JPH0761097B2 - 電話機支持装置 - Google Patents
電話機支持装置Info
- Publication number
- JPH0761097B2 JPH0761097B2 JP1272774A JP27277489A JPH0761097B2 JP H0761097 B2 JPH0761097 B2 JP H0761097B2 JP 1272774 A JP1272774 A JP 1272774A JP 27277489 A JP27277489 A JP 27277489A JP H0761097 B2 JPH0761097 B2 JP H0761097B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mounting plate
- rod
- arm
- shaft
- shaft body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 25
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Telephone Set Structure (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本願は、向かい合わせの事務机を、その中間で仕切る仕
切板に設置して、仕切板により仕切られた事務机で執務
する者同士が一台の電話機を使用する場合に適した電話
機支持装置に関する。
切板に設置して、仕切板により仕切られた事務机で執務
する者同士が一台の電話機を使用する場合に適した電話
機支持装置に関する。
従来の技術 従来、向かい合わせの事務机をその中間で仕切る仕切板
に設置して仕切板により仕切られた事務机で執務する者
同士が一台の電話機を使用する場合に適した電話機支持
装置としては、仕切板に支柱に立設すると共に、この支
柱に、一端に電話機の載置台を固設したアームの他端を
回転可能に取り付け、アームの回動により電話機をその
載置台と共に、向かい合わせの事務机の間で移動する構
成のものが知られている。
に設置して仕切板により仕切られた事務机で執務する者
同士が一台の電話機を使用する場合に適した電話機支持
装置としては、仕切板に支柱に立設すると共に、この支
柱に、一端に電話機の載置台を固設したアームの他端を
回転可能に取り付け、アームの回動により電話機をその
載置台と共に、向かい合わせの事務机の間で移動する構
成のものが知られている。
発明が解決しようとする課題 ところで、上記した構成の電話機支持装置によれば、仕
切板の上縁部に立設された支柱にアームを介して載置台
が設けられ、しかもアーム及び載置台が一定の高さで水
平面上を移動する構成であるので、電話機が執務者の目
線よりも高く位置し、そのため着座した状態での電話機
の使用に極めて不便であった。
切板の上縁部に立設された支柱にアームを介して載置台
が設けられ、しかもアーム及び載置台が一定の高さで水
平面上を移動する構成であるので、電話機が執務者の目
線よりも高く位置し、そのため着座した状態での電話機
の使用に極めて不便であった。
問題点を解決するための手段 そこで本願は、上記した従来のものの不便を改善するた
め、仕切板の上端部に取付可能であって、かつ、上方に
延びる軸体を有した固定部材と、固定部材の軸体に基端
部が制限された範囲で水平回転可能に支持され、かつ、
他端部に載置板を垂直回動可能に枢止したアーム部材
と、ロッドを含み、その基端を前記軸体上に設けた扁心
軸に水平回動自在に枢止すると共に、他端を前記載置板
の垂直回動の枢止点から離れた位置で載置板に垂直回動
自在に枢着して、アーム部材の回動に伴う該アーム部材
の長手方向における前記扁心軸の扁心位置の差によって
載置板を水平の状態と下向きの傾斜の状態との間で傾動
を許容する傾動機構とから成ることを特徴とする電話機
支持装置を提供するものであり、上記においては好まし
くは、固定部材を、仕切板の上端部に取付可能な下向き
コ字状の取付板片の頂部に軸体を立設して構成し、ま
た、アーム部材を、長尺な角筒状の腕とこの後端に垂設
され、かつ、前記軸体外周に回転可能に支持する嵌合筒
とから構成し、前記腕の先端部下面位置に載置板の後端
部下方に突出する軸受板を介して載置板を傾動可能に枢
着すると共に、ロッドを腕内に挿通した状態でロッドの
基端を扁心軸に水平回動自在に枢止し、かつ、他端に載
置板の後端部下面に設けた前記軸受板の突出長さよりも
短い案内片に垂直回動自在に枢着して成り、また載置台
が下向き傾斜の状態で、これを一時的に水平状態に退避
できるように案内片に前後方向に延びる誘導孔を設け、
これにロッドの先端部の案内片との枢着軸を摺動自在に
係合し、またはロッドの基端にロッドの長手方向に延び
る長孔を設け、これに扁心軸を摺動自在に係合し、また
はロッドを二分割し、これを制限された範囲で摺動自在
に接続したものである。
め、仕切板の上端部に取付可能であって、かつ、上方に
延びる軸体を有した固定部材と、固定部材の軸体に基端
部が制限された範囲で水平回転可能に支持され、かつ、
他端部に載置板を垂直回動可能に枢止したアーム部材
と、ロッドを含み、その基端を前記軸体上に設けた扁心
軸に水平回動自在に枢止すると共に、他端を前記載置板
の垂直回動の枢止点から離れた位置で載置板に垂直回動
自在に枢着して、アーム部材の回動に伴う該アーム部材
の長手方向における前記扁心軸の扁心位置の差によって
載置板を水平の状態と下向きの傾斜の状態との間で傾動
を許容する傾動機構とから成ることを特徴とする電話機
支持装置を提供するものであり、上記においては好まし
くは、固定部材を、仕切板の上端部に取付可能な下向き
コ字状の取付板片の頂部に軸体を立設して構成し、ま
た、アーム部材を、長尺な角筒状の腕とこの後端に垂設
され、かつ、前記軸体外周に回転可能に支持する嵌合筒
とから構成し、前記腕の先端部下面位置に載置板の後端
部下方に突出する軸受板を介して載置板を傾動可能に枢
着すると共に、ロッドを腕内に挿通した状態でロッドの
基端を扁心軸に水平回動自在に枢止し、かつ、他端に載
置板の後端部下面に設けた前記軸受板の突出長さよりも
短い案内片に垂直回動自在に枢着して成り、また載置台
が下向き傾斜の状態で、これを一時的に水平状態に退避
できるように案内片に前後方向に延びる誘導孔を設け、
これにロッドの先端部の案内片との枢着軸を摺動自在に
係合し、またはロッドの基端にロッドの長手方向に延び
る長孔を設け、これに扁心軸を摺動自在に係合し、また
はロッドを二分割し、これを制限された範囲で摺動自在
に接続したものである。
作用 しかして、使用に際しては、先ず、固定部材を仕切板A
の上部に取り付けると共に、必要に応じて止手段により
固定して、仕切板上に立設し、この状態でアーム部材を
軸体に対し回動操作して載置板をほぼ水平状態と、下向
き傾斜の状態との間で傾動するものである。即ち、載置
板をほぼ水平として、アーム部材が仕切板の上面と平行
状に対峙している電話機の不使用状態から、電話機を使
用すべくアーム部材を事務机のいづれか一方の卓板の上
方に回動すると、アーム部材は固定部材の軸体を中心と
して回転するに対し、ロッドの後端は軸体に設けた扁心
軸を中心として回転するので、ロッドはアーム部材に対
し扁心距離丈前進することになる。その結果ロッドの他
端と、載置板との枢着点が牽引され、て載置板がほぼ水
平状態に保持されている不使用状態から、ロッドの前進
により前記枢着点の牽引が解かれて載置板が下向きに傾
斜して、電話機は執務者の前面に傾けられる。次に、電
話機を執務者の前面に位置した使用状態から載置板を仕
切板の上方位置に待機させるべくアーム部材を回動する
と、アーム部材の回転に伴ってロッドが後退して前記枢
着点は後方に牽引され、その結果、載置板は前記アーム
部材の枢軸を中心として上向きに垂直回動して、ほぼ水
平状態となり載置板が仕切板の上方に位置する。
の上部に取り付けると共に、必要に応じて止手段により
固定して、仕切板上に立設し、この状態でアーム部材を
軸体に対し回動操作して載置板をほぼ水平状態と、下向
き傾斜の状態との間で傾動するものである。即ち、載置
板をほぼ水平として、アーム部材が仕切板の上面と平行
状に対峙している電話機の不使用状態から、電話機を使
用すべくアーム部材を事務机のいづれか一方の卓板の上
方に回動すると、アーム部材は固定部材の軸体を中心と
して回転するに対し、ロッドの後端は軸体に設けた扁心
軸を中心として回転するので、ロッドはアーム部材に対
し扁心距離丈前進することになる。その結果ロッドの他
端と、載置板との枢着点が牽引され、て載置板がほぼ水
平状態に保持されている不使用状態から、ロッドの前進
により前記枢着点の牽引が解かれて載置板が下向きに傾
斜して、電話機は執務者の前面に傾けられる。次に、電
話機を執務者の前面に位置した使用状態から載置板を仕
切板の上方位置に待機させるべくアーム部材を回動する
と、アーム部材の回転に伴ってロッドが後退して前記枢
着点は後方に牽引され、その結果、載置板は前記アーム
部材の枢軸を中心として上向きに垂直回動して、ほぼ水
平状態となり載置板が仕切板の上方に位置する。
そして、案内片に前後方向に延びる誘導孔を設け、これ
にロッドの先端を摺動自在に係合して成るとき、または
ロッドの基端にロッドの長手方向に延びる長孔を設け、
これに扁心軸を摺動自在に係合して成るとき、またはロ
ッドを二分割し、これを制限された範囲で摺動自在に接
続して成るときには、傾斜状態にある使用状態で載置板
を執務に邪魔とならないように一時的に水平状態に退避
させるときは、載置板を上向きに扛上する。すると誘導
孔、または長孔の範囲で載置板が上向き傾動し、また
は、ロッドが収縮して載置板を一時的に平行状態に保持
できる。
にロッドの先端を摺動自在に係合して成るとき、または
ロッドの基端にロッドの長手方向に延びる長孔を設け、
これに扁心軸を摺動自在に係合して成るとき、またはロ
ッドを二分割し、これを制限された範囲で摺動自在に接
続して成るときには、傾斜状態にある使用状態で載置板
を執務に邪魔とならないように一時的に水平状態に退避
させるときは、載置板を上向きに扛上する。すると誘導
孔、または長孔の範囲で載置板が上向き傾動し、また
は、ロッドが収縮して載置板を一時的に平行状態に保持
できる。
実施例 以下図面と共に本願実施例を詳述すると、第1図は本願
電話機支持装置の使用状態を示す総体斜視図であって、
Aは向かい合わせの事務机の卓板a,bをその中間で仕切
る仕切板を示している。本願電話機支持装置は、前記仕
切板Aに取り付けられ、かつ、上方に延びる固定部材
(1)と、この固定部材(1)に一端が規制された範囲
で水平回転可能に支持されたアーム部材(2)と、この
アーム部材(2)の他端部に垂直回動可能に枢止された
載置板(3)と、前記アーム部材(2)の回動に伴って
載置板(3)をほぼ水平状態と下向き傾斜状態との間で
傾斜制限する傾動機構(4)とで構成され、前記載置板
(3)にはその前縁上面に左右方向に延びる案内溝
(5),(5)に横動可能で電話機の前面を支持する支
持片(6)aが設けてあり、載置板(3)の左右側面に
は垂直回動可能に支持され遊端部で電話機の上面を抑止
する抑止片(6)bが設けてある。前記固定部材(1)
は、断面下向きコ字状を呈し、前記仕切板Aの上端部に
嵌着固定される取付板片(7)と、この頂部中央に穿設
した円形の通孔(8)に下端が熔着されて、上方に延び
る軸体(9)と、この軸体(9)の外周に嵌合する筒状
のスリーブ(10)と、前記軸体(9)の上面にねじ(1
1),(11)を介して一体に止着された円盤状の取付板
(12)とから構成されている。前記アーム部材(2)は
水平方向に延びる角筒状の腕(13)の後端面(14)を封
口すると共に、後端部下面に、前記固定部材(1)のス
リーブ(10)の上端が臨む孔(15)を開設すると共に、
該孔(15)に上端が熔着により一体に嵌着して下方に延
び、前記スリーブ(10)の外周に回動自在に嵌合する嵌
合筒(16)を設けて成り、前記腕(13)の前記孔(15)
と対向する上板に取り外し可能なキャップ(17)により
封口された点検用孔(18)が設けてある。さらに腕(1
3)の先端部下面の左右位置には、一対の軸受片(1
9),(19)が設けてある。前記載置板(3)は電話機
を載置できる大きさを有する方形状の板体(20)から成
り、その後部中央に前記軸受片(19),(19)に垂直回
動可能に取り付けられる軸受部材(21)が設けてある。
該軸受部材(21)は板体(20)の後部下面に固設される
取付板(22)の左右位置に、下方に突出して前記アーム
部材(2)の軸受片(19),(19)に枢軸(23)を介し
て垂直回動自在に枢着される一対の軸受板(24),(2
4)を一体に有すると共に、前記取付板(22)の中央位
置に、前後方向に延びる誘導孔(25)を夫々有して左右
で対向すると共に、前記軸受板(24),(24)の突出長
さよりも短い一対の案内片(26),(26)が一体に設け
てある。前記傾動機構(4)は前記アーム部材(2)の
腕(13)内に挿通したロッド(27)の後端部を前記固定
部材(1)の取付板(12)に設けた扁心軸(28)に水平
回動自在に、かつ、上下方向に少許のストロークで動き
得るように軸止すると共に、先端部を前記案内片(26)
の誘導孔(25)に摺動自在に係合する軸片(29)に軸着
して成る。(30)は嵌合筒(16)に止着されて先端がス
リーブ(10)を貫通して軸体(9)の円周囲に設けた規
制孔(31)に係合したストッパーで、該ストッパー(3
0)と、前記規制孔(31)との係合により、アーム部材
(2)の回転は規制される。
電話機支持装置の使用状態を示す総体斜視図であって、
Aは向かい合わせの事務机の卓板a,bをその中間で仕切
る仕切板を示している。本願電話機支持装置は、前記仕
切板Aに取り付けられ、かつ、上方に延びる固定部材
(1)と、この固定部材(1)に一端が規制された範囲
で水平回転可能に支持されたアーム部材(2)と、この
アーム部材(2)の他端部に垂直回動可能に枢止された
載置板(3)と、前記アーム部材(2)の回動に伴って
載置板(3)をほぼ水平状態と下向き傾斜状態との間で
傾斜制限する傾動機構(4)とで構成され、前記載置板
(3)にはその前縁上面に左右方向に延びる案内溝
(5),(5)に横動可能で電話機の前面を支持する支
持片(6)aが設けてあり、載置板(3)の左右側面に
は垂直回動可能に支持され遊端部で電話機の上面を抑止
する抑止片(6)bが設けてある。前記固定部材(1)
は、断面下向きコ字状を呈し、前記仕切板Aの上端部に
嵌着固定される取付板片(7)と、この頂部中央に穿設
した円形の通孔(8)に下端が熔着されて、上方に延び
る軸体(9)と、この軸体(9)の外周に嵌合する筒状
のスリーブ(10)と、前記軸体(9)の上面にねじ(1
1),(11)を介して一体に止着された円盤状の取付板
(12)とから構成されている。前記アーム部材(2)は
水平方向に延びる角筒状の腕(13)の後端面(14)を封
口すると共に、後端部下面に、前記固定部材(1)のス
リーブ(10)の上端が臨む孔(15)を開設すると共に、
該孔(15)に上端が熔着により一体に嵌着して下方に延
び、前記スリーブ(10)の外周に回動自在に嵌合する嵌
合筒(16)を設けて成り、前記腕(13)の前記孔(15)
と対向する上板に取り外し可能なキャップ(17)により
封口された点検用孔(18)が設けてある。さらに腕(1
3)の先端部下面の左右位置には、一対の軸受片(1
9),(19)が設けてある。前記載置板(3)は電話機
を載置できる大きさを有する方形状の板体(20)から成
り、その後部中央に前記軸受片(19),(19)に垂直回
動可能に取り付けられる軸受部材(21)が設けてある。
該軸受部材(21)は板体(20)の後部下面に固設される
取付板(22)の左右位置に、下方に突出して前記アーム
部材(2)の軸受片(19),(19)に枢軸(23)を介し
て垂直回動自在に枢着される一対の軸受板(24),(2
4)を一体に有すると共に、前記取付板(22)の中央位
置に、前後方向に延びる誘導孔(25)を夫々有して左右
で対向すると共に、前記軸受板(24),(24)の突出長
さよりも短い一対の案内片(26),(26)が一体に設け
てある。前記傾動機構(4)は前記アーム部材(2)の
腕(13)内に挿通したロッド(27)の後端部を前記固定
部材(1)の取付板(12)に設けた扁心軸(28)に水平
回動自在に、かつ、上下方向に少許のストロークで動き
得るように軸止すると共に、先端部を前記案内片(26)
の誘導孔(25)に摺動自在に係合する軸片(29)に軸着
して成る。(30)は嵌合筒(16)に止着されて先端がス
リーブ(10)を貫通して軸体(9)の円周囲に設けた規
制孔(31)に係合したストッパーで、該ストッパー(3
0)と、前記規制孔(31)との係合により、アーム部材
(2)の回転は規制される。
しかして、使用に際しては、先ず、固定部材(1)を仕
切板Aの上部に嵌着すると共に必要に応じ止手段により
固着して、仕切板A上に立設し、この状態でアーム部材
(2)を軸体(9)に対し回動操作して載置板(3)を
ほぼ水平の状態と、下向き傾斜の状態との間で傾動する
ものである。即ち、第2図仮想線の状態は載置板(3)
をほぼ水平とした電話機の不使用状態を示しており、こ
の状態はアーム部材(2)が仕切板Aの上面と平行状に
対峙している第1図及び第3図仮想線で示す状態であ
り、この状態から電話機を使用すべくアーム部材(2)
を事務机のいづれか一方の例えば卓板aの上方に回動す
ると、アーム部材(2)は固定部材(1)の軸体(9)
を中心として回転するのに対し、ロッド(27)の後端は
軸体(9)に対し扁心して設けた扁心軸(28)を中心と
して回転するので、例えばアーム部材(2)が第3図仮
想線の状態から同図実線の状態に回動すると、ロッド
(27)はアーム部材(2)に対し扁心距離l丈前進す
る。その結果第2図仮想線で示す状態、即ち軸片(29)
が案内片(26)を牽引して、載置板(3)が図示するよ
うにその後端面が腕(13)の前端面に当接してほぼ水平
状態に保持されている状態から、ロッド(27)が前進す
ることにより軸片(29)の牽引が解かれて同図及び第1
図実線で示すように載置板(3)が下向きに傾斜し、電
話機は執務者の前面に位置する。そしてこのように電話
機の使用位置にある載置板(3)の傾斜状態から載置板
(3)を一時的に水平状態に退避させる場合には、第2
図実線の状態から載置板(3)を上向きに押し上げる。
すると軸片(29)が誘導孔(25)を一方の端から他方の
端に移動し、かつ、ロッド(27)の基端が扁心軸(28)
に対し多少とも上下動可能であることにより第4図で示
すように載置板(3)は水平状態となる。次に前記とは
逆に第1図実線の状態から載置板(3)を仕切板Aの上
方位置に待機させるべくアーム部材(2)を回動する
と、アーム部材(2)の回転に伴ってロッド(27)が扁
心距離l丈後退して軸片(29)を後方に牽引し、載置板
(3)は第1図及び第2図仮想線で示すように、前記ア
ーム部材(2)の枢軸(23)を中心として水平方向に傾
動して載置板(3)が仕切板Aの上方に位置する。
切板Aの上部に嵌着すると共に必要に応じ止手段により
固着して、仕切板A上に立設し、この状態でアーム部材
(2)を軸体(9)に対し回動操作して載置板(3)を
ほぼ水平の状態と、下向き傾斜の状態との間で傾動する
ものである。即ち、第2図仮想線の状態は載置板(3)
をほぼ水平とした電話機の不使用状態を示しており、こ
の状態はアーム部材(2)が仕切板Aの上面と平行状に
対峙している第1図及び第3図仮想線で示す状態であ
り、この状態から電話機を使用すべくアーム部材(2)
を事務机のいづれか一方の例えば卓板aの上方に回動す
ると、アーム部材(2)は固定部材(1)の軸体(9)
を中心として回転するのに対し、ロッド(27)の後端は
軸体(9)に対し扁心して設けた扁心軸(28)を中心と
して回転するので、例えばアーム部材(2)が第3図仮
想線の状態から同図実線の状態に回動すると、ロッド
(27)はアーム部材(2)に対し扁心距離l丈前進す
る。その結果第2図仮想線で示す状態、即ち軸片(29)
が案内片(26)を牽引して、載置板(3)が図示するよ
うにその後端面が腕(13)の前端面に当接してほぼ水平
状態に保持されている状態から、ロッド(27)が前進す
ることにより軸片(29)の牽引が解かれて同図及び第1
図実線で示すように載置板(3)が下向きに傾斜し、電
話機は執務者の前面に位置する。そしてこのように電話
機の使用位置にある載置板(3)の傾斜状態から載置板
(3)を一時的に水平状態に退避させる場合には、第2
図実線の状態から載置板(3)を上向きに押し上げる。
すると軸片(29)が誘導孔(25)を一方の端から他方の
端に移動し、かつ、ロッド(27)の基端が扁心軸(28)
に対し多少とも上下動可能であることにより第4図で示
すように載置板(3)は水平状態となる。次に前記とは
逆に第1図実線の状態から載置板(3)を仕切板Aの上
方位置に待機させるべくアーム部材(2)を回動する
と、アーム部材(2)の回転に伴ってロッド(27)が扁
心距離l丈後退して軸片(29)を後方に牽引し、載置板
(3)は第1図及び第2図仮想線で示すように、前記ア
ーム部材(2)の枢軸(23)を中心として水平方向に傾
動して載置板(3)が仕切板Aの上方に位置する。
なお、上記実施例は載置板(3)が下向きに傾動してい
る状態から載置板(3)を一時的に水平状態に退避させ
る手段として、ロッド(27)の先端を案内片(26)に直
接ではなく、誘導孔(25)を介して前後動自在に連結し
た場合を示したが、第5図で示すようにロッド(27)の
基端に、載置板(3)が下向きに傾斜している状態から
水平状態となるに必要な長さの長孔(32)を設け、この
長孔(32)に取付板(12)に設けた扁心軸(28)を摺動
可能に係合し、かつ、案内片(26)の先端にロッド(2
7)の先端を直接枢着することによっても達成でき、或
いは、第6図に示すようにロッド(27)を二分割して一
方のロッド(27)aに他方のロッド(27)bを摺動自在
に挿通すると共に、その一方に長孔(51)をその他方に
長孔(33)と摺動可能に係合する係合ピン(34)を設け
ることによっても達成できる。
る状態から載置板(3)を一時的に水平状態に退避させ
る手段として、ロッド(27)の先端を案内片(26)に直
接ではなく、誘導孔(25)を介して前後動自在に連結し
た場合を示したが、第5図で示すようにロッド(27)の
基端に、載置板(3)が下向きに傾斜している状態から
水平状態となるに必要な長さの長孔(32)を設け、この
長孔(32)に取付板(12)に設けた扁心軸(28)を摺動
可能に係合し、かつ、案内片(26)の先端にロッド(2
7)の先端を直接枢着することによっても達成でき、或
いは、第6図に示すようにロッド(27)を二分割して一
方のロッド(27)aに他方のロッド(27)bを摺動自在
に挿通すると共に、その一方に長孔(51)をその他方に
長孔(33)と摺動可能に係合する係合ピン(34)を設け
ることによっても達成できる。
発明の効果 以上のように本願によれば、電話機を不使用状態で執務
の妨げとならない仕切板の上方に待機しておくことがで
きると共に、使用状態ではアーム部材を回動する丈で執
務者の使用に適した状態に自動的に傾斜させることがで
きて使用に極めて便利であり、また請求項3乃至5記載
の構成にあっては、傾斜状態にある載置板を執務に邪魔
とならないように一時的に水平状態に退避させることが
できて、さらに使用に極めて便利であるという利点を有
する。
の妨げとならない仕切板の上方に待機しておくことがで
きると共に、使用状態ではアーム部材を回動する丈で執
務者の使用に適した状態に自動的に傾斜させることがで
きて使用に極めて便利であり、また請求項3乃至5記載
の構成にあっては、傾斜状態にある載置板を執務に邪魔
とならないように一時的に水平状態に退避させることが
できて、さらに使用に極めて便利であるという利点を有
する。
図面は、本願の実施例を示し、第1図は使用状態を示す
総体斜視図、第2図は一部を残して示した拡大縦断面
図、第3図は一部を残して示した拡大横断面図、第4図
は載置板を一時的に水平状態とした場合一部を残して示
した縦断面図、第5図及び第6図は、第3図に対応する
他の実施例を示す横断面図である。 図中、(1)は固定部材、(2)はアーム部材、(3)
は載置板、(7)は取付板片、(9)は軸体、(13)は
腕、(16)は嵌合筒、(25)は誘導孔、(26)は案内
片、(27)はロッド、(28)は扁心軸、(32),(33)
は長孔、Aは仕切板、a,bは卓板である。
総体斜視図、第2図は一部を残して示した拡大縦断面
図、第3図は一部を残して示した拡大横断面図、第4図
は載置板を一時的に水平状態とした場合一部を残して示
した縦断面図、第5図及び第6図は、第3図に対応する
他の実施例を示す横断面図である。 図中、(1)は固定部材、(2)はアーム部材、(3)
は載置板、(7)は取付板片、(9)は軸体、(13)は
腕、(16)は嵌合筒、(25)は誘導孔、(26)は案内
片、(27)はロッド、(28)は扁心軸、(32),(33)
は長孔、Aは仕切板、a,bは卓板である。
Claims (5)
- 【請求項1】仕切板の上端部に取付可能であって、か
つ、上方に延びる軸体を有した固定部材と、固定部材の
軸体に基端部が制限された範囲で水平回転可能に支持さ
れ、かつ、他端部に載置板を垂直回動可能に枢止したア
ーム部材と、ロッドを含み、その基端を前記軸体上に設
けた扁心軸に水平回動自在に枢止すると共に、他端を前
記載置板の垂直回動の枢止点から離れた位置で載置板に
垂直回動自在に枢着して、アーム部材の回動に伴う該ア
ーム部材の長手方向における前記扁心軸の扁心位置の差
によって載置板を水平の状態と下向きの傾斜の状態との
間で傾動を許容する傾動機構とから成ることを特徴とす
る電話機支持装置。 - 【請求項2】固定部材が、仕切板の上端部に取付可能な
下向きコ字状の取付板片の頂部に軸体を立設して成り、
また、アーム部材が、長尺な角筒状の腕とこの後端に垂
設され、かつ、前記軸体の外周に回転可能に支持する嵌
合筒とから成り、前記腕の先端部下面位置に載置板の後
端部下面より突出する軸受板を介して載置板を傾動可能
に枢着すると共に、ロッドを腕内に挿通した状態でロッ
ドの基端を扁心軸に水平回動自在に枢止し、かつ、他端
部を、載置板の後端部下面に設けた前記軸受板の突出長
さよりも短い案内片に垂直回動自在に枢着して成る請求
項1記載の電話機支持装置。 - 【請求項3】案内片に前後方向に延びる誘導孔を設け、
これにロッドの先端部の案内片との枢着軸を摺動自在に
係合して成る請求項2記載の電話機支持装置。 - 【請求項4】ロッドの基端にロッドの長手方向に延びる
長孔を設け、これに扁心軸を摺動自在に係合して成る請
求項1,2記載の電話機支持装置。 - 【請求項5】ロッドを二分割し、これを制限された範囲
で摺動自在に接続して成る請求項1,2記載の電話機支持
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1272774A JPH0761097B2 (ja) | 1989-10-21 | 1989-10-21 | 電話機支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1272774A JPH0761097B2 (ja) | 1989-10-21 | 1989-10-21 | 電話機支持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03136437A JPH03136437A (ja) | 1991-06-11 |
JPH0761097B2 true JPH0761097B2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
ID=17518559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1272774A Expired - Lifetime JPH0761097B2 (ja) | 1989-10-21 | 1989-10-21 | 電話機支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0761097B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5850758B2 (ja) * | 1978-06-05 | 1983-11-12 | 松下電器産業株式会社 | 電気洗たく機用タイマ装置 |
JPS5925858B2 (ja) * | 1981-11-18 | 1984-06-21 | 中央発條株式会社 | ハニカム触媒体カセット成形方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5850758U (ja) * | 1981-09-22 | 1983-04-06 | 日本テレス株式会社 | 伸縮型電話器台 |
JPS5925858U (ja) * | 1982-08-04 | 1984-02-17 | 坂元 茂 | 電話器用架台 |
JPS61189646U (ja) * | 1985-05-15 | 1986-11-26 | ||
JPS6430948U (ja) * | 1987-08-20 | 1989-02-27 |
-
1989
- 1989-10-21 JP JP1272774A patent/JPH0761097B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5850758B2 (ja) * | 1978-06-05 | 1983-11-12 | 松下電器産業株式会社 | 電気洗たく機用タイマ装置 |
JPS5925858B2 (ja) * | 1981-11-18 | 1984-06-21 | 中央発條株式会社 | ハニカム触媒体カセット成形方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03136437A (ja) | 1991-06-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5626323A (en) | Adjustable keyboard holder | |
JPS60170151U (ja) | 回転椅子 | |
JPH11338576A (ja) | 液晶ディスプレイ支持装置 | |
JPH0761097B2 (ja) | 電話機支持装置 | |
JP3406630B2 (ja) | アームレストと兼用しうるテーブルの取付装置 | |
CN211722484U (zh) | 一种写字板可收纳的礼堂椅 | |
JPH0771135B2 (ja) | 電話機支持装置 | |
CN209750450U (zh) | 一种写字椅 | |
CN221098046U (zh) | 一种浮动转轴式扫码枪支架 | |
JPS61189646U (ja) | ||
CN221555073U (zh) | 一种带有可收纳台灯的写字椅 | |
JPH09295797A (ja) | 物体の昇降装置 | |
CN111134480A (zh) | 一种写字板可收纳的礼堂椅 | |
JP2516448Y2 (ja) | ドアチェンジャー | |
CN219459123U (zh) | 一种多功能手机夹 | |
JPH03110Y2 (ja) | ||
CN210662065U (zh) | 一种市政用测绘仪的固定支架 | |
JP2001238734A (ja) | 可動天板を備えるテーブル | |
JPH0625178Y2 (ja) | テレビ受像機用ステイ | |
JPH018193Y2 (ja) | ||
JPH0434322Y2 (ja) | ||
JPS6142356Y2 (ja) | ||
JPS6016399Y2 (ja) | アイロン台 | |
JPH057942Y2 (ja) | ||
JP2727908B2 (ja) | メモ台支持装置 |