JPH0754820Y2 - 風防付電子天秤 - Google Patents
風防付電子天秤Info
- Publication number
- JPH0754820Y2 JPH0754820Y2 JP11212090U JP11212090U JPH0754820Y2 JP H0754820 Y2 JPH0754820 Y2 JP H0754820Y2 JP 11212090 U JP11212090 U JP 11212090U JP 11212090 U JP11212090 U JP 11212090U JP H0754820 Y2 JPH0754820 Y2 JP H0754820Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- windshield
- guide groove
- main body
- electronic balance
- body case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は秤量皿を取り囲む風防を備えた電子天秤に関す
る。
る。
この種の天秤としては、特開昭63-167218号があり、こ
れは第10図に示されるように、秤量皿2を取り囲む円筒
形状の風防4が周方向複数個(図では3個)に分割さ
れ、分割された風防構成部材5(5a,5b,5c)の少なくと
も1個が円弧状ガイド溝6に沿ってスライドでき、これ
によって風防が開口されて、ここから被測定物の出し入
れができる構造となっている。
れは第10図に示されるように、秤量皿2を取り囲む円筒
形状の風防4が周方向複数個(図では3個)に分割さ
れ、分割された風防構成部材5(5a,5b,5c)の少なくと
も1個が円弧状ガイド溝6に沿ってスライドでき、これ
によって風防が開口されて、ここから被測定物の出し入
れができる構造となっている。
しかし前記した従来構造では、風防構成部材5は下端部
だけをガイド溝6にガイドされてスライドする構造であ
るため、風防構成部材を円滑にスライドさせることが難
しい。特に、風防は耐久性、耐候性、耐薬品性等を考慮
して一般にガラス製とされているが、ガラスを所定の曲
面形状に精度よく成形することは難しく、このため成形
上の誤差があっても風防構成部材5がスムーズにスライ
ドできるようにするため、ガイド溝6の溝巾を風防構成
部材5の板厚より十分に大きくとっている。しかしこれ
がため逆に風防構成部材5のスライド操作の際にガタが
多く、さらにガラス材は合成樹脂製品と比べるとかなり
の重量があることと相まって、風防をスムーズに開閉で
きないという問題があった。
だけをガイド溝6にガイドされてスライドする構造であ
るため、風防構成部材を円滑にスライドさせることが難
しい。特に、風防は耐久性、耐候性、耐薬品性等を考慮
して一般にガラス製とされているが、ガラスを所定の曲
面形状に精度よく成形することは難しく、このため成形
上の誤差があっても風防構成部材5がスムーズにスライ
ドできるようにするため、ガイド溝6の溝巾を風防構成
部材5の板厚より十分に大きくとっている。しかしこれ
がため逆に風防構成部材5のスライド操作の際にガタが
多く、さらにガラス材は合成樹脂製品と比べるとかなり
の重量があることと相まって、風防をスムーズに開閉で
きないという問題があった。
また開口部が小さいため、被測定物が秤量皿に十分載る
大きさであっても風防内に入れることができず測定がで
きないという問題や、風防より背の高い被測定物を測定
することができないという問題もあった。
大きさであっても風防内に入れることができず測定がで
きないという問題や、風防より背の高い被測定物を測定
することができないという問題もあった。
本考案は前記従来技術の問題点に鑑みなされたもので、
その目的は風防のスムーズな開閉が可能で、上方に大き
く開口できる風防付電子天秤を提供することにある。
その目的は風防のスムーズな開閉が可能で、上方に大き
く開口できる風防付電子天秤を提供することにある。
前記目的を達成するために、本考案に係る風防付電子天
秤においては、 秤量皿を取り囲む風防が開閉する複数の部材から構成さ
れている風防付電子天秤であって、 本体ケースの前面下部から秤量皿を取り囲んで円弧状に
延びる下フレームと、 前記下フレームに形成された円弧状の下ガイド溝と、 本体ケースの前面上部からU字型に前方に延出する上フ
レームと、 前記上フレームに形成され、前記下ガイド溝に対応する
円弧状の上ガイド溝と、 前記上フレーム内側に形成された水平ガイド溝と、 前記上下のガイド溝に沿ってスライド可能に組付られ、
円筒形状の風防外周壁を構成する横断面円弧型の複数の
風防側面形成部材と、 前記水平ガイド溝に沿ってスライド可能に組み付けられ
た風防天井面形成部材と、を備えるようにしたものであ
る。
秤においては、 秤量皿を取り囲む風防が開閉する複数の部材から構成さ
れている風防付電子天秤であって、 本体ケースの前面下部から秤量皿を取り囲んで円弧状に
延びる下フレームと、 前記下フレームに形成された円弧状の下ガイド溝と、 本体ケースの前面上部からU字型に前方に延出する上フ
レームと、 前記上フレームに形成され、前記下ガイド溝に対応する
円弧状の上ガイド溝と、 前記上フレーム内側に形成された水平ガイド溝と、 前記上下のガイド溝に沿ってスライド可能に組付られ、
円筒形状の風防外周壁を構成する横断面円弧型の複数の
風防側面形成部材と、 前記水平ガイド溝に沿ってスライド可能に組み付けられ
た風防天井面形成部材と、を備えるようにしたものであ
る。
また請求項(2)では、前記本体ケースの前面側壁によ
り風防外周壁の一部を構成するようにしたものである。
り風防外周壁の一部を構成するようにしたものである。
風防外周壁を構成する風防側面形成部材の上側縁部は上
ガイド溝に、下側縁部は下ガイド溝にそれぞれガイドさ
れているので、風防側面形成部材はスムーズにスライド
して、風防側方を開閉する。
ガイド溝に、下側縁部は下ガイド溝にそれぞれガイドさ
れているので、風防側面形成部材はスムーズにスライド
して、風防側方を開閉する。
また風防天井壁を構成する風防天井面形成部材は水平ガ
イド溝に沿ってスライドし、風防天井面を開閉する。
イド溝に沿ってスライドし、風防天井面を開閉する。
また請求項(2)では、本体ケースの前面側壁が風防外
周壁の一部を兼ねるため、風防が本体ケースと全く独立
して構成されている場合に比べて構造が簡潔となる。
周壁の一部を兼ねるため、風防が本体ケースと全く独立
して構成されている場合に比べて構造が簡潔となる。
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第9図は本考案の一実施例を示すもので、第1
図は風防付き電子天秤の斜視図、第2図は同電子天秤の
分解斜視図、第3図は内部機構を省略した同電子天秤の
水平断面図、第4図は同電子天秤の縦断面図、第5図は
同電子天秤の一構成部である上ケースの縦断面図、第6
図は風防の自動開閉機構の断面図、第7図は本体ケース
と操作盤との組付部の分解斜視図、第8図は操作盤を本
体ケースから分離するときに用いる摺動体と本体ケース
との掛止及び掛止解除の様子を説明する説明図、第9図
は起動部材の断面図(第8図に示す線IX-IXに沿う断面
図)である。
図は風防付き電子天秤の斜視図、第2図は同電子天秤の
分解斜視図、第3図は内部機構を省略した同電子天秤の
水平断面図、第4図は同電子天秤の縦断面図、第5図は
同電子天秤の一構成部である上ケースの縦断面図、第6
図は風防の自動開閉機構の断面図、第7図は本体ケース
と操作盤との組付部の分解斜視図、第8図は操作盤を本
体ケースから分離するときに用いる摺動体と本体ケース
との掛止及び掛止解除の様子を説明する説明図、第9図
は起動部材の断面図(第8図に示す線IX-IXに沿う断面
図)である。
これらの図において、電子天秤は、矩形状の本体ケース
10と、本体ケース10の前面に形成されている円筒体形状
の風防30と、この風防30の下端部において取り出し可能
に設けられた操作盤50とから主として構成されている。
10と、本体ケース10の前面に形成されている円筒体形状
の風防30と、この風防30の下端部において取り出し可能
に設けられた操作盤50とから主として構成されている。
本体ケース10は、電装部品の収容された内室12の形成さ
れた皿形状下ケース11に、本体カバーである上ケース14
が組付一体化された構造となっている。内室12上には電
子部品の搭載されたプリント配線板13が取付けられ、内
室12内には各種電装部品が収容されている。上ケース14
の左右上側部には電子天秤を持ち運ぶ際の把手15が形成
されている。上ケース14の前面側上端部には、風防30の
上部枠体である上フレーム16が形成されている。即ち、
把手15形成位置から上フレーム16がU字型に前方に延出
している。U字型の上フレーム16の内側から把手15にか
けては、後述する風防天井面形成部材32をガイドする水
平ガイド溝17aが形成されている。また上フレーム16の
下面には、後述する風防前側面形成部材の上側縁部を形
成する第1の上ガイド溝17bが形成され、上フレーム16
の側部領域16aは巾広に形成され、この側部領域16aの前
記上ガイド溝17bの外側には、後述する風防側面形成部
材34,35の上側縁部をガイドする第2の上ガイド溝17cが
形成されている。
れた皿形状下ケース11に、本体カバーである上ケース14
が組付一体化された構造となっている。内室12上には電
子部品の搭載されたプリント配線板13が取付けられ、内
室12内には各種電装部品が収容されている。上ケース14
の左右上側部には電子天秤を持ち運ぶ際の把手15が形成
されている。上ケース14の前面側上端部には、風防30の
上部枠体である上フレーム16が形成されている。即ち、
把手15形成位置から上フレーム16がU字型に前方に延出
している。U字型の上フレーム16の内側から把手15にか
けては、後述する風防天井面形成部材32をガイドする水
平ガイド溝17aが形成されている。また上フレーム16の
下面には、後述する風防前側面形成部材の上側縁部を形
成する第1の上ガイド溝17bが形成され、上フレーム16
の側部領域16aは巾広に形成され、この側部領域16aの前
記上ガイド溝17bの外側には、後述する風防側面形成部
材34,35の上側縁部をガイドする第2の上ガイド溝17cが
形成されている。
下ケース11の前部領域には円形状の固定台18が形成さ
れ、この固定台18に中リング19が嵌合一体化されて、風
防30の下部枠体である下フレーム20が形成されている。
固定台18にはばね部材(図示せず)により担持された秤
量皿39の軸部に巻回されたコイルの電流量の変化から被
測定物の重量を検出する電磁平衡式の秤量機構38(第4
図参照)が収容されている。中リング19には、上フレー
ム16に形成されている上ガイド溝17cに対応し、後述す
る風防側面形成部材34,35の下側縁部をガイドする下ガ
イド溝19aが形成されている。また下フレーム20の一部
を構成する中リング19上には滑りリング22を介して回転
板24が載置されて、中リング19の内側に沿って回転可能
に支持されている。回転板24には風防前側面形成部材36
が固定されており、回転板24は、モータ26の回転力がベ
ルト27を介して伝達されて回転する構造となっている。
また回転板24の中央には秤量皿39の軸部39aが貫通し、
回転板24と秤量機構38とは互いに干渉しない構造となっ
ている。
れ、この固定台18に中リング19が嵌合一体化されて、風
防30の下部枠体である下フレーム20が形成されている。
固定台18にはばね部材(図示せず)により担持された秤
量皿39の軸部に巻回されたコイルの電流量の変化から被
測定物の重量を検出する電磁平衡式の秤量機構38(第4
図参照)が収容されている。中リング19には、上フレー
ム16に形成されている上ガイド溝17cに対応し、後述す
る風防側面形成部材34,35の下側縁部をガイドする下ガ
イド溝19aが形成されている。また下フレーム20の一部
を構成する中リング19上には滑りリング22を介して回転
板24が載置されて、中リング19の内側に沿って回転可能
に支持されている。回転板24には風防前側面形成部材36
が固定されており、回転板24は、モータ26の回転力がベ
ルト27を介して伝達されて回転する構造となっている。
また回転板24の中央には秤量皿39の軸部39aが貫通し、
回転板24と秤量機構38とは互いに干渉しない構造となっ
ている。
風防30は、本体ケース10から前方に延出形成されている
上フレーム16及び下フレーム20と、本体ケース10の前面
側壁14aと、上フレーム16に水平スライド可能に組み付
けられたガラス製の風防天井面形成部材32と、上ケース
14の前面側壁14aの左右に隣接して設けられ、上下の側
縁部(上下の端部)がそれぞれ上下のフレーム16,20の
ガイド溝に組付けられたガラス製の左右の風防側面形成
部材34,35と、下側縁部が回転板24に一体化され、上側
縁部が上フレーム16のガイド溝17bに係合し、前記左右
の風防側面形成部材34,35間に位置するガラス製の風防
前側面形成部材36とから構成され、全体で円筒体形状と
されている。
上フレーム16及び下フレーム20と、本体ケース10の前面
側壁14aと、上フレーム16に水平スライド可能に組み付
けられたガラス製の風防天井面形成部材32と、上ケース
14の前面側壁14aの左右に隣接して設けられ、上下の側
縁部(上下の端部)がそれぞれ上下のフレーム16,20の
ガイド溝に組付けられたガラス製の左右の風防側面形成
部材34,35と、下側縁部が回転板24に一体化され、上側
縁部が上フレーム16のガイド溝17bに係合し、前記左右
の風防側面形成部材34,35間に位置するガラス製の風防
前側面形成部材36とから構成され、全体で円筒体形状と
されている。
風防天井面形成部材32は上フレーム16の水平ガイド溝17
aに係合しており、把手32aを持って水平スライドさせて
風防30の上方を開閉操作できる。風防側面形成部材34,3
5及び風防前側面形成部材36は横断面円弧型で、本体ケ
ースの前面側壁14aと協働して風防外周壁を構成してい
る。風防側面形成部材34,35は上下のガイド溝17c,19aに
係合しているので、把手34a,35aを持ってスムーズにス
ライド操作させることができる。また風防前側面形成部
材36は回転板24に一体化されており、回転板24と一体に
回転する。そして回転板24が回転することによって、風
防前側面形成部材36と風防側面形成部材34(35)間が開
閉して、風防30の前面側方を開閉操作できる。なお符号
36aは回転板24を手動で回動させるための把手であり、
把手36aを持って回転板24を回動させ、風防前側面形成
部材36と風防側面形成部材34,35間を手動で開口させる
こともできる。また回転板24のリング状の下方突出部24
aには全周にわたってスリット24bが形成されるととも
に、この下方突出部24aを挾んで光センサ25が設けられ
ている。そして最初は手動で風防前側面形成部材36(回
転板24)を回動させて、光センサ25によって検出した回
転板24の回動量を本体ケースの内室12内のCPUに記憶さ
せておき、以後は操作盤50のスイッチ操作によってモー
タ26を駆動させて自動的に回転板24を回動させて風防前
側面を開閉できるようになっている。
aに係合しており、把手32aを持って水平スライドさせて
風防30の上方を開閉操作できる。風防側面形成部材34,3
5及び風防前側面形成部材36は横断面円弧型で、本体ケ
ースの前面側壁14aと協働して風防外周壁を構成してい
る。風防側面形成部材34,35は上下のガイド溝17c,19aに
係合しているので、把手34a,35aを持ってスムーズにス
ライド操作させることができる。また風防前側面形成部
材36は回転板24に一体化されており、回転板24と一体に
回転する。そして回転板24が回転することによって、風
防前側面形成部材36と風防側面形成部材34(35)間が開
閉して、風防30の前面側方を開閉操作できる。なお符号
36aは回転板24を手動で回動させるための把手であり、
把手36aを持って回転板24を回動させ、風防前側面形成
部材36と風防側面形成部材34,35間を手動で開口させる
こともできる。また回転板24のリング状の下方突出部24
aには全周にわたってスリット24bが形成されるととも
に、この下方突出部24aを挾んで光センサ25が設けられ
ている。そして最初は手動で風防前側面形成部材36(回
転板24)を回動させて、光センサ25によって検出した回
転板24の回動量を本体ケースの内室12内のCPUに記憶さ
せておき、以後は操作盤50のスイッチ操作によってモー
タ26を駆動させて自動的に回転板24を回動させて風防前
側面を開閉できるようになっている。
このように風防外周壁は、上ケースの前面側壁14aと、
左右の風防側面形成部材34,35、風防前側面形成部材36
に4分割された構造であるため、ガラスからなる風防側
面形成部材34,35、風防前側面形成部材36のそれぞれの
巾は例えば3分割された従来構造に比べて小さく、それ
だけ風防側面形成部材の成形が容易であるといえる。
左右の風防側面形成部材34,35、風防前側面形成部材36
に4分割された構造であるため、ガラスからなる風防側
面形成部材34,35、風防前側面形成部材36のそれぞれの
巾は例えば3分割された従来構造に比べて小さく、それ
だけ風防側面形成部材の成形が容易であるといえる。
また風防天井面形成部材32は上フレーム16の内側に形成
されている水平ガイド溝17aに沿ってスライドでき、把
手32aを持って風防天井面形成部材32をスライド操作す
ることにより、風防30の上方を大きく開口することがで
きる。
されている水平ガイド溝17aに沿ってスライドでき、把
手32aを持って風防天井面形成部材32をスライド操作す
ることにより、風防30の上方を大きく開口することがで
きる。
符号50は、電源スイッチや回転体24の駆動用モータ26の
ON・OFFスイッチや被測定物の測定値の表示部等の設け
られた操作盤で、本体ケース10内外への突没スライド可
能な摺動体40を介して本体ケース10に組み付けられた構
造で、従って操作盤50は本体ケース10から第4図符号50
A(仮想線で示す)位置まで引き出すことができる。
ON・OFFスイッチや被測定物の測定値の表示部等の設け
られた操作盤で、本体ケース10内外への突没スライド可
能な摺動体40を介して本体ケース10に組み付けられた構
造で、従って操作盤50は本体ケース10から第4図符号50
A(仮想線で示す)位置まで引き出すことができる。
符号51は本体ケース10にねじ52により固定された枠形状
の取付体で、内部には第8図に拡大して示すように、フ
ック状当接片53a及び導入溝53bが形成されるとともに、
取付体内に突設された縦リブ55にフック状当接片53aが
当接する方向にコイルスプリング54により付勢された起
動部材53が設けられている。導入溝53bの底面は、外側
端部53b2より内側端部53b1が低くされた斜面で、第9図
に示されるように、後述する起動ピン42の外側からの導
入溝53bへの侵入(矢印A)は妨げられる(符号42A参
照)が、起動ピン42の内側からの導入溝53bへの侵入
(矢印B)はスムーズに行われる(符号42B参照)よう
になっている。符号54は、縦リブ55に隣接して設けら
れ、摺動体51を復帰させる復帰ばねである圧縮コイルス
プリング54、符号56は、摺動体側のエアダンパ機構45a
に連動するピニオン45と係合するラック56である。
の取付体で、内部には第8図に拡大して示すように、フ
ック状当接片53a及び導入溝53bが形成されるとともに、
取付体内に突設された縦リブ55にフック状当接片53aが
当接する方向にコイルスプリング54により付勢された起
動部材53が設けられている。導入溝53bの底面は、外側
端部53b2より内側端部53b1が低くされた斜面で、第9図
に示されるように、後述する起動ピン42の外側からの導
入溝53bへの侵入(矢印A)は妨げられる(符号42A参
照)が、起動ピン42の内側からの導入溝53bへの侵入
(矢印B)はスムーズに行われる(符号42B参照)よう
になっている。符号54は、縦リブ55に隣接して設けら
れ、摺動体51を復帰させる復帰ばねである圧縮コイルス
プリング54、符号56は、摺動体側のエアダンパ機構45a
に連動するピニオン45と係合するラック56である。
摺動体40には取付体側の一対の水平凹状部51a,51aに係
合できる水平凸状部40a,40aが形成されており、凸条部4
0aを凹条部51aに合わせ摺動体40を取付体51内に挿入で
きる構造となっている。また摺動体40の内部には起動部
材53と係合して掛け止めされる起動ピン42、取付体側の
圧縮コイルスプリング54を押圧する押圧片43が設けられ
ている。符号46は摺動体側部に形成されている長孔で、
取付体側のストッパピン57がこの長孔46と係合して、摺
動体40が抜け止めされている。
合できる水平凸状部40a,40aが形成されており、凸条部4
0aを凹条部51aに合わせ摺動体40を取付体51内に挿入で
きる構造となっている。また摺動体40の内部には起動部
材53と係合して掛け止めされる起動ピン42、取付体側の
圧縮コイルスプリング54を押圧する押圧片43が設けられ
ている。符号46は摺動体側部に形成されている長孔で、
取付体側のストッパピン57がこの長孔46と係合して、摺
動体40が抜け止めされている。
そして摺動体40の取付体51への掛止及び掛止の解除は次
の様にして行う。即ち、摺動体40を取付体51内に挿し込
むと、第8図(イ),(ロ),(ハ)に示されるよう
に、起動ピン42は導入溝の外側端部からフック状当接片
53aに沿ってスライドし、当接片53aを変形させ、縦リブ
55と当接片53aとの間から当接片53aの内側に侵入する
(第8図(ハ),(ニ)参照)。そして第8図(ホ)に
示されるように、起動ピン42は当接片53a付根の掛止凹
部53a1に係合し、摺動体40が抜け止めされ、即ち摺動体
40に連結された操作盤50が本体ケースの下フレーム20に
装着状態となる。なおこの摺動体40が取付体51内に侵入
する際には、エアダンパ機構45aが作用するので、衝撃
が生ずることなく摺動体40(操作盤50)をスムーズかつ
滑らかに装着できる。次に摺動体40を取付体51から抜き
出したい場合には、摺動体40を指で押し込む。すると起
動ピン42が掛止凹部53a1から外れ、導入溝内側端部53b1
が起動ピン42に対応する位置となって、起動ピン42の掛
止が解除される。そして圧縮コイルスプリング54のばね
力により摺動体40は外方に自然に押し出される。
の様にして行う。即ち、摺動体40を取付体51内に挿し込
むと、第8図(イ),(ロ),(ハ)に示されるよう
に、起動ピン42は導入溝の外側端部からフック状当接片
53aに沿ってスライドし、当接片53aを変形させ、縦リブ
55と当接片53aとの間から当接片53aの内側に侵入する
(第8図(ハ),(ニ)参照)。そして第8図(ホ)に
示されるように、起動ピン42は当接片53a付根の掛止凹
部53a1に係合し、摺動体40が抜け止めされ、即ち摺動体
40に連結された操作盤50が本体ケースの下フレーム20に
装着状態となる。なおこの摺動体40が取付体51内に侵入
する際には、エアダンパ機構45aが作用するので、衝撃
が生ずることなく摺動体40(操作盤50)をスムーズかつ
滑らかに装着できる。次に摺動体40を取付体51から抜き
出したい場合には、摺動体40を指で押し込む。すると起
動ピン42が掛止凹部53a1から外れ、導入溝内側端部53b1
が起動ピン42に対応する位置となって、起動ピン42の掛
止が解除される。そして圧縮コイルスプリング54のばね
力により摺動体40は外方に自然に押し出される。
操作盤50の背面にはフック58が突設され、このフック58
を摺動体40の前面に形成されている係合溝48に係合させ
て操作盤50が摺動体40を介して取付体51に連結されてい
る。従ってこのフック58を係合溝48から外すことによ
り、操作盤50を摺動体40、即ち本体ケース10から分離さ
せて、本体ケース10から離れた位置に移動させることが
できる。このようにすることにより、被測定物である薬
品等をこぼした場合でも操作盤50の表示部が汚れるおそ
れはない。また操作盤50における操作の際の振動が本体
ケース10に伝わりにくく、正確な測定値が得られる。な
お操作盤50をケース本体10を分離して使用する場合に
は、摺動体40を取付体51内に挿し込んで掛止状態とすれ
ば、摺動体40が邪魔になることもない。
を摺動体40の前面に形成されている係合溝48に係合させ
て操作盤50が摺動体40を介して取付体51に連結されてい
る。従ってこのフック58を係合溝48から外すことによ
り、操作盤50を摺動体40、即ち本体ケース10から分離さ
せて、本体ケース10から離れた位置に移動させることが
できる。このようにすることにより、被測定物である薬
品等をこぼした場合でも操作盤50の表示部が汚れるおそ
れはない。また操作盤50における操作の際の振動が本体
ケース10に伝わりにくく、正確な測定値が得られる。な
お操作盤50をケース本体10を分離して使用する場合に
は、摺動体40を取付体51内に挿し込んで掛止状態とすれ
ば、摺動体40が邪魔になることもない。
以上の説明から明かなように、本考案に係る風防付電子
天秤によれば、風防外周壁を構成する風防側面形成部材
の上側縁部は上ガイド溝に、下側縁部は下ガイド溝にそ
れぞれガイドされているので、側面形成部材をスムーズ
にスライドさせることができ、風防側方のスムーズな開
閉操作が可能となる。
天秤によれば、風防外周壁を構成する風防側面形成部材
の上側縁部は上ガイド溝に、下側縁部は下ガイド溝にそ
れぞれガイドされているので、側面形成部材をスムーズ
にスライドさせることができ、風防側方のスムーズな開
閉操作が可能となる。
また風防天井壁を構成する風防天井面形成部材を水平ガ
イド溝に沿ってスライドさせて、風防上方を大きく開口
できるので、風防内への被測定物の出し入れが容易とな
るとともに、風防より背の高い被測定物の測定も可能と
なる。
イド溝に沿ってスライドさせて、風防上方を大きく開口
できるので、風防内への被測定物の出し入れが容易とな
るとともに、風防より背の高い被測定物の測定も可能と
なる。
また請求項(2)では、本体ケースの前面側壁が風防外
周壁の一部を兼ねるので、電子天秤の構成が簡潔となる
とともに、風防を構成する部材の部品点数が少なくなる
ので、製造も容易となる。
周壁の一部を兼ねるので、電子天秤の構成が簡潔となる
とともに、風防を構成する部材の部品点数が少なくなる
ので、製造も容易となる。
第1図は本発明の一実施例である風防付電子天秤の斜視
図、第2図は同電子天秤の分解斜視図、第3図は内部機
構を省略した同電子天秤の水平断面図、第4図は同電子
天秤の縦断面図、第5図は同電子天秤の一構成部である
上ケースの縦断面図、第6図は風防の自動開閉機構の断
面図、第7図は本体ケースと操作盤との組付部の分解斜
視図、第8図は操作盤を本体ケースから分離するときに
用いる摺動体と本体ケースとの掛止及び掛止解除の様子
を説明する説明図、第9図は起動部材に形成されている
導入溝の断面図、第10図は従来の風防付電子天秤の斜視
図である。 10……本体ケース、14a……本体ケースの前面側壁、16
……上フレーム、17a……水平ガイド溝、17b……円弧上
状ガイド溝、19a……円弧状下ガイド溝、20……下フレ
ーム、30……風防、32……風防天井面形成部材、34,35
……風防側面形成部材、39……秤量皿。
図、第2図は同電子天秤の分解斜視図、第3図は内部機
構を省略した同電子天秤の水平断面図、第4図は同電子
天秤の縦断面図、第5図は同電子天秤の一構成部である
上ケースの縦断面図、第6図は風防の自動開閉機構の断
面図、第7図は本体ケースと操作盤との組付部の分解斜
視図、第8図は操作盤を本体ケースから分離するときに
用いる摺動体と本体ケースとの掛止及び掛止解除の様子
を説明する説明図、第9図は起動部材に形成されている
導入溝の断面図、第10図は従来の風防付電子天秤の斜視
図である。 10……本体ケース、14a……本体ケースの前面側壁、16
……上フレーム、17a……水平ガイド溝、17b……円弧上
状ガイド溝、19a……円弧状下ガイド溝、20……下フレ
ーム、30……風防、32……風防天井面形成部材、34,35
……風防側面形成部材、39……秤量皿。
Claims (2)
- 【請求項1】秤量皿を取り囲む風防が開閉する複数の部
材から構成されている風防付電子天秤であって、 本体ケースの前面下部から秤量皿を取り囲んで円弧状に
延びる下フレームと、 前記下フレームに形成された円弧状の下ガイド溝と、 本体ケースの前面上部からU字型に前方に延出する上フ
レームと、 前記上フレームに形成され、前記下ガイド溝に対応する
円弧状の上ガイド溝と、 前記上フレーム内側に形成された水平ガイド溝と、 前記上下のガイド溝に沿ってスライド可能に組付られ、
円筒形状の風防外周壁を構成する横断面円弧型の複数の
風防側面形成部材と、 前記水平ガイド溝に沿ってスライド可能に組み付けられ
た風防天井面形成部材と、を備えたことを特徴とする風
防付電子天秤。 - 【請求項2】前記本体ケースの前面側壁が風防外周壁の
一部を構成することを特徴とする請求項(1)記載の風
防付電子天秤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11212090U JPH0754820Y2 (ja) | 1990-10-29 | 1990-10-29 | 風防付電子天秤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11212090U JPH0754820Y2 (ja) | 1990-10-29 | 1990-10-29 | 風防付電子天秤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0469734U JPH0469734U (ja) | 1992-06-19 |
JPH0754820Y2 true JPH0754820Y2 (ja) | 1995-12-18 |
Family
ID=31859623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11212090U Expired - Fee Related JPH0754820Y2 (ja) | 1990-10-29 | 1990-10-29 | 風防付電子天秤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0754820Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008209141A (ja) * | 2007-02-23 | 2008-09-11 | A & D Co Ltd | 秤量装置用風防 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH683563A5 (de) * | 1992-05-19 | 1994-03-31 | Mettler Toledo Ag | Präzisionswaage. |
US6686545B2 (en) * | 2000-10-04 | 2004-02-03 | Mettler-Toledo Gmbh | Balance with a weighing compartment |
EP2060885A1 (de) * | 2007-11-19 | 2009-05-20 | Mettler-Toledo AG | Laborgerät mit einem geschützten arbeitsraum |
-
1990
- 1990-10-29 JP JP11212090U patent/JPH0754820Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008209141A (ja) * | 2007-02-23 | 2008-09-11 | A & D Co Ltd | 秤量装置用風防 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0469734U (ja) | 1992-06-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |