JPH0762226A - 吸水性ポリウレタンフォームの製造方法 - Google Patents
吸水性ポリウレタンフォームの製造方法Info
- Publication number
- JPH0762226A JPH0762226A JP5216170A JP21617093A JPH0762226A JP H0762226 A JPH0762226 A JP H0762226A JP 5216170 A JP5216170 A JP 5216170A JP 21617093 A JP21617093 A JP 21617093A JP H0762226 A JPH0762226 A JP H0762226A
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- JP
- Japan
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- water
- foam
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- parts
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- Pending
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は、水等を自己吸水する吸水性とウレ
タンフォーム中に水を保持している保水性をもつことを
主要な目的とする。 【構成】酸化エチレンが全体の10%以上を含有するポ
リエーテルポリオール,アミン触媒,錫触媒,発泡剤,
整泡剤及びポリオール100重量部に対して0.5〜1
0重量部の界面活性剤を混合した第1成分、有機イソシ
アネート、該有機イソシアネート100重量部に対し
0.5〜15重量部の高吸水性樹脂を混合した第2成分
を準備した後、第1成分及び第2成分を混合攪拌して発
泡させることを特徴とする吸水性ポリウレタンフォーム
の製造方法。
タンフォーム中に水を保持している保水性をもつことを
主要な目的とする。 【構成】酸化エチレンが全体の10%以上を含有するポ
リエーテルポリオール,アミン触媒,錫触媒,発泡剤,
整泡剤及びポリオール100重量部に対して0.5〜1
0重量部の界面活性剤を混合した第1成分、有機イソシ
アネート、該有機イソシアネート100重量部に対し
0.5〜15重量部の高吸水性樹脂を混合した第2成分
を準備した後、第1成分及び第2成分を混合攪拌して発
泡させることを特徴とする吸水性ポリウレタンフォーム
の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、特に農業用,園芸用
床材,掃除用に使用される吸水性ポリウレタンフォーム
の製造方法に関する。
床材,掃除用に使用される吸水性ポリウレタンフォーム
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、ポリウレタンフォームは疎
水性のため水を吸水しない。このため、農業用ウレタン
等親水性を付与させるため酸化エチレンを付加重合させ
た親水性のポリエーテルポリオールを使用したり、デン
プンやポリビニルアルコール等の吸水樹脂をポリオール
中に混合して発泡させる方法が検討されてきた。
水性のため水を吸水しない。このため、農業用ウレタン
等親水性を付与させるため酸化エチレンを付加重合させ
た親水性のポリエーテルポリオールを使用したり、デン
プンやポリビニルアルコール等の吸水樹脂をポリオール
中に混合して発泡させる方法が検討されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の場合も親水性は改善されるが、吸水させる時に圧力を
かける等物理的に処理する必要がある。また、吸水させ
た時も保水力が乏しいため、フォーム中に水を保持する
ことができず、吸水してもその後フォームの外に抜けて
しまう欠点が多い。
の場合も親水性は改善されるが、吸水させる時に圧力を
かける等物理的に処理する必要がある。また、吸水させ
た時も保水力が乏しいため、フォーム中に水を保持する
ことができず、吸水してもその後フォームの外に抜けて
しまう欠点が多い。
【0004】この発明はこうした事情を考慮してなされ
たもので、水等(水や水性分散液,水溶液)を自己吸水
する吸水性とウレタンフォーム中に水を保持している保
水性をもつ吸水性ポリウレタンフォームの製造方法を提
供することを目的とする。
たもので、水等(水や水性分散液,水溶液)を自己吸水
する吸水性とウレタンフォーム中に水を保持している保
水性をもつ吸水性ポリウレタンフォームの製造方法を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、酸化エチレ
ンが全体の10%以上を含有するポリエーテルポリオー
ル,アミン触媒,錫触媒,発泡剤,整泡剤及びポリオー
ル100重量部に対して0.5〜10重量部の界面活性
剤を混合した第1成分、有機イソシアネート、該有機イ
ソシアネート100重量部に対し0.5〜15重量部の
高吸水性樹脂を混合した第2成分を準備した後、第1成
分及び第2成分を混合攪拌して発泡させることを特徴と
する吸水性ポリウレタンフォームの製造方法である。
ンが全体の10%以上を含有するポリエーテルポリオー
ル,アミン触媒,錫触媒,発泡剤,整泡剤及びポリオー
ル100重量部に対して0.5〜10重量部の界面活性
剤を混合した第1成分、有機イソシアネート、該有機イ
ソシアネート100重量部に対し0.5〜15重量部の
高吸水性樹脂を混合した第2成分を準備した後、第1成
分及び第2成分を混合攪拌して発泡させることを特徴と
する吸水性ポリウレタンフォームの製造方法である。
【0006】この発明において、ポリオールは全体のエ
ポキシドの10重量%以上が酸化エチレンであるポリエ
ーテルポリオールを使用する。ここで、前記ポリオール
としては、最初からその様に付加重合したポリオール単
独でも良いし、酸化エチレンを付加重合させたポリオキ
シエチレンエーテルグリコールとプロピレンオキサイド
を付加重合させたポリプロピレンエーテルグリコールな
ど他のポリエーテルポリオールと混合しても良い。
ポキシドの10重量%以上が酸化エチレンであるポリエ
ーテルポリオールを使用する。ここで、前記ポリオール
としては、最初からその様に付加重合したポリオール単
独でも良いし、酸化エチレンを付加重合させたポリオキ
シエチレンエーテルグリコールとプロピレンオキサイド
を付加重合させたポリプロピレンエーテルグリコールな
ど他のポリエーテルポリオールと混合しても良い。
【0007】この発明において、前記界面活性剤は湿
潤,浸透性を付与させるために必要であり何でも使用で
きるが、アニオン活性剤が好適である。界面活性剤をポ
リエーテルポリオールに対して0.5〜10重量部とし
たのは、0.5重量部未満では本発明効果が少なく、1
0重量部を越えると効果が変わりなく又フォーム生成上
バランスがくずれてくるからである。
潤,浸透性を付与させるために必要であり何でも使用で
きるが、アニオン活性剤が好適である。界面活性剤をポ
リエーテルポリオールに対して0.5〜10重量部とし
たのは、0.5重量部未満では本発明効果が少なく、1
0重量部を越えると効果が変わりなく又フォーム生成上
バランスがくずれてくるからである。
【0008】この発明において、高吸水性樹脂として
は、デンプンアクリル酸塩グラフト共重合体物等市販の
ものが使用できる。例えば、三洋化成工業(株)社製の
商品名サンウエット1M−5000MPS及びサンウエ
ット1M−1000MPSが良い。また、高吸水性樹脂
は必ず有機イソシアネートに混合する必要がある。この
理由は、ポリオール中に混合すると、発泡剤として使用
する水等を吸ってしまうため発泡に支障をきたすためで
ある。
は、デンプンアクリル酸塩グラフト共重合体物等市販の
ものが使用できる。例えば、三洋化成工業(株)社製の
商品名サンウエット1M−5000MPS及びサンウエ
ット1M−1000MPSが良い。また、高吸水性樹脂
は必ず有機イソシアネートに混合する必要がある。この
理由は、ポリオール中に混合すると、発泡剤として使用
する水等を吸ってしまうため発泡に支障をきたすためで
ある。
【0009】
【作用】この発明においては、界面活性剤と高吸水性樹
脂及び酸化エチレンを10%以上付加重合させたポリエ
ーテルポリオールの相乗効果により、外部的力を加えな
くてもフォームが自分で水を吸水すると共にフォームが
自分で水を吸水すると共にフォーム内に取り込んで水を
保持する保水力を有する。
脂及び酸化エチレンを10%以上付加重合させたポリエ
ーテルポリオールの相乗効果により、外部的力を加えな
くてもフォームが自分で水を吸水すると共にフォームが
自分で水を吸水すると共にフォーム内に取り込んで水を
保持する保水力を有する。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例について説明す
る。 (1) 第1成分 エチレンオキサイドが60%付加重合されたポリエーテルポリオール(商品名: EP505S、三井東圧化学社製) …80重量部 プロピレンオキサイドが100%付加重合されたポリエーテルポリオール(商 品名:MN3050、三井東圧化学社製) …20重量部 ノルマルエチルモルフォリン(アミン触媒) …0.35重量部 トリエチレンジアミン(アミン触媒) …0.2重量部 ジブチルチンジラウレート(錫触媒) …0.1重量部 H2 O(発泡剤) …3.5重量部 シリコーン油 …0.5重量部 界面活性剤(商品名:サンモリンOT-20 、三洋化成工業(株)社製のアニオン 系界面活性剤) …5.0重量部 (2) 第2成分 トリレンジイソシアネート …42重量部 高吸水性樹脂(商品名:サンウエット1M−5000MPS、三洋化成工業 (株)社製) …4.0重量部 まず、前記第1成分と第2成分を別々に調合した後、こ
れらの成分を混合攪拌して発泡させたポリウレタン発泡
体を得た。
る。 (1) 第1成分 エチレンオキサイドが60%付加重合されたポリエーテルポリオール(商品名: EP505S、三井東圧化学社製) …80重量部 プロピレンオキサイドが100%付加重合されたポリエーテルポリオール(商 品名:MN3050、三井東圧化学社製) …20重量部 ノルマルエチルモルフォリン(アミン触媒) …0.35重量部 トリエチレンジアミン(アミン触媒) …0.2重量部 ジブチルチンジラウレート(錫触媒) …0.1重量部 H2 O(発泡剤) …3.5重量部 シリコーン油 …0.5重量部 界面活性剤(商品名:サンモリンOT-20 、三洋化成工業(株)社製のアニオン 系界面活性剤) …5.0重量部 (2) 第2成分 トリレンジイソシアネート …42重量部 高吸水性樹脂(商品名:サンウエット1M−5000MPS、三洋化成工業 (株)社製) …4.0重量部 まず、前記第1成分と第2成分を別々に調合した後、こ
れらの成分を混合攪拌して発泡させたポリウレタン発泡
体を得た。
【0011】しかして、上記実施例によれば、界面活性
剤と高吸水性樹脂及び酸化エチレンを10%以上付加重
合させたポリエーテルポリオールの相乗効果により、外
部的力を加えなくてもフォームが自分で水を吸水すると
共にフォームが自分で水を吸水すると共にフォーム内に
取り込んで水を保持する保水力を有する。
剤と高吸水性樹脂及び酸化エチレンを10%以上付加重
合させたポリエーテルポリオールの相乗効果により、外
部的力を加えなくてもフォームが自分で水を吸水すると
共にフォームが自分で水を吸水すると共にフォーム内に
取り込んで水を保持する保水力を有する。
【0012】事実、得られたポリウレタン発泡体の密度
は32Kg/m3 であった。また、ガラス面上に水を置
き、上から5cm角の本発泡体のカット片を置いたとこ
ろ、自然に約1分で約30gの水を吸収した。更に、こ
のカット片を持ち上げたところ、水は滴下せず保水して
いた。
は32Kg/m3 であった。また、ガラス面上に水を置
き、上から5cm角の本発泡体のカット片を置いたとこ
ろ、自然に約1分で約30gの水を吸収した。更に、こ
のカット片を持ち上げたところ、水は滴下せず保水して
いた。
【0013】なお、この発明に係るポリエーテルポリオ
ール,アミン触媒,錫触媒,発泡剤,界面活性剤,有機
イソシアネート及び高吸水性樹脂は上記実施例のものに
限定されないことは勿論のことである。
ール,アミン触媒,錫触媒,発泡剤,界面活性剤,有機
イソシアネート及び高吸水性樹脂は上記実施例のものに
限定されないことは勿論のことである。
【0014】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
水等(水や水性分散液,水溶液)を自己吸水する吸水性
とウレタンフォーム中に水を保持している保水性をも
ち、農業用,園芸用床材,掃除用あるいは紙オムツ等の
吸水性と保水性の両性質を要求されるものに有効な吸水
性ポリウレタンフォームの製造方法を提供できる。
水等(水や水性分散液,水溶液)を自己吸水する吸水性
とウレタンフォーム中に水を保持している保水性をも
ち、農業用,園芸用床材,掃除用あるいは紙オムツ等の
吸水性と保水性の両性質を要求されるものに有効な吸水
性ポリウレタンフォームの製造方法を提供できる。
Claims (1)
- 【請求項1】 酸化エチレンが全体の10%以上を含有
するポリエーテルポリオール,アミン触媒,錫触媒,発
泡剤,整泡剤及びポリオール100重量部に対して0.
5〜10重量部の界面活性剤を混合した第1成分、 有機イソシアネート、該有機イソシアネート100重量
部に対し0.5〜15重量部の高吸水性樹脂を混合した
第2成分を準備した後、第1成分及び第2成分を混合攪
拌して発泡させることを特徴とする吸水性ポリウレタン
フォームの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5216170A JPH0762226A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 吸水性ポリウレタンフォームの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5216170A JPH0762226A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 吸水性ポリウレタンフォームの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0762226A true JPH0762226A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=16684387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5216170A Pending JPH0762226A (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 吸水性ポリウレタンフォームの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0762226A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007169556A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Inoac Corp | ポリウレタン発泡体 |
WO2007135069A1 (de) * | 2006-05-22 | 2007-11-29 | Basf Se | Schuhsohlen mit wasserabsorbierenden eigenschaften |
JP2008007710A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-17 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 高密度軟質ポリウレタンフォーム及びその製造方法 |
JP2010195981A (ja) * | 2009-02-26 | 2010-09-09 | Achilles Corp | 微生物固定化担体用ポリウレタンフォーム |
-
1993
- 1993-08-31 JP JP5216170A patent/JPH0762226A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007169556A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Inoac Corp | ポリウレタン発泡体 |
WO2007135069A1 (de) * | 2006-05-22 | 2007-11-29 | Basf Se | Schuhsohlen mit wasserabsorbierenden eigenschaften |
JP2008007710A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-17 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 高密度軟質ポリウレタンフォーム及びその製造方法 |
JP2010195981A (ja) * | 2009-02-26 | 2010-09-09 | Achilles Corp | 微生物固定化担体用ポリウレタンフォーム |
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