて、10は赤外線温度センサで対象物である食品3か
ら放射される赤外線量を電気信号に変換することで非接
触で食品3の温度を検出する。赤外線温度センサとして
は内部に熱接点と冷接点を有するサーモパイル型と呼ば
れるものやチョッパを有する焦電型と呼ばれるものなど
があるがどちらでもよい。11はサーミスタで調理室4
の温度を検出する。
【0023】12は加熱制御器でメニュー選択キー6、
調理開始キー7、赤外線温度センサ10、サーミスタ7
からの出力情報を基に高周波加熱手段であるマグネトロ
ン1と輻射加熱手段であるヒータ2を制御するもので、
内部には加熱手段選択部13と高周波加熱制御部14と
輻射加熱制御部15を有する。
調理開始キー7、赤外線温度センサ10、サーミスタ7
からの出力情報を基に高周波加熱手段であるマグネトロ
ン1と輻射加熱手段であるヒータ2を制御するもので、
内部には加熱手段選択部13と高周波加熱制御部14と
輻射加熱制御部15を有する。
【0024】加熱手段選択部13は赤外線温度センサ1
0より得られる食品3の温度よりマグネトロン1で加熱
するのかヒータ2で加熱するのかまたは両方で加熱する
のかを選択し、高周波加熱制御部14と輻射加熱制御部
15に駆動許可信号または駆動禁止信号を出力する。
0より得られる食品3の温度よりマグネトロン1で加熱
するのかヒータ2で加熱するのかまたは両方で加熱する
のかを選択し、高周波加熱制御部14と輻射加熱制御部
15に駆動許可信号または駆動禁止信号を出力する。
【0025】高周波加熱制御部14は加熱手段選択部1
3より駆動許可信号を受信中は赤外線温度センサ10よ
り検出できる食品3の温度によりマグネトロン1の入切
制御や能力制御等駆動を制御する。輻射加熱制御部15
は加熱手段選択部13より駆動許可信号を受信中は赤外
線温度センサ10より検出できる食品3の温度やサーミ
スタ11より検出できる調理室1の温度によりヒータ2
の入切制御や能力制御等駆動を制御する。
3より駆動許可信号を受信中は赤外線温度センサ10よ
り検出できる食品3の温度によりマグネトロン1の入切
制御や能力制御等駆動を制御する。輻射加熱制御部15
は加熱手段選択部13より駆動許可信号を受信中は赤外
線温度センサ10より検出できる食品3の温度やサーミ
スタ11より検出できる調理室1の温度によりヒータ2
の入切制御や能力制御等駆動を制御する。
【0026】具体的な動作としてスポンジケーキを焼く
場合を図1と図2のフローチャートにより説明する。な
お図2のフローチャートでは動作に対応した図1の部分
の番号を付す。また図1の食品3はスポンジケーキの生
地が型に入れられた状態のものとして説明する。
場合を図1と図2のフローチャートにより説明する。な
お図2のフローチャートでは動作に対応した図1の部分
の番号を付す。また図1の食品3はスポンジケーキの生
地が型に入れられた状態のものとして説明する。
【0027】使用者はケーキの生地を型にいれ皿16に
載せ調理室4に収納し、メニュー選択キー6を使って所
望のメニューであるスポンジケーキを選択する。メニュ
ー選択キーにはケーキのメニューとしてスポンジケーキ
の他にもパウンドケーキ、ロールケーキなどがある。調
理開始キー7を押すとスポンジケーキの調理が始まる。
まず最初の過程として加熱手段選択部13は生地全体を
加熱するために高周波加熱制御部14に駆動許可信号を
出力し、輻射加熱制御部15には駆動禁止信号を出力し
て、高周波加熱制御部14がマグネトロン1を駆動して
高周波加熱を行う。
載せ調理室4に収納し、メニュー選択キー6を使って所
望のメニューであるスポンジケーキを選択する。メニュ
ー選択キーにはケーキのメニューとしてスポンジケーキ
の他にもパウンドケーキ、ロールケーキなどがある。調
理開始キー7を押すとスポンジケーキの調理が始まる。
まず最初の過程として加熱手段選択部13は生地全体を
加熱するために高周波加熱制御部14に駆動許可信号を
出力し、輻射加熱制御部15には駆動禁止信号を出力し
て、高周波加熱制御部14がマグネトロン1を駆動して
高周波加熱を行う。
【0028】赤外線温度センサ10でスポンジケーキ3
の表面温度Tcを検出し、Tc>Tcs1となるまでは
マグネトロン1を常時最大能力で駆動する。ここでTc
s1は予め定めた所定温度で通常60〜70℃ぐらいが
適切である。この所定温度Tcs1はメニューごとに違
った温度であっても構わない。Tc>Tcs1になると
高周波加熱制御部14はマグネトロン1の能力を落とし
て低能力で駆動する。これは生地が膨らみ始める過程で
あり、この過程で生地の加熱が不均一であると仕上がり
時に変形したり生煮えや乾燥が起こったりする。生地全
体を均一に加熱するためには能力を落とすことが望まし
い。但しマグネトロンを複数使用したり、羽根車等で電
波を拡散させたり、スポンジケーキ3を回動させるなど
して全体を均一に加熱できるのであれば能力を落とす必
要はない。能力制御はインバータ電源で行っても良い
し、例えば3秒駆動、7秒停止のようなデューティー制
御で行っても構わない。Tc>Tcs2となるまで低能
力の高周波加熱を行う。
の表面温度Tcを検出し、Tc>Tcs1となるまでは
マグネトロン1を常時最大能力で駆動する。ここでTc
s1は予め定めた所定温度で通常60〜70℃ぐらいが
適切である。この所定温度Tcs1はメニューごとに違
った温度であっても構わない。Tc>Tcs1になると
高周波加熱制御部14はマグネトロン1の能力を落とし
て低能力で駆動する。これは生地が膨らみ始める過程で
あり、この過程で生地の加熱が不均一であると仕上がり
時に変形したり生煮えや乾燥が起こったりする。生地全
体を均一に加熱するためには能力を落とすことが望まし
い。但しマグネトロンを複数使用したり、羽根車等で電
波を拡散させたり、スポンジケーキ3を回動させるなど
して全体を均一に加熱できるのであれば能力を落とす必
要はない。能力制御はインバータ電源で行っても良い
し、例えば3秒駆動、7秒停止のようなデューティー制
御で行っても構わない。Tc>Tcs2となるまで低能
力の高周波加熱を行う。
【0029】Tcs2は予め定めた設定温度で生地がほ
ぼ膨らみ終える温度で通常90〜100℃であることが
望ましい。このTcs2もメニューにより違った温度を
設定していても構わない。Tc>Tcs2となると加熱
手段選択部13は高周波加熱制御部14に駆動禁止信号
を、輻射加熱制御部15に駆動許可信号を出力する。こ
こから調理はスポンジケーキ3の表面に焦げ目を付ける
過程に移る。この焦げ目を付ける過程はTc>Tcs3
となるまで行う。
ぼ膨らみ終える温度で通常90〜100℃であることが
望ましい。このTcs2もメニューにより違った温度を
設定していても構わない。Tc>Tcs2となると加熱
手段選択部13は高周波加熱制御部14に駆動禁止信号
を、輻射加熱制御部15に駆動許可信号を出力する。こ
こから調理はスポンジケーキ3の表面に焦げ目を付ける
過程に移る。この焦げ目を付ける過程はTc>Tcs3
となるまで行う。
【0030】このTcs3は予め定めた所定温度で12
0〜150℃ぐらいである。この焦げ目を付ける過程に
おいては、輻射加熱制御部15がサーミスタ11より検
出できる調理室4の温度Trによりヒータ2の入切制御
を行う。これは生地全体に均一に焦げ目を付けることと
ヒータ2自身を熱から保護するためである。予め定めた
所定温度TrsよりもΔTrsだけ高い温度Trs+Δ
Trsと比較してTr>Trs+ΔTrsとなればヒー
タ2の通電を停止し、調理室4の温度Trが低下してT
r<Trs−ΔTrsとなればヒータ2を通電して調理
室4の温度がほぼTrsを維持するように制御する。T
rsは200℃ぐらいと比較的高温が適当で、ΔTrs
は3degぐらいが適当である。またTrs、ΔTrs
はメニューにより違っても構わない。
0〜150℃ぐらいである。この焦げ目を付ける過程に
おいては、輻射加熱制御部15がサーミスタ11より検
出できる調理室4の温度Trによりヒータ2の入切制御
を行う。これは生地全体に均一に焦げ目を付けることと
ヒータ2自身を熱から保護するためである。予め定めた
所定温度TrsよりもΔTrsだけ高い温度Trs+Δ
Trsと比較してTr>Trs+ΔTrsとなればヒー
タ2の通電を停止し、調理室4の温度Trが低下してT
r<Trs−ΔTrsとなればヒータ2を通電して調理
室4の温度がほぼTrsを維持するように制御する。T
rsは200℃ぐらいと比較的高温が適当で、ΔTrs
は3degぐらいが適当である。またTrs、ΔTrs
はメニューにより違っても構わない。
【0031】以上は従来特に調理時間の長かったケーキ
の調理で説明したが、グラタン、ハンバーグ、焼き魚な
ど惣菜の調理でも同様の効果が得られる。例えば魚を焼
くのであれば、まずマグネトロン1で加熱し赤外線温度
センサ10で検出する表面温度が所定温度に達したとこ
ろでヒータ2で焦げ目を付けると同時に魚特有の臭みを
抜く過程を経ることで調理時間を短縮できるほか、水分
や油分を逃がさずおいしく出来上がる効果もある。また
一般に高周波加熱調理の代表メニューである解凍におい
てはマグネトロン1で加熱し赤外線温度センサ10によ
り検出できる食品温度が所定温度に達した後マグネトロ
ン1とヒータを交互に駆動したり同時に駆動することで
高速で温度分布の良い解凍を行うことも可能である。
の調理で説明したが、グラタン、ハンバーグ、焼き魚な
ど惣菜の調理でも同様の効果が得られる。例えば魚を焼
くのであれば、まずマグネトロン1で加熱し赤外線温度
センサ10で検出する表面温度が所定温度に達したとこ
ろでヒータ2で焦げ目を付けると同時に魚特有の臭みを
抜く過程を経ることで調理時間を短縮できるほか、水分
や油分を逃がさずおいしく出来上がる効果もある。また
一般に高周波加熱調理の代表メニューである解凍におい
てはマグネトロン1で加熱し赤外線温度センサ10によ
り検出できる食品温度が所定温度に達した後マグネトロ
ン1とヒータを交互に駆動したり同時に駆動することで
高速で温度分布の良い解凍を行うことも可能である。
【0032】次に本発明の第2の実施例として、赤外線
温度センサから得られる電気信号を処理する食品温度検
出回路について説明する。ここでは赤外線温度センサと
して熱接点と冷接点を有し対象物の温度に応じて接点間
に電圧を発生するサーモパイル型と呼ばれるセンサを使
用した場合について説明する。
温度センサから得られる電気信号を処理する食品温度検
出回路について説明する。ここでは赤外線温度センサと
して熱接点と冷接点を有し対象物の温度に応じて接点間
に電圧を発生するサーモパイル型と呼ばれるセンサを使
用した場合について説明する。
【0033】図3において10は赤外線温度センサであ
り熱接点10a、冷接点10bの接点間に電圧を出力す
るものである。17a、17bが食品温度検出回路であ
り、それぞれオペアンプ18a、18bと抵抗19a、
19b、20a、20bより構成されている増幅回路で
ある。この抵抗19a、19b、20a、20bにより
増幅率が決まるのであるが、食品温度検出回路17aと
17bではこの増幅率を違った設計としている。即ち食
品温度検出回路17aは100℃未満を検出するために
大きな増幅率として分解能を細かくできるようにしてい
る。食品温度検出回路17bは分解能は大きくなるが1
00℃以上を検出するために増幅率を小さくしている。
り熱接点10a、冷接点10bの接点間に電圧を出力す
るものである。17a、17bが食品温度検出回路であ
り、それぞれオペアンプ18a、18bと抵抗19a、
19b、20a、20bより構成されている増幅回路で
ある。この抵抗19a、19b、20a、20bにより
増幅率が決まるのであるが、食品温度検出回路17aと
17bではこの増幅率を違った設計としている。即ち食
品温度検出回路17aは100℃未満を検出するために
大きな増幅率として分解能を細かくできるようにしてい
る。食品温度検出回路17bは分解能は大きくなるが1
00℃以上を検出するために増幅率を小さくしている。
【0034】21は食品温度演算器でAD変換機能を内
蔵したマイコン等で構成している。食品温度演算器21
は食品温度検出回路17aの出力が所定値未満であれば
食品温度は100℃未満と判断して食品温度検出回路1
7aの出力電圧Vaを基に食品温度TcをTc=Ka×
Va+T0として演算する。ここでKaは食品温度検出
回路17aの増幅率と対応した予め定めた定数で、T0
は赤外線温度センサ10の雰囲気温度である。
蔵したマイコン等で構成している。食品温度演算器21
は食品温度検出回路17aの出力が所定値未満であれば
食品温度は100℃未満と判断して食品温度検出回路1
7aの出力電圧Vaを基に食品温度TcをTc=Ka×
Va+T0として演算する。ここでKaは食品温度検出
回路17aの増幅率と対応した予め定めた定数で、T0
は赤外線温度センサ10の雰囲気温度である。
【0035】また食品温度演算器21は食品温度検出回
路17aの出力が所定値以上であれば100℃以上と判
断して食品温度検出回路17bの出力電圧Vbを基に食
品温度TcをTc=Kb×Vb+T0として演算する。
ここでKbは食品温度検出回路17bの増幅率に対応し
た予め定めた定数である。この演算式は簡単に一次式で
表現したが、高次の式で近似するなどより精度を上げる
ことも可能である。食品温度演算器21はこの演算結果
を食品温度として出力する。
路17aの出力が所定値以上であれば100℃以上と判
断して食品温度検出回路17bの出力電圧Vbを基に食
品温度TcをTc=Kb×Vb+T0として演算する。
ここでKbは食品温度検出回路17bの増幅率に対応し
た予め定めた定数である。この演算式は簡単に一次式で
表現したが、高次の式で近似するなどより精度を上げる
ことも可能である。食品温度演算器21はこの演算結果
を食品温度として出力する。
【0036】22、23は直流電源で直列接続しその両
端よりオペアンプ18a、18bと食品温度演算器21
に電源供給している。また中点電位と赤外線温度センサ
10の冷接点10bを接続して基準電位としている。前
記実施例と対応させるとTc>Tcs1の判定、Tc>
Tcs2の判定を行う温度帯は食品温度検出回路17a
で、Tc>Tcs3の判定を行う温度帯は食品温度検出
回路17bで検出し、精度の厳しいTc>Tcs2の判
定は細かな分解能で精度良く検出し、やや精度の甘いT
c>Tcs3の判定は大まかな検出となる。
端よりオペアンプ18a、18bと食品温度演算器21
に電源供給している。また中点電位と赤外線温度センサ
10の冷接点10bを接続して基準電位としている。前
記実施例と対応させるとTc>Tcs1の判定、Tc>
Tcs2の判定を行う温度帯は食品温度検出回路17a
で、Tc>Tcs3の判定を行う温度帯は食品温度検出
回路17bで検出し、精度の厳しいTc>Tcs2の判
定は細かな分解能で精度良く検出し、やや精度の甘いT
c>Tcs3の判定は大まかな検出となる。
【0037】次に図4に別の実施例を示す。図4で図3
と違う点は2段階で増幅することであり、まずオペアン
プ24、抵抗25、26で構成した増幅回路で第1段の
増幅をする。その増幅された出力電圧を更に食品温度検
出回路17a、17bで第2段の増幅をする。食品温度
検出回路17a、17bは前記実施例と同様にオペアン
プ18a、18bと、抵抗19a、19b、20a、2
0bで構成した増幅回路である。食品温度演算器17a
と17bは増幅の基準となる電位が違い、そのために直
流電源は22a、22b、23の3個を直列に接続し、
食品温度検出回路17aは直流電源22aと22bの中
点電位を増幅の基準とし、食品温度検出回路17bは直
流電源22bと23の中点電位を増幅の基準としてい
る。
と違う点は2段階で増幅することであり、まずオペアン
プ24、抵抗25、26で構成した増幅回路で第1段の
増幅をする。その増幅された出力電圧を更に食品温度検
出回路17a、17bで第2段の増幅をする。食品温度
検出回路17a、17bは前記実施例と同様にオペアン
プ18a、18bと、抵抗19a、19b、20a、2
0bで構成した増幅回路である。食品温度演算器17a
と17bは増幅の基準となる電位が違い、そのために直
流電源は22a、22b、23の3個を直列に接続し、
食品温度検出回路17aは直流電源22aと22bの中
点電位を増幅の基準とし、食品温度検出回路17bは直
流電源22bと23の中点電位を増幅の基準としてい
る。
【0038】食品温度演算器21は同様に食品温度検出
回路17aの出力が所定値未満であれば食品温度検出回
路17aの出力電圧Vaを基に食品温度Tcを演算し、
所定値以上であれば食品温度検出回路17bの出力電圧
Vbを基に食品温度Tcを演算する。この場合は増幅回
路を1個多く必要とするが分解能を変えずに広い温度範
囲の温度を検出できる。以上サーモパイル型の赤外線温
度センサで説明したが、チョッパを有する焦電型の赤外
線温度センサでも同様の効果を得ることが可能である。
回路17aの出力が所定値未満であれば食品温度検出回
路17aの出力電圧Vaを基に食品温度Tcを演算し、
所定値以上であれば食品温度検出回路17bの出力電圧
Vbを基に食品温度Tcを演算する。この場合は増幅回
路を1個多く必要とするが分解能を変えずに広い温度範
囲の温度を検出できる。以上サーモパイル型の赤外線温
度センサで説明したが、チョッパを有する焦電型の赤外
線温度センサでも同様の効果を得ることが可能である。
【0039】次に本発明の第3の実施例を図5、図6を
基に説明する。調理室4には開口部27を設け、開口部
27を開閉する開閉器28を設けている。開閉器28を
駆動するのはモータ29であり、このモータ29を制御
するのが開閉制御器30である。開閉制御器30は加熱
手段選択部13の信号によりモータ29を制御するもの
で、加熱手段選択部13が輻射加熱制御部15に駆動許
可信号を出力しているときには開口部27を閉じるよう
にモータ29を駆動し、輻射加熱制御部15に駆動禁止
信号を出力しているときには開口部27を開けるように
モータ29を駆動する。即ち輻射加熱中は開口部27を
閉じることで赤外線温度センサ10を調理室4の熱から
保護するのである。
基に説明する。調理室4には開口部27を設け、開口部
27を開閉する開閉器28を設けている。開閉器28を
駆動するのはモータ29であり、このモータ29を制御
するのが開閉制御器30である。開閉制御器30は加熱
手段選択部13の信号によりモータ29を制御するもの
で、加熱手段選択部13が輻射加熱制御部15に駆動許
可信号を出力しているときには開口部27を閉じるよう
にモータ29を駆動し、輻射加熱制御部15に駆動禁止
信号を出力しているときには開口部27を開けるように
モータ29を駆動する。即ち輻射加熱中は開口部27を
閉じることで赤外線温度センサ10を調理室4の熱から
保護するのである。
【0040】この場合の具体的動作としてケーキを調理
する例を図6のフローチャートを基に説明する。なお図
6のフローチャートでは動作に対応した図5の部分の番
号を付す。
する例を図6のフローチャートを基に説明する。なお図
6のフローチャートでは動作に対応した図5の部分の番
号を付す。
【0041】使用者はケーキの生地を型にいれ皿16に
載せ調理室4に収納し、メニュー選択キー6を使って所
望のメニューを選択する。メニュー選択キーにはケーキ
のメニューとしてスポンジケーキ、パウンドケーキ、ロ
ールケーキなどがある。調理開始キー7を押すとケーキ
の調理が始まる。
載せ調理室4に収納し、メニュー選択キー6を使って所
望のメニューを選択する。メニュー選択キーにはケーキ
のメニューとしてスポンジケーキ、パウンドケーキ、ロ
ールケーキなどがある。調理開始キー7を押すとケーキ
の調理が始まる。
【0042】まず最初の過程として加熱手段選択部13
は生地全体を加熱するために高周波加熱制御部14に駆
動許可信号を出力し、輻射加熱制御部15には駆動禁止
信号を出力して、高周波加熱制御部14がマグネトロン
1を駆動して高周波加熱を行う。また加熱手段選択部1
3は同時に開閉制御器30にも信号を出力し、開閉制御
器30はモータ29を駆動して開口部27を開けケーキ
3から放射される赤外線が赤外線温度センサ10に至る
経路を確保する。
は生地全体を加熱するために高周波加熱制御部14に駆
動許可信号を出力し、輻射加熱制御部15には駆動禁止
信号を出力して、高周波加熱制御部14がマグネトロン
1を駆動して高周波加熱を行う。また加熱手段選択部1
3は同時に開閉制御器30にも信号を出力し、開閉制御
器30はモータ29を駆動して開口部27を開けケーキ
3から放射される赤外線が赤外線温度センサ10に至る
経路を確保する。
【0043】赤外線温度センサ10でケーキ3の表面温
度Tcを検出し、Tc>Tcs1となるまでは高周波加
熱制御部14はマグネトロン1を常時最大能力で駆動
し、更に食品3の温度上昇でTc>Tcs2になるまで
マグネトロン1の能力を落として低能力で駆動する。T
c>Tcs2となると加熱手段選択部13は高周波加熱
制御部14に駆動禁止信号を、輻射加熱制御部15に駆
動許可信号を出力する。この時同時に開閉制御器30に
信号出力し、開閉制御器30はモータ29を駆動して開
口部27を閉じ赤外線温度センサ10を調理室4の熱か
ら保護する。
度Tcを検出し、Tc>Tcs1となるまでは高周波加
熱制御部14はマグネトロン1を常時最大能力で駆動
し、更に食品3の温度上昇でTc>Tcs2になるまで
マグネトロン1の能力を落として低能力で駆動する。T
c>Tcs2となると加熱手段選択部13は高周波加熱
制御部14に駆動禁止信号を、輻射加熱制御部15に駆
動許可信号を出力する。この時同時に開閉制御器30に
信号出力し、開閉制御器30はモータ29を駆動して開
口部27を閉じ赤外線温度センサ10を調理室4の熱か
ら保護する。
【0044】ここから調理はケーキ3の表面に焦げ目を
付ける過程に移る。輻射に必要な時間はメニューによっ
て異なるもので予め定めた所定の時間として、例えばス
ポンジケーキであればts1=12分、パウンドケーキ
であればts2=10分、ロールケーキであればts3
=6分などとして加熱制御器12が記憶している。これ
は生地の厚みに依存するところが大きく生地の厚いスポ
ンジケーキは時間が長く、生地の薄いロールケーキは時
間が短くパウンドケーキはその中間ぐらいで設定してい
る。
付ける過程に移る。輻射に必要な時間はメニューによっ
て異なるもので予め定めた所定の時間として、例えばス
ポンジケーキであればts1=12分、パウンドケーキ
であればts2=10分、ロールケーキであればts3
=6分などとして加熱制御器12が記憶している。これ
は生地の厚みに依存するところが大きく生地の厚いスポ
ンジケーキは時間が長く、生地の薄いロールケーキは時
間が短くパウンドケーキはその中間ぐらいで設定してい
る。
【0045】加熱制御器12はメニュー選択キー6より
入力された調理メニューにより例えばスポンジケーキを
調理しているのであれば輻射設定時間ts=ts1を設
定する。輻射加熱制御部15はヒータ2で加熱を始め同
時に輻射時間tのカウントを始める。この焦げ目を付け
る過程においては、輻射加熱制御部15がサーミスタ1
1より検出できる調理室4の温度Trによりヒータ2の
入切制御を行い、調理室4の温度が予め定めた所定温度
Trsをほぼ維持するように制御する。Trsは200
℃ぐらいと比較的高温が適当でメニューにより違っても
構わない。輻射加熱制御部15は輻射加熱開始からカウ
ントしている経過時間tがt>tsとなれば加熱を終了
し、使用者に表示、報知等調理の完了を知らせる。
入力された調理メニューにより例えばスポンジケーキを
調理しているのであれば輻射設定時間ts=ts1を設
定する。輻射加熱制御部15はヒータ2で加熱を始め同
時に輻射時間tのカウントを始める。この焦げ目を付け
る過程においては、輻射加熱制御部15がサーミスタ1
1より検出できる調理室4の温度Trによりヒータ2の
入切制御を行い、調理室4の温度が予め定めた所定温度
Trsをほぼ維持するように制御する。Trsは200
℃ぐらいと比較的高温が適当でメニューにより違っても
構わない。輻射加熱制御部15は輻射加熱開始からカウ
ントしている経過時間tがt>tsとなれば加熱を終了
し、使用者に表示、報知等調理の完了を知らせる。
【0046】ここでは開閉器28で開口部27を閉じた
ときには食品3からの赤外線経路が遮断され食品3の温
度が検出できないものとして説明したが開閉器28を赤
外線の透過する材料で構成すれば開口部27を閉じたと
きにも食品3の温度を検出し、その温度により輻射加熱
制御部15がヒータ2を制御しても良い。この場合には
開閉器28の透過率を考慮して食品3の温度を検出する
必要がありやや精度が落ちるが、少なくともTc>Tc
s2の判定を行うときには開口部27は開いた状態であ
るので精度良く食品3の温度検出ができ適切に高周波加
熱から輻射加熱に切り換えられる。
ときには食品3からの赤外線経路が遮断され食品3の温
度が検出できないものとして説明したが開閉器28を赤
外線の透過する材料で構成すれば開口部27を閉じたと
きにも食品3の温度を検出し、その温度により輻射加熱
制御部15がヒータ2を制御しても良い。この場合には
開閉器28の透過率を考慮して食品3の温度を検出する
必要がありやや精度が落ちるが、少なくともTc>Tc
s2の判定を行うときには開口部27は開いた状態であ
るので精度良く食品3の温度検出ができ適切に高周波加
熱から輻射加熱に切り換えられる。
【0047】次に本発明の第4の実施例を図7、図8、
図9に基づいて説明する。31は加熱切換器で調理開始
当初は高周波加熱手段で食品を加熱し、途中より加熱手
段を切り換えて輻射加熱手段で食品を加熱する手順を予
め記憶している。即ち加熱切換器31は調理開始当初高
周波加熱制御部14に駆動許可信号を出力してマグネト
ロン1で食品3を加熱し途中で切り換えて輻射加熱制御
部15に駆動許可信号を出力してヒータ2で加熱する。
この切り換える機会を決定するのが高周波加熱終了判定
器32である。高周波加熱終了判定器32は赤外線温度
センサ10より出力される食品3の温度より予め定めた
所定温度に到達したことで加熱切換器31に信号出力し
てマグネトロン1による加熱からヒータ3による加熱に
切り換えることを指示する。
図9に基づいて説明する。31は加熱切換器で調理開始
当初は高周波加熱手段で食品を加熱し、途中より加熱手
段を切り換えて輻射加熱手段で食品を加熱する手順を予
め記憶している。即ち加熱切換器31は調理開始当初高
周波加熱制御部14に駆動許可信号を出力してマグネト
ロン1で食品3を加熱し途中で切り換えて輻射加熱制御
部15に駆動許可信号を出力してヒータ2で加熱する。
この切り換える機会を決定するのが高周波加熱終了判定
器32である。高周波加熱終了判定器32は赤外線温度
センサ10より出力される食品3の温度より予め定めた
所定温度に到達したことで加熱切換器31に信号出力し
てマグネトロン1による加熱からヒータ3による加熱に
切り換えることを指示する。
【0048】33は温度上昇速度検出器で赤外線温度セ
ンサ10で検出する食品3の温度が第1の所定温度から
第2の所定温度まで上昇するのに要する時間を計時す
る。34は輻射時間演算器で温度上昇速度検出器33で
計時した温度上昇時間より輻射加熱時間を演算する。
ンサ10で検出する食品3の温度が第1の所定温度から
第2の所定温度まで上昇するのに要する時間を計時す
る。34は輻射時間演算器で温度上昇速度検出器33で
計時した温度上昇時間より輻射加熱時間を演算する。
【0049】35は調理完了判定器で輻射時間演算器3
4で演算した時間だけ輻射加熱制御部15に駆動許可信
号を出力した後調理完了信号を出力して加熱を停止させ
る。即ちマグネトロン1で食品3の温度が所定温度にな
るまで加熱し、その加熱時間を基に演算した時間だけヒ
ータ2で加熱するというものである。
4で演算した時間だけ輻射加熱制御部15に駆動許可信
号を出力した後調理完了信号を出力して加熱を停止させ
る。即ちマグネトロン1で食品3の温度が所定温度にな
るまで加熱し、その加熱時間を基に演算した時間だけヒ
ータ2で加熱するというものである。
【0050】図8により温度上昇速度検出器33で計時
した温度上昇時間tmと輻射時間tsの関係を説明す
る。図8は加熱の進行に従いケーキの生地の表面温度変
化特性を示したものであり、表面温度TcがTcs1に
達するまでは最大能力での高周波加熱、Tcs2に達す
るまで低能力の高周波加熱を行い、以後輻射加熱を行っ
た場合の例を示している。表面温度TcがTcs1を越
えてからTcs2に達するまでの高周波加熱の時間tm
と以後輻射加熱を行う適切な時間tsは概ね比例の関係
にある。これはtm、tsとも生地の厚み、形状に最も
依存するものであるので、最も影響を与える要素が同じ
であるから概ね比例関係という結果になる。また図8で
は生地の初期温度が同じ例で説明しているが、初期温度
が違っても比例関係の傾向は同様である。
した温度上昇時間tmと輻射時間tsの関係を説明す
る。図8は加熱の進行に従いケーキの生地の表面温度変
化特性を示したものであり、表面温度TcがTcs1に
達するまでは最大能力での高周波加熱、Tcs2に達す
るまで低能力の高周波加熱を行い、以後輻射加熱を行っ
た場合の例を示している。表面温度TcがTcs1を越
えてからTcs2に達するまでの高周波加熱の時間tm
と以後輻射加熱を行う適切な時間tsは概ね比例の関係
にある。これはtm、tsとも生地の厚み、形状に最も
依存するものであるので、最も影響を与える要素が同じ
であるから概ね比例関係という結果になる。また図8で
は生地の初期温度が同じ例で説明しているが、初期温度
が違っても比例関係の傾向は同様である。
【0051】この場合の具体的動作としてケーキを調理
する例を図9のフローチャートを基に説明する。なお図
9のフローチャートでは動作に対応した図7の部分の番
号を付す。使用者はケーキの生地を型にいれ皿16に載
せ調理室4に収納し、メニュー選択キー6を使って所望
のメニューを選択する。メニュー選択キー6ではケー
キ、焼き魚など大ぐくりしたメニューで選択する。調理
開始キー7を押すとケーキの調理が始まる。まず最初の
過程として加熱切換器31は高周波加熱制御部14に駆
動許可信号を出力し、輻射加熱制御部15には駆動禁止
信号を出力して、高周波加熱制御部14がマグネトロン
1を駆動して高周波加熱を行う。また加熱切換器31は
同時に開閉制御器30にも信号を出力し、開閉制御器3
0はモータ29を駆動して開口部27を開ける。赤外線
温度センサ10でケーキ3の表面温度Tcを検出し、T
c>Tcs1となるまでは高周波加熱制御部14はマグ
ネトロン1を常時最大能力で駆動し、更に食品3の温度
上昇でTc>Tcs2になるまでマグネトロン1の能力
を落として低能力で駆動する。また温度上昇速度検出器
33はTc>Tcs1になってからTc>Tcs2とな
るまでの時間をカウントする。Tc>Tcs2となると
加熱手段選択部13は高周波加熱制御部14に駆動禁止
信号を、輻射加熱制御部15に駆動許可信号を出力す
る。
する例を図9のフローチャートを基に説明する。なお図
9のフローチャートでは動作に対応した図7の部分の番
号を付す。使用者はケーキの生地を型にいれ皿16に載
せ調理室4に収納し、メニュー選択キー6を使って所望
のメニューを選択する。メニュー選択キー6ではケー
キ、焼き魚など大ぐくりしたメニューで選択する。調理
開始キー7を押すとケーキの調理が始まる。まず最初の
過程として加熱切換器31は高周波加熱制御部14に駆
動許可信号を出力し、輻射加熱制御部15には駆動禁止
信号を出力して、高周波加熱制御部14がマグネトロン
1を駆動して高周波加熱を行う。また加熱切換器31は
同時に開閉制御器30にも信号を出力し、開閉制御器3
0はモータ29を駆動して開口部27を開ける。赤外線
温度センサ10でケーキ3の表面温度Tcを検出し、T
c>Tcs1となるまでは高周波加熱制御部14はマグ
ネトロン1を常時最大能力で駆動し、更に食品3の温度
上昇でTc>Tcs2になるまでマグネトロン1の能力
を落として低能力で駆動する。また温度上昇速度検出器
33はTc>Tcs1になってからTc>Tcs2とな
るまでの時間をカウントする。Tc>Tcs2となると
加熱手段選択部13は高周波加熱制御部14に駆動禁止
信号を、輻射加熱制御部15に駆動許可信号を出力す
る。
【0052】輻射時間演算器34は温度上昇速度検出器
33でカウントした時間tmを基に輻射に必要な時間t
sをts=A×tm+Bとして演算する。ここでA、B
は予め定めた定数である。この時加熱切換器31は開閉
制御器30に信号出力し、開閉制御器30はモータ29
を駆動して開口部27を閉じ赤外線温度センサ10を調
理室4の熱から保護する。ここから調理はケーキ3の表
面に焦げ目を付ける過程に移る。輻射加熱制御部15は
ヒータ2で加熱を始め調理完了判定器35は輻射時間t
のカウントを始める。この焦げ目を付ける過程において
は、輻射加熱制御部15がサーミスタ11より検出でき
る調理室4の温度Trによりヒータ2の入切制御を行
い、調理室4の温度が予め定めた所定温度Trsをほぼ
維持するように制御する。Trsは200℃ぐらいと比
較的高温が適当であるが高周波加熱時間tmに関係づけ
て決めても構わない。調理完了判定器35は輻射加熱開
始からカウントしている経過時間tがt>tsとなれば
輻射加熱制御部15に完了信号を出力して加熱を終了さ
せ、使用者に表示、報知等調理の完了を知らせる。
33でカウントした時間tmを基に輻射に必要な時間t
sをts=A×tm+Bとして演算する。ここでA、B
は予め定めた定数である。この時加熱切換器31は開閉
制御器30に信号出力し、開閉制御器30はモータ29
を駆動して開口部27を閉じ赤外線温度センサ10を調
理室4の熱から保護する。ここから調理はケーキ3の表
面に焦げ目を付ける過程に移る。輻射加熱制御部15は
ヒータ2で加熱を始め調理完了判定器35は輻射時間t
のカウントを始める。この焦げ目を付ける過程において
は、輻射加熱制御部15がサーミスタ11より検出でき
る調理室4の温度Trによりヒータ2の入切制御を行
い、調理室4の温度が予め定めた所定温度Trsをほぼ
維持するように制御する。Trsは200℃ぐらいと比
較的高温が適当であるが高周波加熱時間tmに関係づけ
て決めても構わない。調理完了判定器35は輻射加熱開
始からカウントしている経過時間tがt>tsとなれば
輻射加熱制御部15に完了信号を出力して加熱を終了さ
せ、使用者に表示、報知等調理の完了を知らせる。
【0053】以上の例では温度上昇速度検出器33はT
c>Tcs1となってからTc>Tcs2となるまでの
時間をカウントしたが、これは高周波加熱の能力切換の
ための設定温度であるTcs1と加熱手段を切り換える
設定温度であるTcs2を便宜上使ったものであり、本
発明を拘束するものではなく別に温度上昇速度検出のた
めの設定温度があっても構わない。また、ある温度幅を
上昇する時間で上昇速度検出としたが、逆に単位時間当
たりの上昇温度で上昇速度としても構わない。以上ケー
キの例で説明したが、例えば焼き魚であっても一匹も
の、切り身、照り焼き、干物等別々の加熱時間で制御し
たいメニューも同様の方法で統一シーケンスとして調理
することが可能であり、一つのメニューとしてキーを集
約する同様の効果がある。
c>Tcs1となってからTc>Tcs2となるまでの
時間をカウントしたが、これは高周波加熱の能力切換の
ための設定温度であるTcs1と加熱手段を切り換える
設定温度であるTcs2を便宜上使ったものであり、本
発明を拘束するものではなく別に温度上昇速度検出のた
めの設定温度があっても構わない。また、ある温度幅を
上昇する時間で上昇速度検出としたが、逆に単位時間当
たりの上昇温度で上昇速度としても構わない。以上ケー
キの例で説明したが、例えば焼き魚であっても一匹も
の、切り身、照り焼き、干物等別々の加熱時間で制御し
たいメニューも同様の方法で統一シーケンスとして調理
することが可能であり、一つのメニューとしてキーを集
約する同様の効果がある。
【0054】次に本発明の第5の実施例を図10、図1
1に基づいて説明する。輻射加熱手段は36でガスを燃
焼するバーナにより構成している。38は電磁弁で、点
火器39と共にバーナ36での燃焼の入切を行う。40
は配管で電磁弁38からバーナ36へのガスの通路を形
成している。ケース41は燃焼に必要な空気を供給する
ため、また燃焼排気ガスを排気するために、また高周波
をケース外に出さないために多数の小孔を有する金属板
により構成している。42は反射板で赤外線温度センサ
10を燃焼熱から保護するために十分離れた位置に置
き、その位置まで食品3から放射される赤外線を導くた
めに設けている。この場合の具体的動作としてスポンジ
ケーキを調理する例を図11のフローチャートを基に説
明する。なお図11のフローチャートでは動作に対応し
た図10の部分の番号を付す。
1に基づいて説明する。輻射加熱手段は36でガスを燃
焼するバーナにより構成している。38は電磁弁で、点
火器39と共にバーナ36での燃焼の入切を行う。40
は配管で電磁弁38からバーナ36へのガスの通路を形
成している。ケース41は燃焼に必要な空気を供給する
ため、また燃焼排気ガスを排気するために、また高周波
をケース外に出さないために多数の小孔を有する金属板
により構成している。42は反射板で赤外線温度センサ
10を燃焼熱から保護するために十分離れた位置に置
き、その位置まで食品3から放射される赤外線を導くた
めに設けている。この場合の具体的動作としてスポンジ
ケーキを調理する例を図11のフローチャートを基に説
明する。なお図11のフローチャートでは動作に対応し
た図10の部分の番号を付す。
【0055】使用者はケーキの生地を型にいれ皿16に
載せ調理室4に収納し、メニュー選択キー6を使って所
望のメニューを選択する。調理開始キー7を押すとスポ
ンジケーキの調理が始まる。まず最初の過程として加熱
手段選択部13は生地全体を加熱するために高周波加熱
制御部14に駆動許可信号を出力し、輻射加熱制御部1
5には駆動禁止信号を出力して、高周波加熱制御部14
がマグネトロン1を駆動して高周波加熱を行う。
載せ調理室4に収納し、メニュー選択キー6を使って所
望のメニューを選択する。調理開始キー7を押すとスポ
ンジケーキの調理が始まる。まず最初の過程として加熱
手段選択部13は生地全体を加熱するために高周波加熱
制御部14に駆動許可信号を出力し、輻射加熱制御部1
5には駆動禁止信号を出力して、高周波加熱制御部14
がマグネトロン1を駆動して高周波加熱を行う。
【0056】赤外線温度センサ10でスポンジケーキ3
の表面温度Tcを検出し、Tc>Tcs1となるまでは
高周波加熱制御部14はマグネトロン1を常時最大能力
で駆動する。Tc>Tcs1となると加熱手段選択部1
3は高周波加熱制御部14、輻射加熱制御部15の両方
に駆動許可信号を出力する。ここから調理はスポンジケ
ーキ3の生地を膨らませる過程と生地の表面に焦げ目を
付ける過程を合わせて行う。高周波加熱制御部14はマ
グネトロン1の能力を落として低能力で駆動し、輻射加
熱制御部15はバーナ36で燃焼を行う。バーナ36で
燃焼を行うためには輻射加熱制御部15は点火器39で
放電し、電磁弁38を開けることで着火させ点火器40
を停止させる。この時フレームロッド等(図示せず)で
着火を確認すれば安全性は向上する。この過程において
は、輻射加熱制御部15がサーミスタ11より検出でき
る調理室4の温度Trによりバーナ36の燃焼入切制御
を行い、調理室4の温度が予め定めた所定温度Trsを
ほぼ維持するように制御し、Tc>Tcs3となるまで
行う。バーナ36を消火するためには電磁弁38を閉じ
れば良い。Trsは200℃ぐらいと比較的高温が適当
でメニューにより違っても構わない。
の表面温度Tcを検出し、Tc>Tcs1となるまでは
高周波加熱制御部14はマグネトロン1を常時最大能力
で駆動する。Tc>Tcs1となると加熱手段選択部1
3は高周波加熱制御部14、輻射加熱制御部15の両方
に駆動許可信号を出力する。ここから調理はスポンジケ
ーキ3の生地を膨らませる過程と生地の表面に焦げ目を
付ける過程を合わせて行う。高周波加熱制御部14はマ
グネトロン1の能力を落として低能力で駆動し、輻射加
熱制御部15はバーナ36で燃焼を行う。バーナ36で
燃焼を行うためには輻射加熱制御部15は点火器39で
放電し、電磁弁38を開けることで着火させ点火器40
を停止させる。この時フレームロッド等(図示せず)で
着火を確認すれば安全性は向上する。この過程において
は、輻射加熱制御部15がサーミスタ11より検出でき
る調理室4の温度Trによりバーナ36の燃焼入切制御
を行い、調理室4の温度が予め定めた所定温度Trsを
ほぼ維持するように制御し、Tc>Tcs3となるまで
行う。バーナ36を消火するためには電磁弁38を閉じ
れば良い。Trsは200℃ぐらいと比較的高温が適当
でメニューにより違っても構わない。
【0057】以上はケーキの調理の例を説明したが、他
の調理メニューにおいても適用可能で、特に魚を焼くよ
うな場合には調理時間を短縮できることで水分、油分を
逃がさず魚独特のうま味を残した良好な調理が出来る。
また電磁弁38は入切制御でなく開度を電気的に調整し
燃焼量を調整することができる比例弁を使ってサーミス
タ11より検出できる調理室4の温度Trと設定温度T
rsとの温度差に応じ燃焼量を制御しても良い。この場
合はきめ細かく温度制御することが可能で仕上がりの状
態も良くなる。また燃焼給排気は自然給排気でなく強制
給排気を行っても同様の効果を得るものでこの場合には
給排気の位置の自由度が高くなり、使用者にとっての安
全性を最優先した設計が容易になる。
の調理メニューにおいても適用可能で、特に魚を焼くよ
うな場合には調理時間を短縮できることで水分、油分を
逃がさず魚独特のうま味を残した良好な調理が出来る。
また電磁弁38は入切制御でなく開度を電気的に調整し
燃焼量を調整することができる比例弁を使ってサーミス
タ11より検出できる調理室4の温度Trと設定温度T
rsとの温度差に応じ燃焼量を制御しても良い。この場
合はきめ細かく温度制御することが可能で仕上がりの状
態も良くなる。また燃焼給排気は自然給排気でなく強制
給排気を行っても同様の効果を得るものでこの場合には
給排気の位置の自由度が高くなり、使用者にとっての安
全性を最優先した設計が容易になる。
【0058】以上の実施例1ないし5において赤外線温
度センサは1個で食品の温度検出をする場合について説
明してきたが、これは本発明を拘束するものでなく、複
数の赤外線温度センサを用いたり、あるいは赤外線温度
センサを駆動させるなどして複数の箇所の温度を検出し
その最大値や最小値、あるいは平均値等統計的処理を行
った温度を基に加熱手段を制御しても良い。この場合に
は正確に温度検出でき、調理の仕上がりも良好にでき
る。
度センサは1個で食品の温度検出をする場合について説
明してきたが、これは本発明を拘束するものでなく、複
数の赤外線温度センサを用いたり、あるいは赤外線温度
センサを駆動させるなどして複数の箇所の温度を検出し
その最大値や最小値、あるいは平均値等統計的処理を行
った温度を基に加熱手段を制御しても良い。この場合に
は正確に温度検出でき、調理の仕上がりも良好にでき
る。
【0059】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、赤外線温度センサが調理室の食品の温度を検
出し、加熱制御器がその検出した温度を用いて高周波加
熱手段を駆動制御、または輻射加熱手段の駆動制御ある
いは両方を駆動制御するので、食品の温度により調理の
進行過程を検出してそれに応じ最適な加熱手段で食品を
加熱でき調理時間を短縮することができるのである。
によれば、赤外線温度センサが調理室の食品の温度を検
出し、加熱制御器がその検出した温度を用いて高周波加
熱手段を駆動制御、または輻射加熱手段の駆動制御ある
いは両方を駆動制御するので、食品の温度により調理の
進行過程を検出してそれに応じ最適な加熱手段で食品を
加熱でき調理時間を短縮することができるのである。
【0060】また本発明によれば、食品温度演算器が低
温から高温までそれぞれの温度帯に対応した複数ある食
品温度検出回路から適切な食品温度検出回路の出力を選
択し食品の温度を演算するので、広い温度範囲に対応し
て精度良く食品温度を検出し調理の仕上がりを良好にす
ることができるのである。
温から高温までそれぞれの温度帯に対応した複数ある食
品温度検出回路から適切な食品温度検出回路の出力を選
択し食品の温度を演算するので、広い温度範囲に対応し
て精度良く食品温度を検出し調理の仕上がりを良好にす
ることができるのである。
【0061】また本発明によれば、赤外線温度センサは
調理室に設けた開口部を通して食品の温度を検出し、加
熱制御器が輻射加熱手段で加熱中は開閉制御器がこの開
口部に設けた開閉器を閉じるよう駆動制御することで、
輻射加熱中には赤外線温度センサと調理室を熱的に遮断
するので、赤外線温度センサを熱から保護でき信頼性を
向上することができるのである。
調理室に設けた開口部を通して食品の温度を検出し、加
熱制御器が輻射加熱手段で加熱中は開閉制御器がこの開
口部に設けた開閉器を閉じるよう駆動制御することで、
輻射加熱中には赤外線温度センサと調理室を熱的に遮断
するので、赤外線温度センサを熱から保護でき信頼性を
向上することができるのである。
【0062】また本発明によれば、調理開始初期には加
熱制御器は赤外線温度センサで検出する調理室の食品の
温度が所定温度に達するまで高周波加熱手段で食品を加
熱し、温度上昇速度検出器が温度上昇速度を検出し、そ
の出力より輻射加熱に要する時間を演算し、その演算結
果を基に調理完了判定器が輻射加熱の完了を判定するの
で、複数の調理メニューにおける調理の進行過程を食品
の温度情報で一元的に検出し調理の完了を判定すること
ができ、使用者にとってメニュー選択の煩わしさを解消
し、使い勝手を向上できるのである。
熱制御器は赤外線温度センサで検出する調理室の食品の
温度が所定温度に達するまで高周波加熱手段で食品を加
熱し、温度上昇速度検出器が温度上昇速度を検出し、そ
の出力より輻射加熱に要する時間を演算し、その演算結
果を基に調理完了判定器が輻射加熱の完了を判定するの
で、複数の調理メニューにおける調理の進行過程を食品
の温度情報で一元的に検出し調理の完了を判定すること
ができ、使用者にとってメニュー選択の煩わしさを解消
し、使い勝手を向上できるのである。
【0063】また本発明によれば、赤外線温度センサが
調理室の食品の温度を検出し、加熱制御器がその検出し
た温度を用いて電力消費の多い高周波加熱手段を駆動制
御、または電力消費の少ないバーナによる輻射加熱手段
の駆動制御あるいは両方を駆動制御するので、高周波加
熱手段と輻射加熱手段の両方を駆動制御しても合計の消
費電力をほぼ高周波加熱手段のみと同等で行うことがで
き過電流の危険を解消して安全にしかも更に高速で調理
することができるのである。
調理室の食品の温度を検出し、加熱制御器がその検出し
た温度を用いて電力消費の多い高周波加熱手段を駆動制
御、または電力消費の少ないバーナによる輻射加熱手段
の駆動制御あるいは両方を駆動制御するので、高周波加
熱手段と輻射加熱手段の両方を駆動制御しても合計の消
費電力をほぼ高周波加熱手段のみと同等で行うことがで
き過電流の危険を解消して安全にしかも更に高速で調理
することができるのである。
【図1】本発明の第1の実施例の加熱調理器の構成ブロ
ック図
ック図
【図2】同加熱調理器の動作を説明するフローチャート
【図3】本発明の第2の実施例の加熱調理器を説明する
食品温度検出回路図
食品温度検出回路図
【図4】同加熱調理器を説明する別の例の食品温度検出
回路図
回路図
【図5】本発明の第3の実施例の加熱調理器の構成ブロ
ック図
ック図
【図6】同加熱調理器の動作を説明するフローチャート
【図7】本発明の第4の実施例の加熱調理器の構成ブロ
ック図
ック図
【図8】同加熱調理器を説明する食品表面温度の変化特
性図
性図
【図9】同加熱調理器の動作を説明するフローチャート
【図10】本発明の第5の実施例の加熱調理器の構成ブ
ロック図
ロック図
【図11】同加熱調理器の動作を説明するフローチャー
ト
ト
【図12】従来例の加熱調理器の構成ブロック図
1 高周波加熱手段 2 輻射加熱手段 3 食品 4 調理室 10 赤外線温度センサ 12 加熱制御器 17a、17b 食品温度検出回路 21 食品温度演算器 27 開口部 28 開閉器 30 開閉制御器 31 切換器 32 高周波加熱終了判定器 33 温度上昇速度検出器 34 輻射時間演算器 35 調理完了判定器 36 バーナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 嶋田 拓生 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 長本 俊一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】食品を格納する調理室と、前記調理室内の
食品を高周波加熱する高周波加熱手段と、前記調理室内
の食品を輻射加熱する輻射加熱手段と、前記調理室内の
食品から放射される赤外線量を熱電変換する赤外線温度
センサと、前記赤外線温度センサからの出力により前記
高周波加熱手段と前記輻射加熱手段の駆動を制御する加
熱制御器を設けた加熱調理器。 - 【請求項2】赤外線温度センサの出力より調理室に格納
された食品の温度を検出する複数の食品温度検出回路
と、前記複数の食品温度検出回路の出力より少なくとも
一つの前記食品温度検出回路の出力を選択し食品の温度
を演算する食品温度演算器を設けた請求項1記載の加熱
調理器。 - 【請求項3】調理室には食品から放射される赤外線が赤
外線温度センサに至る経路に開口部と、前記開口部を開
閉する開閉器を設け、加熱制御器の出力により輻射加熱
手段で食品を加熱中には前記開口部を閉じるよう前記開
閉器の駆動を制御する開閉制御器を有する請求項1記載
の加熱調理器。 - 【請求項4】加熱制御器は、高周波加熱手段を駆動制御
した後輻射加熱手段を駆動制御する手順を記憶した加熱
切換器と、赤外線温度センサの出力が所定値に達したこ
とで高周波加熱の終了を判定する高周波加熱終了判定器
と、前記高周波加熱終了判定器が終了を判定するまでに
前記赤外線温度センサの出力により食品の温度上昇速度
を検出する温度上昇速度検出器と、前記温度上昇速度検
出器の出力より輻射加熱手段の運転時間を演算する輻射
時間演算器と、前記輻射時間演算器の演算結果に基づき
輻射加熱開始から時間を計時することで調理の完了を判
定する調理完了判定器を有する請求項1記載の加熱調理
器。 - 【請求項5】輻射加熱手段は、燃料を燃焼するバーナに
より構成される請求項1記載の加熱調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20930493A JP3316953B2 (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | 加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20930493A JP3316953B2 (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | 加熱調理器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0763345A true JPH0763345A (ja) | 1995-03-07 |
JP3316953B2 JP3316953B2 (ja) | 2002-08-19 |
Family
ID=16570743
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20930493A Expired - Fee Related JP3316953B2 (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | 加熱調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3316953B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011169478A (ja) * | 2010-02-16 | 2011-09-01 | Panasonic Corp | 高周波加熱装置 |
JP2012042156A (ja) * | 2010-08-20 | 2012-03-01 | Mitsubishi Electric Corp | 食品の加熱調理方法及びこれに使用する加熱調理器 |
JP2012172895A (ja) * | 2011-02-21 | 2012-09-10 | Mitsubishi Electric Corp | 加熱調理器 |
JP2013092303A (ja) * | 2011-10-26 | 2013-05-16 | Mitsubishi Electric Corp | 加熱調理器 |
JP2016154633A (ja) * | 2015-02-24 | 2016-09-01 | 日立アプライアンス株式会社 | 加熱調理器 |
-
1993
- 1993-08-24 JP JP20930493A patent/JP3316953B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011169478A (ja) * | 2010-02-16 | 2011-09-01 | Panasonic Corp | 高周波加熱装置 |
JP2012042156A (ja) * | 2010-08-20 | 2012-03-01 | Mitsubishi Electric Corp | 食品の加熱調理方法及びこれに使用する加熱調理器 |
JP2012172895A (ja) * | 2011-02-21 | 2012-09-10 | Mitsubishi Electric Corp | 加熱調理器 |
JP2013092303A (ja) * | 2011-10-26 | 2013-05-16 | Mitsubishi Electric Corp | 加熱調理器 |
JP2016154633A (ja) * | 2015-02-24 | 2016-09-01 | 日立アプライアンス株式会社 | 加熱調理器 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3316953B2 (ja) | 2002-08-19 |
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