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JPH0755413Y2 - バタフライバルブのシ−ル構造 - Google Patents

バタフライバルブのシ−ル構造

Info

Publication number
JPH0755413Y2
JPH0755413Y2 JP1987114533U JP11453387U JPH0755413Y2 JP H0755413 Y2 JPH0755413 Y2 JP H0755413Y2 JP 1987114533 U JP1987114533 U JP 1987114533U JP 11453387 U JP11453387 U JP 11453387U JP H0755413 Y2 JPH0755413 Y2 JP H0755413Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boss
disc
seat ring
valve
contact surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987114533U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6420576U (ja
Inventor
知佳士 五味
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kitz Corp
Original Assignee
Kitz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kitz Corp filed Critical Kitz Corp
Priority to JP1987114533U priority Critical patent/JPH0755413Y2/ja
Publication of JPS6420576U publication Critical patent/JPS6420576U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0755413Y2 publication Critical patent/JPH0755413Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Lift Valve (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、各種流体パイプラインの開閉に使用されるバ
タフライバルブにおけるシール構造の改良に関するもの
である。
(従来の技術) 従来のこの種バルブのシール構造として、例えば実開昭
60−第2060号公報に示すものが存在する。
該従来のシール構造は、第4図に示す如く、ジスク(弁
体)15を回転可能に軸支してなる筒形状のボデー13の内
周面に、弾性材料で成形されたシートリング11を装着す
ると共に、該シートリング11の直径方向対向位置に、ジ
スク15のステム軸16を軸装する一対の弁軸孔14を形成
し、且つ該各弁軸孔14の周囲近傍に、ジスク15のステム
軸16の根元に画成されるボス部15bを常時圧接するボス
部接触面12を形成する一方、シートリング11の周面に、
閉弁時のジスク15の外周縁15cを嵌入する凹溝11aを連続
して形成する構成となっている。
又、従来のシール構造にあっては、上記シートリング11
のボス部接触面12と、閉弁時のジスク15の外周縁15cを
嵌入する凹溝11aを同一球面状に形成すると共に、ジス
ク15のボス部15bを含む外周面も同一球面状となし、接
触抵抗の低減を図って、閉弁時のシール性を保障する構
成となっている。尚、図中Roはボス部15bの球面、Rは
該球面Roと同一球面状を呈するボス部接触面12の球面を
示し、球面Roの半径の方が球面Rのそれよりも若干大径
となっている。
(考案が解決しようとする問題点) 然し乍ら、従来のシール構造にあって、第5図にも示す
如く、シートリング11のボス部接触面12と、ジスク15の
ボス部15bの外周面を同一球面状となしていることは、
一見両者の接触抵抗が軽減できるようにも思えるが、実
際にはボス部接触面12は、バルブの開閉の如何に拘ら
ず、剛性材料で成形されたジスク15のボス部15bと、同
じく剛性材料で成形されたボデー13間で強く圧縮される
個所であるから、ジスク15が全開・全閉動作を繰り返す
と、ボス部15bとの面圧接により、該ボス部接触面12が
摩耗して耐久性がなくなり、ジスク15のボス部15bとシ
ートリング11のボス部接触面12のシール面圧が著しく低
下して、流体の漏洩を引き起こす大きな問題点を有して
いた。
(問題点を解決するための手段) 而して、本考案は、斯る従来のシール構造の問題点を有
効に解決するために開発されたもので、ジスクを回転可
能に軸支してなるボデーの内周面に、弾性材料で成形さ
れたシートリングを装着すると共に、該シートリングの
直径方向対向位置に、ジスクのステム軸を軸装する一対
の弁軸孔を形成し、且つ該各弁軸孔の周囲近傍に、ジス
クのボス部と常時圧接するボス部接触面を形成したバタ
フライバルブのシート構造において、上記ジスクのボス
部面を球面状に形成し、このボス部面に密接するシート
リングのボス部接触面を弁軸孔よりの内側部と外側部に
より設け、この内側部には、ジスクのボス部面で押圧す
る平面形状を設け、かつこの外側部には、ジスクのボス
部面で押圧する円錐面形状を設けると共に、前記ボス部
面が平面形状を強く圧接してステム軸側のシール面圧を
高めるようにする構成を採用した。
(作用) 依って、本考案にあっては、例えシートリングのボス部
接触面が、バルブの開閉の如何に拘らず、ジスクのボス
部とボデー間で強く圧縮される部分であったとしても、
球面状のジスクのボス部面と非球面状のシートリングの
ボス部接触面との相乗作用により、両者が部分的に線圧
接して、シール圧を上げることが可能となる。
従って、従来の如く、ジスクのボス部とシートリングの
ボス部接触面のシール圧が低下して、流体の漏洩を引き
起こす心配が全くなくなる。
(実施例) 以下、本考案を図示する実施例に基づいて詳述すれば、
該実施例に係るバタフライバルブのシール構造も、基本
的には、既述した第4図に示す従来構造を前提として開
発されたものであるが、特徴とするところは、以下の点
にある。
即ち、従来構造が、シートリングのボス部接触面とジス
クのボス部面を同一球面状となしたのに対して、本実施
例にあっては、球面状のジスクのボス部面と非球面状の
シートリングのボス部接触面にしたことを特徴とするも
のである。
これを具体的に説明すると、第1実施例にあっては、第
1図A・第2図Aに示す如く、筒形状のボデー3の内周
面に装着されるシートリング1の弁軸孔4の周囲近傍
に、ボス部接触面2を形成するに際して、該ボス部接触
面2中、弁軸孔4寄りの内側部を平面形状R1となし、外
側部を内方に張り出す円錐面形状R1′となしたものであ
る。
尚、図中Roはボス部5bの球面、Rは該球面Roと同一球面
状を呈する従来のボス部接触面の球面を示す。
又、シートリング1の周面に形成されるジスク5の外周
縁を嵌入する凹溝1aの球面と、ジスク5の外周縁5cのボ
ス部5bの球面とは、第3図に示す如く同一球面状となっ
ている。
従って、斯る構成の第1実施例にあっては、特に第2図
Aに示す如く、例えシートリング1のボス部接触面2
が、バルブの開閉の如何に拘らず、常時ジスク5のボス
部5bとボデー3間で強く圧縮されるとしても、上記弁軸
孔4寄りの内側部の平面形状R1と、外側部の円錐面形状
R1′の相乗作用により、ジスク5のボス部5b面とシート
リング1のボス部接触面2間にシール面圧を発生させ、
矢印で示す高いシール圧が得られる(矢印の長いところ
がシール面圧が大きい)こととなるので、シール性が頗
る良好となる。
又、第2実施例にあっては、第1図B・第2図Bに示す
如く、シートリング1のボス部接触面2を、全て平面形
状R2となしたものである。
従って、斯る構成の第2実施例にあっては、特に第2図
Bに示す如く、ボス部5bの球面Roと非球面状となってい
るボス部接触面2の平面形状R2の作用により、ジスク5
のボス部5b面とシートリング1のボス部接触面2間に、
弁軸孔4の内周縁の長い線のところが面圧が大きい、矢
印で示す高いシール圧が得られることとなる。
特に、該第2実施例と第1実施例にあっては、ジスク5
の取付孔5aに取り付けられるステム軸6(図示せず)側
により高いシール圧(F面圧)が得られるので、ステム
軸自体に対するシール性も向上することとなる。
第3実施例にあっては、第1図C・第2図Cに示す如
く、シートリング1のボス部接触面2を、弁軸孔4の孔
縁から連続する円錐面形状R3となし、又、第4実施例に
あっては、第1図D・第2図Dに示す如く、シートリン
グ1のボス部接触面2中、弁軸孔4寄りの内側部と外側
部とを、異なる円錐面形状R4・R5となしたものである。
従って、斯る第3・第4実施例にあっても、既述した第
1・第2実施例と同様に、上記円錐面形状R4・R5の相乗
作用により、ジスク5のボス部5b面とシートリング1の
ボス部接触面2間に外周縁側がより大きい面圧が作用
し、矢印で示す高いシール圧が得られることとなるの
で、シール性が良好となる。
又、各実施例とも、球面状のジスク5のボス部5b面と非
球面状を呈するボス部接触面2は、従来とことなり、部
分的にボス部5b面に線圧接することとなるので、摩耗が
少なく耐久性が向上することは言うまでもない。
尚、本考案は、少なくともジスク5のボス部5b面を球面
状に、シートリング1のボス部接触面2を、如何なる状
態でも非球面状をなしてあれば十分であるので、以上説
明した各実施例の形状に限定されるものではなく、その
他種々の形状に変更できることは勿論である。
(考案の効果) 以上の如く、本考案は、ジスクのボス部面を球面状に、
シートリングのボス部接触面を非球面状に形成して両者
を密接させたことを特徴とするものであるから、例えシ
ートリングのボス部接触面が、バルブの開閉の如何に拘
らず、ジスクのボス部とボデー間で強く圧縮される部分
であったとしても、ジスクのボス部面とシートリングの
ボス部接触面との相乗作用により、常に高いシール圧が
得られることとなる。
従って、従来の如く、ジスクのボス部とシートリングの
ボス部接触面のシール圧が低下して、流体の漏洩を引き
起こす心配が全くなくなった。
しかも、ジスクに取付けられるステム軸側に、第2図
(A)の矢印に示すようなシール圧(F面圧)が生ずる
ので、ステム軸に対するシール性も著しく向上する等の
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図A・第2図Aは本考案の第1実施例のシール構造
を示す要部説明図、第1図B・第2図Bは本考案の第2
実施例のシール構造を示す要部説明図、第1図C・第2
図Cは本考案の第3実施例のシール構造を示す要部説明
図、第1図D・第2図Dは本考案の第4実施例のシール
構造を示す要部説明図、第3図は各実施例におけるジス
クの外周縁とシークリングの凹溝の関係を示す説明図、
第4図は従来のバタフライバルブとそのシール構造を示
す面図、第5図はジスクのボス部とシートリングのボス
部接触面の関係を示す要部説明図である。 1……シートリング、2……ボス部接触面、3……ボデ
ー、4……弁軸孔、5……ジスク、5b……ボス部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ジスクを回転可能に軸支してなるボデーの
    内周面に、弾性材料で成形されたシートリングを装着す
    ると共に、該シートリングの直径方向対向位置に、ジス
    クのステム軸を軸装する一対の弁軸孔を形成し、且つ該
    各弁軸孔の周囲近傍に、ジスクのボス部と常時圧接する
    ボス部接触面を形成したバタフライバルブのシート構造
    において、上記ジスクのボス部面を球面状に形成し、こ
    のボス部面に密接するシートリングのボス部接触面を弁
    軸孔よりの内側部と外側部により設け、この内側部に
    は、ジスクのボス部面で押圧する平面形状を設け、かつ
    この外側部には、ジスクのボス部面で押圧する円錐面形
    状を設けると共に、前記ボス部面が平面形状を強く圧接
    してステム軸側のシール面圧を高めるようにしたことを
    特徴とするバタフライバルブのシール構造。
JP1987114533U 1987-07-28 1987-07-28 バタフライバルブのシ−ル構造 Expired - Lifetime JPH0755413Y2 (ja)

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JP1987114533U JPH0755413Y2 (ja) 1987-07-28 1987-07-28 バタフライバルブのシ−ル構造

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JP1987114533U JPH0755413Y2 (ja) 1987-07-28 1987-07-28 バタフライバルブのシ−ル構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6420576U JPS6420576U (ja) 1989-02-01
JPH0755413Y2 true JPH0755413Y2 (ja) 1995-12-20

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JP1987114533U Expired - Lifetime JPH0755413Y2 (ja) 1987-07-28 1987-07-28 バタフライバルブのシ−ル構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2536480Y2 (ja) * 1989-07-04 1997-05-21 株式会社キッツ バタフライバルブ
JP2536479Y2 (ja) * 1989-07-04 1997-05-21 株式会社キッツ バタフライバルブ

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JPS61140675A (ja) * 1984-12-07 1986-06-27 Tomoe Gijutsu Kenkyusho:Kk バタフライ弁のシ−ル装置

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JPS6420576U (ja) 1989-02-01

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