JPH0759966B2 - 燃焼プレート - Google Patents
燃焼プレートInfo
- Publication number
- JPH0759966B2 JPH0759966B2 JP2758391A JP2758391A JPH0759966B2 JP H0759966 B2 JPH0759966 B2 JP H0759966B2 JP 2758391 A JP2758391 A JP 2758391A JP 2758391 A JP2758391 A JP 2758391A JP H0759966 B2 JPH0759966 B2 JP H0759966B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flame
- combustion
- holes
- small
- medium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 66
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 6
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims description 3
- 230000006641 stabilisation Effects 0.000 description 6
- 238000011105 stabilization Methods 0.000 description 6
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 5
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 4
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 3
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 3
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 2
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000003534 oscillatory effect Effects 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000001687 destabilization Effects 0.000 description 1
- 239000002737 fuel gas Substances 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Gas Burners (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセラミックなど耐熱板に
多数の炎孔を設け、燃焼機器の火口として使用する燃焼
プレートに関する。
多数の炎孔を設け、燃焼機器の火口として使用する燃焼
プレートに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の燃焼プレートは、各炎孔の断面
面積を一定にすると、炎が共振し、燃焼時に共鳴して騒
音が大きくなること、および発熱量を広範囲で増減させ
た場合、燃焼の不安定領域が生じる。これを解決するた
め、炎孔を大炎孔とそれをとりまく断面面積1/2程度
の中炎孔とで構成すると、比較的広い範囲で燃焼騒音の
低減と燃焼の安定とが得られることが知られている。
面積を一定にすると、炎が共振し、燃焼時に共鳴して騒
音が大きくなること、および発熱量を広範囲で増減させ
た場合、燃焼の不安定領域が生じる。これを解決するた
め、炎孔を大炎孔とそれをとりまく断面面積1/2程度
の中炎孔とで構成すると、比較的広い範囲で燃焼騒音の
低減と燃焼の安定とが得られることが知られている。
【0003】また特公昭57−41648号公報には、
開口面積の異なる炎孔を不規則に設け燃焼音の低減を図
った燃焼プレートをガスバーナに適用した発明が記載さ
れている。さらに特公昭50−7125号公報には、二
種類以上の異径の炎孔を交互に均整に設け、広範囲にお
ける発熱量の変更を可能にすると共に、燃焼の安定性の
向上を図ったバーナプレートが提案されている。
開口面積の異なる炎孔を不規則に設け燃焼音の低減を図
った燃焼プレートをガスバーナに適用した発明が記載さ
れている。さらに特公昭50−7125号公報には、二
種類以上の異径の炎孔を交互に均整に設け、広範囲にお
ける発熱量の変更を可能にすると共に、燃焼の安定性の
向上を図ったバーナプレートが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】しかるに、この発明
者は前記炎孔を大・中の二種類とした場合、この種の炎
孔の配列を高負荷燃焼において最適の配列とすると、さ
らに広範囲に発熱量を増減した場合には、小負荷燃焼時
において燃焼の安定が不十分となることを見い出した。
者は前記炎孔を大・中の二種類とした場合、この種の炎
孔の配列を高負荷燃焼において最適の配列とすると、さ
らに広範囲に発熱量を増減した場合には、小負荷燃焼時
において燃焼の安定が不十分となることを見い出した。
【0005】すなわち、この種の燃焼プレートの火炎の
安定化にとっては、燃焼負荷に応じて炎孔径とピッチの
間にある関係が存在する。すなわち、高負荷時にはピッ
チを大きくし、低負荷時にはピッチを小さくしなくては
安定化が得られない。中負荷燃焼から高負荷燃焼の範囲
で火炎の安定化に必要な中炎孔と大炎孔をあるピッチで
配置するようにすると、低負荷燃焼時にピッチが大きい
ため大炎孔の保炎性が悪い。
安定化にとっては、燃焼負荷に応じて炎孔径とピッチの
間にある関係が存在する。すなわち、高負荷時にはピッ
チを大きくし、低負荷時にはピッチを小さくしなくては
安定化が得られない。中負荷燃焼から高負荷燃焼の範囲
で火炎の安定化に必要な中炎孔と大炎孔をあるピッチで
配置するようにすると、低負荷燃焼時にピッチが大きい
ため大炎孔の保炎性が悪い。
【0006】また特公昭57−41648号公報には、
開口面積の異なる炎孔をどのように不規則に設けると燃
焼異常音の発生が防止できるのかという記載がなく、燃
焼異常音の発生防止の具体的解決手段が提案されていな
い。
開口面積の異なる炎孔をどのように不規則に設けると燃
焼異常音の発生が防止できるのかという記載がなく、燃
焼異常音の発生防止の具体的解決手段が提案されていな
い。
【0007】さらに特公昭50−7125号公報も、炎
孔の径の種類およびその配列については何れが最適であ
るかが明白ではない。
孔の径の種類およびその配列については何れが最適であ
るかが明白ではない。
【0008】本発明の目的は、燃焼プレートにおいて、
バーナでの燃焼を極めて広範囲に変更しても、全ての強
制燃焼領域において燃焼異常音の防止と燃焼の安定とが
共に達成できる炎孔のパターンの提供にある。
バーナでの燃焼を極めて広範囲に変更しても、全ての強
制燃焼領域において燃焼異常音の防止と燃焼の安定とが
共に達成できる炎孔のパターンの提供にある。
【0009】
【問題点を解決するための手段】前記目的達成のため、
本発明の燃焼プレートは、所定の形状を有する耐熱板
に、大中小の3種の断面面積を有し裏表に貫通する多数
の炎孔を、前記各種炎孔がそれぞれ格子状に分散するよ
うに設け、前記大炎孔は、隣り合う4つの小炎孔の中心
に位置するとともに、隣り合う4つの中炎孔の中心に位
置し、且つ、前記小炎孔の各々を、隣り合う2つの前記
中炎孔の中間に設定した強制燃焼用の燃焼プレートにお
いて、前記燃焼プレートには、前記大炎孔と同心的に形
成された窪みが設けられ、この窪みは少なくとも前記小
炎孔の一部を含むようになっている構成を採用した。
本発明の燃焼プレートは、所定の形状を有する耐熱板
に、大中小の3種の断面面積を有し裏表に貫通する多数
の炎孔を、前記各種炎孔がそれぞれ格子状に分散するよ
うに設け、前記大炎孔は、隣り合う4つの小炎孔の中心
に位置するとともに、隣り合う4つの中炎孔の中心に位
置し、且つ、前記小炎孔の各々を、隣り合う2つの前記
中炎孔の中間に設定した強制燃焼用の燃焼プレートにお
いて、前記燃焼プレートには、前記大炎孔と同心的に形
成された窪みが設けられ、この窪みは少なくとも前記小
炎孔の一部を含むようになっている構成を採用した。
【0010】
【作用および発明の効果】振動エネルギーの大きな大炎
孔の炎は、振動数および振動エネルギーの中程度の中炎
孔で四方を囲まれているので干渉による振動エネルギー
の減衰が有効になされる。また中炎孔の炎の振動エネル
ギーは小炎孔の炎の振動エネルギーにより、干渉減衰が
スムーズになされる。これにより広範囲な発熱量の変化
域の全域において燃焼音の低減が達成できる。
孔の炎は、振動数および振動エネルギーの中程度の中炎
孔で四方を囲まれているので干渉による振動エネルギー
の減衰が有効になされる。また中炎孔の炎の振動エネル
ギーは小炎孔の炎の振動エネルギーにより、干渉減衰が
スムーズになされる。これにより広範囲な発熱量の変化
域の全域において燃焼音の低減が達成できる。
【0011】また低負荷燃焼時の大炎孔の保炎性を増す
ために保炎用炎孔として小炎孔を小ピッチで設けるよう
にすれば低負荷燃焼時の火炎群の安定化が図れる。この
とき高負荷燃焼時には大炎孔と中炎孔が火炎群で支配的
となり、高負荷燃焼時の火炎群の安定化を損なうことは
ない。従ってこのように三種の保炎径を前記パターンで
構成すれば、極めて広い燃焼負荷範囲での安定な燃焼が
確保でき、燃焼異常音の原因となる炎孔群の不安定化も
防止できる。
ために保炎用炎孔として小炎孔を小ピッチで設けるよう
にすれば低負荷燃焼時の火炎群の安定化が図れる。この
とき高負荷燃焼時には大炎孔と中炎孔が火炎群で支配的
となり、高負荷燃焼時の火炎群の安定化を損なうことは
ない。従ってこのように三種の保炎径を前記パターンで
構成すれば、極めて広い燃焼負荷範囲での安定な燃焼が
確保でき、燃焼異常音の原因となる炎孔群の不安定化も
防止できる。
【0012】すなわち大炎孔は、低負荷燃焼時に炎の安
定性が良い小炎孔により四方を囲まれ、中負荷燃焼時に
炎の安定性が良い中炎孔により四方を囲まれ、高負荷燃
焼時は本質的に炎の安定性が良いため広範囲の発熱量の
変化領域において炎の安定性が良い。
定性が良い小炎孔により四方を囲まれ、中負荷燃焼時に
炎の安定性が良い中炎孔により四方を囲まれ、高負荷燃
焼時は本質的に炎の安定性が良いため広範囲の発熱量の
変化領域において炎の安定性が良い。
【0013】さらに、燃焼プレートには、前記大炎孔と
同心的に形成された窪みが設けられ、この窪みは少なく
とも小炎孔の一部を含むようになっているので、大炎孔
からの炎に小炎孔からの炎が根元において併合状態に吸
い込まれるようになり、全体的に根元において径大炎と
なって炎の形成状態が安定する。このような炎の安定化
に伴い振動燃焼に起因する騒音の発生が良好に抑制され
る。
同心的に形成された窪みが設けられ、この窪みは少なく
とも小炎孔の一部を含むようになっているので、大炎孔
からの炎に小炎孔からの炎が根元において併合状態に吸
い込まれるようになり、全体的に根元において径大炎と
なって炎の形成状態が安定する。このような炎の安定化
に伴い振動燃焼に起因する騒音の発生が良好に抑制され
る。
【0014】
【実施例】本発明を図1、図2および図8に示す第1実
施例に基づいて説明する。本発明にかかる燃焼プレート
1は、セラミック製であり、この実施例では矩形の外形
形状を有する耐熱板に、裏表に貫通する多数の炎孔を設
けて構成されている。燃焼板の平面形状は円形・三角形
など用途に応じて所望に選定でき、また全体的な形状は
平面以外に球面、凸面、凹面であっても良い。
施例に基づいて説明する。本発明にかかる燃焼プレート
1は、セラミック製であり、この実施例では矩形の外形
形状を有する耐熱板に、裏表に貫通する多数の炎孔を設
けて構成されている。燃焼板の平面形状は円形・三角形
など用途に応じて所望に選定でき、また全体的な形状は
平面以外に球面、凸面、凹面であっても良い。
【0015】この炎孔は、直径1.9mmの252個の
大炎孔、直径1.3mmの3932個の中炎孔、および
直径1.0mmの1050個の小炎孔の三種類の炎孔か
らなる。これら三種類の炎孔は、いずれも円形を呈する
とともに各種がそれぞれ分散して格子状に規則的に配列
されている。大炎孔の1つの大炎孔3aはその中心を中
心として中心間距離2.4mmの同心円上に等間隔に位
置する4つの小炎孔5a、5b、5c、5dによってそ
の四方を囲まれると共に、中心間距離3.4mmの同心
円状に等間隔に位置する4つの中炎孔4a、4b、4
c、4dによってその中間の四方を囲まれている(図1
に示す)。すなわち、4つの小炎孔5a、5b、5c、
5dはそれぞれ前記4つの中炎孔4a、4b、4c、4
dの中間に位置するように設定されている。また燃焼プ
レート1の周囲および点火装置の装着位置にはサーマル
ショックを低減させるための盲孔が列設されている。
大炎孔、直径1.3mmの3932個の中炎孔、および
直径1.0mmの1050個の小炎孔の三種類の炎孔か
らなる。これら三種類の炎孔は、いずれも円形を呈する
とともに各種がそれぞれ分散して格子状に規則的に配列
されている。大炎孔の1つの大炎孔3aはその中心を中
心として中心間距離2.4mmの同心円上に等間隔に位
置する4つの小炎孔5a、5b、5c、5dによってそ
の四方を囲まれると共に、中心間距離3.4mmの同心
円状に等間隔に位置する4つの中炎孔4a、4b、4
c、4dによってその中間の四方を囲まれている(図1
に示す)。すなわち、4つの小炎孔5a、5b、5c、
5dはそれぞれ前記4つの中炎孔4a、4b、4c、4
dの中間に位置するように設定されている。また燃焼プ
レート1の周囲および点火装置の装着位置にはサーマル
ショックを低減させるための盲孔が列設されている。
【0016】さらに、燃焼プレート1上には円錐状の窪
みDが大炎孔3aと同心的に形成され、この窪みDは外
周縁部の領域において、4個の小炎孔5aの領域とそれ
ぞれ共通部分を有するように大きさが設定されている。
この窪みDは、頂角Θを例えば120度に設定されると
ともに、この窪みDの直径を4.5mmとし、その外周
縁部と小炎孔5aとの共通部分が形成する上下方向の寸
法tが1.0mmないし1.5mmの寸法に設定されて
いる。
みDが大炎孔3aと同心的に形成され、この窪みDは外
周縁部の領域において、4個の小炎孔5aの領域とそれ
ぞれ共通部分を有するように大きさが設定されている。
この窪みDは、頂角Θを例えば120度に設定されると
ともに、この窪みDの直径を4.5mmとし、その外周
縁部と小炎孔5aとの共通部分が形成する上下方向の寸
法tが1.0mmないし1.5mmの寸法に設定されて
いる。
【0017】図8は燃焼プレート1を用いた強制送風式
ガスバーナ50を使用したガス湯沸器6を示し、燃焼プ
レート1は長手方向に2枚が並列して取り付けられてお
り、ブロワ7により強制送風された空気と燃料のガスと
がプレート1の上流の混合室8で混合され、プレート1
の下流側の燃焼室9で着火、燃焼する。燃焼による発熱
は主に水管10とフィン11からなる熱交換器により吸
熱され、水管10内の流水に伝熱される。このガスバー
ナ50において、発熱量は6000kcal/hrから
30000kcal/hrまで変更できるように設定さ
れており、発熱量に応じて供給されるガスおよび空気の
量が調整される。
ガスバーナ50を使用したガス湯沸器6を示し、燃焼プ
レート1は長手方向に2枚が並列して取り付けられてお
り、ブロワ7により強制送風された空気と燃料のガスと
がプレート1の上流の混合室8で混合され、プレート1
の下流側の燃焼室9で着火、燃焼する。燃焼による発熱
は主に水管10とフィン11からなる熱交換器により吸
熱され、水管10内の流水に伝熱される。このガスバー
ナ50において、発熱量は6000kcal/hrから
30000kcal/hrまで変更できるように設定さ
れており、発熱量に応じて供給されるガスおよび空気の
量が調整される。
【0018】この場合において、低発熱量領域(600
0kcal/hr〜10000kcal/hr)におい
ては小炎孔により大炎孔の炎が安定し、さらに同様に中
炎孔も安定化され火炎群全体の安定化が実現される。ま
た、高発熱量領域(20000kcal/hr以上)に
おいては、主に中炎孔と大炎孔の火炎が支配的な火炎群
となり安定化する。
0kcal/hr〜10000kcal/hr)におい
ては小炎孔により大炎孔の炎が安定し、さらに同様に中
炎孔も安定化され火炎群全体の安定化が実現される。ま
た、高発熱量領域(20000kcal/hr以上)に
おいては、主に中炎孔と大炎孔の火炎が支配的な火炎群
となり安定化する。
【0019】さらに、窪みDにより、大炎孔3aからの
炎に小炎孔5aからの炎が根元において併合状態に吸い
込まれるようになり全体的に根元において径大炎となっ
て炎の形成状態が安定する。このような炎の安定化に伴
い振動燃焼に起因する騒音の発生が良好に抑制される。
ちなみに、図2は横軸に周波数(Hz)を、縦軸に騒音
レベル(dB)を取った座標で示したグラフで、このグ
ラフにより燃焼騒音の主たる周波数である400Hzな
いし600Hz範囲の成分が破線で示すものと比較して
大きく低減し、超低騒音化に寄与できるものである。な
お、窪みDの大きさは小炎孔5dを全面的に含む領域寸
法となる大きさに形成してもよい。
炎に小炎孔5aからの炎が根元において併合状態に吸い
込まれるようになり全体的に根元において径大炎となっ
て炎の形成状態が安定する。このような炎の安定化に伴
い振動燃焼に起因する騒音の発生が良好に抑制される。
ちなみに、図2は横軸に周波数(Hz)を、縦軸に騒音
レベル(dB)を取った座標で示したグラフで、このグ
ラフにより燃焼騒音の主たる周波数である400Hzな
いし600Hz範囲の成分が破線で示すものと比較して
大きく低減し、超低騒音化に寄与できるものである。な
お、窪みDの大きさは小炎孔5dを全面的に含む領域寸
法となる大きさに形成してもよい。
【0020】前記の如く炎孔が大・中・小と三段解に断
面積が異なっているが、この場合、大・中・小の各炎孔
の断面積比は4:2:1程度が最も好ましく、このよう
に設定した場合、大・中・小の各炎孔の個数の比はほぼ
4:2:1程度が最も望ましく、このように設定した場
合、大・中・小の各炎孔の個数の比はほぼ1:3:4と
すると最も優れた効果が得られる。またこれらの比の±
30%以内であれば本発明の目的は達成できる。
面積が異なっているが、この場合、大・中・小の各炎孔
の断面積比は4:2:1程度が最も好ましく、このよう
に設定した場合、大・中・小の各炎孔の個数の比はほぼ
4:2:1程度が最も望ましく、このように設定した場
合、大・中・小の各炎孔の個数の比はほぼ1:3:4と
すると最も優れた効果が得られる。またこれらの比の±
30%以内であれば本発明の目的は達成できる。
【0021】つぎに、図3ないし図5は本発明の第2実
施例ないし第4実施例を示す。図3の第2実施例では、
窪みDの内周面形状を断面矩形状に形成し、図4の第4
実施例では、窪みDの内周面形状を楕円面状に形成し、
図5の第5実施例では、窪みDの内周面形状を球面状に
形成している。この場合、窪みDの形状は前記のものの
みに限定されず、窪みDの表面に放射方向に伸びる溝を
等間隔に形成するようにしてもよい。
施例ないし第4実施例を示す。図3の第2実施例では、
窪みDの内周面形状を断面矩形状に形成し、図4の第4
実施例では、窪みDの内周面形状を楕円面状に形成し、
図5の第5実施例では、窪みDの内周面形状を球面状に
形成している。この場合、窪みDの形状は前記のものの
みに限定されず、窪みDの表面に放射方向に伸びる溝を
等間隔に形成するようにしてもよい。
【0022】つぎに、図6および図7は本発明の第5お
よび第6実施例を示す。先ず、図6の第5実施例では燃
焼プレート1において、大炎孔3と小炎孔5とが交互に
縦方向に並ぶのを第1炎孔群とし、この第1炎孔群の両
側で小炎孔5と中炎孔4とが縦に交互に並ぶのを第2火
口群とする。すると、第6図の平面図に適宜のため網線
で示すように第1火口群から第2火口群の一部にかける
横の寸法範囲内で縦方向に伸びる溝Mが形成されてい
る。この溝Mは本発明の窪みとして作用するもので、断
面矩形状であって燃焼プレート1上に第1火口群と一列
置きで交互に配列されている。
よび第6実施例を示す。先ず、図6の第5実施例では燃
焼プレート1において、大炎孔3と小炎孔5とが交互に
縦方向に並ぶのを第1炎孔群とし、この第1炎孔群の両
側で小炎孔5と中炎孔4とが縦に交互に並ぶのを第2火
口群とする。すると、第6図の平面図に適宜のため網線
で示すように第1火口群から第2火口群の一部にかける
横の寸法範囲内で縦方向に伸びる溝Mが形成されてい
る。この溝Mは本発明の窪みとして作用するもので、断
面矩形状であって燃焼プレート1上に第1火口群と一列
置きで交互に配列されている。
【0023】図7の第6実施例では、溝Mを縦型ではな
く傾斜状態に配列し、第5実施例での第1炎孔群を中炎
孔4と大炎孔3とが交互に並んだものとし、第2炎孔群
を小炎孔5どうしが並んだものとしている。これら第5
および第6実施例のように構成しても第1実施例と類似
の効果が得られる。これらの実施例の場合、溝Mの形状
は矩形状に限定されず、楕円状や球面状であってもよ
い。その他、具体的な実施にあたっては、本発明の要旨
を逸脱しない範囲で種々変更できる。
く傾斜状態に配列し、第5実施例での第1炎孔群を中炎
孔4と大炎孔3とが交互に並んだものとし、第2炎孔群
を小炎孔5どうしが並んだものとしている。これら第5
および第6実施例のように構成しても第1実施例と類似
の効果が得られる。これらの実施例の場合、溝Mの形状
は矩形状に限定されず、楕円状や球面状であってもよ
い。その他、具体的な実施にあたっては、本発明の要旨
を逸脱しない範囲で種々変更できる。
【図1】本発明の第1実施例に係る燃焼プレートの要部
を示す平面図および断面図である。
を示す平面図および断面図である。
【図2】騒音レベル(dB)と周波数(Hz)との関係
を示すグラフである。
を示すグラフである。
【図3】本発明の第2実施例に係る燃焼プレートの要部
の断面図である。
の断面図である。
【図4】本発明の第3実施例に係る燃焼プレートの要部
の断面図である。
の断面図である。
【図5】本発明の第4実施例に係る燃焼プレートの要部
の断面図である。
の断面図である。
【図6】本発明の第5実施例に係る燃焼プレートの要部
の平面図および断面図である。
の平面図および断面図である。
【図7】本発明の第6実施例に係る燃焼プレートの要部
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図8】本発明の燃焼プレートを用いた湯沸器の断面図
である。
である。
1…燃焼プレート 2…耐熱板 3、3a…大炎孔 4、4a、4b、4c、4d…中炎孔 5、5a、5b、5c、5d…小炎孔 D…窪み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 善弘 愛知県名古屋市中川区福住町2番26号 リ ンナイ株式会社内 (72)発明者 各務 要三 愛知県名古屋市中川区福住町2番26号 リ ンナイ株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 所定の形状を有する耐熱板に、 大中小の3種の断面面積を有し裏表に貫通する多数の炎
孔を、前記各種炎孔がそれぞれ格子状に分散するように
設け、 前記大炎孔は、隣り合う4つの小炎孔の中心に位置する
とともに、隣り合う4つの中炎孔の中心に位置し、 且つ、前記小炎孔の各々を、隣り合う2つの前記中炎孔
の中間に設定した強制燃焼用の燃焼プレートにおいて、 前記燃焼プレートには、前記大炎孔と同心的に形成され
た窪みが設けられ、この窪みは少なくとも前記小炎孔の
一部を含むようになっていることを特徴とする燃焼プレ
ート。 - 【請求項2】 前記窪みの形状は、上方に向かって次第
に幅が広くなるような円錐状の内周面を有していること
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の燃焼プレー
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2758391A JPH0759966B2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 燃焼プレート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2758391A JPH0759966B2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 燃焼プレート |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62094018A Division JPS643407A (en) | 1987-04-16 | 1987-04-16 | Combustion plate |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06147434A JPH06147434A (ja) | 1994-05-27 |
JPH0759966B2 true JPH0759966B2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
ID=12224985
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2758391A Expired - Fee Related JPH0759966B2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 燃焼プレート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0759966B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011055494A1 (ja) | 2009-11-09 | 2011-05-12 | リンナイ株式会社 | 燃焼プレート |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4906614B2 (ja) * | 2007-07-05 | 2012-03-28 | リンナイ株式会社 | 発電装置 |
US9777921B2 (en) | 2014-12-05 | 2017-10-03 | Rinnai Corporation | Combustion plate |
-
1991
- 1991-02-21 JP JP2758391A patent/JPH0759966B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011055494A1 (ja) | 2009-11-09 | 2011-05-12 | リンナイ株式会社 | 燃焼プレート |
US9557055B2 (en) | 2009-11-09 | 2017-01-31 | Rinnai Corporation | Combustion plate |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06147434A (ja) | 1994-05-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20080160467A1 (en) | Combustion Apparatus | |
JPH0585805B2 (ja) | ||
US6672858B1 (en) | Method and apparatus for heating a furnace | |
JPH0617729B2 (ja) | 窒素酸化物及び一酸化炭素の排出量の少ないガスバーナー | |
JPH0759966B2 (ja) | 燃焼プレート | |
US7063527B2 (en) | Burner plaque with continuous channels | |
JPH0445726B2 (ja) | ||
JPH06249415A (ja) | 窒素酸化物低発生バーナ | |
ES2210978T3 (es) | Placa de quemador. | |
CN221611382U (zh) | 火排和燃烧设备 | |
CN221403040U (zh) | 火排和燃烧设备 | |
JPH06294505A (ja) | 低NOxバ−ナ | |
JPH08285238A (ja) | 燃焼プレート | |
KR100566806B1 (ko) | 다화염 예혼합 버너 | |
JP3369107B2 (ja) | 燃焼装置 | |
CN220567245U (zh) | 火排以及燃烧设备 | |
KR20020052061A (ko) | 저질소산화물 산소부화 연소 버너 | |
JPH074620A (ja) | 窒素酸化物低発生予混合バ−ナ | |
JP2669953B2 (ja) | ガスバーナー | |
JP3104759B2 (ja) | 燃料ガスの燃焼方法 | |
JP3317371B2 (ja) | 低NOxバーナ及び該低NOxバーナを用いた燃焼装置 | |
JPH06341616A (ja) | 窒素酸化物低発生予混合バ−ナ | |
JPH06300230A (ja) | 燃焼装置 | |
JP3226181B2 (ja) | 燃焼装置 | |
JPH08320109A (ja) | 燃焼プレート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |