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JPH0754544A - 防犯ネット - Google Patents

防犯ネット

Info

Publication number
JPH0754544A
JPH0754544A JP20599393A JP20599393A JPH0754544A JP H0754544 A JPH0754544 A JP H0754544A JP 20599393 A JP20599393 A JP 20599393A JP 20599393 A JP20599393 A JP 20599393A JP H0754544 A JPH0754544 A JP H0754544A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
net
criminal
net member
ceiling
electromagnets
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20599393A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Morita
一雄 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP20599393A priority Critical patent/JPH0754544A/ja
Publication of JPH0754544A publication Critical patent/JPH0754544A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Burglar Alarm Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 建物内部に侵入した犯人の身柄を拘束する。 【構成】 天井部F1 に遠隔操作可能な電磁石21、2
1…を設置し、電磁石21、21…を介し、ウェイト1
2、12…、13、13…を取り付けたネット部材10
を吸着させておく。電磁石21、21…の励磁を切る
と、ネット部材10は、一挙に落下して犯人に覆い被さ
り、犯人の身体の自由を奪うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、金融機関等の建物の
天井部に設置しておき、強盗犯等の侵入に際し、天井部
から一挙に落下させることによって犯人の身柄を拘束す
ることができる防犯ネットに関する。
【0002】
【従来の技術】金融機関等の防犯対策として、監視カメ
ラや、警備保障会社による防犯通報システム等が広く採
用されている。
【0003】監視カメラは、犯罪行為を影像記録として
残し、後日、犯人逮捕の手掛りとするものであり、防犯
通報システムは、より積極的に、センサや監視カメラを
介して進行中の犯罪行為を捉え、最寄りの巡回警備員を
急行させる等、犯罪行為を阻止するために所定の措置を
採ることを内容としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の技術によ
れば、監視カメラや防犯通報システムの設置は、犯罪行
為に出ようとする者を心理的に威圧し、犯罪の発生を未
然に防ぐという予防的な効果を有するが、現に侵入して
しまった犯人、たとえば、変装によって監視カメラを支
障なしとする犯人や、昼間利用客を装って侵入する犯人
等に対しては、全く無力である上、犯人の身柄を拘束し
たり、粗暴犯による人的被害の発生を未然に防止したり
する積極的な効果は、殆ど期待できないという問題があ
った。
【0005】そこで、この発明の目的は、建物の天井部
に、電磁石によって作動するネット部材を設置すること
によって、単なる予防的効果に加えて、犯人の身柄を拘
束し、人的被害の発生を有効に防止することができる防
犯ネットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、建物の天井部に設置する電磁石
と、磁性体のウェイトを取り付けたネット部材とを備
え、ネット部材は、電磁石によってウェイトを吸着し、
天井部に支持することをその要旨とする。
【0007】なお、ネット部材は、面状に形成し、また
は、床面に達するシャッタ状に形成することができる。
【0008】
【作用】かかる発明の構成によるときは、ネット部材
は、電磁石を介し、ウェイトを吸着させることによって
天井部に支持されているから、遠隔操作によって任意の
時期に一挙に落下させ、犯人の身柄を機械的に拘束する
ことが可能である。
【0009】なお、面状のネット部材は、単独であって
も、犯人の全身を覆い、その身体の自由を奪うことがで
き、また、シャッタ状のネット部材は、通路等におい
て、犯人の逃走路を遮断することができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を以って実施例を説明する。
【0011】防犯ネットは、建物の天井部F1 に設置す
る電磁石21、21…と、電磁石21、21…によって
支持するネット部材10とを備えてなる(図1、図
2)。
【0012】ネット部材10は、面状のネット11と、
ネット11上に分散して配置するウェイト12、12…
と、ネット11を挟み、各ウェイト12の下面に連結す
るウェイト13、13…とからなる。ウェイト12は、
電磁石21によって吸着可能な磁性体からなり、下面に
雄ねじ12aが突設されている。また、ウェイト13に
は、雄ねじ12aに適合する雌ねじ13aが形成されて
おり、ウェイト12、13は、ネット11を介して雄ね
じ12aを雌ねじ13aにねじ込むことにより連結され
ている。
【0013】電磁石21、21…は、ネット11上のウ
ェイト12、12…に対応するようにして、天井部F1
に分散配置されている。なお、各電磁石21は、上下に
貫通する透孔21aを有し、透孔21aには、ウェイト
12に連結するロープ12bが挿通されている。ただ
し、ロープ12bの上部は、天井部F1 の上方において
フリーになっているものとする。
【0014】ネット部材10は、たとえば、建物の出入
口の直近内側において、電磁石21、21…によってウ
ェイト12、12…を吸着させることにより、天井部F
1 に展開させて支持することができる。なお、このと
き、天井部F1 に支持しているネット部材10は、天井
部F1 と同色にするとともに、ネット11と天井部F1
の下面との隙間gを最小にするなどの方策により、視覚
的に目立たないようにすることが好ましい。また、ネッ
ト11は、可撓性の丈夫な網であれば、その材料は問わ
ない。
【0015】電磁石21、21…は、電源装置22を介
し、商用電源ACにより一斉に給電する(図3)。な
お、電源装置22には、停電時のバックアップ電源とし
て、電池Bが付設されており、電磁石21、21…は、
遠隔操作のスイッチSWを開くことにより、その励磁を
切ることができる。
【0016】建物に強盗犯等が侵入したときは、犯人が
ネット部材10の直下に入った時にスイッチSWを操作
し、電磁石21、21…の励磁を切ることにより、ネッ
ト部材10を落下させる。ネット11は、犯人の頭上か
ら覆い被さり、犯人の身体の自由を奪うから、ロープ1
2b、12b…などにより、ネット11ごと、犯人を捕
縛すればよい。なお、スイッチSWは、建物内の複数個
所から操作可能としておくことが好ましく、また、平常
時の誤操作を避けるために、適当なカバーをかけておく
のがよい。
【0017】以上の説明において、各ウェイト12、1
3は、それぞれの形状や連結方法は、任意でよい。ま
た、ウェイト12、12…、13、13…は、空気抵抗
により、ネット部材10の落下速度が不当に遅くなった
りしないように十分な重量にするとともに、犯人を確実
に捕捉するために、ネット11の周縁部に多くを配設す
ることが好ましい。
【0018】
【他の実施例】ネット部材10は、床面F2 に達するシ
ャッタ状に形成することができる(図4、5)。なお、
このときのネット部材10は、ネット11と、横桟1
4、14…と、チェーン14a、14aと、ワイヤ14
b、14bとを組み合わせてなる。
【0019】横桟14、14…は、大人が通り抜けられ
ない程度の間隔でネット11に装着されている。チェー
ン14a、14aは、横桟14、14…の両端部におい
て、横桟14、14…を上下に連結している。ネット1
1の下端には、板状のウェイト15が取り付けられ、上
端には、非磁性体のストッパ16が取り付けられてい
る。また、ワイヤ14b、14bは、ストッパ16と横
桟14、14…とを上下に貫通し、下端の横桟14に固
定されている。
【0020】建物の床面F2 には、ウェイト15に対応
する電磁石22が埋設され、天井部F1 には、ネット部
材10を挟み込むようにして、電磁石21、21が設置
されている。天井部F1 の上方には、ワイヤ14b、1
4bを巻き取るドラムMa 付きのモータMが設置されて
いる。また、建物の対向する壁面には、一対のガイドレ
ールF3 、F3 が設けられている。ネット部材10は、
対応するガイドレールF3 、F3 によって両側端部を上
下動自在に拘束されており、ガイドレールF3、F3
は、天井部F1 の上方にまで延長されているものとする
(図4)。
【0021】このような防犯ネットは、電磁石21、2
1を励磁し、モータMを介してワイヤ14b、14bを
巻き取ることによってネット部材10を天井裏に収納す
ることができる(図4の実線)。このとき、ネット11
は、横桟14、14…の間に折り畳まれ、両側のガイド
レールF3 、F3 によって、全体として垂直に保持され
ている。また、ネット部材10の下端は、ウェイト15
が電磁石21、21に吸着されることによって支持され
ている。
【0022】天井部F1 の電磁石21、21の励磁を切
るとともに、床面F2 の電磁石22の励磁を投入する
と、ウェイト15がワイヤ14b、14bを牽引しなが
ら落下し、床面F2 の電磁石22に吸着されるから(図
4の二点鎖線)、ネット部材10は、ストッパ16が天
井部F1 に係合することにより上端が拘束され、床面F
2 の電磁石22によって下端が拘束され、ガイドレール
F3 、F3 によって両側端部が拘束された状態で展開
し、犯人が逃走する通路を遮断することができる。な
お、モータMのドラムMa は、適当なクラッチ機構を介
し、モータMが停止しているときは、モータMから切り
離しておくものとする。また、かかるネット部材10
は、建物の要所要所に複数組を設置し、それらを同時に
落下させることにより、犯人を2組のネット部材10、
10の間に閉じ込めるようにしてもよい。
【0023】以上の説明において、電磁石21、22
は、適当なセンサを介して遠隔操作することができる。
センサは、たとえば、人体から放出される赤外線によっ
て人の存在を検知することができるものであって、必要
に応じて作動可能状態にしておくことにより、人を検知
したとき、電磁石21の励磁を切り、電磁石22の励磁
を投入するように作動させればよい。なお、床面F2 の
電磁石22は、これを省略することができる。犯人を狼
狽させて逮捕の契機にすることで足りる場合には、ネッ
ト部材10の下端を積極的に拘束しておく必要性が少な
いからである。
【0024】また、以上の各実施例において、ネット部
材10を落下させた時に、ネット部材10の近傍に設置
する発煙筒を作動させ、犯人に煙を吹きかけるようにし
てもよい。逃走しようとする犯人の視界を妨げ、これを
捕縛し易くすることができる。なお、発煙筒は、発生す
る煙を催涙性ガスとすることも可能である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、天井部に設置する電磁石とネット部材とを組み合わ
せることによって、ネット部材は、電磁石の励磁を切る
ことによって一挙に犯人の頭上に落下させ、犯人の身体
の自由を奪い、または、逃走路を遮断することによって
犯人の身柄を拘束することができるので、犯罪行為を積
極的に阻止し、犯人逮捕の契機とするとともに、人的被
害の発生を未然に防止することができるという優れた効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体斜視説明図
【図2】 要部断面図
【図3】 電気系統図
【図4】 他の実施例を示す側面説明図
【図5】 図4の要部斜視図
【符号の説明】 F1 …天井部 F2 …床面 10…ネット部材 12、15…ウェイト 21、22…電磁石

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の天井部に設置する電磁石と、磁性
    体のウェイトを取り付けたネット部材とを備えてなり、
    該ネット部材は、前記電磁石によって前記ウェイトを吸
    着し、天井部に支持することを特徴とする防犯ネット。
  2. 【請求項2】 前記ネット部材は、面状に形成すること
    を特徴とする請求項1記載の防犯ネット。
  3. 【請求項3】 前記ネット部材は、床面に達するシャッ
    タ状に形成することを特徴とする請求項1記載の防犯ネ
    ット。
JP20599393A 1993-08-20 1993-08-20 防犯ネット Pending JPH0754544A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20599393A JPH0754544A (ja) 1993-08-20 1993-08-20 防犯ネット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20599393A JPH0754544A (ja) 1993-08-20 1993-08-20 防犯ネット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0754544A true JPH0754544A (ja) 1995-02-28

Family

ID=16516136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20599393A Pending JPH0754544A (ja) 1993-08-20 1993-08-20 防犯ネット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0754544A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6219959B1 (en) * 1999-11-04 2001-04-24 Kuo Cheng Hsieh Net trapping system for capturing a robber immediately
KR20020053782A (ko) * 2002-03-25 2002-07-05 김완준 옥내 불법 침입자 체포방법과 그 장치
FR3013112A1 (fr) * 2013-11-14 2015-05-15 Jean Claude Josquin Filet anti-agression de boutiques
JP2017010400A (ja) * 2015-06-24 2017-01-12 株式会社岩田鉄工所 強盗対策装置
CN108507417A (zh) * 2018-05-28 2018-09-07 道和安邦(天津)安防科技有限公司 一种周界隐形智能安全防护网系统

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JP2017010400A (ja) * 2015-06-24 2017-01-12 株式会社岩田鉄工所 強盗対策装置
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