JPH0756222Y2 - パイプファイルの綴金構造 - Google Patents
パイプファイルの綴金構造Info
- Publication number
- JPH0756222Y2 JPH0756222Y2 JP1992048538U JP4853892U JPH0756222Y2 JP H0756222 Y2 JPH0756222 Y2 JP H0756222Y2 JP 1992048538 U JP1992048538 U JP 1992048538U JP 4853892 U JP4853892 U JP 4853892U JP H0756222 Y2 JPH0756222 Y2 JP H0756222Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- attachment
- pipe
- fixed
- fixed plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000001465 metallisation Methods 0.000 claims 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 8
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 8
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 description 2
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 2
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
- PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N gold Chemical compound [Au] PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000010931 gold Substances 0.000 description 1
- 229910052737 gold Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Sheet Holders (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、書類や資料などを綴じ
て保存するために用いられるファイルの綴金に関し、特
に綴じた書類の抜き取りを容易に行えるようにしたファ
イルの綴金構造に関する。
て保存するために用いられるファイルの綴金に関し、特
に綴じた書類の抜き取りを容易に行えるようにしたファ
イルの綴金構造に関する。
【0002】
【従来の技術】書類や資料を綴じて保存するための手段
として、従来から各種ファイルが利用されている。例え
ば、その一つにレバーの操作によって開閉する一対の綴
環を備えた綴金を、厚紙や樹脂板などから成る表紙に取
り付けたリングバインダファイルがあるが、近年にあっ
て書類の収容能力を上げたピンファイルやパイプファイ
ルも普及している。
として、従来から各種ファイルが利用されている。例え
ば、その一つにレバーの操作によって開閉する一対の綴
環を備えた綴金を、厚紙や樹脂板などから成る表紙に取
り付けたリングバインダファイルがあるが、近年にあっ
て書類の収容能力を上げたピンファイルやパイプファイ
ルも普及している。
【0003】このうち、ピンファイルはファイルの表紙
にリベットなどで固着される固定板の一方側に複数本の
ピンが垂設された可動板を蝶着し、その可動板を固定板
の逆方向に付勢するとともに、前記固定板の他方側には
係止孔が穿孔された止め金を蝶着し、その止め金が固定
板に対して常時直立状態を呈するように該止め金を固定
板の方向に付勢して押さえ止めてある。そして、前記ピ
ンに書類などを差し込んだ後、可動板を固定板の方向に
起こして直立状態にするとそのピンが止め金の係止孔に
係止されるようになっている。
にリベットなどで固着される固定板の一方側に複数本の
ピンが垂設された可動板を蝶着し、その可動板を固定板
の逆方向に付勢するとともに、前記固定板の他方側には
係止孔が穿孔された止め金を蝶着し、その止め金が固定
板に対して常時直立状態を呈するように該止め金を固定
板の方向に付勢して押さえ止めてある。そして、前記ピ
ンに書類などを差し込んだ後、可動板を固定板の方向に
起こして直立状態にするとそのピンが止め金の係止孔に
係止されるようになっている。
【0004】一方、そのピンを円筒状のパイプとしたパ
イプファイルは、このパイプに挿通される挿通軸を垂設
した平板金具を備え、収容された書類などの抜き取りを
容易に行えるようになっている。
イプファイルは、このパイプに挿通される挿通軸を垂設
した平板金具を備え、収容された書類などの抜き取りを
容易に行えるようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のピンファイルによれば、リングバインダに比べると
書類の収容能力の点で優れているが、綴じ込まれた書類
の抜き差しが困難であるという欠点があった。
来のピンファイルによれば、リングバインダに比べると
書類の収容能力の点で優れているが、綴じ込まれた書類
の抜き差しが困難であるという欠点があった。
【0006】例えば、綴じ込まれた書類の中から必要な
書類を抜き取る場合、その書類が中間部などに収容され
ていると、その上方に位置する書類も一旦綴金から抜き
取らなければならない。
書類を抜き取る場合、その書類が中間部などに収容され
ていると、その上方に位置する書類も一旦綴金から抜き
取らなければならない。
【0007】このため、抜き取られた不要な書類が乱雑
となり、再度これをファイルに綴じ込む際には、それを
整えて該書類に開けられたピンに挿通するための打抜孔
を各々合致させなければならないという煩わしさがあっ
た。
となり、再度これをファイルに綴じ込む際には、それを
整えて該書類に開けられたピンに挿通するための打抜孔
を各々合致させなければならないという煩わしさがあっ
た。
【0008】一方、上記従来のパイプファイルによれ
ば、パイプに装着される平板金具を備えているから抜き
取られた不要な書類が乱雑になることはないが、不要な
書類を抜き取る場合、それらが平板金具の挿通軸から外
れないよう慎重に抜き取らねばならず、また抜き取った
書類が挿通軸から外れないように書類を裏返しにしてお
かねばならないなどの煩わしさがあった。
ば、パイプに装着される平板金具を備えているから抜き
取られた不要な書類が乱雑になることはないが、不要な
書類を抜き取る場合、それらが平板金具の挿通軸から外
れないよう慎重に抜き取らねばならず、また抜き取った
書類が挿通軸から外れないように書類を裏返しにしてお
かねばならないなどの煩わしさがあった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は上記事情に鑑
み、パイプファイルの綴金を改良して収納された書類の
抜き取りを簡単に行えるようにしようとするものであ
り、その手段として本考案は、ファイルの表紙に固着さ
れる固定板と、この固定板の一端側に蝶着されるととも
に被綴込物を貫通して保持する少なくとも2つのパイプ
が垂設された可動板と、前記固定板の他端側に設けられ
た止め金とを備えたパイプファイルの綴金において、一
端が前記パイプに挿脱自在な略逆U字状を呈する折返し
部と、この折返し部の他端を連繋する連結部とにより形
成されたアタッチメントを備え、前記固定板にはそのア
タッチメントの連結部を係止する防脱片が固着され、ま
た前記止め金は固定板にヒンジ部を介して蝶着され該固
定板の逆方向に付勢された弾性板と、この弾性板に突設
された係止鉤で成り、その止め金と前記可動板を固定板
に対して直立状態にしたとき前記アタッチメントの折返
し部が止め金の係止鉤に係止されるようにしたパイプフ
ァイルの綴金構造を提供するものである。
み、パイプファイルの綴金を改良して収納された書類の
抜き取りを簡単に行えるようにしようとするものであ
り、その手段として本考案は、ファイルの表紙に固着さ
れる固定板と、この固定板の一端側に蝶着されるととも
に被綴込物を貫通して保持する少なくとも2つのパイプ
が垂設された可動板と、前記固定板の他端側に設けられ
た止め金とを備えたパイプファイルの綴金において、一
端が前記パイプに挿脱自在な略逆U字状を呈する折返し
部と、この折返し部の他端を連繋する連結部とにより形
成されたアタッチメントを備え、前記固定板にはそのア
タッチメントの連結部を係止する防脱片が固着され、ま
た前記止め金は固定板にヒンジ部を介して蝶着され該固
定板の逆方向に付勢された弾性板と、この弾性板に突設
された係止鉤で成り、その止め金と前記可動板を固定板
に対して直立状態にしたとき前記アタッチメントの折返
し部が止め金の係止鉤に係止されるようにしたパイプフ
ァイルの綴金構造を提供するものである。
【0010】また、本考案は上記課題を達成するため、
ファイルの表紙に固着される固定板と、この固定板の一
端側に蝶着されるとともに被綴込物を貫通して保持する
少なくとも2つのパイプが垂設された可動板と、前記固
定板の他端側に設けられた止め金とを備えたパイプファ
イルの綴金において、一端が前記パイプに挿脱自在な略
逆U字状を呈する折返し部と、この折返し部の他端を連
繋する連結部とにより形成されたアタッチメントを備
え、前記固定板にはそのアタッチメントの連結部を係止
する防脱片が固着され、また前記止め金は固定板の裏面
に摺動部を介して設けられ該摺動部に沿って摺動する摺
動板と、この摺動板から固定板上へ突出する支持片で成
り、前記可動板を固定板に対して直立状態にしたとき前
記アタッチメントの折返し部がパイプの軸線方向に進退
自在となる状態で支持片に係止されるようにしたパイプ
ファイルの綴金構造を提供するものである。
ファイルの表紙に固着される固定板と、この固定板の一
端側に蝶着されるとともに被綴込物を貫通して保持する
少なくとも2つのパイプが垂設された可動板と、前記固
定板の他端側に設けられた止め金とを備えたパイプファ
イルの綴金において、一端が前記パイプに挿脱自在な略
逆U字状を呈する折返し部と、この折返し部の他端を連
繋する連結部とにより形成されたアタッチメントを備
え、前記固定板にはそのアタッチメントの連結部を係止
する防脱片が固着され、また前記止め金は固定板の裏面
に摺動部を介して設けられ該摺動部に沿って摺動する摺
動板と、この摺動板から固定板上へ突出する支持片で成
り、前記可動板を固定板に対して直立状態にしたとき前
記アタッチメントの折返し部がパイプの軸線方向に進退
自在となる状態で支持片に係止されるようにしたパイプ
ファイルの綴金構造を提供するものである。
【0011】
【作用】本考案によれば、書類などが挿通されるパイプ
にアタッチメントを装着すると、パイプ側にある不要な
書類をアタッチメント側に移すことができ、そして移し
た不要な書類をアタッチメントごとファイルから抜き取
れ、またこのとき必要な書類をパイプから抜き取ること
ができる。
にアタッチメントを装着すると、パイプ側にある不要な
書類をアタッチメント側に移すことができ、そして移し
た不要な書類をアタッチメントごとファイルから抜き取
れ、またこのとき必要な書類をパイプから抜き取ること
ができる。
【0012】また、アタッチメントが止め金から外され
た状態にあって、パイプ側にある書類をアタッチメント
側に捲り返しながら、綴じられた書類に対して筆記など
をすることができる。
た状態にあって、パイプ側にある書類をアタッチメント
側に捲り返しながら、綴じられた書類に対して筆記など
をすることができる。
【0013】なお、パイプは書類を保管する際に該書類
を常時保持するためのもので、アタッチメントは書類を
抜き差しする際に書類を一時的に保持するものである。
を常時保持するためのもので、アタッチメントは書類を
抜き差しする際に書類を一時的に保持するものである。
【0014】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明すると、図1〜図8には本考案に係わるパイプフ
ァイルの綴金の一例を示し、図9〜図11には他の実施
例を示している。
に説明すると、図1〜図8には本考案に係わるパイプフ
ァイルの綴金の一例を示し、図9〜図11には他の実施
例を示している。
【0015】本考案に係わるパイプファイルの綴金は、
ファイルfの表紙f′に固着される固定板10と、この
固定板10の一端側に蝶着されるとともに被綴込物pを
貫通して保持する2つのパイプ21,21が垂設された
可動板20と、そのパイプ21,21に装着されるアタ
ッチメント30と、前記固定板10の他端側に設けられ
た止め金40,40′とにより構成してある。
ファイルfの表紙f′に固着される固定板10と、この
固定板10の一端側に蝶着されるとともに被綴込物pを
貫通して保持する2つのパイプ21,21が垂設された
可動板20と、そのパイプ21,21に装着されるアタ
ッチメント30と、前記固定板10の他端側に設けられ
た止め金40,40′とにより構成してある。
【0016】図1〜図8に示す綴金f″において、固定
板10は金属製の平板であって、その前後両端は上方に
屈曲せしめられてガイド11,11およびガイド12,
12とされている。また固定板10の一端側には蝶番1
5を介して可動板20が蝶着され、他端側にはヒンジ部
17を介して止め金40が蝶着してある。更に、この固
定板10にあって蝶番15側には先端に湾曲面19a,
19aを有する略Z字形を呈する防脱片19,19が固
着してある。
板10は金属製の平板であって、その前後両端は上方に
屈曲せしめられてガイド11,11およびガイド12,
12とされている。また固定板10の一端側には蝶番1
5を介して可動板20が蝶着され、他端側にはヒンジ部
17を介して止め金40が蝶着してある。更に、この固
定板10にあって蝶番15側には先端に湾曲面19a,
19aを有する略Z字形を呈する防脱片19,19が固
着してある。
【0017】一方、可動板20は金属材料から成る平板
であって、この可動板20には上述の如くパイプ21,
21が垂設され、これにアタッチメント30を装着でき
るようにしてある。
であって、この可動板20には上述の如くパイプ21,
21が垂設され、これにアタッチメント30を装着でき
るようにしてある。
【0018】そのアタッチメント30は、一端31a,
31aがパイプ21,21に挿脱自在な逆U字状の折返
し部31,31と、この折返し部31,31の他端31
b,31bを連繋する連結部33とにより形成してあ
る。例えば、このアタッチメント30は線状の金属材料
を略凹字状に屈曲し、更にその両端を下方に向け逆U字
状に湾曲させて成り、そして逆U字状に湾曲した部分を
折返し部31,31とし、この折返し部31,31を連
繋している部分を連結部33としている。
31aがパイプ21,21に挿脱自在な逆U字状の折返
し部31,31と、この折返し部31,31の他端31
b,31bを連繋する連結部33とにより形成してあ
る。例えば、このアタッチメント30は線状の金属材料
を略凹字状に屈曲し、更にその両端を下方に向け逆U字
状に湾曲させて成り、そして逆U字状に湾曲した部分を
折返し部31,31とし、この折返し部31,31を連
繋している部分を連結部33としている。
【0019】特に、このアタッチメント30における折
返し部31,31の一端31a,31aをパイプ21,
21に挿入したとき、このパイプ21,21から露出す
る部分には図2に示すように樹脂被膜を施し、その部分
がパイプ21,21の外径と同径となるようにしてい
る。
返し部31,31の一端31a,31aをパイプ21,
21に挿入したとき、このパイプ21,21から露出す
る部分には図2に示すように樹脂被膜を施し、その部分
がパイプ21,21の外径と同径となるようにしてい
る。
【0020】また、止め金40は固定板10にヒンジ部
17を介して蝶着された弾性板41と、この弾性板41
に突設された略L字形の係止鉤43,43で成り、その
係止鉤43,43には傾斜面43a,43aが形成して
ある。このうち、弾性板41は金属製の平板で成り、ヒ
ンジ部17に介在されている捻りコイルバネSによって
固定板10の逆方向(開き方向)に付勢されている。そ
して、この弾性板41を前方すなわち図1に示す矢印m
に押し込むとヒンジ部17の噛合溝17aが外れて該弾
性板41が固定板10の逆方向に倒伏し、これを固定板
10に対して直立状態とすると噛合溝17aが噛み合っ
てその状態を保持するようにしてある。
17を介して蝶着された弾性板41と、この弾性板41
に突設された略L字形の係止鉤43,43で成り、その
係止鉤43,43には傾斜面43a,43aが形成して
ある。このうち、弾性板41は金属製の平板で成り、ヒ
ンジ部17に介在されている捻りコイルバネSによって
固定板10の逆方向(開き方向)に付勢されている。そ
して、この弾性板41を前方すなわち図1に示す矢印m
に押し込むとヒンジ部17の噛合溝17aが外れて該弾
性板41が固定板10の逆方向に倒伏し、これを固定板
10に対して直立状態とすると噛合溝17aが噛み合っ
てその状態を保持するようにしてある。
【0021】なお、図3(a)に示すように、弾性板4
1の裏面におけるヒンジ部17の近傍には突起47が突
設してある。従って、この弾性板41は完全に倒伏せず
傾斜状を呈して止められるようになる。なお、その突起
47を設けると弾性板41を起立させる操作が容易とな
るので好ましいが、弾性板41の一端に図示せぬ摘持片
を突設してもよく、この場合には完全に倒伏した弾性板
41を該摘持片をもって容易に直立状態にすることがで
きる。
1の裏面におけるヒンジ部17の近傍には突起47が突
設してある。従って、この弾性板41は完全に倒伏せず
傾斜状を呈して止められるようになる。なお、その突起
47を設けると弾性板41を起立させる操作が容易とな
るので好ましいが、弾性板41の一端に図示せぬ摘持片
を突設してもよく、この場合には完全に倒伏した弾性板
41を該摘持片をもって容易に直立状態にすることがで
きる。
【0022】ここで、上述の如く構成された綴金f″
は、図4に示すようにファイルfの表紙f′に固定され
るのであって、そのファイルfに書類などの被綴込物p
を綴じ込む場合には、被綴込物pに開けられた打抜孔
h,hをパイプ21,21に挿通し、その後にアタッチ
メント30を図5に示すようにパイプ21,21に装着
する。そして、この状態で可動板20と止め金40を固
定板10に対して直立状態としたとき、アタッチメント
30の折返し部31,31の頂上部分が図6または図7
のように止め金40の係止鉤43に係止され、被綴込物
pが綴じ込まれるようになる。
は、図4に示すようにファイルfの表紙f′に固定され
るのであって、そのファイルfに書類などの被綴込物p
を綴じ込む場合には、被綴込物pに開けられた打抜孔
h,hをパイプ21,21に挿通し、その後にアタッチ
メント30を図5に示すようにパイプ21,21に装着
する。そして、この状態で可動板20と止め金40を固
定板10に対して直立状態としたとき、アタッチメント
30の折返し部31,31の頂上部分が図6または図7
のように止め金40の係止鉤43に係止され、被綴込物
pが綴じ込まれるようになる。
【0023】なお、アタッチメント30を係止鉤43に
係止させる場合には、止め金40を予め直立状態にして
おくと、可動板20を起立させた場合に折返し部31,
31が図3(b)に示す如く係止鉤43の傾斜面43a
を押圧することによって自動的に係止されることとなる
が、可動板20を起立させた後に止め金40を起立させ
て折返し部31,31に係止鉤43を係止させるように
してもよい。
係止させる場合には、止め金40を予め直立状態にして
おくと、可動板20を起立させた場合に折返し部31,
31が図3(b)に示す如く係止鉤43の傾斜面43a
を押圧することによって自動的に係止されることとなる
が、可動板20を起立させた後に止め金40を起立させ
て折返し部31,31に係止鉤43を係止させるように
してもよい。
【0024】一方、ファイルfに綴じ込まれた被綴込物
pを抜き取る場合には、止め金40を図1の矢印m方向
に押し込み、係止鉤43による折返し部31,31の係
止を解除すれば、被綴込物pの自重によって可動板20
が自動的に倒伏し、図8に示すような状態となる。
pを抜き取る場合には、止め金40を図1の矢印m方向
に押し込み、係止鉤43による折返し部31,31の係
止を解除すれば、被綴込物pの自重によって可動板20
が自動的に倒伏し、図8に示すような状態となる。
【0025】そこで、パイプ21,21側の被綴込物p
をアタッチメント30側に移していって、必要な被綴込
物pがパイプ21,21側の最上段になった時点でアタ
ッチメント30を図8のようにパイプ21,21から外
し取れば、パイプ21,21側の最上段に位置した必要
とする被綴込物pをパイプ21,21から抜き取ること
ができ、またアタッチメント30側に移された不要な被
綴込物pは乱雑とならず再度ファイルfに綴じ込むとき
容易に綴じ込むことができる。
をアタッチメント30側に移していって、必要な被綴込
物pがパイプ21,21側の最上段になった時点でアタ
ッチメント30を図8のようにパイプ21,21から外
し取れば、パイプ21,21側の最上段に位置した必要
とする被綴込物pをパイプ21,21から抜き取ること
ができ、またアタッチメント30側に移された不要な被
綴込物pは乱雑とならず再度ファイルfに綴じ込むとき
容易に綴じ込むことができる。
【0026】更に、アタッチメント30が係止鉤43か
ら外された状態にあっては、アタッチメント30側に被
綴込物pを捲りながらパイプ21,21側の被綴込物p
に筆記することができ、しかも止め金40が倒伏してい
るから該止め金40がアタッチメント30に移された被
綴込物pの障害とならず、またアタッチメント30の連
結部33が防脱片19によって仮止めされているから被
綴込物pをアタッチメント30側に移すときアタッチメ
ント30がパイプ21,21から離脱することはない。
ら外された状態にあっては、アタッチメント30側に被
綴込物pを捲りながらパイプ21,21側の被綴込物p
に筆記することができ、しかも止め金40が倒伏してい
るから該止め金40がアタッチメント30に移された被
綴込物pの障害とならず、またアタッチメント30の連
結部33が防脱片19によって仮止めされているから被
綴込物pをアタッチメント30側に移すときアタッチメ
ント30がパイプ21,21から離脱することはない。
【0027】次に、図9〜図11により綴金の他の態様
を説明する。なお、上記実施例と共通する部分は同一符
号を以て説明を省略する。
を説明する。なお、上記実施例と共通する部分は同一符
号を以て説明を省略する。
【0028】図9〜図11に示すパイプファイルの綴金
は、ファイルfの表紙f′に固着される固定板10と、
この固定板10の一端側に蝶着されるとともに被綴込物
pを貫通して保持する2つのパイプ21,21が垂設さ
れた可動板20と、そのパイプ21,21に装着される
アタッチメント30と、固定板10の他端側に設けられ
た止め金40′で構成してある。
は、ファイルfの表紙f′に固着される固定板10と、
この固定板10の一端側に蝶着されるとともに被綴込物
pを貫通して保持する2つのパイプ21,21が垂設さ
れた可動板20と、そのパイプ21,21に装着される
アタッチメント30と、固定板10の他端側に設けられ
た止め金40′で構成してある。
【0029】このうち、止め金40′は固定板10の裏
面に摺動部17′を介して設けられ該摺動部17′に沿
って摺動する摺動板41′と、この摺動板41′から固
定板10上へ突出する支持片43′,43′で成り、可
動板20を固定板10に対して直立状態にしたときアタ
ッチメント30の折返し部31がパイプ21,21の軸
線方向に進退自在となる状態で支持片43′,43′に
係止されるようにしてある。
面に摺動部17′を介して設けられ該摺動部17′に沿
って摺動する摺動板41′と、この摺動板41′から固
定板10上へ突出する支持片43′,43′で成り、可
動板20を固定板10に対して直立状態にしたときアタ
ッチメント30の折返し部31がパイプ21,21の軸
線方向に進退自在となる状態で支持片43′,43′に
係止されるようにしてある。
【0030】なお、固定板10には支持片43′,4
3′が位置する箇所に切欠溝16′,18′を形成し、
摺動板41′には固定板10に設けられたリベット止め
用の孔14′の部分に長孔48′を穿孔している。
3′が位置する箇所に切欠溝16′,18′を形成し、
摺動板41′には固定板10に設けられたリベット止め
用の孔14′の部分に長孔48′を穿孔している。
【0031】また、摺動部17′はアタッチメント30
が進退動できるように両端を固定板10より短くしてあ
る。
が進退動できるように両端を固定板10より短くしてあ
る。
【0032】特に、止め金40′の摺動板41′を圧縮
バネS′で前方すなわち図9に示す矢印mの方向に付勢
し、支持片43′,43′が常時アタッチメント30に
おける折返し部31,31の他端31b,31bと当接
する位置にあるようにしている。また、固定板10に固
着してある防脱片19′は、水平部分を止め金40′の
方向に延ばしてある。
バネS′で前方すなわち図9に示す矢印mの方向に付勢
し、支持片43′,43′が常時アタッチメント30に
おける折返し部31,31の他端31b,31bと当接
する位置にあるようにしている。また、固定板10に固
着してある防脱片19′は、水平部分を止め金40′の
方向に延ばしてある。
【0033】従って、パイプ21,21にアタッチメン
ト30を装着して可動板20を起立させると、折返し部
の他端31bが支持片43′,43′を押圧し、これに
よって摺動板41′がm′方向に移動して他端31bが
支持片43′,43′に係止されるようになる。
ト30を装着して可動板20を起立させると、折返し部
の他端31bが支持片43′,43′を押圧し、これに
よって摺動板41′がm′方向に移動して他端31bが
支持片43′,43′に係止されるようになる。
【0034】また、このとき他端31bを係止されたア
タッチメント30は、防脱片19′の水平部分を上述の
如く止め金40′の方向に延ばしてあるため、パイプ2
1,21の軸線方向に進退動を行うことができる。この
ため、綴じられた書類の見開きが良好となる。
タッチメント30は、防脱片19′の水平部分を上述の
如く止め金40′の方向に延ばしてあるため、パイプ2
1,21の軸線方向に進退動を行うことができる。この
ため、綴じられた書類の見開きが良好となる。
【0035】なお、摺動部17′の可動部45′には突
起Pを突設してあり、支持片43′,43′によるアタ
ッチメント30の係止を解除する場合、その突起Pに指
先を当てて摺動板41′を後方すなわち図9に示す矢印
m′の方向に引き込めるようにしてある。
起Pを突設してあり、支持片43′,43′によるアタ
ッチメント30の係止を解除する場合、その突起Pに指
先を当てて摺動板41′を後方すなわち図9に示す矢印
m′の方向に引き込めるようにしてある。
【0036】
【考案の効果】本考案によれば、アタッチメントを止め
金から外したとき、不要な書類をアタッチメント側に移
してパイプ側から必要な書類を抜き取れるようにしてあ
るから、ファイルに綴じられた書類の中から必要な書類
を抜き取る場合にはパイプから抜かれた不要な書類が乱
雑とならず、更にアタッチメントがパイプと連続して下
方に湾曲するようになっているから、書類をパイプ側か
らアタッチメント側へ容易に移すことができ、しかも移
された不要な書類はアタッチメントをパイプから抜き取
った状態のままで放置できる。
金から外したとき、不要な書類をアタッチメント側に移
してパイプ側から必要な書類を抜き取れるようにしてあ
るから、ファイルに綴じられた書類の中から必要な書類
を抜き取る場合にはパイプから抜かれた不要な書類が乱
雑とならず、更にアタッチメントがパイプと連続して下
方に湾曲するようになっているから、書類をパイプ側か
らアタッチメント側へ容易に移すことができ、しかも移
された不要な書類はアタッチメントをパイプから抜き取
った状態のままで放置できる。
【0037】また、アタッチメントを止め金から外した
状態では、アタッチメント側へ書類を捲り返しながらパ
イプ側の書類に筆記することができ、しかも防脱片にて
アタッチメントが仮止めされているから、書類を移し返
すときにアタッチメントがパイプから外れたりせず取扱
いが容易である。
状態では、アタッチメント側へ書類を捲り返しながらパ
イプ側の書類に筆記することができ、しかも防脱片にて
アタッチメントが仮止めされているから、書類を移し返
すときにアタッチメントがパイプから外れたりせず取扱
いが容易である。
【0038】更に、特に請求項2の考案ではアタッチメ
ントが支持片で係止された状態の進退するようにしてあ
るから、綴じられた書類の見開きが非常に良い。
ントが支持片で係止された状態の進退するようにしてあ
るから、綴じられた書類の見開きが非常に良い。
【図1】本考案に係わるパイプファイルの綴金を示す斜
視図
視図
【図2】同綴金のアタッチメントを示す側面図
【図3】(a)は同綴金における止め金の部分を示す側
面図、(b)は同綴金における止め金の部分を示す正面
図
面図、(b)は同綴金における止め金の部分を示す正面
図
【図4】ファイル全体を示す平面図
【図5】アタッチメントをパイプに装着した状態を示す
側面図
側面図
【図6】アタッチメントが止め金の係止鉤に係止された
状態を示す側面図
状態を示す側面図
【図7】アタッチメントが止め金の係止鉤に係止された
状態を示す平面図
状態を示す平面図
【図8】書類を抜き取った状態を示す使用説明図
【図9】本考案に係わるパイプファイルの綴金の他の態
様を示す平面図
様を示す平面図
【図10】図9におけるY−Y′線断面図
【図11】図9におけるX−X′線断面図
f ファイル f′ 表紙 f″ 綴金 p 被綴込物 10 固定板 17 ヒンジ部 17′ 摺動部 19,19′ 防脱片 20 可動板 21 パイプ 30 アタッチメント 31 折返し部 33 連結部 40,40′ 止め金 41 弾性板 41′ 摺動板 43 係止鉤 43′ 支持片
Claims (2)
- 【請求項1】 ファイルの表紙に固着される固定板と、
この固定板の一端側に蝶着されるとともに被綴込物を貫
通して保持する少なくとも2つのパイプが垂設された可
動板と、前記固定板の他端側に設けられた止め金とを備
えたパイプファイルの綴金において、一端が前記パイプ
に挿脱自在な略逆U字状を呈する折返し部と、この折返
し部の他端を連繋する連結部とにより形成されたアタッ
チメントを備え、前記固定板にはそのアタッチメントの
連結部を係止する防脱片が固着され、また前記止め金は
固定板にヒンジ部を介して蝶着され該固定板の逆方向に
付勢された弾性板と、この弾性板に突設された係止鉤で
成り、その止め金と前記可動板を固定板に対して直立状
態にしたとき前記アタッチメントの折返し部が止め金の
係止鉤に係止されるようにしたことを特徴とするパイプ
ファイルの綴金構造。 - 【請求項2】 ファイルの表紙に固着される固定板と、
この固定板の一端側に蝶着されるとともに被綴込物を貫
通して保持する少なくとも2つのパイプが垂設された可
動板と、前記固定板の他端側に設けられた止め金とを備
えたパイプファイルの綴金において、一端が前記パイプ
に挿脱自在な略逆U字状を呈する折返し部と、この折返
し部の他端を連繋する連結部とにより形成されたアタッ
チメントを備え、前記固定板にはそのアタッチメントの
連結部を係止する防脱片が固着され、また前記止め金は
固定板の裏面に摺動部を介して設けられ該摺動部に沿っ
て摺動する摺動板と、この摺動板から固定板上へ突出す
る支持片で成り、前記可動板を固定板に対して直立状態
にしたとき前記アタッチメントの折返し部がパイプの軸
線方向に進退自在となる状態で支持片に係止されるよう
にしたことを特徴とするパイプファイルの綴金構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992048538U JPH0756222Y2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | パイプファイルの綴金構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992048538U JPH0756222Y2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | パイプファイルの綴金構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0623786U JPH0623786U (ja) | 1994-03-29 |
JPH0756222Y2 true JPH0756222Y2 (ja) | 1995-12-25 |
Family
ID=12806150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992048538U Expired - Lifetime JPH0756222Y2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | パイプファイルの綴金構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0756222Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4199392A (en) * | 1978-02-08 | 1980-04-22 | Monarch Marking Systems, Inc. | Hand-held labeler |
-
1992
- 1992-07-10 JP JP1992048538U patent/JPH0756222Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0623786U (ja) | 1994-03-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0547668Y2 (ja) | ||
JPH0756222Y2 (ja) | パイプファイルの綴金構造 | |
CN1154579C (zh) | 用于将一叠文件保持在文件夹中的装置 | |
US2915068A (en) | Binder for filing covers | |
US2668541A (en) | Loose-leaf binder | |
JP4413907B2 (ja) | ファイル用の綴じ具本体及び該綴じ具本体を具備する背幅調整可能なファイル | |
US4168920A (en) | Binder | |
US2543865A (en) | Multiple catalogue binder | |
JP3003315U (ja) | クリップ綴じ付け器 | |
US5417506A (en) | Apparatus for removing and viewing selected documents from file folders | |
JP4092934B2 (ja) | 綴じ具及びこれを用いたファイル | |
JP2003320776A (ja) | 背とじクリップホルダ | |
JPH0615704Y2 (ja) | パイプフアイル | |
JPH0356384Y2 (ja) | ||
JPH0310071Y2 (ja) | ||
JPS6027025Y2 (ja) | パイプ式フアイル | |
JPS6337266Y2 (ja) | ||
JP4332093B2 (ja) | ファイル | |
JPS6024619Y2 (ja) | 紙綴具 | |
JPH0541903Y2 (ja) | ||
KR101381377B1 (ko) | 전후 양면 개폐 바인더 | |
JPH018388Y2 (ja) | ||
JP2906021B2 (ja) | 書類綴り具 | |
JPH0418876Y2 (ja) | ||
JPH0545503Y2 (ja) |